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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3551-3600
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FORTUNE(AMERICA)-Fortune-Never Felt So in Love ★★★ (2013-05-30 22:59:00)
叙情メロディを熱く歌い上げるVo、
時に劇的にハモリつつ哀愁に満ちた
メロディを奏でるツインGも良いのですが、
この曲で最も良い仕事しているのは
流麗且つ華やかに全編を彩るKeyではないでしょうか。
FORTUNE(BOSTON)-Fortune-Only You ★★★ (2013-05-30 22:55:32)
楽曲自体、哀愁を帯びたバラードとして
優れた出来栄えなのですが、更にそれを
数段上のレベルに引き上げているのが
Voの歌いっぷりの良さ。
デイヴ・メニケッティが引き合いに出される
情熱的な歌唱が、楽曲に哀愁だけでなく
ダイナミズムも付与してくれています。
220VOLT-220 Volt-Child of the Night ★★ (2013-05-29 22:32:58)
3分弱のタイトなランニング・タイムの中を
エッジの立ったGリフ主導でアグレッシブに
突っ走る様は、NWOBHMからの影響を強く伺わせます。
疾走するツイン・リードGの劇的に☆二つ。
220VOLT-220 Volt-Prisoner of War ★★ (2013-05-29 22:27:34)
シンプル且つ荒々しくギャロップするHMナンバー。
デビュー・シングルとしてリリースするや
なぜか海を越えたアメリカのラジオ局で人気を博し
結果的に、バンドにメジャー・レーベルCBSとの
契約をもたらした220VOLTの代表曲の一つ。
220VOLT-220 Volt-Woman in White ★★★ (2013-05-29 22:21:38)
RIOTの“WARRIOR”を彷彿とさせるイントロで
いきなりテンションMAX。非力な歌が入ってきて
ズッコケますが、その彼が拾う歌メロは十分魅力的ですし、
疾走しても透明感を失わないメロディ、哀愁を帯びて
乱舞するツインGの旨みには、北欧メタル・バンドとしての
220VOLTの魅力が凝縮されています。
220VOLT-220 Volt-Nightwinds ★★★ (2013-05-29 22:13:27)
どこか素っ頓狂な女性Voと、パワー不足の
男性Voのデュエットは不安定極まりないですが
彼らが歌う憂いを帯びたメロディ、
それに陰気且つ劇的な2本のGの泣きっぷりは
それらをカバーして余りあるほどに魅力的。
220VOLT-220 Volt ★★★ (2013-05-28 22:08:41)
'83年発表の1st。かつて本作を購入しに店へ足を運んだ際、何をトチ狂ったのか「220ワットのアルバムありませんか」と電球感覚で店員に尋ねてしまい、いらん恥をかいたことでも思い出深い1枚であります。
前面に押し立てられたツインGが奏でる、陰りを湛えた美旋律/叙情メロディとがてんこ盛りに盛られたサウンドは、「ザ・北欧メタル」な魅力を判り易く体現する一方で、安普請な四畳半プロダクションと、肺に穴が開いててそこから空気が漏れてんじゃねえの?と思ってしまうぐらいパワー不足なVoの存在がネックとなり、どうにも垢抜けない雰囲気によって作品全体が覆われています。
尤も、こうした頼りなさが、良くも悪くも本作の「北欧メタルっぽさ」を底上げしている感もあるので、個人的には大してマイナス・ポイントとは思っていないのですが・・・。
特に、全編に亘って胸に沁みる泣きメロと叙情フレーズをぶっ込んで
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FORTUNE(AMERICA)-Storyline... ★★ (2013-05-27 07:08:43)
デビュー作を高く評価してくれた日本のHR/HMファンに対する特別の感謝が捧げられたブックレットを読んだだけで応援したくなる(もう解散してしまいましたが)、ボストンのFORTUNEが'96年に発表した2ndアルバム。
前作はプログレ・ハード風味も飲み込んだ都会派AOR/産業ロック路線の力作でしたが、今回はシンプルな音作りの下、グルーヴィなノリが増強。ラテン・ミュージックの影響が伺えるインスト曲から、果てはレゲエ調の楽曲まで、多彩というか節操なくというか、ともかく様々なタイプの楽曲が盛り込まれた本編を聴くと、90年代という時代と格闘するバンドの試行錯誤する姿が浮かび上がってくるかのようです。
正直、かなり迷いの感じられる作風ではありますが、相変わらず「優れたメロディ・センス」「非凡なアレンジ術」「美しいハーモニー」が作品にビシッと筋を通しているので、散漫さや退屈を感じる場面は少な
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FORTUNE(AMERICA)-Fortune ★★★ (2013-05-25 22:53:37)
スウェーデンのFORTUNEでも、LAのFORTUNEでもなく、本作はボストンはマサチューセッツ出身のツインG、Key奏者を擁する6人組のFORTUNEが'93年に発表した自主制作の1stアルバム。
都会的な洗練と哀愁、それに透明感を宿したサウンドは、ボーカル・ハーモニーやシンセをふんだんに取り入れたポップなメロディアスHR路線を志向しつつも、押し出しの強いハイトーンVoと、重厚なツインG、そして時にソロを取ってプログレ調の味付けもこなすKeyの存在が、良い具合に本編にメリハリも演出。
特に、ダイナミックな熱唱を響かせるVoと流麗に閃くKeyとがエモーショナルな盛り上がりを演出する③⑤、ドラマティックな曲展開がプログレ的な雰囲気を醸し出す⑨辺りは、このバンドの真骨頂を伝えてくれる名曲として、アルバムにおいて個人的に特にお気に入りのナンバー。
自主制作盤ゆえプロダクション
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FORTUNE(L.A)-Fortune ★★★ (2013-05-23 21:58:35)
HARLAN CAGE等の活動を通して、日本のメロディアスHRファンから篤い信頼を得る哀メロ職人、L.A.グリーン(Key)とロジャー・スコット・クレイグ(Vo)のコンビが在籍していた事でも知られるバンドが'85年にリリースした、最初で最後のフル・アルバム。(国内盤の邦題は『聖未来』だったか)
グリーンとロジャーがメイン・ソングライターを務めているため、音楽性はHARLAN CAGEのそれと同一線上にある、歌心に溢れたVoと、ツボを押さえたGが紡ぎ出す洗練された泣きメロに、分厚いボーカル・ハーモニー、そしてキャッチーなKeyをたっぷりフィーチュアした美しき産業ロック・サウンド。
但し「HARLAN CAGEのアルバムだってここまで楽曲は粒揃いじゃなかったぞ!」というぐらい収録曲の平均レベルはバカ高く、取り分け、BON JOVIの名曲“RUNAWAY"を思わせるKeyのイントロ
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FORTUNE(L.A) (2013-05-23 21:53:52)
80年代初頭、ミック(Ds)&リチャード(G)のフォーチュン兄弟がLAにて結成。
名うてのメロディ・メイカーとして知られたL.A.グリーン(Key)とロジャー・スコット・クレイグ(Vo)が合流してラインナップが完成すると、プロデューサーにケヴィン・ビーミッシュを迎えてレコーディングした、1stアルバム『FORTUNE』をMCA傘下のCAMEL RECORDSよりリリースしてデビュー。('85年)
シングル・カットされたバラード“STACY"がヒットを飛ばすものの、アルバム自体の売り上げは然程伸びず(プロモーション不足が原因とも言われる)、バンドはアルバム1枚のみで解散してしまう。
その後、L.A.とロジャーはCM音楽や映画のサウンド・トラック等を手がける職業ライターとして活躍しつつ、'90年代後半からはメロディアスHRプロジェクトHARLAN CAGEを始動。FORTU
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FIONA-Beyond The Pale ★★ (2013-05-22 22:56:42)
いよいよボー・ヒルがレコーディング・プロセスに全面的に関わって作り上げられた、'86年発表の2ndアルバム。(キップ・ウィンガー、レブ・ビーチらも参加)
HR色は一気に後退しましたが、角の取れたモダンなプロダクション、踊りやすく(ノリやすく)ビート感が強調された楽曲等、サウンドは格段に洗練され、歌だけでなく作曲作業にも積極的にタッチし始めたフィオナ嬢のパフォーマンスからもメジャー・アーティスト然とした成熟が感じられるようになりました。
ただその反面、万人受けする歌メロを無難になぞってる印象も無きにしも非ずで、デビュー作でこちらの胸を打ったひたむきさというか、思わず保護欲をそそられる「ギリギリまで力を振り絞っている感じ」が薄れてしまっている点は痛し痒し。
まぁそうは言っても、フックの効いたメロディを盛り込んだ⑥や、高いヒット・ポテンシャルを備えたバラード⑧みたいな楽曲の出
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VICIOUS RUMORS-Electric Punishment ★★ (2013-05-21 23:09:19)
前作『RAZORBACK KILLERS』で目覚しい活躍を聴かせた日系三世のギタリスト、キヨシ・モーガンが脱退。後任にVICIOUS RUMORSの一員として来日経験もあるセーン・ラスムッセンが出戻ってレコーディング、'13年に発表された11thアルバム。
パワー漲る楽曲の数々が、バンドの現在の充実っぷりを余すところなく伝えてくれる本作は、スピード・ナンバー2連発に始まり、3曲目にはドスの効いたヘヴィ・チューンを配置した序盤の構成が物語る通り、傑作だった『RAZORBACK~』の作風を順当に受け継ぐ一方、メンバー・チェンジの影響なのかどうか、前作で楽曲のフックとなっていたドラマティックなツインGのハーモニーは減量。またブライアン・アレン(Vo)の歌うメロディも、雄々しさよりも直線的なアグレッションの強調に重きが置かれている印象が無きにしも非ず。併せて、KISS辺りが演りそうな明朗な
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MAGNUM-On the Thirteenth Day-Shadow Town ★★★ (2013-05-19 21:52:03)
気分が高揚させてくれるポジティブな
エネルギーに満ちた、MAGNUM印の名曲。
トニー・クラーキンの印象的なGソロと共に、
聴いているとアガってくるハリー・ジェイムズの
ドラミングが地味に良い仕事しています。
MAGNUM-On the Thirteenth Day-So Let It Rain ★★★ (2013-05-19 21:46:42)
親しみ易いポップな曲調であっても
聴いていると思わず背筋を正したくなる
凛とした気品が漂ってくるのは
MAGNUM第三の男たるマーク・スタンウェイの
Keyの貢献が大。
MAGNUM-On the Thirteenth Day-Blood Red Laughter ★★★ (2013-05-19 21:44:09)
まさしくブリティッシュな湿り気と重厚感が漂って来る楽曲。
国内盤にはボートラとして本曲のアコースティック・バージョンも
収録されていますが、メロディの質が高いので
どっちのバージョンでも魅力が削がれていることがありません。
MAGNUM-On the Thirteenth Day-All the Dreamers ★★★ (2013-05-19 21:39:15)
7分のランニング・タイムの中に
威厳、スケール感、人間的暖かみ等
「大英帝国の至宝」たるMAGNUMの魅力が
ぎゅっと凝縮されたOPナンバー。
MAGNUM-On the Thirteenth Day ★★★ (2013-05-18 00:38:28)
久し振りに国内盤のリリースが実現した'13年発表の16thアルバム。アートワークは勿論ロドニー・マシューズが手掛けていますが、何かちょこっとテイストが異なるような?
ここ数作の流儀に則り、初期作の如きファンタジックな色合いを抑えた作風は派手さも控えめですが、トニー・クラーキン(G)が匠の業でクリエイトする楽曲の数々は、さり気ない所作から大英帝国の威厳や格式が匂い立ち、例えアレンジや曲展開を大袈裟に盛らずとも既に十二分にドラマティック。
MAGNUM印の荘厳さとスケール感を併せ持つ①②、王宮でダンスのステップを踏むが如き③、アタッキーなリズムが映える④、聴き手を勇気付けるような高揚感に満ちた⑤⑦、重厚なバラード⑧、雄々しくエピカルな⑪等、ボブ・カトレイの深い包容力を湛えた歌声によって綴られる本編は、(彼の歌声同様に)火傷しそうな熱さではなく、体を芯からじんわりと活性化させてくれ
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MASTEDON-III-Nowhere Without Your Love ★★★ (2013-05-16 22:06:50)
イングヴェイでお馴染みの、アルビノーニのアダージョを
用いた物悲しげなイントロから一転、BOSTONばりに
大陸的な雄大さを感じさせてくれる曲調が
アメリカン・プログレ・ハード然とした魅力を発散する名曲。
MASTEDON-III-One Day Down by the Lake (See Your Real Soon) ★★★ (2013-05-16 21:24:52)
ポップな歌メロ、綿密なアレンジと壮大な曲展開、
哀愁を帯びたGに壮麗なハーモニーとKeyの競演が
10分以上の長尺をまるで長いとは感じさせない名曲。
ジョン・エレファンテ在籍時代のKANSASだって
ここまでド直球なプログレ路線の楽曲は
演っていなかったような・・・。
ケリー・リヴグレンから相当なインプットがあったのでは?
と推察されます。
MASTEDON-III ★★★ (2013-05-15 23:04:10)
結成から25周年を記念して久々に発表された3rdアルバム。
勿論、プロジェクトの中核を為すのはジョン&ディノのエレファンテ兄弟です。相変わらず「象」押しのジャケット(エレファンテとエレファントを掛けてるんだよね?)といい、3枚目だから『③』と付けられたシンプルなタイトルといい、従来の作風を受け継ぐ気満々なのが伝わって来る本作は、事実、どっしりとしたリズムの上を叙情味豊かな歌メロと重厚なハーモニーが舞う①、Keyがエキゾチックなフレーズでアクセントを加える②、そしてBOSTONの名曲“MORE THAN FEELING”を彷彿とさせる壮大な③・・・といった具合に、開巻早々からMASTEDONならではの優美な魅力を備えた楽曲が目白押し。
ジョンのKANSAS時代の僚友ケリー・リヴグレン(G)が全面参加しているためか、前2作を大きく上回るプログレ・ハード・テイストが注入されているの
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MASTEDON-Lofcaudio-It Is Done ★★★ (2013-05-14 23:10:52)
ジョン・エレファンテ在籍時代のKANSASの
アルバムに収められていても違和感のなさそうな名バラード。
Voのエモーショナルな歌声と、メロディから滲み出す
哀愁が涙腺に沁みるったらないですよ。
MASTEDON-Lofcaudio-Holiest One ★★★ (2013-05-14 23:07:06)
眩いKeyとテクニカルなGの掛け合いを
フィーチュアしつつハードに疾走する
アルバムのOPに打ってつけの名曲。
眩いKeyと重厚なハーモニーにくるまれた
華麗にしてキャッチーなサビメロが
思わず一緒に歌いたくなる素晴しさ。
MASTEDON-Lofcaudio ★★★ (2013-05-13 23:03:02)
エレファンテ兄弟自らが主宰するPAKADEM RECORDSから'90年に発表された2ndアルバム。
複数のリード・シンガーの起用や、豪華なセッション・ミュージシャンの参加を仰いでいる点等は前作と同様ながら、今回は、アルバムの方向性が絞り切れていない印象もあったデビュー作の反省を生かして、Keyのフィーチュア度を高め、より優美なメロハー路線を徹底。併せて、楽曲を彩るメロディの哀愁やフック、それにハーモニーの強化も図られており、個人的にはキラキラのKeyを纏って軽やかに疾駆するOPナンバー“HOLIEST ONE”が始まった途端、「はいはい、俺の負け俺の負け」と両手を挙げて降参したくなりました。
ジョン・エレファンテ在籍時代のKANSASを思わせるプログレ・ハード調のアレンジや曲展開が端々で顔を覗かせているのも本作の特色で、ことにインスト“STAMPIDE”から次曲“LIVIN
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MASTEDON-It's a Jungle Out There!-Right Hand ★★★ (2013-05-12 23:51:54)
スケールの大きなラスト・ナンバーで、
ジョン・エレファンテが背負った
「元KANSAS」の肩書きに対する期待に
見事に応えたプログレ・ハード風味漂う名曲。
MASTEDON-It's a Jungle Out There!-Shine On ★★★ (2013-05-12 23:49:08)
美しいメロディと透き通るようなコーラスが
いかにもクリスチャン・メタル的な
神々しい雰囲気を漂わす美麗なバラード。
MASTEDON-It's a Jungle Out There! ★★ (2013-05-11 23:29:25)
ジョン(Vo)とディノ(G)のエレファンテ兄弟が立ち上げたスタジオ・プロジェクトが、'89年にREGENCY RECORDSから発表したデビュー作。
プログレ・ハード調のアレンジも顔を覗かせる2nd『LOFCAUDIO』を先に聴いてから、遡ってこのアルバムを購入したせいか、CDを再生したらいきなり飛び出すハードなGサウンドとシャガレ声のVoに「あれっ、MASTEDONの1stを買ったつもりだったけど間違えたか?」と、焦って歌詞カードを確認してしまいましたよ。サビまで聴き進めると漸く美しいコーラスが登場して「ああ、良かった、MASTEDONだ」となるのですが、このガッツリとロックしているOPナンバーの存在が表している通り、2ndや3rdと比較すると本作はプログレ色が控えめ。
それでも、エレファンテ兄弟を始め参加ミュージシャン達の余裕綽々のパフォーマンスに支えられたメロディアスH
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MASTEDON (2013-05-11 23:28:35)
MASTODONではなくMASTEDON。
KANSAS脱退後は、クリスチャン・メタル・シーンでセッション/プロデュース業に精を出していたジョン・エレファンテが、実兄のディノ・エレファンテと共に立ち上げたスタジオ・プロジェクト。
コンピ盤『CALIFORNIA METAL』シリーズに楽曲を提供した後、'89年にREGENCY RECORDSから1st『IT'S A JUNGLE OUT THERE!』を発表してデビュー。
同作に対するレコード会社の仕事振りに不満を感じたエレファンテ兄弟は、自らPAKADEM RECORDSを立ち上げると、'90年には2nd『LOFCAUDIO』をそこからリリース。
以降はアメリカの音楽シーンの変化もあって活動がフッツリと途絶えるも、'09年、デビュー20周年を記念して3rd『3』(そのまんまですな)を制作、FRONTIER REC
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DGM-Momentum-Repay ★★★ (2013-05-09 21:38:00)
DGMのメロディ・センスの良さが発揮された
物悲しい叙情ナンバー。この手の歌を唄わせると
Voの実力の高さがハッキリと伝わりますね。
憂いを帯びたメロディを流麗に奏でる
Keyも楽曲の要です。
DGM-Momentum-Universe ★★★ (2013-05-09 21:33:26)
テクニカルなプログレ・メタル風味と
明快且つドラマティックな
シンフォニック・パワー・メタル風味とが
バランス良く組み合わされた、
アルバムのハイライト・ナンバーの一つ。
DGM-Momentum-Reason ★★★ (2013-05-09 21:28:21)
テクニカル&スピーディ、
それでいてランニング・タイムはタイトと、
2ndの頃のSYMPHONY Xを思わすOPナンバー。
だからなのか、ゲストVoとして
ラッセル・アレンが参加しています。
DGM-Momentum ★★★ (2013-05-08 22:42:54)
オリジナル・メンバーが1人も残っていないほど(何せ現在バンドを仕切ってるのは前作から加入したギタリストなんだから)頻繁にメンバー・チェンジを繰り返しているにも関わらず、デビュー当時より全く音楽性をブレさせることなく、一貫してテクニカルでドラマティックなプログレHMサウンドを追及し続ける稀有なバンド、イタリアのDGMが'13年に発表した8thアルバム。
その姿勢は、前作で垣間見せたモダンな要素が一掃され、代わって嘗てないレベルでピュアなパワー・メタル・テイストが大増量された本作においても勿論健在。4年のブランクの間、メンバー・チェンジもなしに(!)ツアーやフェス出演を重ねることで積み上げられた経験値は、「強靭さ」となって確実にサウンドに反映されています。
凄まじい音数を詰め込んで荒れ狂うGとKey、独産メロパワ・メタルばりに駆け抜けるリズム隊、それに楽器陣に負けぬパワフルな歌い
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GIUFFRIA-Giuffria-Turn Me on ★★★ (2013-05-07 23:38:11)
アルバム自体はJOURNEYなんかを引き合いに出して
語られがちですが、この疾走ナンバーに関しては
立派なHMっぷり。クレイグ・ゴールディのGと
がっぷり四つに組む、グレッグ・ジェフリアの
華やかにして攻めの姿勢を感じさせるKeyプレイが
聴きモノです。
GIUFFRIA-Giuffria ★★ (2013-05-06 22:50:15)
元ANGELのグレッグ・ジェフリア(Key)が、後にDIOに参加するクレイグ・ゴールディ(G)らと共に結成したイケメン・バンドが、'85年に発表した1stアルバム。
宇宙企画のAVのタイトルみたいな邦題(『美伝説』)が付けられていますが、本編はそこからイメージされるような美旋律や耽美性のフィーチュア度は然程高くなく、むしろ豪快なノリの良さを伴ったスケールの大きなアメリカン・ロックがその持ち味。Key奏者が曲作りのイニシアチブを握っていると聞くと何となくポップな作風を想起しますが、実際は、グレッグ・ジェフリアの派手なKey、クドイぐらいエネルギッシュなデヴィッド・グレン・エインズレーの歌声や、重厚な音作りの効果とが相俟って、そのサウンドは十分にハード且つダイナミック。
個人的にはHOUSE OF LORDSの音楽性の方が好みに近いのですが、EL&Pばりのファンファーレで幕開けを
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1ST AVENUE-Daily Battle ★★ (2013-05-05 21:59:09)
90年代にちょっとしたセンセーションを巻き起こしたオランダの貴公子、ロビー・ヴァレンタインがソロ活動以前に在籍していたことで知られるバンドが
、'94年に発表した2ndアルバム兼最終作。
その彼がKey奏者として全面参加、一部曲作りにもタッチしている本作で披露されているのは、グルーヴィなロック・ソングから壮大なバラードまでバラエティ豊かに取り揃えられた、ロビー様のソロ作と趣きを同じゅうするメロディックHRサウンド。尤も、アレほどの大仰さやシアトリカルなドラマ性は感じられず、全体的にモダンで、よりAOR路線を志向しているのが特色。
強力なキメ曲が見当たらない本編は小粒にまとまっている印象も拭えませんが、そのぶん妙なクセがないので、すんなりと彼らが作り出す(国内盤解説で評されているところの)「シネマ・ロック・ワールド」へと入っていくことが出来るのが魅力。
爽快な曲調に
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GLORY-Danger in This Game-This Is the Love ★★★ (2013-05-03 09:29:41)
GLORYの代表曲というより、個人的には
“THIS IS THE LOVE”=GLORY、な名曲中の名曲。
歌メロ(あんまし上手くないですが、そこがまた北欧っぽい)、
からクラシカルなドラマに満ちたGソロ、Keyソロに至るまで、
北欧様式美メタルの旨みが凝縮された1曲。
初手でこんな凄いもん聴かされたんで、
2nd以降のGLORYのアルバムがどれも物足りなく
聴こえてしまう点は痛し痒しですが。
GLORY-Danger in This Game ★★★ (2013-05-01 22:38:13)
ヤン・グラウィック(G)率いるGLORYが'89年に発表したデビュー作で、一作毎に音楽性を拡散させて行き、終いには収集のつかないことになっていたこのバンドのカタログの中では、最も「北欧メタル」らしさが堪能できる1枚。
クラシカルなフィールを湛えたG、霧のように楽曲を包み込むKey、透明度の高い美旋律やボーカル・ハーモニーといった要素が北欧メタル風味を創出する一方で、ヤン・グラウィックが本作において目指しているのは、Voの甘い歌声をサウンドの中心に据え、バラエティ豊かな楽曲を取り揃えた歌モノHR路線。(お手本は勿論EUROPEだ)
煌めくKeyをフィーチュアしたポップな②、優しいメロディが胸に染みるバラード③にその成果を表しつつも、本作のハイライトは北欧様式美メタルの醍醐味を凝縮したかのような名曲④で決まりでしょうか。弾きまくるのではなく、かっちりと構築されたヤン渾身のGソロと
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CLOCKWISE-Nostalgia-Run the Race ★★★ (2013-04-30 22:45:44)
決して上手くはないものの、寒々しく憂いに満ちた
メロディを拾っていく朴訥としたVoから、
クラシカルなドラマを盛り上げるKeyソロまで
「ベニー・スドベリここにあり!」な
北欧様式美メタルの粋を結集したかのような名曲です。
CLOCKWISE-Nostalgia ★★★ (2013-04-29 21:33:58)
北欧メタルの魅力を凝縮した名盤『MAKING GOLD』を引っ提げて彗星のように現れたスウェーデンのFORTUNE。その中心メンバーだったベニー・スドベリ(Vo、Key)が、GLORYのヤン・グランウィック(G)らと共に立ち上げたプロジェクトのデビュー作。
FORTUNEでは流行に擦り寄った結果、現れた時と同じぐらいのスピードで人気を失ってしまったベニーですが、本作では初心に立ち返ったのか、煌く美旋律と繊細な泣きメロを満載にした、ファンの期待に応える『MAKING~』路線のサウンドを実践。
相変わらず生硬い歌唱は今ひとつですが(それでもFORTUNE時代よりは格段の進歩)、この絶品の歌メロ及び作曲センスと、楽曲を時にリリカルに、時にドラマティックに彩るKeyプレイの素晴しさが、それを補って余りありますよ。
特に、楽曲のクオリティが3曲目を過ぎた辺りから急カーブを描いて上
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RETURN-V ★★ (2013-04-27 00:50:10)
ノルウェー代表として(?)、DA VINCIと共に初期ゼロ・コーポレーションのラインナップを彩った5人組が、'92年に発表した5thアルバムにして日本デビュー作。(但しこの作品がリリースされた頃には、既にバンドは活動を停止していたらしい)
元々、ポップなDA VINCIのサウンドがバリバリのHRに聴こえるぐらいソフトな音楽性が持ち味のRETURNでしたが、本作では更にアコースティカルな方向へと歩みを進め、本編の大半を占めるのはゆったりとしたバラードリーな楽曲群。また曲によってはアーシーなブルーズ・テイストも持ち込む等、感傷的な泣きを薄れさせた代わりに、乾いた哀愁を盛り込んだ作風は、北欧というよりもアメリカンな味わいが強く感じられたりも。
それでも、このバンドならではの胸を締め付ける哀メロはアルバムのそこ此処で存在感を発揮。特に必聴なのがアルバムのOPナンバー①。ストリングスを
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RETURN-Straight Down the Line-I Gave You All ★★★ (2013-04-25 22:39:33)
聴き始めこそ「ハードポップには
そぐわない声だなぁ」と違和感を覚える
シャガレ声のVoですが、彼の熱唱が映える
この劇的なラスト・ナンバーを聴く頃には
「この声あってのRETURNだろ」と
思うまでになっていました。
RETURN-Straight Down the Line-Five Minutes ★★★ (2013-04-25 22:33:00)
ハスキーな歌声と感傷的な曲調が
ミカエル・アーランドソンの1stや2ndを
思い起こさせる哀メロ・ソング。
サビのハートウォーミングなメロディが
このバンド独自の味わいですね。
RETURN-Straight Down the Line ★★★ (2013-04-24 22:15:33)
80年代初頭にノルウェーはオスロにて結成され、アルバムを次々にチャート上位へと送り込んで、母国においてトップ・バンドとしての確固たる地位を築き上げた5人組が、'89年に発表した3rdアルバム。(勿論本作も№1ヒットを記録)
国内盤も出た5th『Ⅴ』の解説で「彼らの3rdはもっと凄い」的なことが書かれていたことに興味を持ち購入したのですが、これが確かに素晴しい内容でした。
本編は心地良く弾むポップな楽曲と、感傷的な泣きを発散する哀メロ・チューンの2本立てで構成されており、それらを歌い上げるのは、どちらかと言えばロックンロール系がハマりそうなシャガレ声のVo。聴き始めこそ違和感を覚えますが、表現力豊かな上に、このシンガーの独特の歌声が楽曲の持つ叙情性を効果的に増幅していて、終わってみれば「この声でなきゃダメだろ!」と思うまでになっていましたよ。
本国において№1ヒットを飛ば
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SORTILEGE-Larmes de héros-Quand un aveugle rêve ★★★ (2013-04-23 21:46:33)
イントロからして湿度が高い泣き虫メタルで、
エンディングのGソロの泣きっぷりが白眉。
フランス語の語感の柔らかさが、
良い意味で軟弱さを補強してくれていますね。
SORTILEGE-Larmes de héros ★★ (2013-04-22 22:52:42)
バンド名は“ソルティラージュ”と読むんでしたっけ。パリジャン5人組がプロデューサーにヴィック・ヴァーガットを迎えて'86年に発表した2ndアルバム。
嘗ては「ざーますメタル」「メタルに合わない言語」なんて言われてたフランス語。本当にメタルに合わないかどうかは、古今、フレンチ・メタル作品に余り触れて来なかった身としては判りかねるのですが、少なくとも本作がフランス語歌詞であることのハンデやマイナス要素は殆ど感じさせない力作であることは確か。
これまでにも増してメロディとハーモニーを重視し、「聴かせる」ことに焦点が絞られた本編は、NWOBHM然としたGリフ主体で疾走するアップテンポの楽曲以上に、そこはかとなく優雅ささえ感じさせるメロディを暑苦しく歌い上げるハイトーンVoと、フラッシーな速弾きからマイケル・シェンカーばりの泣きのソロまで多彩にこなすGの存在が生きるスロー/ミディアム・
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DA VINCI-Back in Business-Circus Maximus ★★ (2013-04-21 22:21:49)
この曲のみ他とは異なり、プログレハード風の
雰囲気を漂わせています。曲名からも分かる通り、
後に登場するノルウェーのプログレ・メタル・バンド
CIRCUS MAXIMUSのバンド名の元ネタとなった楽曲・・・
というのは、たった今思いついたデマですが、
バッハの“G線上のアリア”(多分)を組み込んだ
Gソロもナイスなドラマティックな逸品です。
DA VINCI-Back in Business-Hold Back the Tears ★★★ (2013-04-21 22:13:01)
これまた壮麗な美しさに包まれたバラード。
甘い雰囲気に流されることなく、しっかりと泣いて
存在を主張するGが良いアクセントとなっています。
DA VINCI-Back in Business-Young Hearts ★★★ (2013-04-21 22:11:20)
サビを重厚に彩るボーカル・ハーモニーと
シンフォニックなKeyが演出する
壮麗な美しさに圧倒される名バラード。
いやホント名曲。
DA VINCI-Back in Business ★★★ (2013-04-20 22:03:57)
デンマークのKey奏者を含む5人組が'89年に発表した2ndアルバムにしてラスト作。
'93年にゼロ・コーポレーションからリリースされた国内盤を購入したクチなのですが、初期イングヴェイやSILVER MOUNTAINを聴いて北欧メタルに開眼した身ゆえ、当時、この手の甘口なハードポップ作品は「俺の求める北欧メタルに非ず!」ってな感じで、殆どまともに聴かぬままCDラックに放り込んでしまっていました。ド反省。
メジャーのPOLYDORに所属し、デビュー作をヒットさせた実績を持つバンドだけに、メンバーのパフォーマンスから、ゴージャスな音作り、巧みにフックを盛り込んだ楽曲構築術に至るまで、その洗練された作風にイモっぽさは皆無。Voはちょっとこの手のサウンドを歌うには粗い声質な気がしますが、それは聴き進めるうちに慣れてしまいます。
北欧人の血の為せる業か、ポップでありながらも能天気
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MASQUERADE-Masquerade-Ride With the Wind ★★★ (2013-04-20 00:36:42)
青空へ向けて舞い上がっていくような
爽快感が味わえる名曲。
「超TNT型」と評したく仕上がりですが、
ここまで優れた楽曲が作れるのなら
文句はありませんて。
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