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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 4501-4550
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UNIVERSE-Universe-Weekend Warrior ★★★ (2011-11-29 21:07:54)
名曲“ROLLIN' ON”の強烈なインパクトに
掻き消されがちですが、これも“ROLLIN~”と
タメを張る名曲だと思います。
GとKeyがユニゾンで刻むリフのカッコ良さよ。
PROUD-Fire Breaks the Dawn-Star of the Masquerade ★★★ (2011-11-29 21:01:53)
シャープなリフ・ワークから、
美しくドラマティックなユニゾン・プレイまで
流麗にこなすツインGが主役を張る
スピーディなラスト・ナンバー。
“仮面劇の主人公”なる大仰な邦題に
名前負けしていない名曲です。
PROUD-Fire Breaks the Dawn-No Losers ★★★ (2011-11-29 20:58:47)
ダーク且つ甘美なメロディを豊かに奏でる
2本のGに牽引される形で、ドラマティックに
展開していくアルバム中盤の山場的名曲。
雄々しい男性コーラス・パートが非常に印象に残りますね。
PROUD-Fire Breaks the Dawn-Echoes From the Past ★★ (2011-11-29 20:53:29)
邦題は“記憶のかなたへ”
歌唱力はそれ程でもないが魅力的なメロディを歌うVoと
流麗なメロディを奏でるツインGが見事なコンビネーションを
披露するサビメロが秀逸です。
筋肉少女帯-蔦からまるQの惑星 ★★ (2011-11-28 20:08:52)
ヘヴィ・メタリックな作風のアルバムが連続した反動なのか、一転してコミック・バンド的な味わいが強く打ち出されている(ような気がする)'10年発表の15th。別に筋肉少女帯にストレートなHR/HMサウンドは求めていないので、アグレッシブな内容じゃなかったからと言ってガッカリすることはないのだが、今回はこれといった強力なキメ曲が本編に見当たらず、また全体的にメロ
ディも弱いかな?と(特に本編後半)。
そういう意味では7th『UFOと恋人』辺りとの共通点を感じたりもする1枚なのだが、『UFO~』がよくよく聴けば個々の楽曲自体は良く出来ていたのと同様、本作もまた、Key奏者(というよりピアニスト)三柴理の華麗なる指捌きが炸裂する“家なき子と打点王”や、中世風のお城が建ちそうな程の構築美に溢れた“爆殺少女人形舞1号”(いずれも作曲は橘高文彦)等、ドラマティックな名曲の存在が確認できるし、
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筋肉少女帯-シーズン2 ★★★ (2011-11-26 21:54:45)
吉田仁美版『DESTROYER』(?)といった趣きのイラストがアートワークを飾る、再結成第2弾スタジオ作にして、'09年発表の14thアルバム。
前作『新人』はヘヴィ・メタリックな色合いが強く打ち出された快作でしたが、今回もその傾向は継承されており、橘高文彦(G)のみならず本城聡章(G)や内田雄一郎(B)らも、優れたメロディ・センスはそのままにエッジの効いた楽曲の数々を提供、HR/HMリスナーが聴いても十二分に楽しめる内容に仕上げてくれているのが嬉しい。
個人的には三柴理(Key)の妙なるピアノの調べが存分にフィーチュアされている点もツボで、特に、タイトル通りの哀愁漂わせたメロディがパワー・メタリックに疾走する“ドナドナ”、別プロジェクトでリリースされた名曲のセルフ・リメイク“踊る赤ちゃん人間”、リリカルな歌詞と劇的な曲調が相互に補完し合う“1000年の監視者”、長谷川浩二(
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SKELETONWITCH-Forever Abomination-Reduced to the Failure of Prayer ★★ (2011-11-26 01:03:32)
Voはデス/ブラック・メタル風味ですが
曲調自体はスラッシュ・メタルそのもの。
豪快に疾走するDsと、メロディアスな
Gソロが良いアクセントとなっています。
SKELETONWITCH-Forever Abomination-Of Ash and Torment ★★★ (2011-11-26 01:02:10)
ヘヴィ・メタリックに疾走するGリフのカッコ良さで
勝負あった!となる、アルバム前半のハイライトを飾る
スピード・ナンバーの名曲。
SKELETONWITCH-Forever Abomination-Cleaver of Souls ★★★ (2011-11-26 01:00:21)
北欧デス/ブラック・メタルとスラッシュ・メタルと
正統派HMのハイブリッドという、このバンドならではの音楽性の
(現時点における)最高到達地点とでも言うべき名曲。
筋肉少女帯-UFOと恋人 ★★ (2011-11-23 21:33:26)
インターネット登場以前、アルバムのヒットには必須だった「タイアップ曲」を多数収録しているせいか、はたまた全体的にコミック・ソング色が強くHR/HMテイストが控えめなせいか、従来作と聴き比べた際、アクや毒が弱く小粒な仕上がりの印象が否めない'93年発表の8thアルバム。
尤も、一捻りも二捻りも加えられた技有りアレンジの数々や、耳を捉えるキャッチーなメロディ、それにアコギ/Keyを効果的に用いたドラマティックな曲展開など、例えそれが盆踊り音頭だろうがGS風ペケペケ・サウンドだろうが、随所に「おっ」と思わせてくれるフックを仕掛けた作曲センスの冴えは相変わらず抜群。
ヘンリー・マンシーニの名曲に日本語詞を付けてカヴァーした“ひまわり”、本城聡章(G)のメロディ・メイカーとしての才能の煌きが感じられる“君よ!俺で変われ!”、憂鬱でドラマティックな“パレードの日、影男を秘かに消せ!”、ロ
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筋肉少女帯-断罪!断罪!また断罪!! ★★ (2011-11-23 00:23:11)
昭和特撮風味漂う実写版「オロカメン」(ジョージ秋山!)のジャケット・アートワークと、押しの強いアルバム・タイトルが強烈なインパクトを放つ'91年リリースの6th。
全6曲収録(6枚目だから?)というEPクラスの控えめなボリュームに反して、聴き終えた後には十二分な満腹感に浸れる高カロリー仕様な本作は、中毒性の高いサビメロが一種トランス状態を引き起こす代表曲“踊るダメ人間”を手始めに、朗らかに狂っている(太田明の小気味良いパーカッションも秀逸な)“猫のおなかはバラでいっぱい”、そこから間を置かずに繋がっていく展開が非常にドラマティックで効果的な、橘高文彦(G)のペンによる劇的な疾走ナンバー“パブロフの犬”、そして、決して上手くはないがそれ以上のサムシングを備えた大槻ケンヂの絶唱と、仄暗く澱んだ感傷的な旋律が猛烈に感情に訴えかけて来るスロー・ナンバー“どこへでも行ける切手”(アニメ『新世
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筋肉少女帯-サーカス団パノラマ島へ帰る ★★ (2011-11-21 20:33:24)
筋肉少女帯ファンにとっては4th、メタル者にとっては橘高文彦(G)が本格的に曲作りに関与し始めた記念すべき最初のアルバム。
祝祭の非現実的な賑々しさと、それが過ぎ去った後に残される一抹の寂寥感を捉えた作風に、コンセプト作よろしく全編にサーカスとピエロ(道化者)のイメージが散らされた本作。凝った装丁が施されたブックレットはまるでメルヘンチックな絵本の如きだが、収録されている楽曲のタイトルは“電波ブギー”に“元祖 高木ブー伝説”etc・・・。
アクの強い独創的な音世界はかなり聴き手を選ぶものの、橘高の流麗なGプレイを得たことでサウンド全体のHM度は急カーブを描いて跳ね上がり(元々HR色は濃いめのバンドでしたが)、取り分け、パワーヒッター太田明の重く豪快なドラミングが映える“23の瞳”や“また、会えたらいいね”、そして中盤にアバンギャルドなジャズ調セクションを挟み込んで突っ走る必殺
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RIOT V-Immortal Soul ★★★ (2011-11-20 20:48:14)
紆余曲折はあったものの結局ト二ー・ムーアがシンガーの座に出戻り、名盤『THUNDERSTEEL』リリース時のラインナップ(勿論、マイク・フリンツも健在)でレコーディングが進められ、'11年に発表されたニュー・アルバム。
ここ数年のトニー・ムーアの歌声には衰えの兆候が見受けられたので(例えば大村孝佳のソロ作とか)、「そんなんでパワー・メタル路線に戻って大丈夫かよ・・・」と懐疑的にならざるを得なかったのですが、ところがどっこい、息の合ったツインGと、名手ボビー・ジャーゾンベクが叩き出すパワフルなリズムに乗って、トニーの朗々たる――衰えなんぞ微塵も感じさせない――歌声が疾走するOPナンバー“RIOT”が切れ味鋭く始まった瞬間、そうした不安は跡形もなく吹き飛ばされてしまいました。流石バンド名を関する自信作だけのことはあり、数ある“THUNDERSTEEL”風疾走曲のなかでも、この曲は本家に
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ANTERIOR-Echoes of the Fallen-Venomous ★★ (2011-11-18 21:03:22)
地響き立てて突進する、アルバム中最もストレートで
アグレッシブな疾走ナンバー。
勿論、IRON MAIDENの遺伝子を受け継ぐ
印象的なGハーモニーを聴くことも出来ます。
ANTERIOR-Echoes of the Fallen-Blood in the Throne Room ★★★ (2011-11-18 21:00:37)
スピーディ且つアグレッシブな曲調に併せて
鮮烈に弾きまくる2本のGの美味しさといったら。
しかも無意味な速弾きではなく、ちゃんと考え抜かれた
ドラマティックでメロディアスなソロを聴かせてくれる点も
評価ポイントです。
ANTERIOR-Echoes of the Fallen-To Live Not Remain ★★★ (2011-11-18 20:58:25)
前作より格段にダイナミズムを増した
(ヘヴィ・メタリックになった)音作りの下、
起承転結がばしっと決まったドラマティックな曲展開が、
アルバムの出来の良さすら確信させてくれます。
SKELETONWITCH-Forever Abomination ★★★ (2011-11-17 23:16:51)
魅力的だが垢抜けなかった2ndを聴いた時は「好みだけど間違っても売れないバンドだよな」とか失礼千万なことを確信してましたが(申し訳ない)、前作がUSチャートで健闘し予想外の好セールスを記録する等、蓋を開けてみれば、NWOTM界隈の出世頭的な躍進振りを刻むに至ったオハイオ出身の5人組、'11年発表の4thアルバム。
実際、荒涼感や禍々しさはそのままに、デビュー当時の線の細いチープさ、アングラ臭が見事に払拭された本作は、デス/ブラック風味の咆哮を轟かせるVoにしろ、オールドスクールなスラッシュ・メタル由来の刻みの細かいGリフ&豪快に疾駆するリズム、それに正統派HM然としたメロディアスでドラマティックなツインGにしろ、逞しさや存在感が格段にUP。
これはプロデュースを手掛けたマット・ハイドの功績のみならず、メンバー・チェンジや過酷なロード生活を通じてバンドがそのポテンシャルをしっか
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VOW WOW-Mountain Top ★★ (2011-11-16 22:40:24)
LAに拠点を移したVOW WOWが、ニール・マーレイの後任Bとしてマーク・グールドを、プロデューサーに巨匠ボブ・エズリンをそれぞれ起用してレコーディング作業を行い、'90年に発表した6thアルバム。
アメリカ・マーケットへの進出を念頭に置いて制作されたというだけあって、共作者にはマーク・スローターらが名前を並べ、前作『VIBE』に比べるとメロディよりもアメリカン・メタル風味の豪快さが強調された内容に仕上がっている一方、あれもこれもと詰め込み過ぎた結果、長大に膨れ上がってしまった本編は通して聴くと散漫な印象が無きにしも非ず・・・といったところなのだが、こうして久々に接し直してみると、1曲1曲の完成度の高さには「流石VOW WOW」と唸らされるモノがありました。
壮大なコーラスに圧倒される“MOUTAIN TOP”や、モダンでファッショナブルな“SPEED”、渋い泣きっぷりが絶品
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VOW WOW-Vibe ★★★ (2011-11-15 22:32:55)
'88年リリースの5thアルバム。
判り易い疾走ナンバーが姿を消し、ミッド・テンポの楽曲主体でまとめられた本編を初めて聴いた時は「随分マッタリとしちゃったなぁ」と思ったものですが、よくよく聴き込めば、多少地味な楽曲にも必ず耳を捉えるフックが仕掛けられており、総合的な完成度の高さでは傑作だった前作『Ⅴ』にも全く引けを取らない出来栄え。
特に、魂揺さぶる人見元基の熱唱と、山本恭司の濃厚なエモーション背負ったG、厚見玲衣の壮麗なるKeyワークが、新見俊宏&ニール・マーレイが叩き出す山あり谷ありの劇的なリズムに乗ってドラマティックに展開していく“FADE AWAY”は、かの“SHOCK WAVES”と同種の感動を味わわせてくれるVOW WOW屈指の名曲です。
また、哀愁を湛えて歌う山本のGが涙腺に沁みる“I FEEL THE POWER”、タメの効いた泣きの叙情バラード“THE
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ANTERIOR-Echoes of the Fallen ★★★ (2011-11-13 17:13:58)
てっきり解散したものとばかり思っていましたが、どっこい健在だったANTERIORの2ndアルバム。しかもこれが、元MENDEEDのスティーヴ・ニクソン(G)ら新メンバーを補充しつつ、積極的にツアーやライブ活動を行う等して地道に研鑽に励んでいたらしく、4年以上の長期ブランクがちゃんと作品のクオリティに反映された充実作に仕上がっているのだから素晴しい。
デビュー作ではIRON MAIDENはもとより、SHRAPNELメタル辺りからの影響も感じさせる、テクニカルなツインGが乱れ咲くメタルコア・サウンドを聴かせてくれていたが、今作ではそのメタルコア分が一気に減退。これまで以上に緩急とドラマ性が盛り込まれた曲展開や、より劇的且つメロディックに絡み合うツインGが搭載された楽曲は、最早オールドスクールな正統派HMそのものと言って決して過言ではないような?
イントロのみでバッチリ掴まれるOP
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VOW WOW-V ★★★ (2011-11-12 19:55:41)
'86年リリースのライブ盤『HARD ROCK NIGHT』を一区切りとして、レディング・フェスティバル参戦を含む本格的な英国進出、オリジナル・メンバー佐野賢二(B)の脱退とニール・マーレイの加入等、激動の時代を迎えていたVOW WOWが'87年に発表した4thフル・アルバム。
“SHOT IN THE DARK”の如きヘヴィ・メタリックな疾走ナンバーや“SHOCK WAVES”級の超名曲が見当たらない代わりに、収録各曲のメロディやアレンジはこれまで以上に丹念に練り込まれ、粒が揃った本編は前作『Ⅲ』を大きく凌駕するクオリティの高さ。
スリリングに切り込んで来る“SOMEWHERE IN THE NIGHT”や、哀愁に満ちた“THE GIRL IN RED”、猛烈に泣かせに掛かる劇的なバラード“CRY NO MORE”といった「これぞメガロック!」な楽曲で堪能出来る、各メンバー
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VOW WOW-III ★★★ (2011-11-10 22:46:40)
印象的なKeyリフを纏ってシャープに疾走する“SHOT IN THE DARK”と、国産HR/HM系バラードの最高峰と評すべき逸品“SHOCK WAVES”という二つの名曲を収録し、ファンからも「HMバンド」VOW WOWの代表作として高い人気を誇る'86年発表の3rdアルバム。
アメリカンな色合いが強く打ち出されていた前作『CYCLONE』に比べ、メロディの湿り気やドラマ性といったブリティッシュ・テイスト(日本のバンドですが・・・)の大幅回復が図られた本作には、曲名通りのアーバンで洗練された雰囲気が心地良い“NIGHTLESS CITY”や、哀愁のHRナンバー“SIGN OF THE TIMES”、劇的にラストを締め括るバラード“PAINS OF LOVE”といった優れた楽曲が顔を揃えているわけですが、やはり何と言ってもトドメとなるのは、“SHOT IN THE DARK”と“S
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VOW WOW-Cyclone ★★ (2011-11-08 23:04:08)
個人的に、この2ndアルバム('85年)に今ひとつ地味な印象が付き纏うのは、我が愛するデビュー作『BEAT OF METAL EMOTION』と、ファン人気が特に高い名盤『Ⅲ』との間に挟まれている時期的な問題以外にも、例えばバラードの小曲“NEED YOUR LOVE”とインスト曲“ECLIPSE”からメドレー形式で繋がって行く“SIREN SONG”が、ストレートなロックンロール・ナンバーで肩透かしを食わせられる事に象徴されるよう、VOW WOWのカタログの中にあってドラマ性や叙情性が控え気味な、どちらかと言えばアメリカンな色合いが強く打ち出された作風も影響しているのかな?と。
尤も、歌詞が全曲英詞で統一され、前作に僅かに残っていたドメスティック臭が一掃された本作は「事前の耳打ちなしで聴いたらまず日本のバンドとは思わない」、VOW WOW独特のバタ臭い個性がしっかと確立された重要
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VOW WOW-Beat of Metal Motion ★★★ (2011-11-07 22:30:32)
BOW WOW改めVOW WOWが'84年に発表したデビュー作。
曲作りにおいてイニシアチブを握るの山本恭司(G)で、バンドの屋台骨をソリッドに支えるのは佐野賢二(B)と新見俊宏(Ds)のリズム隊、ついでに一部楽曲は日本語詞で歌われている等、音楽的な方向性自体はBOW WOW時代(名盤『ASIAN VOLCANO』辺り)とほぼ同一なのに、にも関わらずサウンドのスケール感が以前より一回りも二回りも大きく感じられるのは、新メンバーの人見元基(Vo)と厚見玲衣(Key)の存在がモノを言っているからに他ならない。(・・・多分)
殊にBOW WOWとVOW WOWの差別化という点において、プログレ・ハード・バンドMOONDANCER出身という、厚見の壮麗にしてドラマティックなKeyプレイが果たした貢献は大きく、その加入効果は名曲揃いの頭3曲から早くも覿面に表れている。
そして勿論
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FLESHGOD APOCALYPSE-Agony ★★★ (2011-11-05 01:08:37)
メンバーに専任ピアノ奏者がいるとの情報にピアノ・サウンド愛好家としての食指をそそられ、バンドの事も碌に知らずに衝動的に購入してしまった作品。
で実際聴いてみると、確かに流麗にピアノが閃く場面は多々あるものの、へヴィな演奏にその音が埋もれがちで期待していたほど目立ってはいませんでした。
それでもブルータルなデス声Voと寒々しいメロディを朗々歌い上げるクリーンVo、暴力的に吹き荒れるリフ&リズムの嵐と、壮麗に楽曲を包み込むドラマティックなオーケストレーションetc・・・といった、数々の相反する要素を飲み込んで突進する陰影の濃ゆいシンフォニック・デス・メタル・サウンド(流石イタリア産)は全身が総毛立つ程に劇的で高品質。買って良かった。
そうした本編を個性的に彩るのが、ネオクラシカルな旋律とエモーションに満ちた泣きメロを紡ぐG、胸抉る程の悲壮感を醸し出すクリーンVo(Bが兼任)
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X-RAY-SHOUT! ★★ (2011-11-03 01:04:23)
専任Key奏者として藤山高浩をメンバーに加え5人編成となったX-RAYが(前作『TRADITION BREAKER』との間にEP『OUTSIDER』のリリースを挟んで)、'84年に発表した3rdフル・アルバム。
華やか且つキャッチーなKeyサウンドが加わった結果、X-RAYのカタログ史上、最もライトな内容に仕上がった本作は、殆ど「ハードポップ・ソング」と表現しても差し支えない“ANYDAY!ANYTIME!”のような元気溌剌なノリの楽曲も収録。流石にやり過ぎたと思ったのか、次作『STRIKE BACK』(名盤)では若干の軌道修正が図られHRテイストが再増量されていたが、個人的には“ANYDAY!~”は大好きな曲だし、本作も優れたアルバムとして愛聴させて頂いている次第。
少なからず1stや2ndを覆っていた垢抜けない雰囲気が完全に払拭され、万人にアピールし得るメジャー感を獲得し
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X-RAY-TRADITION BREAKER ★★ (2011-11-01 22:30:50)
デビュー作から僅か半年足らずという短いタイムスパンで制作、発表された2ndフル・アルバム。それにしても、この頃のバンドのアルバム・リリース間隔の短さには驚かされますね。凄まじいまでの生き急ぎっぷりですよ。
PLAYBOY風(?)のモロ出しジャケット・アートワークが物語る通り、当時盛り上がりを見せ始めていたLAメタルからの影響が大胆に取り入れられた本編は、ワイルドでアメリカンなノリの良さが大幅増量。
未だ荒削りな部分を残しつつも、冴え渡る湯浅晋のG、ハイトーンに安定感が出てきた藤本朗のVo、Gばりにメロディアスに歌う臼井孝文のBに、パワフルに暴れ回る高橋和久のDs・・・と、着実な向上を刻むメンバーのパフォーマンスに支えられた楽曲は、一層豪快且つダイナミックな仕上がり具合を聴かせてくれるが、その一方で、湿り気が薄れてしまったサウンドからは少なからず大味感も漂って来ていて、この辺り
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X-RAY-魔天 HARD SECTION ★★ (2011-10-31 22:43:51)
若干17歳の天才ギター・プレイヤー、湯浅晋とハイトーン・シンガー、藤本朗の二枚看板を擁する関西出身のHMバンドが'83年に発表した1stアルバム。(ちなみに本城美沙子がバックVoとしてゲスト参加してます)
次作ではアメリカンな色合いを増量し、3rd以降は専任Key奏者を加えて作風が一気に垢抜けて行った彼らだが、このデビュー作で聴くことが出来るのは、いかにも新人らしい荒々しさと関西のバンドならではのコテコテ感を伴った、まさしくこの時代(80年代前半)の王道を行くジャパメタ・サウンド。思わずコブシが回るアルバム表題曲“HARD SECTION”なんて、このアルバムでしか聴くことが出来ないタイプの楽曲じゃないでしょうか。
エネルギッシュな疾走ナンバーと、どっぷりと哀愁を湛えたミドル・ナンバーの二本立てからなる本編を個性的に彩るのは勿論湯浅のGプレイ。緩急自在のメロディの組み立てが冴
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BLIZARD-Hard Times-Cryin' for Your Heart ★★★ (2011-10-30 00:45:26)
前曲“TOO LATE TO LOVE YOU”と同じく
アコギをフィーチュアした叙情HRナンバーなれど
爽やかな“TOO~”とは逆を行く
物悲しいメロディが胸を締め付ける名曲。
Voも巧みに楽曲の悲哀を増幅していて
デビュー作と聴き比べると歌唱力の向上に
目を(耳か)瞠りますね。
BLIZARD-Hard Times-Too Late to Love You ★★★ (2011-10-30 00:41:11)
乾いた音色で紡がれるアコギによって醸し出される
大陸的な爽やかさと、懐古の情を刺激する
感傷的なメロディが心地良い1曲。
BLIZARD-Hard Times-Boy ★★★ (2011-10-30 00:35:40)
ライブのエンディングを飾るにはピッタリの
エネルギッシュでワイルドな疾走ナンバー。
奔放に弾きまくりつつもメロディの組み立てに
冴えを感じさせる松川のGソロが素晴しいです。
HOLY MARTYR-Invincible-Zatoichi ★★★ (2011-10-29 00:01:45)
ジャケットにもイラストが描かれている事からも、
彼らの思い入れの深さが伺えますね。
実は『座頭市』は(水戸黄門と同じく)かつてアニメ化された事があり、
その主題歌を英語でカバーしたのがこの曲・・・と言われたら
思わず信じてしまいそうになるぐらい、昭和のヒーロー・アニメばりの
勇ましさを誇る疾走ナンバー。
HOLY MARTYR-Invincible-Sekigahara ★★ (2011-10-28 23:57:45)
ラウドに打ち鳴らされるドラムが全体を牽引する、
パワー漲る疾走ナンバーで、メンバー曰く
「先の大震災で被害を受けた日本に捧げた」
楽曲なのだか。嬉しいじゃありませんか。
HOLY MARTYR-Invincible-Takeda Shingen ★★ (2011-10-28 23:55:12)
榎本孝明扮する上杉謙信のアジと鬨の声からスタートするが、
曲名は“武田信玄”という不思議さよ。
とまれ楽曲自体は非常にカッコイイ。
風林火山の旗印の下、破竹の快進撃を続ける武田軍の
攻勢をそのまま楽曲化したかのような、
アグレッシブで好戦的な曲調にメタル魂がメラメラと燃え上がります。
HOLY MARTYR-Invincible-Shichinin no Samurai ★★★ (2011-10-28 23:45:39)
元ネタは言わずと知れた黒澤明の名画『七人の侍』ですね。
和風序曲“THE SOUL OF MY KATANA”からドラマティックに展開し、
タイトルに相応しい勇猛さとヒロイズムを撒き散らしながら疾走する、
IRON MAIDENからの影響も色濃く香る本編のハイライト・ナンバーの一つ。
HOLY MARTYR-Invincible-Ghost Dog ★★★ (2011-10-28 23:41:57)
『葉隠れ』を愛読し、侍にリスペクトを捧げる
黒人ヒットマンの生き様を描いたジム・ジャームッシュ
監督作品『ゴースト・ドッグ』に着想を得ているミドル・チューン。
引っ掛かり気味に展開するキャッチーなサビメロが非常に秀逸で、
個人的にはアルバムで一番のお気に入り。
HOLY MARTYR-Invincible ★★★ (2011-10-27 23:36:16)
勝新太郎(!)が描かれたアートワークと、メンバーの歌舞伎風隈取メイク、それに“7人の侍”“武田信玄”“関が原”“座頭市”etc・・・といった曲名からも察せられる通り、日本の時代劇のエッセンスが大胆に取り入れられたサウンドに苦笑を誘われる方は多い事かと存じますが(俺もちょっと笑った)、どっこい彼らは真剣だ。
時に和風の旋律を絡ませつつ、IRON MAIDENや独産メロパワ・メタルからの影響を根っこに据えて、ヒロイックに疾走する収録楽曲のカッコ良さは実際かなりのものであり、堅苦しい歴史の教材からではなく、エンターテイメントの王様たる映画からの影響がダイレクトに反映された本編は、サウンド・トラックばりのスケール感やドラマ性を有している上に、何よりすこぶるキャッチー。(これは躍動感溢れるリズムを刻むタイトなDsの貢献度大)
侍かぶれの殺し屋の生き様を描いたオフビートなアクション映画に
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HOLY MARTYR (2011-10-27 23:33:50)
バンド名は「ホーリー・マーター」と読む。
90年代半ばにイタリアはミラノにて結成されたパワー・メタル・バンドで、
結成の音頭を取ったリーダーのイエノ・スピガ(G)は、WARLORD、OMEN、
MANILA ROAD、ATTACK、更には日本の凱旋MARCHといったバンドからの
影響を公言する、かなりグッと来るセンスの持ち主。
勇壮な史劇を題材に取り上げた1st『STILL AT WAR』('07年)や
コンセプト作でもあった2nd『HELLENIC WARRIOR SPIRIT』('08年)が
ヨーロッパ圏を中心に好評を博し、日本の歴史(というよりも時代劇)の
要素を曲名や歌詞、そして曲調に大胆に取り入れた'11年発表の3rd『INVINCIBLE』
(邦題は『天下無敵の戦士』)で、満を持して日本デビューを飾った。
小野正利-The Voïce -Stand Proud!- ★★★ (2011-10-26 22:53:49)
HR/HM史に輝く名曲の数々を、国内ミュージシャン達がカヴァーする人気企画『STAND PROUD!』シリーズ第5弾の主役に起用されたのは、現GALNERYUSの小野正利(Vo)。同シリーズでシンガーがメインに据えられたのって今回が初めてじゃなかろうか?
HR/HMファンなら一度は聴いた事があるであろう有名曲中心の無難な選曲で、アレンジに関してもオリジナル・バージョンを尊重しての完コピが基本ゆえ、ぶっちゃけ「小野正利によるカラオケ大会」的なノリが無きにしも非ずな本作ですが、個人的にはこの人のカラオケなら金払ってでも聴きたいぐらいなので全く問題なしですよ。
特に、“LADY OF WINTER”(CRIMSON GLORY)や“TONIGHT I'MFALLING”(TNT)、“LOVEDRIVE”(SCORPIONS)辺りは「歌えばハマるだろうなぁ」とは思っていましたが、実際
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BLIZARD-Hard Times ★★★ (2011-10-25 21:58:41)
アルバムを重ねる毎にマイナー臭を薄れさせ、洗練の度合いを高めていったBLIZARDゆえ、このWARNER MUSIC在籍時代最後の作品となった'86年発表の4thアルバムに至っては、思わず一緒に歌いたくなる明朗なコーラスと、アリーナ・ロック調のスケール感を有するOPナンバー“HARD TIMES”を皮切りに、全編が最初から最後まで、メジャー感溢れる溌剌として爽快なポップ・メタル路線で統一されている。
“SHADE OF BLUE”みたいな、歌謡ロック調の情念揺らめく楽曲が姿を消してしまった点は残念だが、表現力を増し、もはや余裕と貫禄すら感じさせる下山成二郎のVoに、「和製ランディ・ローズ」との評価に相応しい鮮烈な輝きを放つ松川敏也のGプレイ(リズムGの村上孝之も良い仕事してます)、そしてメタリックな重量感とノリ良さを併せ持つリズム隊によって作り出される垢抜けた収録楽曲の質の高さは、
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BLIZARD-暗黒の警鐘〜KAMIKAZE KILLERS MY TEARS EVAPORATE〜-Fallin' angel (罠に落ちた天使たち) ★★★ (2011-10-23 00:08:59)
メンバーが2ndアルバムの自信曲に挙げていると聞きますが、
実際、ゴリゴリのHMに留まらぬ、BLIZARDというバンドが備えた
幅広い音楽的才能が見事に発揮された名曲。
アルバムのOPでも序曲として用いられたポップな浮遊感を湛えた
キャッチーなコーラス・メロディや、スケールの大きな曲展開は
確かにプログレ方面からの影響も感じさせてくれますね。
BLIZARD-暗黒の警鐘〜KAMIKAZE KILLERS MY TEARS EVAPORATE〜-Love Don't Stay ★★★ (2011-10-23 00:05:59)
デビュー作から格段の進歩の跡が伺える
下山成二郎の歌声が主役を張るバラード。
流石、喉を潰すだけ歌い込んだだけの事はあります。
BLIZARD-暗黒の警鐘〜KAMIKAZE KILLERS MY TEARS EVAPORATE〜-Burning Sky ★★ (2011-10-22 23:57:01)
2ndアルバムの中では最も勇ましく
ヘヴィ・メタリックな疾走ナンバー。
鋭く切り込んで来る松川の才気迸るGはもとより、
硬質なBラインもカッコイイっす。
BLIZARD-暗黒の警鐘〜KAMIKAZE KILLERS MY TEARS EVAPORATE〜 ★★ (2011-10-22 23:51:06)
BLIZARDは後期の作品しか知らなかったので、後追いで初期作に触れた時は、ド直球にヘヴィ・メタリックな作風にかなり驚かされた覚えがあります。'84年発表のこの2ndアルバムなんて、日章旗があしらわれたジャケットにタイトルからして『KAMIKAZE KILLER』ですからね。KAMIKAZEでKILLER・・・くっ付けりゃいいってもんじゃない気もしますが、ともかく主張したい事はビンビンに伝わってくるタイトルですよ。
尤も内容に関して言えば、いきなり美しいアカペラ・コーラスで幕が開く事からも分かる通り、早くもガチガチのHM路線からは脱却が図られており、重厚な“THE SECOND DIAMOND”に“DEAD OR ALIVE”、そして勇ましい疾走ナンバー“BURNING SKY”等の硬派なHMソングで要所を引き締めつつも、ボーカル・ハーモニーとメロディの増量がなされた本編は、ミッド
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GALNERYUS-Phoenix Rising-Future Never Dies ★★★ (2011-10-21 23:06:36)
ガチガチにメタリックなハイテク全開のアグレッシブな曲調と
J-POP風味の爽快なポップ・フィーリングを湛えたメロディの
組み合わせがユニークな味わい。
この曲は日本語詞で正解ですね。
GALNERYUS-Phoenix Rising-No More Tears ★★★ (2011-10-21 22:59:40)
この1曲を聴くためだけにでもアルバムを買う価値はあった!
と、思わず聴きながら天を仰ぎ見てしまった絶品のバラード。
“YOU’RE MY ONLY”を数倍ドラマティックにしたような曲調で
日本語詞ゆえ小野の歌唱も一層ダイレクト且つエモーショナルに
迫ってきます。
Gとヴァイオリン、そして小野のVoが泣きまくる余りに切なくも
美しいサビメロに思わず絶句。沁みるわー。
GALNERYUS-Phoenix Rising ★★★ (2011-10-21 22:53:17)
前作『RESUTTRCTION』は非常に楽しませて頂いたアルバムだったのだが、一方でGALNERYUSと小野正利の組み合わせにイマイチ脈絡が感じられなかったため、「1枚限りで終わっちゃうんじゃねぇの?このタッグ」との疑念が拭いきれずにいたのですが、無事、こうして2作目(7th)をリリースしてくれて先ずは一安心。しかも内容の方も前作に劣らぬ高品質さとあっては、最早何も言う事はありません。
ハイテクニックを駆使して縦横無尽に駆け巡る楽器陣、そして屹立する小野のクリアなハイトーンによって生み出される、独特の高揚感と飛翔感を湛えたドラマティックなメロパワ・チューンの数々は相変わらずの素晴しさを誇るが(ハイライトは⑦かな)、今回、それ以上に心打たれたのは日本語詞で歌われる③や⑧といったJ-POP風味も感じられるタイプの楽曲。特に後者は小野のポップ・シンガーとしてのキャリアが存分に活かされた切
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HURRY SCUARY-Break It up-Nothin' New ★★★ (2011-10-20 22:13:01)
バラードの小曲だけど、実はアルバムの中でも
1、2を争うぐらいお気に入りのナンバー。
この曲における南 安秀のマイルドな歌声は素晴しい!
英詞の発音に難があるようですが、
こちとら英語が大の苦手なので無問題。
HURRY SCUARY-Break It up-Reaching for the Sun ★★★ (2011-10-20 22:09:28)
松澤浩明流の“EYE OF THE TIGER”って感じでしょうか。
北欧的な透明感を湛えた哀メロが胸を打ちます。
HURRY SCUARY-Break It up ★★★ (2011-10-20 22:01:35)
TERRA ROSAと並んで、関西圏を代表する様式美HMバンドとして勇名を馳せたHURRY SCUARYが'88年に発表した唯一のフル・アルバム。
映画のサントラとしての役割も背負わされた作品ゆえ、元MAKE UPの天才メロディ・メイカー、故松澤浩明&河野陽吾ら外部から招聘されたライター陣も楽曲を提供しているため本編にコテコテの様式美HM色は薄く(音楽的には間違いなくそっち路線なのだが)、Keyの使い方からコーラスの重ね具合に至るまで、スマートな洗練が施された作風はどちらかと言えば関東出身バンドに近しいノリ。
そういう意味ではバンドの真価が発揮されたアルバムとは言い難いのかもしれないが、とは言え、本作が美旋律と哀メロに満ち溢れた捨て曲皆無の名盤である事は疑う余地のない事実。取り分け、中間英明の華やかにしてドラマティックのGプレイは、劇的なリフ・ワークからフラッシーなGソロまで
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