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火薬バカ一代さんのページ
火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 251-300
MR. BIG(UK)-Sweet Silence
SWEET-Off the Record-She Gimme Lovin'
SATIN-Satin
NEW TROLLS-Concerto Grosso N 3
DOWNES BRAIDE ASSOCIATION-Skyscraper Souls
MACALPINE-Eyes of the World
Zaneta-Tales from the Sun
SWEET-A
SWEET-Off the Record
FM-Metropolis-Still the Fight Goes On
FM-Metropolis-Over You
FM-Metropolis
SKAGARACK-Skagarack
BRIAN MCDONALD-Voyage
BABYLON A.D.-Revelation Highway
ROBERT BERRY-The Dividing Line
JAG WIRE-Made in Heaven-Takin' the City
JAG WIRE-Made in Heaven-On the Run
JAG WIRE-Made in Heaven
SHOK PARIS-Concrete Killers-The Heat and the Fire
SHOK PARIS-Concrete Killers
SAM ALEX-Pieces-Chance to Win
SAM ALEX-Pieces
GROUNDBREAKER-Groundbreaker-The Days of Our Lives
GROUNDBREAKER-Groundbreaker
KANE ROBERTS-Kane Roberts-Women on the Edge of Love
KANE ROBERTS-Kane Roberts-Too Much (For Anyone to Touch)
KANE ROBERTS-Kane Roberts
BITCH-The Bitch Is Back-Hot & Heavy
BITCH-The Bitch Is Back
ONE DESIRE-Midnight Empire-Heroes
ONE DESIRE-Midnight Empire
VINCE DICOLA-Only Time Will Tell-Suffer the Children
VINCE DICOLA-Only Time Will Tell-Miracles
VINCE DICOLA-Only Time Will Tell
MICHAEL BOLTON-The Hunger-You're All That I Need
MICHAEL BOLTON-The Hunger-Gina
MICHAEL BOLTON-The Hunger
CROWLEY-Evil Bride-Gate of Golden Dawn
CROWLEY-Evil Bride
ALIEN-Alien(3rd)-Song of a Renegade
ALIEN-Alien(3rd)-A World Full of Dreams
ALIEN-Alien(3rd)
Geff-Land of the Free-Land of the Free
Geff-Land of the Free
Jordan Jordanov-Angel's Touch-Angel's Touch
Jordan Jordanov-Angel's Touch
DUKES OF THE ORIENT-Dukes of the Orient-Brother in Arms
DUKES OF THE ORIENT-Dukes of the Orient
ASIA-Silent Nation-Gone Too Far
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発言している18曲を連続再生 - Youtube



MR. BIG(UK)-Sweet Silence ★★★ (2022-05-12 00:06:28)

Vo兼Gのディッケンを中心に結成され、ヨーロッパ地下ポルノの帝王からバンド名の着想を得て、アメリカの4人組よりも一足お先にMR. BIGを名乗ったイギリス出身4人組が、レコード会社やマスコミの猛プッシュを受けて'75年に発表した1stアルバム。
邦題『甘美のハード・ロッカー』に相応しい、甘くポップなメロディ/キャッチーなコーラス/美麗なハーモニー/ストーリー性を感じさせる曲展開等々…聴いた誰もがQUEENやSWEETからの影響を確信するであろうメロディアス・ロックを基本に、そこに濁声とクリーンというタイプの異なるツインVo、それに2人のドラマーを擁する珍しい編成を生かしたアグレッシブなHRのエキサイトメントから、プログレ、グラム・ロック、カントリー、ワルツ、唐突な中華風メロディ、果てはエピック・メタルばりのドラマ性に至るまで、様々なエッセンスをぶち込んだサウンドは多彩にしてカラフル
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SWEET-Off the Record-She Gimme Lovin' ★★★ (2022-05-11 00:41:27)

コーラス・ワークの華麗さはそのままに、
“SET ME FREE”を上回るアグレッションで畳み掛ける
「プレHMナンバー」といった趣きの疾走ナンバー。
'77年でこの勢いには目を瞠るものがありますよ。

SATIN-Satin ★★★ (2022-05-09 23:03:28)

ノルウェー出身のマルチ・アーティスト、トム・サティンが作詞/作曲/プロデュースのみならず、Voを含む全てのパートを自らこなす形でレコーディングを行い'14年に発表した、自身の名を冠する――文字通りの――ソロ・プロジェクトのデビュー作。
アルコ&ピースの平子祐希似のヒゲ面のあんちゃん(トム・サティンご本人)のご尊顔をデカデカと戴くアートワークは、こちらの購買意欲を刺激する仕上がりとは言い難いものがありますが、そこを乗り越えて再生ボタンを押しさえすれば、1曲目のイントロからフック効きまくりの美メロ/哀メロとキャッチーなハーモニーが溢れ出し、時に爽やかに、時に憂いを湛えて紡がれるハイクオリティなハードポップ・サウンドによって忘我の境地へと誘われること請け合い。何せ、ほぼ趣味に近い形で制作されたため当初は配信限定だったところ、評判が評判を呼び正式にCDでのリリースが実現、更には日本盤の発売
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NEW TROLLS-Concerto Grosso N 3 ★★★ (2022-05-05 00:13:28)

名盤『CONCERTO GROSS』が未だ愛され続けるイタリア・プログレ界のベテランNEW TROLLS。60年代からキャリアを重ね、時代毎に音楽性が変化している上、しかも途中でバンドが二つに分裂してそれぞれアルバムを発表したかと思えば、再びメンバーが合流して新作を作ったりといった複雑な活動経緯を辿ってきたバンドだけに、美味しい部分だけつまみ食いしてるような我が身にはとても全容など把握しようもないのですが、とはいえ彼らが映画音楽に腕を振るうルイス・エンリケス・バカロフとタッグを組んで、正式に『CONCERTO GROSS 3』を発表したとあっては、そりゃチェックしないわけにゃいきますまい!と。
強烈な泣きやプログレ・テイストが薄まり、ポップな歌モノ風味が強まっている点に不満を表明する向きもあるようですが、そもそも『~2』だってかなりポップ方向に振られた仕上がりでしたし、名盤『~1』
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DOWNES BRAIDE ASSOCIATION-Skyscraper Souls ★★★ (2022-05-03 01:25:15)

現在はASIAとYESで二足の草鞋を履くジェフ・ダウンズ(Key)と、ポップ・ミュージック・シーンで数々の音楽賞を受賞してきた売れっ子プロデューサー/マルチ・インストゥルメンタリストのクリス・ブレイド(Vo)。この二人によって立ち上げられたプロジェクトDBA(DOWNES BRAIDE ASSOCIATIONの略)が、XTCのアンディ・パートリッジ、元SOFT CELLのマーク・アーモンドを始めとする多彩なゲストを迎えてレコーディングを行い、'17年に発表した3rdアルバム。
前2作では打ち込みやプログラミングで補っていた楽器パートに専任ミュージシャンを配し、よりバンド感とプログレッシブ・ロック志向を強調した仕上がりが目指されたという本作は、序曲①に続いていきなり18分越えの大作ナンバー②で幕が上がるという大胆な構成が取られていますが、主役は飽くまでポップかつキャッチーなメロディで
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MACALPINE-Eyes of the World ★★★ (2022-04-29 01:31:29)

速弾きギタリストへのバッシングの強まりや、HR/HMシーン全体の潮流の変化等を受けて、ある者はブルーズ・ブームに乗っかり、またある者はバンド組閣に動き…といった具合に多くのソロ・ギタリスト達が路線変更を模索していた90年代初頭。「速弾き四天王」の一人として勇名を馳せたトニー・マカパインも例外ではなく、新たにパーマネントなメンバーを集めてバンド形態でレコーディングを行うと、名義もMACAPINEとよりバンドっぽく変更して、’90年に本作を発表しました。
それに合わせ音楽性の方も、テクニカルな楽器陣がバチバチ火花を散らすネオクラシカルHMから、伸びやかなVoを主役に据え、Keyがポップな彩りを加えるメロハー・サウンドへと大胆に刷新(恒例のピアノ・ソロ曲もなし)。端っこに位置取りするトニーが控えめに映り込むアー写のイメージそのままに、彼のGも歌の引き立て役に徹している印象です。

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Zaneta-Tales from the Sun ★★★ (2022-04-26 00:11:37)

FRONTIERS RECRODSの隆盛により、00年代に入ってからはメロハー・バンドの一大産地に成長を遂げたイタリア(それとも元々メロハーが盛り上がっていたタイミングでFRONTIERS RECRODSが設立されたのか?どっちだろ)から新たに登場した4人組、ZANETAが'16年に発表した1stアルバム。
SHRAPNEL RECORDSからソロ・デビューも飾っているというテクニカル・ギタリスト、ファブリツィオ・レオをメンバーに擁していることでもマニアから注目を集めた彼らですが、本作で実践しているのはSHRAPNELメタル路線ではなく、あくまでメロディを最優先するAOR/産業ロック・サウンド。ファブリツィオも随所でセンスの良さを感じさせるフレーズを閃かせつつ、決して目立ち過ぎることなく「歌」を引き立てる立場に自らを置き続けています。(そこに物足りなさを感じる向きもありましょうが)
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SWEET-A ★★★ (2022-04-21 00:50:23)

80年代半ばに盛り上がった再評価の機運に乗じ復活を果たしたSWEETでしたが、その後まもなく四分五裂。一時はメンバー各自がリーダーを務める4つのSWEETが乱立するというカオスな状況を招くも(それぞれの活動時期には多少のズレあり)、アルバム・リリースまで漕ぎ着けたのは、このアンディ・スコット(G)が率いたSWEETのみでした。
本作はANDY SCOTT’S SWEET名義で’93年に発表された1stアルバムで、レコーディング・メンバーには元LIONHEART~MSGのスティーヴ・マン(B)らが名を連ねています。分裂劇の悪印象が相俟って「コレジャナイ感」を背負わされたのか、発売当時、雑誌レビューでは30点台を食らうなど評価はケチョンケチョン。でも時間を置いて冷静になってから聴き直せば、親しみ易いポップなメロディといい、ライブ映えする躍動感に満ちた曲調やコーラス・ワークといい、いやこ
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SWEET-Off the Record ★★★ (2022-04-19 01:22:28)

キャッチーなメロディ・ライン、ブライアン・コノリーの個性的なハスキー・ボイス、それらを重厚かつ立体的に包み込む高音ボーカル・ハーモニーといった、SWEETをSWEETたらしめる要素はそのままに、お仕着せのアイドル・ロック・グループというイメージを払拭するべく、アルバム・リリースを重ねる毎に自作曲の増強とハードネスの底上げに努めてきた彼らが行き着いた、SWEETのカタログの中で最もHRテイストが色濃く打ち出されていると言われる’75年発表の5thアルバム。邦題は『明日なき青春』。
メンバー自らの手によるプロデュースという点からも、バンドが演りたいことを全て本作に詰め込んだことが伝わってきます。シングル・カットされ欧州圏でスマッシュ・ヒットを飛ばしたOPナンバー①、後にGAMMA RAYがカヴァーしたことで知られる②のような、QUEENの「天使のハーモニー」に対して当時「悪魔のハーモニ
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FM-Metropolis-Still the Fight Goes On ★★★ (2022-04-15 00:18:56)

アルバムを締め括る7分越えの大作ナンバー。
ラス曲に相応しい重厚感と、視界が開けていくような
爽やかさが同居した感動的な名曲。
スティーヴ・オーヴァーランド絶品の歌声が
五臓六腑に染み渡るでぇ。

FM-Metropolis-Over You ★★★ (2022-04-15 00:11:53)

ライブ映えする軽快なノリの良さと、スティーヴ・オーヴァーランドの
美声が映える哀愁のメロディ、そしてFMのトレードマークたる美しい
ボーカル・ハーモニーに彩られた(印象的なツインGのハモリも◎)
アルバム中盤のハイライト・ナンバー。
表題曲でもあるインストの小曲“METROPOLIS”とセットでお楽しみください。

FM-Metropolis ★★★ (2022-04-14 01:12:29)

5th『PARPHERANALIA』(’96年)を最後に活動停止状態に陥るも、復活を遂げた00年代以降は良作を連発して現在まで好調な活動を継続する英国のFM。『バットマン』のパロディ的なアートワークが目印の本作は、再始動の狼煙となった’10年発表の6thアルバムです。
FMの熱心なファンとは言い難い身ゆえ、当時は「あれ?いつの間にか復活してたんだ」ぐらいの認識であり、本作も発売から数年後に中古で購入したぐらいだったのですが、いやこれが本当に素晴らしい出来栄え。FMと言ったらブルージーな味わいが個性と思っておりましたが、当然そうしたエッセンスを端々に散りばめつつも、本編においてそれ以上に印象に残るのはメロディの泣きや哀愁といった部分。
シンプルな音作りのもと、やたら無骨に刻まれる1曲目のGリフが聴こえて来た時は一瞬「げっ」と嫌な予感を覚えたものの、聴き進めるに従ってそれが杞憂で
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SKAGARACK-Skagarack ★★★ (2022-04-12 00:57:28)

トーベン・シュミット(Vo、G)を中心に結成され、実在する海峡からバンド名をとってSKAGARACK(スカガラックと読む)を名乗ったデンマーク出身の5人組が'86年に発表した、「地球平面説」を題材にしたような美麗なアートワークも印象に残っている1stアルバム。帯付の国内盤CDは中古市場では5桁で取引されている超レア盤だったので、'22年に再発が実現したと聞いた時は小躍りしながらCD屋へ走ってしまいましたよ。しかも価格はたった1,100円(税込)と来たもんだ。こりゃあ快挙ですよ。
北欧出身とはいえ、彼らが聴かせてくれるのはアメリカナイズされたハードポップ。キラキラのKeyとキャッチーなメロディに彩られたサウンドを聴いて思い出すのは、同時代のBON JOVIやEUROPE、あるいはTREATといったところでしょうか。雑誌レビューでは「砂糖のロック」と評され辛めの点数を頂戴していた彼らの
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BRIAN MCDONALD-Voyage ★★★ (2022-04-07 00:29:18)

80年代から活動するミネソタ州出身のシンガー/ソングライター、ブライアン・マクドナルドが、旧知の間柄である盟友レブ・ビーチ(G)をパートナーに迎えてレコーディングを行い、'03年にリリースした3rdソロ・アルバム。
一作目がBRIAN MACDONALD GROUP、二作目がBRIAN MACDONALD、そして本作はBRIAN MACDONALD PROJECTと、アルバム毎に発表名義が若干異なっており、それに伴って音楽性の方も微妙に変化。重厚なボーカル・ハーモニーからキャッチーでポップなメロディに至るまで、好事家から「ひとりLEPS」と評されるほどDEF LEPPARD風味満点のメロディック・ロックを演っていた前作に対し、今回は基本路線はそのままに、爽快な曲調を煌びやかなKeyが彩る①、人懐っこいメロディがELOを彷彿とさせる②、バイオリンの調べが軽やかに踊る③といった楽曲(あ
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BABYLON A.D.-Revelation Highway ★★★ (2022-03-31 00:28:45)

80年代後期にデビューを飾り、映画『ロボコップ2』のサントラへの参加等が話題にのぼるも、時代の逆風には抗いきれず3枚のアルバムを残して解散したベイエリア出身のHRバンド、BABYLONE A.D.。本作は彼らがオリジナル・ラインナップで復活を果たして、'17年に発表した再結成第一弾アルバム(通算4作目)です。
昔から中古盤屋の常連アルバムとして彼らの過去作はしょっちゅう目にしていたものの実際に音を聴いたことはなく、「再結成キタコレ」と大喜びするような思い入れは皆無。いやしかし本作は、バンド名の響きからして「どうせスリージーなロックンロールでも演ってるんでしょ?」というこちらの舐めくさった先入観を、元巨人軍・山倉和博ばりの意外性で引っ繰り返してくれるかなりの力作じゃありませんか。
OPナンバー①こそ、当初のイメージ通りのワイルドなHRナンバーながら、間奏パートのメロディアスなG
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ROBERT BERRY-The Dividing Line ★★★ (2022-03-29 01:14:38)

EL&Pの再結成にしくじったキース・エマーソンとカール・パーマーが新たに立ち上げたバンド3(THREE)、フロントマンのマックス・ベーコンと衝突し、折角レコーディングに参加した2ndアルバムがお蔵入りの憂き目に遭ったGTR、あるいはサミー・ヘイガー人脈に連なるミュージシャン達により結成されたALLIANCE等々…。関わったバンドが今ひとつパッとした実績を残せず、敗戦処理投手的な役回りを担うことが多いせいか、長いキャリアに見合うだけの十分な評価を得られていないように感じられるシンガー/ソングライター、ロバート・ベリーが、ALLIANCEのメンバーとFRONTIERS RECORDSのバックアップを得て制作、’08年に発表したソロ名義では3枚目となるアルバム。
音楽性の方は、これまでの彼の活動遍歴をバランス良く総括するような、ポップでメロディアス、曲によっては仄かにプログレ・ハード風の
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JAG WIRE-Made in Heaven-Takin' the City ★★★ (2022-03-23 00:10:03)

鋭角的に刻まれるGリフ、単なる彩りの域を超えてGとバトルを
繰り広げるKey、Voがアグレッシブに歌う憂いを帯びたメロディといい
名曲と名高い“ON THE RUN”にも匹敵するカッコ良さを誇る疾走ナンバー。
むしろこっちの方が良いという人がいても不思議じゃないぐらいですよ。

JAG WIRE-Made in Heaven-On the Run ★★★ (2022-03-23 00:05:44)

歯切れ良く刻まれるリフ&リズムに乗せて、憂いを帯びたメロディが
駆け抜ける様は、この曲が「LAメタルの隠れた名曲」扱いされているのも
納得のカッコ良さ。オルガンをフィーチュアしてより欧州HMからの
影響が色濃く薫るSINバージョンも乙な味わいなので、
聴き比べてみるのも一興かと。

JAG WIRE-Made in Heaven ★★★ (2022-03-22 00:57:11)

W.A.S.P.やSTEELER、更にはWARLORD、HELLIONといったバンドを渡り歩いた、LAメタル・シーンの旅ガラス(?)リック・フォックスにより結成されたSINでしたが、バンド運営を巡る対立が火種となってクーデターが発生。リーダーのリックを放逐して主導権を奪取したその他のメンバーが、バンド名をJAG WIREと改めて'86年に発表した1stアルバムがこちらとなります。尤も、名実ともにバンドの支柱だったリックを欠いた活動は長続きせず、これが最初で最後の作品になってしまったわけですが…。
そうしたゴタゴタの末に生み落とされた本作なれど、内容はメチャ強力。歯切れ良く刻まれるGリフ、躍動感溢れるリズム、フラッシーなGプレイに、コーラスが厚く盛られたサビメロではVoが曲名をシャウトする等、サウンドは典型的な初期型LAメタル・スタイルを標榜しつつも、本編に「レッツ・パーティ!」的な
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SHOK PARIS-Concrete Killers-The Heat and the Fire ★★★ (2022-03-19 02:01:49)

ツインGがハモリ倒すイントロだけで名曲の風格は十分。
顔も声もクドめのVoですが、この曲のような憂いを帯びて
ドラマティックなメロディを歌わせれば、それも全て長所へと転化。
曲調はJUDAS PRIESTからの影響を伺わせる硬派さな一方、
コーラスは厚めに盛ってキャッチーな魅力も漂わせる辺りは
アメリカのバンドならでは。

SHOK PARIS-Concrete Killers ★★★ (2022-03-16 22:04:07)

ヘタウマなメンバーの似顔絵がB級感を醸し出すジャケットだけ見ると「本当にメジャー作品?」と首を捻りたくなりますが、前作で目出度くメジャー・レーベルとの契約をゲットしたSHOK PARISが'89年に発表し、日本デビュー作となった(そして残念ながら最終作ともなった)3rdアルバム。
二井原実とグラハム・ボネットを足して、ロニー・J・ディオで割ったような特濃な声質の持ち主であるシンガーは今回もパワフルに歌いまくっていますが、劇的なメロディを歌えばその魅力を十二分に引き立ててくれるこの声、逆にフック不足だと暑苦しい声質が聴き手の疲労感を倍増させる諸刃の剣でもあり、特に曲調はスピーディながら、アメリカン・ドリームを高らかに歌い上げる歌詞とメロディ・ラインは結構大味で捉えどころがないOPナンバー①などは、そうした彼氏の弱点がもろに露呈してしまっています。
そんなわけで立ち上がり早々猛烈
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SAM ALEX-Pieces-Chance to Win ★★★ (2022-03-15 02:09:17)

ドイツ産らしい重厚な演奏と、
キャッチーで伸びやかなサビメロがもたらす
爽快感のコントラストも鮮やかな
ボビー・アルトヴェイターの曲作り(とGの)の
手腕が冴える名曲です。

SAM ALEX-Pieces ★★★ (2022-03-11 00:44:35)

詳細は不明ながら、80年代からキャリアを積んでいたというドイツ人シンガー、サム・アレックスの日本デビュー作となった'04年発表のソロ・アルバム。
日本盤帯の惹句《ヴァレンシアを想起させる美しい容貌》に関しては、ジャケ写を見る限り議論の余地がありそうですが、内容の素晴らしさに関しては満場一致をみるところではないかと。それもそのはず、本作の制作を全面バックアップしているのはボビー・アルトヴェイターその人。マニアからはCROSSFIRE~OSTROGOTHのピーター・デ・ウィント(Vo)と組んだAFFIAR等の活動を通じて高評価を得るミュージシャンです。
ただ個人的に本作を購入する大きな動機となったのはROBBY VALENTINEの名曲“THE MAGIC BLEEZE”や、ノルウェーのメロハー・バンドRETURNの楽曲のカヴァーが収録されていることに興味を惹かれたからでした。サ
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GROUNDBREAKER-Groundbreaker-The Days of Our Lives ★★★ (2022-03-09 00:51:37)

FMじゃまず演りそうもないアップテンポで爽快なHRナンバー。
こういうスポーティな楽曲を伸び伸びと歌い上げる
スティーヴ・オーヴァーランドのVoもかなり魅力的です。

GROUNDBREAKER-Groundbreaker ★★★ (2022-03-08 01:05:57)

ベテラン・シンガーと、お抱えの気鋭ミュージシャン/ソングライター達を組ませニュー・プロジェクトとして次々デビューさせるのがFRONTIERS RECORDSの得意技。今回白羽の矢が立ったのは、FMのスティーヴ・オーヴァーランド(Vo)、WORK OF ARTやW.E.Tでの活動で知られるロバート・サール(G)、そしてFRONTIERS RECORDS作品には欠かせないマルチプレイヤー、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ(Key)という顔触れ。
プロジェクト名はGROUNDBREAKER。名前だけ聞くとゴリゴリのパワーメタルでも演っていそうな感じですが、この座組であれば当然そんな筈もなく、’18年にリリースされた本デビュー作で披露されているのは、ポップで華やかなメロディアスHRサウンド。
面子が面子だけに完成度の高さは約束されたも同然で、その鉄壁の仕上がりに驚きや新鮮さは殆ど感じ
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KANE ROBERTS-Kane Roberts-Women on the Edge of Love ★★★ (2022-03-03 23:55:32)

共作者としてロビー・デュプリーの名前もクレジット。
キャッチーなコーラスが耳を捉える
洗練された哀愁のハードポップ・ナンバー。
肉体はオイルでテッカテカですが、手掛ける楽曲は
脂っこさとは無縁。耳にスッと沁み込んでくる
消化の良い名曲に仕上がっています。

KANE ROBERTS-Kane Roberts-Too Much (For Anyone to Touch) ★★★ (2022-03-03 23:45:28)

ゴリゴリにマッチョな外見とは裏腹に
哀愁を帯びたメロディから、キャッチーなコーラス、
美麗なボーカル・ハーモニー、練られたGソロに至るまで
各パーツが実に繊細に組み上げられている名曲。

KANE ROBERTS-Kane Roberts ★★★ (2022-03-03 01:31:42)

嘘か誠か、出演したライブハウスで客と乱闘を繰り広げていたら、偶然その場に居合わせたアリス・クーパーに気に入られ、そのまま彼のバンドの一員としてデビューを飾ることとなったという80年代感溢れるシンデレラ(にしてはゴツ過ぎますが)エピソードの持ち主、ROCK’N ROLL RAMBOことケイン・ロバーツが'86年に発表した1stソロ・アルバム。
「アサルト・ライフル魔改造ギターをドヤ顔で掲げる筋骨隆々な長髪マッチョ(ケイン本人)」というバカ負けするインパクト抜群のジャケットだけ見ると、「俺の武器はギター」とか言いながら物理的にギターで相手をブン殴っていそうな感じですが、実際にここで聴けるのは繊細な手つきでカッチリ組み立てられたメロディックHRサウンド。キャッチーなメロディに美しいボーカル・ハーモニー、そして構築感すら漂わすGプレイといい、見た目と託された音のギャップのデカさに二度ビック
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BITCH-The Bitch Is Back-Hot & Heavy ★★★ (2022-03-01 23:51:32)

勇ましくギャロップする曲調はIRON MAIDENからの影響も感じられたり。
ベッツィ姐さんの力強いVoを始め、群がるザコをワイルドに
蹴散らかすような気迫に満ちたパワー・チューン。

BITCH-The Bitch Is Back ★★★ (2022-02-28 23:54:35)

LAメタル・シーンが大きな盛り上がりをみせる最中、フロント・パーソンのベッツィ・ビッチ(Vo)のぎりぎりアウトなライブ・パフォーマンス(チンコに見立てたキャンディをペロペロ舐める等)の過激さで一部マニアから注目を集めた4人組、その名も直球勝負のBITCHが、しばしの沈黙期間を挟んで’87年に発表した2ndアルバム。
鞭とボンデージの女王様ルックで武装、「私の奴隷におなり!(BE MY SLAVE)」と迫り来るデビュー作に対し、今回のジャケットにはベッツィ姐さんの女性っぽさを強調した艶姿をフィーチュア。よりメタルバブル感強めの仕上がりが時代の変化を感じさせます。
このジャケット見て「ああ、キワモノね」と半目になる硬派なHR/HMリスナーもおられるかもしれませんが、ちょっと待った。彼女らが叩きつけて来るのは飽くまで芯の通った正統派HMサウンドであり、そこに媚や甘えは皆無。MOTO
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ONE DESIRE-Midnight Empire-Heroes ★★★ (2022-02-25 00:56:52)

煌めくような躍動感溢れる曲調と、
哀メロが溢れ出すサビメロのコントラストも絶妙で
アルバムで最も聴き直す頻度の高い名曲に仕上がっています。

ONE DESIRE-Midnight Empire ★★★ (2022-02-23 22:39:20)

若干15歳という、殆ど「少年」なメンバー達によって結成されたフィンランドのSTRUM AND DRANK。そのシンガーだったアンドレ・リンマンが同バンド解散後、新たにフロントマンとして参加したことで注目を集めた5人組ONE DESIREが、’20年に発表した2ndアルバム。
既に廃盤の1stアルバム(中古盤市場じゃ、キングから発売された日本盤に5桁のプレミアが付いていてビックリ)も大変素晴らしい内容でしたが、本作とてクオリティでは一歩も引けをとりません。元々プロデューサー業にも勤しむメンバーを中心に活動しているバンドだけあって、外部ライターの招聘に全く躊躇がなく、本作にはFIRST SIGNALやFIND ME等への関与で知られるソーレン・クロンクヴィストや、KAT-TUN、少女時代にも楽曲提供を行うトム・ジークマイヤー、CODE REDのウルリク・レンクヴィストら、手練れのソング
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VINCE DICOLA-Only Time Will Tell-Suffer the Children ★★★ (2022-02-23 01:22:17)

アルバムを締め括る8分以上に及ぶ大作ナンバー。
ヴィンス・ディコーラがプログレッシブ・ロックに捧げる
愛情の程が伺えますが、難関さよりも映画のサントラ的な
壮大さを前面に押し出し、メロディも叙情的でキャッチー。
あくまで親しみ易い仕上がりな辺りにも
この人の曲作りの拘りが見て取れます。

VINCE DICOLA-Only Time Will Tell-Miracles ★★★ (2022-02-23 01:11:01)

80年代に世に出ていたならば、映画やドラマの主題歌、あるいはCMソングに
起用されてきってヒットを飛ばしていたろうに・・・と思わずにはいられない
フックの効きまくったバラード。歌っているのはCHICAGOのジェイソン・シェフ。

VINCE DICOLA-Only Time Will Tell ★★★ (2022-02-21 22:23:39)

映画『ステイン・アライヴ』や『ロッキー4』のサントラに参加したことで、音楽シーンでの知名度を一気に上げたマルチ・アーティストのヴィンス・ディコーラが、長年にわたり様々なミュージシャンとコラボして作り溜めて来たマテリアルを取りまとめ、'21年にソロ名義で発表した作品。
ゲストVoとして招かれているスティーヴ・ウォルシュ(KANSAS)、ボビー・キンボール(TOTO)、ジェイソン・シェフ(CHICAGO)、スタン・ブッシュetc…といった顔触れから、てっきり歌モノのロック・アルバムに仕上がっているものと思いきや、開幕を告げるOPナンバー①はなんとゴリゴリのプログレ・メタル・ナンバー。いきなり意表を突かれましたが、聞けば元々はプログレ畑でミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせた方のようで、脇役に埋没せず、アレンジの要となって曲展開を引っ張るKeyのリード楽器ぶりや、アルバムを壮大に
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MICHAEL BOLTON-The Hunger-You're All That I Need ★★★ (2022-02-17 22:37:18)

邦題は“君がすべて”。
プロデュースはジョナサン・ケインで、作曲はケイン、ニール・ショーンと
マイケル・ボルトンの共作。演奏もケイン、ショーン、ランディ・ジャクソン
というJOURNEY組が担当していることもあり、Keyによるイントロから
フラッシーなGソロ、華やかなコーラスに至るまで完全に
「マイケル・ボルトンが歌うJOURNEY」状態の名曲に仕上がっています。

MICHAEL BOLTON-The Hunger-Gina ★★★ (2022-02-17 22:31:48)

歯切れの良いギター、躍動感溢れるリズム、
その上で思わず一緒に歌いたくなるキャッチーな
メロディが踊る、本アルバムのハイライトに推したい
ハードポップの名曲です。

MICHAEL BOLTON-The Hunger ★★★ (2022-02-17 22:17:42)

マイケル・ボルトンといえば「バラードの帝王」としてポピュラー・ミュージック・シーンで高い評価と人気を誇るシンガー/ソングライターですが、ソロ・デビュー当時はBATHORYのクォーソンに先んじて《ひとりメタル》なるキャッチコピーを頂戴する等、比較的HR/HM寄りのスタイルを模索していました。
'87年発表のこの3rdソロ・アルバム(邦題『いざないの夜』)は、そうしたキャリアの一区切りとなった作品で、大ヒットを飛ばした次作以降は一気にAOR方面に踏み込んだ作風を追求していくこととなるのに対し、本作は盟友ブルース・キューリック、ジョー・リン・ターナー、エリック・マーティンといったゲストの顔触れからも明らかな通り、ぎりぎりロック・フィールドに留まったサウンドを披露してくれています。
オーティス・レディングのカヴァー②のようなソウル志向も既に垣間見せつつ、ボブ・ハリガンJr.との共作に
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CROWLEY-Evil Bride-Gate of Golden Dawn ★★★ (2022-02-16 00:37:31)

憂いを帯びたメロディがまとわりつくように妖しく舞い、
曲調のテンポアップに合わせて走り始めるケリ・ケリーの
Gソロが劇的に華を添える、アルバムのハイライト・ナンバーの一つ。

CROWLEY-Evil Bride ★★★ (2022-02-15 23:48:38)

名古屋が生んだ和製サタニック・メタルのレジェンド、CLOWLEY。再結成を実現し、今度こそ活動を軌道に乗せつつある彼らが'20年に発表した待望の1stフル・アルバム。
復活後のCROWLEYがこれまでにリリースしてきたのは、幻の名盤と化していたデビューEP『WHISPER OF THE EVIL』のリマスター再発だったり、過去の名曲の数々を現編成でリメイクしたセルフ・カヴァー曲集『NOCTURN』だったりと、ある程度クオリティが担保されている作品だったので購入に躊躇はなかったのですが、純然たる新作ともなると「伝説のバンドだけにもし退屈な出来栄えだったら目も当てられない…」と、購入に若干の尻込みを覚えてしまったのが正直なところ。ただ実際にトライしてみれば、うだうだ悩んでないでもっと早く聴けばよかったと、ホッと胸を撫で下ろす見事な力作に仕上がっていましたよ。
収録曲はどれもダーク
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ALIEN-Alien(3rd)-Song of a Renegade ★★★ (2022-02-11 01:37:01)

アコーディオンとマンドリン(なのか?)の奏でる
寂しげな抒情メロディが、STYXの名曲“BOAT ON THE RIVER”に
通じる詩情を漂わす名バラード。

ALIEN-Alien(3rd)-A World Full of Dreams ★★★ (2022-02-11 01:26:06)

透明感と憂いを湛えたメロディが心地良く駆け抜けていく
アルバム中最も北欧メタル・テイストが色濃く感じられる名曲。
こういうキメの1曲があると、アルバム全体に対する印象も良くなりますね。

ALIEN-Alien(3rd) ★★★ (2022-02-10 07:24:54)

アルバム2枚を残して活動を停止したトニー・ボルグ(G)率いるスウェーデンのALIENが、元MADISONのコニー・ペイン(B)らを新メンバーに加えて復活、’93年にセルフ・タイトルを冠して発表したカムバック作がこちら。通算3作目。
今回シンガーとして起用されたのは、オリジナル・メンバーのジム・ジッドヘッドでも、2nd『SIFTIN’ GEAR』で歌っていたピート・サンドベリでもなく、ダニエル・ザンゲル・ボルフなる日本ではほぼ無名の人物(結構キャリアはある模様)。それでも流石トニーのお眼鏡に適うだけあって歌唱力は上々で、ハイトーン系ではなく中音域をメインにじっくり歌い込むタイプゆえ、それに合わせて音楽性の方も、従来の北欧ハードポップならではのキラキラ感が後退し、曲によってはブルージーなテイストも盛り込む等、より洗練されたAOR/メロハー路線へと若干の軌道修正が図られています。(逆に今
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Geff-Land of the Free-Land of the Free ★★★ (2022-02-09 07:18:58)

アルバム表題曲。歌うはヨラン・エドマン、迎えうつはイェンスとアンダースの
ヨハンソン兄弟という北欧メタル・ファンにとっては鉄壁の布陣。
冷気と憂いを孕んだ歌メロはまさにヨランのためにあつらえたような仕上がりで
イェンスの華麗な鍵盤捌きともども、グッとくるものあり。
ギタリスト、ラルフ・イェデスデットの確かな才能を伺わせる名曲です。

Geff-Land of the Free ★★★ (2022-02-08 01:21:16)

スウェーデン発の5人組プロジェクト、GEFF(ジェフ)が'06年にリリースした今のところ唯一のアルバム。
まず北欧メタル・ファン的には参加面子が食指をそそります。Voがヨラン・エドマン、Bにパー・スタディン、Dsはアンダース・ヨハンソンで、Keyにマッツ・オラウソン、そしてゲストはイェンス・ヨハンソンときたもんだ。元SILVER MOUNTAINのパーを除けばまるでイングヴェイのバンド被害者の会…もとい同窓会状態という。プロジェクト発起人である、肝心のラルフ・イェデステッド(G)のみ日本では全く無名のミュージシャンで、「いや君、名前ジェフじゃないんかい」ぐらいの感想しか思い浮かばないとはいえ、地道にキャリアを積み上げてきた御仁らしく、確かな曲作りのセンスをもってしてこの顔触れにマニアが寄せる期待にバッチリと応える、DEEP PURPLE~RAINBOWの流れを汲む北欧様式美HMサウ
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Jordan Jordanov-Angel's Touch-Angel's Touch ★★★ (2022-02-04 00:15:04)

儚げに奏でられるピアノ、哀切なストリングスの調べ、
ひんやりと憂いを湛えたメロディを切々と歌い上げる
ヨラン・エドマンの美声がお互いを引き立て合う逸品です。

Jordan Jordanov-Angel's Touch ★★★ (2022-02-02 23:38:35)

最近自分の中でヨラン・エドマン再評価の波が来ていまして、リアル・タイムでは買い逃していたアルバムを色々とチェックし直したりしているのですが、その流れの中で入手したのが、ブルガリア出身のギタリスト、ヨルダン・ヨルダノフなる御仁が'21年に発表したこのソロ・アルバム。邦題は『天使のてざわり』。
CDショップの推薦コメントに書かれていた「アコースティック・ギター」「ピアノ」「東欧出身」というポイントに惹かれ、何の予備知識もなしにジャケ買いを敢行してしまったのですが、いやこれが買って大正解。ピアノとアコギを主楽器とする、しっとりサウンドにヘヴィ・メタリックなアグレッションや疾走感は皆無なれど、その分東欧のアーティストならではのどこか物悲しさを帯びたメロディ・センスと、そしてゲストVoとして本編に全面参加しているヨラン・エドマンのソウルフルな歌声がじっくりと堪能できるという塩梅。様式美ナンバ
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DUKES OF THE ORIENT-Dukes of the Orient-Brother in Arms ★★★ (2022-02-02 01:28:48)

アルバムのOPナンバーに相応しい力強さと高揚感を伴い、
聴き手を沸々と勇気づけるような曲調は
近年のMAGNUMに通じる魅力あり。
そのMAGNUMのボブ・カトレイにも通じる
ジョン・ペインのジェントルメンな歌声にも聞き惚れます

DUKES OF THE ORIENT-Dukes of the Orient ★★★ (2022-02-01 00:13:54)

‘06年にオリジナルASIAの復活が実現。長年の相棒だったジェフ・ダウンズがそちらへ参加してしまったため微妙な立場に置かれることとなった「もう一つのASIA」のシンガー、ジョン・ペイン。本作は彼がプログレ・フィールドでの活躍で知られるエリク・ノーランダー(Key)を曲作りのパートナーに、ブルース・ブイエ(G)、ガスリー・ゴーヴァン(G)、ジェフ・コールマン(G)、ジェイ・シェレン(Ds)ら豪華アーティストをゲストに迎えて――といえば聞こえは良いけど実際は制作期間が長期に及んだせいでメンバーが入れ替わっただけ――レコ―ディングを行い、DUKES OF THE ORIENT名義で’18年に発表したアルバム。
例によってBURRN!!誌では酷評され60点台を食らっていましたが、「ペインが歌いノーランダーが曲作りに噛んでいるのだから、そんな酷い内容なわけなかろう」と購入してみれば、これが元
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ASIA-Silent Nation-Gone Too Far ★★★ (2022-01-29 02:00:49)

重厚なコーラスをフィーチュアして
ドラマティックな盛り上がりを呈するバラード。
ガスリー・ゴーヴァンのGが泣きまくる
終盤のソロ・パートに惹き込まれます。


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