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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3251-3300
Janstate-Shot to Pieces
Janstate
STRYPER-No More Hell to Pay-Te Amo
DEATH ANGEL-The Dream Calls for Blood-Fallen
STRYPER-No More Hell to Pay
ONSLAUGHT-VI-66 Fucking 6
ONSLAUGHT-VI-Chaos Is King
SPEEDTRAP-Powerdose-Redemption of Might
DEATH ANGEL-The Dream Calls for Blood
ONSLAUGHT-VI
SPEEDTRAP-Powerdose
WESTWORLD-Cyberdreams-Look to See
WESTWORLD-Cyberdreams
WESTWORLD-Skin-Limbo
WESTWORLD-Skin
WESTWORLD-Westworld-Heart Song
WESTWORLD-Westworld
BILOXI-Let The Games Begin-Don't Cry No More
BILOXI-Let The Games Begin-Run For Your Life
BILOXI-Let The Games Begin
MAKE UP-Howling Will
Daemonia-Live in Tokyo-Phenomena
Daemonia-Live in Tokyo-Demon
Daemonia-Live in Tokyo
Daemonia
YNGWIE MALMSTEEN
Harlequin-One False Move-It's a Woman You Need
Harlequin-One False Move-I Did It for Love
Harlequin-One False Move
Harlequin-Love Crimes-It's All Over Now
Harlequin-Love Crimes-Love on the Rocks
Harlequin-Love Crimes
Harlequin
FASTWAY-Waiting for the Roar
FERGIE FREDERIKSEN-Any Given Moment-Any Given Moment
MORNING STAR-Venus-Angel
MORNING STAR-Venus
FERGIE FREDERIKSEN-Any Given Moment-Last Battle of My War
FERGIE FREDERIKSEN-Any Given Moment
ROCK'N'ROLL STANDARD CLUB BAND-ROCK'N'ROLL STANDARD CLUB
Syu-CRYING STARS -STAND PROUD!-
Syu
柴田直人-STAND PROUD! Ⅱ
柴田直人
SHE-JA-Stand Proud! All for Heavy Metal
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Melodical Renaissance-Dreamslave/Volfeed
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Melodical Renaissance-Lunatic Theater/Hidden
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Melodical Renaissance-Second Wind/guardian's Nail
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Melodical Renaissance
NEMESIS-Goddess of Revenge
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発言している21曲を連続再生 - Youtube



Janstate-Shot to Pieces ★★ (2013-12-25 23:12:04)

'93年~'94年頃といえば、ホストにハマったOLの如くゼロ・コーポレーションに湯水のようにお金を貢ぎまくっていた時期なのですが、そうした流れの中で購入したのが、イギリスはノース・デヴォン出身の5人組が'93年に発表したこの1stアルバム。(というか唯一作)
日本のみでCD化された作品ゆえ、ゼロからリリースされた中古盤がそれなりのプレミア価格で取引されている本作ですが、内容に関して正直に申さば、詰めの甘いプロダクションといい、フックに乏しい楽曲といい、「地味」の一言に尽きます。煮え切らない作風こそ英国バンドの証!と好意的に評価することも可能とはいえ、まぁ退屈な①が始まった時は「イモ引いた・・・」と購入したことを後悔しそうになりましたよ。
しかし、テクニック的には決して上手くはないものの、泣きを含んだ声質が涙腺を刺激するシンガーの歌唱や、いかにもヨーロピアンな翳りを湛えたメロデ
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Janstate (2013-12-25 23:10:49)

'92年にイギリス、ノース・デヴォンはバーンスティブルにて、クライヴ・ジャン・バーネイジ(Vo、G)とデイヴ・ニール(B)を中心に結成。
最初に制作したデモテープがMETAL HAMMER誌でそれなりの評価を受けたことを切っ掛けにして、ラインナップを完成させると、同年暮れには早くもデビュー・アルバム『SHOT TO PIECES』を自主制作。
JETHRO TULLのマーティン・バレが所有するスタジオでレコーディング(マーティンもサックスでゲスト参加)が行われた同作は、'93年にはゼロ・コーポレーションとの契約を経て日本でもリリースされた。

STRYPER-No More Hell to Pay-Te Amo ★★★ (2013-12-20 23:46:17)

曲名はスペイン語で「I LOVE YOU」の意。
デビュー当時を思わす正統派へヴィ・メタリックなGリフ、
体を揺すられるイキのいいアップテンポのリズム、
シャープに伸びていくハイトーンVoと、光沢を帯びて
ドラマティックにハモる2本のG、そしてサビを彩るのは
天から降り注ぐような壮麗極まるボーカル・ハーモニー・・・と、
再結成STRYPERが生み出したド級の名曲。
ハレルヤ!

DEATH ANGEL-The Dream Calls for Blood-Fallen ★★★ (2013-12-20 23:20:09)

初期作に匹敵する突進力と、今の彼らだからこそ
生み出せる横ノリのグルーヴとが緊張感を伴って
絡み合う、アルバムでも1、2を争う秀曲です。

STRYPER-No More Hell to Pay ★★★ (2013-12-19 23:12:49)

復活以降はモダンさのアピールにも余念のなかったSTRYPERですが、カヴァー・アルバムやリメイク・アルバムの制作(来日公演も敢行)といったアクティブな活動を通じて己の原点を見つめ直したのか、久々に届けられたニュー・アルバム('13年)ではそうした不純物をごっそり浄化。よりシャープに、より歯切れ良く、ファンが理想とする「STRYPER像」に忠実なサウンドをクリエイトすることにのみ傾注してくれています。
闇を引き裂くマイケル・スウィートの鮮烈なハイトーンVo、JUDAS PRIESTばりの光沢を帯びた劇的なメロディを奏でるツインG、ソリッドに刻まれるリフ&リズム、そしてSTRYPERサウンドの要たる麗しき3声ハーモニーによって眩く彩られた楽曲群は、悪魔も裸足で逃げ出すホーリーっぷり。加えて、デビュー作『THE YELLOW AND BLACK ATTACK』以来ともいえる正統派へヴィ・
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ONSLAUGHT-VI-66 Fucking 6 ★★★ (2013-12-19 23:08:13)

図太くも禍々しい雰囲気漂うミッド・チューンですが、
乾いた音作りとキャッチーなサビメロの威力もあって
頭振りながらサクっと聴けるノリの良さが魅力。
是非ともライブで聴きたい。

ONSLAUGHT-VI-Chaos Is King ★★★ (2013-12-19 23:04:37)

殺気迸る怒号Voと、刻んで刻んで
刻みまくるリフ&リズム、暗い緊張感を
湛えたGソロが突貫し、アルバム全体に
対する期待値をいきなりマックスまで引き上げる、
OPナンバーとしての役割を十分に果たす名曲。

SPEEDTRAP-Powerdose-Redemption of Might ★★★ (2013-12-19 22:41:43)

MOTORHEADとDIAMOND HEADがデキ婚した結果
産み落とされた爆走ナンバー、みたいな。
メタルヘッドの魂に火を点す、回転の速いGリフの
カッコ良さに居ても立ってもいられませんて。

DEATH ANGEL-The Dream Calls for Blood ★★★ (2013-12-18 23:23:24)

同一コンセプトを元にして、同じスタジオ、同じチームでレコーディングが行われた、前作『RELENTLESS RETRIBUTION』の姉妹篇と言うべき'13年発表の8thアルバム。
だもんで、当然サウンドの方は「スラッシュ・メタルに基盤を置きつつも、バンドの幅広い音楽的素養が生かされた」前作の作風を踏襲するものとばかり思っていたのですが、実際にCDを再生してみると、流れ出すのはそうした安易な予想をしたこっちの顔面に「黙らっしゃい!」とばかりに鉄拳をブチ込む、デビュー作『THE ULTRA-VIOLENCE』にも匹敵する破壊力と突進力に溢れた暴力サウンド。特に1曲目から4曲目までのスピード・ナンバーによる情け無用の畳み掛けは圧巻で、その獰猛さ(と野生美)は、さながらアートワークに描かれた牙を剥く狼の如き。
無論、今の彼らが『THE ULTRA~』の再現に汲々とするわけもなく、スト
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ONSLAUGHT-VI ★★★ (2013-12-17 22:33:20)

早いものでONSLAUGHTのオリジナル・アルバムはこれで6作目。とうとう解散前と再結成後にリリースされた作品数が肩を並べることになり、この安定した活動ペースは、もしかしてこのバンドってば解散前よりも今の方が順調なんじゃね?と思わせてくれます。
そうしたバンドの好調ぶりはアルバムの中身にも如実に反映。オリジナル・ドラマーが脱退し、エクストリーム・メタル畑出身の若手ドラマーがその後任に収まったとのニュースを聞いた時は、てっきり更にブルータルな方向へと歩みを進めるものとばかり思いましたが、出来上がった作品はあにはからんや。エキゾチック且つメロディアスな④、頑強なヘドバン・ソング⑥、スティーヴ・グリメット時代の楽曲をサイ・キーラーのVoで録り直した⑩や、2ndアルバム収録の代表曲のリメイク⑪といった楽曲を収録する等、寧ろオールドスクール風味が増強されていて(良い意味で)意表を突かれました
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SPEEDTRAP-Powerdose ★★★ (2013-12-16 23:29:35)

鋭利に刻まれるへヴィ・メタリックなGリフと、オカズ無用のハードコア/パンキッシュなリズムとを組み合わせて、昨今流行りのNWOTHMと言うよりは、もっと野蛮で原始的なHMサウンドを追求するフィンランドの5人組が、'13年に発表した1stフル・アルバム。
演奏の背後で薄く聴こえる「スーッ」というノイズに、何やらカセットテープを聴いてるような心持にさせられるアナログな音作りを施された本作。余計な贅肉を削ぎ落とし、直線的に突っ走る初期衝動もろ出しな作風で聴き手のケツを蹴り上げつつも、例えば回転の速いGリフが炸裂するOPナンバー①、しっかりと構築された歌メロが勇壮さを醸し出す②、前のめりな疾走感の中に、劇的なツイン・リードGが映える曲展開でひとヒネリを加えることを忘れない⑥といった楽曲に顕著に表れている通り、勢いで誤魔化すことなく、リフ/メロディ/曲展開にちゃんとフックを盛り込むことを忘れな
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WESTWORLD-Cyberdreams-Look to See ★★★ (2013-12-14 00:40:06)

1st収録の“HEART SONG”、2nd収録の“LIMBO”
そしてこの曲と、彼らのバラード作りの上手さには
アルバム毎に泣かされっぱなし唸らされっぱなしですよ。
高音域から滲み出す哀愁が涙腺を直撃するトニー・ハーネルのVo、
アコギ爪弾かせても最高なマーク・リアリのG、
あと叙情性を効果的に増幅するKeyも良い仕事してますね。

WESTWORLD-Cyberdreams ★★★ (2013-12-14 00:24:20)

来日公演も行う等、着実にバンドとしての地歩を固めたWESTWORLDが'02年に発表した3rdアルバム。
この時期、メロディアスなサウンドを売りにしてたバンドがアルバム・タイトルに突然「CYBER」とかブっ込んで来た日にゃ、それだけで嫌な予感を抱かずにはいられませんでしたが、前作以上にモダンな方向へ振れた作風を提示してくるのでは・・・とのこちらの危惧を他所に、ここではファンがバンドに期待する「らしさ」と、新しいことを試みたいというミュージシャン・サイドの欲求とが上手くバランスを取ったサウンドが提示されていて、ほっと一安心。
例えばOPナンバー①は、横ノリのGリフとリズムは確かにへヴィではあるものの、その上でトニー・ハーネルが歌い上げるメロディは前2作に勝るとも劣らぬ切ない哀愁を発散。緊迫感を湛えたヴァースから一転、サビでは雲が晴れるような爽やかさを伴って展開する④、熱くダイナ
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WESTWORLD-Skin-Limbo ★★★ (2013-12-12 23:32:17)

切々と歌い上げるトニー・ハーネルのVoも
良いのですが、この名バラードの白眉は間違いなく、
静かに、しかし狂おしいほどに咽び泣く
マーク・リアリの入魂のGソロでしょう。
聴く度に顔がくしゃおじさんみたくなってしまいますよ。

WESTWORLD-Skin ★★ (2013-12-12 22:53:35)

デビュー作が好評を得たことに気を良くして、レコーディング・プロジェクトから正式なバンドへと昇格を果たしたWESTWORLDが、'00年に発表した2ndアルバム。
味も素っ気もないアルバム・タイトルとアートワークに嫌な予感を覚えつつCDを再生してみれば、のっけの①から流れ出すのは、ダウナーな横ノリを伴って刻まれるリフ&リズム、それにエフェクトの掛けられたトニー・ハーネルのVo・・・。爽やかさや開放感が減退し、気だるげなへヴィネスが増強された、如何にも90年代の音楽的流行に寄り添った内省的な作風は、恐らくトニー主導で導入が進められたものと推察されますが、では本作が退屈な駄盤かと言えばさに非ず。
イントロで「うへぇ」となる楽曲にしても、ヴァースやサビメロ、ブリッジには必ずや胸を打つ哀愁のメロディが控えており、水彩絵の具で描かれた名画の如き泣きのバラード④以降は、雲間から陽光が差し込
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WESTWORLD-Westworld-Heart Song ★★★ (2013-12-11 22:16:22)

ハイトーンだけでなく表現力にも冴えをみせる
トニー・ハーネルのVoから、ここぞという場面で
炸裂するマーク・リアリの情感豊かなGソロ、
タメと間を生かしたジョン・オライリーのドラミング、
それに哀愁を倍増させるアコギとストリングス・アレンジまで
全ての要素が「泣きな~さぁ~い~」と語りかけて来るような
ドラマティックな名バラード。

WESTWORLD-Westworld ★★★ (2013-12-10 23:58:20)

RIOTでの活動に生涯を捧げた故マーク・リアリ(G)が、TNTのトニー・ハーネル(Vo)と共に立ち上げた唯一(だよね?)のサイド・プロジェクト、WESTWORLDが'98年に発表したデビュー作。
共通項があまり思い浮かばない組み合わせでしたが、結果的に提示された作品は、マークの持ち込んだハード・ロッキンなエッジと哀愁のメロディ、トニーが持ち込んだモダンなアメリカン・ロックのエッセンスとが見事に化学反応を起こした仕上がりで、よもやこのタッグから、ここまで良質なメロディアスHRアルバムが生み出されるとは思いませんでしたよ。
トニーが、自身に求められる期待にきっちり応えた(80年代の)TNT風味溢れるOPナンバー①、マークの円熟の域に入ったGプレイが光る⑤⑥⑩辺りは、このプロジェクトの真骨頂と言うべき楽曲。そしてクリアに伸びていく開放感溢れる歌声と、エモーショナルなメロディ・センス
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BILOXI-Let The Games Begin-Don't Cry No More ★★★ (2013-12-09 23:35:04)

元気なだけでなく、バンドのメロディ・センスの良さと
表現力の確かさ(特にVo)も遺憾なく発揮された、
アルバムのハイライト・ナンバーとの評価に違わぬ
名バラード。確かにSTRYPERっぽいですね。

BILOXI-Let The Games Begin-Run For Your Life ★★★ (2013-12-09 23:32:07)

疾走感溢れる曲調に華を添える
溌剌とした歌唱にフラッシーなG&Keyという
まさしくOPナンバーにぴったりな
爽快なHRナンバー。

BILOXI-Let The Games Begin ★★★ (2013-12-06 23:58:22)

その名の通り、アメリカはミシシッピ州ビロキシィ出身の5人組が'93年に米インディーズのASH AMERICAから発表したデビュー作。
張りのある声で溌剌と歌うVo、テクニカルなフレーズを流れるようにキメまくるツインG、カラフルに花開くKey、メンバー全員が歌える強みを活かした分厚いボーカル・ハーモニーとがハジけるように躍動するサウンドは、往年のSTRYPERを彷彿とさせる健康美を宿したポップ・メタル路線。(それをもうちょいハードポップ寄りにした感じ?)
レコードで言えばA/B面トップに当たる①⑥に爽快な疾走ナンバーを置いて「掴み」とし、後に続くのは、このバンドの武器であるキャッチーなメロディ・センスと壮麗なハーモニーが映えるハード・ポップ②⑦。更に土の薫りが漂う⑤や、各楽器の見せ場を盛り込んだハードな⑪を配して本編の流れのアクセントにしたかと思えば、産業ロック調パワー・バラー
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MAKE UP-Howling Will ★★★ (2013-12-05 23:22:24)

大ヒット・アニメ『聖闘士星矢』の主題歌を手掛けたことで知られるMAKE UPが'84年に発表した1stアルバム。
LOUDNESSの弟分的存在として、樋口宗孝のプロデュースを受けてデビューを飾った彼らですが、国内HR/HMシーンでも指折りのメロディ・メイカー、松澤浩明(G)がここで目指しているのは、(LOUDNESSとは趣きを大きく異する)エッジを残しつつも「聴かせる」ことを最重要視した、ポップでメロディアスなHRサウンド。
ガナったりシャウトに逃げたりしない、山田信夫の丁寧且つパワフルに歌い上げるVoを中核として、それを(作曲スタイル同様に)歌心溢れる松澤のGプレイと、リード楽器としての存在感も放つ河野陽悟のKeyとが華やかに盛り立てる本編は、突出したキメ曲は見当たらない代わりに、Keyによるドラマティックな幕開けからラストに至るまで、歌謡曲風味の哀愁とキャッチーさを宿した
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Daemonia-Live in Tokyo-Phenomena ★★★ (2013-12-04 22:34:20)

ピアノとオペラティックな女性Voの共演による
荘厳な序盤から、切り裂くように入ってくる
シンセをきっかけに楽曲がスピードアップ。
野太い音色で唸りを上げるBと疾走するDsの上で
GとKeyがドラマティックなメロディを狂い咲かせる様は、
メロディック・パワー・メタルさながらの迫力。

Daemonia-Live in Tokyo-Demon ★★★ (2013-12-04 22:26:37)

愛すべきホラー映画『デモンズ』のテーマ曲。
冷ややかで禍々しく、でもキャッチーでノリノリな名曲。
ペールギュントの“山の魔王の宮殿にて”のメロディを
引用している辺りが、いかにもユーロ・プログレ・バンドの
手による作品っぽいですね。
「デモン!デモン!デ、デ、デ、デモン!」のコーラスを
一緒に唱和したくならない奴がいるでしょうか?

Daemonia-Live in Tokyo ★★★ (2013-12-03 22:03:27)

ホラー/サスペンス映画の劇伴を、プログレ/ハード・ロック調にリ・アレンジしてカヴァーするプロジェクト、DAEMONIAが'02年に行った来日公演の模様を収めた実況録音盤。
映画雑誌で(音楽雑誌ではなく)ライブ・リポートを読んだ時にゃ「行きたかった!」と臍を噛みましたが、後に本作がリリースされたので結果オーライ・・・と思いきや、美しく/禍々しく/繊細に/破壊的に、サウンドを変幻自在に彩るクラウディオ・シモネッティの鍵盤捌きを中心に、精緻な演奏力を結集して繰り出される名曲の数々、そして大盛り上がりの観衆の反応を聴いたら、余計に「やっぱり行きたかった!」と枕を濡らす羽目になりましたよ。
バンマス役を担うのは勿論シモネッティですが、楽曲はしっかりとビートを効かせてハードにカヴァーされています(ちなみにドラマーはイタリアのプログレ・メタル・バンド、DGMの2代目シンガーとして知られるテ
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Daemonia (2013-12-02 22:39:27)

GOBLINのメンバーにして、HR/HMファン的にはイタリアのプログレ・メタル・バンドDGMの作品等を手掛けたプロデューサーとしても知られるクラウディオ・シモネッティが、盟友のダリオ・アルジェント監督作品やGOBLINの作品を中心に、ホラー映画の音楽に独自の解釈を加えてカヴァーするために立ち上げたプロジェクト。
'00年にデビュー作『DARIO ARGENTO TRIBUTE』を発表し、'02年には同作を引っ提げて来日公演を敢行。この時の模様は翌年リリースのライブ盤『LIVE IN TOKYO』で聴くことができる。

YNGWIE MALMSTEEN (2013-12-02 22:02:10)

かなり酔っ払った状態で見てたので記憶は相当怪しいのですが。
>ラウパ2013でインギ

1曲目は劇的な疾走ナンバー“RISING FORCE”。会場のボルテージは一気に頂点に達するも、以降はインスト曲か、イングヴェイ自身がVoを取る近作ナンバーの連打で、往年の(歌入りの)名曲は“HEAVENT TONIGHT”と“I'LL SEE THE LIGHT TONIGHT”ぐらい。
加えてノイズ混じりの音響が終始安定せず、度重なるギター・トラブルやマイク・トラブルに場内もざわざわと異様な雰囲気に。ステージにズラリ並べられたマーシャルの壁が空しい・・・。
で、問題が発生すると進行そっちのけでローディに文句たれる御大。脇から慌ててベーシストが前へ走り出てきて、「ヘ~イ、ジャパ~ン、乗ってるか~い?」みたいな苦しいMCで場を繋ぐのですが、見てるこっちにも必死さが伝わって
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Harlequin-One False Move-It's a Woman You Need ★★★ (2013-11-30 00:33:40)

アルバム収録曲中、最も濃厚な哀愁を背負って
本編を締め括る名曲。透明感を湛えたKeyが
アメリカン・プログレ・ハード的な雰囲気も演出します。

Harlequin-One False Move-I Did It for Love ★★★ (2013-11-30 00:31:44)

アルバムの幕開けに相応しいアップテンポのナンバーですが、
HR的な感触よりも、お洒落でキャッチーなノリの良さが強調されていて、
アメリカでの成功を狙うバンドの野心が透けて見える仕上がり。
いやでも、これがメロディアスで実に良い曲。
この時期のバンドの「ノリにノってる感じ」が伝わってきますね。

Harlequin-One False Move ★★★ (2013-11-28 23:37:31)

1st『VICTIM OF A SONG』がゴールドを、続く2nd『LOVE CRIMES』がプラチナムをそれぞれ獲得・・・と、本国カナダにおいては確固たる地位を確立するに至ったHARLEQUINが'82年に発表し、日本デビュー作ともなった3rdアルバム。
『愛は危険な夢遊歩行』なる、言葉の意味はよう分からんがインパクトは十分な邦題を付けられた本作は、再びタッグを組んだ売れっ子プロデューサー、ジャック・ダグラスとの共同作業も一層磐石なものとなり、もはや勝ち組バンドとしての風格さえ漂ってくるようです。キャッチーなメロディと心地良い疾走感とがブレンドされたOPナンバー①の素晴らしさなんて、余裕はあっても慢心のないバンドの充実っぷりを伝えてくれる名曲。
サビのリフレインが印象的な躍動感溢れる④⑦や、ハスキーなVoと哀愁振り撒くG、Keyが叙情性を増幅する⑩等、ハーモニーとメロディを
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Harlequin-Love Crimes-It's All Over Now ★★★ (2013-11-27 21:59:26)

カナディアン・メロディアス・ハードらしい
哀愁と躍動感が滲み出す、アルバムでも1、2を争う名曲。
バックに埋没せず、かといって出しゃばり過ぎもしない
ツボを心得たKeyの活躍ぶりが素晴らしい。

Harlequin-Love Crimes-Love on the Rocks ★★★ (2013-11-27 21:56:45)

「ポップ・バンドと舐めるなよ」との
バンドの気概が具現化したドライヴするロック・ナンバー。
それでいてメロディのフックや細かいアレンジにも
気配りが行き届いている辺り、感心させられます。

Harlequin-Love Crimes ★★★ (2013-11-26 22:19:39)

BOSTONの成功に端を発するアメリカン・プログレ・ハードのムーブメントの盛り上がりに、カナダより参入したHARLEQUINの最高傑作との評価を戴く、'80年発表の2ndアルバム。
AEROSMITHやCHEAP TRICKの成功にも貢献したジャック・ダグラスがプロデュースを担当してるだけあって、少々オヤジ臭い声質ながらも確かな歌唱力を備えたVo、ハードなGとポップなKeyが適切にバランスを取って展開するカラッと快活なメロハー・サウンドのクオリティは相当なもの。
甘さだけでなくHR的な骨太さをアピールする②、産業ロックの様式美というべき軽やかなKeyワークに胸躍らされる④、青空の下、オープンカー運転してる時にこんな曲がラジオから流れてきたらさぞかし気持ち良いだろうな~と思わせてくれる⑦⑨⑩等、ほんのり欧州風味の湿り気を帯びたメロディと、大陸的な爽やかさ/ノリの良さを併せ持つ楽
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Harlequin (2013-11-26 07:30:15)

'75年、カナダはマニトバ州ウィニペグにて、ラルフ・ジェイムス(B)とジョージ・ベランガー(Vo)らによって結成。
デモテープを制作した後、ツアーで訪れたトロントのバーで演奏している姿が、偶然その店に来ていた売れっ子プロデューサーのジャック・ダグラスの目に留まり、彼の助力もあってCBS/EPIC RECORDSとのディールが成立。'79年に1st『VICTIM OF A SONG』でデビューを飾る。
同作はカナダ国内でゴールド・ディスクを獲得するヒット作となり、以降バンドは、最高傑作と名高い2nd『LOVE CRIMES』('80年)、日本デビュー作となった3rd『ONE FALSE MOVE』('82年)、最終作の4th『HARLEQUIN』('84年)を発表。
'86年にリリースされたベスト盤を最後に解散の道を選択しているが、多くのベテラン・バンド同様、00年代に入
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FASTWAY-Waiting for the Roar ★★ (2013-11-23 00:12:35)

FASTWAYと言えば、若き日のロバート・プラントを彷彿とさせるデイヴ・キングの情熱的なVoと、エディ“ファスト”クラークの骨太にして豪快なロックンロール・センスとが、ガップリ四つに組んだ1stが代表作として知られていますが、自分が持ってる彼らのアルバムは(なぜか)'86年にリリースされたこの3rdのみ。でも一体いつ買ったのかはさっぱり思い出せねぇ・・・。
深めにリヴァーブがかけられたポップな音作りに、シンセを大胆に組み込むことでメロディアス且つスケールの大きなアレンジを施された本編は、一般的にFASTWAYの名を聞いて想起するサウンドとは大きく趣きが異なる。初期作に収録されていたならさぞかしハマったであろうジャニス・ジョプリンの名曲④のカヴァーが、ここでは今ひとつ馴染んで聴こえないこともその証左かと。
前作のセールス的不振を踏まえて、プロデューサーのテリー・マニング主導でレ
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FERGIE FREDERIKSEN-Any Given Moment-Any Given Moment ★★★ (2013-11-23 00:02:03)

伸びやかなVoとG、
さりげなく合いの手を入れるKeyが
透明度の高い哀愁を漂わすメロハー・ソング。
作曲はジム・ピートリックと聞かされて
この名曲っぷりも納得ですよ。

MORNING STAR-Venus-Angel ★★★ (2013-11-21 22:27:32)

オーバードーズで死去したDEEP PURPLEの
トミー・ボーリンに捧げられている、
哀愁に満ちたOPナンバーにしてアルバムのハイライト。
歌とコーラスとギターとが泣きまくる様は
同時期のKANSASを彷彿とさせる部分多し。

MORNING STAR-Venus ★★ (2013-11-20 23:35:59)

華々しい成功とは全く無縁でありながら、メロディ愛好家からは未だに「隠れた名バンド」として語り継がれるアメリカはカンザス州出身のMORNING STARが、'78年に米メジャーのCOLOMBIA RECORDSから発表した2ndアルバム。(ずっと探し回っていたのですが、漸く手頃な価格で購入することができました)
リチャード・コーベン画伯を起用して、名画『ヴィーナスの誕生』をパロった遊び心溢れるアートワークでバンドのプログレ・マインドを主張しつつも、デビュー作がコケたことによりレコード会社からの「もっと売れる作品を作れ」とのプレッシャーが増大したのか、本作では哀愁や泣きよりも快活でアメリカンなノリの良さを強調。60~70年代の大ヒット曲をカヴァーした②⑦の存在も、ハードネスが後退してよりポップ風味を増した本編のそうした印象に拍車を掛けています。
尤も、シンプルなロックンロール系の
…続き

FERGIE FREDERIKSEN-Any Given Moment-Last Battle of My War ★★★ (2013-11-19 23:12:11)

ネバー・ギブアップ!ネバー・サレンダー!な歌詞は
ありがちなメッセージ・ソングかもしれませんが、
幾度となく死線をくぐったこの人が歌うと、
尋常でない説得力でグッと胸に迫ります。
疲れた心身にエネルギーを注ぎ込む、
ポジティブ且つ力強さに満ち溢れた名曲。

FERGIE FREDERIKSEN-Any Given Moment ★★★ (2013-11-18 21:08:42)

アレッサンドロ・デル・ベッキオを筆頭とする実力派ミュージシャン達のバックアップの下、'13年に発表された3rdソロ・アルバム。
順調なアルバムのリリース・ペースのみならず、'12年にはボビー・キンボールやスティーヴ・オウジェリーらと共に来日公演を行っていたりと、ファーギー・フレデリクセンはもうすっかり癌を克服したものとばかり思っていましたが、今回雑誌に載っていたインタビューを読んで、実は現在も、作品をフォローするためのツアーにさえ出られないぐらい体調が思わしくないことを知り愕然。張り良し、艶良し、伸び良しの三拍子揃ったエモーショナルな歌声からは、病魔の影なんて微塵も感じさせないのに・・・。(顔つきには確かにやつれが現れていますが)
それでも、アルバム全編に咲き誇るのは爽やかに澄み渡った曇りなきメロディアスHRサウンド。「体調は良くない」「その時が来たとしても覚悟は出来ている」
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ROCK'N'ROLL STANDARD CLUB BAND-ROCK'N'ROLL STANDARD CLUB ★★★ (2013-11-15 22:39:49)

『STAND PROUD!』シリーズ第0弾・・・ではなく、B'zの松本孝弘(G)が、自身のルーツであるロックンロールの名曲(メインは70年代)の再構築に挑んだカヴァー・アルバム。
この人クラスのミュージシャンなら、大物パワーで有名人を山ほど招いてバブリーな作品も作れたと思いますが、そこを敢えてバンド形式に拘り、ゲストは最小限に留める姿勢に本作に注ぐ当人の熱意や、オリジナルに対する真摯なリスペクトが感じられ、非常に好感が持てます。
何よりLOUDNESSの樋口宗孝(Ds)、TWINZERの生沢佑一(Vo)、VOW WOWの人見元基(Vo)といった押し出しの強い面子(Bはアレンジャーとして辣腕を揮う明石昌夫)を向こうに回して、一歩も退くことなく、楽曲の中心でその存在感を主張する彼のGプレイがお美事。M.S.G.の名インスト④や、ゲイリー・ムーアの泣きにも決して聴き劣りしない⑧(メ
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Syu-CRYING STARS -STAND PROUD!- ★★★ (2013-11-12 23:21:57)

GALNERYUSのSYU(G)、'10年発表の初の(?)ソロ・アルバムにして、『STAND PROUD』シリーズ第4弾。
屍忌蛇(ANIMETAL~VOLCANO)が80年代をカヴァーした第1弾、柴田直人(ANTHEM)が70年代をカヴァーした第2弾と来て、今回は90年代に生み出されたHR/HMの名曲をメインにカヴァー。それに伴って参加ミュージシャンもより若い顔触れへと変化が見られますが、演奏を聴く限りではいずれ劣らぬ実力者揃いなので作品のクオリティは磐石です。
シリーズ第一、二弾が、どちらかと言えばプロデューサー的視点で作られていたのに対し、若きギター・ヒーローの華々しい演奏が映える楽曲を中心にセレクトされている本作は、ギタリスト目線で組み立てられた作品といった印象。HEARTの“ALONE”(アカネ・リヴ嬢が参加)のようなバラード系の楽曲も収録されているのですが、やはり
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Syu (2013-11-12 23:17:34)

GALNERYUSの大黒柱であるギタリスト。
(詳細についてはGALNERYUSの項目を参照)
かなり長いこと「SHU」だと思い込んでいたのですが
「SYU」なんですね。あー、いらん恥かいた。

柴田直人-STAND PROUD! Ⅱ ★★★ (2013-11-11 23:18:57)

ANTHEMの柴田直人(B)をフィーチュアした企画アルバム『STAND PROUD!』シリーズ、'97年発表の第二弾。
屍忌蛇が手掛けた第一弾が、主に80年代に生み出されたHR/HM王道の名曲をカヴァーしていたのに対し、もう一世代上の柴田直人はLED ZEPPELIN、DEEP PURPLEの2大巨頭を筆頭に、70年代HRやKING CRIMSON等のプログレ・バンドを中心にカヴァー。統一感はまるでないが、ジャンルに縛られないこの幅広さこそが70年代ロックの奥深さにして醍醐味。前作が自分で作ったお好みテープ感覚で聴くことの出来るアルバムだったとするなら、本作は先輩から貰った音楽の教科書って感じでしょうかね。無論、名曲揃いな上に参加ミュージシャンも豪勢なんで「お勉強しましょう」的な堅苦しさは絶無なんですが。
プロデューサーとしても優れた手腕を揮うお人だけに、本作でも参加ミュージ
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柴田直人 (2013-11-11 23:16:01)

言わずと知れたANTHEMの大黒柱。「ANTHEM=この人」といっても決して間違いではありません。
あと柴田直人と言えば、当時せっかく友達が「これ、柴田直人のプロジェクトが手掛けてるらしいよ」と言って貸してくれたのに、ゲーム音楽にあまり興味が持てなかったので碌すっぽ聴きもせずに返してしまったことを今更悔やんでいる『ドラキュラ・バトル』のサントラの再発を是非ともお願い致します。太田カツ(G)も参加してたんでしたっけ。

SHE-JA-Stand Proud! All for Heavy Metal ★★★ (2013-11-10 22:27:15)

ANIMETALのギタリストとして名を上げた屍忌蛇(G)が'97年に発表した初のソロ・アルバムにして、日本が誇る辣腕ミュージシャン達がHR/HMの名曲をカヴァーする人気企画アルバム『STAND PROUD!』シリーズの第一弾作品。
選曲は、M.S.G.の“ASSAULT ATTACK”、VANDENBERGの“THIS IS WAR”、JUDAS PRIESTの“EXCITER”、RIOTの“WARRIOR”etc・・・と端から挙げていっても明らかな通り、「これがHMだ!」と名刺代わりに使えそうなド王道のド名曲ばかりを収録。80年代前半に発表された楽曲を集中的にカヴァーしてるのも偶然ではありますまい。
ベタと言えばベタ極まりないのですが、それもここまで徹底されると芸になっていると言うか、いっそ清々しいと言うか。腕利き揃いの参加ミュージシャン達のバックアップを受けて、アレンジか
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Melodical Renaissance-Dreamslave/Volfeed ★★★ (2013-11-09 00:47:32)

パワフルな女性Vo、GとKeyがスリリングに絡み合いながら
TERRA ROSA魂を継承して疾走する和製様式美・・・
というよりも関西様式美HMの魅力爆発なスピード・ナンバー。

V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Melodical Renaissance-Lunatic Theater/Hidden ★★★ (2013-11-09 00:42:13)

丹羽英彰の伸びのあるハイトーンVoと
テクニカルな楽器陣が高いテンションを保ったまま
7分に及ぶ長尺をダレさずに語り切るスラッシュ・ナンバー。
Voは後にVIGILANTEに加入しますが、HIDDENでも
アルバムをリリースして欲しかったなぁ。
まさしくルナティックでドラマティックな
ツイン・リードGも白眉。

V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Melodical Renaissance-Second Wind/guardian's Nail ★★★ (2013-11-09 00:32:24)

劇的なイントロだけで胸が高鳴ります。
線は細いが哀愁味満点のVoと、
ジャーマン・メロパワ調の勇壮な曲調の
組み合わせが美味なる名曲。
バンドはこれ以降、プログレッシブな
方向へ進んでしまったのが少々残念でした。

V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Melodical Renaissance ★★★ (2013-11-07 22:08:11)

TERRA ROSAの転生体と聴き紛うコテコテの様式美HMを聴かせてくれる大阪のVOLFEED、歌えるシンガーを擁し展開を多用した技巧派スラッシュ・サウンドで畳み掛ける愛知のHIDDEN、独産風味のパワー・メタルと泣きを含んだ哀愁のVoが組み合わさった東京のGUARDIAN'S NAIL、妖しくも壮大なエピック・メタル絵巻を朗々歌い上げる北海道のFATIMA HILLという、異なる出身地/異なる音楽性/されど一様に高いポテンシャルを秘めた4バンドの音源10曲を収録し、'95年に発表されたコンピレーション・アルバム。
どのバンドも個性がしかと刻印された楽曲を提供してくれていますが、中でも一際印象的だったのがGUARDIAN'S NAILの③。雄々しいジャーマン・メロパワ風味の曲調に、ドン・ドッケン系の哀愁の歌声が乗ったこの疾走ナンバーは、当時西新宿のCD屋で手に取った無料ファンジンで
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NEMESIS-Goddess of Revenge ★★★ (2013-11-06 23:11:41)

後にSYMPHONITYと改名するチェコの5人組が'03年に発表した1stアルバム。
METALLION誌の特集「メロディック・ロック必聴盤ガイド112枚」にも選出されていた作品で、折り良く中古盤が格安価格で売りに出されてるのを発見して購入したのですが・・・いや良いですね、これ。
メンバーも認める通り、Keyを適宜取り入れた疾走感溢れるサウンドはHELLOWEEN、ANGRA、STRATOVARIUSといったバンドからの影響を多分に感じさせるメロディック・パワー/スピード・メタル路線。高音域に余裕がなく、低音域はピッチが甘いという頼りなさ全開なVoと、貧相なプロダクションが逃れ難いB級感覚を運んで来ますが、それを差し引いて尚、全編に溢れる如何にも東欧的な寒々しさを纏った泣きメロが、その威力を減じることはありません。
例えば、教科書通りのメロパワ展開を聴かせるOPナンバー
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