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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2501-2550
IRON MAIDEN-The Book of Souls
SLAYER-Repentless
DARK MOOR-The Hall of the Olden Dreams
Phantom Excaliver-鋼鉄の誓い-鋼鉄の誓い
Phantom Excaliver-鋼鉄の誓い
Phantom Excaliver
ANNIHILATOR-Suicide Society-Creepin’ Again
ANNIHILATOR-Suicide Society-My Revenge
ANNIHILATOR-Suicide Society
CIRCUS MAXIMUS
RTZ-Return to Zero-Until Your Love Comes Back Around
RTZ-Return to Zero-Face the Music
RTZ-Return to Zero
RTZ
Passion Street-Million Miles Away-A Million Miles Away
Passion Street-Million Miles Away
Passion Street
MARK FREE-Long Way From Love-Long Way From Love
MARK FREE-Long Way From Love-Something You'll Come Running
MARK FREE-Long Way From Love
220VOLT-Eye to Eye
NOZOMU WAKAI'S DESTINIA-Anecdote of the Queens
EXORCIST-Nightmare Theatre-Riding to Hell
UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still-Dreamcrusher
UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still-Frozen Steel
UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still
UNLEASH THE ARCHERS
VOLCANO-Melt
EXORCIST-Nightmare Theatre
EXORCIST
SAINT-Time's End-Time's End
H.E.A.T-Live in London
KING KOBRA-Ready to Strike-Ready to Strike
SAINT-Time's End
KING KOBRA-Ready to Strike
HERITAGE-Remorse Code-Attack - Attack
HERITAGE-Remorse Code
GOLDEN FARM-ANGEL'S TEARS-FIRE AND ICE
GOLDEN FARM-ANGEL'S TEARS
RAVEN-Architect of Fear
HIBRIA-Hibria-Church
HIBRIA-Hibria
MARCHELLO-Destiny-First Love
MARCHELLO-Destiny-Destiny
MARCHELLO-Destiny
ECLIPSE-Are You Ready to Rock-Under the Gun
ECLIPSE-Are You Ready to Rock-Hometown Calling
ECLIPSE-Are You Ready to Rock
OUTLOUD-Let's Get Serious-Like a Dream
OUTLOUD-Let's Get Serious-I Was So Blind
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発言している19曲を連続再生 - Youtube



IRON MAIDEN-The Book of Souls ★★★ (2015-11-04 22:45:24)

『FEAR OF THE DARK』を区切りに、ずんどこ大作志向を鮮明にしていったIRON MAIDENのアルバムには今ひとつ入れ込めず、今回も新作は2枚組、しかも18分越えの超大作まで収録!とアナウンスされた時から「こりゃあ期待できそうにねえなぁ」と、どうにもテンションが上がらずにいたのですが聴いて吃驚。他の方のレビュー通り、とても良く出来た作品じゃありませんか。
まず2枚組と言っても、1枚の収録曲は5、6曲で、トータル・ランニング・タイムも90分(つまり1枚平均45分)と、聴き易いボリュームに抑えられている点が○。更に楽曲の質も高いレベルをキープ。エイドリアン・スミスらしいHMナンバー“SPEED OF LIGHT”や、エピカルな曲調とライブ映えしそうなコーラスにアガりまくる“THE RED AND THE BLACK”のカッコ良さはどうだ。目玉である18分越えの大作“EMPI
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SLAYER-Repentless ★★ (2015-11-03 10:14:44)

出たり戻ったりなデイヴはともかく、ソングライターとして、ギタリストとして、ケリー・キングと共にバンドの中心的役割を担っていたジェフ・ハンネマンを失ったSLAYERの新作ということで、事前に抱いた不安は決して小さからぬものでしたが・・・。不穏なインスト序曲①を切り裂いてく高速スラッシュ・ナンバー②が走り始めた途端(SLAYERがアルバムのOPにこういう勿体つけた構成を取るのって初めて?)、多くのファン同様、安堵の溜息を漏らしてしまいましたよ。
序盤のファスト・ソングによる畳み掛け、中盤にイーヴルなミッド・チューンを固めて空気を煮立たせた上で、終盤の再加速でそのエネルギーを解き放つ「力みなくして解放のカタルシスはありえねぇ」(範馬勇次郎談)構成等、本作にはスラッシュ・メタルならではの魅力が横溢しています。
ただジェフを欠いた編成での初めてのアルバム作りということで、リフにしろGソ
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DARK MOOR-The Hall of the Olden Dreams ★★★ (2015-10-26 23:46:31)

作品をリリースする毎にレベルアップを遂げ、今や日本におけるスパニッシュ・メタル筆頭の地位に上り詰めた感さえある、エンリク・ガルシア(G)率いる6人組の本邦初登場作ともなった2ndアルバム('00年発表)。
女性シンガー、エリサ・マルティンの男勝りな歌唱をフィーチュアして、クラシカルな優美さとシンフォニックなスケール感を両輪に疾走するドラマティックなパワー・メタル・・・という基本スタイルは既に確立済み。ただこの時点ではRHAPSODY、STRATOVARIUS、BLIND GUARDIANといった先達からの影響が未消化気味というか結構あけすけで、現在の彼らに比べるとそのサウンドは少々野暮ったい。しかし、同時にそれこそが本作最大の武器でもあったという。
野暮ったさの発生源の一つが、全編で溢れ返るクサメロの大洪水なのですが、これがとにかく強力無比。序曲①に続いて間髪入れずに繰り出さ
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Phantom Excaliver-鋼鉄の誓い-鋼鉄の誓い ★★★ (2015-10-25 21:00:02)

確かなテクニックに支えされスピーディに疾走する、
ストロング且つドラマティックなパワー・メタル・ナンバー。
東映三角マークをパロッたOPで笑ってしまう
コミカルなノリで駆け抜けるPVも併せて見れば、
彼らがどういった性格のバンドなのか良く分かります。

Phantom Excaliver-鋼鉄の誓い ★★ (2015-10-24 12:12:28)

BURRN!!誌に掲載されていたインタビューのぶっちゃけぶりと、ラウパ会場で見かけた、お客さんに囲まれ、聖剣片手に写真撮影に応じる気さくな姿にすっかりファンになってしまい、思わず購入してしまったPHANTOM EXCALIVERのデビュー作。
アメコミ調のグループショット、格好良くポーズ決めてるメンバーの背後に回り込んでみると半ケツ剥いてる(笑)アートワークが彼らの愉快な個性を物語っていますが、音楽性の方は至って硬派。
友情/努力/勝利のジャンプ・メソッドをコンセプトに、聴く者の士気を鼓舞するかのように、雄々しいメロディを纏って突撃する勇壮なサウンドは、CD帯には「メロディック・スピード・デス・メタル」と表記されているものの(ハウリングブルからのリリースですし)、実際のとこ本編の大半を占めるのはパワー・メタル成分で、デス・メタル要素は申し訳程度。曲中に「語り」が入ると何となく
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Phantom Excaliver (2015-10-24 12:11:13)

amazon.co.jpという名の魔界から召還した聖剣エクスカリバーの下に集いしメンバーにより結成された、エピカルでドラマティックな(バンド曰く「メロディック・スピード・デス・メタル」)サウンドを標榜する東京出身の4人組。
尚、バンド名にも冠されているエクスカリバーのアルファベットの綴りが「EXCALIVUR」ではなく「EXCALIVER」なのは、別に英語の偏差値が可哀想なせいではなく、PHANTOM Xと名乗っていた前身バンド時代に、アメリカの同名バンドから「訴えてやる!」と捻じ込まれたのがトラウマとなり、もう絶対に名前が被らないよう念には念を入れた結果なんだとか。

ANNIHILATOR-Suicide Society-Creepin’ Again ★★★ (2015-10-22 22:34:44)

キビキビとタイトな疾走感溢れる曲調の中で奏でられる、
神経症的というか、どこか不安感を掻き立てる
メロディの使い方が、まさにANNIHILATOR。
メロディックなコーラスも印象的です。
1stや2ndに収録されていてもおかしくなさそうな、
“MY REVENGE”と並ぶアルバムのハイライトの一つ。

ANNIHILATOR-Suicide Society-My Revenge ★★★ (2015-10-22 22:28:00)

ANNIHILATORのファンなら心鷲掴まれずにはいられない
アルバムのハイライト・ナンバー。
初期METALLICA風のスピーディに曲調に
ちょいとジェイムズ・ヘッドフィールド入った
ジェフ・ウォーターズのVoが映える。
それでいて中間部で奏でられる美しいアルペジオが
紛うかたなきANNIHILATOR印を焼き付けています。

ANNIHILATOR-Suicide Society ★★★ (2015-10-20 22:36:39)

フロントマンであり、2ndギタリストであり、長らくジェフ・ウォーターズのサイドキックでもあったデイヴ・パッデンがまさかの脱退。そのためジェフが久々にシンガーも兼任する形で'15年に発表された最新作。
つっても、既にご承知の通り「ANNIHILATOR=ジェフ・ウォーターズ」なわけで、本作のクオリティにデイヴ脱退の影響は皆無。ヘヴィに弾む楽曲、美しくメロウな楽曲、そして高速スラッシュ・ナンバーと、コンパクト且つバラエティ豊かにまとめられた本編は、ここ数作の流儀に則ったANNIHILATOR以外の何者でもない仕上がり。その中で鋭利なリフを刻み、時に美しく/時に不気味なメロディを爪弾き、ソロはテクニカルに決めたりと、縦横無尽に飛び回るジェフの軽業師ばりのGプレイも、相変わらず抜群の切れ味を誇っています。
懸案事項であった歌唱力についても90年代とは雲泥の差。何よりメタルの「芯」を感
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CIRCUS MAXIMUS ★★★ (2015-10-18 22:53:53)

CIRCUS MAXIMUSと言えば、最近よく見ているのが
LOUD PARK 12に彼らが参加した際の模様を捉えた、こちらのドキュメンタリー。

https://www.youtube.com/watch?v=qjgskpEkmUA

RTZ-Return to Zero-Until Your Love Comes Back Around ★★★ (2015-10-16 23:25:42)

シングルカットされ、PVも作られた哀愁のバラード。
邦題は“きみの愛が戻る日まで”。
メロウな曲調に乗せて、美男美女のカップルが
柔道したり腕相撲した器械体操したりする謎PVが
妙に印象に残っています。

RTZ-Return to Zero-Face the Music ★★ (2015-10-16 23:14:46)

重力のくびきから解き放たれて
どこまでも真っ直ぐに伸びていかのような
ブラッド・デルプの歌声に聴き惚れる
アルバムのOPナンバー。

RTZ-Return to Zero ★★★ (2015-10-15 00:55:39)

『THIRD STAGE』発表後、再び長い沈黙期間に突入してしまったBOSTONでの活動に見切りを付けたブラッド・デルプ(Vo)とバリー・グドロー(G)が新たに結成したバンド、RTZのデビュー作('91年発表)。
シングル・カットされた①③⑧の方向性が物語る通り、サウンドの基本ラインはBOSTONとほぼ同一線上のメロディアスなアメリカン・ロック。但し、活動ペースがスローモー極まりなかったBOSTON時代に溜め込んだ鬱憤を晴らすかのように、よりハードにロケンロールしているのが本作の特徴かと。尤もそのせいで、メロディのフックに関しちゃBOSTONに二歩も三歩も及ばない・・・というのが正直な感想なのですが。
しかし、それを補ってくれるのがブラッド・デルプの天賦の歌唱力。まるで大気の影響を全く受けていないかのように、どこまでも真っ直ぐに伸びていく彼の声で歌われるだけで、楽曲はどこか神
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RTZ (2015-10-15 00:40:14)

遅々として進展しないBOSTONでの活動に業を煮やしたバリー・グドロー(G)とブラッド・デルプ(Vo)が、BOSTONを脱退してリズム隊及びKey奏者の5人編成で新たに立ち上げたバンド。なおバンド名は「再出発」を意味する「RETURN TO ZERO」に因む。
'91年にGIANT RECORDSから1st『RETURN TO ZERO』でデビューを飾り、同作からシングル・カットされた“FACE THE MUSIC”(第49位)“きみの愛が戻る日まで”(第26位)“ALL YOU'VE GOT”(第56位)の3曲が全米シングル・チャートにおいてそこそこ健闘するも、アルバム自体は泣かず飛ばずで'94年にバンドは解散。
ブラッド・デルプはBOSTONに復帰した後、'07年、自宅にて自ら命を絶っている。

Passion Street-Million Miles Away-A Million Miles Away ★★★ (2015-10-14 00:02:17)

「流行から100万マイル離れた音楽を演っている」
という、イギリス的なユーモアも込められたアルバム表題曲。
甘口なVoと歌心を感じさせるG、爽やかな空気を運んでくる
Keyのコンビネーションは、まさしくメロハーの王道。

Passion Street-Million Miles Away ★★ (2015-10-09 22:59:29)

イギリス出身の6人組が、MEGAROCK RECORDSに'94年に残した唯一作。
BOSTONの『THIRD STAGE』を思わすスペーシーなアートワークに、当時の日本盤リリース元がゼロ・コーポレーションだった事実だけで、メロディ愛好家はある程度本作に託されている音像が想像できるのではないかと思いますが、実際、その期待が裏切られることはありません。
Keyを爽やかに配し、マイルドなハイトーンVoと、ニール・ショーン型の歌心を感じさせるGとが、適度にポップで適度にウェット(ハジけきれない感じがいかにも英国的)なメロディを芳醇に紡ぎ出していくサウンドは、BOSTON、JOURNEYといった大御所からの影響も濃厚なAOR/産業ロック路線を志向。
元がデモテープで、商品化に当たっても何のお色直しも施されていないらしく、プロダクションに関しちゃ貧弱極まりないのが残念ですが、アル
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Passion Street (2015-10-09 22:56:13)

シンガーのリック・カーティを中心に、英国南東部の街ブライトンを拠点に活動していた、ツインGにKey奏者を含む6人編成の大所帯バンド。
'93年に制作した9曲入りデモテープが評判となったことから、更に1曲を追加収録して正式アルバム化。同作は'94年にMEGAROCK RECORDSから(日本盤はゼロ・コーポレーションから)リリースされた。
アルバム1枚きりで活動が滞ると、VAUGHNのパット・ヒース(G)らを新メンバーに加えた後、バンドはBRAVE NEW WORLDと名を変え、トーベン・シュミット(SKAGARACK)のプロデュースの下、アルバム『MONSTER』をリリースしている。

MARK FREE-Long Way From Love-Long Way From Love ★★★ (2015-10-07 22:23:39)

Keyがポロポロと奏でられるイントロだけで
名曲の予感が濃厚に漂うドラマティックなバラード。
エモーショナル極まりないマーク・フリーの歌声は勿論、
「ノルウェーから来たバイキング」とクレジットされている
ギタリストがまた良いGソロを提供してくれているんですわ。

MARK FREE-Long Way From Love-Something You'll Come Running ★★★ (2015-10-07 22:14:48)

POWER ROCK TODAYのCMタイムに流れて来た
この曲を聴いて、アルバム購入を決意しましたよ。
キラキラとスパンコール撒き散らしながら弾むような
哀愁のハードポップの名曲。
ゼロ・コーポレーション系アーティストでベスト盤を作るなら、
OPナンバーはこの曲で決まりかと。

MARK FREE-Long Way From Love ★★★ (2015-10-06 22:18:04)

張りのあるハイトーンに、ソウルフルな節回し・・・KING KOBRA時代から歌唱力には定評のあった実力派シンガー、マーク・フリーが'93年に発表した初のソロ・アルバム。
自身の歌声を主役に据えて、敏腕ソングライターとして鳴らすジュディス&ロビン・ランダル母娘の楽曲提供を受け、キャッチーに躍動するハードポップ・サウンドは――HR/HMとはだいぶ距離を感じさせるものの――まるで心の奥底に堆積する澱すらも綺麗サッパリと浄化してくれるかのような美しく瑞々しい魅力を湛えています。
冴えない音質や、VoとG以外はほぼ打ち込み処理の録音体制等、デモテープをそのまま商品化してしまった感じのプロダクション・クオリティのせいで、雑誌での評価はあまり芳しいものではありませんでしたが、絶品の歌唱と哀メロが感動を呼ぶ④に名バラード⑪etc・・・と、捨て曲皆無の本編はそうした欠点を補って余りあるサムシン
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220VOLT-Eye to Eye ★★ (2015-10-06 01:27:08)

EUROPEの成功劇に刺激され、その後に続かん!とばかりに、アメリカナイズされたコマーシャル路線へと転進を試みた'88年発表の4thアルバム。
売れっ子マックス・ノーマンのプロデューサー起用、タイトに締まった音作りから、分かりやすく整理された曲展開、キャッチーさをいや増したメロディ、そして盛り盛りのコーラスに至るまで、バンド側の「アメリカで売れたるでぇ!」との熱い野望をヒシヒシと伝えるかのように躍動するサウンドは、「田舎臭さも北欧メタルの魅力だよな」とかのたまう難儀なジャンルファン(俺)以外にも十分アピールし得る、220VOLTの代表作に相応しい洗練された佇まいを獲得しています。
さりとて、北欧メタル・テイストが完全に失われてしまったわけじゃなく、例えば疾走ナンバー⑦におけるスリリングなツイン・リードGの用い方や、淡い哀感に覆われたアルバム表題曲④、名曲と評判のバラード⑤等か
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NOZOMU WAKAI'S DESTINIA-Anecdote of the Queens ★★ (2015-10-04 09:47:27)

デビュー作『REQUIEM FOR SCREAM』が絶賛された俊英ギタリスト、若井望(G)率いるプロジェクトが'15年に発表したミニ・アルバム。
ミニといっても全7曲でトータル40分に迫る収録時間は、アナログ時代であれば立派にアルバム級のボリューム。更に、ドヴォルザークの“新世界”のメロディをフィーチュアして突っ走るネオクラシカルな①を皮切りに、本編はデビュー作において披露した劇的且つメロディックな正統派HMサウンドをブレなく継承。前作ではバック・コーラスのみの参加に留まっていた女性シンガーの榊原ゆいとFUKIを、今回はガッツリとリードVoとして全面起用したり、アルバム・ハイライトの①を特別ゲストのロブ・ロックに⑦で再び歌ってもらうアイデアも、「こやつめ、やりおるわい」と。
そうした戦略から、収録曲のクオリティ、そして若井自身のエキサイティングなGプレイまで、本作には「次の作
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EXORCIST-Nightmare Theatre-Riding to Hell ★★★ (2015-10-01 23:23:28)

音程無視のシャウト型Voに、ヤケクソ気味に引き倒すG、
ひたすら直線的に突っ走るリズムと、
アクセルべた踏みで突っ走る(その結果、最後に事故を起こす)
高速スラッシュ・ナンバー。
スピード・メタリックなGリフのカッコ良さは本編随一。

UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still-Dreamcrusher ★★★ (2015-10-01 00:38:32)

ブリトニー・スレイズの堂々たる歌唱と、
IRON MAIDENばりのドラマティックな曲展開が
聴き手をバンドが構築する叙事詩世界へといざないます。
10分に及ばんとする長尺をものともせずにアルバムの
ハイライトを飾る、UNLEASH THE ARCHERS渾身の
エピック・ナンバーの名曲。

UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still-Frozen Steel ★★ (2015-10-01 00:20:50)

パワーメタル・アルバムの幕開けはこうでなくっちゃな!
というドラマティックな序曲を経てスタートするOPナンバー。
力強く伸びやかなブリトニー・スレイズの歌声と、
テクニカルにリフを刻み劇的にハモってみせるツインGを
両軸とする、勇ましくも適度にキャッチーなこのバンドの
音楽性を分かりやすく伝えてくれる逸品です。
迫力を殺ぐ音作り(特にリズム面)が勿体無いなー。

UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still ★★★ (2015-09-27 21:17:23)

このバンドについては何も知らなかったのですが、EVIL INVADERSの来日公演にゲストとして帯同していた彼らのライブを見て・・・というか、フロント・ウーマン、ブリトニー・スレイズ(Vo)のメタル・ゴッデスぶりにすっかりやられてしまい、早速購入に走った'15年発表の3rdアルバム。
多彩にリフを刻むテクニカルな2本のGと、疾走感に満ちたリズムにより導かれるヒロイックなパワー・メタルは、IRON MAIDEN、MANOWAR、独産メロパワ勢といった先達からの影響が基盤にありますが、そこにブラスト・ビートやグロウルによるコーラス等、デス/ブラック・メタルのエッセンスも躊躇なく投入するセンスが、今時のバンドやなぁと。それでいてキャッチーさを損なうことなく磨かれたサウンドを聴いてると、個人的にはLOST HORIZON(の1st)のことが脳裏を過ぎったりも。
んで。そんな本作に更な
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UNLEASH THE ARCHERS (2015-09-27 21:02:37)

カナダはヴァンクーヴァーを拠点に活動する5人組。
ブリトニー・スレイズ(Vo)、スコット・ブキャナン(Ds)、ブレイデン・ディツコウスキ(G)らによって'07年に結成され、'09年には早くも1st『BEHOLD THE DEVASTATION』でデビューを飾っているので、活動は結成当初より順調だった模様。
オリジナル・メンバーでバンドの中心的存在だったブレイデンの脱退等がありつつも、2nd『DEMONS OF THE ASTROWASTE』('11年)の発表や、カナダ国内ツアーで腕を磨いたバンドは、'15年に入ってオーストリアのNAPALM RECORDSとのディールを獲得。同年には3rd『TIME STANDS STILL』をリリースし、更にはベルギーのスピード/スラッシュ・メタル・バンド、EVIL INVADERSのライブにスペシャル・ゲストとして帯同し、初の来日公演も敢
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VOLCANO-Melt ★★★ (2015-09-26 01:21:10)

'15年発表の4thアルバム。前作から4年のブランクと相変わらずの寡作バンドっぷりですが、今回はその間に屍忌蛇のソロ作『DUAL WROLD』のリリースが挟まっていたこともあり、然程待たされた気はしなかったかな?と。
ともあれクオリティに関しては、アルバムの幕開けをドラマティックに飾る「軍歌メタル」とでも評したくなる①が始まった瞬間に安心できることをお約束致します。
金属的色艶と激情の迸りを兼ね備えたNOVの特徴的なVoも、硬質なサウンドを下支えするリズム隊のタイトさも、そして何より堰を切ったように泣きが溢れ出す屍忌蛇のGプレイも相変わらず絶好調。
初期の頃は、やや安直というか、型にハマった泣きメロの組み立てが時にチープに響く場面が無きにしも非ずだったのですが、今や熱き血潮通う慟哭のメロディにその気配は皆無。有名曲のフレーズを引用したりするANIMETAL的手癖もスッパ
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EXORCIST-Nightmare Theatre ★★★ (2015-09-21 22:21:59)

突如HR/HMシーンに現れた、謎の(というか、そもそも誰も正体を知りたがらなかった)覆面スラッシャー、EXORCISIT。ジャケットのインパクトも強烈な本作は、彼らが'86年にCOBRA RECORDSに残した唯一作で、スラッシュ愛好家が「EXORCISTは実はVIRGIN STEELEの変名バンドだったのです!!」と、いくら!!マークを多用して熱弁を振るっても、堅気のメタル・ファンからは「それがどうした」ってな醒めた(至極ごもっともな)反応しか返ってこなくてしょんぼりする1枚でもあります。
尚、マスクの下の正体はVIRGIN STEELEですが本編にエピック・メタル的要素は皆無。ラフなプロダクションに、メロディ無視でダーティに吐き捨てるダミアン・ラス(デヴィッド・ディフェイズ)のVo、チリチリとした音色でササクレたリフを刻み、狂ったようにソロを弾き倒すG、押して押して押しまくるリ
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EXORCIST (2015-09-21 22:19:08)

'86年にCOBRA RECORDSからアルバム『NIGHTMARE THEATRE』でデビューを飾った覆面スラッシュ・メタル・バンド。
プロデュースや作曲をVIRGIN STEELEのデヴィッド・ディフェイズとエドワード・パッシーノが手掛けており、てっきりVSの弟分バンドなのかと思いきや、後に、弟分も何もVIRGIN STEELE自身の変名バンドであることが判明。
彼らはこの時期、PILEDRIVERの2nd『STAY UGLY』や、デヴィッド・ディフェイズの妹がシンガーを務めていたORIGINAL SINのアルバム『SIN WILL FIND YOU OUT』に全面参加したりと、積極的に課外活動に精を出していて、このバンドもそうした中の一つだった模様。

SAINT-Time's End-Time's End ★★ (2015-09-20 19:58:12)

MALICEの“ROCKIN' WITH YOU”と双璧をなす
「まるで“METAL GODS”」なアルバム表題曲。
聴く度に笑ってしまいますが、嫌いじゃありません。

H.E.A.T-Live in London ★★★ (2015-09-20 10:16:04)

先日、スウェーデンの俊英H.E.A.T.が初の単独来日公演を行いました。もしガラガラだったら気の毒だし・・・と足を運んでみれば、「んなモン余計なお世話じゃボケ!」とばかりに会場は入り口からファンが溢れ出す大盛況ぶり。
実際、エネルギッシュなパフォーマンスから、観客を巧みに乗せるステージングまで、踏んできた場数の多さが伝わるライブは「北欧バンド=ライブ下手」という先入観を粉砕してくれる内容で、こりゃ人気出るのも当然よなと。特に、メロハー的線の細さとは無縁で、時にパンクロッカーばりのはっちゃけ具合でステージ狭しと動き回るエリク・グローンウォール(Vo)の存在感には大いに感銘を受けた次第。・・・という彼らのライブの素晴らしさを余す所なく捉えているのが、'14年発表の本実況録音盤です(やっと本題)。
イギリスのFIREFESTでトリを務めた時の模様がレコーディングされている本作、まず
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KING KOBRA-Ready to Strike-Ready to Strike ★★★ (2015-09-19 01:46:20)

KING KOBRAの代表曲なのですが
バンドやアルバムの音楽性の核心を表した楽曲なのかといえば
実はそうでもないという。
しかし、マーク・フリーが熱唱するキャッチーなメロディに、
カーマイン・アピスが叩き出す心地良く乗れるビートから、
印象的にハモるツインG、それらに導かれるドラマティックな
曲展開に至るまで、問答無用の名曲であることは疑うべくもありません。

SAINT-Time's End ★★ (2015-09-18 00:57:59)

名曲“LEGIONS OF THE DEAD”を収録する自主制作EP『WARRIORS OF THE SON』で'84年にデビューを飾った4人組が、'86年にPURE METAL RECORDSから発表した1stフル・アルバム。
ロブ・ハルフォードの生霊を憑依させたかのようなシンガーのイタコ真っ青な歌唱を筆頭に、JUDAS PRIESTに瓜二つな音楽性がマニアの間で評判となった彼ら・・・と書くと、単なる物真似バンドと思われるかもしれませんが、逆に「メタル・ゴッドと聴き紛う程のクオリティを有していた」とも言えるわけで。
もっさりとした音質に、まとわりつく垢抜けないマイナー・メタル風味と、アメリカのバンドらしいキャッチーさが加わった2nd『TOO LATE FOR LIVING』の名盤っぷりにはまだまだ及ばないまでも、デビューEPに比べると肩の力が抜け、ロブ・ハルフォー度を増した
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KING KOBRA-Ready to Strike ★★★ (2015-09-14 23:20:31)

個人的に「昭和の三大コブラ」と言えば、アントニオ猪木のコブラツイスト、マリオン・コブレッティ刑事、そしてこのKING KOBRAで決まりですよ。(次点は『ベストキッド』のコブラ会)
LAメタルの盛り上がりを目の当たりにしたカーマイン・アピスが「乗るしかない、このビッグ・ウェーブに!」と結成したKING KOBRAは、集められた野心に燃える新人メンバー(後にそれぞれ確固たるキャリアを築く腕利き揃い)全員を金髪で固め、カーマインを含むグループショットが「金色毬藻に囲まれたウニ一匹」みたいな様相を呈するビジュアル戦略も話題を呼んだような呼ばなかったような。
しかし何より彼らを語る上で欠くことが出来ないのが、'85年発表のデビュー作たる本『READY TO STRIKE』と、その幕開けを劇的に飾るアルバム表題曲の存在。キャッチーなVoメロディ、印象的にハモるツインGを散りばめた、疾走
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HERITAGE-Remorse Code-Attack - Attack ★★★ (2015-09-13 23:32:08)

NWOBHM史に残る名曲!と持ち上げるつもりはありませんが
アルバムのハイライト・ナンバーであることは間違いないのではないかと。
曲名に相応しく攻撃的に牙を剥くアップテンポの曲調ゆえ、
ミドル~スロー・ナンバーだと音程の甘さが気になるVoの粗も
(さほど)目立ちませんし、ツインGも劇的にハモってくれて
楽曲の印象向上に大きく貢献してくれています。

HERITAGE-Remorse Code ★★★ (2015-09-12 23:58:34)

後にSTATETROOPER立ち上げに関わるスティーヴと、SAXONに籍を置いたポール“FASKER”のジョンソン兄弟を中心に、NWOBHM期に活動していたバンドが'82年に発表した1stフル・アルバム。
NWOBHMのメロウ・サイドに属する、メロディとハーモニー重視の叙情HRサウンドがマニア筋でそこそこ評価された本作。個人的にも(かつて入手に苦労させられた思い入れ込みで)三ツ星評価を付けることに躊躇いはないのですが、ただ、じゃあこれがナウなヤングにウケる音かと言えば、正直かなり微妙なとこかと。
プロダクションのしょぼさはこの手のバンドの常と諦めるにしても、前へ出てくる割に終始不安定感が付き纏うVo(専任シンガーが見つけられなかったため弦楽器隊がシェアしている)や、センスは十分なのに主張の弱いツインG、そしてキメ曲不在によるフラットな本編構成etc・・・と、全体的に押し出しの
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GOLDEN FARM-ANGEL'S TEARS-FIRE AND ICE ★★★ (2015-09-10 23:37:36)

JOURNEYとSURVIVORの美味しいトコ取りな(?)
アップテンポの快活なHRチューン。
弾きまくるGソロが楽曲の持つ爽快感を
効果的に盛り上げてくれています。

GOLDEN FARM-ANGEL'S TEARS ★★★ (2015-09-09 23:17:49)

スペイン産メロディアスHRバンドというと、古くはHIROSHIMA、近年だと91 SUITEやNEXX等の名前が思い浮かびますが、このGOLDEN FARMが'03年に発表した1stアルバムも、それらのバンドに引けをとらない出来栄え。
同国大手のAVISPA RECORDSのプッシュを受けてるだけあって、ドメスティックなイモ臭さを殆ど感じさせないメロハー・サウンドは、シンガーの伸びやかな歌唱力から、ネオクラシカルな美旋律も紡いでみせるGを始めとする楽器陣の演奏力まで、デビュー作にしてに早くも世界水準に達しています。
ピアノによるイントロ転じて軽やかに幕開けを飾る、ハードポップのお手本のようなOPナンバー①を挨拶代わりに、エッジを効かせて爽快に疾走する③があったかと思えば、重厚なアレンジの施されたヘヴィな⑧や、中期イングヴェイを思わす冷ややかな⑩があったりと、本編の流れが単調に
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RAVEN-Architect of Fear ★★ (2015-09-08 00:08:29)

発売前の雑誌レビューで、地味、地味、言われてて「んなわけねぇだろ!」と思って聴いたみたら、「あ、本当に地味だ・・・」となった'91年発表の8thアルバム。
理由は大きく分けて二つ。一つはヘヴィネスとアグレッションを重視するあまり楽曲からキャッチーさが薄れてしまっている点で、もう一つは収録曲の詰め込み過ぎ。元々、曲作りにしろパフォーマンスしろ小器用に立ち回れるタイプのバンドじゃないので、60分近い収録時間は幾らなんでもダレますって。
しかし、一口に「ヘヴィ」と言ってもその質感は流行に影響された『GLOW』等とは全く異なりますし、ドイツへと渡って当地のパワー/ヘヴィ・メタル・バンド勢に触発されたのか、アメリカ時代の試行錯誤を吹っ切ったかのように、焦点を絞り込み徹底的にソリッドにシェイプアップされたRAVENサウンドは、冒頭で述べた欠点も大目に見ようかなという気にさせてくれる気迫に
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HIBRIA-Hibria-Church ★★★ (2015-09-03 23:57:47)

ユーリ・サンソンが灼熱声を活かして
歌い上げるサビメロにメタル魂が熱くなる名曲。
初期の正統派HM路線と、現在追及している
モダンなテクニカル・メタル路線が
上手いこと1曲の中で組み合わされています。

HIBRIA-Hibria ★★ (2015-09-03 00:05:49)

セルフ・タイトルを冠した'15年発表の5thアルバム。最初に書いておくと、今回も初期路線ではありませんので。曲によっては管楽器が吹き鳴らされたり、スティーヴィー・ワンダーの“愛するデューク”のカヴァーに挑戦してみたりと、それはもう拡散の方向へ意気揚々と突き進んでいて、山本リンダばりに「もうどうにも止まらない」と。
しかしながら、それでも本作がストロングなHMアルバムであることに違いはありません。ユーリ・サンソン(Vo)のメタル魂を燃焼させるかの如き熱唱も、テクニカルな楽器陣が火花散らすインスト・パートのテンションの高さも健在。中でもパワフルにして劇的な⑧は、本作購入を悩む人に「この曲目当てで買いなよ」と声掛けて回りたくなるカッコ良さですよ。
先に触れたホーン・セクションについても、別に鳴り物が導入されたからといって能天気になってしまったわけはなく、その使用法は主にサウンドの「
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MARCHELLO-Destiny-First Love ★★★ (2015-09-01 22:48:26)

シンガーとして、ギタリストとして、何よりコンポーザーとして
実力が遺憾なく発揮されたドラマティックなバラードで
ジーン・マルチェロが「これが俺のベスト・パフォーマンス」と
胸を張るのも納得の名曲ぶり。エンディングのGソロは
もうちょっと抑えても良かったのでは?と思わなくもないですが
これが若さか・・・ってなもんですよ。

MARCHELLO-Destiny-Destiny ★★★ (2015-09-01 22:37:03)

イントロ40秒聴いただけで、もう名曲であることは明白。
Voに負けじと前へ前へと出てくるGの張り切りぶりに耳奪われますが
考えてみりゃどっちも担当はジーン・マルチェロでした。
曲調を考えるとちょっと弾き過ぎな感が無きにしも非ずなれど、
若きギタリストのデビュー作ならこれぐらいの血気盛んぶりは
十分許容範囲内。Voも担当して力点が分散したことで
ぎりぎりバランスは保たれたかな?と。
あと、ハード且つドラマティック、でも透明感が漂ってくる辺りは
確かに北欧メタルっぽい。

MARCHELLO-Destiny ★★★ (2015-08-31 22:58:23)

GOOD RATSのメンバーで、FIONAのアルバム等をプロデュースしていたペピ・マルチェロを父に持つミュージシャン・・・というよりも、OZZY OZBOURNEのギタリストの座を、ザック・ワイルドと最後まで争った人物として記憶されるジーン・マルチェロ(Vo、G)率いるバンドが、'89年に残した唯一作。
早熟の天才G奏者なる前評判に、購入当時は何となく「力の限り弾き倒すSHRAPNEL系パワー・メタル」を期待していのですが、実際のところ、彼のギター・ヒーロー然とした華を感じさせるGプレイは確かに楽曲内を縦横無尽に駆け巡ってはいるものの、その演奏スタイルは押しと引きを十分に心得たもの(そもそもテクだけが売りのギタリストをオジーが欲する筈もなく)。サウンド自体、自らが担当する伸びやかな歌声の活かされた溌剌と弾む喉越し爽快なメロディアスHR路線で、このテクニカルな奏者と、キャッチーなメロ
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ECLIPSE-Are You Ready to Rock-Under the Gun ★★★ (2015-08-30 00:42:57)

叙情的なイントロから、シャウト一発、
熱く弾ける攻撃的な曲調へと転じる様式美全開な曲展開で
早くもハート鷲掴み。
北欧のバンドらしい憂いをたっぷりと湛えつつも、
一緒に歌いやすいキャッチーさも加味されたサビメロに
メタル魂が燃え上がりますよ。

ECLIPSE-Are You Ready to Rock-Hometown Calling ★★★ (2015-08-30 00:37:10)

円を描くような感じで刻まれるGリフ、
疾走するリズムや印象的にハモるツインGまで、
曲調はヘヴィ・メタリックと言っていいぐらい
アグレッシブですが、その上に乗っけられた
歌メロは実に伸びやかでフックに満ちています。

ECLIPSE-Are You Ready to Rock ★★★ (2015-08-28 22:32:07)

FRONTIER RECORDSが仕掛けた数多のプロジェクトに参加し、ソングライターとしての手腕を振るって来たスウェーデン人アーティストのエリック・マーテンセン。その彼のメイン・バンドたるECLIPSEが'08年に発表した2ndアルバム。
そんなわけで聴く前から出来の良さは約束されたようなもんの本作ですが、実際に聴いた後も、その信頼が裏切られることはありませんでした。80年代風味満点の健康的なメロディックHR(日章旗ジャケットの採用は80年代っぽさを演出するためか?)という、デビュー作で披露したサウンドを継承しつつ、メロハー路線に寄せてた前作に比べると、今回はWHITESNAKEやUFOといった彼らのルーツたるブリティッシュHRバンド勢に対する愛情をつまびらかに開陳することで、楽曲に、よりハード・ロッキンなエッジと躍動感が加味されているのが特徴。その辺は『ARE YOU READY
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OUTLOUD-Let's Get Serious-Like a Dream ★★★ (2015-08-26 21:55:10)

哀愁をたっぷりと湛えたメロハー・ソングなのですが
ゆったりとハモる泣きのツインGがPRAING MANTISに
通じる威力を発揮する場面も。

OUTLOUD-Let's Get Serious-I Was So Blind ★★★ (2015-08-26 21:50:42)

クッサクサなイントロだけで
「ハイハイ、俺の負け俺の負け」
となってしまうアルバム屈指の名曲。
70年代青春ドラマの主題歌に通じる(?)
哀愁を帯びた痒い所に手の届くメロディは
何度聴いても胸に響きます。


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