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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3451-3500
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EUROPE-Europe ★★★ (2013-08-14 00:15:19)
EUROPEと言えば“SEVEN DOORS HOTEL”派か“THE FINAL COUNTDOWN”派かで意見が割れるところですが(俺調べ)、こちとら断然“SEVEN~”派なので、プロダクションが貧相だろうが、楽曲が荒削りでアレンジがイモ臭かろうが、開巻早々のジョーイ・テンペスト(Vo)の遠吠えシャウトに膝から崩折れそうになろうが、とにかくこの1st('83年)は問答無用の名盤である!と信じて微塵も揺るぎません。
ここには、『幻想交響詩』なる秀逸な邦題、美麗なアートワーク、クラシカルな美旋律満載のメロディ&起承転結の決まったドラマティックな曲展開を有する楽曲の数々etc・・・と、自分が「北欧メタル」というジャンルに求める要素の殆どが凝縮されています。と言うか、本作こそが同ジャンルの出発点といっても過言ではないわけで。
殊に、HR/HM史に残る名曲中の名曲“SEVEN DO
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MALICE-Crazy in the Night ★★ (2013-08-12 23:46:12)
2枚のアルバムを残して米メジャーのATLANTICからドロップしたMALICEが、新たにMETAL BLADE RECORDSと契約を結んで'89年に発表した4曲入りミニ・アルバム。
どうもこの時期の彼らはメンバーの出入りが激しくて、一応クレジット上のシンガーはジェイムズ・ニール1人ですが、実際にはマーク・ウェイツと、(現在ではソロ・アーティストとして活動している)ポール・サブーも参加しているらしく、国内盤の解説ではこの辺のことには触れられていないのでこっちでテキトーに推測すると、①④がジェイムズ、映画『VICE VERSA』に提供した②がポール、アルバム表題曲③がマーク担当って感じかな?と。(全然違う可能性も有り)
本編については、従来のMALICE節を継承する「アメリカンな解釈を施した正統派HM」路線で、シンガーはパワフルに歌い、ジェイ・レイノルズ(G)もテクニカルに弾き
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REVEREND-Reverend ★★ (2013-08-11 08:09:22)
METAL CHURCHを去ったデヴィッド・ウェイン(Vo)と、そのMETAL CHURCHにフロントマンのマイク・ハウを一本釣りされたHERETIC。因縁浅からぬ両者が結成したREVEREND(バンド名はMETAL CHURCH時代のデヴィッドの渾名に因む)が、'89年に発表した4曲入りデビューEP。
国内盤も出た1stや2ndに比べ、輸入盤のみのリリースだった本作は長いこと購入のチャンスに恵まれずにいたので、数年前に何の気なしに立ち寄った中古屋の片隅でこれが埃を被っているのを発見した時には、思わず我が目を疑ってしまいましたよ。
ウェインの鼓膜震わす金属声と、角張ったGリフ&リズムが緊迫感を孕んで威圧的に押し出してくるサウンドは、後に発表されるREVERENDの1stフル『WORLD WON'T MISS YOU』と同様・・・もっと言えばウェイン在籍時代のMETAL CHU
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HIBRIA-Silent Revenge ★★★ (2013-08-08 22:04:44)
ライブでの盛り上がりを念頭に置いて作った筈が、肝心のライブでも(ライブ盤を聴く限りにおいて)1st、2nd収録曲ほどの人気は得られなかった模様の3rd『BLIND RIDE』。この皮肉な結果を踏まえ、HIBRIAが4thアルバムではどういったサウンドを提示してくるかに注目していたのですが(Gの交代劇もありましたし)、結論から言えば、メロディとグルーヴを重視した『BLIND~』の作風を踏襲していて、フックに乏しい①②が始まった時には「こりゃアカン」と思わず頭を抱えてしまいましたね。
ところが、劇的な③を境に楽曲のクオリティが一変。図太いGリフの刻み具合やリズム・ワークにPANTERA辺りからの影響を滲ませつつも、火を噴くような楽器陣のぶつかり合いから生じるスリリングな疾走感は回復基調にあり、加えて、よりメロディアスに練り込まれたユーリ・サンソン(Vo)の情熱的な歌唱にはメタル魂にガソ
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SAXON-Dogs of War-Walking Through Tokyo ★★ (2013-08-07 23:33:07)
楽曲自体は「まあまあ」レベルですが
サムライ気分で街を見物し、
カミカゼに乗って天皇に会いに行き
最終的にはゲイシャさんと遊ぶという
SAXON版ウルルン滞在記な歌詞は大変素晴しい。
ので間を取って星二つ進呈。
SAXON-Dogs of War ★★ (2013-08-07 23:25:12)
SAXONの熱心なファンとは言い難い自分が、なぜか所持している'95年発表の・・・・・・何枚目のアルバムでしょうか?
購入目的は勿論、日本ネタが炸裂する珍曲⑧聴きたさゆえ。実際のところ、楽曲自体の出来は(SAXON的には)並レベルなんですが、琴っぽい音色で「和」の雰囲気を強引に演出するアレンジと、サムライ気分で街を練り歩くわ、カミカゼに乗って天皇に会いに行っちゃうわ、かと思えば下半身の欲望に忠実にゲイシャさんと遊ぶことも忘れない歌詞には三ツ星級のインパクト有り。
アルバム全体としては、00年代以降のSAXON作品ほどのスケール感や威厳は備わっておらず、硬質なGリフが弾丸の如く鼓膜に食い込むアルバム表題曲①と、「SAXON版“BURN”」とも評された②という名曲2連発で勇ましくスタートした本編の勢いが、後半へ進むに従って尻すぼみになってしまう構成には、少々難が有るように感じられ
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BATTLE BEAST-Battle Beast-Black Ninja ★★★ (2013-08-06 22:46:59)
ロニー時代のBLACK SABBATHを思わせる
重厚且つパワフルなミッド・チューン。
「黒忍者」の文字をバックに外人クノイチが
MP奪われそうな不思議な踊りを披露する
PVが面白過ぎて何度も見てしまうのですが
楽曲自体も名前負けしないカッコ良さで最高です。
いやホントに。
是非来日して、この曲を演奏して欲しい。
その時は「ニンジャー♪」のコーラスは任せとけ。
BATTLE BEAST-Battle Beast ★★★ (2013-08-06 22:41:59)
「女スティーヴ・グリメット」の異名に相応しい熱唱で、当方のメタル・ハートを鷲掴みにしたニッテ・ヴァロ嬢が脱退してしまい、デビューして早々に行く手に立ち込めた暗雲を、しかし見事に雲散霧消させてみせた気迫漲る2ndアルバム。
やたら眼ぢからのあるニュー・シンガー、ノーラ・ロウヒモの艶と光沢を湛えた歌唱は、前任者のそれと比べても何ら遜色ない堂々たるもので、特に声を張り上げた際のビブラートを伴ってシャープに切れ上がるハイトーンが痺れる程イカしています。
リーダーのアントン・カバネンがウド・ダークシュナイダーばりの金切声でコーラス・パートを担当するパワフルな①、再び漫画『ベルセルク』を題材に取り上げた、エピカルな重厚感とキャッチーなノリの良さが同居した②⑨、それにシャウト一閃、殺気を撒き散らかしながら突進する⑪等、煌びやかなKeyを適宜取り入れたストロング且つしなやかな曲調と、彼女の歌
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Rough Silk-Circle of Pain-The Angel and the Raven ★★ (2013-08-05 22:18:50)
3rdはアルバム・タイトルからして共産主義を
テーマにして皮肉をこめたジョークになっているせいか
音楽面でもロシア的な要素が盛り込まれていて
これはそのうちの1曲。
ポルカ(?)のリズムで突進するパートの
なんとカッコイイことよ。
Rough Silk-Circle of Pain-The Mysterious Boot Hill Grave Inscription ★★★ (2013-08-05 22:00:45)
デビュー作以来、久々にポップ・センスの発揮して
溌剌と弾けるような駆け抜けていくHRナンバー。
重厚な楽曲だけでなく、この手のタイプの曲も
書けるのがこのバンドの強みですね。
Rough Silk-Circle of Pain-On the Wrong Side of the Moon ★★★ (2013-08-05 21:45:04)
マンドリンやアコーディオンの哀切な調べが
ロシア民謡風味の哀愁を醸し出すバラード。
STYXの“BOAT ON THE RIVER”的とでも申しましょうか。
Rough Silk-Circle of Pain-Circle of Pain ★★★ (2013-08-04 22:52:10)
10分に及ばんとする大作ナンバー。
ジャーマン・メタルらしいパワーと疾走感から
アバンギャルドなパートも飲み込んで、静と動が
目まぐるしく入れ替わる落差の大きな曲展開まで
メロパワ・メタル、プログレ、QUEEN、SAVATAGE等など
・・・と、バンドの魅力を全て投入した
アルバム前半のハイライト役を担う名曲。
Rough Silk-Circle of Pain-Insania ★★★ (2013-08-04 22:46:18)
気品を湛えた物悲しげなイントロから、
杭を打ち込むようにアグレッシブ且つ重厚な曲調へと
転じる曲展開が冴えています。
バンドの70年代HRからの影響が伺える仕上がりで
聴いていると何故だか初期カルメン・マキ&OZとの
共通点を感じたりも。
Rough Silk-Circle of Pain-The End ★★★ (2013-08-04 22:42:37)
OPナンバーなのに“THE END”とはこれいかに。
壮麗なクワイアが全編を彩る、
ある意味、本編のファンファーレ的
意味合いも兼ねたドラマティックな名曲。
Rough Silk-Circle of Pain ★★★ (2013-08-04 08:50:24)
'96年発表の3rdアルバム。ROUGH SILKの作品で国内盤が出たのは、今んとこコレが最後の筈。
やや地味な印象もあった前作に比べ、いきなりQUEENばりの華々しいコーラス・ワークをフィーチュアした①で壮麗に幕が上がる本作は、独産メロパワ・メタルの馬力、プログレ・メタリックな構築美、そしてSAVATAGEをお手本にした重厚なリフ&リズムと、ピアノの美旋律との劇的な対比も一層鮮やかに、「ROUGH SILK流HMサウンド」としての個性を明確に主張。特に10分近くに及ぶドラマティックな曲展開が聴きモノのアルバム表題曲③は、彼らの持てる力すべてをブチ込んだ渾身の名曲に仕上がっています。
60分オーバーの長大なランニング・タイムは好き嫌いが分かれるところですが、気品漂うクラシカルなイントロだけで掴まれる②、マンドリンやバラライカを導入した東欧民謡風バラードの⑨とポルカ・メタルとで
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Rough Silk-Walls of Never-Never Say Never ★★★ (2013-08-02 23:22:42)
リフ&リズムは重厚且つアグレッシブですが、
歌メロは独産メタルらしい憂いを感じさせ、
美しく切り込んでくるピアノ/Keyの美旋律が
ヘヴィな曲調と劇的なコントラストを描き出す、
ROUGH SILKというバンドの個性が
強く打ち出されている逸品。
Rough Silk-Walls of Never-Never Loose Again ★★★ (2013-08-02 23:17:20)
表現力を増したVoの歌唱、
美しく閃くアコギと、Key、ピアノ、
それにストリングスの後押しを受けて
潮が満ちるように盛り上がっていく様が
ドラマティック且つ優美なバラード。
Rough Silk-Walls of Never-Walls of Never ★★ (2013-08-02 23:14:47)
薄暗い船倉で、むくつけき野郎どもが
オールを漕きながら歌ってる姿が
目に浮かぶような重厚なコーラスは
殆どヴァイキング・メタルの世界です。
Rough Silk-Walls of Never ★★ (2013-08-01 23:02:10)
ポップな要素を減少させた代わりに、DREAM THEATERに代表されるプログレ・メタルのエレメントを増量。よりシリアスなムードを纏った'94年発表の2ndアルバム。
ある意味、90年代の流行に敏感に反応した作風と言えなくもないのですが、もともと疾走曲よりもミッド・テンポの楽曲構築術、それもKeyを巧みに取り入れた楽曲作りに冴えを感じさせるバンドだっただけに、この音楽的変身は結構的を得ています。「焦点が絞り切れていない」との批判もあったデビュー作に比べ、作品全体に統一感も出てきました。掴みの1、2曲目がモノトーンのヘヴィ・チューンなんで、いかんせん地味っちゃ地味なんですが。
あとは60分オーバーの長大な本編を、もうちょいタイトに刈り込んだ方が、バンドの「SAVATAGEリスペクト」の姿勢が強く伺える、杭を打ち込むような重厚な曲調とピアノ/Keyの美旋律の組み合わせ、そこにQU
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EBONY EYES-FINAL FIGHT-FINAL FIGHT ★★★ (2013-07-31 22:53:57)
コブシの効いたメロディを歌い上げる
藤本のハイトーンVo、起承転結の決まった
劇的な曲展開から各楽器陣の見せ場まで
盛り込んだ、EBONY EYES全部乗せな名曲。
まぁぶっちゃけ“KILL THE KING”なんですけどね。
EBONY EYES-FINAL FIGHT ★★★ (2013-07-30 23:16:43)
待てば海路の日和あり。
長らく廃盤状態にあったEBONY EYESの2ndアルバムが遂にリマスター再発ですよ、お客さん。'91年のリリース当時は完全スルーだったのですが、その後、金谷幸久(G)のソロ作を聴いたことで一気に変心。以来、ダウンロード版や高額な中古盤に手を出さず、ひたすらCDでのリイシューを待ち続けてきた作品だけに喜びも一入ってもんです。
で。実際に聴いてみた本作は、ジャケットにしろ歌詞や曲調にしろ、90年代というよりは80年代っぽさが濃厚に漂っており(特にアルバム前半)、この辺の野暮ったさというか「ジャパメタ的クサ味」が、発表当時BURRN!!誌のレビューコーナーでこき下ろされた要因なんかな?と。
尤も、80年代はおろか90年代すら遠くへと去った今となっては余り意味のない話で、そういう意味では、今日まで再発が伸び伸びになったのは結果オーライと言えるかも。
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N.O.W.-Bohemian Kingdom-Bohemian Kingdom ★★★ (2013-07-29 22:41:47)
第二次世界大戦の悲劇について歌い上げる
シリアスな楽曲ですが、壮大な曲調からは
プログレ・ハード的な優美さも感じられますね。
N.O.W.-Bohemian Kingdom-Don't Go Now ★★★ (2013-07-29 22:39:17)
アルバムのジャケットに描かれた月の光りの如く
淡く美しい哀メロが胸に沁み渡るメロハー・ナンバー。
楽曲の叙情性を増幅するピアノの調べも効いていて、
'13年度ベスト・チューン候補の名曲に仕上がっております。
N.O.W.-Bohemian Kingdom-I'M ALIVE ★★★ (2013-07-29 22:35:18)
哀メロ、ポップさ、ハードさが
適切なバランスで配合され駆け抜けていく
技ありのOPナンバー。
優雅にして躍動感溢れるGソロがまた素晴しいんだな。
N.O.W.-Bohemian Kingdom ★★★ (2013-07-28 21:34:38)
ブラジリアン・アーティスト、アレック・メンドンカと、UNRULY CHILDやソロ・シンガーとしての活動で知られるフィリップ・バードウェルがタッグを組んだプロジェクト、'13年発表の2ndアルバム。
オールドスクールな正統派からトライバルな要素を組み込んだエクストリーム系まで、アグレッシブなメタルのメッカ的な印象の強いブラジルですが、当然それ以外のジャンルを追求するミュージシャンだって数多く存在するわけで、本作で聴かれるのは、「NY生まれ」というアレックの出自が生かされた(?)、洗練と哀愁満載の都会派メロディアスHRサウンド。
のっけから哀愁全開で展開される①、及び「'13年度ベスト・チューン」クラスの強力なフックを有する名曲③、お洒落なサックスを取り入れたポップな⑤や物悲しい⑥といった、本作の音楽性を象徴するかのようなAOR/産業ロック風味の楽曲からはドメスティックな色合い
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Death Dealer-War Master-Heads Spikes Walls ★★★ (2013-07-25 23:03:21)
タイトルからしてメタルしてますが、
楽曲自体も、のっけからオッス!オッス!と
畳み掛けて来るムサ苦しくも雄々しくHMナンバー。
昭和の応援団の掛け合いみたいなサビもカッコイイ。
Death Dealer-War Master-Children of Flames ★★★ (2013-07-24 22:52:41)
バラードなんですが、疾走曲に負けず劣らず
テンションが高いのがこのバンドらしいところ。
勢いで誤魔化すことなく、ちゃんとメロディの
構築にも心血を注いでいることが伝わって来る
ドラマティックな逸品。
アルバムで一番好きな曲かもしれんです。
Death Dealer-War Master-War Master ★★★ (2013-07-24 22:43:33)
好戦的且つ高圧的に畳み掛ける
ホルモン過積載なスピード・ナンバー。
それでいて、一緒に歌いたくなる
キャッチーなサビメロや、ブリッジ部分での
メリハリの効かせ方など、力押し一辺倒で
ない辺りが素晴しい。
Death Dealer-War Master ★★★ (2013-07-23 23:05:12)
元DUNGEONのステュ・マーシャル(G)、元MANOWARのロス・ザ・ボス(G)とケニー“ライノ”アール(Ds)、元HALFORDのマイク・デイヴィス(B)・・・と、参加面子の名前を書き連ねただけで、むさ苦しさから体感温度が5、6度は上昇する(錯覚)DEATH DEALERの1stアルバム。
遠足前夜の小学生をも凌ぐテンションの高さで歌いまくるショーン・ペック(Vo)を筆頭に、メンバー全員が青筋立てて演奏してる姿が目に浮かぶようなサウンドは、スピーディ&パワフルにパンプアップされたJUDAS PRIEST・・・というよりもSHRAPNEL風パワー・メタル路線。
まるで真夏に特濃豚骨ラーメンをスープまで飲むことを強要されているかのような、もしくはクーラーのない体育館でボディビルを鑑賞させられているかのような脂っこい作風は、この手の音に耐性のない人が聴いたら最後、高脂血症か熱中
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Rough Silk-Roots of Hate-Wasteland Serenader ★★★ (2013-07-22 21:54:22)
ジャーマン・メタルらしいパワーと
大陸的な爽快感を兼ね備えるアルバムの
ハイライト・ナンバーの一つ。
目の前の視界がパッと開けていくような
抜けの良いサビメロが大変気持ち良い名曲。
Rough Silk-Roots of Hate-Roots of Hate ★★★ (2013-07-22 21:52:21)
“怒りの葡萄”(スタインベック?)なる
不気味なピアノのイントロを序曲代わりに
幕を開ける、大仰且つ劇的なアルバム表題曲。
重量感溢れるリフ&リズム、荘厳なコーラスは
独産HMの面目躍如といったところで、
ハスキー声の熱唱型Voが良い具合に
引っ掛かりを生み出してくれています。
Rough Silk-Roots of Hate ★★★ (2013-07-21 23:38:02)
ACCEPTのステファン・カウフマンがプロデュースを手掛けていたことでも話題を呼んだ、ドイツはハノーヴァー近郊の町、バージングハウゼン出身の5人組が'93年に発表した1stアルバム。
劇的なメロディ展開にメタル魂が燃え上がる②⑥⑧等、冴え渡るミッド・テンポの楽曲構築術や雄々しいコーラスが、いかにも独産HMバンドらしい重厚感を伝えてくれる本作。
ざらめのハスキー声で憂いを帯びたメロディを熱唱するVoと、Key奏者が操るハモンド・オルガンの音色が巧みにフックを創出しており、個人的にROUGH SILKと言えば、やはりこのデビュー作のことが真っ先に思い出されます。特に、爽快感とスケール感を併せ持った、このアルバムでしか聴くことの出来ないタイプの名曲⑨はイチオシ。
重量感溢れるミッド・チューン、メロパワ然とした疾走曲から感動的なバラード、更にはアメリカンなノリの楽曲もある・・・
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COZY MURAKAMI PROJECT-SOUL BOUND -DEDICATED TO COZY POWELL--THE LAW MAKER ★★★ (2013-07-19 22:45:12)
Vo良し、Gのリフ&ソロ良し、Bのフレーズ良し、Ds完璧と、
Wトニー&コージー・パウエル時代のBLACK SABBATHの
一つの最高到達地点とでも言うべき名曲なのですが、
日本のアーティストぐらいしかカヴァーしない現状が
悲しいですね。ドラムを壊さんばかりの勢いを感じさせる
コージー村上のドラミングは元より、井上貴史のVo、
BLACK SABBATHマニアっぷりを感じさせる和泉慎治(G)と
鈴木研一(B)の人間椅子コンビの仕事ぶりも◎。
MEGADETH-Super Collider-Dance in the Rain ★★★ (2013-07-18 22:17:48)
メランコリックな前半から、緊張感を高めつつ
テンポアップする後半まで、隙なく「MEGADETHらしさ」を
提示してくれるアルバム屈指の名曲。
こういう優れた楽曲にゲスト(DISTURBEDのデイヴィッド・ドレイマン)
をぶっ込むムスティンのセンスも相変わらず冴えています。
MEGADETH-Super Collider ★★ (2013-07-17 22:47:39)
前作の時点で予兆はありましたが、やっぱり更にメロディアスな方向へと踏み込んだ'13年発表の14thアルバム。
聴き手を捻じ伏せるような即効性よりも、訴えかけるような遅効性を、突き刺さってくるようなGリフのインパクトよりも、ジワジワと沁み込んで来るメロディの浸透力を重視した本編は、確かに雑誌等のレビュー通り、問題作『RISK』を発表した頃に顕著だった音楽的挑戦を再び試みたかのような内容です。
正直、手放しでは歓迎できない作風ではあるのですが、にも関わらず予想よりもずっと素直に楽しめてしまったのは、悲壮の滲む劇的な名曲⑥を筆頭とする収録楽曲の出来の良さ、それに無理せずとも自然体でこの手のサウンドをこなせるようになったバンドの(というかムスティンの)成熟ゆえでしょうか。まぁ②みたいな懐っこいメロディをフィーチュアしたポップな楽曲を歌うには、彼の懐っこさの真逆を行くシニカルな声は不向
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COZY MURAKAMI PROJECT-SOUL BOUND -DEDICATED TO COZY POWELL- ★★★ (2013-07-16 07:38:35)
『OCTPUS』風のフロント・カバー/腕組ポーズの裏ジャケ、ドラムセットの再現具合から、本作の主役たるコージー村上のドラム・プレイに至るまで、どこを切っても「コージー・パウエル愛」が溢れ出すトリビュート・アルバム。
ツボを押さえた選曲も秀逸で、例えばRAINBOWでは定番曲を敢えて外し“LADY OF THE LAKE”や“DANGER ZONE”といった隠れた名曲をカヴァーしている辺りが、流石「マニア目線で作ったアルバム」と嬉しくなりますね。まぁ、どうせWHITESNAKEを演るなら“SLIDE IT IN”よりも“SLOW AN' EASY”とかが聴いてみたかった・・・とか思いますが。
リスペクトが長じて生み出された作品ゆえ、基本的に楽曲は完コピが大前提。そのためコージー御大に特に関心がない場合には「単なるカラオケ大会」に映りかねないのですが、逆にコージー及び参加ミュージ
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COZY MURAKAMI PROJECT (2013-07-15 10:11:14)
BLINDMANにも籍を置いていた村上克敏(Ds)ことコージー村上が、'98年4月に交通事故により急逝した不世出のドラマー、コージー・パウエルに捧げるべく立ち上げたトリビュート・プロジェクト。
アルバム『SOUL BOUND』は、コージーの6回忌に併せて'04年4月にリリースされた。
参加メンバーはANTHEMの柴田直人、MARINOの大谷令文、MAKE-UPの山田信夫ら多士済々。
収録楽曲はコージーがドラム・スティック片手に渡り歩いた代表的バンド(RAINBOW、WHITESNAKE、BLACK SABBATH、M.S.G.、EL&P、JEFF BECK GROUP)やソロ作からピックアップされている。
EBONY EYES ★★★ (2013-07-14 01:17:02)
『FINAL FIGHT』のCDが遂にリマスター再発、
しかも2010年に行われライブ音源を追加収録した2枚組仕様で・・・っ!
何も知らずに立ち寄ったお店で現物を発見した時は
思わず鼻水吹きそうになってしまいましたよ。
ジャケットがシンプルなデザインに変更されたのは、
賢明な判断のような残念なような・・・(笑)
BLACK SABBATH-Born Again-Born Again ★★★ (2013-07-12 22:24:48)
あえて半拍遅れで歌メロをおっ付けるギランのVoと
メランコリックなギーザーのB、それに咽びなくトニーのGソロに
辛抱堪らんほどエモーションをかき立てられます。
BLACK SABBATHっつーより、ブリティッシュHMの威厳に
ひれ伏す名曲。
BLACK SABBATH-Born Again ★★★ (2013-07-10 22:26:15)
DEEP PURPLE再結成のアテが外れて体が空いてしまったイアン・ギランと、ロニー・J・ディオに去られたBLACK SABBATH。振られ者同士(?)の思惑が一致した結果、'83年に産み落とされた《悪魔の落とし子》がこれ。
かつては「サバスの暗黒サウンドと、ギランの明るい歌声が水と油な駄作」と貶され、現在は「そのミスマッチ具合も含めて最高な名盤」と逆に高評価を得る本作。評価の是非はさておき、それだけ「語りたくなる」魔力を秘めた作品っつーことですわな。
個人的に本作を聴いていて思うのは、オジーとギランって案外声質似てるよね?ということで、歯切れの良い歌い回しのギランと後ノリのオジー、陽のギランに陰のオジーetc・・・と、背負うイメージこそ正反対な両者ですが、どっちの声にも共通した浮遊感覚が感じられるんだよなぁ、と。
GILLAN的な疾走感に貫かれた①⑥、BLACK SA
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GILLAN-Magic-Living a Lie ★★ (2013-07-09 22:52:33)
アルバムのポップ・サイド寄りに位置する
哀愁に満ちたメロディアスHRチューン。
ギランは、力の入ったシャウトもいいですが
こうした楽曲で聴ける、肩の力を抜いた
伸びやかな歌声も非常に魅力的です。
GILLAN-Magic-Long Gone ★★★ (2013-07-09 22:45:27)
VAN HALENの“JUMP”の元ネタとも噂される
屈託なく明るく弾むキャッチーなナンバー。
確かにポップですが、個人的にはアルバムでも
1、2を争うぐらいお気に入りな名曲です。
GILLAN-Magic-What's the Matter ★★ (2013-07-09 22:38:36)
ギランのシャウト一発、
ソリッドなGリフと共に滑り出す疾走ナンバー。
トーメ時代のような前のめり感はありませんが、
より80年代らしいヘヴィ・メタリックな仕上がりです。
GILLAN-Magic-Demon Driver ★★★ (2013-07-09 22:31:51)
邦題は“悪魔の暴走”ですが、
疾走ナンバーではなく(疾走パートもありますが)、
8分近くに及ぶ長尺を、カラフルに、シアトリカルに、
ドラマティックに聴かせきる大作ナンバー。
変幻自在な歌声を披露する、ギランのシンガーとしての
技量も聴き所。
GILLAN-Magic ★★ (2013-07-08 22:19:56)
表向きの理由は「ギランの喉に出来たポリープの治療のため」、実際は「DEEP PURPLE再結成に向けての布石」からGILLANのラスト作となってしまった'82年発表の5thアルバム。
ヤニック・ガーズ(G)が曲作りに本格参戦したこともあって、てっきりヘヴィ・メタリックな作風で攻めて来るものと思ったら、意外や、キャッチーに弾む“LONG GONE”や、哀愁漂う伸びやかなメロハー・チューン“LIVING A LIE”といったこれまでになくポップな楽曲を収録。基本的に本作は、前のめりな豪快さよりも整合性を重視していた前作『DOUBLE TROUBLE』のスタイルをそのまま受け継いでいました。
尤も、「とにかく時間がないのでちゃっちゃと作りました」的な粗さも目立った(トーメのペンによる楽曲も収録されていた)『DOUBLE~』に比べると、しっかりと煮詰められている印象で、何よりOPを飾
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GILLAN-Double Trouble-Born to Kill ★★★ (2013-07-07 21:16:01)
ギランのVoとKeyによる叙情的な第一部
そこに全楽器が加わる第二部
GILLANらしく疾走する第三部
クライマックスへ向けて上り詰めていく第四部・・・と
10分近くに及ぶランニング・タイムの中で
起承転結がドラマティックに決まった
アルバムのハイライトを飾る名曲。
GILLAN-Double Trouble-Men of War ★★ (2013-07-07 21:09:57)
曲調は結構ポップ寄りなんですが
そこに青筋立ちまくりなギランのシャウトと
空気を読まないコリン・タウンズのKeyソロが
絡むことで、何やら摩訶不思議なインパクトを
残すことに成功しています。
GILLAN-Double Trouble ★★ (2013-07-06 08:50:35)
メンバー・チェンジという事件があったものの、前作『FUTURE SHOCK』から僅か半年のインターバルで発表された4thアルバム。『DOUBLE TROUBLE』なるタイトルは、ライブ盤との2枚組という本作の変則仕様に引っ掛けてあるのでしょうか?
生粋のロックンローラー、バーニー・トーメから、「リッチー・ブラックモアのそっくりさん」改め「赤いリッチー」ことヤニック・ガーズにギタリストが交代。これに伴いサウンドの方も、奔放で刹那的な疾走感が大きく後退し、よりカッチリとまとめ上げられた、整合性重視のスタイルへと軌道修正が図られています。(ヤニックが曲作りに本格参戦するのは次作からですが)
どこか淡々と歌うギランのVoと、洗練すら感じさせる曲調が異色の“NIHTMARE”みたいな、従来のGILLAN節からすると浮いてる楽曲も散見され(悪い曲ではありませんが)、疾走ナンバー不在の本編
…続き
GILLAN-Future Shock-New Orleans ★★★ (2013-07-04 23:40:50)
誰でも一度は耳にしたことがあるであろう
ロックンロールのスタンダード・ナンバーのカヴァー。
ハマッてるのは当然ですが、メンバー全員が
楽しそうに演奏してるのが伝わってくるのがまた素晴しい。
個人的には、タウンズのゴキゲンなピアノ・ソロだけで
ご飯3杯はいけますよ。
GILLAN-Future Shock-If I Sing Softly ★★★ (2013-07-04 23:13:43)
ブリティッシュHRならではの憂いと劇的さを
有するドラマティックなナンバー。
有名なロックンロール曲のカヴァー6曲目から、
ヘヴィ・メタリックな疾走チューン7曲目、
そして、この名曲へと繋がっていく展開も絶妙で、
GILLANというバンドの音楽的振幅の広さに
気持ち良く翻弄されてしまいます。
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