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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3801-3850
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PARADOX-Tales Of The Weird-Day of Judgement ★★★ (2012-12-16 22:40:57)
決してメロディを見失わない硬派なVoとツインG、
破壊的なGリフ、それに重量感溢れるリズムとが
重心低く突進する「これぞPARADOX!」な
パワー/スラッシュ・ナンバー。血圧が上がりますよ。
PARADOX-Tales Of The Weird-Brutalized ★★★ (2012-12-16 22:36:55)
憂いを帯びたメロディを硬派に歌うVo、
攻撃的に畳み掛けるリフ&リズム、
ドラマティックに絡み合うツインG、
それでいながら肉体に訴えかけるキャッチーさも
併せ持った、スラッシュ/パワー/正統派へヴィ・メタルの
美味しいトコ取りな名曲。
個人的にはアルバムのハイライト・ナンバーです。
PARADOX-Tales Of The Weird-Tales of the Weird ★★★ (2012-12-16 22:29:01)
ドラマティックな導入部に、ツインGの劇的な絡みを
活かした曲展開、それに10分に及ばんとする大作主義など、
元々アルバム『TALES OF THE WEIRD』が
名作『HERESY』の続編として制作された
(その後コンセプトが変更された)という、
その名残りを感じさせてくれる名曲です。
終始パワフルに突っ走って、大作曲にありがちな
もったいぶった部分が皆無なのがこのバンドらしい。
PARADOX-Tales Of The Weird ★★★ (2012-12-15 21:45:14)
3年振りの新作ですが、それぐらいのインターバルだとPARADOXの場合「お、今回は早かったな」とか思ってしまいます。解散宣言まで飛び出したその3年間の波乱万丈っぷりに関しては国内盤解説に詳しいのですが、読みながら「もう'12年のベスト・アルバムはコレで決まりでいいや」とか思ってしまいましたよ。
実際お世辞でもなんでもなく、ソリッドでありつつ男の哀愁も背負ったチャーリーのVoと、メロディックに切り込んでくるツインG、そして機銃弾の如く速射されるリフ&リズムの猛ラッシュで聴き手を捻じ伏せる、PARADOX流パワー/スラッシュ・サウンドは無類のカッコ良さ。冒頭のスピード・ナンバー三連打や、切れ味鋭い⑨といった楽曲の武骨な畳み掛けには、このバンド不変の美学が宿っています。
今回はデス・メタル・バンド出身ギタリストが新たに加わっているため、更にブルータルな方向へ歩みを進めるのかと思いき
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MAD MAX-Night of Passion ★★ (2012-12-13 22:40:42)
MAD MAXなんて言われると、素肌に皮のベスト着込んだモヒカン頭のメンバーが、改造車にハコ乗りして「ヒャッハー!」と奇声を上げているような世紀末サウンドが思い浮かびますが(どんなサウンドだ)、本作でメイン・ソングライターを務めているのは、CASANOVAやDEMON DRIVE等の活動で名を馳せるあのマイケル・ヴォス(Vo)。ゆえに、全編に亘って重視されるのはアグレッションよりもメロディとハーモニー。
このバンドが前3作をかけて培ってきた、ドイツのバンドらしい質実剛健な正統派HMサウンドと、マイケルが新たに持ち込んだポップでメロディアスなアメリカンHRサウンドが、全く溶け合うことなく、A面とB面でそれぞれ別個に存在を主張している点がちょっと可笑しい本作。
単純に質で言えば、少々野暮ったい前者よりも、哀愁漂う⑤、爽やかで抜けの良いメロハー⑥、ゲスト参加のジョシュア・ペラヒアが
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FOREIGNER-4-I’m Gonna Win ★★★ (2012-12-12 21:55:23)
なぜだか人気のない楽曲ですが、
個人的には『4』の中でも1、2を争うぐらい
お気に入りの名曲。
始まりこそ地味めですが、後半に進むに連れて
熱を帯びていく曲展開、それに何より
ルー・グラムの入魂の絶唱に何度聴いても
痺れまくりですよ。
この曲を聴け!いや、聴いて下さい。
FOREIGNER-4-Urgent ★★★ (2012-12-12 21:48:41)
マイケル・ジャクソンが踊り出しそうな
ダンサブルなビートとモダンなアレンジが印象的。
そう、この曲の肝はサックスですね。
FOREIGNER-4-Juke Box Hero ★★★ (2012-12-12 21:46:52)
なぜか聴いているAC/DCのことが思い浮かぶ
ギンギンにビートの効いたタテノリ・ナンバー。
とはいえ勢いのみならず、キャッチーでフックの
効いたメロディや曲展開をちゃんとちゃんと
備えている辺り、流石FOREIGNER。
アルバムのハイライト・ソングの1つです。
FOREIGNER-4 ★★★ (2012-12-11 22:41:47)
現在までにトータル1700万枚以上を売り上げる、問答無用のFOREIGNERの代表作、'80年発表の4thアルバム。
「産業ロック」のトップランナーでありながら、Keyにべったり頼り切ることを良しとせず、メンバーの個性を活かしたソリッドでハード・ロッキンなサウンドも得意としていた彼らですが、結成メンバーのイアン・マクドナルドとアル・グリーンウッドの脱退が契機となったのか、徐々にこの辺りからポップ路線へとシフトし始めます。「元祖パワー・バラード」と評される④や、ダンサブルなリズムとクールなサックスが印象に残る⑥のような大ヒット曲は、モダンでお洒落なアレンジをふんだんに取り入れ都会的な洗練の度合いを一層高めた「FOREIGNERサウンド」の象徴的存在でしょうか?
勿論、ノリノリのOPナンバー①や、AC/DCばりのタテノリ・チューン②のような、ビートの効いた楽曲も収録されてはいるの
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FOREIGNER-Head Games-Head Games ★★★ (2012-12-10 21:51:20)
ポップ&キャッチーで躍動感溢れるアルバム表題曲。
シングル・カットされたのも納得です。
FOREIGNER-Head Games-Love on the Telephone ★★★ (2012-12-10 21:48:43)
邦題は“真夜中の電話”。
適度にKeyを効かせたキビキビとした曲調に
FOREIGNERらしいヒンヤリとした感触の
哀メロが乗っかった名曲。
さらりとこういうタイプの楽曲を作れちゃうのが
このバンドの凄いところです。
FOREIGNER-Head Games-Blinded by Science ★★★ (2012-12-10 21:46:02)
アルバムのハイライト・ナンバーの1つで
邦題は“科学の影に”。
後半へ向けて尻上がりに盛り上がっていく
ドラマティックな曲展開とルー・グラムの熱唱に
プログレ・ハード風味が濃厚に漂います。
FOREIGNER-Head Games ★★★ (2012-12-09 22:13:59)
ジャケット・アートワークと一部楽曲の歌詞が「性差別」「人種差別」と物議を醸し出したため、FOREIGNERのアルバムとしてはやや不本意なセールス結果に終わってしまった(それでも200万枚以上を売り上げているのだから立派なもんですが)'79年発表の3rdアルバム。
また、バンドの主導権を巡るルー・グラム&ミック・ジョーンズ組と、イアン・マクドナルド&アル・グリーンウッド組による内紛が陰を落としたこともあり、どうにもパッとしない地味な印象を持っていた本作ですが、今回改めて聴き直してみて、そうしたマイナス要素が作品のクオリティに全く悪影響を与えていない事実に驚かされました。
1st収録の“つめたいお前”、2nd収録の“蒼い朝”に匹敵するパンチの効いた逸品は見当たらない代わりに、クールなメロディと練り上げたアレンジに隙なく埋め尽くされた楽曲群は、旧作同様いずれもしっかりと耳を捉える出
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FOREIGNER-Double Vision-Spellbinder ★★★ (2012-12-09 00:09:59)
楽曲自体の素晴しさも然ることながら
この曲ではルー・グラムのシンガーとしての
非凡さが光ります。
楽譜通りに歌っているだけでは決して生み出し得ない
「タメ」と「間」を心得た熱唱にハート鷲掴みですよ。
FOREIGNER-Double Vision-Lonely Children ★★★ (2012-12-09 00:05:43)
邦題は“寂しき子供たち”
この頃は未だ70年代HR風味の名残りが感じられますね。
豪快に繰り出されるGリフとコシの強いリズム、
メロディアスに切り込んでくるKey、その上でタメを
効かせて熱唱するVoが一体となって楽曲を
熱くダイナミックに盛り上げてくれています。
FOREIGNER-Double Vision-Tramontane ★★★ (2012-12-09 00:01:39)
ミック・ジョーンズが「ヨーロッパ方面からの
影響が強く出た楽曲」と語る、透明感と壮大なスケール感を
湛えたスペーシーなインスト・ナンバー。
主役を張るGとKeyが実に良い仕事をしていらっしゃる。
FOREIGNER-Double Vision-Double Vision ★★★ (2012-12-08 23:58:23)
「タイトルは知らないけど聴いたことはある」
って人も多いんじゃないかと思う大ヒットナンバー。
ズンズンと腰に響いてくる、FOREIGNERの中では
比較的ハードな部類の楽曲ですが、哀愁味を増幅する
キャッチーでメロウなサビメロのアレンジが実に絶妙。
FOREIGNER-Double Vision-Blue Morning, Blue Day ★★★ (2012-12-08 23:52:57)
“蒼い朝”という邦題が良いですよね。
ポップなんですが、冷やかでメランコリックな
曲調が、まさしく「都会の憂鬱な平日の朝の空気」を
伝えてくれます。
FOREIGNER-Double Vision ★★★ (2012-12-07 23:52:16)
1st『FOREIGNER』がビッグ・セールスを記録し、一躍「産業ロック」(当時は悪口だったわけですが)のパイオニアとなったFOREIGNER、'78年発表の2ndアルバム。
70年代HRやプログレッシブ・ロックの残滓も聴き取れたデビュー作に比べ、メロディやアレンジ、曲展開、それに演奏がコンパクトに整理され、よりスマートさを増した作風は、いよいよ「FOREIGNERサウンド」の方向性が定まった手応えがひしひしと感じられます。
特に、タイトル通り血が騒ぐOPナンバー①、モダンで冷やかな哀感を漂わす②、腰に訴えかけるハードさを備えたアルバム表題曲⑥は、チャート上位に食い込む大ヒットとなったのも納得の名曲ですよ。
それ以外にも、ロマンティックなバラード③あり、スペーシーなスケール感を有する⑦あり、ただ正確に譜面をなぞるのでは表現し得ない、メンバー同士の阿吽の呼吸が見事に活かさ
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FOREIGNER-Foreigner-I Need You ★★★ (2012-12-06 23:15:48)
この曲におけるリフとリズムの豪快さ、
火花を散らす楽器隊の応酬っぷりは70年代HR的ですね。
これまた1stアルバムでしか聴くことの出来ない
緊迫感とスケール感に満ちた名曲。
FOREIGNER-Foreigner-Starrider ★★★ (2012-12-06 23:12:23)
プログレ・ハード色が強く出た初期FOREIGNERならでは・・・
というか、このアルバムでしか聴くことの出来ないタイプの
濃厚な哀愁を漂わせた名曲。
ルー・グラムのエモーショナルな熱唱に煽られるように
猛烈に咽び泣くミック・ジョーンズのGプレイを聴いて
眉毛が八の字にならん奴はおらんでしょう。
FOREIGNER-Foreigner-Cold as Ice ★★★ (2012-12-06 23:07:47)
邦題は“つめたいお前”
個人的に、数あるFOREIGNERの名曲の中でも
最も愛している珠玉の逸品。
都会的で冷やかな哀感を運んでくるピアノと
レイヤー状に重ねられ楽曲を立体的に彩る
美麗なボーカル・ハーモニーが最高に素晴しい!
FOREIGNER-Foreigner ★★★ (2012-12-05 23:28:39)
現在ではジャンルの一形態を表す言葉として便利に使われている「産業ロック」という呼称ですが、これがFOREIGNERサウンドを揶揄するために生み出された、要するに悪口の類だったと初めて知った時は結構驚きましたね。
尤もこの'77年発表のデビュー作(邦題『栄光の旅立ち』)に関して言えば、音作りといい、アレンジといい、結構「攻めてる」メンバーの楽曲に対するアプローチといい、AOR/産業ロック度は控えめ。むしろ70年代HRやプログレ・テイストの残り香も漂って来る作風は、バンド・メンバーのFOREIGNER以前の音楽的出自を強く意識させる作りです。
特に、ミック・ジョーンズの泣きまくりのGが辛抱堪らん③や、ハード且つダイナミックに展開していく⑩は本作ならではの逸品かと。
一般的に想起される「FOREIGNERサウンド」とは少々趣きを異するものの、幾重にも積み重ねられたボーカル・ハ
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DON DOKKEN-Up From the Ashes ★★★ (2012-12-03 23:36:55)
ドン・ドッケンのソロ・プロジェクト――と言うとドンがムッとするので彼がリーダーを務めるバンド――が、'90年に発表した唯一作。
本作は、スーパー・バンドとしての「名」と、作品としての「実」の釣り合いがしっかりと高いレベルで取れている秀作で、音自体はDOKKEN路線のメロディアスHRサウンドですが、堅実に自分を盛り立ててくれる2人の凄腕ギタリストをバックに従えたドンが、「あ~、嫌いな奴が横から出しゃばって来ないグループってイイなぁ!」(と思ってたかどうかは定かじゃありませんが)と、伸び伸び気持ち良さげに、持ち前のソフトで繊細な歌声を披露しているのが印象に残ります。
主役は飽くまでVoであり、歌とギターが対等に(色々な意味で)火花を散らしまくる作風を期待する向きには物足りなく感じられるかもしれませんが、ハイテク・ギタリスト2人のセンス溢れる演奏と、ドン、ジョン・ノーラム、ピーター
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WOLF(SWEDEN)-Ravenous ★★★ (2012-12-02 22:17:46)
スウェーデン出身の5人組が'09年に発表した5thアルバム。勉強不足ゆえ、このバンドについては殆ど何も知らず、完全に「ロイ・Zがプロデュースしている」という部分に興味を惹かれての一点買いでした。
失礼ながら、当初は「何でこんなマイナーなバンドのプロデュースをロイ・Zが?」とか思っていたのですが、聴いて納得。JUDAS PRIESTとIRON MAIDENの遺伝子を受け継ぐ正統派HMサウンドは、耳にしただけでこめかみの血管がグワッと広がり、ドクドクと血流が増すような感覚を覚えるカッコ良さ。「バラード?無用!」とばかりに武骨且つソリッドに押し出してくる正統派HMサウンドは、楽器陣の逞しさに比べるとVoの線がやや細い気がしなくもないですが、弱点という程でもなし。正統派であることに胡坐をかくことを良しとせず、優れた演奏、優れた楽曲作りに傾注している点にも感心させられますね。
スピーデ
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SALVAGE-Salvage-HOLD ON ★★★ (2012-12-02 00:08:14)
技術面、メロディ面、両サイドにおいて
冴えを発揮するツインGの妙技を堪能したいなら、
アルバムのラストを飾るこのバラードがお薦めです。
SALVAGE-Salvage-IN MY HEART ★★★ (2012-12-02 00:06:39)
ハードな楽曲を歌うとパワー不足が気になる
シンガーですが、この手の叙情ナンバーを
ソフトに歌い上げさせるとドン・ドッケン辺りに
通じる繊細な魅力を発揮します。
ドンさん的には「一緒にすんな」ってなもんでしょうが。
SALVAGE-Salvage-No Time to Lose ★★★ (2012-12-02 00:02:04)
ドイツのバンドらしい雄々しく疾走する曲調に、
テクニカルに、メロディアスに切り込んでくる
ツインGの旨みがギュギュッと詰まった
アルバムのハイライトを飾る名曲ですね。
SALVAGE-Salvage ★★ (2012-11-29 23:17:33)
日本でジャーマン・メロディック・パワー・メタルが盛り上がりを見せていた'91年にデビューを飾った、ドイツ中東部はハーゲン出身の5人組の唯一作。(日本盤リリースは'93年)
と言っても彼らは別にメロパワ系ではなく、Keyを適宜取り入れ、いかにもヨーロピアンな哀愁や泣きを湛えたツインGの威力も最大限に活かした、メロディアスでオーセンティックな正統派HRバンド。ハードに決めても透明感を失わないサウンドは、既に別の方が指摘されている通り、確かにアメリカのFIFITH ANGELに通じる魅力あり。(バンドも影響を受けたことを認めています)
溌剌としたDOKKENタイプの佳曲②や、転調を絡めたドラマティックな曲展開が光る④、2本のGがシャープに舞うアルバムのハイライト的疾走ナンバー⑤、繊細な哀メロにグッとくるバラード⑥⑩等、確かなテクニックとメロディ・センスを兼ね備えたツインGの巧者ぶり
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PURGATORY-Tied to the Trax-Deep Into the Red ★★★ (2012-11-28 21:57:05)
「IRON MAIDEN+MOTORHEAD」と評しておられる方が
いましたが、まさしくそんな感じの疾走曲。
鋭角的なGリフが80年代前半のスピード・メタルしていて
非常にイカしています。
PURGATORY-Tied to the Trax-Purgatory (Shattered Vision) ★★★ (2012-11-28 21:54:20)
IRON MAIDENのカヴァーじゃありませんが、
6分に及ばんとする長尺を
「聴かせる姿勢」を貫いた名曲です。
Voの力量不足が露呈してしまっていますが
その分、2本のGが踏ん張ってドラマティックな
曲展開を熱く盛り上げてくれています。
PURGATORY-Tied to the Trax-Fear of the Night ★★★ (2012-11-28 21:48:56)
学生時代、バイトの先輩に聴かせて貰い、
「カッコイイ曲だなぁ」と思ってから幾年月。
久し振りに聴いてみてもやっぱり名曲でした。
シンガーのシアトリカルな笑い声が被さる
劇的なイントロ部分だけでハート鷲掴み、
「止まったら死ぬぜ」とばかりに、慌しく
せかせかと展開する前のめりで強引な曲展開も魅力的です。
PURGATORY-Tied to the Trax ★★★ (2012-11-27 22:41:58)
昔、バイトの先輩に聴かせて貰って以来、長らくもう一度聴いてみたいと念願していた作品だったので、先日、ふらっと立ち寄ったCD屋にて中古盤を発見した時は、「これってCD化されてたんだ」と思わず嬉しさに小躍りしそうになりましたよ。
バンド名からもお察しの通り、ポール・ディアノ時代のIRON MAIDENからの多大なる影響を根っこに据え、それを徹夜明けのテンションでハイパー化させたような破れかぶれサウンドがその持ち味。何となくスラッシュ・バンドと思い込んでいたのですが、今聴き直すと、結構パワー・メタル寄りです。
チープなプロダクションに、音程もリズム感も怪しいVo、荒っぽく接木された曲展開等、目指すべきお手本に今一歩(というか二歩も三歩も)手が届いていない内容なんですけど、とにかくガムシャラに叩きまくるDsを軸に「でも演るんだよ!」とばかりにアクセルべた踏みで突っ走る、前のめりな生き
…続き
PURGATORY (2012-11-27 22:41:16)
同名のバンドがちらほら存在しますが、彼らはオハイオ州はクリーブランド出身。結成は'84年で、'85年にセルフ・タイトルのEPを制作。ラインナップはジェフ・ハットリックス(Vo)にマーク・アレクサンダー(B)、グレッグ・ペリー(Ds)、それにケニー・イーストリー(Ds)の4人。
'86年にはサイドGを加えてAUBURN RECORDSから1stフル『TIDE TO THE TRAX』をリリース。こちらはBURRN!!の輸入盤レビューでも取り上げられ、「ブラッキー・ローレスを踏み潰したような顔」のジャケットのイラストとシンガーの下手さがいじられていました。(点数はあんまり良くなかったような)
バンドはその後間もなく解散。Voは自己のバンドHATRIXを結成、ケニー・イーストリーはMYSTIK(良いバンドでした)に参加して日本デビューも飾るなどそれぞれの道を進むが、'03年にリユニ
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CHASTAIN-The 7th of Never ★★★ (2012-11-26 22:40:21)
BURRN!!誌のレビューで90点台の高得点を獲得したことで知られる'87年発表の3rdアルバム。
ドスを効かせたレザー・レオーネの男前な歌いっぷり、益々精度を高めたデヴィッド・T・チャステインのテクニカルなGワーク、ダイナミックに暴れ回る手練のリズム隊をフィーチュアした本作は、ダークでアグレッシブ・・・まぁ要するにド直球の「SHRAPNELメタル」としか表現のしようのないパワー・サウンドを、相変わらず迷いなく突き進んでいて頼もしい限り。
ただ、前2作と比較した時(特にアップテンポの楽曲において)平板な歌メロのフックの弱さが気にならなくもないかな?
それでも、そうした弱点は聴き進めるに従って徐々に改善されていき、ミスティックなヘヴィネスが渦を巻く⑤、音数多めのケン・メリーのドラミングが冴える⑥、レザー姐さんのパワフルな歌唱が聴きモノの⑦、各楽器の見せ場が盛り込まれた⑧、
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ANTHEM-Burning Oath-Dance Alone ★★★ (2012-11-25 22:28:01)
ハードネスとキャッチネスが絶妙な融合をみた
軽快に駆け抜けていくHRナンバー。
作曲は清水なんですね。Gプレイのみならず
作曲面でも素晴しい仕事をしてくれました。
ANTHEM-Burning Oath-Get Away ★★★ (2012-11-25 22:25:32)
これまた高浜祐輔のKeyがスケール感と
フックを構築する重厚且つ劇的なヘヴィ・ソング。
楽曲のドラマ性を効果的に高める清水のGソロも◎。
『NO SMOKE WITHOUT FIRE』収録の
“BLINDED PAIN”の系譜に連なる楽曲ですかね。
ANTHEM-Burning Oath-On and On ★★★ (2012-11-25 22:20:35)
序曲から繋がっていく華のある疾走曲。
ゲスト参加の高浜祐輔のKeyプレイが
絶妙なフックを作り出していて、
聴いていて何となく『NO SMOKE WITHOUT FIRE』の頃を
思い出したりも。
ANTHEM-Burning Oath-Unbroken Sign ★★★ (2012-11-25 22:17:18)
泣かせに来る清水のGソロといい、
アルバム中、最もクサいメロディが
聴かれる哀愁のHRナンバー。
この手のメロディを歌わせると
坂本英三は絶品ですよ。
ANTHEM-Burning Oath-Evil One ★★★ (2012-11-25 22:14:37)
強靭に刻まれるGリフに表れている通り
ストロングでキャッチー。
再結成ANTHEMの得意パターンというべき楽曲で、
これが先行シングル&OPナンバーに
選ばれたのも大いに納得です。
ANTHEM-Burning Oath ★★★ (2012-11-25 00:11:33)
不動のメンバー(再結成以降)の一角にヒビが入ってしまったものの、それをモノともせずにハイクオリティな作品を提示してみせたANTHEMの胆力にまず感服。
UNIVERSAL RECORDSへの移籍や、プロデューサーにロイ・Zを招聘する等、よりワールドワイドな活動を見据えてアルバム作りが進められた・・・と小耳に挟んだので、「じゃあ、日本的な(歌謡曲的な)メロディの減少傾向が更に加速してんだろうなぁ」と、残念に思いながら本作を聴いてみてビックリ。まるで何かが吹っ切れたようにその手のメロディがそこかしこで噴出しているじゃありませんか。坂本英三(Vo)はこのタイプのメロディを歌ってこそ輝くと信じて疑わない身としては嬉しい限りですよ。
特に、ゲスト参加の高浜裕輔(!)のKeyプレイが華を添える、昭和の特撮ヒーローばりの哀愁を背負った“UNBROKEN SIGN”、“OVERTURE”から
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LILLIAN AXE-Love + War-Ghost of Winter ★★★ (2012-11-23 12:01:35)
言い知れぬ物悲しさを伝える
侘びサビの効いた曲調と泣きのメロディが
冬の情景に「これでもか!」というぐらい
マッチするLILLIAN AXE史に残る名バラード。
イマジネーションを刺激される
タイトルからして最高ですよね。
LILLIAN AXE-Love + War ★★ (2012-11-23 11:57:51)
アーティスティックな美しささえ感じさせる女性ヌードを戴くモノクロ調のアートワークも評判を呼んだ、'89年発表の2ndアルバム。当時、LILLIAN AXEの音は全く聴いたことがなかったのですが、雑誌等でも取り上げられたこのアルバム・ジャケットのことは妙に印象残っています。いや、単にスケベ心だけでなく。いやいや。
随所でこのバンドならではのリリカルなメロディ・センスを閃かせつつも、全体的に溌剌としたLAメタル・テイストが強く漂って来ていたセルフ・タイトルのデビュー作に比べ、より叙情性と構築美の底上げが図られた本作は、個人的に「LILLIAN AXEサウンド」と認識しているスタイルにぐっと近付いた感がある一方、まだまだ楽曲の完成度にバラつきは見られるのは、やはり過渡期の作品だからでしょうか。
殊にスティーヴ・ブレイズの劇的なGプレイは、冒頭の①②やダーク&ウェットな⑤、美麗なハー
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LILLIAN AXE-Lillian Axe-Waiting in the Dark ★★★ (2012-11-21 22:47:36)
どちらかと言えば明るいノリが支配的だった
デビュー作の中において、ダークな光沢を帯びた
歌詞と曲調が一際異彩を放つ超名曲。
猛烈な泣きとドラマティックな構築美を兼ね備えた
スティーヴ・ブレイズのGプレイは、既にこの時点で
只者じゃないオーラを纏っていますよ。
LILLIAN AXE-Lillian Axe ★★ (2012-11-21 22:38:08)
『POETIC JUSTICE』で初めてLILLIAN AXEサウンドに触れ、その後、遡って'88年リリースのこのデビュー作を聴いた時は、叙情性や繊細さよりもLAメタル然としたノリの良さが勝りがちな作風に「あれれ?」ってな感想を抱いたことを思い出します。何せ、本編の幕が上がってのロン・テイラー(Vo)の第一声が「OH! YEAH!」ですからね。そりゃRATTのロビン・クロスビーがプロデュースするよね、と。
尤も、こうしたアメリカンでグルーヴィな要素もLILLIAN AXEの重要な個性の1つ。それに何より、既にスティーヴ・ブレイズのギタリストとしての、メロディ・メイカーとしての才能の煌きは③等を手始めに随所で確認することも出来ます。中でも、じんわりとした温もりを感じさせるバラード⑦、憂いと緊迫感を帯びた⑧、そしてアルバムのハイライトにして、LILLIAN AXE史に残るドラマティック
…続き
STRIDE-Imagine-Time ★★★ (2012-11-20 22:53:36)
STRIDEの静の魅力が如何なく発揮された逸品。
主役は勿論ゲイリー・べリンのVo。
AOR/産業ロックばりのメロウネス全開の
甘やかな曲調に絡む、淡い美しさを纏った
ボーカルハーモニーにはうっとり聴き惚れてしまいます。
STRIDE-Imagine-Role Model ★★★ (2012-11-20 22:45:06)
親しみ易い哀メロを甘い歌声で歌い上げるVoに、
ヘヴィなリフの刻みからネオクラシカルな速弾きまで
こなすGと、そのGとスリリングに絡み合うKey、
それから緩急自在のリズム隊に至るまで
7分半の長尺の間、無駄に遊んでいるメンバーが
1人もいないという、プログレ・メタル・チューンの
お手本のような名曲。
STRIDE-Imagine-Alive ★★★ (2012-11-19 21:55:53)
プログレ・メタルらしい技巧を凝らした
劇的な曲展開と、AOR/産業ロックに通じる
透明感を湛えた哀愁のメロディとが
巧みな融合をみた、STRIDEというバンドの
強みが良く表現されているアルバムのハイライト。
STRIDE-Imagine ★★★ (2012-11-19 00:16:49)
プログレ・メタルには余り入れ込んでいない我が身ですが、機会があればしょっちゅう聴き直してしまう作品というのは幾つかあって、その内の1枚が、テキサス州はヒューストン出身の5人組が'06年に発表したこの2ndアルバム。
テクニカルに弾きまくりつつも歌心を失わないギターを筆頭に、高いプレイ・アビリティを有するメンバーによって織り成されるのは、複雑且つ起伏に富むアレンジ&曲展開に彩られたドラマティックなプログレ・メタル・サウンド。
独り善がりにならないよう十二分に気の払われたキャッチーな楽曲構築術等はDREAM THEATERからの多大なる影響が伺える一方、このバンドならではの個性を主張するのが、時に柔和なポップ風味も垣間見せる独特の哀メロ・センス。
泣きを含んだ甘い声質のシンガーによって歌われる、AOR/産業ロックに通じる透明感を湛えた叙情メロディや、美しく壮麗に編まれたボー
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STRIDE (2012-11-19 00:15:38)
80年代末、ジョエル・グレゴアー(G)とマット・カンズラー(Ds)が出会ったことを切っ掛けに誕生。
当初はLAで活動していたものの、どちらも音楽学校卒のインテリゆえ彼の地の狂騒的なノリが肌に合わなかったのか、後にテキサス州ヒューストンに拠点を移している。
才能は豊かだったがシンガーには恵まれないバンドで、'01年に発表したデビュー作はシンガー不在のまま制作されたインスト・アルバム。ようやく正式メンバーとしてゲイリー・べリン(Vo)が加入するも、この人、確かな実力を有しながらも個人的事情から脱退したり再加入したりを繰り返す問題児だったというオチ。
それでも、彼が歌い'06年に発表された2nd『IMAGINE』は素晴しい完成度を誇り、各方面で高評価を獲得。バンドはこの作品をもって日本デビューも飾った・・・のですが、その後彼らの活動は停滞。現在バンドがどうなっているのかは不明
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