この曲を聴け!
火薬バカ一代さんのページ
火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2951-3000
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142
IRON MAN-South of the Earth ★★★ (2015-01-04 14:53:46)
強烈な横ノリ感を生み出すGリフからインプロヴァイズされたGソロまで、トニー・アイオミばりのスモーキーなGワークで「黒いアイオミ」の異名を取る黒人ギタリスト、アルフレッド・モーリス三世率いるドゥーム・メタル・バンドが、'13年に発表した5th(4th?)アルバム。
BLACK SABBATHの名曲をバンド名に戴くだけあって(そもそもサバスのトリビュート・バンドとして活動をスタート)、志向する音楽性も、自分のようなこの手のジャンルに疎い人間でも「おぉ、ドゥームだ」と一聴瞭然なぐらい、コッテコテのドゥーム・メタルをプレイ。
低音から高音までシアトリカルに行き来する様が、さながら「邪教の司祭」といった趣きのVoと、ドライヴしまくるBに、振り下ろされるハンマーの如きDsとが、収録曲1つ1つのキャラ立ちを明確にすると共に、アップテンポの⑥や緩急を飲み込んだ⑧等を本編に織り交ぜることで、か
…続き
IRON CROSS-Warhead-Send for the Cross ★★★ (2014-12-29 23:39:09)
戦車の進撃を思わすパワフルなリフ&リズムと
その間隙を縫って閃くメロディとの組み合わせに
血中メタル成分が沸騰して、頭を振りたくて
仕方なくさせてくれるパワー・チューン。
ミドル・テンポの楽曲かくあるべし!な名曲ですよ。
IRON CROSS-Warhead ★★ (2014-12-28 22:49:40)
IRON CROSSを名乗るバンドはあちこちにいますが、彼らはペンシルバニア州ピッツバーグ出身の4人組で、本作は'85年発表のデビュー作。というか唯一作か。
以前ワゴンセールで投売りされていたところを、バンド名とアートワークが気に入って「SHRAPNEL系かな?」と当たりを付けて購入したのですが、これがドンピシャと言わないまでも結構近い感じのパワー・メタルを演っていて、思わず「よっしゃ」と握り拳固めてしまいましたね。
オヤジ臭い声質のシンガーをフロントマンに据え、重心低くパワフルに押し出してくるサウンドはJUDAS PRIESTからの影響が濃厚ですが、さほどダークな雰囲気は漂って来ないあたりがアメリカ産。ザックリと刻まれるリフ&リズムの組み合わせは、曲によってはLAメタルっぽく感じられたりも。
音質は今ひとつ。手癖だけで組み立てられたようなGソロが存在感に乏しく、どうも
…続き
IRON CROSS (2014-12-28 22:36:59)
バンド名で検索しても「同名バンドが多い」「アルバム1枚きりで消息不明」ぐらいのことしか分からない、アメリカ・ペンシルバニア州ピッツバーグ出身の4人組。
(でもこちらのサイトには、収録曲まで含めて一発登録することが出来て驚いた)
謎に包まれた・・・というより、単に大した活動をしなかった、要は80年代のHR/HMブームを盛り上げた泡沫バンドの一つってことなんでしょうが、でも彼らが'85年に発表した唯一作『WARHEAD』は、「その他大勢」とは切って捨て難いサムシングを放つ力作でした。
EXODUS-Blood In, Blood Out-Food for the Worms ★★★ (2014-12-28 01:09:30)
本編中、最高速度を叩き出すラスト・ナンバー。
突っ走るキレッキレなGリフのカッコ良さは正しくEXODUS印。
フェードアウト気味に終わってしまうのが
もったいないぐらいの名曲ですよ。
EXODUS-Blood In, Blood Out-Wrapped in the Arms of Rage ★★★ (2014-12-28 00:59:04)
無性に頭振りたくなるEXODUS流スラッシュ・ソングとしての
カッコ良さは勿論のこと、高みへ向かって昇りつめていくような
飛翔感溢れるツイン・リードGにも胸高鳴る逸曲。
EXODUS-Blood In, Blood Out-Collateral Damage ★★★ (2014-12-28 00:52:49)
血沸き肉踊るGリフとリズムのコンビネーションに
ハイテンションなゼトロのVoから、
スラッシュ魂を煽りまくるコーラスまで
もうEXODUSエキス100%(成分無調整)な名曲。
これ聴いてアガらんEXODUSファンはいないじゃなかろうか。
EXODUS-Blood In, Blood Out ★★★ (2014-12-26 23:51:28)
フロントマンの座にスティーヴ“ゼトロ”サウザが出戻って(10年ぶり2度目)、'14年に発表されたEXODUSの新作。
恋愛体質のカップルばりに別れたりヨリを戻したりを繰り返してるんで、今更「ゼトロ復帰」っても新鮮さを感じたりはしませんが、ですがやっぱりこの編成の磐石感は半端ない。ゼトロの剃刀Voに鈍りがないことはHATRIOTの作品群が証明している通りですし。
以前、雑誌では「次作は短い曲が波状攻撃を仕掛けて来るタイプの作品になるよ」とかゲイリー・ホルト(G)が語っていたのに、蓋を開けてみれば収録曲の半数が6分超えという前作同様の大作主義が貫かれていて、嘘つき!(笑)と開巻暫くは微妙なテンションでした。
しかし尺は長めでも全編がアゲアゲな疾走感で敷き詰められ、EXODUSの旨みが凝縮された名曲③で一旦我を忘れてしまうと、以降はラス曲⑫(VARUKERSのカヴァー)まで殆
…続き
SCANNER-Hypertrace-Grapes of Fear ★★★ (2014-12-23 22:05:37)
ジャーマン・メロパワ・メタル的大仰さよりも
ヨーロピアンHM寄りのタイトな疾走感が
印象的なスピード・ナンバー。
Gが奏でるテーマ・メロディにメタル魂が逸りますよ。
個人的にはアルバムで一番お気に入り。
SCANNER-Hypertrace ★★ (2014-12-23 21:57:08)
弦楽器隊を中心に再編され、LION'S BREED改めSCANNERとして生まれ変わった5人組が、プロデューサーにELOYのフランク・ボーネマン、エンジニアはトミー・ニュートンという布陣でレコーディング作業を行い、'88年にNOISE RECORDSから発表したデビュー作。(ラルフ・シーパースもゲストVoとして③に参加)
疾走感溢れるリズムに、劇的にハモる2本のGがメロディックに絡み、微妙な実力のシンガー(カイ・ハンセン以上/マイケル・キスク未満)が線の細いハイトーンをその上に乗せる・・・という音楽性は、所謂「ジャーマン・メタル」の王道スタイル。ただ、HELLOWEENブレイク以前からキャリアを積み重ねて来たバンドゆえ、どちらかと言えばJUDAS PRIESTやACCEPTといったオーセンティックなメタル軍団から影響の方が、より顕著に表れているかな?
「さぁ皆さんご一緒に」系
…続き
TRANCE-Power Infusion-Children Of Illusion ★★★ (2014-12-21 02:02:34)
前作収録の“CONFESSION”の流れを汲む
クッサクサの泣きメロに噎せ返りそうになる演歌型バラード。
金属声のシンガーの熱唱が一見ミスマッチですが、
逆に「強面男の激情」みたいな悲哀を
引き立たせてくれているように感じられ、
個人的には全然ありですよ。
TRANCE-Power Infusion-Burn Your Lies ★★ (2014-12-21 01:53:33)
クサいメロディを身に纏って
メロウに始まり徐々に盛り上がっていくという
お約束感満点の秀曲。
中盤で疾走へとテンポアップする曲展開も
これまたありがちですが「そこが良いんじゃない!」と。
TRANCE-Power Infusion-Storm & Thunder ★★★ (2014-12-21 01:45:03)
嵐のように吹き荒れるGと
雷鳴の如く打ち鳴らされるドラムが、
曲名に相応しい怒涛の勢いで突っ走る疾走ナンバー。
Voのハイパーな歌いっぷりもハマってます。
TRANCE-Power Infusion-Heavy Metal Queen ★★★ (2014-12-20 09:37:08)
HR/HMファンを自認するなら
この「シンプルながら無茶苦茶カッコイイ」の
お手本のようなGリフは一聴の価値あり。
舌がピリピリくるぐらい塩っ辛いVoの歌唱も
ソリッドで勇ましい曲調を盛り上げてくれます。
ここ日本でも局地的ヒットとなったというのも納得の名曲。
TRANCE-Power Infusion ★★★ (2014-12-18 22:23:17)
かつて新宿ツバキハウスにリクエストが殺到したとかしなかったとか(どっちよ)、未だ語り継がれる名曲“HEAVY METAL QUEEN”をトップに戴く'83年発表の2ndアルバム。
日本人の琴線に訴えかける哀愁のメロディ・センスはそのままに、今回は70年代HR的横ノリ感や、演歌にも匹敵する「泣き」は減少。その代わりエッジの効いたGリフを前面に押し出し、より時代に即して、キビキビとへヴィ・メタリックなサウンドにストレッチされています。
そうした印象に拍車をかけるのが、益々クドさ全開のローター・アントーニのVo。前作での歌唱はクラウス・マイネをオーバーブーストさせたような感じでしたが、ここではウド・ダークシュナイダーやマーク・ストレイスを引き合いに出して語りたくなる、パワフルなカミソリっぷりを披露。バンドの看板声として歌舞伎町のネオンの如き輝きをギラギラと放ちます。本作のマイナー臭
…続き
TRANCE-Break Out-Loser ★★★ (2014-12-17 22:33:20)
隙間を活かしたアレンジやグルーヴの醸成、
7分以上に及ぶ長尺等、ノリは完全に70年代HRですが
とにかく顔がくしゃくしゃになるような泣きのGソロが強烈。
タイトルを地で行く「負け犬の遠吠え」チックなこのソロを
聴いて最初に思い出した言葉が
“泣くがいい、声を上げて泣くがいい”でしたよ。
TRANCE-Break Out-For Your Love ★★★ (2014-12-17 22:25:18)
哀愁が溢れ出す泣きメロをたっぷりと
フィーチュアしたキャッチーなHRナンバー。
ノーマルなシンガーが歌っていればヒット・チャートを
賑わしたっておかしくないポテンシャルを秘めていますが
このバンドのシンガーは、アクの強い超塩辛声の持ち主。
大衆にアピールするにゃ不向き過ぎますが、
その代わりメタル・マニアには猛烈アピールする名曲に
仕上げてくれています。
個人的にはアルバムで一番好きな曲ですね。
TRANCE-Break Out-Confession ★★★ (2014-12-17 22:14:16)
まるで演歌、というか
演歌そのまんまなイントロで
思わず泣き笑いになってしまう名曲。
タメまくりなエンディングも演歌っぽい。
TRANCE-Break Out ★★★ (2014-12-16 23:28:43)
ドイツ出身で名前が「トランス」だなんて聞くと、クラブでドンツクドンツク流れてるダンス・ミュージック演ってる連中のように思えますが、ジャケットを開いて見れば、ヒゲ面&皮ジャンという、ルックスから服装までオシャレ感ゼロのメンバーが雁首揃えていてホッと一安心(?)。
彼らが奏でるのは、泣きを通り越して、時に「嗚咽」レベルにまで達するメロディのフィーチュアされた、ウリ・ロート時代のSCORPIONSからの影響も濃厚なHRサウンド(もしかしてバンド名も『IN TRANCE』を参考にしたのでは?と)。そう思って聴くと、ローター・アントーニ(Vo)の塩っ辛いことこの上ないハイトーンも、どことなくポリープ手術前のクラウス・マイネに通じるものがあるようなないような・・・。
軽快なOPナンバーこそ平凡な印象ですが、まるで演歌の如き②で「おぅっ」と鼻面を掴まれると、後はポップな曲調に乗せてGが泣き
…続き
TRANCE (2014-12-16 23:13:04)
'77年結成でドイツのイデンコーベン出身。'82年に1stフル『BREAK OUT』でデビューを果たし、ここ日本でも2nd『POWER INFUSION』('83年)と3rd『VICTORY』('85年)は熱心なメタル・マニアを中心に高い人気を博した。
法的な問題から'89年にTRANS MISSIONと改名し、4枚目のアルバムとなる『BACK IN TRANCE』をリリース。
その後再びバンド名を戻し、数枚のアルバムを発表するもパワーダウン感は否めず、90年代末期に解散。
現在は再結成を遂げて、TRANS MISSION名義でしぶとく活動を継続している模様。
尚、最近初期作がリマスター再発された模様ですが、それなら3rd『VICTORY』の再発も是非。昔、バイト先の先輩に録音して貰ったテープが既にビロビロ状態で聴けたもんじゃないんですよね・・・。
WITCH CROSS-Fit for Fight-Fight the Fire ★★ (2014-12-15 22:16:49)
憂愁を帯びて伸びやかに展開されるサビメロと
そこ被さる勇壮なツインGのフレーズが胸熱。
クライマックスに向けて熱量を高めていく
Gソロも大変ドラマティック。
WITCH CROSS-Fit for Fight-Axe Dance ★★ (2014-12-15 22:03:19)
IRON MAIDEN型のインスト・ナンバー。
2本のGが奏でる、氷がキラキラと弾けるような
美旋律から疾走へと転じる曲展開が
素晴らしくカッコイイ。
WITCH CROSS-Fit for Fight-Alien Savage ★★★ (2014-12-15 21:55:40)
やっぱりこの手のアルバムは最後は
疾走ナンバーで締め括らないとな!と。
攻撃的ハイトーンVoと劇的に絡むにツインGを乗せて
スピーディに突っ走る楽曲は、イモな音質さえも
「それがどうした?!」と笑い飛ばせるぐらい
ガッツポーズ級のカッコ良さ。
単純に疾走ナンバーとしての魅力なら
代表曲“NIGHTFLIGHT TO TOKYO”を凌ぐ勢い。
WITCH CROSS-Fit for Fight-Night Flight to Tokyo ★★★ (2014-12-14 08:33:12)
冒頭から「もしもし、あたしヨ」と語りかける日本語台詞のみならず
トーキョー・ローズ、ゲイシャ、サムライの娘まで登場する
OH!エキゾチック・ジャパ~ン感溢れるアルバムOPナンバー。
しかしながら珍曲と侮ることなかれ。ゴツゴツと刻まれる角ばったGリフや
疾走するリズムはNWOBHM風でなかなかのカッコ良さ。
後にROYAL HUNTで人気を博し、本当に「もし良かったら日本に来ない?」
とお呼ばれすることになるアンドレ・アンダーセンの将来を
予見したかのような(?)名曲です。
もっとも、アルバム自体にはアンドレは未参加なんですけどね。
WITCH CROSS-Fit for Fight ★★★ (2014-12-13 00:06:47)
女声の珍妙な日本語イントロからスタートする迷・・・名曲“NIGHTFLIGHT TO TOKYO”の衝撃が未だマニアの間で語り継がれる、デンマーク出身の5人組が'84年に残した唯一のフル・アルバム。(邦題は『新世紀への挑戦』)
活動末期にはアンドレ・アンダーセン(Key)が加入し、後にROYAL HUNTへと発展していく母体となったことでも知られるバンドですが、本作で聴かれるサウンドに「華麗さ」「哀愁」といった北欧メタル的エッセンスは薄め。むしろ前述の名曲①や、本編をアグレッシブに締め括る⑧といったスピード・ナンバーに強く表れている通り、霞がかった音像の下、武骨なGリフと、疾走感溢れるリズム主体に荒々しく押し出してくるダークな作風は、NWOBHMムーブメントの空気を胸一杯に呼吸している感バリバリ。
それでも、アレックス・サヴェージ(Vo)の甘い響きを宿したハイトーンや、時折噴
…続き
IRON ANGEL-Winds of War-Creatures of Destruction ★★★ (2014-12-11 23:20:29)
1stのスピード/スラッシュ・メタル路線を受け継いで
アルバムのラストを激烈に締め括る疾走ナンバー。
鬼のように刻まれるGリフのカッコ良さはもとより
噛み付くような歌メロの迫力、
シャープに炸裂するツイン・リードGの練られ具合といい、
前作からのバンドの成長ぶりがしかと確認できる名曲です。
IRON ANGEL-Winds of War-Sea of Flames ★★ (2014-12-11 23:14:51)
明快なイントロや、合唱を誘うコーラスからして、
本作におけるバンドのパワー・メタル志向を物語っています。
ユルゲン・ブラックモアがGソロを弾いていることが話題になりましたが、
正直、それほど耳を引くような内容ではなく
むしろエンディング付近をドラマティックに盛り上げる
Gソロの方がよっぽどエキサイティングですよ。
IRON ANGEL-Winds of War-Son of a Bitch ★★ (2014-12-11 22:31:34)
タイトルといい、パワー・ロックンロールな曲調といい
ACCEPTへのなりきりっぷりが楽しい1曲。
この手の楽曲だとVoの粗も目立ちませんしね。
「空腹のウド・ダークシュナイダー」みたいな感じで。
IRON ANGEL-Winds of War ★★ (2014-12-10 21:40:42)
一部マニアの間で、リッチー・ブラックモアの実子、ユルゲン・ブラックモア(G)がゲスト参加していることが話題となった'86年発表の2ndアルバム。ただリッチーの幻影を求めて本作を購入した虹紫ファンの多くは、ムサ苦しく炸裂する野卑なパワー・サウンドを耳にして、盤を速攻で売っ払うかブン投げたのではないかと推察されますが・・・。
スピード/スラッシュ・メタリックな②④⑨で要所を締めつつも、ACCEPTが演りそうな③、ライブじゃコール&レスポンスが盛り上ったに違いない⑤、初期HELLOWEENの名曲“HEAVY METAL”を彷彿とさせる⑦、そしてユルゲンがGソロを弾いている本編の目玉曲⑧を聴けば明らかな通り、今回はパワー・メタル・テイストが大増量。明快さと勇壮さ増し増しのコーラス・ワークや、ウルフ・ホフマンを手本に印象的に「歌う」2本のG(あとカレ・トラップの手掛けた整理された音作り)もそ
…続き
TALON-Neutralized-Overlords Supreme ★★★ (2014-12-09 22:09:33)
実直且つハードに疾走するスピード・ナンバーですが
機動力を活かして軽快に動き回るツインGや
ハイトーンVoがどことなく透明感を湛えているためか
後味はスッキリと爽やか。
間違いなくアルバムのハイライト・ナンバーです。
TALON-Neutralized ★★ (2014-12-08 23:00:28)
HEADHUNTERでシュミーアの相棒役を務めたシュムーデルことウヴェ・ホフマン(Vo、G)や、後にSINNERに参加するトミー・レッシュ(Ds)らが在籍してたドイツの4人組が、'85年にリリースした1stアルバム。
朗らかに弾むOPナンバー①が始まった時は「あちゃー」とか頭抱えたものですが、中盤以降は「NWOBHM調に料理されたJUDAS PRIESTの“THE REAPER”」的シリアスさで俄然盛り上がり始め(Voもほんのりロブ・ハルフォード風)、更にその後に続く疾走ナンバー②で、本編に対する期待値が大きく跳ね上がります。
思わず目を細めてしまうキメのフレーズをビシバシ叩き込みながら走り抜ける名曲⑥や、②⑧といった疾走ナンバーを手始めに、アルバムの随所でシャープに踊るツインGがこのバンド最大の武器。どこか透明感を漂わせながらメロディアスにハモり歌う様はPRAYING MA
…続き
CANCER-Death Shall Rise ★★ (2014-12-07 09:03:11)
ギターを抱いた渡り鳥、ジェイムズ・マーフィ(G)が加わり4人組となったCANCERが、'91年に発表した2ndアルバム。
スラッシュ・メタル成分を多量に含んでいたデビュー作に比べ、わざわざフロリダのMORIサウンド・スタジオまで出向いて、スコット・バーンズと共にレコーディング作業が行われている本作は、デス・メタル成分が大幅増。
ブラストするリズム・セクションを活かした疾走感が全編を貫きつつも、今回それ以上に強く印象に残るのは、ツインG編成へと移行したことで一層重厚且つ禍々しくトグロを巻くようになったヘヴィネスと、アルバム全体を息苦しく覆う閉塞感。湿気ったGリフと乾いたスネアの取り合わせという、いかにもMORIサウンド・スタジオ謹製な音作りや、OPナンバー①に参加してオドロオドロしい咆哮を轟かせるグレン・ベントン(DEICIDE)の存在も、そうした印象を加速させます。
ジ
…続き
CANCER-To the Gory End-To the Gory End ★★★ (2014-12-05 23:23:42)
ホラー映画のOPテーマばりに不気味で大仰なKeyのイントロを経て、
殺気だったGリフとリズムの連打、それに呪詛のごときVoが
解き放たれるように爆走を開始するアルバム表題曲。
勢いだけでなく、ちゃんと緩急の演出や禍々しいドラマの醸成にも
気の払われている名曲です。
CANCER-To the Gory End ★★★ (2014-12-03 22:43:24)
イギリス出身のデス・メタル・トリオがプロデューサーにスコット・バーンズを招いてレコーディング、'90年に発表した1stアルバム。最終ミックスはフロリダのMORI SOUNDスタジオで行われており、そこで縁を結んだOBITUARYのジョン・ターディもゲストVoとして参戦しています。
轢死体の咆哮のような押し潰れたVoのグロウルや、粘性の高い耳障りな音色で刻まれるGリフ等が、禍々しくゴアリーなデス・メタル感を醸し出す一方で、軽快且つ俊敏に炸裂するリズム・ワークはスラッシュ・メタル調。なので、デス・メタルそのものを期待すると「あら?」となるかもしれませんが、個人的にはこのスラッシュがデス・メタルへと凶悪化していく過渡期的スタイルこそがツボ。(DEATHやDEICIDEも通った道でした)
BURRN!!誌レビューでは「(作った人は)死んで欲しい」となじられた上で堂々の4点を獲得。ジャ
…続き
CANCER (2014-12-03 22:39:59)
JUDAS PRIESTやBLACK SABBATHから受けた影響を、VENOM、BATHORY、CELTIC FROSTといったブラック・メタル・フィルター越しに料理した感じのエクストリームなメタルを演るべく、イギリスはテルフォードにて'87年頃に結成。パブで駄弁ってた際の友人の発言が切っ掛けとなり、CANCERを名乗る。
ここ日本では、BURRN!!誌から4点を献上されたことで話題となった(?)1st『TO THE GLORY END』を手始めに、5枚のアルバムを発表した後(大きく音楽性を拡散させた4th『BLACK FAITH』は日本盤もリリース)、活動停止。
いつしかデス・メタル・レジェンド化していた彼らだが、近年、再結成を果たして活動中。長らく入手困難だった旧譜も復刻された。
GAME OVER-Burst Into the Quiet-C.H.U.C.K. ★★ (2014-11-30 00:14:24)
ちょいとRIOTの名曲“THUNDERSTEEL”を思わす
俊敏なGリフからスタートするスラッシュ・ナンバー。
地獄のヒーローことチャック・ノリスについて歌っていて
「チャック・ノリス・ファクト」を思わす歌詞が楽しい。
ノリ良く好戦的な曲調もカッコイイ。
IRON ANGEL-Hellish Crossfire-Heavy Metal Soldiers ★★ (2014-11-30 00:09:27)
ストレートど真ん中なタイトルに相応しく
ヒネリもへったくれもなく突っ走るスピード・ナンバー。
スラッシュにしては迫力不足で、パワー・メタル的にはへたくそ過ぎる
というVoの力量不足には如何ともし難いものがありますが
Gリフのカッコ良さとタイトな疾走感だけで十分楽しませくれます。
GAME OVER-Burst Into the Quiet ★★★ (2014-11-27 22:38:29)
デビュー作が好評をもって迎えられたマカロニ・スラッシャー5人組、'14年発表の2ndアルバム。
熱血シャウト型Voと荒っぽく炸裂する体育会系コーラス、好戦的Gリフを手数多く刻む一方で、正統派HM由来のユニゾン・プレイも目まぐるしくこなすツインG、それらを乗せてアクセルべた踏みで突っ走るリズム・・・と、オールドスクールここに極まれり!なスラッシュ・サウンドには今回も一点の曇りもなし。
加えて、音質の向上から、ラフさが薄れてよりタイト且つソリッドに鍛え上げられた楽曲まで、1stアルバムで出されていた宿題にきっちりと答えを出している点も素晴らしい。漫画家志望の中学生男子の習作みたいだったアートワークも格段のクオリティUPを遂げていますよ。
ぶっちゃけるとGリフのカッコ良さに関しては、前作の方に軍配が上がるかな・・・?とか思わなくもないのですが、それでも、後半に向けてズンドコ加
…続き
IRON ANGEL-Hellish Crossfire ★★ (2014-11-24 18:40:22)
NWOBHMに触発されて'80年頃に活動を開始した、ジャーマン・パワー・メタル第一世代に属するバンド・・・と説明するよりも、「2ndにユルゲン・ブラックモアがゲスト参加してたバンド」と説明した方が「あー、いたね。そんな連中」と通りが良い(気がする)ハンブルグ出身の5人組、'85年発表の1stアルバム。
スピーディ且つ攻撃的サウンド(+陰気な歌詞)で、後続の独産スラッシュ勢にインスピレーションを授けたとされる彼ら。思いっきり頼りないVoと、取り立ててオチもヤマもない勢い任せな楽曲とが、B級メタルの香ばしさを濃厚に漂わす本作の裏ジャケに掲げられた、《この作品を全世界のスピード/へヴィ・メタル・ファンに捧ぐ》との文言に、処分に困る結婚式の引き出物を貰った時のような表情を浮かべてしまったHR/HMリスナーも多かったのではないかと。
でも、個人的には結構好きな作品なんですよね、これ。特
…続き
筋肉少女帯-The Show Must Go on ★★ (2014-11-22 19:55:32)
ふらっとCD屋に立ち寄ったら、発売されているのが目に入った筋肉少女帯の最新アルバム。「江戸川乱歩全集」等の仕事で知られる柳瀬茂画伯のイラストをジャケットに使用しているのが、如何にもこのバンドらしいチョイスですね。
攻めまくりのピアノ・プレイが、「5人目の正式メンバー」的存在感を放つ三柴理の援護射撃のもと繰り出される、橘高文彦(G)謹製の様式美HMナンバー3曲・・・テクニカルなGリフが印象的な“ゾロ目”、心霊主義をネタに取ったおもろくも切ない“霊媒少女キャリー”、HM版“みつばち”とでも言うべき“恋の蜜蜂飛行”の素晴らしさは今更ここで主張するには及ばず。
今回はそれ以外にも、コミカルに始まったかと思えば、中盤では“FAST AS A SHARK”ばりのゴツいGリフが刻まれる“オーディエンス・イズ・ゴッド”や、ヤケクソ気味に突進する“みんなの歌”、エンディングを賑々しく締め括る“
…続き
WILDESTARR-A Tell Tale Heart ★★ (2014-11-19 23:30:52)
女性シンガーのロンドン・ワイルド(Vo)と、元VICIOUS RUMORSのデイヴ・スター(B)の2人で立ち上げたから「ワイルドスター」・・・という、今いくよ・くるよ的な名を名乗る(違うか)HMプロジェクトが'12年に発表した、日本デビュー作でもある2ndアルバム。
JUDAS PRIESTからの影響も露わに、男勝りのハイトーンVoと、重厚且つ劇的に迫り出してくるツインGを武器に、肉食パワー全開で突進するOPナンバー①が如実に物語る通り、そのサウンドは初期VICIOUS RUMORS・・・というよりもUS産パワー・メタルの醍醐味をぎゅぎゅっと凝縮。聴いてると段々疲労感を覚えというか、聴き手に体力勝負を強いる作風もそれっぽい。
惜しむらくは、ドラム・マシンでも使ってるのか?と思わせられるリズム・パートの味気なさ。せっかくのサウンドの迫力をスポイルしているように感じられ非常に歯痒
…続き
ANTHEM-Absolute World-Don't Let It Die ★★★ (2014-11-18 01:01:16)
アグレッシブに刻まれるリフ&リズムの応酬と、
その上に噛み付くように歌うVoが乗る序盤は
何となく“THE JUGGLER”を彷彿。
2ndヴァースのメロディが「もうこれがサビでいいじゃん」
と思うぐらいの素晴らしさなのですが、更にそこから
哀愁を湛えてメロディアスに展開される真のサビメロが
輪をかけて素晴らしい!
脳内「今年のベスト・チューン候補」上位にランクインする名曲です。
ANTHEM-Absolute World-Pain ★★★ (2014-11-18 00:51:30)
硬派なれど無愛想ではなく
哀愁に満ちてはいるけどベタつかない。
パワーとメロディが絶妙なバランスで同居した
これぞANTHEM!というか、ANTHEM以外には作りえない逸品。
坂本英三が歌ってもきっとハマったことでしょうが
森川が歌うことで、より情念渦巻くウェットな仕上がりになったような?
ANTHEM-Absolute World-Stranger ★★★ (2014-11-18 00:43:11)
開始早々に血管がぶち切れそうな勢いの
「オゥイエェェェッ!!」シャウトを聴いた途端
おかえりなさい、と思わず言いたくなりましたよ。
全編が荒々しい疾走感で貫かれながらも
ゆったりとした歌メロを後ノリ気味に乗せていく
森川の歌唱法が、スケール感とメロディアスな
取っ付き易さを付与してくれています。
ANTHEM-Absolute World ★★★ (2014-11-16 23:00:36)
嘗てはバリバリの森川之雄派として鳴らした我が身ですが、ANTHEM再結成以降は坂本英三の素晴らしい仕事振りにシビれまくっていたので、今回のフロントマンの交代劇には、喜びよりもまず不安が先立ちました。
でもそれも、実際に本作を聴くまでのお話。高浜祐輔のKeyをお供に、疾走ナンバー固め打ちの本編前半で早くも炸裂する、森川のリキの入った「オゥイェー!!」のシャウトを耳にした途端、そうした不安は完璧に雲散霧消しましたね。
メンバーの屈強且つタイトなパフォーマンスと、グッと胸に染み入る哀愁のメロディとが熱く脈動するANTHEM流HMサウンドの本分はそのままに、激しく燃え盛る坂本のVo→沸々と煮え滾るような森川のVoへとバンドの「声」がバトンタッチしたことで、個々の楽曲が放つ印象も少なからず変化。具体的に言うなら、タメの効いた歌唱を得てよりウェット且つメロディアスな味わいが強まったかな?
…続き
Reign of Fury-World Detonation-Infernal Conflict ★★★ (2014-11-13 22:48:48)
思わず目を細めたくなるほどドラマティックな
序曲“GOODBYE MOTHER EARTH”を聴いただけで
勝負あり!となってしまうアルバムのOPナンバー。
イントロでグッと高まった期待を決して裏切らない、
パワー/スピード/メロディが三位一体となって
畳み掛ける名曲です。
Reign of Fury-World Detonation-World Detonation ★★★ (2014-11-13 22:43:45)
刻みの細かいGリフや慌しいフットワークで
疾走するリズムはスラッシュ・メタル調なのですが
その上に乗って豊かなメロディを溢れさす
VoとツインGの歌いっぷりはパワー・メタルのそれという
このバンドの個性がしかと刻まれた逸品。
Reign of Fury-World Detonation-Heaven Waits/Hell Takes ★★★ (2014-11-13 22:33:54)
アコギによるイントロから疾走へと転じる曲展開、
歌に入る前のツインGによる一ヒネリ等、
スラッシュというよりは完全にパワー・メタルの世界。
劇的に絡み合う2本のGと歌えるVoを十二分に活かして
8分以上の長尺を聴かせきる楽曲構築能力の高さを
堪能できる名曲です。
Reign of Fury-World Detonation ★★★ (2014-11-11 23:58:39)
イギリスはテュークスベリー出身の5人組、'12年発表の自主制作1stアルバム。(現在はSTORMSPELL RECORDSからリイシュー済み)
バンド名とジャケットだけだとベイエリア風味のスラッシュ・サウンドでも聴かせてくれそうな感じで、事実、刻みまくりのGリフ/軽快なフットワークで暴れ回るリズムが生み出す、尖がったアグレッションや慌しい疾走感は完全にスラッシュ・メタルのそれ。しかしながらメタリックな光沢を放つハイトーンVoと、劇的且つメロディックに羽ばたくツインGは、ゆったりめに取られた尺の中でパワー・メタル然とした盛り上がりも演出していて、『CITY OF EVIL』を発表した頃のA7Xからモダンさを薄めた代わりに正統派HMに寄せた感じ・・・との印象を受けたりも。
基本的に捨て曲は見当たらない本作ですが、中でも大仰な序曲①とセットになった②、イントロでアコギが爪弾かれる④
…続き
Reign of Fury (2014-11-11 23:57:15)
'06年にリード・ギタリストのエド・フューリーが地元のパブで飲んでいた時にバンドのアイデアを思い付いた・・・という、如何にもイギリス的な結成秘話(?)を持つ、イングランド南西部及び中部エリアを主な活動拠点とする5人組スラッシュ・メタル・バンド。
'11年にEP『PSYCHO INTENTIONS』を、'13年に1stフル『WORLD DETONATION』をそれぞれリリース。
基本は80年代スラッシュ・メタルなれど、パワー・メタリックなドラマ性や大作主義も飲み込んだサウンドが、BURRN!!誌の輸入版レビューでも高く評価されていたことは記憶に新しいところ。
MyPage