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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2601-2650
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JACK STARRS BURNING STARR-No Turning Back!-Run for Your Life ★★★ (2016-02-04 21:41:38)
実質的なアルバム・ラスト・ナンバーだけあって
終盤の激しい盛り上がりっぷりにはメタル魂に火が点される思いですよ。
クライマックスで迸るジャック・スターのGソロが熱い!
AMBUSH-Desecrator-Desecrator ★★★ (2016-02-02 23:32:29)
ハイトーン・シンガーの歌いっぷりの良さから
Gリフのカッコ良さ、そして思わず目を細めてしまう
ツインGの劇的なハモリ具合まで、
「これがOP曲で良かったんじゃね?」と
思わずメンバーに尋ねたくなってしまう疾走ナンバーの名曲。
JACK STARRS BURNING STARR-No Turning Back! ★★★ (2016-02-01 23:54:47)
米マイナー・メタル界の一番星、ジャック・スター(G)率いるJACK STARR'S BURNING STARが'86年に発表した2ndアルバム。
東南アジアの市場で売られてるSHRAPNEL系速弾きギタリストの海賊盤みたいなジャケットのバッタ臭には思わず脱力感誘われますが、ここに託されたストロングな正統派HMサウンドの説得力は間違いなく本物です。
RIOT来日公演時の影の薄さを覆す、マイク・ティレリのリキの入ったシャウトをフィーチュアし、VIRGIN STEELEリズム隊の力も借りてパワフルに突き進む本編は、力技一辺倒かと思わせておいて実際は、ジャックの盟友、デヴィッド・ディフェイズ(Key)が奏でるクラシカルな小曲を要所に挟み込む等、欧州HM由来のドラマティックな構成/演出を巧みに敷設。
音色も演奏スタイルも紡ぎ出すメロディも、強引且つ高圧的なジャック・スターのGプレ
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HIGH POWER-High Power-Comme un damné ★★★ (2016-01-31 09:46:29)
Keyが抒情性とスケール感を増幅し、
アルバムの山場を飾る8分以上に及ぶ大作ナンバー。
徹底して泣きに拘るVoとG、ピアノ、そしてタメの効いたリズム隊の
エモーショナルな仕事ぶりが最高潮に達するクライマックスは
涙ちょちょ切れる素晴らしさ。もし「フレンチ・メタル」に対する
偏見をお持ちの方がいたら、間違いなく覆されることになる熱い名曲。
HIGH POWER-High Power-Casse-toi ★★★ (2016-01-31 09:38:26)
クラシック曲を逆回転させたようなイントロに続き
チープな音質のもと素っ頓狂なVoが入って来た時には
面食らうかもしれませんが、その辺のマイナス点は
メタルの魅力を集約したかのようなGリフのカッコ良さでカバー。
慣れてしまえば、やる気(だけ)は溢れんばかりの
Voの歌唱もクセになってきますよ。
HIGH POWER-High Power ★★★ (2016-01-28 22:12:57)
昔、アルバムのOPを飾る名曲①を聴かせて貰う機会があって、その「メタル、斯くあるべし!」なGリフのカッコ良さに痺れまくった覚えがある、ワインの名産地として有名なフランス・ボルドー出身の5人組、'83年発表の1stアルバム。
最近まで彼らのことはすっかり忘れていたのですが、こちらのサイトに登録して頂いたのを切っ掛けに久々に聴き直してみたら…やっぱり良いですよ、コレ!と。珍妙なアートワークやスカスカな音質は褒められたもんじゃありませんが、それを差し引いても名曲①を皮切りに、印象的なツイン・リードGを伴って疾走する②、アクの強いVoの妙に自信満々な歌いっぷりに気圧されてしまう③、重厚長大な④etc…と、優れた楽曲が次々繰り出される本編のカッコ良さには目を瞠るモノがありますよ。
中でも特筆すべきが、前述の①と、それに比肩するインパクトを放つ8分以上に及ぶ大作曲の⑦。ことに後者において
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LUCIFER'S FRIEND-Banquet-Thus Spoke Oberon ★★★ (2016-01-27 23:26:41)
『BANQUET』のハイライト・ナンバーは間違いなくコレ。
3分近くからテンポ・チェンジして、ピアノ、ギター、バイオリン、
ブラス・セクションとが一体となってクライマックスへ向かって
スリリング且つドラマティック昇り詰めていく様は
筆舌尽くし難い素晴らしさ。聴けて良かった。
AMBUSH-Desecrator ★★★ (2016-01-26 21:34:31)
スウェーデン出身の若き5人組の日本デビュー作ともなった2ndアルバム('15年発表)。
スパンデックス&ガンベルト武装のメンバーの勇姿からもNWOTHM一派に属することは明らかで、音の方もそれに相応しく(?)、ロブ・ハルフォード似のハイトーン・シンガーと、リフにリードに溌剌と動き回るツインGを活かしたJUDAS PRIEST型正統派HMサウンドを志向。
新人ならここにスピード/スラッシュ・メタリックなアグレッションや、モダンな味付けといった前のめりな感覚を付け加えたりしそうですが、根が真面目な人達の集まりなのか、本作は『BRITISH STEEL』~『背徳の掟』期のJP度満点な中庸ミッド・チューン①②で開巻します。
正直「掴み」としては少々弱いんですけど、メタルゴッドに対する敬愛を衒いなく表明する姿勢には好感が持てますし、何より後に続くアルバム表題曲③が、思わず目を細め
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SABER TIGER-Bystander Effect-An Endless End ★★★ (2016-01-25 22:50:58)
日本語詞にして大正解、
一言一句にエモーションを込めた
下山の熱傷に心臓を鷲掴みにされる壮絶なバラード。
エンディングのGソロも素晴らしい。
LUCIFER'S FRIEND-Banquet ★★★ (2016-01-25 22:37:19)
LUCIFER'S FRIENDの初来日公演における、ジョン・ロートン(Vo)の衰え知らずな歌いっぷりに感動し、再発盤を購入したものの封も切らずに積んだままになっていた、'74年発表の本4thアルバムを慌てて引っ張り出しました。
名盤として人気の高い1stや7thに比べると、本作は「30人以上の編成からなるオーケストラを大々的にフィーチュアし、ジャズ/ブラス・ロック方面に傾倒した実験作」と評されることが多く、これまであまり興味を持てずにいました。
しかし実際に聴いてみると――確かに曲によってはそういった要素が多々あるものの――これはこれで非常に美味であると。と言うか、ジョン・ロートンの張りのある歌声とバンド・セクションの踏ん張りのお陰で、サウンドにはHR然としたエッジと一定のテンションが最後まで保たれており、決して気持ちだけが先走った実験作等ではありませんでしたよ。
特
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BERNIE MARSDEN-Look at me now-After All The Madness ★★★ (2016-01-23 09:42:32)
号泣!ではなく、くいくいと涙腺を刺激してきて
さめざめと泣かせるタイプの哀愁のインスト・ナンバー。
これ見よがしの派手さはなく、ただ「良いメロディ」を
丁寧に届けるようなバーニー・マースデンのGプレイが
胸に染み入ります。
BERNIE MARSDEN-Look at me now-Look At Me Now ★★★ (2016-01-23 09:38:45)
バーニー・マースデンが歌い上げる
一度聴けばすぐに覚えてしまえる
キャッチーなサビメロも印象的なアルバム表題曲。
イアン・ペイスの軽快に跳ねるDs、
ジョン・ロードが奏でる瀟洒なピアノも心地良い。
なんでヒットしなかったんだろう。
SABER TIGER-Bystander Effect ★★★ (2016-01-21 21:42:13)
木下昭仁(G)の体調不良に、長らくSABER TIGERの土台を支えてきた木本高伸(B)の脱退といった紆余曲折を経て、'15年に発表された最新アルバム。
しかし、脳梗塞の後遺症なぞまるで感じさせない木下と、ソングライターとしても重要な役割を担う田中康治(G)コンビの火を噴くような高速ツイン・リードGが猛然と牙を剥く①を開巻の合図に、野獣の如き攻撃性、マシーンを思わす複雑精緻な構築力、そして人間的激情の迸りが一体となって渦を巻き、終始高いテンションを保つ本作に、そうしたトラブルの悪影響の影は一切見当たらず。前作でやや気になったドラムの音の軽さもきっちりとアジャストして、迷いも躊躇もなくSABER TIGER流パワー・メタル・サウンドを押し進めています。
あと、今回特筆すべきは久々に日本語詞による楽曲が採用されている点。昔から下山武徳(Vo)は日本語詞を歌ってこそ本領を発揮できる
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BERNIE MARSDEN-Look at me now ★★ (2016-01-20 22:25:28)
買い逃したまま今日に至っていた、バーニー・マースデン(G)がWHITESNAKE在籍中の'81年に発表した2ndソロ・アルバムの国内盤CDを、行きつけの中古屋の新春セールにてゲット。こいつは新年早々幸先が良いやと。
マイケル・シェンカーが③に手拍子(!)で客演していることを除けば、ニール・マーレイ(B)にジョン・ロード(Key)、イアン・ペイス(Ds)ら、白蛇人脈活用の参加ミュージシャンの顔触れは前作『AND ABOUT TIME TOO』と概ね同じ。バーニー自身のVoが中心に据えられた、ポップでお洒落な音楽性の方も『AND ABOUT~』の作風を踏襲しています。
・・・というか、こっちに関しては尚一層コマーシャルな方向に踏み込んでる印象で、特に一度聴けば耳から離れなくなる、仄かな哀愁を帯びたキャッチーなOPナンバー①は、本作の魅力を集約したかのような名曲ぶり。また甘くポップ
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THREE MAN ARMY-A Third of a Lifetime-Together ★★★ (2016-01-19 22:27:37)
メロトロンの抒情的な音色がプログレッシブ・ロック的感触も
付与しているアルバムのラスト・ナンバー。
終盤に向けて切れ味と緊迫感を高めていくGプレイのみならず
物悲しいメロディを訥々と歌うシンガーとしても良い仕事しています。
THREE MAN ARMY-A Third of a Lifetime-Butter Queen ★★★ (2016-01-19 22:20:23)
ホットにドライヴしまくるエイドリアンのGのみならず
ドカドカ暴れ回るDs、Gにバチバチ絡んでくるBの
バトルっぷりが堪らなくスリリングでテンション馬鹿上がり。
まさしくHMスタイル先取りの名曲ですね。
THREE MAN ARMY-A Third of a Lifetime ★★★ (2016-01-18 21:45:23)
元祖HMギタリストとも言われるエイドリアン・ガーヴィッツが、兄のポール(B)、元SPOOKY TOOTHのマイク・ケリー(Ds)と共に立ち上げたバンドのデビュー作('71年)。
その本作を語る上で、まず外せないのがOPを豪快に飾る名曲①。軽快に刻まれる単音Gリフと、ドタバタ駆け回るリズムにグイグイ先導されて、熱気を放ちながら各楽器陣がドライヴしまくる様が完全にHMスタイルの先取り状態でカッコイイの何の。
この名曲を聴く為だけにでも購入する価値大いにありですが、実はその①は本編において例外的な楽曲で、全体的には70年代HR作品らしい、メロディアスでバラエティに富んだサウンドが志向されていたりして。
それでも、ストリングスに彩られた優美なバラード④で繊細にアコギを爪弾き、一転ワイルドな⑥ではBと息の合ったコンビネーションを披露し、そしてメロトロンをフィーチュアしたプログレ・
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URIAH HEEP ★★ (2016-01-17 10:32:40)
1/16(土)のURIAH HEEPの来日公演を見て参りました。
出張先で前日にチケット購入、そこから直接、開始時間ぎりぎりに会場入り(しかも立ち見)という駆け込み乗車っぷりだったのですが、何はともあれ見られて良かった。
ライブ内容に関しては、前回同様の素晴らしさ。と言うかむしろ若返っていた印象で、ゲストのLUCIFER'S FRIENDの微笑ましさに比べると、パフォーマンスから観客の反応まで、格段の「現役感」が漂っていて、バーニー・ショウなんて前回よりも声が出ていたのでは?
あと、今回のお目当てだったジョン・ロートン!ルックスは「英国の老紳士」的枯れ具合なれど、パワフルな歌いっぷりは全く衰えることなく健在で感動させられましたね。ラス曲“黒衣の女”ではURIAH HEEPとの共演が実現しましたが、欲を言えば“哀れみの涙”とかも聴きたかったなぁと。
ともあれ、この組
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ADX (2016-01-17 10:01:25)
これ、昔気になって調べたことがあるのですが
どうやら「軟鉄」を意味するフランス語
「Acier doux」の略みたいですね。
なので発音はエーディーエックスで良いのではないかと。
KINGSTON WALL-II ★★★ (2016-01-14 23:51:50)
生前、たまたま本作の「出て来いシャザーン!」「パパラパー!」みたいなジャケットを目にした田舎の婆ちゃんが「アラビヤン・ナイトの世界のようだ」との感想を述べた(“ヤ”の発音がいかにも明治生まれ)、フィンランドのプログレッシブ・ロック・トリオが'93年に発表した2ndアルバム。
同時期に目覚しい躍進を遂げたDREAM THEATERが、プログレとHMの融合を図りモダンさを打ち出していたのに対し、こっちは超絶テクニックや精緻な構築感よりも、Voの素朴な歌唱や、空間を活かした感覚重視の楽曲設計、あと曲によってはヴァイオリン、鳴り物もフィーチュアする等、往年のプログレッシブ・ロック・サウンドをより忠実に継承しているとの印象です。
但し、アートワークの世界観を反映させ大量導入されたエスニックなメロディ並びにリズム・ワークが、本作の個性を際立たせると共に、楽曲の輪郭を明瞭に保ち、サイケ色や
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DOOM-No More Pain ★★★ (2016-01-13 23:46:01)
EXPLOSION RECORDSの名盤群が次々にリイシューされた近年。遂に「最後の大物」と言うべきDOOMの1stアルバムのお出ましと相成りました。
再発話が浮かんじゃ消えてを繰り返した本作なれど、結果的にはバンド自らが関わることで、リマスターだけに留まらず、アレンジから曲順まで異なるLPバージョンとCDバージョン同時収録の2枚組仕様、更にはEP『GO MAD YOURSELF』や、LP発売時の初回盤特典だったソノシート音源までボートラ収録という決定版的装丁での再発が為されたわけですから、長らく待った甲斐があったというものですよ。
・・・と、嬉しさの余りつい前置きが長くなってしまったので、音楽性同様に尖がりまくったルックスと、XのYOSHIKIが(ごく短期間ですが)ヘルプ参加していた事実から「ビジュアル系源流の一つとしてのDOOM」について一席ぶろうとか思ったのですがグダグ
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BATTLEAXE-Burn This Town-Hands Off ★★ (2016-01-11 22:01:24)
初期RIOTをへヴィ・メタリックに仕上げたような
自然と腕を振り上げたくなる
ハイテンション且つドライヴ感満点の疾走ナンバー。
これまたリフのカッコ良さが印象的。
ライブだとインスト・パートを拡張して
掛け合いをやりそうなタイプの楽曲ですね。
BATTLEAXE-Burn This Town-Battleaxe ★★★ (2016-01-11 21:56:14)
雷鳴のようなイントロから
シンプルだけどえらくカッコイイ
シャープなGリフが刻まれ、そしてシャウト一発!
というメタル100%な導入部で笑顔になってしまう
バンドのテーマ曲。終盤の「バッ!トル・アックス!」の
連呼は一緒に叫びたくなりますね。
BATTLEAXE-Burn This Town ★★★ (2016-01-11 00:34:45)
内容よりも、ヘッタクソなジャケットのインパクトでHR/HMリスナーの記憶に刻まれる、BATTLEAXEの1stフル('83年)。そりゃ技術レベルで言ったら全く弁護できませんが、でも半端に上手い代物より、テクはないけど味だけは有り余ってるこのイラストの方が彼らには似合っていますよ。(いや皮肉じゃなく)
そんな本作に託されているのは、今ひとつな音質の下、上手かないけど熱意は伝わるヘタウマVoをフィーチュアし、エッジーなGリフ主体でストレートに押して来る極めてオーソドックスなNWOBHMサウンド。普通はそれを土台に、更にその上にスラッシーな攻撃性だったり、LAメタル風の華やかさだったりといった自分なりの「色」を盛るもんですが、本作はそうした足し算感覚ゼロ。例えるならミートソースのかかってないスパゲティか、はたまた天カスしか浮いてないうどんか、みたいなソリッド過ぎる味わい。
なので、
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GALNERYUS-VETELGYUS-SECRET LOVE ★★★ (2016-01-09 00:37:34)
キャッチーなポップ・センスも垣間見える
GALNERYUSの曲作りのセンスの良さが発揮された
メロディアスなHRナンバーの名曲。
楽曲に優美な感触を加味してくれる
YUHKIの鍵盤プレイが秀逸。
GALNERYUS-VETELGYUS-ENDLESS STORY ★★★ (2016-01-09 00:32:01)
9thアルバムOPナンバーにしてハイライト。
聴いているだけで沸々と腹の底から力が湧き上がってくるような
高揚感に満ちた曲調を、小野正利の強力無比なハイトーンVoと
SYUの縦横無尽に駆け巡るGプレイが援護射撃するのですから
これで素晴らしい仕上がりにならないわけがない!と。
GALNERYUS-VETELGYUS ★★★ (2016-01-07 23:04:32)
8th『ANGEL OF SALVATION』が、メロパワ色を強め大作方向に振った作風が必ずしもストライクゾーンど真ん中とは言い難かった為(好きだけどね)、何となく気乗りせずに購入をズルズル後回しにしてしまっていた'14年発表の9thアルバム。
6分越えの楽曲が半数を占め、収録時間も70分オーバーの超過ボリュームと知った時はゲップの一つも出そうになりましたが、ところがどっこい。GALNERYUS印の名曲①~②によって力強い疾走感と飛翔感を伴い幕を開ける本作は、テクニカルな演奏の応酬が演出する緊張感とカタルシス、ドラマティックな曲展開を際立たせるシンフォニックなアレンジ、そして「単に高い声が出る」とかいう次元を遥かブッちぎり、聴く者の心胆を奮い立たせてくれるような高揚感に満ちた小野正利の歌唱を基軸に畳み込む楽曲群のお陰で、本編の長大さに反し、退屈を覚える暇は皆無。気が付けば当初感じて
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TAI PHONG-Last Flight-Farewell Gig in Amsterdam ★★★ (2016-01-06 22:33:24)
9分に及ばんとする大作曲ですが、くるくると猫の眼のように
変わる曲展開のお陰で中弛みはなし。
大仰さよりも軽やかさが勝っている辺りが3rd収録曲らしいところなれど、
Voの声質からして既に泣いているバンドゆえ、能天気な印象もなし。
前半の山となる優美なピアノ・ソロ、そしてクライマックスで踊る
“STARLESS”風(但しテイストは正反対)のサックス・ソロが聴きモノです。
CANNATA-Watching the World ★★★ (2016-01-04 22:26:58)
セルフ・タイトルのデビュー作がメロディ愛好家の間で絶賛されたARC ANGEL。その中心人物だったカナダ人ミュージシャンのジェフ・カンナタが、自主制作でレコーディングしたソロ・アルバムがコレ。'93年にはゼロ・コーポレーションを通じて日本盤もリリースされました。
90年代再発ブーム華やかなりし頃にARC ANGELの存在を知り、遡って本作も購入したのですが、これがプログレと呼ぶにはキャッチーで、AOR/産業ロックで括るにはインスト・パートや凝ったアレンジメントからアーティスティックな主張が迸るサウンドが、まさしくARC ANGEL時代そのまんまな音楽性で嬉しくなりましたね。
ジェフ・カンナタが甘く儚げに歌い上げるメロディが、ヴァースからサビに向かって聴き進めるに従い哀愁を深めていく①、躍動感溢れる②、サックスも取り入れたアーバン且つメロウな③という冒頭三連発で聴き手をぐっと作
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TAI PHONG-Last Flight ★★★ (2016-01-03 22:21:19)
タイトルが暗示するかの如く、TAI PHONGのラスト作となってしまった'79年発表の3rdアルバム。(現在はご他聞に漏れず再結成済み)
永の愛聴盤だった前2作に比べ、この3rdは「売れ線に走った」との事前情報と、なぜか若き日のマサ伊藤も映ってる(←人違い)気の抜けたジャケットに対する違和感から、長らく購入を躊躇し続けていました。しかし再発を期にトライしてみれば、これが実にTAI PHONGらしい充実作で、俺ぁ何でこれをもっと早く聴かなかったのだろうと。
確かに従来作に比べると泣きや哀愁は後退、その分ポップな味わいが増しています。ただ、元々の泣きっぷりが強烈だっただけに、これで漸く人並みレベルに落ち着いただけ…どころか、本作ですらそこいらのバンドより余程メロディが泣いているという。
プログレ・バンドらしい拘りを感じさせるアレンジや曲展開を損なわずに、カラッと明るいポップ
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BLACK SABBATH-Forbidden ★★ (2015-12-28 23:01:53)
COZY is back! 愛しの『TYR』編成により制作されたBLACK SABBATHのアルバムですが、レコード会社からの「今はラップ・メタルとかがクールなんでゲスよ。うへへ」(悪意ある誇張)との全くクールでない入れ知恵の下、ラッパーをプロデューサーに起用して、更にコミカルなアートワーク――イラスト自体は悪くない出来――は荘厳だった前作との落差がタイガー・スープレックスばり・・・と、当時は聴く前から嫌な予感をひしひしと覚えざるを得ませんでした。
事実、うねり押しの曲調や、蠢くように刻まれるGリフは明らかに90年代仕様で、こうした低重心なサウンドの中ではトニー・マーティンが持ち味の「伸びやかさ」を十二分に発揮出来ているとは言い難く、歌メロが精彩を欠く印象。そのせいか収録曲のむらっ気は前作以上で、“CROSS OF THORNS”級の名曲も見当たらず…。
ただ、主張の強いアイ
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MARSHALL LAW-Power Crazy-Cry out from the Dark ★★★ (2015-12-27 10:51:41)
EP『POWER CRAZY』の中でも頭抜けた存在感を放つ
劇的なカッコ良さを提示するJUDAS PRIEST型疾走ナンバー。
1st『MARSHALL LAW』に収録されていてもおかしくない名曲っぷりですよ。
音の悪さ的にも。
PICTURE-Eternal Dark-Eternal Dark ★★★ (2015-12-26 10:05:00)
HAMMERFALLがカヴァーしたことでも知られる
ダークで重厚なアルバム表題曲。
ヤスリ声のVoが歌う憂いを含んだメロディが秀逸で
合唱を誘われるサビ部分がライブじゃさぞかし
盛り上がったであろうことは想像に難くありません。
PICTURE-Eternal Dark-Battle for the Universe ★★ (2015-12-26 09:58:58)
主張の強いGリフに引っ張られて疾走する
PICTURE印のスピード・ナンバー。
ただ初期の頃に比べるとNWOBHM風味の
荒々しさが薄れて、鍛え上げられた
アスリートの如きタイトさと逞しさが
感じられるようになりました。
PICTURE-Eternal Dark-Make You Burn ★★ (2015-12-26 09:53:39)
Gリフから歌メロに全体の主導権が移ったことで
メロディックな感触が増強。
併せて地下室臭が抑えられ、溌剌とした
キャッチーさも感じられるようになる等、
PICTUREサウンドの変化というか進化を
実感させてくれるミッド・チューン。
そこはかとなく憂いを帯びた歌メロが美味。
PICTURE-Eternal Dark ★★★ (2015-12-23 09:51:53)
『暗黒の髑髏』なる仰々しい邦題付きで、2nd以来、再び日本盤リリースが実現した'83年発表の4thアルバム。
3人目のシンガー交代に、中心的メンバー、ジャン・ヴァン・ベクタム(G)の脱退、更に2人の新ギタリストが加わってツインG体制へ移行…と、ドラスティックなバンド内変革に併せて音楽性の方にも変化が。
大幅向上を遂げたサウンド・プロダクションに、テンポを抑え気味にして、その分メタリックな声質で歌いまくる新Voの存在を活かしメロディの増量が図られた楽曲等、本作は従来のNWOBHM然としたスタイルから脱し、メジャー・アーティストとして一皮剥けるべく勝負に出たバンドの覚悟の程がガッツリ刻まれた仕上がり。
後にHAMMARFALLがカヴァーした重厚な①や、Gリフ主体ではなくVoが主役を張る③といった、メロディックなミッド・チューンが本編の「顔」として存在感を放つ一方で、HMバン
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MARSHALL LAW-Power Crazy ★★★ (2015-12-21 21:33:44)
MARSHALL LAWのカタログの中では「おもちゃのカンヅメ」ばりに幻の存在だった'91年発表の4曲入りEPが、NO REMORSE RECORDSから遂に再発の運びとなりました。
モダンな味付けを取り入れて評価が割れた2nd『POWER GAME』に比べると、この頃は全く迷いなく1st『MARSHALL LAW』で披露したJUDAS PRIEST型ブリティッシュHM路線を絶賛追求中。今もって「隠れた名盤」と高評価され続けるあのデビュー作に痺れた身なら、思わず頬が緩むこと請け合いなサウンドがぎゅっとパッケージされています。
まぁ、音質の貧弱な坊やっぷりと来たらブルーワーカーが必要なレベルですし(これじゃリマスターしようが何しようが焼け石に水ですよ)、冷静になって聴くと、疾走ナンバー②の劇的なカッコ良さが突出していて、あとの楽曲は平均点かな…?との印象が無きにしも非ずではある
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ADX-Ultimatum-Comando suicide ★★★ (2015-12-19 09:54:38)
ドラマティックなインスト序曲に誘われ、
研ぎ澄まされたGリフと勇ましげにハモるツインGを伴って
スピーディに駆け抜けていくOPナンバー。
少々オッサン臭いVoが歌う、思わず一緒に歌いたくなる
キャッチーなサビも良い出来です。
PICTURE-Heavy Metal Ears-Rock & Roll / Under Your Spell ★★★ (2015-12-15 22:38:11)
タイトルからも察しが付くように
バラード調の前半と、テンポアップする
ハード・ロッキンな後半の二部構成からなる
ドラマティックな大作ラスト・ナンバー。
「PICTUREを勢いだけのバンドと舐めんなよ?」
との主張が聞こえてくるかのようです。
PICTURE-Heavy Metal Ears-Spend the Night With You ★★ (2015-12-15 22:22:32)
どことなくDIOを思わすGリフによる
3分間の波状攻撃に思わず頭が動く
アグレッシブ且つノリノリな逸品。
日本盤だと確か“夜間飛行”という
邦題が付けられていたはず。
PICTURE-Heavy Metal Ears-Heavy Metal Ears ★★★ (2015-12-15 22:13:54)
アルバム表題曲にして、頭からいきなり
カマされる本編のハイライト・ナンバー。
「メタル耳」なる曲名からして奮ってますが
その名に相応しく、ヤスリ声で熱唱するVoに
鼓膜を切り裂くGリフ、スリリングに疾走する
リズムとGソロ…と、どこを切っても
「ザ・ヘヴィ・メタル!」なPICTURE屈指の名曲です。
PICTURE-Heavy Metal Ears ★★★ (2015-12-14 23:23:59)
オランダ初のHMバンドと言われ、VADENBERGのバート・ヒーリンク(Vo)も在籍していたPICTUREが'81年に発表し、日本デビュー作ともなった2ndアルバム。余談ながら『危機からの脱出』なる邦題を冠され、戦闘機の描かれたタミヤのプラモ箱絵みたいなジャケットが目を惹いた日本盤LPに比べ、CDで買った輸入盤は味気ないデザインでちょっぴりガッカリした覚えが・・・。「日本盤がオリジナルを無視して盛りまくっただけ」と言われりゃそれまでなんですけどね。(閑話休題)
そんな本作は、まさにNWOBHM全盛期にリリースされた作品に相応しく、キレのあるGリフと疾走感溢れるリズムが、小細工を弄したりせず「せーの、どん!」で一斉に押し出してくるかのような、シンプル且つ力強いHMサウンドを全編に亘って展開。特にヤスリ声のVoと、攻撃的に駆け巡るGの存在が映えるスピーディなアルバム表題曲①は、メタル者
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ADX-Ultimatum ★★ (2015-12-11 22:54:59)
90年代に一度復活して、その後なりを潜めていたかと思ったらいつの間にか再復活していたADX、'14年発表の(現時点での)最新作・・・かな?
お月さんに照らされて、断頭台がぽつねんと佇んでいたデビュー作のアートワークから幾年月。今回のジャケットはギロチンだけじゃなく、悪魔やら骸骨やらが「どこの煉獄か」っつーぐらい執拗に描き込まれていてゴージャスさ(なのか何なのか)大幅UP。
これで内容がショボかったら失笑の一つもお見舞いするところですが、どっこい本作には、鋭角的なGリフから疾走感溢れるリズム、その上で劇的にハモるツインG、「語感がメタルに合わない」との難癖にも屈せず拘り続けたフランス語による歌詞まで、ADXならではの個性がしかと刻印されているのだから侮れません。
「フランスの飛ばし屋」ってな風情のスピード・メタリックな荒々しさは薄れましたが、ベテランらしく安定感と構築感推
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BLACK SABBATH-Cross Purposes-Cross of Thorns ★★★ (2015-12-10 23:15:10)
持てる力全てを振り絞るように熱唱しても
どこか冷ややかな(汗臭くならない)
トニー・マーティンの歌唱が、
闇よりも暗い奈落の底へと
ゆっくりと沈み込んでいくような
暗鬱にして荘厳な美しさを湛えた曲調に華を添えます。
様式美サバス時代最後の名曲。
BLACK SABBATH-Cross Purposes ★★★ (2015-12-10 00:01:32)
ロニー・J・ディオ擁するラインナップが早々に瓦解したことを受け、トニー・アイオミはキープ君(死語)…もとい気心の知れたシンガー、トニー・マーティンを呼び戻して(ドラマーには元RAIBOWのボブ・ロンディネリを起用)'94年に本作を発表しました。
当時はどうしても『ETERNAL IDOL』『HEADLESS CROSS』『TYR』と比較してしまい、「収録曲の出来にムラがある」とボヤいていたのですが、時間の経過に伴い、無駄な比較をせずに単体で楽しめるようになると「これって案外・・・いや、非常に良い!」と評価が急上昇しましてね。
ギーザー・バトラーのBが生み出す漆黒の闇の中で、マーティンの麗しい歌声とアイオミの泣きを湛えたGプレイが艶やかな光沢を放つサウンドは、「烏の濡羽色」とでも言うべき仕上がり。確かに印象に残る曲/そうでない曲の境目が結構あからさまですが、緊迫感を湛えて疾走す
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CASBAH-DINOSAURS ★★ (2015-12-07 23:42:52)
CASBAHが'98年に残した再録ベスト盤。それまで入手困難な状態にあった彼らの初期の名曲/代表曲の数々が、テープの伸びとかを気にせずに気軽に!まとめて聴くことが出来る!と発表当時かなり重宝致しました。
音質的には厳しいものがあったオリジナル版に比べ、向上著しいプロダクションは人によっては大歓迎でしょうし、スピーカーを食い破らんばかりの野太さで襲い来る羽鳥恭充のVoも、完全に嘗ての己を凌駕するド迫力。まさしくCASBAH入門編に打って付けの1枚です。
・・・と、良いこと尽くめのようでいて、個人的に本作に今ひとつ乗り切れぬまま今日へと至ったのは、締まりに乏しい音作りがあまり好きになれなかったせいなんですよね。後に発売された2枚組の初期音源集『RUSSIAN ROULETTE~NO POSERS ALLWED 1985-1994』』と聴き比べると、ラフでチープだが(であるがゆえに
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CASBAH-Reach out-Five Thousand Feet ★★★ (2015-12-06 01:21:00)
これまで以上にしっかりと「歌う」羽鳥恭充のVoと、
トライバルなグルーヴ渦巻くリズムとが、クライマックス目掛けて
緊迫感をぐいぐい高めていく様に圧倒されていまいます。
CASBAHが一回りも二周りもスケールアップして帰って来たことを
物語る名曲ではないでしょうか。
CASBAH-Reach out-Inside Me ★★★ (2015-12-06 01:10:33)
「シンガー」としての実力を存分に発揮する羽鳥に、
叙情的な導入部に始まって、山あり谷あり、激しくドラマティックに
盛り上がっていく7分以上に及ぶ曲展開など、CASBAHの新生面を表すと共に、
アルバムのハイライト役も担う頼もしき大作曲です。
CASBAH-Reach out-Unsung Heroes ★★★ (2015-12-06 01:04:53)
実にCASBAHらしい直線的な突撃スラッシュ・ナンバーでありつつ
パワー・メタリックなコーラスには、聴く者の士気を鼓舞するかのような
力強さが宿っています。
HALESTORM-Into the Wild Life-I Am the Fire ★★★ (2015-12-03 23:34:22)
オフィシャル・ビデオも制作されている
3rdアルバムのリーダー・トラック。
実際、本編中最も出来が良い。
特に歌心を燃焼させるかのようなリジー嬢の
全身全霊を込めた絶唱はメタル魂にビンビン響きます。
来日公演に行きたかった・・・。
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