この曲を聴け!
火薬バカ一代さんのページ
火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 4001-4050
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142
GRAND MAGUS-The Hunt ★★★ (2012-09-02 00:53:49)
熱く骨太なエモーションを迸らせるシンガー兼ギタリストとして、そして、聴き手を古の戦場へと誘うが如き勇壮さ、北欧の荒涼たる大地を想起させる冷厳な悲哀と、ミスティカルな雰囲気を兼ね備えた楽曲をクリエイトする優れたソング・ライターとして、相変わらず強烈な存在感を放ちまくりなJ.B.(Vo、G)率いるGRAND MAGUSが、ドラマーをセバスチャン“セブ”シッポラから、SPIRITUAL BEGGARSやFIREBIRDでの活躍で知られるラドウィッグ・ヴィッドに代えて'12年に発表した6thアルバム。
雄々しい曲調と重厚な掛け声コーラスがメタル魂に火を点す③、野蛮で好戦的なGリフに思わず血が滾る④、ムーディな歌声と寂寥感を湛えたアコギ/ストリングスによる「静」パートと、力強く盛り上がっていく「動」パートの二部構成からなる⑦、そこから間髪入れずに⑧(Gソロが絶品)へと繋がっていくアルバムの山
…続き
SAVAGE MESSIAH-Plague of Conscience-The Mask of Anarchy ★★★ (2012-09-01 00:33:36)
プログレ・メタルの薫りも漂う、
8分以上に及ぶ大作ラスト・ナンバー。
心を掴む歌メロや長尺を聴かせ切る曲展開の
構築センスも然ることながら、やはり特筆すべきは
劇的なフレーズを豊かに紡ぎ出す2本のGの活躍ぶり。
正直堪らんですよ。
SAVAGE MESSIAH-Plague of Conscience-The Accuser ★★★ (2012-09-01 00:20:33)
3rdアルバム収録楽曲の中では
比較的スラッシュ・テイストが色濃く感じられる
スピード・ナンバー。
とは言えVoはハッキリと歌っていますし、
劇的な構築感とモダン味わいを併せ持った曲調を聴いていると
再結成後のPARADOXのことを思い出したりしますね。
SAVAGE MESSIAH-Plague of Conscience-Carnival of Souls ★★★ (2012-09-01 00:14:19)
ドラマティックな起承転結を有する
アルバムでも1、2を争う名曲。
劇的なサビメロの展開には思わず握り拳を
突き上げたくなりますよ。
緩急の効いた演奏を聴かせてくれるGも
グッジョブ。
SAVAGE MESSIAH-Plague of Conscience-Plague of Conscience ★★★ (2012-09-01 00:01:20)
勇ましくメロディアスに歌い上げるVoや
サビメロにうっすらと被さるKey等
スラッシュというよりもパワー・メタル的な
感触を携えて疾走するアルバムOPナンバー。
でも良い曲ですよ。
STRIKER-Armed to the Teeth ★★ (2012-08-29 22:31:01)
新たにオーストリアのインディー・レーベルNAPALM RECORDSと契約を交わし、日本デビュー作ともなった'12年発表の2ndアルバム。
B級感は相変わらずながらも、描き込みのレベルが明らかに「プロ」の仕事なアートワーク、それに、かのマイケル・ワグナーがプロデュースを手掛けたサウンド・プロダクションの質からも、バンドが以前より数ランク上のステージへと移行したことが伝わってくる本作。
更なる逞しさを身に付けつつも、(シャウトに逃げることなく)より丁寧な歌唱を心掛けるVo、これまで以上によく歌い、練られたフレーズを閃かせるG、雄々しくスピーディに疾駆するリズム等、収録楽曲は、従来の勢いに任せた荒々しい前のめり感覚を薄れさせた代わりに、地に足を着けた堂々たる佇まいを獲得。前2作は、聴いていると微笑ましさについニコニコしてしまう内容でしたが、今回はNWOTHMの枠を飛び出し、聴いて
…続き
STRIKER-Eyes in the Night ★★ (2012-08-27 22:29:33)
WHITE WOLF(もう新作は作らんのでしょうか)のカム・マクレオドをプロデューサーに起用してレコーディング作業を行い、'10年にリリース。バンドの世界レベルでの知名度向上に大きく貢献した1stフル・アルバム。
思わず苦笑を誘われるジャケット・アートワークや、締まりに欠けるサウンド・プロダクションの質はデビューEPと五十歩百歩な感じですが、一方でスラッシュ・メタルばりの鋭角さで刻まれるGリフや、流麗且つ劇的に乱舞するツインGの切れ味、勇壮さをいや増したコーラス・ワーク等、収録楽曲のクオリティは目に見えてパワーアップ。バンドが前のめりな勢いよりも整合性を意識し始めたことがハッキリと伝わってくる本編は、こうなると、声質はやや甘めながらも確かな歌唱力で楽曲の雄々しさや、ドラマ性の底上げに一役買ってくれる歌の上手いフロントマンを擁している点も活きて来ます。
特に、勢いで誤魔化すこと
…続き
SAVAGE MESSIAH-Insurrection Rising-He Who Laughs Last ★★★ (2012-08-27 22:28:55)
疾走パートあり、2本のGが勇壮に絡み合う
劇的なインスト・パートあり・・・といった具合に、
ラスト・ナンバーに相応しいドラマティックな
曲展開が聴きものの逸品。
SAVAGE MESSIAH-Insurrection Rising-The Serpent Tongue of Divinity ★★★ (2012-08-27 22:26:50)
強い求心力を発散するイントロからスタートする、
“PAINKILLER”と“RAPID FIRE”を
足して2で割って(?)、パワー/スラッシュ・メタル・テイストで
味付けようなアルバムでも1、2を争う名曲。
STRIKER-Road Warrior ★★ (2012-08-27 07:19:36)
ダン・クリアリー(Vo)と、イアン・サンダーコック(G)が中心となって'07年に結成した5人組正統派HMバンドが、'08年にドイツのインディー・レーベルIRON KODEXからリリースした5曲入りデビューEP。
「ちょっと友達に頼んで描いてもらいました」的なジャケットのイラストや、イマサンなサウンド・プロダクションはいかにも「NWOTHMバンドのデビュー作」然とした風情ですが、中身の方はこれがなかなか舐めたもんじゃありません。
メンバーがフェバリットとしてその名前を挙げるSAXON、JUDAS PRIEST、IRON MAIDEN、VICIOUS RUMORS、CRIMSON GLORY etc・・・といったバンドからの影響が散りばめられた、スピーディで劇的な収録楽曲の充実したカッコ良さゆえ、上記した要素も「新人バンドらしい勢いに満ちた作風」と思わず好意的に解釈したくなるとい
…続き
SAVAGE MESSIAH-Plague of Conscience ★★★ (2012-08-25 01:38:24)
英国はロンドン出身の4人組が、新たにEARACHE RECORDSと契約を結んで'11年に発表した3rdアルバム。
BURRN!!誌の輸入盤レビューにおいて90点台のハイスコアを叩き出したスラッシュ・アルバムということでも話題を呼んだ作品ですが、正直なところ、ここまでVoがちゃんと歌っていて、バッキングもメロディアス、且つ曲によってはKeyによる薄化粧が施されている音楽性を「スラッシュ・メタル」と形容していいもんかどうか。Gリフの質感や、ハキハキとしたリズムの疾走感からは確かにスラッシーな感触も伝わってくるのですが・・・。
とは言えそれが悪いわけじゃなく、テクニカルに弾き倒す2本のGの存在もあって80年代のSHRAPNEL系パワー・メタルのことを思い出したりもする彼らのサウンドは、単純にカッコイイし個人的には非常にツボ。(シンガーもかつてのSHRAPNEL系バンドよりずっと上
…続き
SAVAGE MESSIAH-Insurrection Rising ★★ (2012-08-24 07:17:54)
デイヴ・シルヴァー(Vo、G)が結成したHEADLESS CROSSを前身に、'07年に英国はロンドンにて誕生。自主制作でEPや1stフル・アルバムをリリースした後、CANDLELIGHT RECORDSと契約を交わして'09年に発表した2ndアルバムがこれ。(プロデューサーには、かのクリス・タンガリーディスを起用)
しっかりとメロディを追って歌うVoに、JUDAS PRIEST、IRON MAIDENの流れを汲む劇的なツインG、そして派手さやスピード以上に「展開」と「構築感」を重視する英国流HMの流儀に則ったスラッシュ・サウンドを基調に、そこへモダンなエッジと重量感を流し込んで仕上げられた作風が本作の持ち味。③⑦といった重厚且つメロディアスな楽曲の存在や、場面によってはKeyを隠し味的に用いる手法からもパワー・メタル志向が既に明確に見て取れますが、それでも次作に比べるとスラッシー
…続き
TOKYO-San-Emiko ★★ (2012-08-21 21:59:34)
“KEIKO”の次は“EMIKO”ですよ。
どうせなら歌入りにしてくれりゃ良かったのに
と思わなくもないですが、これはこれで
十分に魅力的な叙情インスト・ナンバー。
TOKYO-San ★★ (2012-08-20 21:15:52)
当時は国内盤のリリースが見送られてしまったものの、ジャケットに描かれた日本人女性、日本語の「三」から取られたアルバム・タイトル、更に“EMIKO”なる楽曲を収録する等、相変わらず日本ネタには事欠かない'83年発表の3rdアルバム。
上手いVoに上手いG、美しいハーモニーに華やかなKeyと、メロディ職人達の卓越した仕事っぷりを存分に堪能できる本作は、ドイツっぽさの殆ど感じられないキャッチーなハードポップ・サウンドが、これまで同様最初から最後まで貫徹されている一方で、アレンジは益々お洒落になり、楽曲のポップ化も一層押し進められている印象が強い。
それはそれで魅力的とはいえ、個人的に気になったのが前2作に比べメロディから哀愁が薄れている点。特に前半に並ぶ楽曲にその傾向が強く出ているような・・・。尤も、それでも質の高さは疑いようがないですし、インストなのが勿体ないくらいの名曲⑤以降は
…続き
SHOOTING STAR-Burning-Straight Ahead ★★★ (2012-08-20 00:22:06)
ちょっぴりLAメタル的な味わいも感じさせてくれる
力強く高揚感に溢れたOPナンバー。
本編への没入度を効果的に煽ってくれるインスト序曲
“PREVIEW”とセットでお楽しみ下さい。
SHOOTING STAR-Burning-Reckless ★★★ (2012-08-20 00:19:03)
ランニング・タイムは4分台とコンパクトに
聴き易くまとめられていますが、バイオリンを
巧みに用いたドラマティックなアレンジ等、
プログレ・ハード・バンドとしてのバンドの出自が
はっきりと確認できるアルバム後半のハイライト・ソング。
SHOOTING STAR-Burning-Reach Out I'll Be There ★★★ (2012-08-20 00:11:53)
モータウン所属のR&Bコーラス・グループFOUR TOPSの
全米№1ヒット・ソングのカヴァー。
(確かリッチー・コッツェンもカヴァーしてましたっけね)
元々メンバー全員が歌えるバンドゆえ
文句ないハマリっぷりのうえ
ビートを効かせたHR調のアレンジにも◎を進呈したい。
SHOOTING STAR-Burning-Winner ★★★ (2012-08-20 00:04:03)
個人的にアルバムで一番お気に入り。
Gとバイオリンがユニゾンで刻むリフが
『暗黒への曳航』の頃のKANSASを思わせる
ハードさとキャッチーさのバランスが絶妙な名曲で、
ラジオ・ヒットとなったのも納得ですよ。
SHOOTING STAR-Burning-Burning ★★★ (2012-08-19 23:58:59)
ロン・ネヴィソン繋がりで
中期JOURNEYを思わせる
雄大なスケール感を備えた
アルバム表題曲でもある
メロハー・チューン。
SHOOTING STAR-Burning ★★★ (2012-08-19 00:54:52)
再度ロン・ネヴィソンとタッグを組んで作り上げられた'83年発表の4thアルバム。
ラジオ・ヒットとなった②⑧、それに⑨といったポップな躍動感に満ちた楽曲が顕著に表している通り、ヴァイオリン奏者を擁しながらもそれを飛び道具としては用いず、飽くまでアンサンブルを重視してコンパクトにまとめられた「脱プログレ・ハード、おいでませAOR/産業ロック」な方向性を模索する本作ですが、次の『SILENT SCREAM』程はそっち路線に開き直れておらず、随所にプログレ・ハード時代の残り香を漂わせた作風は、バンドが未だ過渡期にある事実を物語っています。
但し、モータウン・バンドFOUR TOPSの名曲の秀逸なカヴァー⑦を含む本編は、前作を大きく上回る捨て曲なしのクオリティを提示。また全体的にハードネスの底上げが図られているのは、ポップ方向に振れた前作の反動か、はたまた当時アメリカで隆盛の機運を見
…続き
PRISM-See Forever Eyes-See Forever Eyes ★★★ (2012-08-17 23:41:09)
アルバム『SEE FOREVER EYES』の中では
比較的プログレ・ハード色が強く感じられるアルバム表題曲。
クセのない声質のVoが真っ直ぐに歌い上げることで
青空へ高く高く舞い上がっていくような高揚感を演出する
キャッチーなサビメロが秀逸。鮮烈なシンセ・サウンドと
Gの泣き具合もグーですよ。
PRISM-See Forever Eyes-You're My Reason ★★★ (2012-08-17 23:38:24)
哀愁を帯びたVo、泣きの入ったG、感傷的なKey、
それに重厚なハーモニーとが一体となって醸し出す
美しくも余りに物悲しい曲調に思わず鼻の奥がツーンとなる、
QUEENからの影響も垣間見える泣きの名バラード。
PRISM-See Forever Eyes ★★★ (2012-08-16 23:08:06)
結成に当たっては、後にプロデューサー/ソングライターとして名を馳せるブルース・フェアバーンやジム・ヴァランスといった面々も関わっていた、カナダはバンクーバー出身の老舗ロック・バンドが'78年に発表した、日本デビュー作でもある2ndアルバム。(邦題は『永遠の輝き』)
彼らが大きな成功を収めるのは'79年に発表された3rdアルバム『ARMAGEDDON』以降ですが、内容に関して言えば本作のクオリティも決してそれらに引けを取りません。
何を置いてもまずVoとKey、それに美しいハーモニーを最優先にする、PRISMというバンド名に相応しい煌きを湛えたハードポップ・サウンドは、HR/HMファン的には柔和過ぎて刺激に乏しい音かもしれませんが(これでも彼らのカタログの中ではハードな方なのですが)、親しみ易いポップなメロディに、磨き抜かれたアレンジと歌心を伴った演奏によって形成される楽曲の数
…続き
RUNNING WILD-Branded and Exiled ★★ (2012-08-16 00:36:23)
メイン・ソングライターの1人であり、強いスラッシュ嗜好の持ち主だったプリーチャー(G)が脱退し、バンドの舵取り役が完全にロックン・ロルフ(Vo、G)へと委譲された'85年発表の2ndアルバム。
そのためスラッシュ・メタル的な前掛りの攻撃性は薄れてしまいましたが、その分、音作りはグッと引き締まり、サウンドに宿る硬質感や重量感、それにスケール感は倍増。ロックン・ロルフも前作以上にメロディアスに、雄々しく歌い上げるようになった本編は、これにてようやく、エピカルで勇壮な「パイレーツ・メタル」路線への戸口に立ったとの印象を受けます。中でもACCEPT風(FAST AS A SHARK?)のGリフが疾走するパワフルな⑤、そしてライブでのコール&レスポンスが容易に想像できる剛直なラスト・ナンバー⑨は名曲。
ただ作品全体としては、構成の妙よりも力押しに終始するスタイルに大きな変化はなく、とな
…続き
AWFUL TRUTH-Awful Truth, The-Circle ★★★ (2012-08-16 00:35:12)
重たくも冷やかな音色のBと変幻自在のDs、
エキゾチックなメロディを奏でるGとが絡み合い作り出す
スペーシーな音空間を浮遊する、物憂げなメロディを歌うVoと
美しい三声ハーモニー・・・
久し振りに聴き直しましたが、確かに素晴しい曲です。
RUNNING WILD-Gates to Purgatory ★★ (2012-08-11 01:41:15)
「勇壮で男臭いHM」という基本路線は既にしっかと見据えられているものの、独自の「型」を構築し、その型が醸し出す威厳や重厚感で聴き手を圧倒した名盤『DEATH OR GLORY』に比べると、このデビュー作を発表した頃のRUNNING WILDは腰が据わっておらず、バタバタとして落ち着きがない。例えるならMETALLICAの『KILL 'EM ALL』なんかに通じる青臭さが全編に亘って充満しているわけですが、その代わり、前のめりに突っ走るアグレッシブなカッコ良さはこの頃ならではの魅力とも言ます。
ラフな音質、ササクレたGリフ、五芒星があしらわれたアートワークに、「SATAN」「DEMON」「666」といった単語が登場する歌詞、あとついでにギタリストのいかにもなステージネーム(プリーチャー)等、全体的にかなりスラッシュ寄りのハードコアなHMサウンドを標榜している本作は、ロックン・ロルフ(
…続き
PILEDRIVER-Stay Ugly-The Executioner ★★★ (2012-08-09 22:07:07)
パイルドライバーが歌う大仰なメロディと
ドラマティックな曲展開を聴いていると
何となく、『INTO GLORY RIDE』を発表した頃の
MANOWARを更にスラッシュ・メタル化したかのような
サウンド、と評したくなります。
PILEDRIVER-Stay Ugly-The Fire God ★★★ (2012-08-09 22:04:57)
JUDAS PRIESTを思わせるイントロを備えた
劇的な疾走ナンバー。
エピック・メタル調のサビメロもカッコイイ。
作曲担当のデヴィッド・ディファイは
かなりこの曲が気に入っていたようで
後にVIRGIN STEELEでもセルフ・カバーしています。
PILEDRIVER-Stay Ugly-The Incubus ★★ (2012-08-09 22:02:31)
刻みの細かいササクレたGリフに
性急に突っ走るビート、
その上でヒステリックに叫び倒すVoと、
アルバムが一気にスラッシュ・メタル色を
強めたことを如実に物語るOPナンバーです。
PILEDRIVER-Stay Ugly ★★★ (2012-08-08 22:17:43)
デビュー作同様、気心の知れたメンバーとアルバム作りをするつもりでいたら、レコード会社の横槍で作曲チームの変更を余儀なくされてしまったため、パイルドライバー(Vo)が「らしさの失われた作品。バンド名を変えてリリースすべきだった」と評する'86年発表の2ndアルバム。
相変わらずアホらしさ全開なアートワークや、高カロリーで豪快(大雑把ともいう)な男飯チックな作風等、基本路線はデビュー作のノリを継承しつつも、VRGIN STEELEのデヴィッド・ディファイが、お遊びで演っていた被り物スラッシュ・メタル・バンドEXOCISTのエドワード・パッシーノ(後にVIRGIN STEELEに加入)と共に手掛けた楽曲の数々は、荒々しく刻まれるGリフに性急に突っ走るリズムといい、よりアグレッシブに、よりスピーディに、スラッシュ/パワー・メタル然とした尖がり具合が強化。それに合わせてパイルドライバーも前作
…続き
PILEDRIVER-Metal Inquisition-Witch Hunt ★★ (2012-08-08 22:12:59)
曲展開に芸がない割に7分以上もある
大作曲なんですが、これが不思議と
飽きずに聴くことが出来るのだから面白い。
決して上手くはないが味のあるVoと
地を這うようなヘヴィネスが演出する
曲名に相応しい邪悪な雰囲気がナイスです。
PILEDRIVER-Metal Inquisition-Metal Inquisition ★★★ (2012-08-08 22:10:26)
音は悪いし、声域の狭い濁声Voや
ソロを弾ききれていないG、
こじんまりとした打ち込みのDs等
マイナス要素の多さにも関わらず、
Gリフとサビメロのカッコ良さには
心の中のメタル魂にポッと火を点される
サムシングが溢れています。
PILEDRIVER-Metal Inquisition ★★ (2012-08-07 23:27:46)
実も蓋もないバンド名のみならず、「SM風ボンデージ衣装で弛んだ中年体型を包み込み、満面の笑みを浮かべながらステージ上で暴れ回る謎の覆面男」というジャケット・アートワークからして、高濃度のバカメタル・エキスに噎せ返りそうになる、PILEDRIVER、'85年発表の1stアルバム。
音楽性の方も、そうしたアピアランスや、“SEX WITH SATAN”“ALIEN RAPE”といったアホ・・・じゃなくて仰々しい収録曲のタイトルが如実に表す様に、ハッタリ感とイーヴルな空気を満載にしたパワー・メタルが全編に亘って貫かれており、NWOBHM由来のダークな正統派HMをアメリカンな馬力と大味さで料理し、且つアングラ・テイストで味付けしたようなカルト・サウンド、と言えば本作がどんな作風なのか伝わるでしょうか?
パイルドライバー氏の野卑な濁声Voは好き嫌いが分かれるところだし(キャラ立ちは最高
…続き
PILEDRIVER (2012-08-07 23:26:07)
カナダのオンタリオ州オタワを拠点に活動していた、CONVICTのフロントマンとしても知られるゴード・カーチンが、「KISSのHM版をやったらヒットするんじゃね?」という所属レコード会社からの持ち込み企画に乗っかる形で立ち上げた覆面メタル・プロジェクト。
'85年に1st『METAL INQUISITION』、'86年に2nd『STAY UGLY』という2枚のアルバムをそれぞれ発表。ブックレットにはヘンテコなステージ・ネームのメンバー達が記されているますが、実際にはバンドとしての実体はなく、1stではMAINSTREAM時代の僚友レズリー・ハウとルイス・レニーが、2ndではVIRGIN STEELEのデヴィッド・ディファイ、エドワード・パッシーノらが曲作りを担当している。
尚1st『METAL INQUISITION』は、発表された年だけで2万5千枚以上を売り上げた(最終的に両
…続き
DEMON-Blow-Out-Sacred Heart ★★ (2012-08-06 21:24:28)
このタイトルだけで名曲認定したくなりますが
実際、美しく爪弾かれるアコギに、デイヴ・ヒルの
切々とした歌声が被さるイントロだけで
ノックアウトされてしまいます。
欲を言えば中盤にもうひと展開欲しいのですが、
この芸のない実直さもDEMONの魅力の1つなのです。
DEMON-Blow-Out-Stop the Fire ★★★ (2012-08-06 21:13:55)
哀愁に満ちたスティーヴン・ブルックスの
Gの妙技が冴えるロッカ・バラード。
物悲しい曲調ながら、威厳を失っていない辺りが
如何にも大英帝国出身バンド、流石DEMONです。
DEMON-Blow-Out ★★ (2012-08-04 00:46:31)
思わず「もうちょっと何とかならんかったのか・・・」と声を掛けたくなる貧相なアートワークが目印の、'92年発表の9thアルバム。しかし見た目に反して中身は充実しているのだから流石はDEMON。
前作『HOLD ON TO THE DREAMS』を最後にKey奏者のスティーヴ・ワッツが脱退してしまったため、今回から曲作りのパートナーがスティーヴン・ブルックス(G)に交代しているのですが、これによりプログレ・テイストや大作主義が綺麗サッパリ取っ払われ、ソリッド且つコンパクトにまとめられた楽曲は過去最高にギター・オリエンテッドでヘヴィ・メタリック。
反面、メロディにキャッチーさが欠ける場面も散見され、その辺りにはやはりスティーヴ・ワッツの不在を実感せざるを得ないわけですが、スティーヴン・ブルックスもその穴を埋めるべく、ソング・ライターとしてもギタリストとしても奮闘しており、特に、Gが
…続き
MYSTERY-BACKWARDS-SARAJEVO ★★★ (2012-08-02 23:21:26)
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を題材としているだけに
全編をヘヴィ且つ悲壮な雰囲気が支配する、
“NO MORE TEARS”と並んで2ndアルバムの
ハイライトを飾るドラマティックな名曲。
ピーター・デ・ウィントが熱唱するあまりに
悲しいメロディに胸を締め付けらる思いです。
MYSTERY-BACKWARDS-NO MORE TEARS ★★★ (2012-08-02 23:14:04)
ほの暗い憂いを帯びたヴァース部分と
前向きな爽やかさを感じさせるサビメロの
劇的な対比に思わず胸が高鳴る、
2ndアルバム屈指の名曲です。
MYSTERY-BACKWARDS ★★ (2012-08-01 22:48:25)
プロデューサーにHAREM SCAREMのハリー・ヘス&ピート・レスペランスを迎えてレコーディング作業が行なわれた、'94年発表の2ndアルバム。
作曲面でもバンドに貢献していたKey奏者の脱退の影響か、「キャッチーなメロディと壮大なアレンジに彩られたメロディアスHR」という基本路線は堅持しつつも、本作はよりハードネスを強調。重厚感を増した音作りと相俟って、全体的にクリス・デ・ブラウアーのGサウンドが前に出た作りになっている。
そうした叙情性を薄れさせた作風が裏目となり、あまり印象に残らない楽曲もチラホラ見受けられるのですが(特にアルバム前半)、一方で、元々太めの声質の持ち主だったピーター・デ・ウィント(Vo)にはこの方向性がしっくり来たようで、アコースティカルなバラード⑥⑫、サビで転調する曲展開に胸が高鳴る⑦、クリスの泣きのGプレイが炸裂する⑧、悲壮感を湛えてドラマティック
…続き
MYSTERY-MYSTERY-FATA MORGANA ★★ (2012-07-31 23:30:44)
このタイトルに相応しい幻想的な雰囲気と、
ラスト・ナンバーらしいスケールの大きさ、
それにドラマティックな曲展開を備えた名曲。
クリス・デ・ブラウアーが閃かせる
華麗なGプレイもこの曲の大きな聴き所の1つですね。
MYSTERY-MYSTERY-WE ARE UNITED ★★ (2012-07-31 23:27:14)
団結を訴えるタイトル通り、メタル・アンセム風の
力強い曲調は、CROSSFIREやOSTORAGOTHなんかで
演っても違和感なさそうな感じ。
でも、やはりこちらの方がグッと洗練され
聴き易く仕上がっています。
MYSTERY-MYSTERY-FOREVER ★★★ (2012-07-31 23:24:34)
ピアノに始まり、Voと全楽器が加わって
ドラマティックに盛り上がりつつ、
最後は再びピアノにて幕が下ろされるという
教科書通りのパワー・バラード。
とは言え良いものは良い。
バンドのメロディ・センスの良さが
確認できる名曲です。
MYSTERY-MYSTERY-PLEASE DON'T LEAVE ME NOW ★★★ (2012-07-30 23:19:42)
THIN LIZZYの名曲みたいなタイトルですが
別にカヴァーというわけではない。
プログレ・ハード・タッチのKeyが非常に
良い仕事していて(作曲にも関与している)
特に指の隙間から零れ落ちていくような
悲哀に満ちたサビメロが出色。
勿論VoもGも良い。
個人的に1STではこの曲が一番好きかな。
MYSTERY-MYSTERY-THE LAND OF MYSTERY ★★★ (2012-07-30 23:10:06)
CROSSFIRE~OSTORAGOTHといったパワー・メタル・バンドで
歌っていたピーター・デ・ウィントのイメージとは俄かに
一致し難い、明朗で爽快なポップ・メタル・チューン。
歌い出しとKeyリフはVAN HALENの“JUMP”っぽいかな?
それでいて、そこはかとなく涼しげな哀愁が漂って来る辺りが
このバンドならではの味。
MYSTERY-MYSTERY ★★★ (2012-07-29 23:22:46)
CROSSFIREにOSTROGOTHという、80年代のベルギーHR/HMシーンを代表するバンドでパワフルな喉を披露してきたピーター・デ・ウィント(Vo)が、CROSSFIRE時代の僚友クリス・デ・ブラウアー(G)と共に結成したバンドのデビュー作('92年リリース)
CROSSFIREとOSTROGOTHは、NWOBHMからの影響を伺わせるマイナー調の男臭いパワー・メタル・サウンドが持ち味のバンドでしたが、一転今回ピーターが追及しているのは、よりポップ・センスの活かされたメロディアスHR。
アンセム調の重厚な⑤や、本編随一のドラマ性の高さを発揮する⑫のような比較的ハードな楽曲も収録はされていますが、それらにしても、一層伸びやかに歌うようになったピーターのVoを中心に据え、クリスのメロディを大切にするGプレイと、曲展開を華やかに装飾するKeyサウンド、それにスケールの大きなアレ
…続き
RUNNING WILD-Death or Glory ★★★ (2012-07-29 01:23:30)
ロックン・ロルフ・カスパレク率いるジャーマン・メタル軍団、'89年発表の5thアルバム。
HELLOWEEN一派に比べるとメロディに愛想がない分、胸毛も腋毛もボーボーな男臭くて大仰なパワー・メタル・サウンドが持ち味の彼らは、いち早く「海賊」のイメージを取り入れていたことで有名ですが、昨今の所謂ヴァイキング・メタル・バンドが、史実と地続きのリアルなヴァイキング像や彼らの思想性・精神性に拘っているのに対し、RUNNING WILDは飽くまでフィクション上に立脚し、ある意味ショー・アップされた海賊のイメージを追及しており、大スケールで展開される楽曲の方も、暗さやアングラ臭以上に、華々しく劇的な感触の方が強く感じられます。(だからこそ「ヴァイキング・メタル」ではなく「パイレーツ・メタル」と評されているのでしょうか)
大航海の始まりを力強く宣言する疾走ナンバー①でハートを鷲掴みにされて
…続き
HUNTRESS-Spell Eater-Eight of Swords ★★★ (2012-07-26 22:30:55)
デビューに先駆けてPVも作られたリーダー・トラック。
「HUNTRESSってどんなバンド?」という方には
この曲のPVを見てもらうのが一番手っ取り早い。
端麗な容姿に、胸元パックリ/股間ザックリな
エロティックな衣装に身を包んだジル・ジェイナスの
艶姿に「おおっ」と身を乗り出した諸兄が、
彼女の発するヒステリックなスクリームに「おおっ?」と
思わず身を引く姿が目に浮かぶようです。
あ、楽曲そのものもオカルティックな風情漂う
スピーディな正統派HMナンバーで非常にカッコイイですよ。
HUNTRESS-Spell Eater-Snow Witch ★★★ (2012-07-26 22:25:14)
タメと疾走を繰り返す緩急の効いた曲展開に、
大仰なメロディを歌い上げるジル・ジェイナスのVoと、
煽情的なフレーズ・センスに冴えを感じさせる
2本のGが華を添えた名曲。
個人的にはアルバムで一番お気に入り。
HUNTRESS-Spell Eater-Spell Eater ★★★ (2012-07-26 22:20:56)
イントロからブラック・メタル風のGリフが刻まれ
ジル・ジェイナスのドスの効いたパワフルな歌唱が
炸裂するブルータルなOPナンバー。
楽曲自体のカッコ良さは勿論のこと、
多彩な表現力を駆使して曲調をドラマティック且つ
シアトリカルに彩るジル嬢のVoは本曲の白眉。
MyPage