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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2651-2700
SAINT-Time's End
KING KOBRA-Ready to Strike
HERITAGE-Remorse Code-Attack - Attack
HERITAGE-Remorse Code
GOLDEN FARM-ANGEL'S TEARS-FIRE AND ICE
GOLDEN FARM-ANGEL'S TEARS
RAVEN-Architect of Fear
HIBRIA-Hibria-Church
HIBRIA-Hibria
MARCHELLO-Destiny-First Love
MARCHELLO-Destiny-Destiny
MARCHELLO-Destiny
ECLIPSE-Are You Ready to Rock-Under the Gun
ECLIPSE-Are You Ready to Rock-Hometown Calling
ECLIPSE-Are You Ready to Rock
OUTLOUD-Let's Get Serious-Like a Dream
OUTLOUD-Let's Get Serious-I Was So Blind
OUTLOUD-Let's Get Serious
ARMORED SAINT-Win Hands Down
RAVEN-Mad-Speed of the Reflex
RAVEN-Mad
Y & T-Ten-Surrender
Y & T-Ten-Ten Lovers
EXCITER-Unveiling the Wicked-Invasion/Waiting in the Dark
PHANTOM-Dead or Alive
Y & T-Ten
EXCITER-Unveiling the Wicked
LEGEND(80'S)-Death in the Nursery
LEGEND(80'S)-Legend
AFFAIR-No Substitute
AFFAIR-Face to Face
SOLITUDE-Reach for the Sky
WARLORD-Rising Out of the Ashes
ARTCH-Another Return
HALESTORM-Into the Wild Life
GREAT WHITE-Shot in the Dark
STORMWIND-Rising Symphony-Stranger From the Sea
STORMWIND-Rising Symphony-Touch the Flames
STORMWIND-Rising Symphony
ULTRA-VIOLENCE-Deflect the Flow-Fractal Dimension
ULTRA-VIOLENCE-Deflect the Flow-Burning Through the Scars
ULTRA-VIOLENCE-Deflect the Flow
WARLORD-Deliver Us-Lucifer's Hammer
WARLORD-Deliver Us-Child of the Damned
Exarsis-The Human Project-The Human Project
Exarsis-The Human Project-The Brutal State
Exarsis-The Human Project-Skull & Bones
WARLORD-Deliver Us
EXCITER-Long Live the Loud
Exarsis-The Human Project
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発言している20曲を連続再生 - Youtube



SAINT-Time's End ★★ (2015-09-18 00:57:59)

名曲“LEGIONS OF THE DEAD”を収録する自主制作EP『WARRIORS OF THE SON』で'84年にデビューを飾った4人組が、'86年にPURE METAL RECORDSから発表した1stフル・アルバム。
ロブ・ハルフォードの生霊を憑依させたかのようなシンガーのイタコ真っ青な歌唱を筆頭に、JUDAS PRIESTに瓜二つな音楽性がマニアの間で評判となった彼ら・・・と書くと、単なる物真似バンドと思われるかもしれませんが、逆に「メタル・ゴッドと聴き紛う程のクオリティを有していた」とも言えるわけで。
もっさりとした音質に、まとわりつく垢抜けないマイナー・メタル風味と、アメリカのバンドらしいキャッチーさが加わった2nd『TOO LATE FOR LIVING』の名盤っぷりにはまだまだ及ばないまでも、デビューEPに比べると肩の力が抜け、ロブ・ハルフォー度を増した
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KING KOBRA-Ready to Strike ★★★ (2015-09-14 23:20:31)

個人的に「昭和の三大コブラ」と言えば、アントニオ猪木のコブラツイスト、マリオン・コブレッティ刑事、そしてこのKING KOBRAで決まりですよ。(次点は『ベストキッド』のコブラ会)
LAメタルの盛り上がりを目の当たりにしたカーマイン・アピスが「乗るしかない、このビッグ・ウェーブに!」と結成したKING KOBRAは、集められた野心に燃える新人メンバー(後にそれぞれ確固たるキャリアを築く腕利き揃い)全員を金髪で固め、カーマインを含むグループショットが「金色毬藻に囲まれたウニ一匹」みたいな様相を呈するビジュアル戦略も話題を呼んだような呼ばなかったような。
しかし何より彼らを語る上で欠くことが出来ないのが、'85年発表のデビュー作たる本『READY TO STRIKE』と、その幕開けを劇的に飾るアルバム表題曲の存在。キャッチーなVoメロディ、印象的にハモるツインGを散りばめた、疾走
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HERITAGE-Remorse Code-Attack - Attack ★★★ (2015-09-13 23:32:08)

NWOBHM史に残る名曲!と持ち上げるつもりはありませんが
アルバムのハイライト・ナンバーであることは間違いないのではないかと。
曲名に相応しく攻撃的に牙を剥くアップテンポの曲調ゆえ、
ミドル~スロー・ナンバーだと音程の甘さが気になるVoの粗も
(さほど)目立ちませんし、ツインGも劇的にハモってくれて
楽曲の印象向上に大きく貢献してくれています。

HERITAGE-Remorse Code ★★★ (2015-09-12 23:58:34)

後にSTATETROOPER立ち上げに関わるスティーヴと、SAXONに籍を置いたポール“FASKER”のジョンソン兄弟を中心に、NWOBHM期に活動していたバンドが'82年に発表した1stフル・アルバム。
NWOBHMのメロウ・サイドに属する、メロディとハーモニー重視の叙情HRサウンドがマニア筋でそこそこ評価された本作。個人的にも(かつて入手に苦労させられた思い入れ込みで)三ツ星評価を付けることに躊躇いはないのですが、ただ、じゃあこれがナウなヤングにウケる音かと言えば、正直かなり微妙なとこかと。
プロダクションのしょぼさはこの手のバンドの常と諦めるにしても、前へ出てくる割に終始不安定感が付き纏うVo(専任シンガーが見つけられなかったため弦楽器隊がシェアしている)や、センスは十分なのに主張の弱いツインG、そしてキメ曲不在によるフラットな本編構成etc・・・と、全体的に押し出しの
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GOLDEN FARM-ANGEL'S TEARS-FIRE AND ICE ★★★ (2015-09-10 23:37:36)

JOURNEYとSURVIVORの美味しいトコ取りな(?)
アップテンポの快活なHRチューン。
弾きまくるGソロが楽曲の持つ爽快感を
効果的に盛り上げてくれています。

GOLDEN FARM-ANGEL'S TEARS ★★★ (2015-09-09 23:17:49)

スペイン産メロディアスHRバンドというと、古くはHIROSHIMA、近年だと91 SUITEやNEXX等の名前が思い浮かびますが、このGOLDEN FARMが'03年に発表した1stアルバムも、それらのバンドに引けをとらない出来栄え。
同国大手のAVISPA RECORDSのプッシュを受けてるだけあって、ドメスティックなイモ臭さを殆ど感じさせないメロハー・サウンドは、シンガーの伸びやかな歌唱力から、ネオクラシカルな美旋律も紡いでみせるGを始めとする楽器陣の演奏力まで、デビュー作にしてに早くも世界水準に達しています。
ピアノによるイントロ転じて軽やかに幕開けを飾る、ハードポップのお手本のようなOPナンバー①を挨拶代わりに、エッジを効かせて爽快に疾走する③があったかと思えば、重厚なアレンジの施されたヘヴィな⑧や、中期イングヴェイを思わす冷ややかな⑩があったりと、本編の流れが単調に
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RAVEN-Architect of Fear ★★ (2015-09-08 00:08:29)

発売前の雑誌レビューで、地味、地味、言われてて「んなわけねぇだろ!」と思って聴いたみたら、「あ、本当に地味だ・・・」となった'91年発表の8thアルバム。
理由は大きく分けて二つ。一つはヘヴィネスとアグレッションを重視するあまり楽曲からキャッチーさが薄れてしまっている点で、もう一つは収録曲の詰め込み過ぎ。元々、曲作りにしろパフォーマンスしろ小器用に立ち回れるタイプのバンドじゃないので、60分近い収録時間は幾らなんでもダレますって。
しかし、一口に「ヘヴィ」と言ってもその質感は流行に影響された『GLOW』等とは全く異なりますし、ドイツへと渡って当地のパワー/ヘヴィ・メタル・バンド勢に触発されたのか、アメリカ時代の試行錯誤を吹っ切ったかのように、焦点を絞り込み徹底的にソリッドにシェイプアップされたRAVENサウンドは、冒頭で述べた欠点も大目に見ようかなという気にさせてくれる気迫に
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HIBRIA-Hibria-Church ★★★ (2015-09-03 23:57:47)

ユーリ・サンソンが灼熱声を活かして
歌い上げるサビメロにメタル魂が熱くなる名曲。
初期の正統派HM路線と、現在追及している
モダンなテクニカル・メタル路線が
上手いこと1曲の中で組み合わされています。

HIBRIA-Hibria ★★ (2015-09-03 00:05:49)

セルフ・タイトルを冠した'15年発表の5thアルバム。最初に書いておくと、今回も初期路線ではありませんので。曲によっては管楽器が吹き鳴らされたり、スティーヴィー・ワンダーの“愛するデューク”のカヴァーに挑戦してみたりと、それはもう拡散の方向へ意気揚々と突き進んでいて、山本リンダばりに「もうどうにも止まらない」と。
しかしながら、それでも本作がストロングなHMアルバムであることに違いはありません。ユーリ・サンソン(Vo)のメタル魂を燃焼させるかの如き熱唱も、テクニカルな楽器陣が火花散らすインスト・パートのテンションの高さも健在。中でもパワフルにして劇的な⑧は、本作購入を悩む人に「この曲目当てで買いなよ」と声掛けて回りたくなるカッコ良さですよ。
先に触れたホーン・セクションについても、別に鳴り物が導入されたからといって能天気になってしまったわけはなく、その使用法は主にサウンドの「
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MARCHELLO-Destiny-First Love ★★★ (2015-09-01 22:48:26)

シンガーとして、ギタリストとして、何よりコンポーザーとして
実力が遺憾なく発揮されたドラマティックなバラードで
ジーン・マルチェロが「これが俺のベスト・パフォーマンス」と
胸を張るのも納得の名曲ぶり。エンディングのGソロは
もうちょっと抑えても良かったのでは?と思わなくもないですが
これが若さか・・・ってなもんですよ。

MARCHELLO-Destiny-Destiny ★★★ (2015-09-01 22:37:03)

イントロ40秒聴いただけで、もう名曲であることは明白。
Voに負けじと前へ前へと出てくるGの張り切りぶりに耳奪われますが
考えてみりゃどっちも担当はジーン・マルチェロでした。
曲調を考えるとちょっと弾き過ぎな感が無きにしも非ずなれど、
若きギタリストのデビュー作ならこれぐらいの血気盛んぶりは
十分許容範囲内。Voも担当して力点が分散したことで
ぎりぎりバランスは保たれたかな?と。
あと、ハード且つドラマティック、でも透明感が漂ってくる辺りは
確かに北欧メタルっぽい。

MARCHELLO-Destiny ★★★ (2015-08-31 22:58:23)

GOOD RATSのメンバーで、FIONAのアルバム等をプロデュースしていたペピ・マルチェロを父に持つミュージシャン・・・というよりも、OZZY OZBOURNEのギタリストの座を、ザック・ワイルドと最後まで争った人物として記憶されるジーン・マルチェロ(Vo、G)率いるバンドが、'89年に残した唯一作。
早熟の天才G奏者なる前評判に、購入当時は何となく「力の限り弾き倒すSHRAPNEL系パワー・メタル」を期待していのですが、実際のところ、彼のギター・ヒーロー然とした華を感じさせるGプレイは確かに楽曲内を縦横無尽に駆け巡ってはいるものの、その演奏スタイルは押しと引きを十分に心得たもの(そもそもテクだけが売りのギタリストをオジーが欲する筈もなく)。サウンド自体、自らが担当する伸びやかな歌声の活かされた溌剌と弾む喉越し爽快なメロディアスHR路線で、このテクニカルな奏者と、キャッチーなメロ
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ECLIPSE-Are You Ready to Rock-Under the Gun ★★★ (2015-08-30 00:42:57)

叙情的なイントロから、シャウト一発、
熱く弾ける攻撃的な曲調へと転じる様式美全開な曲展開で
早くもハート鷲掴み。
北欧のバンドらしい憂いをたっぷりと湛えつつも、
一緒に歌いやすいキャッチーさも加味されたサビメロに
メタル魂が燃え上がりますよ。

ECLIPSE-Are You Ready to Rock-Hometown Calling ★★★ (2015-08-30 00:37:10)

円を描くような感じで刻まれるGリフ、
疾走するリズムや印象的にハモるツインGまで、
曲調はヘヴィ・メタリックと言っていいぐらい
アグレッシブですが、その上に乗っけられた
歌メロは実に伸びやかでフックに満ちています。

ECLIPSE-Are You Ready to Rock ★★★ (2015-08-28 22:32:07)

FRONTIER RECORDSが仕掛けた数多のプロジェクトに参加し、ソングライターとしての手腕を振るって来たスウェーデン人アーティストのエリック・マーテンセン。その彼のメイン・バンドたるECLIPSEが'08年に発表した2ndアルバム。
そんなわけで聴く前から出来の良さは約束されたようなもんの本作ですが、実際に聴いた後も、その信頼が裏切られることはありませんでした。80年代風味満点の健康的なメロディックHR(日章旗ジャケットの採用は80年代っぽさを演出するためか?)という、デビュー作で披露したサウンドを継承しつつ、メロハー路線に寄せてた前作に比べると、今回はWHITESNAKEやUFOといった彼らのルーツたるブリティッシュHRバンド勢に対する愛情をつまびらかに開陳することで、楽曲に、よりハード・ロッキンなエッジと躍動感が加味されているのが特徴。その辺は『ARE YOU READY
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OUTLOUD-Let's Get Serious-Like a Dream ★★★ (2015-08-26 21:55:10)

哀愁をたっぷりと湛えたメロハー・ソングなのですが
ゆったりとハモる泣きのツインGがPRAING MANTISに
通じる威力を発揮する場面も。

OUTLOUD-Let's Get Serious-I Was So Blind ★★★ (2015-08-26 21:50:42)

クッサクサなイントロだけで
「ハイハイ、俺の負け俺の負け」
となってしまうアルバム屈指の名曲。
70年代青春ドラマの主題歌に通じる(?)
哀愁を帯びた痒い所に手の届くメロディは
何度聴いても胸に響きます。

OUTLOUD-Let's Get Serious ★★★ (2015-08-23 11:21:26)

近年はガス・G率いるFIREWINDでの活動で知られるギリシャ人Key奏者のボブ・カティオニスが結成の音頭を取った5人組が、'14年に発表した3rdアルバム。
ちなみにジャケットにフィーチュアされているのはボブさんのモデルの彼女。この「自慢か!」なジャケ写を見ただけだと、ゴキゲンなパーティ・ロックでも聴かされそうで思わず身構えてしまいますけども、どっこい本作の中身は、心洗われるようなキャッチーなメロディを満載にした80年代型メロディック・メタル。
ジャンルとしてはNWOTHMの範疇で語られている作品のようですが、メタリックなエッジと疾走感を効かせつつも、歌心に溢れたシンガーの歌唱から、サウンドの中核を担い華々しく切り込んでくるKeyに至るまで、その作風からは必要以上の「力み」は感じられません。場面によってはJOURNEY、SURVIVORといった産業ロック方面からの影響も濃厚
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ARMORED SAINT-Win Hands Down ★★★ (2015-08-22 01:29:50)

ARMORED SAINTの作品と対峙するのは随分と久し振りなのですが、お~全然変わっとらんのぞ、と。そう言えば、以前に『SYMBOL OF SALVATION』を聴いた時も「この人ら、(良い意味で)全然変わらんなぁ」との感想を持ったことを思い出しましたよ。
但し、甲冑風の衣装を身に纏い、“キエフの大門”で華々しく幕が開いた名盤『MARCH OF THE SAINT』のイメージで本作に挑むと、今回の地味というか地に足が着いてるというか・・・な作風には肩透かしを食うことになるではないかと。ここには勇壮なスピード・ナンバーやエピック・ソングといった判り易いタイプの楽曲は見当たらず(実のところ『MARCH~』だって表題曲を除けばそんな感じだったのですが)、また、熱いのか醒めてるのか、やる気があるんだかないんだか分かり辛いジョン・ブッシュ(Vo)のぶっきらぼうな歌い回しも、そうした印象に拍
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RAVEN-Mad-Speed of the Reflex ★★★ (2015-08-20 22:45:43)

ハイテンションな突撃ナンバーですが、
緩急の織り込まれたドラマティックな曲展開からは
アメリカで荒波に立ち向かい続けたRAVENが
身に着けた風格というか、オーラの如きものが
立ち上って来るかのようです。

RAVEN-Mad ★★★ (2015-08-19 23:11:31)

念願の米メジャーとの契約を手に入れるも、レーベル側からのアルバム作りに対する度重なる介入に鬱憤を溜め込んでいたRAVENが、「だったらEPで好き勝手やったるわい!」とストレス発散目的(推測)でレコーディング、'86年に発表した5曲入りEP。
ハードコア/パンク・バンド顔負けのノリ一発な姿勢は、ヒネリもクソもない直球タイトルから、ラフな音作りやジャケット・デザインにもバッチリ反映。特にジョン・ギャラガーがイキ顔晒してるアートワークなんて、子供がうっかり目にした日にゃ悪夢にうなされそうな凶悪ぶり。試しに自宅で奉ってみたところ、家に憑いてた自縛霊が逃げ出したとの未確認情報もあったりなかったり。
全編、ギミックを排したアスレチック・ロック・ソングでハイテンションに押しまくっていますが、初期作のようなアウト・オブ・コントロール感はなく、むしろ緩急をナチュラルに織り込んだ作曲術からは、メ
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Y & T-Ten-Surrender ★★★ (2015-08-18 22:15:24)

キャッチーな楽曲構築術と、胸を打つ哀愁のメロディ&
エモーショナルなパフォーマンスとが渾然一体となった
後期(と言って良いのかどうか)Y&Tが目指した音楽性の
完成形と評すべき名曲。
それだけにこれが最終作の最終曲となってしまったのは
残念無念。当時の話ですが。

Y & T-Ten-Ten Lovers ★★★ (2015-08-18 22:09:26)

“SURRENDER”と並ぶアルバム『TEN』のハイライト。
皆さん仰られる通り、フォーク的な侘しい哀愁漂う前半から
バンド全体が加わって熱く激しく、それでいて泣きを損なうことなく
盛り上がっていく後半戦は何度聴いてもグッときます。

EXCITER-Unveiling the Wicked-Invasion/Waiting in the Dark ★★★ (2015-08-18 21:52:08)

重々しいイントロから疾走を開始し、
中間部に「聴かせる」インスト・パートを挟んで
ドラマティックに展開していく構成が
これまでになかった魅力を放つ名曲。
ダン・ビーラーは明らかに歌いきれていませんが
この人はこれで良い。

PHANTOM-Dead or Alive ★★ (2015-08-17 23:40:46)

日本デビュー作となった3rd『CYBERCHRIST』('93年)が評判を呼んだことから、急遽国内盤の発売が実現した'86年発表のPHANTOMの1stアルバム。オリジナル盤は全8曲でしたが、日本盤はボーナストラックとして1曲追加し全9曲が収録されています。
流石は天下に名だたるNEW RENAISSANCE RECORDSからのリリースだけあってプロダクションのショボさは折り紙付き(たった1週間でレコーディングされたのだとか)。おまけに当時の彼らはバンドとしての陣容さえまともには整っていない状態だったそうで。
「JUDAS PRIEST影響下の疾走感溢れるパワー・メタル」というサウンド・スタイルは、既にしっかと見据えられていて頼もしい限りですが、正直なところ楽曲は少々地味。Keyソロもフィーチュアして疾走するアルバム表題曲①やドスの効いたミッド・チューン③等、収録曲はどれも
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Y & T-Ten ★★★ (2015-08-17 01:02:22)

YESTERDAY & TODAY時代も含めると丁度10枚目の作品ということで、シンプルに『TEN』と名付けられた'90年発表の(Y&T名義では)7thアルバム。
バンドに対する注目度が下降線を辿りつつあった時期にあって、「俺達のY&Tが帰って来た」と比較的好意を持って迎えられた作品だけに、ポップ・メタル化著しかったここ数作に比べると、楽曲にはハードさが、デイヴ・メニケッティの歌とGプレイには「粘り」が戻って来ていることが確認できます。
と言ってもまんま初期の作風に立ち返ったわけじゃなく、マイク・ストーンが手掛けた音作りから、洗練を感じさせるアレンジ・センス、楽曲をキャッチー&コンパクトにまとめ上げるソング・ライティング術まで、ポップ・メタル路線の残り香もチラホラ。寧ろそうしたこれまでの試行錯誤が踏まえられているからこそ、本作は単なる過去の焼き直しではなく、折衷的魅力を湛えた
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EXCITER-Unveiling the Wicked ★★★ (2015-08-13 00:07:02)

ジョン・リッチ(G)が脱退し、オリジナル・ラインナップが崩壊。しかし活動の勢いを鈍化させることを嫌ったバンドは直ちに旧知のギタリスト、ブライアン・マクフィーを迎え入れてツアーを続行すると、その合間にレコーディング作業も行い、'86年に本4thアルバムを発表しました。
突貫人事のようでいて、このブライアン氏が実に良いソロを弾く逸材でして。オールド・スクーラーな前任者に比べると、メタリックなリフを刻む傍らインスト曲②を始め、ソロ・パートではギター・ヒーロー然とした派手なGプレイも決めてみせる等、よりモダン(80年代当時)な感性の持ち主。それに触発されたのか、今作はカミソリっぷりは抑えめに、そのぶんキャッチーなメロディや構築感を重視し、JUDAS PRIEST型正統派HM路線への更なる接近が図られています。
で、こうなると問題になるのがダン・ビーラーの一発キメたようなVo。既に散々
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LEGEND(80'S)-Death in the Nursery ★★★ (2015-08-09 23:29:49)

シングルGの4人編成となって'83年に発表された2ndアルバム。
プログレッシブ・ロックや70年代HRの面影を色濃く留めていたデビュー作に比べると、ノリノリの⑤、劇的なイントロ一発で掴まれる⑥といった比較的シンプルな構成の楽曲が象徴する通り、今回はヘヴィ・メタリックにストレッチされたサウンドを披露。(ラフだが一発勝負的迫力が漲るプロダクションもそれを援護しています)
疾走感をいや増したリズム隊、エッジの効いたリフを刻み、メタリックな光沢を放つメロディを奏でるようになったG、そして楽器陣のオマケ程度の存在感だった前作から一転、憂いに満ちた歌メロを「俺が主役だ!」とばかりに朗々歌い上げるVoまで、大作主義を控えめにコンパクトにまとめ上げられた楽曲は飛躍的に「NWOBHM度」をUP。・・・といっても、ヒネリの効いた②や7分に及ぶ大作⑨等でプログレ色をアピールすることも忘れてはいませ
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LEGEND(80'S)-Legend ★★ (2015-08-08 01:33:06)

似たような名前のバンドが多数存在するため紛らわしいですが、こちらは英国はチャンネル諸島(ジャージー島)出身の5人組、'81年発表のデビュー作です。自主レーベルからのリリースゆえ流通が弱く、長らく入手困難とされて来た1枚ですが、今ではベスト盤『LEGEND ANTHOLOGY』で手軽に聴くことが出来るのですから有り難いこってすなぁと。
ただ、『RED』を発表した頃のKING CRIMSONを思い出すOPナンバー①を耳にすればご承知頂けるように、ここで披露されているのは判り易いNWOBHMの「型」に則った音ではなく、インスピレーション重視で奔放に繰り広げられる、プログレッシブ・ロックや70年代ブリティッシュ・ロックからの影響も露わなサウンド。オジー・オズボーンの薫陶を受けたフォークシンガー風(?)なVoの歌声から、ブルージーというかアーシーなセンスを全編に渡って迸らせるGに至るまで、そ
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AFFAIR-No Substitute ★★ (2015-08-04 23:13:35)

ドイツ人ギタリストのボビー・アルトヴェイターと、MYSTERY等の活動で知られるベルギー人シンガー、ピーター・デ・ウィントによるメロディック・ロック・プロジェクトが、5年間の沈黙を経て'02年に発表した2ndアルバム。
過去にコツコツと作り溜めて来たマテリアルが用いられたことで、全体が濃厚な80年代テイストによって覆われていた前作に比べると、新たに書き下ろされた楽曲が大半を占める今回は、時代に即したシリアスさが大幅増(正式メンバーを揃えて「バンドらしさ」をアピールする狙いもあったのかも)。逞しげに疾走するOPナンバー①を聴いていたら、ふと、従来のメロディの魅力はそのままにハードさを増した、MYSTERYの1stから2ndにおける作風の変化を思い出しましたよ。ピーターの粗めな声質も、こうしたサウンドの方がフィット率が高いかな?と。
多少地味になってしまった感は否めないものの、そ
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AFFAIR-Face to Face ★★★ (2015-08-03 23:21:02)

ドイツ出身のHRバンド――と言ってもメンバーはVo、G、Keyの3人のみ(Dsは打ち込み)、ライブも行っていないので、正確にはレコーディング・プロジェクトと呼ぶべきか――が、'97年に発表した1stアルバム。
キャッチーなメロディに彩られた、健康的且つ爽快なメロディックHRは、歌詞も含めて80年代風味満点(実際、80年代から作り溜められてきたマテリアルが元になっている)。これらのサウンドをクリエイトしたグループの中心人物は、ドイツ人ギタリストのボビー・アルトヴェイターですが、個人的に本作の購入動機の大半は、フロントマン役を担うピーター・デ・ウィントの存在にありました。
80年代はCROSSFIREやOSTOROGOTHで男臭いパワー・メタルを、90年代はMYSTERYでポップなメロディック・ロックを演って来た、このベルギー人ベテラン・シンガーのパワフルな歌声は、本作でも全く衰
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SOLITUDE-Reach for the Sky ★★★ (2015-07-28 21:41:49)

デビューEPが'01年で1stアルバムが'09年と、作品のリリース・ペースがBOSTON級の気の長さを誇るSOLITUDE、'15年発表の2ndアルバム(と思ったら3rd扱いなの?)。しかし、これが長らく待った甲斐のある充実作に仕上がっているのですから、迂闊に文句は言えませんて。
前作完成後に加入し、今回がレコーディング作業初見参となる元ANTHEMの大内“MAD”貴雅(Ds)の存在がターボ燃料となったのか、本作はこれまで以上にスピーディ且つパワフルな方向へアクセルをベタ踏み。
拘りの詰まった強靭なサウンド・プロダクションを得て突っ走る、MOTORHEAD思わす好戦的な②、パワー・メタリックな肉厚さで迫り来る④、SOLITUDE版“WARNING ACTION!”とでも表したくなる⑥といったスピード・ナンバーの数々なぞ、スラッシュ・メタルを演っていたSACRIFICE時代も斯
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WARLORD-Rising Out of the Ashes ★★★ (2015-07-26 23:50:26)

WARLORDが実に20年ぶりに発表した復活作。
今でこそベテランの復活作と言えば、自身の個性をしっかりと認識した会心作であることが殆どですが、この頃はまだ「俺達ゃ現役バンド!」とのプライドから、似合わぬ流行要素に手を出しては頓珍漢な内容に仕上げてしまいリスナーの失笑を買うケースが多々ありました。
なので「USカルト・メタル・レジェンドの彼らとてひょっとしたら・・・」との憂慮も少なからずあったわけですが、そうしたネガティブ思考は、暗くて湿気っててドラマティックなOPナンバー①を聴き終えた瞬間、綺麗サッパリと払拭されましたね。全然変わってねぇなぁ!と。
殊に、デストロイヤーことウィリアム・J・ツァミス(G)によって紡ぎ出される、しみったれた泣きメロがとにかく琴線に触れまくりで・・・と書くと、褒めてんだか貶してんだかよう分かりませんが、勿論褒めてます。この泣きメロの絶妙なシ
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ARTCH-Another Return ★★★ (2015-07-26 21:34:46)

気になって自分のCDを引っ張り出して見てみましたら、タイトルは確かに『ANOTHER RETURN TO CHURCH OF HILL』と表記されていました。
'88年リリース時のオリジナル盤のタイトルは『ANOTHER RETURN』なので、推測するに、'89年にMETAL BRALDEから米盤がリリースされる際、
「英語が母国語のアメリカ人にもインパクトを残すためにも、もっと(音楽性に合わせて)メタルっぽい仰々しい感じのタイトルにしよう」
ってなノリで、曲名とジャケットをヒントにして改題されたのではないでしょうか? 
特に根拠もないお話で恐縮ですが。

HALESTORM-Into the Wild Life ★★ (2015-07-24 23:35:55)

前作『THE STRANGE CASE OF・・・』の大ヒットを受けて、リズム重視、エフェクト処理やエレクトロニックな味付けを用いたアレンジの強化等、更に「今のアメリカで受ける音」方向へ踏み込んだ感のある'15年発表の3rdアルバム。
米HR/HMシーンの第一線で活躍する若手ロック・バンドのトップランナーとしては、実に手堅い次の一手であり、バンドの推進剤の役割を担うリジー・ヘイルストーム(Vo)のパンチの効いた歌唱を中心にスクラム組んだバンドのパフォーマンスからは、自信と実績に裏打ちされた貫禄がビンビンに漲る。間違いなく本作もアメリカで好評を博するに違いない、と思わせてくれる仕上がりです。
ただ反面、正統派HMテイストは大きく後退。メロディへの拘りが希薄になったことと併せて、ここ日本では評価が二分されそうな予感あり。例えば前2作の楽曲が、リジー嬢よりも実力の劣るシンガーが歌っ
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GREAT WHITE-Shot in the Dark ★★ (2015-07-21 22:39:59)

メジャー・レーベルからリストラされてしまったGREAT WHITE、逆転の一撃となった'86年発表の2ndフル・アルバム。
前作を聴いた時「LAメタルそのものな音」との感想を持ちましたが、どっこい、こっちも負けてなかった。というか、丸み帯びたプロダクション、暗さや疾走感が薄まった分、ミッドテンポを中心にキャッチーなノリ易さの増量された楽曲、そしてKeyを適宜取り入れた洗練を感じさせるアレンジと、本作の方がLAメタルの最終形態にぐっと近付いた印象さえ有り。
レコードで言うところのA面とB面のカラーの違いもユニークで、明るくハジける楽曲が集中するA面が、カラッとした陽光照りつける「昼」の雰囲気漂わすのに対し、雷鳴と共にスタートし、ヒンヤリとした冷気を運んでくるKeyを有用した楽曲が並ぶB面は、さながらネオン瞬く大都会の「夜」といった趣き。アルバム1枚でLAの昼と夜が追体験できてし
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STORMWIND-Rising Symphony-Stranger From the Sea ★★★ (2015-07-20 20:37:37)

荘厳且つ厳粛なイントロから疾走へ転じる
絵に描いたような北欧様式美HMナンバー。
宗教音楽的な混声コーラスが被さる
サビメロの劇的なアレンジも秀逸。
それにしてもトーマス・ヴィスクトロムの
高音域でも全くパワーが落ちない
ハイトーンVoには恐れ入りますね。

STORMWIND-Rising Symphony-Touch the Flames ★★★ (2015-07-20 20:21:19)

壮大な序曲“RISING SYMPHONY”の余韻を
鋭く刻まれるGリフが打ち破り、
寒々しい哀メロを朗々歌い上げるVoと、
GとKeyのバトルを伴いながらスピーディに激走するという
「OPナンバー、かくあるべし!」な逸品。
曲調から浮いているGソロは、個性と評価すべきか
玉に瑕と批判するべきか・・・。

STORMWIND-Rising Symphony ★★★ (2015-07-18 11:22:42)

RISING FORCE時代のイングヴェイを彷彿とさせる様式美HMサウンドをバリバリ追求し続ける(た?)スウェーデン出身の5人組、'03年発表の6thアルバム。
彼らの作品は何枚か所持していますが、最も聴き返す頻度が高いのが本作です。壮大にして激しくドラマティックな①②(文字通り“雷鳴のシンフォニー”状態)の流れに始まって、初期の名曲のセルフカバー⑩にて幕が下りる本編は、収録楽曲のクオリティから無駄なく締まった構成まで、STORMWINDのカタログの中でも頭一つ飛び抜けた出来栄え。「スウェーデンの極新カラテ王者」なる異色の経歴を誇るギタリスト、トーマス・ウルフがここでクリエイトする音世界には、「鶴の構え」を取ったダニエルさん(古い)ばりに付け入る隙が全く見当たりませんよ。
そんなコブラ会ですらお手上げの本作を更なる高みへと押し上げるのが、元TALK OF THE TOWN他の
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ULTRA-VIOLENCE-Deflect the Flow-Fractal Dimension ★★ (2015-07-16 23:24:18)

IRON MAIDEN風味のツインGによる
ハーモニーも印象的な、アルバムのトリを飾る
これまた6分以上に及ぶ長尺曲。
ストップ&ゴーを繰り返しながら
テンションを高めていく曲展開を
一糸乱れずにこなす演奏力の高さにも圧倒されます。

ULTRA-VIOLENCE-Deflect the Flow-Burning Through the Scars ★★★ (2015-07-16 23:09:41)

内角へエグり込んで来るようなGリフと
暴力的なリズムとが、威勢の良いコーラス、
ハッキリとしたメロディを奏でるGソロを伴い
ワッショイワッショイと突進する
怒涛のスラッシュ・ナンバー。
6分以上の大作ですが、焦燥感と圧迫感に
満ちた曲調がまるで長さを感じさせません。

ULTRA-VIOLENCE-Deflect the Flow ★★★ (2015-07-14 22:40:45)

1st『PRIVILEDGE TO OVERCOME』が絶賛された5人組マカロニ・スラッシャーが、'15年発表の2ndアルバムで待望の日本デビューを飾りました。
前作に引き続き、今回もアートワークは『時計仕掛けのオレンジ』仕様。このジャケットがバンドの基本スタイル――モダンにしてエクストリーミリーなスラッシュ・メタル・サウンド――にブレがないことを証明しています。またダーティに吼え立てるVo、切迫感に満ちたGリフ、デス・メタリックな暴力性も撒き散らすリズムが、屈強なる野郎コーラスを従えて、起伏の激しい曲展開を暴風の如く吹き抜けるOPナンバー①を耳にした瞬間、多くのスラッシャーがアルバムの出来栄えを確信できる筈。
「短い曲を書こうと思っても、出来上がると長編化してる」とのメンバーの証言を裏付ける通りの大作主義の敷かれた楽曲は、前作に比べるとゴリゴリの高圧感が減った代わりに、②⑧
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WARLORD-Deliver Us-Lucifer's Hammer ★★★ (2015-07-13 23:29:22)

スウェーデンのHAMMERFALLがバンド名のヒントにする等
マニア筋では多大なる影響力を誇ったWARLORDの代表曲。
暗く湿った泣きメロを次々に紡ぐVo、Gに、
楽曲の大仰さを的確に支えるDsの良い仕事っぷり、
そしてKeyをフィーチュアした妖しくもドラマティックな曲展開まで
「WARLORDワールド」が分かりやすく凝縮された名曲です。

WARLORD-Deliver Us-Child of the Damned ★★★ (2015-07-13 23:15:20)

回転の速いGリフがNWOBHMからの
影響も伺わせる疾走ナンバー。
サンダーチャイルドさんの叩き出す
タイトなリズム・ワークが実に気持ち良い。
叙情的なイントロ・アウトロを擁する劇的な曲展開等、
曲調自体はダークで緊迫感に満ちていますが
歌メロの輪郭がハッキリとしている辺りは
欧州産とは一味違うLA出身バンドならでは。

Exarsis-The Human Project-The Human Project ★★★ (2015-07-11 23:15:04)

3rdアルバム表題曲にしてOPナンバー。
嵐のように吹き荒れるリフ&リズムの絨毯爆撃、
脳天から突き抜けるようなハイピッチVo、
目まぐるしく駆け巡るGソロが怒涛の如く聴き手を煽り立て、
居ても立ってもいられない気分にさせてくれる曲調は
実に「スラッシュ・メタルらしさ」に満ち溢れています。

Exarsis-The Human Project-The Brutal State ★★★ (2015-07-11 23:07:09)

キャッチーさを伴って、歯切れ良く
跳ねるように疾走する曲調と、
合唱を誘う威勢のいいコーラスが
ANTHRAX辺りを彷彿とさせる本編ラスト・ナンバー。

Exarsis-The Human Project-Skull & Bones ★★★ (2015-07-11 22:59:53)

陰謀論でお馴染みの秘密結社について歌ったスラッシュ・ソング。
攻撃的ハイピッチVoを持ち味としながらも
メロディをなぞっても歌えるニュー・シンガーの
存在が活かされた、本編中にあってはパワー・メタリックな
感触も味わえる名曲。オフィシャル・ビデオを制作していることからも
バンド側のこの曲に対する手応えの確かさが感じられますね。
リードBと共に走り出すパートのカッコイイこと。

WARLORD-Deliver Us ★★★ (2015-07-11 02:03:27)

仕事帰りに店に寄ったら、何とWARLORDが'83年に残した伝説のデビューEPが再発されてるじゃありませんか。お得感で言えば初CD化時のFEMS盤に一歩譲るものの、今回はリマスター&SHM-CD仕様ですからね。「元の音質が酷いんだから手間と資源の無駄」と思われる方もいるかもしれませんが、個人的には「でもやるんだよ!」という心意気にいたく胸を打たれた次第。
さておき。その昔初めて本作を購入した時は、厳しいバンド名に、昭和プロレス魂溢れる(違う)メンバーのステージネーム・センス、そして国内盤邦題が『悪魔の洗礼』・・・もうどんだけ恐ろしい音が飛び出して来んの?と戦々恐々で再生ボタンを押したものですが、意外にも耳に響いたのは、儚く爪弾かれるアコギの調べよりスタートする叙情的とさえ言えそうなOPナンバー①。
勿論NWOBHMスタイルの疾走曲③や、破壊的なGリフが刻まれる⑤、バンドの代表
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EXCITER-Long Live the Loud ★★★ (2015-07-08 22:27:08)

オリジナル・ラインナップ最後の作品でもある、'85年発表の3rdアルバム。
「俺の辞書に《手加減》の文字はねえ!」とばかりに、歌もドラムも全力でブチかましに来るダン・ビーラーのメーター振り切ったパフォーマンスを軸に、ブレーキのイカれたダンプカーの如く突っ走るEXCITERサウンドは、相変わらずの轢き逃げ上等っぷり。作品を重ねてもテンションが緩まず、寧ろますます意気盛んなのですから、バカよまさにメタルバカ。(大山倍達風に)
無論進歩の跡は着実に刻まれており、例えば力押しに徹していた前2作に比べると、JUDAS PRIESTばりに劇的な序曲でスタートを切る本作は、メロディのフックラインや曲展開のドラマ性が強化されたことで、収録各曲のキャラ立ちが明瞭に。お陰で全体の流れにメリハリが生まれ、これまでありがちだった「俺いま何曲目聴いてんだっけ?」と現在置を見失うようなことがなくなりまし
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Exarsis-The Human Project ★★★ (2015-07-06 00:10:42)

メンバー5人中3人が脱退するという、バンドによっては致命傷にもなりかねない大幅な編成替えを経て、'15年に発表された3rdアルバム。それでいて音楽性は拡散することなく、寧ろその切っ先を益々鋭く研ぎ澄ませて健在です。
ジタバタと焦燥感を伴い喧しく炸裂する①、硬質に畳み掛けて来る④、アグレッシブな中にもキャッチーさを宿らせた⑩等、従来の「80年代型スラッシュ・メタル」のフォーマットをブレずに受け継ぎつつ、本作はプロダクションの強度が増したことで、リフ&リズムの切れ味、野郎コーラスの迫力、そしてメロディックに閃くGソロの鮮烈さetc・・・が、一層ダイレクトに伝わって来るようになりました。また「元メタル雑誌のライター」というユニークな出自の新Voが、前任者ほどのクレイジーネスを感じさせない代わりに、よりコントロールされたハイピッチ・シャウトを提供。
結果として、熱に浮かされたような破
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