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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3651-3700
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HOLY GRAIL-Ride the Void-Bestia triumphans ★★★ (2013-03-18 21:57:51)
序曲“ARCHEUS”から繋がるドラマティックにして
技巧の凝らされた曲展開は、正統派HMを基盤としつつ、
デス・メタルからプログレ、メタルコアにエピック・メタル等、
様々なジャンルからの影響がぶち込まれていて、
まさしくこのバンドの音楽性が明確に表された1曲。
OPナンバーに選ばれたのも納得ですよ。
HOLY GRAIL-Ride the Void ★★★ (2013-03-17 10:07:12)
デビュー作リリース後、さっぱり音沙汰がなかったので「解散したんかいな」と思っていたら、単にそれはこっちがモノを知らなかっただけで、実際には全世界津々浦々を忙しくツアーして回っていたというHOLY GRAILが、'13年に発表した2ndアルバム。
ピロピロとテクニカルに弾き倒し、派手にハモリまくるSHRAPNEL系ツインGを擁するオールドスクールな正統派HMに軸足を置きながら、マット・ハイド謹製の弾力性に富んだ音作りと、怒号やデス声を織り交ぜつつ、中音域をメインに浮遊感のある歌メロを拾うVoがモダンな感触も付与するこのバンド独自の音楽性は、今回もブレることなく健在。劇的なインスト曲①から繋がっていく、プログレ・メタルばりの技巧/ドラマティックな曲展開がバッチリと決まった②、憂いを帯びたメロディに悶絶させられるアルバム表題曲⑤、アグレッシブ且つキャッチーな疾走ナンバー⑦、クラシカルなア
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5X-CARMEN MAKI'S 5X-FANTASY ★★★ (2013-03-15 23:02:13)
前作でも“MIDNIGHT TRAIN”に歌詞を提供していた
春日博文ですが、今回もアルバムのハイライト級の
名曲を提供してくれています。
付き合いの長さゆえか、やはりこの人が作る楽曲は
カルメン・マキというシンガーの実力を
120%引き出してくれているような気がしますね。
5X-CARMEN MAKI'S 5X-LOVE CONFESSION ★★★ (2013-03-15 22:59:50)
まさしくアルバムのクライマックス。
ヘヴィ・メタルというよりは70年代HR的な
タメの効いた盛り上がりっぷりで
だからこそシンガー/楽器陣の達者さが光ります。
特にジョージ吾妻のGプレイは圧巻!
5X-CARMEN MAKI'S 5X ★★★ (2013-03-15 22:57:35)
高崎晃(G)やミッキー吉野(Key)がゲスト参加している、'83年発表の2ndアルバム。
あんまりメタルっぽくないアートワークに訝しみつつ再生してみると、流れ出すのは、来生悦子提供のバラード“LOVE IS FAIDING”や、ボビー・ヘヴの代表曲“SUNNY”のカヴァーを収録する等、やや音楽性を拡散させたサウンド。
勿論ハードネスやヘヴィネスは必要にして十分保たれてはいるのですが、全体的にヘヴィ・メタリックな猛りや疾走感よりも、カルメン・マキの「歌」が主役に据えられている印象があって、その作風は丁度、カルメン・マキ&LAFFと5Ⅹの1stの中間ぐらい。あ、だから本作は「CARMEN MAKI'S 5X」名義で発表されたのか?
とは言え、この質の高さはお見事。マキ姐さんのシンガーとしての資質が十全に活かされた、春日博文作曲のOPナンバー“FANTASY”から、ジョージ吾
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ZAR-WELCOME ★★★ (2013-03-13 23:03:15)
アコースティック・バラード“WELCOME”をリーダー・トラックとして、1000枚限定で'94年にリリースされた未発表曲を含む4曲入りEP。日本人的には、武道を嗜むバンドのリーダー、トミー・クラウスの和風趣味が強く出た、民謡“黒田節”のカヴァーを収録した作品として押さえておきたい1枚でしょうか。
その他3曲も悪い曲ではないのですが、やはり主役はトリを務める“KURODABUSHI”の存在。「酒ぇは~呑~め~呑~めぇ~、呑むな~ら~ばぁ~♪」の歌入りではなく、インスト・バージョンなのがチト残念ですが、重厚且つドラマティックな仕上がりは些細な不満を彼方へと吹き飛ばすカッコ良さ。濃い口のメロディと勇壮なジャーマン・メタルは相性ばっちりですよ。
個人的に、その昔“KURODA BUSHI”を伊藤政則氏のラジオで聴いて早速CD屋へ買いに走った帰り道、電車の網棚に購入したてのCDを置き忘
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LIONVILLE-Ⅱ-SHINING OVER ME ★★ (2013-03-12 23:21:28)
楽曲自体は歌心に溢れたメロハー・ソングですが
途中で挿入されるKeyソロが秀逸なアクセントなって
そこはかとなくプレグレ・ハードっぽい空気を
運んでいるような、別にそうでもないような。
LIONVILLE-Ⅱ-WAITING FOR A STAR TO FALL ★★ (2013-03-12 23:16:17)
ポップな曲調と、さらっと取り入れられたサックスに
バンドの洗練されたセンスがキラリと光る佳曲。
LIONVILLE-Ⅱ-HIGHER ★★★ (2013-03-12 23:09:40)
ラーズ・サフスンド、ステファノ・リオネッティ、
それにビル・チャップリンという3人のリード・シンガーの
競演が生み出すハーモニーが、えも言われぬ美しさと
高揚感を演出しながら疾走するハードポップの名曲。
個人的には、日本盤にボートラとして収録されている
よりボーカルを強調したバージョンの方がお気に入りです。
LIONVILLE-Ⅱ ★★★ (2013-03-11 23:05:29)
イタリアン・メロディアスHRバンドの有望株、ステファノ・リオネッティ率いるLIONVILLEが'13年に発表した2ndアルバム。
1stとの連続性を感じさせるアルバム・タイトルやジャケット・アートワーク、そしてWORK OF ARTのラーズ・サフスンド(Vo)、EDEN'S CURSEのアレッサンドロ・デル・ベッキオ(Key奏者兼プロデューサー)ら、お馴染みの参加メンバーetc・・・といった要素が堂々宣言している通り、前作同様、心洗われるような瑞々しく清涼なメロディ満載のメロハー・サウンドを、今回も寸分の迷いもなく実行しています。
取り分け、かのビル・チャップリン(と奥方のタマラ・チャップリン)がゲストVoとして参加する爽やかなハードポップ・ナンバー④は、LIONVILLの魅力の何たるかを如実に表した名曲。また、サックスを導入した都会派の⑧、小粋なKeyの活躍がアクセントにな
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STAN BUSH-Dream the Dream-Dream the Dream ★★★ (2013-03-10 20:59:17)
バラード“IN MY LIFE”と共に
アルバムのハイライトを飾る名曲。
こちらは熱の籠もったスタン・ブッシュの
歌声が劇的さを演出するHRナンバーで
特に終盤の盛り上がりは胸熱です。
STAN BUSH-Dream the Dream-In My Life ★★★ (2013-03-10 20:56:18)
スタン・ブッシュの熱唱と
凛として響くピアノの旋律に
胸焦がされる絶品のバラード。
いちいちツボを突いて来る
サビのメロディ展開が泣かせますなぁ。
STAN BUSH-Dream the Dream ★★★ (2013-03-09 00:56:06)
アメリカン・メロディアスHRシーン屈指の実力派シンガー、スタン・ブッシュ、'10年発表の(現時点での)最新作は、プログレ・バンドばりに美麗なアートワークから高まる本編に対する期待を微塵も裏切ることのない、前作『IN THIS LIFE』から2作続いての大傑作。
スタンの絶品の歌唱と、心打つキャッチーな哀メロ、それにHR然としたエッジという、日本人の琴線に触れる要素を満載にしたサウンドは、よりポジティヴなフィールを強く打ち出したことで、メロディの泣きや哀愁がやや薄まりをみせたような気がしなくもないですが、まぁそんなことは些末なことです。高揚感を伴ってガツンとカマされる②や、映画『トランスフォーマー』(アニメ版)の主題歌として知られる自身の代表曲をモダンなアレンジでリメイクした⑫なんかも素晴しいのですが、圧巻は、凛としたピアノの旋律が良いアクセントとなっているバラード⑤、哀メロとハード
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STAN BUSH-In This Life-In This Life ★★★ (2013-03-07 22:44:29)
HR然とした緊迫感を漂わせたヴァースから
ポジティブな雰囲気を纏ったサビメロへと
繋がっていくメロディ展開にグッとくる
アルバム表題曲。しかし良い曲ばっかですね、
このアルバムは。
STAN BUSH-In This Life-Long, Long Way ★★★ (2013-03-07 22:24:08)
熱さ、ノリの良さ、そしてGが奏でる
印象的な哀メロを伴って駆け抜けていく
キャッチーなHRナンバー。
STAN BUSH-In This Life-The First Time ★★★ (2013-03-07 22:21:42)
アルバム・ハイライト級のエモーション迸る
感動的なVoの熱唱とGソロを聴かされては
星三つを進呈しないわけにはいきませんて。
STAN BUSH-In This Life-I'll Never Forget ★★★ (2013-03-06 23:14:29)
イントロを5秒聴いただけで
名曲であることを確信させてくれる
ドラマティックなOPナンバー。
陰日向になってVoを盛り立てる
Gの仕事振りも特筆に値します。
STAN BUSH-In This Life ★★★ (2013-03-06 07:12:34)
それまで、90年代にゼロ・コーポレーションからリリースされたアルバムをちょろっと聴いたことがある程度だったスタン・ブッシュに再び注目する切っ掛けとなった、'07年発表の・・・何枚目のアルバムでしょうか?
エミー賞の受賞経験もあるシンガーを捉まえて今更な話ですが、やはりこの人、歌がメチャクチャ上手い!声の色艶にその伸び具合、エモーショナルな表現力から節回しに至るまで、こういうのを金払って聴くに値するプロの歌声というんでしょうね。
日本人好みの泣きと哀愁のメロディを前面に押し出しつつも、ハード・ロッキンなエッジも失ってはいない本編は、最初から最後まで捨て曲なし、忘我の境地へと誘われる54分間なのですが、中でも、力強く前向きな曲調が高揚感を演出する①④⑩、そして心ニクイまでにフックの効いたメロディを熱唱するスタンのVoと、随所でハッと耳惹くフレーズを効果的に差し込んでくるボルガー・
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STAN BUSH-Stan Bush-Time Isn't Changing You ★★★ (2013-03-04 22:29:44)
ピアノに始まり、徐々に盛り上がっていくという
典型的なパワー・バラードですが、良いもの良い。
歌の上手さも然ることながら、スタン・ブッシュが
Gソロでも非常に味のある名演を聴かせてくれています。
STAN BUSH-Stan Bush-Say the Word ★★ (2013-03-04 22:24:12)
埃っぽくなりそうな曲調を、アコギと
溌剌としたサビメロが爽やかに
中和してくれているHRナンバー。
STAN BUSH-Stan Bush-Can't Live Without Love ★★★ (2013-03-04 22:22:02)
明るくもどこか甘酸っぱい雰囲気を湛えたバラード。
少ない音数で的確にこちらの泣きのツボを刺激してくる
Gソロが良いですね。スタン・ブッシュが弾いてるのかな?
STAN BUSH-Stan Bush ★★★ (2013-03-03 22:07:40)
後にAXEに参加するボブ・ハリスも在籍していたBOULDERの一員としてプロ・キャリアをスタートさせたスタン・ブッシュが、同バンド解散後の'83年にCBSから発表した1stソロ・アルバム。(OPナンバー①は、そのボブ・ハリスとスタンの共作曲)
セールス的には振るわなかったものの、長らく隠れた名盤としてレア・アイテム化していた本作が、'12年にリマスター再発され漸く気軽に聴くことが出来るようになったわけですが、これが噂に違わぬ素晴しさ。
キャリア30年を数える現在でも、全くブレることなくメロディアスHRを追求し続ける彼氏のこと、ここで披露されているのは当然の如く、歌とメロディを何よりも重視したメロハー・サウンド。ただ、やはりデビュー作ということで、しっとりと聴かせるよりもエネルギーに満ち溢れているとの印象が強く、歌声に関しても、今のような一音入魂の表現力は持ち得ていない代わりに
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RAMOS-HUGO-THE DREAM-I CAN TAKE YOU ★★★ (2013-03-02 00:54:47)
基本、アルバムにおいてはヒューゴを立てる演奏に
終始しているジョシュ・ラモスですが、7分に及ぶ
この大作ナンバーの主役は間違いなく彼。
とは言え、派手に弾きまくったり、Voをないがしろに
したりすることはなく、飽くまでそのGプレイは
楽曲最優先の姿勢が貫かれていますが。
RAMOS-HUGO-THE DREAM-BRING BACK THIS LOVE ★★ (2013-03-02 00:49:39)
これまた清涼感を湛えたメロディが
爽快に駆け抜けていく様が、メロディアスHRの
教科書通りの心地良さをもたらしてくれる逸品。
RAMOS-HUGO-THE DREAM-YOU 'RE NOT ALONE ★★★ (2013-03-02 00:46:05)
清涼感溢れるヒューゴのVoと、
ハードでありつつも歌心を忘れないジョシュ・ラモスのG、
両者の相性の良さが如何なく発揮された
身も心も浮き上がっていくような飛翔感に満ちたOPナンバー。
RAMOS-HUGO-THE DREAM ★★★ (2013-02-28 22:56:39)
HUGOことヒューゴ・ヴァレンティと、元JOURNEYのメンバーらと結成したTHE STORMでHR/HMシーンに一躍その名を知らしめたギタリスト、ジョシュ・ラモスとが結成したプロジェクトのデビュー作。('08年発表)
何かとJOURNEYと縁のあるミュージシャン2人の組み合わせ、しかもそれを後押しするのがFRONTIER RECORDSとあって、出来上がった作品はやはりド直球のJOURNEY路線。勿論、こちとらそれにガッカリする筈もなく、美しくキャッチーなメロディと、胸躍るポップ・フィーリングに彩られた絶品のメロディアスHRサウンドに「それを待っていたで!」と膝を打ったわけですが。
本家JOURNEYに比べると、よりエネルギッシュな印象で(間違っても「アグレッシブ」等と形容できる作風ではありませんが)、クリアな清涼感漂うヒューゴのハイトーンVoに、歌を引き立ててつつ、決して
…続き
RAMOS-HUGO (2013-02-28 22:55:36)
スティーヴ・ペリーのそっくりさん(声が)として知られ、地元ではJOURNEYのトリビュート・バンドEVOLUTIONでも活動しているというシンガー、ヒューゴ・ヴァレッティと、グレッグ・ローリー、ロス・ヴァロリー、スティーヴ・スミスという元JOURNEY組と結成したTHE STORMや、ニール・ショーン脱退後のHARDLINEへの参加、またソロ・アルバムの発表等、多岐に渡った活動で知られるギタリスト、ジョシュ・ラモスが、FRONTIER RECORDSの仲介を受けて新たに立ち上げたプロジェクト。
演ってる音楽?勿論、ドJUORNEY路線のメロハーです。
WHITE LION-Pride ★★★ (2013-02-26 23:42:56)
“WAIT”(8位)と“WHEN THE CHILDREN CRY”(3位)という2曲のヒット・シングルを生み出し、アメリカだけで200万枚以上を売り上げたWHITE LIONの自他共に認める最高傑作、'87年発表の2ndアルバム。(プロデュースはマイケル・ワグナー)
当初は先入観から「どうせLAメタルだから能天気なんだろ?いいよ、俺は」と及び腰だったのですが、実際に聴いてみれば、本作はそうした思い込みをまるっと覆される見事な出来栄え。(我ながらこのパターンが多い)
ザラついたハスキーな声質のマイク・トランプが歌うメロディや、エディ・ヴァン・ヘイレンばりのフラッシーさ&エモーショナルな表現力を併せ持ったヴィト・ブラッタのGプレイが発散するウェットなヨーロピアン風味と、思わず合唱を誘われるキャッチーなサビメロに、美しいハーモニーといったアメリカンな味わいとがバランス良く配合され
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MAESTRO ALEX GREGORY-Paganini's Last Stand-Fairytales Won't Die ★★★ (2013-02-25 22:30:38)
マーク・ボールズ、90年代のベスト・ワークに挙げられる
凄まじい歌唱が炸裂するクラシカルなバラード。
8年後には“誰も寝てはならぬ”をカヴァーする彼氏ですが、
この曲の終盤におけるオペラティックなハイトーンで
その才能の片鱗を伺わせてくれます。
MAESTRO ALEX GREGORY (2013-02-25 22:23:07)
自らマエストロを名乗るも、CDをスタートすると聴こえて来るのは、調子っ外れでたどたどしいGプレイ・・・という完全に出落ち系なイギリス人ギタリスト。
当然、'92年発表のデビュー作『PAGANINI'S LAST STAND』1枚きりで消えたものとばかり思っていましたが、その後も7弦ギターを開発したり、LA MUSIC AWARDを受賞したりと、活発に活躍していたようで意外。
'09年には2nd『13 JOKES FOR HEAVY METAL MANDOLIN』も発表していますが、聴いてみたいような、そうでもないような・・・。
MAESTRO ALEX GREGORY-Paganini's Last Stand ★ (2013-02-25 22:07:01)
自称「マエストロ」のアレックス・グレゴリーなるギタリスト(単なるジョーク野郎かと思いきや、後に芸術一家出身で7弦ギターの開発者だったりと、結構出自のしっかりした人物であることが判明して吃驚)が'92年に発表した準インスト・アルバム。
そのマエストロが、イングヴェイやスティーヴ・ヴァイの墓に立ち小便しているというアートワークがインパクトを放つ本作ですが、内容の方はかなりポンコツ。有名クラシック曲のフレーズを随所に散りばめた、ネオクラ路線の楽曲はそれほど悪くはないのですが、肝心のマエストロの腕前が全く頂けない。リードはメロメロ、リズムはグダグダとそのGプレイは猛烈にたどたどしく、これで「ニコロ・パガニーニを主人公にしたコンセプト・アルバム」と胸を張られても「10年早いんじゃボケ」としか言いようがないよなぁ、と。
そんな本作を救っているのが、ゲスト参加して③⑦⑪で神憑り的な歌唱を披
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FIONA-Fiona-Over Now ★★★ (2013-02-24 22:23:23)
これまたフィオナ嬢の熱唱が映える
ミディアム・テンポのエモーショナルなロック・ナンバー。
負けてらんねぇ!とばかりに
ボビー・メッサーノのGソロも熱いですよ。
FIONA-Fiona-Rescue You ★★★ (2013-02-24 22:16:51)
エモーショナルな熱唱を感動を呼ぶ、
アルバムでも1、2を争う名曲。
力を振り絞るようにして歌うフィオナ嬢の歌唱は
華奢な外見と相俟って(実際どうなのかはともかく)
「健気」で「一生懸命」な印象が強く感じられ、
聴いてるこっちも何やら応援したくなってしまいます。
FIONA-Fiona-Talk to Me ★★★ (2013-02-24 22:09:28)
全米チャートでも64位と健闘したシングル曲。
ボー・ヒルが手掛けており(ジョニ・ミッチェルとの共作)、
サックスがモダンでアーバンな空気を演出する一方、
フィオナ嬢の性根の座った歌いっぷりが
メタル魂をもビンビンに刺激してくれる名曲。
寺田恵子-悪い夢-悪い夢 ★★★ (2013-02-24 22:02:38)
二度の逮捕を経て麻薬禍から抜け出した
カルメン・マキが自身の心情を綴った渾身の一編で
5Xのデビュー作『HUMAN TARGET』収録曲。
基本に忠実でありつつ、オリジナル版にはない
アコギを導入して独自色も主張する好カヴァー。
元々の楽曲の良さと相俟って、寺田嬢がアルバム表題曲に
選出したのも納得のカッコ良さ。
寺田恵子-悪い夢-崩壊の前日 ★★★ (2013-02-24 21:35:43)
カルメン・マキ&OZの2nd『閉ざされた町』収録曲。
歌いこなすのはかなり難しい楽曲だと思うのですが、
メインの演奏にワンテンポ間を置いて歌メロを
追っ付けていく歌唱法まで見事に再現した
寺田恵子のパフォーマンスに痺れます。
ちなみに、ギタリストとして大谷令文が参加。
FIONA-Fiona ★★★ (2013-02-24 01:19:24)
'12年にはショーケース規模ながらも初来日公演を行う等、未だ根強い支持を集めるFIONAことフィオナ・フラナガンが'85年に発表したデビュー作。
「ボー・ヒルの(元)嫁」のイメージに引き摺られ、本作については「豪勢なソングライター陣のバックアップを受けた産業ロック/ハードポップ作品」的な先入観を持っていたのですが、再発を機に購入して聴いてみたら、作曲はGOOD RATSのペピ・マルチェロ(息子は後にMARCHELLOを率いてデビューを飾るジーン・マルチェロでしたか)がほぼ一手に担っている上、何より、予想よりもずっとハードにロックしているサウンドにガツンと一撃ドツかれた次第。(ボー・ヒルも1曲のみ参加しています)
色気ムンムンではなく、さりとて男勝りなメタル・クィーン風でもない、ガール・ネクスト・ドア的な自然体が魅力のフィオナ嬢は、端正な容姿とは裏腹に、例えば②④⑦といった楽曲
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寺田恵子-悪い夢 ★★★ (2013-02-22 22:04:08)
寺田恵子(Vo)が、カルメン・マキにリスペクトを捧げた'94年発表のカヴァー・アルバム。(SHOW-YA時代に“私は嵐”とか演ってましたもんね)
SHOW-YA作品はベスト盤ぐらいしか持っておらず、彼女のソロ作に至ってはまともに聴いたことすらなかったので、本作については「どらどら、お手並み拝見」と物凄い上から目線で聴き始めたのですが、これがそうした高飛車な態度をクロスカウンターで粉砕する出来栄え。
カルメン・マキ&OZのドラマティックな楽曲を中心に選り抜かれた選曲はツボをしっかりと押さえている上、岡野はじめ、是永巧一、鈴木亨明らが手掛けたアレンジもオリジナル版を尊重(70年代HR的な泥臭さはだいぶ薄まっていますが)。それに何と言っても、あの難曲“崩壊の前日”すら見事に歌いこなす、寺田恵子嬢の力強い歌いっぷりが本編の白眉!
声域/声量/表現力と、テクニック的に優れているの
…続き
寺田恵子 (2013-02-22 22:02:15)
SHOW-YAのフロント・ウーマン。'91年に同バンドから脱退後はソロ・アーティストへと転身し、ヒット作『BODY & SOUL』を手始めに、'03年までに6枚のアルバムを発表。
LOUDNESSのニ井原実、EARTHSHAKERの西田昌史らと結成した西寺実('08年)等のサイド・プロジェクトをこなしつつ、現在は'05年に再結成を果たしたSHOW-YAで絶賛活動中。
PAGAN-THE WEIGHT-STRANGE DESIRE ★★ (2013-02-21 22:15:36)
ザクザクと鋭角的に刻まれるリフ、
重量感溢れるリズム、
無愛想な声質のVoが歌う寒々しいメロディに
それを華麗に彩るボーカル・ハーモニーと
マティアス・エクルンドの鮮烈なGプレイ・・・
PAGANというバンドの魅力を判り易く伝える1曲です。
PAGAN-THE WEIGHT-WEIGHT OF THE WORLD ★★★ (2013-02-21 22:13:03)
時を刻む針の音、サックス、それにKeyをバックに
Voがムーディに歌い上げる異色のバラード。
前任者に比べると、少々がさつで魅力に欠ける声質の
新Voですが、この曲に歌えるパフォーマンスは大変グー。
聴いていると沈み込んでいくような感覚を覚える
寂寥感を湛えたメロディが大きな魅力です。
PAGAN-THE WEIGHT ★★ (2013-02-21 22:00:24)
FREAK KITCHEN等での活動で知られる個性派ギタリスト、マティアス・エクルンドをゲストGとして迎えてレコーディング、'94年に発表された2ndアルバム。ちなみに前作の国内盤のバンド名は「パガン」(今にして思えば少々マヌケな響き)表記でしたが、今作は「ペイガン」表記に変わっています。
そのマティアスのテクニカルなGプレイを存分にフィーチュアした本編は、Keyの使用頻度やプログレ・テイストが後退。代わってザクザクと分厚く刻まれる硬質なGリフが強調され、よりダーク&へヴィ化の推進された灰色のサウンドは、いかにも90年代半ばのモダンさを漂わしています。
尤も、その一方でこうした要素がアルバムに(デビュー作には少々欠けていた)統一感を生み出すというプラスの側面を生んでおり、何よりも、寒々とした歌メロを無愛想に歌い上げる二代目Voを筆頭に、このバンド独特の冷気を帯びたメロディ・セ
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PAGAN-PAGAN-DAMNED ★★ (2013-02-20 23:13:44)
どっしりとしたBラインがカッコイイ。
重厚且つメロディアスなアルバムのラスト・ナンバーで
その佇まいはトニー・マーティン時代の
BLACK SABBATHを思わせたり思わせなかったり。
歌メロのツボを押さえた展開が◎。
PAGAN-PAGAN-GREG’S SONG ★★ (2013-02-20 23:10:12)
BISCAYAのカヴァー。プロデューサー繋がりかな?
荒っぽいオリジナル・バージョンに比べ、
Keyや立体的なボーカル・ハーモニーを
ふんだんに取り入れ、このバンド独自の個性が
色濃く付与された出来栄え。
PAGAN-PAGAN-ANYWAY BUT BACKWARDS ★★ (2013-02-20 23:01:14)
バイクのエンジン音と共に爆走を開始する
スピード・ナンバーですが、ルーズな
インスト・パートといい、その曲調は
どちらかと言えばロックンロール寄り。
一方で、ヒンヤリと憂いに満ちたサビメロは
北欧のバンドならではの魅力を主張しています。
PAGAN-PAGAN-ODIN ★★ (2013-02-20 22:57:55)
北欧メタルでこのタイトルとあっては
弥が上にも期待が高まりますが、
がっしりと輪郭の太い曲調は
様式美HMというよりオーソドックスな
正統派HMといった趣き。
どっちにしろ良い曲ですけどね。
PAGAN-PAGAN ★★ (2013-02-19 23:29:08)
80年代前半に勃発した最初のブームが収束し、90年代前半に第二次ブームが起こるまでの間、北欧からはD.A.D.やELECTRIC BOYSといった、従来の「北欧メタル」のイメージからは外れた新人バンドが次々にデビューを飾って話題となりました。
このPAGANも、そうした一群に属していたスウェーデン出身の4人組で、「異教徒」を意味するバンド名や、ファンタジックなヘタウマ・アートワークこそ王道北欧メタルの匂いを伝えてくれますが、内容に関して言えば、プログレ調の風変わりなアレンジと、QUEENばりの重厚且つ立体的なボーカル・ハーモニーを活かした楽曲は、劇的な様式美HMソングあり、爆走ロックンロールあり、更にはLED ZEPPELINの“移民の歌”を、QUEENの“WE WILL ROCK YOU”のリズムに乗せてカヴァーしてみせたりと、そのサウンドは(実験的と評するほど突飛ではないものの
…続き
PAGAN (2013-02-19 23:26:12)
スウェーデンのゴッセンバーグにおいて、'87年にケン・オルソン(B)が立ち上げたプロジェクトが、紆余曲折を経てバンド化。元BISCAYAのパー・エドワードソンのプロデュースの下、ケンが作り溜めていたマテリアルをまとめ上げ、'91年にU.S. RECORDSからセルフ・タイトルの1stアルバムを発表、デビューを飾る。
嘘か誠か、メジャーのATLANTICも興味を持ったという同作の好評を受けて、バンドはセルフ・プロデュースの2nd『THE WEIGHT』を'93年にリリース。尚、そちらにはFATE~FREAK KITCHENのマティアス・エクルンドがゲストとして参加している。(バンドとしては正式メンバーになって欲しかったらしいが、多忙につき断られている)
尚、バンドは2ndアルバム・リリース後まもなく解散。
KIMBALL JAMISON-KIMBALL JAMISON-WORTH FIGHTING FOR ★★★ (2013-02-18 20:56:23)
WORK OF ARTのロバート・サール提供曲。
爽快にして壮大。
聴き手を一気にアルバムへと惹き込んでいく
求心力を備えた、まさしくOPナンバーに
相応しい貫禄を漂わす逸品です。
KIMBALL JAMISON-KIMBALL JAMISON-KICKING AND SCREAMING ★★★ (2013-02-18 20:53:28)
W.E.T.等への楽曲提供もしているエリック・マーテンソンと
ミカエル・パーソンのペンによる楽曲で、
タイトルに相応しいハードネスを効かせつつ、
悲哀を帯びてドラマティックに盛り上がる曲調が
「流石!」と膝を打つ素晴しさ。
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