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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3701-3750
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KIMBALL JAMISON-KIMBALL JAMISON-CHASING EUPHORIA ★★★ (2013-02-17 23:37:40)
ジム・ピートリック作曲の力強くシャープなHRナンバーで、
これが「アルバムのハイライト!」と太鼓判押したくなるカッコ良さ。
ボビー・キンボールとジミ・ジェイミソンの歌唱はどっちも個性が強過ぎて、
「ハーモニー」と評せるほど調和が取れているわけではないのですが
ご両人とも非常に気持ち良さげに熱唱しておられ、
これはこれで味が合って良いのではないか?と。
いや本当に。
KIMBALL JAMISON-KIMBALL JAMISON ★★★ (2013-02-17 02:06:16)
'12年に発表されたジミ・ジェイミソンのソロ作『NEVER TOO LATE』が非常に優れた出来栄えだったので、今更ながらこちらも落穂拾い。
名前からも分かる通り、TOTOのボビー・キンボールとSURVIVORのジミ・ジェイミソンという大御所2人によるメロハー・プロジェクトで、FRONTIER RECORDSのバックアップを受けて'11年に発表された本作は、そのデビュー作。
SINNER~PRIMAL FEARのマット・シナーがプロデュースを担当し、WORK OF ARTのロバート・サール、ECLIPSEのエリック・マーテンセンら辣腕ライター達が腕を振るう本作は、全編、ボビーの艶やかな歌声と、ジミの太く逞しい歌声が映えるスケールの大きなメロディアスHRサウンドが貫かれています。
どっちのソロ・アルバムとしても十分通用しそうな作風は、裏を返せば別にデュエットする必要性もあ
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KIMBALL JAMISON (2013-02-17 02:05:07)
ラッセル・アレンとヨルン・ランデによるALLEN/LANDEといい、マイケル・キスクとアマンダ・ソマーヴィルによるKISKE/SOMERVILLEといい、シンガー同士をコラボさせることにも熱心なFRONTIER RECORDSの後押しを受けて立ち上げられた、TOTOのボビー・キンボールと、SURVIVIORのジミ・ジェイミソンによるボーカル・プロジェクト。
ちなみにプロデューサーはマット・シナー(Bも兼任)で、バックを固めるのもアレックス・バイロット(G)にジミー・クレシック(Key)ら、彼の人脈に連なる面子で固められています。
カルメン・マキ-Night Stalker-Easy Come, Easy Go ★★ (2013-02-15 23:59:51)
スケールの大きな曲調に、カーマイン・アピスの
ドラミングが映える、個人的にはアルバム中最も愛聴している楽曲。
さして力んで叩いている風ではないのに
やたら重々しいカーマインのドラミングは
やはり強力な存在感を放っています。
カルメン・マキ-Night Stalker-Hey Babe ★★ (2013-02-15 23:56:34)
Key一本をバックにマキの姐御が伸びやかに
歌い上げるバラード。
全くロックではないが、単純に良い曲ですし、
彼女の歌声を堪能するには十分な出来栄えです。
カルメン・マキ-Night Stalker ★★ (2013-02-14 22:22:38)
VANILLA FUDGEやBB&A、CACTUS、KING KOBRA、BLUE MURDER等、多彩な活動で知られるドラマー、カーマイン・アピス(当時はロッド・スチュワート・バンドの一員だった)の全面協力を仰いで制作、'79年に「カルメン・マキ」名義で発表されたソロ・アルバム。
タイトルからして『NIGHT STALKER』と何やらシャープな感じだし、きっとカーマインのド派手なドラミングを活かしたHRアルバムに違いない・・・と期待に胸膨らませて本作に挑んだ人(俺)は、いきなりポウンポウンと気の抜けたドラムが弾むOPナンバー①、レゲエ・カフェのラウンジ・ミュージックみたいな②、そしてディスコ・ビートを取り入れた③という冒頭の三連打に打ちのめされること請け合い。
聴き進めれば、ある程度ロックしてる楽曲も見受けられるようにはなるのですが、それでもHR/HMとはかなりの距離を感じ
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カルメン・マキ&LAFF-カルメン・マキ&laff-Fly Hi Fly ★★★ (2013-02-13 23:06:27)
インスト“WIND SONG”から繋がっていく
アルバム後半の山となる劇的な名バラード。
懐の深さを感じさせるカルメン・マキの
歌声が絶品で、やはりこの人は日本語詞の
歌を唄うと段違いのエモーションを発揮します。
カルメン・マキ&LAFF-カルメン・マキ&laff-Everybody Needs the Music ★★ (2013-02-13 23:01:29)
「どんだけロックンロールを欲してるんだ」と思うぐらい
ひたすら“EVERYBODY NEEDS THE MUSIC, ROCK'N ROLL MUSIC♪”
を繰り返すHRソング。
豪快に暴れ回る、ファズの効いたジョージ吾妻のGが主役ですかね。
カルメン・マキ&LAFF-カルメン・マキ&laff-Rock'n Roll Star ★★★ (2013-02-13 22:57:33)
ジャニス・ジョプリンばりのカルメン・マキの熱唱といい、
タメを効かせて楽曲を盛り上げる楽器陣のパフォーマンスといい、
もろ70年代型HRの名曲。
単に譜面通りに歌ったり演奏が出来たりというだけじゃ、
このエモーションは表現できませんよ。
カルメン・マキ&LAFF-カルメン・マキ&laff ★★★ (2013-02-12 22:44:50)
カルメン・マキがジョージ吾妻(G)らと結成、'80年にカルメン・マキ&LAFF名義で発表した作品。
5Xの前身バンドとしても知られていますが、適度にKeyも取り入れたルーズでオーガニックなロックンロール・サウンドにHM成分は薄く、またカルメン・マキが前年に発表したソロ作『NIGHT STALKER』がそうであったように、ここからはOZ時代を想起させる歌謡曲テイストや、大仰なドラマ性も取り除かれていています。
とは言え、本編が発するハード・ロッキンな熱量は『NIGHT~』とは比較にならないぐらい高い上に、ノリ重視の楽曲にしても能天気さは控えめ。いずれもしっかりとしたフックを備えており、それを支えるメンバーも、リラックスした伸びやかな歌声からコブシを効かせたシャウトまで変幻自在にこなすマキ姐さんを筆頭に、ワイルド且つメロディアスなジョージ吾妻のGプレイ、骨太なリズムのみならず、優
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カルメン・マキ&LAFF (2013-02-12 22:44:12)
カーマイン・アピスの助力を得て制作したソロ作『NIGHT STALKLER』('79年)発表後、カルメン・マキがジョージ吾妻(G)、盛山キンタ(B)、嶋田ヨシタカ(Ds)らと共に結成。
レコード会社からはかなりの期待をかけられていたもののヒットには繋がらずアルバム1枚で活動停止。バンドはその後、よりHM色を強めたCARMEN MAKI'S 5Xへと発展解消。
5X-HUMAN TARGET-MIDNIGHT TRAIN ★★ (2013-02-11 22:01:38)
Bリフ主導でガンガン突っ走る様は
確かにニール・ケイが評する通り
「ジャパニーズMOTORHEAD」。
歌詞はOZ時代の僚友、春日博文が提供していて
やっぱりカルメン・マキは日本語詞を
歌った方がしっくり来るなぁ、と思ったり。
5X-HUMAN TARGET-DOWN TO PIECES ★★★ (2013-02-11 21:58:23)
スケ番チックなカミソリVoと
シャープな曲調の切れ味の鋭さとが相俟って、
なんとなく『BRITISH STEEL』を発表した頃の
JUDAS PRIEST的な雰囲気を感じてしまいます。
5X-HUMAN TARGET-悪い夢 ★★★ (2013-02-11 21:53:25)
歌詞が日本語なこともあって、そこはかとなく
OZ的なムードも漂うナンバー。
これぞカルメン・マキ!といった趣きの
大仰な歌メロ、ハードなGと図太いBにソリッドなDs等、
若々しさとベテランならではの味が同居した
個人的にアルバムでも一押しの名曲です。
5X-HUMAN TARGET-MOVIN'ON ★★★ (2013-02-11 21:44:41)
攻撃的なVoに硬質なGリフ、
タイト且つスピーディに疾駆するリズムと、
まさに「80年代型」のHMナンバー。
鮮烈に5Xサウンドを叩き付けて来る
バンドの代表曲です。
5X-HUMAN TARGET ★★★ (2013-02-11 19:06:10)
何気なく5Xの名前を検索したら、いつの間にか彼らのカタログがリイシューされていた事実に辿り着き、思わず盛大に鼻水を噴射。しかも更に調べてみれば、来る3月にはライブ盤や2ndアルバムの再発も控えているというじゃありませんか。90年代にCD化された時に買い逃して以来、涙を飲んで待ち続けて幾年月。「来たか長さん待ってたホイ」と思わず小躍りしたくなりましたよ(古いか)。
本作は'82年発表のデビュー作で、ジョージ吾妻が刻む回転の速いGリフ、ソリッド且つアッパーなリズム隊、そしてニール・ケイが「女ゲディ・リー」と評したカルメン・マキの貫禄のシャウトとが一堂に会するOPナンバー“MOVIN' ON”や、Bリフ主導で突っ走る「ジャパニーズMOTORHEAD」な“MIDNIGHT TRAIN”、マキ姐さんのスケ番カミソリVoが映える“DOWN TO PICES”らスピード・ナンバーの存在が物語る通
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ICED EARTH-Dystopia-Anthem ★★★ (2013-02-10 23:04:12)
オフィシャル・ビデオも作られた
アルバムのリーダー・トラック(なのかな)。
コートの襟を立てて、逆風を突いて
一歩一歩前進していくような気分にさせられる
厳粛且つ重厚な、まさしく「アンセム」な1曲。
ICED EARTH-Dystopia-Dark City ★★★ (2013-02-10 23:00:40)
個人的に大好きなSF映画『ダークシティ』を
題材に取っているだけでも星三つを進呈したいぐらいですが
楽曲自体も相当なカッコ良さ。
ことに疾走するツインGのドラマティックさ加減は
思わずコブシを突き上げたくなる程です。
ICED EARTH-Dystopia-Anguish of Youth ★★★ (2013-02-10 22:58:14)
自殺を試みた女性についての歌なので
ダークでメランコリックな雰囲気が漂いますが、
アコギによって醸し出される叙情性が
このバンドらしい武骨な優しさを伝えてくれるバラード。
マシュー・バーロウでも、ティム・オーウェンズでもなく、
Voがステュウ・ブロックだからこそ演れた楽曲ではないかと。
ICED EARTH-Dystopia-Dystopia ★★★ (2013-02-10 22:55:12)
このイントロ聴いて昂ぶらない奴は偽メタル・ファンだな!
と、思わず物騒なことを口走りたくなるぐらい
劇的な導入部を擁する、まさに掴みにもってこいの名曲。
I-TEN-Taking a Cold Look-Alone ★★★ (2013-02-09 22:10:00)
素晴しい曲なのは間違いないですが、
HEARTバージョンと比べると、
やや地味な印象は否めないかな?
このアルバムでは隠れた佳曲といった趣きですが
聞き比べてみるのも一興かと。
I-TEN-Taking a Cold Look-I Don't Want to Lose You ★★★ (2013-02-09 22:06:53)
REO SPEEDWAGONEが『THE HITS 1973-1988』で
この曲をカヴァーしていますが、さすが良い所に目をつける。
コーラス部分のツインVoアレンジと、メインのサビメロを歌う
ハイトーンVoが醸し出す哀愁に聴き惚れてしまいます。
I-TEN-Taking a Cold Look-Taking a Closer Look ★★★ (2013-02-09 22:00:54)
OPナンバーにしてアルバムのハイライト。
ポップでキャッチーでノリが良く、
且つ心を捉える憂いを帯びた歌メロからは
「大ヒット曲」並の貫禄と聴き応えが
感じられる名曲です。
ICED EARTH-Dystopia ★★★ (2013-02-08 23:36:58)
看板シンガーのマシュー・バーロウが脱退。その後任に元INTO ETERNITYのステュウ・ブロックを迎え入れて'11年に発表された10thアルバム。
マシューのような攻撃的なシャウトから、リッパーの如きハイピッチ・スクリームに至るまで自由自在に歌いこなし、それでいて小器用さよりも、ぶっ太い芯の通ったパワフルさが強烈に印象に残るステュウの見事な歌唱を得たお陰で、マシュー不在の痛手を全く感じることなく本編に没頭できる今作ですが、やはりアルバム最大の求心力たり得ているのは、首魁ジョン・シェイファーが手掛け、唯一無二のICED EARTH印が刻印されている収録楽曲の数々。
ストーリー・アルバムを作ると、コンセプトの構築に熱心になり過ぎて肝心の楽曲がお留守になるパターンの多い彼らですが、今回はノンコンセプトなHMアルバムということもあり(映画が元ネタになっているものが多いようですが)、
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I-TEN (2013-02-07 22:28:02)
'81年、パット・べネターのアルバム『PRECIOUS TIME』制作に関わり知己を得たことを切っ掛けにコンビを結成。マドンナの“LIKE A VIRGIN”、シンディ・ローパーの“TRUE COLORS”、BANGLESの“ETERNAL FLAME”、ホイットニー・ヒューストンの“SO EMOTIONAL”etc・・・と、枚挙に暇がない程の大ヒット曲を次々に生み出していった80年代を代表するヒット・メイカー、トム・ケリーとビリー・スタインバーグが立ち上げたAOR/産業ロック・プロジェクト。
HR/HMファン的には、本作収録の“ALONE”を後にHEARTがカヴァーして、全米№1ヒットさせたことがトピックでしょうか?
I-TEN-Taking a Cold Look ★★★ (2013-02-07 22:16:25)
マドンナの“LIKE A VIRGIN”を筆頭に、数々の全米№1ヒット・ソングを手掛けた作曲家コンビ、トム・ケリー(Vo、G、Key)とビリー・スタインバーグ(Vo、G)の立ち上げたメロハー・プロジェクトが、'81年に発表した最初で最後のアルバム。
キース・オルセン、スティーヴ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ、アラン・パスカetc・・・と、それまで彼らが培って来た人脈をフル活用して召集した一流どころのプロデューサー/ミュージシャンの力を借りて制作されているだけあって、質の高さは折紙付きの本作ですが、やはり何よりも注視すべきは、トム&ビリーが作り出すメロディの魅力。
OPナンバー①の憂いを帯びたサビメロの絶妙さを聴いただけでも本編にグッと惹き込まれてしまいますが、以降も、後にHEARTがカヴァーして大ヒットさせた③、REO SPEEDWAGONEが取り上げた⑥等、「流石、売れっ子ラ
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QWEST-Dream Zone-Hold Me ★★★ (2013-02-06 22:28:50)
アルバムを〆るバラードリーなラスト・ソング。
ただでさえ物悲しい曲調の楽曲ですが、
ハスキーなVoが楽曲を包む哀愁の濃度を
数倍にも高めてくれています。
QWEST-Dream Zone-We Need Love ★★★ (2013-02-06 22:24:30)
OPナンバーにして、いきなりアルバムのハイライトを
飾る哀愁のハードポップの名曲。
憂いを帯びたメロディの魅力も然ることながら、
Voと同等に伸びやかに歌うGプレイの
キャッチーなフレーズ・センスも聴き所の一つかと。
QWEST-Dream Zone ★★★ (2013-02-06 20:53:25)
カナダはカルガリー出身の5人組が'82年に発表した2ndアルバム。
これまたBURRN!!誌の「いにしえのメロディック・ロック」特集を読んで購入した1枚で、「AXEを若々しくしたような作風」とレビューされてたら、そりゃAXEファンしてはチェックせずにはいられんでしょう!と、当時早速買いに走ったわけですが、これがもう大当たりでした。
シェリー(Vo、G)とバリー(Vo、B)のゲルナー兄弟による息の合ったツインVoとハーモニーが、楽曲の持つ哀愁を最大限に引き立てつつ、陰に籠もり過ぎることなく、大陸的な開放感や大らかさも感じさせてくれる折衷サウンドは、正しくヨーロッパとアメリカの美味しいトコ取りな「カナディアン・メロディアス・ハード」の真骨頂。また、ハードな楽曲においても透明感を失わない辺りは確かにAXEっぽいかも。
Voに負けず劣らずGがよく歌う、初期BON JOVI的(と
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QWEST (2013-02-06 20:52:50)
70年代後半に、カナダはカルガリーにおいてシェリーとバリーのゲルナー兄弟によって結成。
ダン・ロウとのレコーディング・セッションに満足がいかず、完成させたテープを破棄するというドタバタを経て、STAMPEDERSを手掛けたことで知られるメル・ショウが興したMUSIC WOLRD CREATIONSからバンドがデビュー作『TAMPICO GOLD』を発表したのは'81年のこと。
'84年には、再びダン・ロウを招いてレコーディングした2nd『DREAM ZONE』をQUALITY RECORDSからリリースし、これがよりKeyのフィーチュア度を高めたAOR/産業ロック路線の名盤に仕上がっていたものの、残念ながら商業的成果には結びつかず(ありがちなパターンですが)、結局メンバーが他のプロジェクトに精を出すようになったことも有り、バンドは程なく解散してしまっている。
SUGARCREEK-LIVE AT THE ROXY ★★ (2013-02-04 22:16:34)
幻の名盤扱いされていたSUGARCREEKのアルバム3枚が、ESCAPE RECORDSの尽力もあって遂に復刻。更に'02年には国内盤のリリースも実現したのだから、ありがてぇありがてぇ。
本作は'81年発表の1st兼実況録音盤で、ライブ・アルバムがデビュー作と言うとまるでNWOBHMバンドのようですが、ここからは「原盤費用の節約」という現実的な理由以上に、彼らのライブ・バンドとしての自信や自負のようなものが強く感じられます。スポットライトに背を向けて(?)地道に各地をサーキットして腕を磨いたSUGARCREEKが「ローカル・ヒーロー」の地位を確立していたこと想像に難くなく、ライブ・レコーディング当日のキャパ900人の会場に、1200人以上の観客が詰め掛けたと言う逸話もその証左ではないでしょうか(多分)。
ライブならではの熱気と勢いを孕んだ本編は、このバンドらしい優れたメロディ
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SUGARCREEK-ROCK THE NIGHT AWAY ★★★ (2013-02-03 01:01:30)
新たにサイド・ギタリストを迎え入れて、ツインGを擁する6人編成の大所帯となったSUGARCREEKが、'84年に発表した3rdアルバムにしてラスト作。
威勢の良い「カモン!」の掛け声と共にスタートするエネルギッシュなOPナンバー①を手始めに、プログレ・ハード色を薄れさせたサウンドは、その代わりに2本のGの存在を前面に押し出して、ザックリ感をいや増したGリフや、よりダイナミックに駆け抜ける曲調等、時節柄、LAメタルへの接近を感じさせる内容に仕上がっています。
とはいえ、このバンド独特のフッキーなメロディ・ラインはその威力を全く鈍らせることなく健在。前作の作風を受け継いだポップ&キャッチーに弾む②⑥⑦があったかと思えば、甘く切ないバラード③⑧あり、そしてメロディの魅力はそのままにシャープさの磨かれたハード・ロッキンな名曲⑤⑪あり・・・といった具合に、本編は非常にバラエティ豊か。
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SUGARCREEK-FORTUNE ★★★ (2013-02-02 00:02:46)
元THE RIVERASのリック・リー(Vo)率いるカリフォルニア出身のメロディアスHRバンドが、'82年にリック自身が興したBEAVER RECORDSから発表した2ndアルバム。
張りのあるハイトーンVoが歌い上げる親しみ易いメロディ、ポップな躍動感に満ちたリズム、それらを包み込む瑞々しいKey、そしてメンバー全員が歌える強みを活かした華美なボーカル・ハーモニーに彩られた楽曲の数々は、溌剌としたアメリカンなノリの中にも、プログレ風味のアレンジを施されたドラマティックなナンバーがあったりと、その作風は明らかにSTYXからの多大なる影響を感じさせます。
にも拘らず、通して聴くと然程STYXっぽく響かないのは、叩き上げのライブ・バンドゆえ(何せデビュー作がライブ・アルバムだったぐらいのもので)、サウンドがハードにロックしているからかでしょうかね。特に、各楽器が攻めの姿勢を持って
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MPG-MPG-CAN I COME OVER TONIGHT? ★★★ (2013-01-30 23:03:44)
せかせかと疾走するアルバム随一の
ハード・ナンバーですが、
可愛げを感じさせるポップ・センスや
キャッチーさを見失っていないのが
このバンドらしいところです。
MPG-MPG-WORKIN' OVERTIME ★★★ (2013-01-30 22:58:25)
うきうきとアップテンポに駆け抜けていく
ハードポップ・ナンバーで、
立体的なボーカル・ハーモニーの鮮やかさも
相俟って、TOUCHなんかにも通じる
高揚感を生み出しています。
MPG-MPG-TOO MANY QUESTIONS ★★★ (2013-01-30 22:50:33)
張りのあるハイトーンVoによって歌われる
躍動感溢れるポップ・ナンバーですが、
Voと同等に歌いまくるGと、全編を鮮やかに
彩るKeyがプログレ・ハード調の色合いも
加えてくれています。
MPG-MPG ★★★ (2013-01-29 22:38:06)
ジョージア州はアトランタ出身の5人組、MILES PER GALLONことMPGが、'80年にA&M RECORDSに残した唯一作。
リリース当時はさしたる話題にも上らなかったものの、後に「隠れた名盤」として評価が高騰した作品で、恥ずかしながら、自分も90年代にBURRN!!誌の「いにしえのメロディック・ロック」特集で取り上げられているのを読むまではその存在を知りもしなかったのですが、実際に本作の充実した内容を聴くにつけ「世の中にはまだまだ埋もれた名盤が沢山あるなぁ」と思い知らされた次第。
ポップなメロディを溌剌と歌い上げるVo、ハードな調べをメロディアスに紡ぐG、ビートを効かせて躍動するリズムとが軽快に駆け抜けていく作風は全体としてはAOR/産業ロック寄りな印象ですが、鮮烈なボーカル・ハーモニーとカラフルなKeyが楽曲にアメリカン・プログレ・ハード的な奥行きとスケール感も付
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MPG (2013-01-29 22:36:45)
元々はTHE MILES BROTHERS名義でブルーアイド・ソウルを演っていたジョージア州アトランタ出身の5人組が、音楽シーンの潮目の変化を受けて、よりHR色を強めたサウンドを実践するべく、バンド名をMPG(MILES PER GALLON)に改めて、'80年にA&M RECORDSからセルフ・タイトルのデビュー・アルバムを発表。この時のラインナップはオリジナル・メンバーのトニー・カレイ(Vo、Key)以下、デヴィッド・ミカエル(G)、キム・スミス(G)、マイケル・ボルト(Ds)、スティーヴ・ロックリン(B)。
アルバムは非常に高品質だったがセールスには繋がらず、バンドはこの作品のみを残して解散。後にデヴィッド・ミカエルはDAVID名義で数枚ソロ・アルバムを発表。本作のCD化に伴うリマスタリング作業も担当しています。
DESPAIR-History of Hate-Never Trust ★★★ (2013-01-28 21:27:56)
ジャーマン・スラッシュ・メタル然とした
アグレッシブな疾走感と、このバンドならではの
美意識に貫かれたドラマティックなメロディとが
無理なく同居した、アルバムでも1、2を争う
名曲ではないでしょうか。
DESPAIR-History of Hate-Constructing the Apocalypse ★★ (2013-01-28 21:19:22)
8分以上に及ぶ長尺の中に、このバンドならではの
美と破壊のドラマが詰め込まれた大作曲。
全体的に未整理で今ひとつキャッチーさには欠けますが
とにかく思い付いたアイデアを手当たり次第に
ぶち込んでみました、ってな感じのチャレンジブルな
姿勢には好感が持てます。
DESPAIR-History of Hate-History of Hate ★★ (2013-01-28 21:15:51)
ブラストするドラムの、いかにもジャーマン・スラッシュらしい
たがの外れた暴走っぷりを筆頭に、各楽器の見せ場を盛り込まれた
アグレッシブ且つドラマティックなスラッシュ・ナンバー。
DESPAIR-History of Hate-Freedom Now ★★★ (2013-01-28 21:13:20)
“THE ENIGMA”から繋がっていく
実質的なアルバムのOPナンバー。
スラッシュ・メタルらしい押せ押せの曲調と、
そこに絡むクラシカルなアコギやGソロが
落差の大きなドラマを演出するDESPAIR印の名曲。
DESPAIR-History of Hate-The Enigma ★★★ (2013-01-28 21:08:28)
アルバムの幕開け役を担うクラシカルな序曲ですが、
これだけでも十分な満足感が得られる勢いの名曲。
テンポアップしてアグレッシブに盛り上がる曲調に
シンフォニックなKeyが絡むクライマックス部分は
何度聴いても総毛立つカッコ良さですよ。
DESPAIR-History of Hate ★★★ (2013-01-27 20:29:10)
国内盤もリリースされている2ndや3rdに対し、長らく入手困難な状態にあった'89年発表の1stアルバムが、CENTURY MEDIA RECORDS創立25周年を記念して待望のリマスター再発。いやー目出度い。
同レーベルの創立者でもあらせられる初代シンガー、ロベルト・カンプフのメロディ無視の吐き捨てVo、時にブラスト・ビート寸前までヒートアップするリズム、むくつけき野郎コーラス(RISKのロム・ケイマーらが参加)、それにハリス・ジョンズが手掛けたササクレた音作りと、DESPAIRのカタログの中でも水際立った「ジャーマン・スラッシュ度」の高さを提示している本作ですが、勿論、既にこの時点で唯一無二の個性はドドンと確立済み。
まだまだ荒削りとは言え、クラシカルなメロディを紡ぐツインG、Key/アコギの効果的な導入、そして対位法を用いた、ドラマティック且つ静と動の落差の大きな曲展開
…続き
RPM-RPM-YOU ★★★ (2013-01-26 11:04:06)
GRAND FUNK RAILLOADのマーク・ファーナーが
ソロ・プロジェクトでカヴァーしたといのも納得の、
乾いた音色で掻き鳴らされるGと、高揚感溢れる
サビメロが「アメリカン」な空気を醸成する名曲。
RPM-RPM-VIDEO GAMES ★★★ (2013-01-26 10:51:44)
キビキビとしたGプレイと曲調が
ヘヴィ・メタリックと表現したくなる
カッコ良さを演出するハード・ナンバー。
それでいて合唱を誘うサビは
弾むようなポップ・センスもまぶされています。
中間部のドラマティックな展開もお見事。
RPM-RPM-RENDEVOUZ ★★★ (2013-01-26 00:18:38)
TYGERS OF PAN TANGが『THE CAGE』で
カヴァーしてメロディアスなポップ・チューン。
重厚なOPナンバー“A LEGEND NEVER DIES”に始まり、
ノリの良い“2+2”、切なさの滲むバラード
“I DON'T FEEL THE SAME”を経て、
この曲へと繋がる構成は、
ぐうの音も出ないほど隙がありませんよ。
RPM-RPM-2+2 ★★★ (2013-01-25 23:26:11)
メロハー・ファン必聴の名盤、VAN ZANTの2nd『VAN ZANT』で
カヴァーされていた、ノリの良さと緊迫感を併せ持つ名曲。
この曲がきっかけでジョニー・ヴァン・ザントと親交を深めた
ロバート・ホワイト・ジョンソン(Vo)は、以降、
LYNYRD SKYNYRDファミリーと頻繁に仕事をするようになったそうな。
RPM-RPM-A LEGEND NEVER DIES ★★★ (2013-01-25 23:19:16)
BLACKFOOTが『VERTICAL SMILES』で
カヴァーしたことでも知られる、勇ましさと、
思わず合唱を誘われるキャッチーさも備えた、
アルバムのOPナンバー兼バンドの代表曲。
RPM-RPM ★★★ (2013-01-25 07:16:17)
現在はプロデューサーとして活躍するロバート・ホワイト・ジョンソン(Vo)と、HR/HMファン的には「MEGADETHの『THE SYSTEM HAS FAILED』でベースを弾いていた人」として知られるジミー・リー・スロースを中心に結成された、アメリカの4人組が’82年にEMI RECORDSから発表した1stアルバム。
KeyをフィーチュアするAOR/産業ロック・サウンドに基本的な軸足を置きつつ、メタル者の耳にも十分訴えかけて来るハードネスと重量感(ジミー・リーの骨太なBプレイの貢献大)をも兼ね備えた隙のない1枚で、後に、劇的なOPナンバー①をBLACKFOOTが、ノリ良くキャッチーな②をVAN ZANTが、ポップでメロディアスな④をTYGERS OF PAN TANGが、そして爽快ハードポップ⑥をマーク・ファーナー(GRAND FUNK)がそれぞれカヴァーしている事実からも、本
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