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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3351-3400
KATANA-Storms of War
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Battle of Metal-Shake down
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Battle of Metal
NARITA-NARITA-So Much for Life
NARITA-NARITA-Stonehenge
NARITA-NARITA
STAN BUSH & BARRAGE-Stan Bush & Barrage-Primitive Lover
STAN BUSH & BARRAGE-Stan Bush & Barrage
FIONA-Heart Like a Gun
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Rest in Peace - Thanks to Cozy -
JACKAL-Vague Visions
SHY-Shy-Pray
SHY-Shy-So Many Tears
SHY-Shy
RENAISSANCE-Grandine Il Vento-The Mystic and the Muse
RENAISSANCE-Grandine Il Vento-Grandine Il Vento
RENAISSANCE-Grandine Il Vento
ARCANGEL-Harlequins of Light-Legend of the Mary Celeste
ARCANGEL-Harlequins of Light-Diamonds and Gold
ARCANGEL-Harlequins of Light-As Far As the Eye Can See
ARCANGEL-Harlequins of Light-Harlequins of Light
ARCANGEL-Harlequins of Light
V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-New Wave of British Heavy Metal/'79 Revisited
Death SS-Heavy Demons-Baphomet
Death SS-Heavy Demons-Lilith
Death SS
Death SS-Heavy Demons
CHEAP TRICK-At Budokan the Complete Concert
JOHN NORUM-Face It Live '97
JOHN NORUM-Face the Truth-Face the Truth
JOHN NORUM-Face the Truth
JOHN NORUM-Total Control
EUROPE-Out of This World
EUROPE-The Final Countdown-Ninja
EUROPE-The Final Countdown-The Final Countdown
EUROPE-The Final Countdown
EUROPE-Wings of Tomorrow-Aphasia
EUROPE-Wings of Tomorrow-Scream of Anger
EUROPE-Wings of Tomorrow-Stormwind
EUROPE-Wings of Tomorrow
EUROPE-Europe-Boyazont
EUROPE-Europe-Seven Doors Hotel
EUROPE-Europe
MALICE-Crazy in the Night
REVEREND-Reverend
HIBRIA-Silent Revenge
SAXON-Dogs of War-Walking Through Tokyo
SAXON-Dogs of War
BATTLE BEAST-Battle Beast-Black Ninja
BATTLE BEAST-Battle Beast
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発言している24曲を連続再生 - Youtube



KATANA-Storms of War ★★★ (2013-09-22 23:26:50)

直球なバンド名とジャケット・アートワーク、それに優れた楽曲をもって一部好事家のハートを鷲掴みにしたスウェーデンの5人組が、再びアンディ・ラ・ロックと組んで'12年に発表した2ndアルバム。
「カミカゼ吹き荒ぶ海原を舞台に激突する、巨大サムライ・ゾンビvsモンゴリアン・ウォリアー」という、盛りに盛ったアートワークだけで思わず頬が緩む本作ですが、内容の方もデビュー作同様、NWOTHMらしい、威勢良くハジける正統派HMサウンドが横溢。
少々青臭いVoが歌うメロディがポップな響きも湛えていて、それが独特の味となっていた前作に比べ、初期HELLOWEENタッチの①、コブシの回る歌メロが絶好調時のイングヴェイを彷彿とさせる②、フビライ・ハーンと元寇の役について歌った荒ぶるエピック・ソング③・・・と、今回はシンガーの歌唱が逞しさを増したこともあって、よりソリッドにへヴィ・メタリックな方向へ
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Battle of Metal-Shake down ★★★ (2013-09-21 22:21:49)

派手派手なリードB、ラウドに突っ走るDs、
パワー・メタリックなGリフの刻みから
メロディックなソロまでこなすGと、
キャラ立ちまくりな楽器陣に比べると
Voのみが明らかに弱いのですが、このいっぱい
いっぱいな感じが楽曲の持つ焦燥感を盛り上げて
くれていて、これはこれで良し!と。
この曲目当てで本作を買っても損のない名曲です。

V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Battle of Metal ★★★ (2013-09-20 23:18:14)

MARINO、RAJAS、HURRY SCUARY、SEXUALという、80年代初頭に関西HR/HMシーンにおいて注目を集めた4バンドの初期音源がまとめて聴ける便利なコンピレーション・アルバムですが、でも本作の主役は何と言ってもMARINOで決まりでしょう。
そりゃ、森川邦子のパワフル&キュートな歌声が華麗に花咲くRAJASや、中間英明のテクニカルなGプレイが閃くHURRY SCUARYは素晴しい。SEXUALは・・・SEXUALはメンバーの顔が凄い。強烈。しかし、MARINOの楽曲が放つ火傷しそうな熱さの前には、全てが霞んで聴こえるというのが正直なところ。流石「関西の重戦車」の異名を伊達じゃねえ。
代表曲“IMPACT”は、パンク・ロックばりのエネルギーを迸らせつつも、大谷令文のGソロはマイケル・シェンカー/ゲイリー・ムーアばりの「気」を放っていますし、ここでしか聴くことの
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NARITA-NARITA-So Much for Life ★★★ (2013-09-19 22:59:03)

劇的な構築美を発揮するマック・ガウナの
ネオクラシカルなGソロと共に、楽曲がテンポアップして
疾走を開始する場面のカッコ良さは、
何度聴いてもテンションが上がりますね。

NARITA-NARITA-Stonehenge ★★★ (2013-09-19 22:56:08)

タイトルから察するに、NARITAの前身バンド
(STONEHENGE)時代からのレパートリーだったのかな。
PRAYING MANTISやRIOTを思わせる、どこか
透明感を湛えたツイン・リードGをフィーチュアして
駆け抜けていく、アルバム屈指の名曲です。

NARITA-NARITA ★★★ (2013-09-18 22:49:52)

先頃急逝したJACKALのブライアン・リッチがゲストVoとして参加していたことでも知られる、デンマークの5人組が'92年にドイツのSHARK RECORDSから発表したデビュー作。(邦題は『騒乱のナリタ』)
日本人には馴染み深い「NARITA」なるバンド名と、帯に記された《北欧メタルは生きていた!》という惹句だけでジャケ買い余裕だった本作は、内容の方も、ブライアンの野太いVoにドラマティックなツインGが絡む北欧様式美HMサウンドがスシ詰めで、ジャンル・ファンの期待を裏切らない出来栄え。
ネオ・クラシカルなGプレイが縦横無尽に駆け巡るOPナンバー①を手始めに、技巧派ギタリスト、マック・ガウナの存在にスポットが当たることの多いバンドですが、続くPRAYING MANTISを思わせる伸びやかなツイン・リードGに心躍る③、疾走するインスト・セクションがガッツポーズ物のカッコ良さの⑦、
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STAN BUSH & BARRAGE-Stan Bush & Barrage-Primitive Lover ★★★ (2013-09-17 22:51:14)

確かにこの曲は凄い。
VoとGとリズムが一体となって、クライマックスへ向けて
ハードに盛り上げていく様がカッコイイですね。

STAN BUSH & BARRAGE-Stan Bush & Barrage ★★★ (2013-09-17 07:28:40)

ドラマーとして現MR.BIGのパット・トーピーが参加。更に、後にHOUSE OF LORDSがカヴァーしてスマッシュ・ヒットさせた名バラード“LOVE DON'T LIE”や、アニメ『トランスフォーマー THE MOVIE』のテーマ曲“THE TOUCH”、映画『処刑ライダー』劇中歌として日本でもシングル・カットされた“HEART VS HEART”を収録する等、スタン・ブッシュのカタログの中でも一際多くのトピックを抱え、「代表作」と言ってもあながち的外れではない存在感を放っている、'86年発表の作品。
アメリカン・メロディアスHRという基本的な音楽性を素直に発展させる一方で、よりエネルギッシュなノリの良さが増量されているのは、名義を「STAN BUSH & BARREGE」に変えて、バンドっぽさをアピールしていることと無縁ではありますまい。
それでいて、無理に頑張ってハード
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FIONA-Heart Like a Gun ★★ (2013-09-15 22:59:37)

ボー・ヒルとキース・オルセンの2人がプロデュースを担当。ブラッド・ギルス、キップ・ウィンガー、ドウィージル・ザッパ、デヴィッド・グレン・エイズリーらをゲストに迎えてレコーディング、'89年に発表された3rdアルバム。
売れっ子プロデューサーの全面協力を受けることで「鮮烈さ」は色褪せた代わりに、(良くも悪くも)「商品」としてより完成された2nd『BEYOND THE PALE』の作風を受け継ぐ内容ではありますが、単純に本作の方が自分好みの楽曲が揃っているせいか、『BEYOND~』よりも楽しんで聴くことが出来ました。
米シングル・チャート54位にランクインしたという、キップ・ウィンガーとのデュエット曲②を含むアルバム序盤は「ふーん」ぐらいの心持ちで聴き流していたのですが、暖かみに溢れたバラード④で「おや?」と思わされ、マイク・スラマー共作のロック・ナンバー⑤で「おお」と身を前に乗
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-Rest in Peace - Thanks to Cozy - ★★★ (2013-09-12 23:03:24)

コージー・パウエル突然の逝去に際しては複数のトリビュート・アルバムがリリースされており、個人的にその決定盤として推したいのが、柴田直人プロデュース、元/現ANTHEMメンバーを中心に、実力派ミュージシャン勢の参加を仰いで制作された本作。
収録曲に関しては結構ベタで、8割方がコージーの代表曲で占められているのですが、これは本作がこれ見よがしにコージー・マニア度を誇示する場ではなく、飽くまで真摯な追悼盤だからこそ。であれば、御大の特徴的なドラミングを聴くことの出来る代表曲の類は絶対に外せません。
そうして選出された楽曲の数々を、適材適所に配置され、リスペクトを込めてパフォームする参加ミュージシャン達がこれまた素晴しい。個性全開の者から、完コピぶりが名人芸の域に達している者まで、いずれも深い思い入れを感じさせる熱演を披露してくれています。
中でも強いインパクトを放つのが(個人
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JACKAL-Vague Visions ★★★ (2013-09-11 22:31:16)

ブライアン・リッチ(Vo)の訃報を知り、久々に引っ張り出して聴き直している、デンマークのJACKALが'93年に発表した2ndアルバム。
レーベルメイトのMASQUERADEと共に'94年には来日公演を行っている彼ら。当時は「クリスマス・ライブ」という趣向に尻込みして足を運ばなかったのですが、後に雑誌でライブ内容が賞賛されているのを読んで「変な見栄張らずに見に行けば良かった」と後悔しまくったことを思い出します(閑話休題)。
そんなJACKALが得意としていたのは、QUEENSRYCHEからの影響を伺わせる、タイトなリズム・ワークに下支えされた展開多めのパワー/へヴィ・メタル。そこに(ありがちなジェフ・テイト型ハイトーンではなく)ブルース・ディッキンソンばりにパワフルなブライアンの歌声と、キンキンに冷えたメロディを奏でる北欧メタル然としたドラマティックな2本のGが乗っかることで
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SHY-Shy-Pray ★★★ (2013-09-10 22:43:00)

アルバム前半のハイライトが“SO MANY TEARS”なら
アルバム後半のハイライトはこの曲で決まり。
歌メロにしろGソロにしろ猛烈な哀愁を背負っていますが
適度にファッショナブルなKeyを用いることで
重さを巧みに緩和しています。

SHY-Shy-So Many Tears ★★★ (2013-09-10 22:37:50)

絶好調時のPRAYING MANTISにも匹敵する
リー・スモールが熱唱するあまりに哀しい歌メロ、
それにスティーヴ・ハリス入魂のGソロが
涙腺にびんびんきますね。
まさしくハイライト。

SHY-Shy ★★★ (2013-09-09 23:05:51)

楽曲を壮麗に肉付けするKeyサウンドを積極的に取り入れつつ、OPナンバー①の重厚なイントロが示す通り、SHYのカタログの中ではかなりハード&へヴィな方向に振られている本作ですが、これだけ全編に亘って哀愁のメロディが大盤振る舞いされていれば、そりゃ大味感なんぞが入り込む余地は絶無ってもんですよ。
力んで歌っても押し付けがましくならない、青い炎が揺らめくような熱唱ぶりが正しく英国シンガー然とした風情漂わす新Vo.リー・スモールの歌声、弾きまくっても、一音一音を丁寧に紡いでも、常に歌心を失わないスティーヴ・ハリスのGプレイとが、それを見事に援護射撃。いつもならイチャモン付けたくなる70分オーバーという長尺に関してもまるで気にならないのは、別に故人に遠慮して・・・等というヌルイ理由からではなく、ただ単純に、捨て曲皆無の本編のハイクオリティさゆえです。
ドラマティックにしてあまりに哀し
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RENAISSANCE-Grandine Il Vento-The Mystic and the Muse ★★★ (2013-09-08 22:06:10)

結成から40年以上を数えるベテラン・プログレ・グループの
作る8分に迫る大作・・・と書くと、何だかマッタリとして
HR/HMファン的には刺激に欠ける楽曲が想起されるやもしれませんが
果たしてこの名曲を聴いてもそんなことが言えるかな?フフフ・・・
などと、思わず上から目線で語りたくなるほど
緩急とメリハリの効いた劇的な名曲。

RENAISSANCE-Grandine Il Vento-Grandine Il Vento ★★★ (2013-09-08 22:01:01)

名作『燃ゆる灰』に入っていても
不思議じゃない出来栄えのアルバム表題曲。
美しいだけでなく、血肉の通ったエモーションの
迸りも感じさせるアニー・ハズラムの歌う、
哀愁に満ち満ちたメロディがとにかく絶品。
静謐なピアノの旋律が更にそれを
効果的に援護射撃しています。

RENAISSANCE-Grandine Il Vento ★★★ (2013-09-07 23:59:23)

脳出血により急逝したマイケル・ダンフォード(G)の遺作でもある、'13年振りに発表されたニュー・アルバム。
のっけから12分超えの長編①で幕が上がる大作主義や、往年の名作『燃ゆる灰』を彷彿とさせる邦題『消ゆる風』(まるでダンフォードに捧げるかのような泣かせるタイトル)が表す通り、本作は意識的に70年代RENAISSANCEサウンドの再現が試みられ、しかも大成功を収めています。
不変の輝きを保つ、アニー・ハズラムのクリスタルなソプラノ・ボイスが歌い上げる哀愁のメロディが「これぞRENAISSANCE!」と感動を呼ぶ③、イアン・アンダーソンのフルートが生き生きと躍動する⑤、RENAISSANCEサウンドの魅力の一端を担う、クラシカルなピアノが流麗に奏でられる⑥、ジョン・ウェットンが濡れ濡れジェントリー・ボイスで参戦する⑦、素朴な美しさのみならず、HR/HMファンにも十分アピールし
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ARCANGEL-Harlequins of Light-Legend of the Mary Celeste ★★★ (2013-09-05 22:07:42)

タイトルはこんなんですが不気味さは皆無。
仄かな哀愁を含んだメロディが軽やかに舞う曲調は
80年代初頭のSTYX、BOSTON、KANSASに通じる
魅力を放っています。

ARCANGEL-Harlequins of Light-Diamonds and Gold ★★★ (2013-09-05 22:03:32)

確信的にデビュー作を彷彿とさせる
プログレ・ハードのエッセンスを取り込んだ、
ある意味ファン・サービス的な1曲。
それが悪いなんてことはある筈もなく、
ドラマティックにアルバムの山場を飾っています。
また、劇的な曲展開を盛り込みつつも
ランニング・タイムが4分台にまとめられているのも
このバンドらしいところ。

ARCANGEL-Harlequins of Light-As Far As the Eye Can See ★★★ (2013-09-05 21:58:21)

カラフルなKeyがプログレ的な味わいを植え付けつつも
美麗なハーモニーとキャッチーなコーラスが
楽曲のポップな躍動感を増幅する名曲。
1stに入っていてもおかしくない仕上がりです。

ARCANGEL-Harlequins of Light-Harlequins of Light ★★★ (2013-09-05 21:53:47)

零れるように奏でられるピアノに
スペーシーなシンセが絡む流麗なイントロだけで
ご飯が3杯はいけますね。
重厚且つ劇的な曲調に乗せて、かつてより格段に
表現力を増したジェフ・カンナタが歌うメロディも
ヴァース、コーラス、ブリッジ、
いずれも大変美味しゅうございます。

ARCANGEL-Harlequins of Light ★★★ (2013-09-04 22:47:50)

アメリカン・プログレ・ハードの名盤『ARCANGEL』('83年)1枚のみを残して消えたジェフ・カンナタ率いるARCANGELが、イタリアの必殺仕掛人セラフィノ・ペルジーノのバックアップを受けて復活、実に30年ぶりに発表した2ndフル・アルバム。(ジェフ・カンナタ自身はCANNATAでもって活動を続けていましたが)
Keyによるスペーシーなイントロからスタートする、重厚感と哀愁漂うOPナンバー①の名曲ぶりに、早くもアルバム自体の出来の良さを確信する本作は、幻想的なアートワークをそのままサウンド化したかのような、メロディアスでロマンティック、且つ美しいハーモニーと仄かなプログレ・フレーバーに包まれたメロハー・ソングが目白押し。
ジェフが年相応の落ち着きを感じさせる声でしっとりと歌っていることもあって、前作に比べると少々アダルトな雰囲気も漂ってきますが、序盤①②③、終盤⑪⑫には立
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS-New Wave of British Heavy Metal/'79 Revisited ★★★ (2013-09-03 22:29:37)

『LOAD』『RELOAD』発表に伴うインタビューでは、NWOBHMについて「今聴くとあまり良いとは思えないものが多い」「年の取り方が下手な音楽」といった発言をカマしてHR/HMファンをかなりムッとさせたMETALLICAのラーズ・ウルリッヒですが、'89年にNWOBHM10周年を記念して企画、ラーズ自身が収録バンド及び収録曲の選定を担当して'90年にリリースされた本作は、彼の尽きせぬNWOBHM愛が詰め込まれたコンピレーション・アルバムの名盤です。
収録バンドは、大御所から中堅クラス、更にはこのアルバムを聴くまで名前さえ知らなかった(勉強不足で申し訳ない)マイナーどころまでバランスよく取り揃えられていて、後追いファン的には、NWOBHM第一期('79年)を手っ取り早く勉強することの出来る最良のテキストとして、当時非常に重宝しました。「へー、BLACK AXEが改名してWOLFにな
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Death SS-Heavy Demons-Baphomet ★★★ (2013-09-02 22:38:11)

そのまんまなタイトルに相応しく
怪しげな呪文詠唱からスタートしますが
Gリフは意外なぐらい正統派HMしていてカッコイイ。
個人的には本編で一番お気に入りの楽曲かも。

Death SS-Heavy Demons-Lilith ★★★ (2013-09-02 22:34:16)

イタリアン・ホラーとRAINBOWが
悪魔合体したかのようなドラマティックなヘヴィ・ナンバー。
楽曲が醸し出すオドロオドロしさに比べると
Voがノーマルで(下手というわけじゃないのですが)
キング・ダイアモンド程とは言わないまでも
もうちょいエキセントリックだったら尚良かったかなぁ、と。

Death SS (2013-09-01 21:52:18)

ホラーのエレメントを取り入れたHR/HMサウンド(メンバー曰く「ホラー・ミュージック」)を追求すべく、'77年にスティーヴ・シルヴェスター(Vo)によって結成された、デス/ブラック・メタルやオカルト・メタルの源流の1つにも数えられている、カルト的人気を博すイタリア出身の5人組。(ちなみにバンド名はIN DEATH OF STEVE SYLVESTERの略)
・・・といっても、そうした情報を知ったのはインターネット発達以降の話で、結構最近までは単に「妙ちきりんなコスプレ集団」ぐらいにしか思っていなかったのですが。
'88年のアルバム・デビュー以降、無数のメンバー・チェンジを繰り返しながら活動を継続。'13年には最新作もリリースしている様子。

Death SS-Heavy Demons ★★★ (2013-09-01 21:50:13)

吸血鬼、ゾンビ、ミイラ男、狼男、死神の扮装に身を包んだ、前世紀のLORDIか、はたまたイタリアのGWARかといったメンバーの出で立ち、並びにジャケット・アートワークに興味を惹かれて購入した、5人組オカルト・メタル・バンドの'91年発表の2ndアルバム。
結成は70年代まで遡り、時代毎に音楽性を変化させていったと聞く彼らですが、ここで披露しているのはオカルティックな瘴気を纏った正統派HM。荘厳なインスト曲を頭と尻に配置し、シアトリカルに歌うVo、卓越したテクニックとメロディ・センスを併せ持つG、仰々しいドラマを演出するKeyとが一体となって生み出すそのサウンドは、80年代のイタリア製ホラー映画のサントラを彷彿とさせる怪しげなハッタリ感満載。聴いてるとついニヤニヤしちゃいますね。
音質はチープですが、むしろそれが往年のイタリアン・オカルト/ホラー・・・いわゆる「ジャーロ」物が漂わ
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CHEAP TRICK-At Budokan the Complete Concert ★★★ (2013-08-28 23:59:15)

中堅ツアー・バンドとして燻っていたCHEAP TRICKを一躍トップ・バンドの地位に押し上げると共に、世界中の音楽ファンに「武道館」の名を知らしめた'79年発表の傑作ライブ・アルバム。
「レディース&ジェントルメン!」と呼びかける“HELLO THERE”で勢い良くスタートする本編なれど、黄色一色に塗り潰された歓声渦巻く会場にジェントルマンは居ませんね(笑)。例えば来日公演を行った海外バンドが、曲と曲の合間に静まり返る日本の観衆の反応に戸惑った・・・なんてのは未だによく聞く話ですが、のべつまくなし絶叫し、圧倒的エネルギーを迸らせ続ける彼女達はその限りにあらず。本作について語る際、先ず「アイドル・コンサートばりに凄まじい女性ファンの嬌声」が話題になるのにも納得です。
勿論そうした声援に鼓舞され、全編に亘ってテンションの高いパフォーマンスを繰り広げるバンドの方も負けておらず(個人
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JOHN NORUM-Face It Live '97 ★★ (2013-08-27 23:40:52)

元GREAT KING RATのリーフ・スンディン(Vo)ら、スウェーデン人ミュージシャンを引き連れて'97年に行われた、ソロとしては初めてのジョン・ノーラム(G)の来日公演の模様を収めた実況録音盤。発売元は勿論「LIVE IN JAPAN商法」でお馴染みのZEROコーポレーションですよ。
“FACE THE TRUTH”で幕が上がり“SCREAM OF ANGER”にて幕が降りる本編は、CDの容量限界ギリギリまで使って、4枚のソロ作(1st~4th)及びEUROPE時代の楽曲から万遍なくチョイスされていた当日のライブのセットリストをほぼ忠実に再現。
選曲はこれがベストか?と問われれば「そうでもない」と即答できますし、何よりバンドと観衆の掛け合いの類が殆どない、ソリッド過ぎる作りも好みが分かれるところではありますが。
それでも、ギターを身体器官の一部のように自在に操るジ
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JOHN NORUM-Face the Truth-Face the Truth ★★★ (2013-08-27 23:35:20)

この名曲のインパクトが強烈過ぎて
2曲目以降の存在が霞みまくりですよ。
(良い曲が揃ってるにも関わらず)
北欧的な透明感と、往年のゲイリー・ムーアを
思わすハード・ロッキンなエッジとがスムーズな
融合をみた、ジョン・ノーラム流HRの完成型。
しかもその上に乗るのがグレンのVoですからね。
もう無敵ですよ。

JOHN NORUM-Face the Truth ★★★ (2013-08-26 22:29:22)

北欧メタルの持つ透明感と、ゲイリー・ムーア~THIN LIZZY的HRサウンドとが巧みに溶け合わされた、ソロ・アーティスト、ジョン・ノーラムの最高傑作の呼び声も高い'92年発表の2ndソロ・アルバム。
楽曲のクオリティのみならず、それを支える参加ミュージシャン達も結構豪華。囁かれていた不仲説を粉砕するEUROPEの盟友ジョーイ・テンペスト(Vo)、DON DOKKEN時代の仕事仲間ビリー・ホワイト(G)とピーター・バルテス(B)、そしてアルバムのメイン・シンガーを務めるのは歌神グレン・ヒューズ(Vo)・・・どうです、この布陣。まるでジョン・ノーラムというギタリストの過去/現在/未来を総括するかのようではありませんか。
特にグレンのソウルフルなVoは、アルバムの品質のみならず「格」の向上にも大きく貢献。とても絶賛ヤク中街道邁進中(当時)とは思えぬ、張りも伸びも艶もある歌声を終始
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JOHN NORUM-Total Control ★★ (2013-08-23 23:47:53)

コマーシャル路線に不満を感じてEUROPEから脱退したジョン・ノーラムの初のソロ・アルバムで、キャッチコピーは《俺のギターには金玉がついている》、しかも曲作りの相棒が敏腕ソングライターのマルセル・ヤコブ(B)とあっては、「きっと“SCREAM OF ANGER”風のハードな楽曲だらけの北欧メタル作品に違いない!」と期待に胸膨らませて本作に挑んだので、最初聴いた時は、その思いの外ポップというか歌モノ路線寄りの作風に「ぇえー・・・?」と首をかしげてしまいましたよ。
しかし、よくよく聴けば分かる(いや別によく聴かずとも伝わる)楽曲の出来の良さ。敬愛するゲイリー・ムーア風味のメロディアスHR路線を志向しつつ、②⑤⑥に参加するMr.北欧ボイスことヨラン・エドマンの透明感を湛えたハイトーンVoと、マルセル謹製の甘いメロディが彩りを添えるサウンドは、ジョン・ノーラムのソロ作の中では一際高い北欧メ
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EUROPE-Out of This World ★★ (2013-08-22 23:09:35)

サウンドのポップ化が益々進行した結果、BURRN!!誌において「?点」を頂戴したことでも知られる、'89年発表の4thアルバム。尤も「HR/HMを忘れたカナリア」が⑤みたいなヘヴィな楽曲を演るとは思えないし、個人的には十分ハードロックの範疇で語れる作品だと思いますが、まぁEUROPEの不運はレビュアーが酒井康編集長だったことでしょうかね(?)。
期待した程のセールスを上げられなかった本作以降、EUROPEには「一発屋」なる不名誉な称号が付いて回りますが、それは飽くまで売上面に限った話で、このアルバムとてメロディの魅力で前3作に後れを取るようなことはありません。(但しキメ曲も見当たりませんが)
中でも聴きモノはジョーイ・テンペストの歌声で、初期作ばかり聴いて来た身には、いくら彼が実力派シンガーと評されても「それ程のもんかぁ?」とピンと来なかったのですが、これ聴いて納得。こりゃ実
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EUROPE-The Final Countdown-Ninja ★★★ (2013-08-21 23:19:57)

80年代のニンジャブームの勢いを伝えてくれる(?)名曲。
これを聴いていると「燃えよNINJA」とか「アメリカン忍者」とか
「仁義なきニンジャ」とか、ビデオでパチモノニンジャ映画を
山ほど見まくった日々のことを思い出します。
しかもこの曲の後に続くのが、ネイティブ・アメリカンの悲劇を歌った
“CHEROKEE”ですからね。大魔神・佐々木のフォークボールばりの
落差のデカさについつい笑ってしまいますよ。

EUROPE-The Final Countdown-The Final Countdown ★★★ (2013-08-21 23:00:46)

イントロなファンファーレ聴くと無性に行進したくなるんで
武藤敬司がこれを入場テーマ曲に選んだ気持ちが良く分かる。
「プロレスラーのテーマ曲=名曲」説を裏付ける逸品と言えましょう。
(いや、名曲だから入場曲に選ばれるのか?)

EUROPE-The Final Countdown ★★★ (2013-08-20 22:31:27)

どこの誰の曲かは知らなくとも、誰もがみんな知っている。月光仮面・・・じゃねEUROPEの大ヒット曲“THE FINAL COUNTDOWN”を収録した、'86年発表の3rdアルバム。
華やかなKeyをふんだんに取り入れて、ポップ&コマーシャルなシルエットを描き出すサウンドからは、初期の「暗さ」「マイナー臭」「疾走感」といった北欧メタル的要素が払拭されていて、世界を舞台に戦うメジャー・アクトとして洗練されたEUROPEの勇姿が前面に押し出されています。
初期作を愛する身としては一抹の寂しさを覚えなくもない作風ですが、それはそれとして本作の完成度には瞠目せざるを得ません。例えポップになっても透明感を湛えたメロディの質が下がっていないこと、アルバムの主役の座を担うジョーイ・テンペストの歌唱力の益々の向上、相対的にスポットを浴びる機会は減ったものの、コンパクトに締まった演奏で歌を盛り
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EUROPE-Wings of Tomorrow-Aphasia ★★★ (2013-08-19 22:34:04)

EUROPEのインスト曲ではこれが一番好きですね。
マイケル・シェンカーかゲイリー・ムーアか
といった勢いでGが泣きまくっていますが
濃厚さよりも水晶細工のような透明感が印象に残る辺り
きっちりと個性を打ち出すことに成功しています。

EUROPE-Wings of Tomorrow-Scream of Anger ★★★ (2013-08-19 22:28:56)

歪んだGリフにパワー・メタリックな疾走感、
それでいて煌きを失わない美麗なメロディ・・・と
EUROPEのハード・サイドを代表する名曲中の名曲。
曲調に力負けすまいと、必死に声を張る
ジョーイ・テンペストの歌唱も初々しくて微笑ましいですよ。

EUROPE-Wings of Tomorrow-Stormwind ★★★ (2013-08-19 22:18:56)

OPナンバーとしては少々覇気に欠けますが
楽曲の完成度自体は非常に高い。
イントロ数秒だけでその名曲ぶり
ひいてはアルバムの名盤ぶりを確信させてくれますよ。

EUROPE-Wings of Tomorrow ★★★ (2013-08-19 22:08:14)

「水晶の如き美旋律を満載にした北欧メタル」という基本路線はそのままに、音質の改善、NWOBHM的な荒々しさを後退させ、一層メロディアスに磨き上げられた収録楽曲の数々・・・と、確かな成長の跡が刻まれている'84年発表の2ndアルバム。
北欧メタル作品として統一感はあったものの、一部楽曲を除き収録曲に似たり寄ったりなイメージもあったデビュー作に比べ(そこが良くもあったのですが)、今回はKeyを増量してサウンドのメロディアス化が一層推進されたことで、個々の楽曲のキャラ立ちが明確になりました。“SEVEN DOORS HOTEL”級の超名曲は見当たらない代わりに、青臭さが薄れて後の「実力派シンガー」の片鱗を伺わせ始めたジョーイ・テンペストの歌唱と、ぶいぶい言わせるジョン・ノーラムのエネルギッシュなGプレイを両翼として華麗に羽ばたく楽曲は、劇的なイントロのみで虜となる壮麗なOPナンバー①から
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EUROPE-Europe-Boyazont ★★ (2013-08-15 00:36:18)

北欧民謡調の風情漂う前半と、
クレイジーに弾きまくるスピーディな後半の
二部構成からなるインスト曲。
荒々しく野心溢れる若き日のジョン・ノーラムの
ダイヤの原石の如き煌きが封じ込められた逸品です。

EUROPE-Europe-Seven Doors Hotel ★★★ (2013-08-15 00:30:19)

グロ描写満載のルチオ・フルチのスプラッタ・ホラー映画
『ビヨンド』に着想を得て、ここまで美しくドラマティックな
楽曲を作り出すジョーイ・テンペストって凄ぇな、と。
無数のアイデアを録り溜めて、その最良の部分だけを
繋ぎ併せて組み立てられたというジョン・ノーラムの
劇的極まりないGソロも素晴し過ぎますよ。

EUROPE-Europe ★★★ (2013-08-14 00:15:19)

EUROPEと言えば“SEVEN DOORS HOTEL”派か“THE FINAL COUNTDOWN”派かで意見が割れるところですが(俺調べ)、こちとら断然“SEVEN~”派なので、プロダクションが貧相だろうが、楽曲が荒削りでアレンジがイモ臭かろうが、開巻早々のジョーイ・テンペスト(Vo)の遠吠えシャウトに膝から崩折れそうになろうが、とにかくこの1st('83年)は問答無用の名盤である!と信じて微塵も揺るぎません。
ここには、『幻想交響詩』なる秀逸な邦題、美麗なアートワーク、クラシカルな美旋律満載のメロディ&起承転結の決まったドラマティックな曲展開を有する楽曲の数々etc・・・と、自分が「北欧メタル」というジャンルに求める要素の殆どが凝縮されています。と言うか、本作こそが同ジャンルの出発点といっても過言ではないわけで。
殊に、HR/HM史に残る名曲中の名曲“SEVEN DO
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MALICE-Crazy in the Night ★★ (2013-08-12 23:46:12)

2枚のアルバムを残して米メジャーのATLANTICからドロップしたMALICEが、新たにMETAL BLADE RECORDSと契約を結んで'89年に発表した4曲入りミニ・アルバム。
どうもこの時期の彼らはメンバーの出入りが激しくて、一応クレジット上のシンガーはジェイムズ・ニール1人ですが、実際にはマーク・ウェイツと、(現在ではソロ・アーティストとして活動している)ポール・サブーも参加しているらしく、国内盤の解説ではこの辺のことには触れられていないのでこっちでテキトーに推測すると、①④がジェイムズ、映画『VICE VERSA』に提供した②がポール、アルバム表題曲③がマーク担当って感じかな?と。(全然違う可能性も有り)
本編については、従来のMALICE節を継承する「アメリカンな解釈を施した正統派HM」路線で、シンガーはパワフルに歌い、ジェイ・レイノルズ(G)もテクニカルに弾き
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REVEREND-Reverend ★★ (2013-08-11 08:09:22)

METAL CHURCHを去ったデヴィッド・ウェイン(Vo)と、そのMETAL CHURCHにフロントマンのマイク・ハウを一本釣りされたHERETIC。因縁浅からぬ両者が結成したREVEREND(バンド名はMETAL CHURCH時代のデヴィッドの渾名に因む)が、'89年に発表した4曲入りデビューEP。
国内盤も出た1stや2ndに比べ、輸入盤のみのリリースだった本作は長いこと購入のチャンスに恵まれずにいたので、数年前に何の気なしに立ち寄った中古屋の片隅でこれが埃を被っているのを発見した時には、思わず我が目を疑ってしまいましたよ。
ウェインの鼓膜震わす金属声と、角張ったGリフ&リズムが緊迫感を孕んで威圧的に押し出してくるサウンドは、後に発表されるREVERENDの1stフル『WORLD WON'T MISS YOU』と同様・・・もっと言えばウェイン在籍時代のMETAL CHU
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HIBRIA-Silent Revenge ★★★ (2013-08-08 22:04:44)

ライブでの盛り上がりを念頭に置いて作った筈が、肝心のライブでも(ライブ盤を聴く限りにおいて)1st、2nd収録曲ほどの人気は得られなかった模様の3rd『BLIND RIDE』。この皮肉な結果を踏まえ、HIBRIAが4thアルバムではどういったサウンドを提示してくるかに注目していたのですが(Gの交代劇もありましたし)、結論から言えば、メロディとグルーヴを重視した『BLIND~』の作風を踏襲していて、フックに乏しい①②が始まった時には「こりゃアカン」と思わず頭を抱えてしまいましたね。
ところが、劇的な③を境に楽曲のクオリティが一変。図太いGリフの刻み具合やリズム・ワークにPANTERA辺りからの影響を滲ませつつも、火を噴くような楽器陣のぶつかり合いから生じるスリリングな疾走感は回復基調にあり、加えて、よりメロディアスに練り込まれたユーリ・サンソン(Vo)の情熱的な歌唱にはメタル魂にガソ
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SAXON-Dogs of War-Walking Through Tokyo ★★ (2013-08-07 23:33:07)

楽曲自体は「まあまあ」レベルですが
サムライ気分で街を見物し、
カミカゼに乗って天皇に会いに行き
最終的にはゲイシャさんと遊ぶという
SAXON版ウルルン滞在記な歌詞は大変素晴しい。
ので間を取って星二つ進呈。

SAXON-Dogs of War ★★ (2013-08-07 23:25:12)

SAXONの熱心なファンとは言い難い自分が、なぜか所持している'95年発表の・・・・・・何枚目のアルバムでしょうか?
購入目的は勿論、日本ネタが炸裂する珍曲⑧聴きたさゆえ。実際のところ、楽曲自体の出来は(SAXON的には)並レベルなんですが、琴っぽい音色で「和」の雰囲気を強引に演出するアレンジと、サムライ気分で街を練り歩くわ、カミカゼに乗って天皇に会いに行っちゃうわ、かと思えば下半身の欲望に忠実にゲイシャさんと遊ぶことも忘れない歌詞には三ツ星級のインパクト有り。
アルバム全体としては、00年代以降のSAXON作品ほどのスケール感や威厳は備わっておらず、硬質なGリフが弾丸の如く鼓膜に食い込むアルバム表題曲①と、「SAXON版“BURN”」とも評された②という名曲2連発で勇ましくスタートした本編の勢いが、後半へ進むに従って尻すぼみになってしまう構成には、少々難が有るように感じられ
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BATTLE BEAST-Battle Beast-Black Ninja ★★★ (2013-08-06 22:46:59)

ロニー時代のBLACK SABBATHを思わせる
重厚且つパワフルなミッド・チューン。
「黒忍者」の文字をバックに外人クノイチが
MP奪われそうな不思議な踊りを披露する
PVが面白過ぎて何度も見てしまうのですが
楽曲自体も名前負けしないカッコ良さで最高です。
いやホントに。
是非来日して、この曲を演奏して欲しい。
その時は「ニンジャー♪」のコーラスは任せとけ。

BATTLE BEAST-Battle Beast ★★★ (2013-08-06 22:41:59)

「女スティーヴ・グリメット」の異名に相応しい熱唱で、当方のメタル・ハートを鷲掴みにしたニッテ・ヴァロ嬢が脱退してしまい、デビューして早々に行く手に立ち込めた暗雲を、しかし見事に雲散霧消させてみせた気迫漲る2ndアルバム。
やたら眼ぢからのあるニュー・シンガー、ノーラ・ロウヒモの艶と光沢を湛えた歌唱は、前任者のそれと比べても何ら遜色ない堂々たるもので、特に声を張り上げた際のビブラートを伴ってシャープに切れ上がるハイトーンが痺れる程イカしています。
リーダーのアントン・カバネンがウド・ダークシュナイダーばりの金切声でコーラス・パートを担当するパワフルな①、再び漫画『ベルセルク』を題材に取り上げた、エピカルな重厚感とキャッチーなノリの良さが同居した②⑨、それにシャウト一閃、殺気を撒き散らかしながら突進する⑪等、煌びやかなKeyを適宜取り入れたストロング且つしなやかな曲調と、彼女の歌
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