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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2651-2700
CASBAH-Reach out
BURNING POINT-Burning Point
MASQUERADE-Surface of Pain
JACKAL(HOLLAND)-Cry of the Jackal-Cry of the Jackal
JACKAL(HOLLAND)-Cry of the Jackal-Nightmare
JACKAL(HOLLAND)-Cry of the Jackal
JACKAL(HOLLAND)
SATAN-Atom by Atom-Farewell Evolution
SATAN-Atom by Atom-The Fall of Persephone
JOEY TAFOLLA-Out of the Sun-Samurai
SATAN-Atom by Atom
JOEY TAFOLLA-Out of the Sun
SPEEDTRAP-Straight Shooter
TRANCE-Victory-Victory
TRANCE-Victory-One Man Fighter
TRANCE-Victory
SHOK PARIS-Steel and Starlight-Castle Walls
SHOK PARIS-Steel and Starlight-Tokyo Rose
SHOK PARIS-Steel and Starlight-Exhibit A
SHOK PARIS-Steel and Starlight-On Your Feet
SHOK PARIS-Steel and Starlight
HAMMERCULT-Built for War
DOOM-Human Noise
STRYPER-Fallen-Yahweh
STRYPER-Fallen
IRON MAIDEN-The Book of Souls
SLAYER-Repentless
DARK MOOR-The Hall of the Olden Dreams
Phantom Excaliver-鋼鉄の誓い-鋼鉄の誓い
Phantom Excaliver-鋼鉄の誓い
Phantom Excaliver
ANNIHILATOR-Suicide Society-Creepin’ Again
ANNIHILATOR-Suicide Society-My Revenge
ANNIHILATOR-Suicide Society
CIRCUS MAXIMUS
RTZ-Return to Zero-Until Your Love Comes Back Around
RTZ-Return to Zero-Face the Music
RTZ-Return to Zero
RTZ
Passion Street-Million Miles Away-A Million Miles Away
Passion Street-Million Miles Away
Passion Street
MARK FREE-Long Way From Love-Long Way From Love
MARK FREE-Long Way From Love-Something You'll Come Running
MARK FREE-Long Way From Love
220VOLT-Eye to Eye
NOZOMU WAKAI'S DESTINIA-Anecdote of the Queens
EXORCIST-Nightmare Theatre-Riding to Hell
UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still-Dreamcrusher
UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still-Frozen Steel
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発言している20曲を連続再生 - Youtube



CASBAH-Reach out ★★★ (2015-12-02 23:26:14)

結成30周年を祝う記念ライブが呼び水となってリリースが実現したという、CASBAHの2ndフル・アルバム。
十数年のブランクが開いたのに、いきなり叩き付けられるOPナンバー①が、破壊的に刻まれるGリフといい、グワシと鼻面掴まれて強引に引き回されるようなグルーヴといい、そして音楽から離れた生活を送っていたとは思えぬ、シャウト一発でどんな楽曲も自分色に塗り潰してしまう羽鳥恭充のドスの効いた歌唱といい、実に剣呑極まりない出来栄えで、「スゲェ、この人ら全然丸くなってないよ!」と。
並みの若造バンドなぞ歯牙にもかけない、百戦錬磨の凄みを放つ突撃ナンバー②⑦⑧で要所を締めつつも、アルバム全体としては、'99年発表のEP『BAREFOOTED ON EARTH』二部作の方向性を更に突き詰めた、一口に「スラッシュ・メタル」では括りきれない奥深さを有したサウンドを実践。中でも、徐々に内圧を高め
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BURNING POINT-Burning Point ★★★ (2015-11-30 23:21:05)

元BATTLE BEASTの女傑ニッテ・ヴァロ(Vo)を加入をさせた、ツインG、Key奏者を含むフィンランドの6人組パワー・メタラーが、彼女のお披露目も兼ねて'15年に発表した、新曲と過去曲のリメイクとカヴァー曲(KISSにMETAL CHURCH)からなる変則ベスト盤――といっていいのかどうか――な1枚。
BURNING POINTといえば、確か2nd『FEEDING THE FLAMES』('03年)を持っていた筈なのに、内容については薄らボンヤリとしか思い出せず、そのくせバンドの中心メンバーの名前がピート・アホネンだったことに衝撃を受けたことはいやに鮮明に覚えているのネンと。
それはともかく、こうして聴いてみるとJUDAS PRISET型のパワー・メタルに、ヴァイキング・メタルばりの雄々しさや独産メロパワ・メタルに通じるキャッチーさを注入したかのような、疾走感溢れるサウ
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MASQUERADE-Surface of Pain ★★ (2015-11-28 08:51:38)

80年代フィーリング薫る、爽やかで健康的なメロディック・メタルを以って「TNTの後継者」と目されていたMASQURADEが、突如重心を低く落とし、ダークな緊迫感を放つ90年代型HMサウンドにモデル・チェンジ。多くの北欧メタル・ファンを「MASQUERADEよ、お前もか・・・」と嘆かせた'94年発表の2ndアルバム。
尤も、キャッチーな疾走感や透明感は薄れてしまっても、憂いの滲むメロディ・センスはきっちりと保持。また作曲面においてもリズムやアレンジ、曲展開にヒネリを加え、前作ではハイトーン一本槍の歌唱に単調なきらいがなくもなかったシンガーが、全声域を活かして伸びやかな歌声を披露する等、随所に創意工夫凝らされた本作は、安易に流行に擦り寄った軽薄感は皆無。実際、リリース当時から結構冷静に高評価を受けて、バンドは本作発表の同年クリスマスにはレーベルメイトのJACKALと来日公演も行っている
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JACKAL(HOLLAND)-Cry of the Jackal-Cry of the Jackal ★★★ (2015-11-26 21:50:25)

ツインGを先頭に押し立ててスリリングに疾走する
インスト曲で、その曲調はまるでサバンナで獲物を狩る
ジャッカルの如き(見たことありませんが)。
EPのタイトルを冠されるだけあって、メロディックに
歌う2本のGが、Voの不在をまるで気にさせません。

JACKAL(HOLLAND)-Cry of the Jackal-Nightmare ★★ (2015-11-26 21:45:17)

正確なタイトルは
“NIGHTMARE(THE DISTANCE BETWEEN DREAM AND REALITY)”。
聴き始めこそ平均的な正統派HMナンバー風ですが、
Gソロ直後にテンポアップして、
ツインGにリードされる形で山あり谷あり、
ドラマティックに展開していく中盤以降が
この曲の本番です。

JACKAL(HOLLAND)-Cry of the Jackal ★★ (2015-11-24 22:18:14)

その昔、どこぞの慌て者がデンマークのJACKALの作品と勘違いして購入するぐらい(ちくしょうめ・・・)似た名前のバンドが多数存在していてややこしいのですが、本作はオランダのJACKALが'89年に500枚限定でリリースし、マニアの間で評判を呼んだ6曲入りEP。
メタルバブル爛熟期真っ只中に産み落とされたのに、飾り気に乏しいプロダクションから、イキのいいツインG、そして少々頼りないハイトーンVoまで、真っ向から正統派HM一本勝負を挑んでくる本作は「バブル?何それ美味しいの?」状態。洗練とかゴージャスといったお洒落キーワード0っぷりで、GRAVESTONE、TALON等の80年代前半の独産メタル・バンドを引き合いに出して語られることの多い、浮かれトンチキな世間に背を向けたソリッド過ぎるサウンドが男らしいったら(単にお金がなかっただけかもしれませんが)。
ついでにジャーマン勢に比べ
…続き

JACKAL(HOLLAND) (2015-11-24 22:16:02)

'85年に結成。オランダはアムステルダムを拠点に活動し、3本のデモテープを発表した後、'89年に6曲入りEP『CRY OF THE JACKAL』を500枚限定で自主制作。バンドは90年代に入って間もなく解散するも、『CRY~』はマニアの間で入手困難なお宝として評判を呼び、中古盤がかなりの高額で取引されるようになっていた。
'07年にオリジナル・メンバーだったGとDsが音頭を取ってJACKALは再結成。それに併せて、'87年と'91年のデモ音源5曲をボーナストラックとして収録した『CRY~』のリマスター盤もオフィシャル再発された。

SATAN-Atom by Atom-Farewell Evolution ★★★ (2015-11-23 09:46:17)

ブライアン・ロスのシャウト一発に続いて
全楽器がユニゾン気味に切り込んでくる
イントロのカッコ良さだけで、楽曲の出来栄え、
そしてアルバムのカラーを決定付けてくれる、
まさに名刺代わりのOPナンバー。

SATAN-Atom by Atom-The Fall of Persephone ★★★ (2015-11-23 09:39:23)

ケヴィン・ヘイボーンとの共作曲ということで、
ミステリアスなメロディに被さる胡散臭げなコーラスが
オカルティックで荘厳な雰囲気を醸し出す、本編のラスボス曲。
ANGELとSATANが合体してもSATANらしさを失っていないという
何だかとってもデビルマン魂を感じる名曲です。
なんだそりゃ

JOEY TAFOLLA-Out of the Sun-Samurai ★★★ (2015-11-23 00:02:56)

空を裂く白刃の如きGプレイに
硬派な哀愁漂わすメロディと、
これみよがしに和風テイストを用いなくても
ちゃんとサムライの生き様を聴き手に伝える、
ギタリストとしてだけでなくジョーイ・タフォーラの
コンポーザーとしての実力がきらり光る逸品。

SATAN-Atom by Atom ★★★ (2015-11-22 09:39:52)

復活作『LIFE SENTENCE』の好評を駆って世界中をツアーして回り、ファンの反応をつぶさに体感出来たことが刺激となったのか、こうして届けられた新作もまた、アートワークから楽曲に至るまで、「よ!たっぷり!」と大向こうから声が掛かる勢いでSATAN流HMサウンド大盤振る舞い。シャウトの一閃と共に、キレキレのGリフが乱舞する名曲①で幕が開くOPにアガらないメタル者がいるでしょうか?!と。
この曲に限らず、スティーヴ・ラムゼイ&ラス・ティッピンズの抜群のチームワークによるツイン・リードGは、相変わらずフル回転で本編のハイライトを創出。手数多めで木目細かいGリフを鋭角的に刻み、湿ったメロディを懇々と湧き出させる、緩急/変幻/自由自在のコンビネーションはいくら褒めても褒めたりない素晴らしさですよ。
そして勿論、英国人シンガーらしく(白でも黒でもない)灰色の歌メロを拾っていくブライア
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JOEY TAFOLLA-Out of the Sun ★★★ (2015-11-20 22:48:51)

JAG PANZERの一員として世に出た後、ギタリスト発掘人マイク・ヴァーニーの眼鏡に適いSHRAPNEL RECORDSからソロ・デビューを飾った、速弾きムーブメント第二世代に属するギタリスト、ジョーイ・タフォーラが'88年に発表した1stアルバム。
ぼちぼち粗製濫造の気配も漂い始めていた同ブーム渦中にあって、本作が(特にここ日本で)頭抜けて話題を呼んだのは、何も師匠にあたるトニー・マカパインやポール・ギルバートのゲスト参加が衆目を集めたせいだけはなく、ギターを巧みに歌わせる本人の演奏能力の高さ、それでいてテク至上主義に溺れない作曲能力&メロディ・センスの確かさがあったればこそ。
例えば、個人的に本作の購入動機の一つであった⑧なんて、これ見よがしに和音階を用いたりせずとも、きっちりサムライの硬派な生き様を聴き手に伝えてくれるのですから大したもの。また自己アピールに汲々とする
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SPEEDTRAP-Straight Shooter ★★★ (2015-11-17 23:23:27)

Dsが脱退、BがDsに転向、新BとサイドGも加えて5人編成に移行・・・と、大掛かりなメンバー・チェンジを経て'15年に発表された2ndフル・アルバム。
ツインGの稼動により楽曲のアレンジの幅が広がり、また歌唱力を増したシンガーの歌メロが一層メロディックになったことで、全体的にサウンドの整合性が高まったように感じられるのは、他の諸兄のご指摘通り。中でもエピック・メタルのヴァイブ漂う勇壮な⑦はその筆頭格でしょうか。
多少収録曲のバラエティが広がったとは言え、粗挽きGリフに、ボカスカ突進するリズム、アッパーなVoとが、生き急ぐかのように突撃するプレ・スラッシュ/スピード・メタリックな音楽性に手緩さは皆無で、例えばハイスピード/ハイテンション/ハイボルテージで押しまくる①②の掴みや、本編最速の⑧なんて笑っちゃうぐらいの喧しさ。いや、今日び彼らより速くて騒々しい連中だって山ほどいるとは
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TRANCE-Victory-Victory ★★★ (2015-11-16 23:06:33)

ドイツのバンドらしいメロディの哀愁も、
HMバンドならではのエッジも失うことなく
キャッチーな洗練も実現して見せた
3rdアルバムの表題曲にしてハイライト。
ちょっと日本のフォーク・ソング風(?)な
“ナ~ナナナ~ ナ~ナナナ~♪”のコーラスは、
ライブ会場じゃさぞかし盛り上がったことでしょう。

TRANCE-Victory-One Man Fighter ★★★ (2015-11-16 23:02:56)

美しく叙情的な導入から一転、
ドカドカとパワフルに疾走を開始するHMナンバー。
でもやっぱりGリフよりも金属声のVoの歌メロの方が
印象に残るのが、3rdアルバム収録曲ならでは。

TRANCE-Victory ★★★ (2015-11-15 09:47:30)

70年代HRからの影響も引き摺っていた1st、ヘヴィ・メタリックにストレッチされた2ndと来て、'85年発表の本3rdアルバムは丁度その中間を行くような仕上がり。ソリッドなリフ&リズムよりも歌メロやコーラスを重視し、一層メロディアスに、キャッチーに磨かれた収録曲の数々を聴くと、当時隆盛を誇ったLAメタルの余波が彼らにも及んでいたことが伺えます。特に、時にメジャー・キーも交えてポップさを増したアナログA面に並ぶ楽曲はその傾向強いかな?と。
それでも、2本のGが歌い上げる強烈に耳に焼き付く泣きのメロディや、そしてローター・アントーニ(Vo)の耳にピリピリくる塩っ辛い歌唱といった、「TRANCEらしさ」も圧倒的プレゼンスを主張。重厚な⑤からスタートするB面サイドには前作のノリを受け継ぐハードな楽曲が並んでいます。中でも、Voのアカペラ・イントロを経て威勢良く疾走を開始する⑥、アンセミック
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SHOK PARIS-Steel and Starlight-Castle Walls ★★★ (2015-11-13 22:59:04)

アコギ・インストの前半と、バンド全体が加わる後半の
二部構成で組み立てられたドラマティックなナンバー。
泣きのGによって先導される哀愁に満ちた曲調の中で
青筋立てたシンガーの力みまくりの熱唱が
笑いと感動を呼び起こします。

SHOK PARIS-Steel and Starlight-Tokyo Rose ★★★ (2015-11-12 23:23:44)

タイトルと歌詞は勿論、太平洋戦争中に日本軍が
連合軍に対し行ったプロパガンダ放送の
女性アナウンサーの愛称に因む。(RIOTの代表曲とは同名異曲)
イントロからGが泣きまくりで、
「トキオォ~ロォ~ズゥ~♪」という猛烈にクドイ
シンガーの歌い回しが、楽曲の哀愁を引き立ててくれています。

SHOK PARIS-Steel and Starlight-Exhibit A ★★★ (2015-11-12 23:09:22)

これぞメタル!というイントロのGリフだけで
星3つ進呈したくなるカッコ良さ。
AUBRN RECORDS用にバンドが作成した2ndアルバムの
オリジナル・バージョンでは、ピアノのイントロ付きで
この曲がOPナンバーでした。
まるで、床まで油でギトギトなラーメン屋のように
クドイぐらいパワフルなシンガーの歌唱も
楽曲の持つ無闇矢鱈なパワーを増幅してくれていて◎。

SHOK PARIS-Steel and Starlight-On Your Feet ★★★ (2015-11-11 22:46:33)

SFアクション物の大傑作として、個人的に
愛して止まない「ヒドゥン」冒頭の
カーチェイス・シーンの緊迫感と疾走感を盛り上げた
スピード・ロック(DIO風の表現)の名曲。
そりゃこんなん聴かされたら、宇宙人だって
頭振りたくなりますわな。

SHOK PARIS-Steel and Starlight ★★★ (2015-11-11 22:24:28)

オハイオ州クリーブランド出身でツインGを擁する5人組が、'87年に発表した2ndアルバム。
その昔、日曜洋画劇場でヘヴィ・ローテーションされてたB級SFアクション映画の傑作『ヒドゥン』劇中のカーチェイス・シーンで流れ、人間に寄生するナメクジ型宇宙人さえもガンガンにヘッドバンギングさせていたスピード・ロックの名曲“ON YOUR FEET”聴きたさに、輸入盤屋を散々巡って漸く本作をゲット。そしたらそれ以外の楽曲も逸品揃いじゃありませんか。
DIO風の“GO DOWN FIGHTING”、泣きのツインGが劇的に絡み合う様に胸打たれる“TOKYO ROSE”(RIOTのカヴァーではない)、猛烈な哀愁が滲み出す“CASTLE WALLS”、そして鋭利なGリフが疾走する“EXHIBIT A”etc・・・、こりゃ足を棒にして探し回った甲斐がありましたな!と。
こうした楽曲のインパク
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HAMMERCULT-Built for War ★★★ (2015-11-09 22:47:23)

イスラエルから世界に向かって飛び出した5人組、'15年発表の3rdアルバム。
順調なリリース・ペースが彼らの活動の好調ぶりを物語りますが、充実した内容の方でもそれをしかと裏付ける。映画のサントラを思わすスペクタキュラーな序曲①に導かれる本編は、バンドの主戦場たる昨今の欧州メタル・シーンの嗜好を踏まえたのか、従来作に比べるとエクストリーム・メタル成分を減退させて、メロディック且つ戦闘的なヴァイキング・メタル成分を増量した印象あり。幕開け役の②が圧倒的スピードで押しまくるのではなく、闘争心を煽り立てる「ヘイ!ヘイ!」コーラスを伴ったエピカルな仕上がりであることもその証左かと。
無論、続く③がヤケクソ気味に飛ばしまくる高速スラッシュ・ナンバーであることからも分かる通り、作品の根幹を成すバイオレントで炸裂感溢れるスラッシュ・サウンドのテンションの高さには微塵も緩みなし。中でもスピード
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DOOM-Human Noise ★★ (2015-11-08 23:43:23)

丁度、久々にDOOMのカタログを引っ張り出していた時に、こちらのサイトで1stの再発を知り「マジで?!」と。以前にも再発の話はありましたが、その際はいつの間にか立ち消えてしまって、もう無理なのかなと思っていたら・・・。いや、目出度い。
個人的にDOOMの音に触れたのはかなり遅く、'91年発表の本5thアルバムが最初。その時はスラッシュ・メタルからパンク、ノイズ、インダストリアル、ジャズに加えてKING CRIMSONばりのプログレ・テイストまで貪欲に飲み込みで攪拌したような、一筋縄では行かない――どころか荒縄でグルグル巻きに亀甲縛りされているかの如きアバンギャルドっつーか先鋭的つーか――なサウンドを前に、「俺にはまだ早過ぎる音だった・・・」とK.O.負けを喫したものでした。
というか、今聴いても十分尖がりまくりな本編は、先読み不能の変態チックな楽曲があったかと思えば、その合間
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STRYPER-Fallen-Yahweh ★★★ (2015-11-06 23:43:17)

分厚く低く垂れ込める雲を割って
神様が降臨してくる様を幻視する勢いの
美しくも神々しいコーラスが印象的なOPナンバー。
張り艶に衰えが全く感じられない
マイケル・スウィートの歌いっぷりも神懸かってますよ。

STRYPER-Fallen ★★★ (2015-11-06 23:36:07)

雲間からゴッドが「とんでもねぇ!あたしゃ神様だよ!」と降臨しそうな勢いの神々しいコーラスで幕が開く、'15年発表の8thアルバム。
クリスチャン・ミュージック・シーンという安定した支持母体にも支えられ、チャート上位に発表アルバムを送り込む等、復活組の中でも順調な活動を継続している彼ら。ゆえに今回も、マイケル・スウィートが衰え知らずの美声を駆使して歌い上げる憂いを湛えたキャッチーなメロディに、メタリックな光沢を放つGリフ、そして華麗に舞う美の極みというべきボーカル・ハーモニーetc・・・と、これぞクリスチャン・メタルの鑑!というべきSTRYPERサウンドは健在です。
イントロとヴァースの弱さを、サビの劇的なメロディ展開で挽回するという、「才能の閃き」よりも「蓄積したベテランの業」を感じさせる曲作りの傾向はここ数作同様で、滑り出し①②の快調さに比べると、中盤の楽曲の弱さがやや気に
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IRON MAIDEN-The Book of Souls ★★★ (2015-11-04 22:45:24)

『FEAR OF THE DARK』を区切りに、ずんどこ大作志向を鮮明にしていったIRON MAIDENのアルバムには今ひとつ入れ込めず、今回も新作は2枚組、しかも18分越えの超大作まで収録!とアナウンスされた時から「こりゃあ期待できそうにねえなぁ」と、どうにもテンションが上がらずにいたのですが聴いて吃驚。他の方のレビュー通り、とても良く出来た作品じゃありませんか。
まず2枚組と言っても、1枚の収録曲は5、6曲で、トータル・ランニング・タイムも90分(つまり1枚平均45分)と、聴き易いボリュームに抑えられている点が○。更に楽曲の質も高いレベルをキープ。エイドリアン・スミスらしいHMナンバー“SPEED OF LIGHT”や、エピカルな曲調とライブ映えしそうなコーラスにアガりまくる“THE RED AND THE BLACK”のカッコ良さはどうだ。目玉である18分越えの大作“EMPI
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SLAYER-Repentless ★★ (2015-11-03 10:14:44)

出たり戻ったりなデイヴはともかく、ソングライターとして、ギタリストとして、ケリー・キングと共にバンドの中心的役割を担っていたジェフ・ハンネマンを失ったSLAYERの新作ということで、事前に抱いた不安は決して小さからぬものでしたが・・・。不穏なインスト序曲①を切り裂いてく高速スラッシュ・ナンバー②が走り始めた途端(SLAYERがアルバムのOPにこういう勿体つけた構成を取るのって初めて?)、多くのファン同様、安堵の溜息を漏らしてしまいましたよ。
序盤のファスト・ソングによる畳み掛け、中盤にイーヴルなミッド・チューンを固めて空気を煮立たせた上で、終盤の再加速でそのエネルギーを解き放つ「力みなくして解放のカタルシスはありえねぇ」(範馬勇次郎談)構成等、本作にはスラッシュ・メタルならではの魅力が横溢しています。
ただジェフを欠いた編成での初めてのアルバム作りということで、リフにしろGソ
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DARK MOOR-The Hall of the Olden Dreams ★★★ (2015-10-26 23:46:31)

作品をリリースする毎にレベルアップを遂げ、今や日本におけるスパニッシュ・メタル筆頭の地位に上り詰めた感さえある、エンリク・ガルシア(G)率いる6人組の本邦初登場作ともなった2ndアルバム('00年発表)。
女性シンガー、エリサ・マルティンの男勝りな歌唱をフィーチュアして、クラシカルな優美さとシンフォニックなスケール感を両輪に疾走するドラマティックなパワー・メタル・・・という基本スタイルは既に確立済み。ただこの時点ではRHAPSODY、STRATOVARIUS、BLIND GUARDIANといった先達からの影響が未消化気味というか結構あけすけで、現在の彼らに比べるとそのサウンドは少々野暮ったい。しかし、同時にそれこそが本作最大の武器でもあったという。
野暮ったさの発生源の一つが、全編で溢れ返るクサメロの大洪水なのですが、これがとにかく強力無比。序曲①に続いて間髪入れずに繰り出さ
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Phantom Excaliver-鋼鉄の誓い-鋼鉄の誓い ★★★ (2015-10-25 21:00:02)

確かなテクニックに支えされスピーディに疾走する、
ストロング且つドラマティックなパワー・メタル・ナンバー。
東映三角マークをパロッたOPで笑ってしまう
コミカルなノリで駆け抜けるPVも併せて見れば、
彼らがどういった性格のバンドなのか良く分かります。

Phantom Excaliver-鋼鉄の誓い ★★ (2015-10-24 12:12:28)

BURRN!!誌に掲載されていたインタビューのぶっちゃけぶりと、ラウパ会場で見かけた、お客さんに囲まれ、聖剣片手に写真撮影に応じる気さくな姿にすっかりファンになってしまい、思わず購入してしまったPHANTOM EXCALIVERのデビュー作。
アメコミ調のグループショット、格好良くポーズ決めてるメンバーの背後に回り込んでみると半ケツ剥いてる(笑)アートワークが彼らの愉快な個性を物語っていますが、音楽性の方は至って硬派。
友情/努力/勝利のジャンプ・メソッドをコンセプトに、聴く者の士気を鼓舞するかのように、雄々しいメロディを纏って突撃する勇壮なサウンドは、CD帯には「メロディック・スピード・デス・メタル」と表記されているものの(ハウリングブルからのリリースですし)、実際のとこ本編の大半を占めるのはパワー・メタル成分で、デス・メタル要素は申し訳程度。曲中に「語り」が入ると何となく
…続き

Phantom Excaliver (2015-10-24 12:11:13)

amazon.co.jpという名の魔界から召還した聖剣エクスカリバーの下に集いしメンバーにより結成された、エピカルでドラマティックな(バンド曰く「メロディック・スピード・デス・メタル」)サウンドを標榜する東京出身の4人組。
尚、バンド名にも冠されているエクスカリバーのアルファベットの綴りが「EXCALIVUR」ではなく「EXCALIVER」なのは、別に英語の偏差値が可哀想なせいではなく、PHANTOM Xと名乗っていた前身バンド時代に、アメリカの同名バンドから「訴えてやる!」と捻じ込まれたのがトラウマとなり、もう絶対に名前が被らないよう念には念を入れた結果なんだとか。

ANNIHILATOR-Suicide Society-Creepin’ Again ★★★ (2015-10-22 22:34:44)

キビキビとタイトな疾走感溢れる曲調の中で奏でられる、
神経症的というか、どこか不安感を掻き立てる
メロディの使い方が、まさにANNIHILATOR。
メロディックなコーラスも印象的です。
1stや2ndに収録されていてもおかしくなさそうな、
“MY REVENGE”と並ぶアルバムのハイライトの一つ。

ANNIHILATOR-Suicide Society-My Revenge ★★★ (2015-10-22 22:28:00)

ANNIHILATORのファンなら心鷲掴まれずにはいられない
アルバムのハイライト・ナンバー。
初期METALLICA風のスピーディに曲調に
ちょいとジェイムズ・ヘッドフィールド入った
ジェフ・ウォーターズのVoが映える。
それでいて中間部で奏でられる美しいアルペジオが
紛うかたなきANNIHILATOR印を焼き付けています。

ANNIHILATOR-Suicide Society ★★★ (2015-10-20 22:36:39)

フロントマンであり、2ndギタリストであり、長らくジェフ・ウォーターズのサイドキックでもあったデイヴ・パッデンがまさかの脱退。そのためジェフが久々にシンガーも兼任する形で'15年に発表された最新作。
つっても、既にご承知の通り「ANNIHILATOR=ジェフ・ウォーターズ」なわけで、本作のクオリティにデイヴ脱退の影響は皆無。ヘヴィに弾む楽曲、美しくメロウな楽曲、そして高速スラッシュ・ナンバーと、コンパクト且つバラエティ豊かにまとめられた本編は、ここ数作の流儀に則ったANNIHILATOR以外の何者でもない仕上がり。その中で鋭利なリフを刻み、時に美しく/時に不気味なメロディを爪弾き、ソロはテクニカルに決めたりと、縦横無尽に飛び回るジェフの軽業師ばりのGプレイも、相変わらず抜群の切れ味を誇っています。
懸案事項であった歌唱力についても90年代とは雲泥の差。何よりメタルの「芯」を感
…続き

CIRCUS MAXIMUS ★★★ (2015-10-18 22:53:53)

CIRCUS MAXIMUSと言えば、最近よく見ているのが
LOUD PARK 12に彼らが参加した際の模様を捉えた、こちらのドキュメンタリー。

https://www.youtube.com/watch?v=qjgskpEkmUA

RTZ-Return to Zero-Until Your Love Comes Back Around ★★★ (2015-10-16 23:25:42)

シングルカットされ、PVも作られた哀愁のバラード。
邦題は“きみの愛が戻る日まで”。
メロウな曲調に乗せて、美男美女のカップルが
柔道したり腕相撲した器械体操したりする謎PVが
妙に印象に残っています。

RTZ-Return to Zero-Face the Music ★★ (2015-10-16 23:14:46)

重力のくびきから解き放たれて
どこまでも真っ直ぐに伸びていかのような
ブラッド・デルプの歌声に聴き惚れる
アルバムのOPナンバー。

RTZ-Return to Zero ★★★ (2015-10-15 00:55:39)

『THIRD STAGE』発表後、再び長い沈黙期間に突入してしまったBOSTONでの活動に見切りを付けたブラッド・デルプ(Vo)とバリー・グドロー(G)が新たに結成したバンド、RTZのデビュー作('91年発表)。
シングル・カットされた①③⑧の方向性が物語る通り、サウンドの基本ラインはBOSTONとほぼ同一線上のメロディアスなアメリカン・ロック。但し、活動ペースがスローモー極まりなかったBOSTON時代に溜め込んだ鬱憤を晴らすかのように、よりハードにロケンロールしているのが本作の特徴かと。尤もそのせいで、メロディのフックに関しちゃBOSTONに二歩も三歩も及ばない・・・というのが正直な感想なのですが。
しかし、それを補ってくれるのがブラッド・デルプの天賦の歌唱力。まるで大気の影響を全く受けていないかのように、どこまでも真っ直ぐに伸びていく彼の声で歌われるだけで、楽曲はどこか神
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RTZ (2015-10-15 00:40:14)

遅々として進展しないBOSTONでの活動に業を煮やしたバリー・グドロー(G)とブラッド・デルプ(Vo)が、BOSTONを脱退してリズム隊及びKey奏者の5人編成で新たに立ち上げたバンド。なおバンド名は「再出発」を意味する「RETURN TO ZERO」に因む。
'91年にGIANT RECORDSから1st『RETURN TO ZERO』でデビューを飾り、同作からシングル・カットされた“FACE THE MUSIC”(第49位)“きみの愛が戻る日まで”(第26位)“ALL YOU'VE GOT”(第56位)の3曲が全米シングル・チャートにおいてそこそこ健闘するも、アルバム自体は泣かず飛ばずで'94年にバンドは解散。
ブラッド・デルプはBOSTONに復帰した後、'07年、自宅にて自ら命を絶っている。

Passion Street-Million Miles Away-A Million Miles Away ★★★ (2015-10-14 00:02:17)

「流行から100万マイル離れた音楽を演っている」
という、イギリス的なユーモアも込められたアルバム表題曲。
甘口なVoと歌心を感じさせるG、爽やかな空気を運んでくる
Keyのコンビネーションは、まさしくメロハーの王道。

Passion Street-Million Miles Away ★★ (2015-10-09 22:59:29)

イギリス出身の6人組が、MEGAROCK RECORDSに'94年に残した唯一作。
BOSTONの『THIRD STAGE』を思わすスペーシーなアートワークに、当時の日本盤リリース元がゼロ・コーポレーションだった事実だけで、メロディ愛好家はある程度本作に託されている音像が想像できるのではないかと思いますが、実際、その期待が裏切られることはありません。
Keyを爽やかに配し、マイルドなハイトーンVoと、ニール・ショーン型の歌心を感じさせるGとが、適度にポップで適度にウェット(ハジけきれない感じがいかにも英国的)なメロディを芳醇に紡ぎ出していくサウンドは、BOSTON、JOURNEYといった大御所からの影響も濃厚なAOR/産業ロック路線を志向。
元がデモテープで、商品化に当たっても何のお色直しも施されていないらしく、プロダクションに関しちゃ貧弱極まりないのが残念ですが、アル
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Passion Street (2015-10-09 22:56:13)

シンガーのリック・カーティを中心に、英国南東部の街ブライトンを拠点に活動していた、ツインGにKey奏者を含む6人編成の大所帯バンド。
'93年に制作した9曲入りデモテープが評判となったことから、更に1曲を追加収録して正式アルバム化。同作は'94年にMEGAROCK RECORDSから(日本盤はゼロ・コーポレーションから)リリースされた。
アルバム1枚きりで活動が滞ると、VAUGHNのパット・ヒース(G)らを新メンバーに加えた後、バンドはBRAVE NEW WORLDと名を変え、トーベン・シュミット(SKAGARACK)のプロデュースの下、アルバム『MONSTER』をリリースしている。

MARK FREE-Long Way From Love-Long Way From Love ★★★ (2015-10-07 22:23:39)

Keyがポロポロと奏でられるイントロだけで
名曲の予感が濃厚に漂うドラマティックなバラード。
エモーショナル極まりないマーク・フリーの歌声は勿論、
「ノルウェーから来たバイキング」とクレジットされている
ギタリストがまた良いGソロを提供してくれているんですわ。

MARK FREE-Long Way From Love-Something You'll Come Running ★★★ (2015-10-07 22:14:48)

POWER ROCK TODAYのCMタイムに流れて来た
この曲を聴いて、アルバム購入を決意しましたよ。
キラキラとスパンコール撒き散らしながら弾むような
哀愁のハードポップの名曲。
ゼロ・コーポレーション系アーティストでベスト盤を作るなら、
OPナンバーはこの曲で決まりかと。

MARK FREE-Long Way From Love ★★★ (2015-10-06 22:18:04)

張りのあるハイトーンに、ソウルフルな節回し・・・KING KOBRA時代から歌唱力には定評のあった実力派シンガー、マーク・フリーが'93年に発表した初のソロ・アルバム。
自身の歌声を主役に据えて、敏腕ソングライターとして鳴らすジュディス&ロビン・ランダル母娘の楽曲提供を受け、キャッチーに躍動するハードポップ・サウンドは――HR/HMとはだいぶ距離を感じさせるものの――まるで心の奥底に堆積する澱すらも綺麗サッパリと浄化してくれるかのような美しく瑞々しい魅力を湛えています。
冴えない音質や、VoとG以外はほぼ打ち込み処理の録音体制等、デモテープをそのまま商品化してしまった感じのプロダクション・クオリティのせいで、雑誌での評価はあまり芳しいものではありませんでしたが、絶品の歌唱と哀メロが感動を呼ぶ④に名バラード⑪etc・・・と、捨て曲皆無の本編はそうした欠点を補って余りあるサムシン
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220VOLT-Eye to Eye ★★ (2015-10-06 01:27:08)

EUROPEの成功劇に刺激され、その後に続かん!とばかりに、アメリカナイズされたコマーシャル路線へと転進を試みた'88年発表の4thアルバム。
売れっ子マックス・ノーマンのプロデューサー起用、タイトに締まった音作りから、分かりやすく整理された曲展開、キャッチーさをいや増したメロディ、そして盛り盛りのコーラスに至るまで、バンド側の「アメリカで売れたるでぇ!」との熱い野望をヒシヒシと伝えるかのように躍動するサウンドは、「田舎臭さも北欧メタルの魅力だよな」とかのたまう難儀なジャンルファン(俺)以外にも十分アピールし得る、220VOLTの代表作に相応しい洗練された佇まいを獲得しています。
さりとて、北欧メタル・テイストが完全に失われてしまったわけじゃなく、例えば疾走ナンバー⑦におけるスリリングなツイン・リードGの用い方や、淡い哀感に覆われたアルバム表題曲④、名曲と評判のバラード⑤等か
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NOZOMU WAKAI'S DESTINIA-Anecdote of the Queens ★★ (2015-10-04 09:47:27)

デビュー作『REQUIEM FOR SCREAM』が絶賛された俊英ギタリスト、若井望(G)率いるプロジェクトが'15年に発表したミニ・アルバム。
ミニといっても全7曲でトータル40分に迫る収録時間は、アナログ時代であれば立派にアルバム級のボリューム。更に、ドヴォルザークの“新世界”のメロディをフィーチュアして突っ走るネオクラシカルな①を皮切りに、本編はデビュー作において披露した劇的且つメロディックな正統派HMサウンドをブレなく継承。前作ではバック・コーラスのみの参加に留まっていた女性シンガーの榊原ゆいとFUKIを、今回はガッツリとリードVoとして全面起用したり、アルバム・ハイライトの①を特別ゲストのロブ・ロックに⑦で再び歌ってもらうアイデアも、「こやつめ、やりおるわい」と。
そうした戦略から、収録曲のクオリティ、そして若井自身のエキサイティングなGプレイまで、本作には「次の作
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EXORCIST-Nightmare Theatre-Riding to Hell ★★★ (2015-10-01 23:23:28)

音程無視のシャウト型Voに、ヤケクソ気味に引き倒すG、
ひたすら直線的に突っ走るリズムと、
アクセルべた踏みで突っ走る(その結果、最後に事故を起こす)
高速スラッシュ・ナンバー。
スピード・メタリックなGリフのカッコ良さは本編随一。

UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still-Dreamcrusher ★★★ (2015-10-01 00:38:32)

ブリトニー・スレイズの堂々たる歌唱と、
IRON MAIDENばりのドラマティックな曲展開が
聴き手をバンドが構築する叙事詩世界へといざないます。
10分に及ばんとする長尺をものともせずにアルバムの
ハイライトを飾る、UNLEASH THE ARCHERS渾身の
エピック・ナンバーの名曲。

UNLEASH THE ARCHERS-Time Stands Still-Frozen Steel ★★ (2015-10-01 00:20:50)

パワーメタル・アルバムの幕開けはこうでなくっちゃな!
というドラマティックな序曲を経てスタートするOPナンバー。
力強く伸びやかなブリトニー・スレイズの歌声と、
テクニカルにリフを刻み劇的にハモってみせるツインGを
両軸とする、勇ましくも適度にキャッチーなこのバンドの
音楽性を分かりやすく伝えてくれる逸品です。
迫力を殺ぐ音作り(特にリズム面)が勿体無いなー。


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