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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2801-2850
CLOVEN HOOF-Dominator-Road of Eagles
CLOVEN HOOF-Dominator-Fugitive
CLOVEN HOOF-Dominator-Reach for the Sky
CLOVEN HOOF-Dominator-Rising Up
CLOVEN HOOF-Dominator
F.K.U.-Where Moshers Dwell
F.K.U.-4: Rise of the Mosh Mongers
F.K.U.
HADES-If at First You Don't Succeed '98-I Too Eye
HADES-If at First You Don't Succeed '98-Opinionate!
HADES-If at First You Don't Succeed '98
BERNIE MARSDEN-And about time too-Still the Same
BERNIE MARSDEN-And about time too-Love Made a Fool of Me
BERNIE MARSDEN-And about time too-Song for Fran
BERNIE MARSDEN-And about time too
BERNIE MARSDEN
HADES-Resisting Success-Masque of the Red Death: I. Red Death / II. The Prince's Masterplan / III. The Masquerade: The Twelfth Hour / Return of the Red Death
HADES-Resisting Success-Nightstalker
HADES-Resisting Success-Legal Tender
HADES-Resisting Success
ALCATRAZZ-Dangerous Games-Only One Woman
ALCATRAZZ-Dangerous Games-Dangerous Games
ALCATRAZZ-Dangerous Games-Ohayo Tokyo
ALCATRAZZ-Dangerous Games
GRAVESTONE-Victim of Chains
CIRITH UNGOL-One Foot in Hell-100 MPH
CIRITH UNGOL-One Foot in Hell-Nadsokor
CIRITH UNGOL-One Foot in Hell-Chaos Descends
CIRITH UNGOL-One Foot in Hell
FLOTSAM AND JETSAM-No Place For Disgrace 2014
Y & T-Contagious-I'll Cry for You
Y & T-Contagious
PHANTOM'S OPERA-Following Dreams
SATAN'S HOST-Metal From Hell-Hell Fire
SATAN'S HOST-Metal From Hell-Metal From Hell
SATAN'S HOST-Metal From Hell-King of Terror
SATAN'S HOST-Metal From Hell-Black Stelé
SATAN'S HOST-Metal From Hell
WARDRUM-Messenger-After Forever
WARDRUM-Messenger
LONGINUS-World-No Fate
LONGINUS-World-バリバリ軒のうた
LONGINUS-World
METROPOLIS-The Power of the Night
ACID REIGN-Obnoxious
CRISIX-The Menace-Brutal Gadget
CRISIX-The Menace-Ultra Thrash
ACID REIGN-The Fear
HARMONY-Theater of Redemption
CRISIX-The Menace
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CLOVEN HOOF-Dominator-Road of Eagles ★★★ (2015-03-23 00:31:40)

他の収録曲と若干趣きを異する、
完全にエピック・メタル路線が取られた本編ラス曲。
時に語り、時に朗々歌い上げる
大仰な曲調に対して一歩も引かない
シンガーの実力者っぷりが堪能できる名曲です。

CLOVEN HOOF-Dominator-Fugitive ★★★ (2015-03-23 00:26:12)

勇壮なバッキングの上に、憂いを帯びつつも、
どこか透明感漂わす歌メロが乗っかり
アグレッシブだけど押し付けがましくないという
英国産メタル独特の醒めた雰囲気も形成する疾走ナンバー。

CLOVEN HOOF-Dominator-Reach for the Sky ★★★ (2015-03-23 00:15:34)

正統派HMのカッコ良さを体現する
イントロのGメロディだけでやられますが、
ブリティッシュな憂いを湛えた歌が入ってくると更に良い。
シャウトに逃げずに、丁寧にメロディを歌い上げる
シンガーの大変素晴らしい仕事ぶりに星3つ。

CLOVEN HOOF-Dominator-Rising Up ★★★ (2015-03-22 23:56:32)

見(聴)違えるように逞しく生まれ変わった
新生CLOVEN HOOFを猛烈アピールするOPナンバーにして
ACCEPTばりのパワフルさを誇る疾走曲・・・と思ったら
中盤で“FAST AS A SHARK”風Gリフがちらり登場。

CLOVEN HOOF-Dominator ★★★ (2015-03-21 23:39:37)

派手なメイクのメンバーが、それぞれ「地」「水」「火」「風」を名乗る等、南斗五車星な要素・・・じゃね、シアトリカルな要素を売りにHR/HMシーンへ打って出た英国ウルヴァーハンプトン出身の4人組、'88年発表の2ndアルバム。(ジャケットに戴くは、WHITE DWARF誌の表紙を飾ったことでも知られるジョン・ブランシェ画伯のアマゾニア・ゴシックのイラストですよ)
ラインナップの大幅刷新を経て、メンバーのルックスも名前もノーマルに落ち着いてしまった本作なれど、託されているサウンドは、変わらず・・・というか一層筋肉質に鍛え上げられた、トゥー・マッチ・ピュアな正統派HM。例えSF映画風のコンセプトを擁していようとも、大袈裟なSEやKeyによる味付けは用いず、またポップ・メタルやスラッシュ・メタルといった当時流行の音にも目もくれず、「マイナー」「古臭い」と謗られようとも、徒手空拳で真っ向勝負を
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F.K.U.-Where Moshers Dwell ★★★ (2015-03-19 23:21:11)

メンバーの気合の入ったコスプレ姿から、ブックレットに載せられた「MISTRESS OF MOSH AGENT」誕生秘話を描いたコミック、あと歌詞は勿論のこと、D.R.I.をパロったロゴマークまで、ホラー映画とクロスオーバー・スラッシュへの深い愛情を示す、FREDDY KRUEGER'S UNDERWEARことF.K.U.が'08年に発表した3rdアルバム。
本家『エルム街の悪夢』でフレディ役を演じたロバート・イングランドによる、芝居がかった前口上で雰囲気たっぷりにスタートを切る本作は、全16曲で収録時間は30分台、瞬間風速ナンバーを収録し、Gソロも殆どなし・・・と、典型的クロスオーバー・スラッシュ・スタイルを採用。その一方で、例えば②③④⑧⑨⑯といった楽曲に明らかな通り、ラリー・リーサルのメリハリの効いた歌唱や、鋭くエッジの切り立ったマシンガンGリフと、緩急を飲み込むアタッキーなリ
…続き

F.K.U.-4: Rise of the Mosh Mongers ★★★ (2015-03-18 23:23:31)

「フレディの下着」なる人を食ったバンド名や、ジョージ・A・ロメロの『ランド・オブ・ザ・デッド』を思わせるアートワーク、それに映画や尽きせぬスラッシュ愛を題材に取った歌詞のアイデアが物語る通り、「ホラーとスラッシュ・メタルの融合」をコンセプトに掲げたスウェーデンの4人組が'13年に発表した4thアルバム。
瞬間風速ナンバー“THE UBERSLASHERS”シリーズを含む全20曲もの楽曲を擁する等、クロスオーバー・スラッシュの薫りをそこかしこに漂わせつつも、全体を見渡せば、タイトな中にも緩急を飲み込んだダイナミックな曲展開や、ソロでもきっちり自己主張するメタリックなG、そしてメロディも歌えるハイトーン・シンガーの存在等、ここに来てますます正統派のメタルへと接近。例えば②なんて、勇壮なサビメロがジャーマン・パワーメタルを彷彿とさせるほどですよ。
映画のOPを思わせる大仰なイント①
…続き

F.K.U. (2015-03-18 23:21:41)

S.O.D.の活動に触発され、'87年に結成されたという古参スラッシュ・メタル・バンド。
現メンバーは、元MIDAS TOUCHのパトリック・スポロング(B)、DARKANEのローレンス・マックローリー(Vo)、WUTHERING HEIGHTSのテディ・モーラー(Ds)、LOST SOULSのピーター・ランス(G)と腕利き揃い。その代償として継続的な活動を行うことが難しかったようなれど、過去にリリースした4枚のスタジオ・アルバムは何れも高評価を獲得し、'13年発表の4th『4:RISE OF THE MOSH MONGERS』では待望の日本デビューも飾っている。

HADES-If at First You Don't Succeed '98-I Too Eye ★★★ (2015-03-17 21:58:07)

技巧を強く意識している2ndアルバムの中にあって
前作に通じる破れかぶれな威勢の良さ漂う
ハイテンションなスラッシュ・ナンバー。
耳を劈くハイトーンVoに、荒れ狂うG、
ゴリゴリ鳴りまくるBと畳み掛けるDsと
全パートが青筋立ててパフォームしてる姿が
目に浮かぶようですよ。

HADES-If at First You Don't Succeed '98-Opinionate! ★★ (2015-03-17 21:49:31)

音作りや、緩急を飲み込んだ曲展開のお手本は
あからさまに『MASTER OF PUPPETS』を発表した頃の
METALLICAですが、それが悪いことかと言えば
ここまでカッコイイ曲に仕上げてくれたんなら、まぁ良いかと。
元々、技巧を凝らすタイプのバンドであり、
何よりアラン・テッシオのハイトーンVoが乗れば
それなりに個性が醸成されますしね。

HADES-If at First You Don't Succeed '98 ★★ (2015-03-15 23:15:13)

物憂げなイントロから反転攻勢に出るOPナンバー①が、当時『MASTER OF PUPPETS』をリリースして飛ぶ鳥落とす勢いだったMETALLICAからの影響があからさまでちょっと笑う。また硬質なスラッシュ・ビートが怒涛の如く畳み掛ける⑦も秀逸・・・といった具合に、ことほど然様に「スラッシュ風味のパワー・メタル」だった1stに比べ、1歩も2歩もスラッシュ・メタル方向へ踏み込んだ作風に仕上がっている、'88年発表の2ndアルバム。
その一方、前作で既に大作曲に挑むチャレンジ精神を発揮していたバンドゆえ、今回はアレンジや曲展開に凝り、緩急のコントロールを意識する等、より「聴かせる」姿勢も鮮明化。スラッシーな攻撃力と風変わりなメロディとが同居する⑩や、ハムレットをテーマに取り上げた組曲⑪⑫は、そうした彼らの意欲の賜物と言えましょうか。ただそうなると、ハイパーに歌いまくるアラン・テッシオ(
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BERNIE MARSDEN-And about time too-Still the Same ★★★ (2015-03-14 23:01:09)

イントロだけでグッとくる
文句なしのアルバム・ハイライト・ナンバー。
哀愁が溢れ出すバーニーの歌声とGプレイ、
ドン・エイリーが物悲しげに奏でるピアノ、
徐々に熱量を高めていくコージーのドラムとが
終盤に向けて盛り上がっていく様は
息苦しいほどに感動的。

BERNIE MARSDEN-And about time too-Love Made a Fool of Me ★★★ (2015-03-14 22:51:03)

バーニー・マースデンと、ボビー・ダズラーこと
デイヴィッド・カヴァデール共作のポップ・チューン。
弾むようなキャッチーな曲調に、バーニーのVoと
歌心溢れるGプレイが映える映える。
バックを固めるのはコージー・パウエル&ニール・マーレイの
鉄壁リズム隊に、Key奏者のドン・エイリーという面子。

BERNIE MARSDEN-And about time too-Song for Fran ★★★ (2015-03-14 22:45:24)

しっとりとした泣きに満ちた叙情インストナンバー。
こういう曲を弾かせたらバーニー・マースデンは絶品すな。
ちなみに他の参加メンバーは
ジャック・ブルース(B)、ドン・エイリー(Key)、
サイモン・フィリップス(Ds)という布陣。

BERNIE MARSDEN-And about time too ★★★ (2015-03-14 01:39:57)

初期WHITESNAKEに多大なる貢献を果たした名ギタリスト、バーニー・マースデンが'79年に発表した初のソロ・アルバム。
そのバーニーの人徳が為せる業か、デイヴィッド・カヴァデール、ジョン・ロード、イアン・ペイスを筆頭に、白蛇人脈に連なる錚々たる面子がアルバム制作に協力。例えソロといえども己一人が目立つことを良しとせず、参加メンバーの見せ場にも気を配ったアンサンブル重視の作風も、そうした彼の人となりを表しているかのようです。
尤も、“お前が本命”なるナウい邦題を冠されてしまったOPナンバー①がアルバムの方向性を示す通り、当時流行のメロハー路線が敷かれている本作にWHITESNAKE色は薄め。音作りやアレンジは少々時代を感じさせ赤面を誘われなくもないですが、それでも聴けば聴くほど惹き込まれてしまうのは、バーニーの味わい深い歌声&泣きを発するGプレイ、脇を固めるミュージシャン達
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BERNIE MARSDEN (2015-03-14 01:37:27)

UFOやWILD TURKEY、BABE RUTH、COZY POWELL'S HAMMER、PAICE, ASHTON, LORD(PAL)等、数々のブリティッシュHRバンドを渡り歩き、そしてWHITESNAKEへの参加でキャリアを決定的なものとしたイギリス人ギタリスト。本名はバーナード・ジョン・マースデン。
'81年発表の2ndソロ『LOOK AT ME NOW』の国内盤が'98年に初CD化された際、買い逃してしまったまま今に至るので、ぼちぼちCDの再々発をお願いしたいところなのですが・・・。

HADES-Resisting Success-Masque of the Red Death: I. Red Death / II. The Prince's Masterplan / III. The Masquerade: The Twelfth Hour / Return of the Red Death ★★ (2015-03-12 22:19:53)

エドガー・アラン・ポーの『赤死病の仮面』を題材に取り上げ、
3部構成、10分に迫る大作ナンバー。
派手に自己主張する各セクションの見せ場や
まるで90年代のモダン・ヘヴィネスを先取りしたかのような
(要するにBLACK SABBATH風)スロー・パートを織り交ぜつつ
大仰に展開していく楽曲は、アイデアが先行し過ぎて
やや冗長な出来栄えなれど、意気込みは大いに買える。
頑張ったで賞。

HADES-Resisting Success-Nightstalker ★★★ (2015-03-12 22:09:18)

ブルージーなイントロからスタートするので意表を突かれますが、
思わず一緒に叫びたくなるコーラスをフィーチュアした本編は
勇ましくもキャッチーな出来栄え。そのイントロだけでなく、
インストパートでは猛烈な勢いで弾き倒し、
アラン・テッシオのハイトーンVoと真っ向張り合う
Gの暴れっぷりも堪能できるパワー・チューン。

HADES-Resisting Success-Legal Tender ★★★ (2015-03-12 22:02:47)

2分ちょっとのランニング・タイムの間中
鋭利に研ぎ澄まされた殺傷力満点のGリフが
ぶん回され続ける通り魔的スラッシュ・ナンバー。
いや、カッコ良い。

HADES-Resisting Success ★★★ (2015-03-11 23:44:48)

『BORN TO METALIZE』や『METAL MASSACRE Ⅵ』等のオムニバス盤に参加して名を上げたニュージャージー出身の5人組が、'87年に放ったデビュー作。
ラフい音質、耳を劈くハイトーンVo、ザリザリとした音色で粗挽きリフを刻むG、ドライヴするBに突っ込み気味に駆け巡るDsが、テンションも高く一塊に押し込んで来るサウンドは、こいつらが『METAL MASSACRE』シリーズに参加してたのも当然よな、ってな80'S アメリカン・パワー/スラッシュ・メタル街道を爆走しています。
中でも、やはり聴きモノなのはアラン・テッシオのVo。後にWATCHTOWERに参加して、バカテク揃いのメンバー相手に一歩も引かない飛び道具みたいな歌唱でマニアを仰け反らせた彼氏ですが、ここでもその実力の片鱗を味わうことができる・・・というか、こっちの方が歌メロがキャッチーで取っ付き易いぐら
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ALCATRAZZ-Dangerous Games-Only One Woman ★★★ (2015-03-10 22:20:08)

言わずと知れたグラハムの代表曲。
つか、グラハム歌うまっ!
テクよりもキャラクター勝負の愛すべき個性派シンガー的
扱いを受けることの多いやっさんですが
ここで聴かせる伸びやかでエモーショナルな歌声は
紛うかたなき実力派シンガーのそれ。
聴き惚れますよ。

ALCATRAZZ-Dangerous Games-Dangerous Games ★★★ (2015-03-10 22:01:33)

都会的な哀愁を帯びたイントロだけで
「おっ」と身を前に乗り出させるアルバム表題曲。
“デデデ、デンジャラス”なコーラスは
キャッチーで、思わず反芻したくなる魅力が備わっていますね。
GとKeyの的確な仕事ぶりも特筆に値しますよ。

ALCATRAZZ-Dangerous Games-Ohayo Tokyo ★★★ (2015-03-10 21:52:59)

グラハムが、例によって大口開けて
「オ・ハ・ヨ~、ト~キォ~♪」と
青筋浮かべながら熱唱してる姿が思い浮かび、
ほっこりした気分になれる名曲。
一度でいいから生で聴いてみたいのですが・・・
一緒にコーラス歌っちゃうよ。

ALCATRAZZ-Dangerous Games ★★★ (2015-03-10 00:02:29)

前任者達に比べると、名前からして既に押しが弱い感じの三代目ギタリスト、ダニー・ジョンソンを迎え、'86年に発表された3rdアルバム。
こちらのサイトの獲得ポイントが厳然と示す通り、ALCATRAZZのカタログの中では断トツの低人気。それ以前に「3rdは聴いたことない」と、のたまうHR/HMファンも多いと聞く不遇の1枚で、斯く言う自分も本作の購入動機は、バンドのファンだからというより「“OHAYO TOKYO”が聴いてみてぇ」が主な理由だった気が・・・。
小洒落たHRナンバー②や、デデデ、デンジャラス!キャッチーな⑥、歌の上手さに聴き惚れる⑧、哀愁の⑨、本編中最もヘヴィな⑩等、前2作のような「個性的なHR/HM」というより『孤独のナイト・ゲームス』辺りに通じる「普遍的な歌物ロック」の魅力を湛えた収録楽曲は、(↑上で多くの方が仰られてる通り)決してクオリティは低くありません。
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GRAVESTONE-Victim of Chains ★★★ (2015-03-08 23:50:40)

20世紀のU.D.O.を支えた名手マティアス・ディート(G)を輩出したことで知られるジャーマン・メタル軍団、'84年発表の1stアルバム。・・・と長らく思っていたのですが、最近になって実はこれ以前にも2枚ほどスタジオ・アルバムをリリースしてたと知り吃驚。まぁそっちにはマティアスは未参加で、音楽性も全く異なるプログレ/70年代HR路線だったらしいのですが。
ともあれ、心機一転の再出発作となった本作で炸裂するのは、墓石ばりの硬質さで刻まれるGリフ&リズムが、勇ましくもムサ苦しく突き進む、HELLOWEEN登場以前の独産パワー・メタルのど真ん中を行くサウンド。しかもありがちなACCEPT路線ではなく、SCORPIONS路線なのがミソ。
リフ/リード両面において華を感じさせるマティアス・ディートのGプレイも、本編から大味感を払拭するのに大きく貢献。特にパワー・メタル版“BLACKOU
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CIRITH UNGOL-One Foot in Hell-100 MPH ★★★ (2015-03-07 09:39:34)

タイトルや歌詞は勿論のこと、シャープ且つメロディアスに
動き回り、ハモリまくるGがNWOBHMを彷彿とさせる
ストレートなHM賛歌。ストレート過ぎて逆に意表を突かれました。

CIRITH UNGOL-One Foot in Hell-Nadsokor ★★ (2015-03-07 09:35:06)

ドッカンドッカンと力の限りブッ叩かれるドラムが
リード楽器役を担い、そこに薄っすらと被る
「オ~オ~オ~」というお経みたいなコーラスが
エピック・メタルな雰囲気を盛り上げます。
中盤で突如、哀愁に満ちたメロディを奏で始める
Gソロも良いアクセント。

CIRITH UNGOL-One Foot in Hell-Chaos Descends ★★★ (2015-03-07 09:27:50)

「数ヶ月便秘が続いてる人inトイレ」みたいな呻き声からスタート。
BLACK SABBATHを野蛮にした感じのGリフ、
制御不能な奇声Voと、ドカドカ打ち鳴らされるドラムが
豪快に渦を巻いてうねるまくる様がド迫力のエピック・ソング。

CIRITH UNGOL-One Foot in Hell ★★ (2015-03-06 00:14:48)

『指輪物語』に着想を得て「キリス・ウンゴル」を名乗った4人組、'86年発表の3rdアルバム。
MANILLA ROADと並んでエピック・カルト・メタルの最重要バンドと目されるだけあって、ここに渦を巻くのは、HR/HMシーンが華やかに浮き足立ってた超バブリーな時期に(しかもカリフォルニアで)制作されたとは俄かに信じ難いほど、暗くてジメジメ湿気ってキャッチーさ絶無のバーバリックなHMサウンド。ルックスも含めて、もう清々しいくらい女の子からきゃーきゃー言われそうなモテ要素ゼロ。
一口にエピック・メタルと言っても、例えばMANOWARがメロディやアレンジといった同ジャンルの構成要素一つ一つを丹念に磨き上げた宝石だとすれば、こっちは武骨な原石を無造作にゴロンと提示してる感じ。そもそも端から宝石になど興味はなく、「原石であること」に価値と誇りを見出しているというべきか。
アルバム後
…続き

FLOTSAM AND JETSAM-No Place For Disgrace 2014 ★★★ (2015-03-04 23:37:27)

'88年発表の2nd『NO PLACE FOR DISGRACE』のリレコーディング・アルバム。切腹ジャケットがオリジナル盤と比較して「使用前」「使用後」状態になっているのが面白くて、つい購入してしまいましたよ。(タイトル直訳と思しき「不面目者に居場所はありません」なる怪しげな日本語が載っているのもポイント/笑)
よりドラマティックに、よりメロディアスに。ジェイソン・ニューステッド脱退というピンチが、逆に残されたメンバーの潜在能力をフルに引き出す好結果へと繋がった名盤『NO PLACE~』の素晴らしさ、殊に、殆ど完璧と言っていい頭4曲の流れの隙のなさについては今更語るまでもなし。なので今作とオリジナル盤の差異について述べさせて貰うと・・・基本的に何も変わっていない(笑)。勿論プロダクションは現代的に進化していますが、アレンジに関しては原典を尊重。これを「だったらオリジナル聴けばいい
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Y & T-Contagious-I'll Cry for You ★★★ (2015-03-02 23:13:27)

アルバム『CONTAGIOUS』を聴いて
「まぁ、ポップなY&Tも悪くないと思うな、ぼかぁ」
と言いつつも、あのアルバムで一番聴き返す頻度が高いのは
デイヴ・メニケッティの面目躍如たる骨太で濃厚な
泣きが溢れ出すこのインストの名曲なのですから
「口では何のかんの言っても、体は正直やのぉ」と。

Y & T-Contagious ★★ (2015-03-02 23:06:13)

キッチュなイラストからシンプルなデザインへと、アートワークが随分と落ち着いた'87年発表の6thアルバム。前2作のジャケットをボロカスに罵って来た身には歓迎すべきこと・・・と思いきや、これはこれで何だか大人し過ぎて物足りなく感じてしまうんだから、我ながら度し難い。
で、アートワークの変化と共に音楽性の方にも変化が。メタル・バンドとしてのY&Tの屋台骨を支え続けて来た名ドラマー、レオナード・ヘイズが去ったことで、サウンドは一気にポップ路線へと傾斜。OPナンバー①なんてHEY!HEY!HEY!なイントロからOH~OH~OH~なサビに至るまで、あからさまに当時のメインストリーム・ロックからの影響が打ち出されています。
ケヴィン・ビーミッシュの手掛けた洗練された音作りや、全編に亘って厚く敷き詰められたハーモニー、あとジミー・デグラッソの脇に徹したドラミングの印象もあり、楽曲はこれまで
…続き

PHANTOM'S OPERA-Following Dreams ★★★ (2015-03-01 10:33:13)

Key奏者のジャック・ヤング('08年に他界してたと知り驚いた)によって結成され、BON JOVIのティコ・トレースやアレック・ジョン・サッチ、PROPHETのディーン・ファザーノ、更にはSYMPHONY Xのマイケル・ロメオら著名なメンバーを輩出して来た「ニュージャージー州の虎の穴」ことPHANTOM'S OPERAが、'98年に発表した3rdアルバム。
ミカエル・アンダーソン風の甘口Vo、ブライアン・メイからの影響も露わにメロディアスに踊るG、カラフルで包容力に満ちたKey、それらによって生み出される、丸みを帯びて親しみ易い叙情メロディや、繊細にして壮麗なハーモニーを立体的に配置し、ドラマティックな曲展開に載せて聴かせてくれるサウンドは、完全に初期QUEEN路線。当時いち早く自分達のことを評価してくれた日本を意識してか、いきなり日本語詞によるメルヘンチックな序曲“AI TO Y
…続き

SATAN'S HOST-Metal From Hell-Hell Fire ★★★ (2015-02-26 23:29:41)

「色物バンドと思って舐めんなよ?」
というバンドの主張が込められた
アルバムのクライマックスを飾るエピック・ソング。
緩急を取り入れたドラマティックな曲展開や
派手に動き回るBはIRON MAIDENからの影響大。
そしてここでもシンガーの全力投球な熱唱が耳を惹きますね。

SATAN'S HOST-Metal From Hell-Metal From Hell ★★★ (2015-02-26 23:25:25)

クセの強い楽曲が並ぶ本編にあって
このストレートな疾走ナンバーのキャッチーな
カッコ良さは逆に目立っています。
メタル!メタル!フロム・ヘル!

SATAN'S HOST-Metal From Hell-King of Terror ★★★ (2015-02-26 23:21:12)

哄笑したかと思えば、朗々歌い上げたりと
ハリー・コンクリン・・・もといLEVIATHAN THISIREN(笑)の
ハイテンションなパフォーマンスが圧巻。
相変わらず、アンサンブルをガン無視で好き勝手やりまくりな
バックの演奏にもまったく力負けていませんよ。
野蛮且つ大仰な曲展開に時折挿入される“オ~オ~オ~”
という勇壮なコーラスは『INTO GLORY RIDE』や
『HAIL TO ENGLAND』の頃のMANOWARを彷彿とさせたりも。

SATAN'S HOST-Metal From Hell-Black Stelé ★★★ (2015-02-26 23:14:00)

ひたすら青筋立てて歌いまくるVo、
テレコで録ったような劣悪な音質のせいで
何弾いてんだか判然としないG、
モタってんだか走ってんだかさっぱりなマイペースDsとが
アンサンブルを彼方に置き去りにして好き勝手暴れ回り、
そこにオカルト/ホラー映画風の大仰なコーラスが
ぶち込まれているという、コクに満ちた(というかコクしかない)名曲。
チープっちゃチープですが、聴き終えた後、
「なんか凄いもん聴いたなぁ」という気分にさせられます。

SATAN'S HOST-Metal From Hell ★★★ (2015-02-25 23:05:40)

コロラド州ボウルダー出身のサタニック・メタル・バンド、'86年発表のデビュー作。
初聴時は、オーディエンス録音の海賊盤と聴き紛う低劣な音質と、全メンバーが「他パートのことなんざ知らねぇよ」とばかりに、好き勝手荒れ狂うOPナンバーのアバンギャルドっぷりに「何じゃこりゃ?」とドン引きしてしまいましたよ。
しかしこうして改めて対峙すると、それ以上に耳奪われるのは、禍々しさと荘厳なドラマ性を併せ持ち、最もエピカルだった2nd~3rd期のMANOWARに、イタリアン・オカルト/ホラー映画のサントラを強引にトッピングしてしまったかの如き楽曲の劇的さ。特に、高圧的歌唱で大仰な雰囲気を盛り上げるハリー・コンクリン(Vo)が良い仕事しまくりで、流石JAG PANZERにTITAN FORCEにこのバンドと、カルト・メタル街道一筋に歩んで来られた御仁だけのことはあると。
そもそも、エリック
…続き

WARDRUM-Messenger-After Forever ★★★ (2015-02-23 23:56:27)

テクニカルなGリフが目まぐるしく繰り出される
イントロに続いて、憂いを帯びて絶妙に
展開していく歌メロが走り出した時点で
「よし、名曲!」と太鼓判押したくなましたよ。
灼熱系シンガーの熱唱、指弾きならではの
エモーションが乗ったGソロも効果的に楽曲を
盛り立ててくれます。

WARDRUM-Messenger ★★★ (2015-02-22 23:39:12)

指弾きオンリーのノー・ピック主義を貫く個性派ギタリスト、コスタ・ヴレトを擁するギリシャ出身の4人組が'14年に発表した3rdアルバム。
既に比較対象として名前が挙がっている通り、本作で志向されているのはIMPELLITTERIやNOCTURNAL RITES等に通じる正統派メロディック・メタル。Voのヤニス・パパドプロスも、ロブ・ロック、ジョニー・リンドクヴィストの系譜に連なる灼熱パワー・ボイスの持ち主で、彼の胸焦がす熱唱をフィーチュアした本編のサウンドは、IMPELLITTERIの屈強さにNOCTURNAL RITESの叙情性を加えたような仕上がり・・・とでも申しましょうか?
加えて、このアルバムをスペシャルな地位へと押し上げているのが、聴き手の琴線を揺さぶりまくるメロディの組み立ての巧さ。殊に、痒いところに手の届く歌メロの魅力には辛抱堪らんものがあり、③⑦⑧⑨⑩といった楽
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LONGINUS-World-No Fate ★★★ (2015-02-20 23:53:27)

昭和の熱血ロボット・アニメの主題歌ばりの
熱さで駆け抜ける、アルバムのハイライト・ナンバー。
「熱唱」との表現がぴたりハマるシンガーの歌唱、
勇ましさと表裏一体の哀愁漂うGソロも胸に響きます。

LONGINUS-World-バリバリ軒のうた ★★★ (2015-02-20 23:48:44)

恋愛アドベンチャー・ゲームの挿入歌らしく、
タイトルや歌詞はコミック・ソング風ですが、
だからと言って舐めてかかると、
特濃スープで火傷間違いなしの
キャッチー且つストロングなHMナンバー。
バ!バ!バ!バリバリ! 

LONGINUS-World ★★★ (2015-02-19 23:48:05)

「ANTHEMファンなら聴いて損なし」との評価にずっと気になってたLONGINUSの2nd『WORLD』('13年)を漸く購入。で、これが噂に違わぬ快作でしたよ。
頑健なリフを刻み、熱き血潮迸るソロを奏でるGと、走るにせよ歩むにせよ、地に足を踏ん張って、頭振るのに丁度良いテンポを維持するリズム・セクションが、歌謡曲に通じる哀愁のメロディ羽織って突き進む、思わず「夕焼けの土手に佇む番長」の姿を幻視する鋼鉄サウンドは、前評判通り『BOUND TO BREAK』を発表した頃のANTHEMを彷彿。
これを猛烈に後押しするのが、太く明瞭な発声で劇画チックなメロディを堂々歌い上げるシンガーの存在。勇ましさと哀愁が交錯する疾走ナンバー①④⑩や、Keyも交えて重厚且つメロディアスに迫り来る⑤等は、口先で歌うのではなく、腹の底から熱い塊を吐き出すような彼の熱唱が映える映える。中でも、身の内で燻
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METROPOLIS-The Power of the Night ★★★ (2015-02-18 00:02:39)

母国カナダのミュージック・シーンにおいて殿堂入りを果たすシンガー/ソングライター、スタン・メイズナー(最近だとマイズナー表記)が、キム・ミッチェルとの活動で知られるピーター・フレデッド(Vo)と組んで立ち上げたニュー・プロジェクトの唯一作('00年)。
実のところプロジェクトとしての実体はなく、彼らが暇を見ては80年代からコツコツと作り溜めて来たものの発表する機会がなかった楽曲の蔵出し音源集らしいのですが、でもこれだけ出来が良ければ細かい経緯なぞどうでもいいよねと。
ポジティブなフィールに満ちた曲調に、仄かな哀愁入りメロディを振りかけた、実にカナディアンな(?)サウンドは、スタン・メイズナーのスタジオ・アルバムと同一路線を行くキャッチーに洗練されたポップ・ロック。歌だけピーターに任せ、それ以外は作曲/アレンジ/演奏/プロデュースまで一人でこなしてる点も同じ。重厚なプロダクショ
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ACID REIGN-Obnoxious ★★ (2015-02-16 23:30:24)

メイン・カラーがピンクという、スラッシュ・メタル・アルバムにあるまじき配色のアートワークを見た途端「こりゃアカン」と頭を抱えてしまった、'90年発表の3rdアルバム。しかも1曲目からミドル・チューンだよ、おい・・・。
というわけで当時はあまり良い印象を持てなかったのですが、殆ど十数年ぶりぐらいに聴き直してみれば、これが普通に良く出来たスラッシュ・アルバムに感じられ、おや?と。速度を落として展開を重視し、大作化に拍車の掛かった楽曲や、これまで以上にメロディを意識しているVo等からは、90年代に突入したスラッシュ・シーンの潮流の変化を感じないわけにはいきませんが、しかしながらミッド・テンポの①さえもテンション高く聴かせ切ってしまう、バンドの曲作り/パフォーマンスの熟達振りは大したもの。自殺した青年の日記を歌詞として抜粋するメランコリック且つ劇的な③なぞは、90年代だからこそ生み出し得た
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CRISIX-The Menace-Brutal Gadget ★★ (2015-02-15 22:48:08)

ジム・キャリーの「マスク」が歌詞の元ネタかな。
基本はアゲアゲな高速スラッシュ・ナンバーですが、
思わず踊り出したくなるファニーなグルーヴが
良いアクセントとなっています。

CRISIX-The Menace-Ultra Thrash ★★★ (2015-02-15 22:43:58)

叙情イントロから爆走へと繋がっていくという
METALLICAの"FIGHT FIRE WITH FIRE”から
連綿受け継がれるスラッシュ・メタルの様式美を体現した
バンドの代表曲であり、決意表明でもある名曲。

ACID REIGN-The Fear ★★ (2015-02-15 11:37:09)

斜陽の時を迎えていた80年代末期の英国HR/HMシーンにおいて、独特の音楽性とコメディ方面に振り切ったライブ・パフォーマンスをもって「UNITED KINGDOM APPLE CORE」なるブランドを確立、人気を博したヨークシャー出身の5人組スラッシャー、'89年発表の1stフル・アルバム。ちなみにそのUK APPLE COREが何を意味しているのかは今もって不明。誰か教えて下さい。
アルバム・タイトルでもある『FEAR』をコンセプトに据え、デビューEP『MOSHKINSTEIN』の作風を引き継ぐ一方で、手っ屁からスタートする本編は(そうしたジョーク・センスも含めて)よりクロスオーバー・スラッシュ色を増強。緩急を意識しつつも全体的にスピード感の底上げが図られたサウンドを支えるのは、後にCATHEDRALに加入することになるマーク・ラムゼイ・ワートン(Ds)のドラミングで、彼がジャス
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HARMONY-Theater of Redemption ★★ (2015-02-14 00:20:26)

'08年屈指の名曲“INNER PEACE”でこっちに強烈なインパクトを焼き付けながらも、その後はとんと音沙汰がなかったマーカス・シグフリードソン(G)率いるHARMONYから、久々に届けられた新作アルバム。
前作では、その“INNER PEACE”1曲のみのゲスト参加に留まっていた元LOST HORIZONのダニエル・ハイメン(Vo)が今回は正式参加。全曲で自慢の強靭な喉を披露していることもトピックな本作ですが、音楽性の方は、これまでの疾走感溢れるネオクラ・パワー・メタル路線から若干の軌道修正有り。
全編を冷え冷えと彩るミスティックなメロディは健在なれど、スピードダウンした代わりにエピカルでプログレッシヴな大作感を強調した感じの楽曲は、昨今の欧州メタル・シーンの嗜好を踏まえた仕上がり。クラシカルな疾走チューン⑪が日本盤用ボーナス・トラック扱いなことからも、バンドの基本姿勢は
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CRISIX-The Menace ★★★ (2015-02-12 23:22:07)

2nd『RISE・・・THEN REST』の出来の良さに感心し、遡って購入した'11年発表のデビュー作。
タイトな演奏、シャープな切れ味、カラッと歯切れの良い疾走感とが小細工無用で畳み掛ける、これまたULTRA FUCKIN' THRASHな会心作で、敢えて次作との相違点を挙げるならば、こっちの方が(デビュー作ゆえ)前のめりな勢いが先行気味で、プロダクションもラフ。あとIRON MAIDEN由来の劇的なツイン・リードGも控えめかな?と。
尤も裏を返せば、このジャンルの基本により忠実な作風とも言えるわけで、馬鹿騒ぎするメンバーの写真をコラージュしまくったブックレットも「スラッシュ・メタルあるある」で微笑ましい1枚であります。
叙情インスト①を助走に大跳躍するバンドの代表曲②や、③⑦⑪といったキレキレの高速スラッシュ・ナンバーを基軸に、正統派HM的ドラマ性も携えた⑤⑪、ノリ
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