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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 4601-4650
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ANTHEM-Gypsy Ways-Love in Vain ★★★ (2011-09-23 20:19:04)
これまでになかった、
都会的な洗練と哀愁を湛えて駆け抜ける
HRナンバーの名曲。
ANTHEM-Gypsy Ways-Shout It Out! ★★★ (2011-09-23 19:27:59)
ライブでの盛り上がりを約束する
勇壮且つキャッチーなHMナンバー。
アルバム・バージョンもカッコイイが、
『LAST ANTHEM』で聴ける観客との掛け合いを
効果的に取り入れたライブ・バージョンも素敵だ。
ANTHEM-Gypsy Ways-Gypsy Ways (Win, Lose or Draw) ★★★ (2011-09-23 19:25:15)
同じようにパワフルさを誇りながら、
直線的な坂本英三のVoとは趣きを異する
まろやかな感触も備えて朗々と歌い上げる
森川のVoが、楽曲にこれまでになかった
スケール感を与えている。
ANTHEM-Gypsy Ways ★★★ (2011-09-22 22:54:10)
『BOUND TO BREAK』という名盤をモノにしながら坂本英三が脱退。バンドは直ちに後任として「和製グラハム・ボネット」の異名を取る逸材Vo、森川之雄を加入させ、再びクリス・タンガリーディスをプロデューサーに起用してレコーディング作業に突入、'88年にこの4thアルバムを発表した。
まさにメタルを歌うのに打ってつけだった坂本の金属質な歌声を「剛」とするなら、日本人離れしたパワーのみならず、情の深さも感じさせる森川の歌声は「柔」。そうした彼のしなやかな歌唱を得た事で、HM以外の何者でもなかった前3作のガチガチに硬派な鋼鉄路線に比べると、今回はKeyを隠し味に使用しサウンドが一気にスケールアップ。また、時に歌謡曲的臭みを発するメロディがこれまで以上に哀愁を帯びてキャッチーに練り込まれる等、より幅広いリスナー層にアピールし得る魅力を備えるに至った。
本作のハイライト・ナンバーた
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ANTHEM-The Show Carries On! ★★★ (2011-09-21 22:27:21)
2nd『TIGHTROPE』がアメリカでCMJチャート入りした事を追風に、渡米してLAのクラブで敢行したコンサートの模様を捉えたライブ盤。坂本英三最後の参加作品であり、ビデオ版も3ヵ月後にリリースされている。
これ以前にも、既にLOUDNESSやVOW WOWが海外でのライブを成功させていたわけだが、彼らは英詞メインで活動していたバンドであり、果たして日本語で歌うANTHEMが海外で受け入れられるもんなの?と恐る恐る聴いてみたら、これが大ウケしていて驚くやら安心するやら。
英会話能力の不足からかMCが単純なセンテンスの繰り返しに終始していたり、時々気不味い「間」が開いてしまったりする辺りには親近感を覚えずにはいられませんが(笑)、例えそれらを差し引いたとしても、全身全霊を込めてシャウトする坂本の灼熱のVoを手始めに、和製エディ・ヴァン・ヘイレンこと福田洋也のフラッシーなGプレ
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ANTHEM-Bound to Break-Show Must Go On! ★★★ (2011-09-20 22:50:23)
イントロの劇的なGリフだけで完全に掴まれましたね。
これといい、“HEAD STORNG”や“MACHINE MADE DOG”といい
『BOUND TO BREAK』は優れたミドル・チューンが多数収録された
アルバムだったんだなぁ。
ANTHEM-Bound to Break-Headstrong ★★★ (2011-09-20 22:48:35)
重厚でキャッチーなヘドバン・ソング。
ライブ映え前提の勇壮な曲調には
問答無用でコブシを振り上げたくなります。
ANTHEM-Bound to Break-Machine Made Dog ★★★ (2011-09-20 22:44:43)
骨太で力強くも、どこか哀愁漂う曲調が大変美味。
スタジオ盤も良いが、ライブ・バージョン(『THE SHOW CARRIES ON!』)
の独特の高揚感も捨て難い。
ANTHEM-Bound to Break-Empty Eyes ★★★ (2011-09-20 22:39:36)
ダークな緊迫感を孕んだ疾走ナンバー。
音質の向上により、よりクリアに聴こえるようになった
柴田直人の快調なBランも気持ち良いです。
ANTHEM-Bound to Break-No More Night ★★★ (2011-09-20 22:37:47)
あまり顧みられる機会のない楽曲ながら、
個人的にはアルバム中、1、2を争う名曲と確信する
埋もれてしまった名曲。
サビメロにシャープに絡む
福田洋也のGプレイがカッコイイったら!
ANTHEM-Bound to Break ★★★ (2011-09-20 22:31:30)
国内アーティストには点が辛いBURRN!!誌のレビューコーナー(当時)において、90点台のハイスコアを叩き出した事でも話題となった、'87年発表の3rdアルバム。
多くのファンが「初期ANTHEMの最高傑作」と太鼓判を押す本作は、名手クリス・タンガリーディスのプロデューサー起用がドンピシャでハマリ(以後、長い付き合いとなる)、サウンド・プロダクションの格段の向上はもとより、ヘヴィ・メタリックな硬質感やアグレッションは維持したまま、これまで作品全体を濃厚に覆っていたNWOBHM風味のマイナー臭や荒っぽさが取っ払われ、よりメロディアスに、よりキャッチーに洗練された楽曲からはメジャー・アクトとしての風格さえ感じられるようになった。
前2作にはやや地味めな存在の楽曲も散見されたが、今回はアルバム表題曲“BOUND TO BREAK”を手始めに、緊迫感を孕んで切り込んで来る“EMPTY
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ANTHEM-Tightrope-Night After Night ★★★ (2011-09-19 21:45:51)
整合性よりパワー重視の楽曲が並んだ
2ndアルバムの中にあって、
後のANTHEMの方向性を指し示した必殺の名曲。
バンカラちっくな哀愁背負って疾走する
キャッチーなメロディに思わず男泣き。
ANTHEM-Tightrope-Driving Wire ★★★ (2011-09-19 21:35:51)
確かにバンド史上最速ナンバーかも。
それでいてメロディにもちゃんとフックが効いていて
大味に流さない辺りが流石ANTHEM。
ANTHEM-Tightrope ★★ (2011-09-19 21:33:31)
1st『ANTHEM』との間にEP『READY TO RIDE』のリリースを挟んで'86年に発表された2ndフル・アルバム。
セルフ・プロデュースの上、殆ど一発録りに近いノリでレコーディングされたという本作は、音の悪さにかけてはANTHEMのアルバムの中でも1、2を争うが、その分ホットで荒々しい勢いが損なわれる事なく封入されており、全編に満ちる攻撃性の高さにおいてもANTHEMのカタログ中トップクラス。
デビュー作だって相当に荒っぽい内容だったが、未熟さゆえ図らずもラフな仕上がりになってしまったあちらに対し、今回は意図的に荒々しさが前面に押し出されているのが大きく異なる点で、例えばキャッチーなアカペラ・パートからスタートする“VICTIM IN YOUR EYES”、スラッシュ・メタルばりの突進力を誇る“DRIVING WIRE”、激烈にラストを締め括る“BLACK EYED
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ANTHEM-Anthem-Warning Action! ★★★ (2011-09-19 00:39:18)
イギリスで高い人気を誇ったという、
初期ANTHEMならではのパワー・メタル・チューン。
ACCEPTばりのGリフのカッコ良さも然る事ながら
福田洋也のドラマティックに疾走するGソロが
大変素晴しい。
ANTHEM-Anthem-Wild Anthem ★★★ (2011-09-19 00:32:34)
まさにANTHEMのアンセム。
坂本の声は未だ青臭いが、曲の良さは文句なし。
先日リマスター盤を購入したらボーナストラックとして
歌い直しバージョンが収録されていて、
聴き比べてみたら坂本の歌唱力の違いっぷりに
思わず笑ってしまいましたよ。
ANTHEM-Anthem ★★ (2011-09-19 00:20:21)
BURRN!!の大野奈鷹美女史がライナーを執筆しているのが今となっては時代を感じさせる、ANTHEM、'85年発表の1stアルバム。(副題は『パワー・メタル戒厳令』)
5Xのジョージ吾妻がプロデュースを手掛けている本作だが、全体的にとにかくラフで荒削り。音質はもとより収録曲にしても、ファンに広く認知されている現在のANTHEMサウンドとは大きく異なる、整合性よりも初期衝動をダイレクトに叩きつけて来る勢い任せな作風で、再結成以降にバンドのことを知ったリスナーがコレ聴いたらさぞかし面食らうに違いない。取り分け、青さ全開の坂本英三の歌唱にはほっこりさせられますねぇ。
しかし、ギラギラとした若さ剥き出しのANTHEMサウンドってのはここでしか聴けないレア物であり、その筆頭たるACCEPTばりの突撃パワー・メタル・チューン“WARNING ACTION!”は、発表当時イギリスにおいて高
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ASSASSIN-Breaking the Silence-Breaking the Silence ★★★ (2011-09-18 00:53:17)
Gの独演によるイントロでテンションを高めた後、
手数多めのササクレGリフと上擦り声で強引に畳み掛けるVoが
突っ走り始めた途端、「変わってねー」と思わず笑ってしまいました。
いや、良い意味で。
ASSASSIN-Breaking the Silence ★★ (2011-09-18 00:49:46)
珍曲“BAKA”や2枚のスタジオ・アルバムを発表する等、スラッシュ三羽烏に続く存在として80年代の独産スラッシュ・メタル・シーンの隆盛に一役買った暴走軍団ASSASSIN、'11年発表の再結成第2弾アルバム。(通算だと4thアルバムになるのかな?)
前作『THE CLUB』は未聴なのだが、本作に関して言えば、1st『THE UPCOMING TERROR』を思い起こさずにはいられない戦車ジャケットがバンド側からの強いステイトメントとなっている通り、上擦りシャウトで字余り気味に畳み掛けて来るVo、ささくれ立ったカミソリ・リフを執拗に刻み倒すG、そして猪突猛進のリズム隊とが一塊に突っ走る緩急不在の作風は、まさしく80年代のASSASSINスタイルが確信的に再現されていて思わず頬が緩みます
勿論、あの頃に比べるとサウンド・プロダクションずっと上等だし演奏もタイト。①④⑧のようなハイ
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5X (2011-09-15 22:44:39)
5X!
失恋船長さんはアルバムをお持ちなんですね。羨ましい限りです。
90年代にCD化されていたことを当時は全く知らず、
その後、カルメン・マキ絡みの作品が次々に紙ジャケ化された時も、
なぜか5Xの作品だけはスルーされていましたし・・・。
ダウンロードしたろかいな。
SNOWBLIND-Snowblind-Now is the Hour ★★★ (2011-09-15 22:39:09)
高らかに鳴り響くKeyサウンドがえもいわれぬ高揚感を演出する、
アルバム中最も大陸的なハードポップ風味を感じさせてくれる名曲。
それでも微妙にフラット気味のメロディを歌うVoの存在には
やはりヨーロッパ的な湿り気が漂うが、それも立派な個性だ。
SNOWBLIND-Snowblind-Possession ★★★ (2011-09-15 22:34:11)
お洒落な産業ロックを目指すには、
イントロから濃厚に泣きまくるGが
存在感を主張し過ぎている印象ですが、
それがどうした!と思わず開き直りたくなるほど
アンディ・シモンズのGプレイが素晴しい。
か細く震えるVoも楽曲の哀愁を高めていますね。
SNOWBLIND-Snowblind-Walk the Line ★★★ (2011-09-14 21:42:15)
教科書通りのイントロで掴みはOKなハードポップ・チューン。
明るくなりきれないVoと、濃いめの泣きを湛えたGの存在が
大陸産のこの手のバンドとは異なる個性を演出している。
SNOWBLIND-Snowblind ★★★ (2011-09-14 07:23:01)
「寒さに凍える小汚いヒゲ面のオッサン」という、バンドが標榜する音楽性との乖離も甚だしいダメジャケがある意味インパクトを放つ、英国出身の5人組HRバンドが'85年にMAUSOLEUMから発表した1stアルバム。
KeyをたっぷりとフィーチュアしたJOURNEYばりに華やかなメロディアスHR路線を志向するも、生来の英国人気質が邪魔するのか、ポップな楽曲を演ってもどこか明るくハジけ切れず、曇天模様を呈するサウンドが彼らの個性。
煮え切らないメロディを歌ういなたいVoと、薄っぺらな音質が「四畳半ハードポップ」とでも評したくなるうらぶれた空気を運んでくるものの、イントロだけで「合格!」となる①や、③のような教科書通りのキャッチーなポップ・チューン、儚げな哀メロを纏って心地良く躍動する②⑦、後にUFOに参加するアンディ・シモンズの、マイケル・シェンカー直系のナイーブな泣きを湛えたGプレイ
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SNOWBLIND (2011-09-13 22:45:51)
英国においてNWOBHM期に活動するも、デモテープとシングルのみを残して解散したHRバンド、SABREを母体に誕生。
Keyを含む5人編成によって生み出されるサウンドは、如何にも英国的な湿り気を帯びたメロハー路線で、ポップなノリとナイーブな泣きが絶妙に溶け合わされたメロディ・センスにはキラリと光るものがあったにも関わらず、然したる結果を残せないまま解散へと至ったのは、美しい音楽性とは100万光年以上かけ離れた「仏頂面のヒゲ親父」が描かれた汚いジャケット・アートワークのせい、とする説が未だに根強く支持されている。
バンド解散後、本作において素晴しいGプレイを披露していたアンディ・シモンズはUFOに参加。Bのジェフ・ギレスピーはMAJESTIC ROCK LEBEL JAPANのA&Rとして活動、現在は日本に住んでいるのだとか。
そのMAJESTIC ROCK LEBELか
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KANSAS-Two for the Show ★★★ (2011-09-12 23:21:31)
音楽雑誌等でライブ・アルバムの特集が組まれたりすると「必聴の名盤」として取り上げられる機会の多い、KANSASが'78年に発表した実況録音版。
70年代後半という最も脂が乗ってた時期のパフォーマンスが収められているだけあって、スティーヴ・ウォルシュの艶やかな歌声を筆頭に、各メンバーの演奏はスタジオ盤を大きく上回るダイナミズムとエネルギッシュな躍動感に満ち溢れ、何より、勢いを駆るこの頃のKANSASはHR/HM史に残る名盤を連発してたので、とにかく収録曲が粒揃い。プログレ・ロック然とした緻密なアレンジや複雑な構成と、強力な哀愁/フック/高いポピュラリティを有するメロディまでも備えた、ドラマティックな名曲が次々に繰り出される様はまさしく圧巻。
ゆえに最初から最後まで全てが聴き所と言っても過言ではない本作なれど、個人的に特にお薦めしたいのは、KANSASの「静」の表現力が如何なく発
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TOKYO BLADE-Night of the Blade-Someone to Love ★★ (2011-09-11 19:04:46)
んん~?IRON MAIDENの“CHILDREN OF THE DAMNED”?
と思わされるが、哀愁に満ちた魅力的な楽曲であることは間違いない。
あと、確かに線の細いVoの歌唱が哀感を高めてしますね。
TOKYO BLADE-Night of the Blade-Warrior of the Rising Sun ★★★ (2011-09-11 19:01:59)
緩急の効いた曲展開はアルバムでも
1、2を争うドラマ性の高さを誇り、
妙にキャッチーなコーラス“サムラ~イ”は
一緒に歌いたくなる抗い難い魅力を有する。
“旭日の闘士”なる大仰な邦題に
名前負けしていない名曲ですね。
TOKYO BLADE-Night of the Blade-Night of the Blade ★★★ (2011-09-11 18:56:50)
TOKYO BLADEといえばこの曲。
NWOBHMらしい荒っぽいGリフ、
ヘタウマVoが歌う雄々しいメロディ、
そしてIRON MAIDENばりにドラマティックに絡む
ツインGとが一丸となって疾走する、いかにも
「80年代前半のHMソング」的な趣き漂う名曲ですね。
TOKYO BLADE-Night of the Blade ★★ (2011-09-11 18:50:18)
復活作『THOUSAND MEN STRONG』が大変素晴しい出来栄えだったので、久し振りに過去作を聴き直したくなり、お盆に帰省した際に実家の収納棚を漁って発掘してきたTOKYO BLADE、'84年発表の2ndアルバム。(邦題は『闇を裂け』)
近年のモダンなHR/HMサウンドに慣れ親しんだリスナーからすると、貧相な音質や垢抜けないシンガーの歌唱なんぞ拙過ぎて聴けたもんじゃないかもしれませんが、雄々しくドラマティックなツインGパートを配し、NWOBHMライクな荒々しさを纏って疾走する名曲“NIGHT OF THE BLADE”を収録するバンドの代表作として、リリース当時はここ日本でもそれなりに高く評価されたアルバムだけあって、収録楽曲のカッコ良さはこれがなかなか侮れたもんじゃありません。
“NIGHT~”以外にも、人によっては失笑モノだろうが、個人的には聴く度に一緒になって「
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SABER TIGER-Decisive ★★ (2011-09-10 01:08:08)
下山武徳(Vo)のみならず田中康治(G)まで復帰を遂げたからなのか、90年代のプログレ・メタル路線と00年代のパワー・メタル路線の丁度中間を行く、アグレッシブにしてスリリングなHMサウンドが全編に亘って展開されている9thアルバム。
ファン的には復活作というだけで無条件に星3つを進呈したいところなれど、客観的に過去作と聴き比べてみた時、本編中盤に並ぶ楽曲の歌メロの弱さが気になった事は指摘しておきたい。
久々のアルバム制作という事で力み過ぎたのか、従来の「更にここで歌メロにもうひと捻り!」がないため、あともう少しで絶頂に達しそうなのに達せない、微妙なもどかしさが残ってしまう。
とは言えその点を除けば、下山の強靭且つエモーショナルな歌声、御大・木下昭仁(G)が田中と共に紡ぐ技巧を凝らしたGリフに流麗なソロ、タフでタイトなリズム、ドラマティックな曲展開に、憂いに満ちたメロディ
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SIXRIDE-TICKET TO RIDE-DEC. ★★★ (2011-09-08 23:12:38)
普通に邦楽チャートで健闘しそうな
ポピュラリティと高揚感を湛えたサビメロ、
そしてそれを全身全霊を込めて歌い上げる
下山の歌声にグッとくる、アルバム後半の
ハイライト・ナンバー。
SIXRIDE-TICKET TO RIDE-THAT I WISH ★★★ (2011-09-07 23:56:53)
パワフルなのに物悲しく
繊細なのに力強い
下山武徳のシンガーとしての成長が
しかと刻まれた名曲。
クライマックスの盛り上がりっぷりは
息が詰まるほど。
歌詞も良いですね。
SIXRIDE-TICKET TO RIDE-SIGNAL X ★★★ (2011-09-06 23:26:37)
ストレート且つヘヴィ・メタリックな疾走ナンバーだが、
SABER TIGERばりにフックの効いた劇的なメロディが
次々に飛び出すため、全く聞き飽きるということがない。
名曲ですね。
SIXRIDE-TICKET TO RIDE ★★★ (2011-09-06 23:24:17)
SABER TIGERを脱退した下山武徳(Vo)が、現JADESTARの青柳慎太郎(G)らと共に結成したバンドのデビュー作。
SABER TIGERで演ってもおかしくないヘヴィ・メタリックな疾走ナンバー③⑧等を収録しつつも(特に⑧は名曲!)、作品全体としては緻密さやドラマ性は程々に、適度に肩の力が抜けたHRサウンドが展開される本作において主役を張るのは、勿論下山のVoだ。
歌詞は全曲が日本語詞で書かれているのだが、これが大正解。もともとパワーのみならず表現力にも定評のあるシンガーだったが、ここでは母国語で歌う事により声から無駄な力みや歪みが消え、歌い回しが一層のナチュラルさとスムーズさを獲得、言葉一つ一つに込められた深い情感がよりダイレクトに伝わって来るようになった。
①④⑩みたいな、じっくりと力強く盛り上がっていくタイプの楽曲における、伸びやかで太い芯の通った彼の歌声
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SABER TIGER-Indignation-Black Eyes ★★★ (2011-09-04 09:25:03)
一瞬たりとも休むことなく動き回る
勤勉な木下のGプレイはもとより、
勇ましく劇的なメロディを堂々と歌い上げる
鈴木のVoが「おぉ」と思わず身を乗り出して
しまうほどにカッコイイ。
このラインナップで作り上げられた
最高の名曲だと思います。
LIONVILLE-LIONVILLE-WITH YOU ★★★ (2011-09-04 09:10:59)
零れ落ちるように奏でられるメロウなピアノ
(生ピアノじゃないのが残念)の旋律が
曲中に漂う哀愁を更に増幅してくれる、
個人的に本編中で最も愛する名曲。
これが聴けただけでも本作を購入した価値が
ありましたね。
LIONVILLE-LIONVILLE ★★★ (2011-09-04 09:03:18)
イタリア出身のマルチ・ミュージシャン、ステファノ・リオネッティが、EDGE OF FOREVERやEDEN'S CURSE等との仕事で知られるプロデューサー兼Key奏者のアレッサンドロ・デル・ヴェッキオの助力を得て立ち上げたメロハー・プロジェクトのデビュー作。
イタリアと言えば、最近だとWHEELS OF FIREの『HOLLYWOOD ROCKS』がポップ・メタルの好盤として話題に上ったが、本作はあれよりも、もっとずっとAOR/産業ロック寄りの瀟洒な音楽性を志向しているものの、完成度の高さでは負けていない。
クセのない歌声で叙情味を帯びたメロディを伸びやかに歌い上げるVoと、心憎いほどにツボを押さえた演奏を聴かせてくれるG&Key、それにマッタリし過ぎぬよう適度に躍動感の効いたリズムがフィーチュアされたメロハー・サウンドは、まさしくメンバーがTOTOやSURVIOVR、GI
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SABER TIGER-Indignation ★★ (2011-09-02 23:59:12)
野太くパワフル。前任者の下山武徳と似通った歌唱スタイルを持つ新Vo、鈴木勝人を加えた新編成でレコーディング、'05年に発表された8thアルバム。
それゆえシンガー交代による違和感は殆どないのだが、デビュー作ということで気負い過ぎたのか、全体的に歌唱が生硬く、スピーカーを食い破らんばかりの勢いで感情を爆発させていた下山に比べると、表現力という点ではやや物足りない。
尤もそれは『BRAIN DRAIN』で我々の前に登場した際の下山とて同様だったわけで、「あと2、3枚もアルバムを作れば解消される事だろう」と思っていたら、鈴木を擁するラインナップでの作品はこれにて打ち止め・・・。残念。
尚、本作は中庸な魅力を放つミドル・チューン“LORD”が幕開けを飾る事からも察せられる通り、アグレッションに関しては7th『F.U.S.E.』より更に減退している印象なのだが、レコーディングに際
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SABER TIGER-F.U.S.E.-Reflecting the Railway ★★★ (2011-09-02 23:43:12)
殺気立った曲調から一瞬空気が変わる、
キャッチーで雄大さ漂うサビメロが秀逸な
ヘヴィ・ナンバー。
感情の振幅の激しい下山の歌声と、
木下のメロディ・センスに唸らされる名曲です。
SABER TIGER-F.U.S.E.-屈辱 ★★ (2011-09-02 23:40:44)
ヘヴィ且つ殺伐とした演奏とドスの効いた下山の歌声が
印象に残るアルバムOPナンバーだが、SABER TIGERらしい
メロディ使いも随所に息衝く。
SABER TIGER-F.U.S.E. ★★ (2011-09-01 23:00:47)
噛み付くように歌う下山武徳のパッション漲るVoと、猛々しいリフの刻みから劇的な構築美を湛えたソロまで、剛柔兼ね備えて流麗に切り込んで来る木下昭仁のGという2本の牙、そしてタフでストロングなリズム隊とが絶妙なフックを効かせつつ猛進する、新生SABER TIGER流メタル・サウンドは健在だが、VoとGとリズムとが激しくぶつかり合って火花を散らしていた前作『SABER TIGER』に比べると、今回はスピードや攻撃性は控えめで若干淡白な作り。
代わりに本編の主役に据えられたのが下山の歌声。グルーヴィなビートやモダンなアレンジの増量で楽曲に適度な隙間(スペース)が生まれた事により、シンガーとして表現力をフルに発揮する機会を与えられた彼氏は、血管がブチ切れそうなパワー全開のシャウトから繊細な表現力に至るまで、アルバム全編に亘ってこれまでの集大成というべき渾身のパフォーマンスを炸裂。下山がここで
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SABER TIGER-Saber Tiger-Vague Bless You ★★★ (2011-09-01 22:59:08)
勇壮にして流麗な木下昭仁のGプレイに拮抗する存在感を放つ
日本屈指のパワー・シャウター、下山武徳を擁する編成での
SABER TIGER流パワー・メタル・サウンドの最高到達地点が
この名曲かな、と。
SABER TIGER-Saber Tiger-Because of My Tears ★★★ (2011-09-01 22:47:24)
下山のアカペラでスタートする構成からも分かる通り、
彼のシンガーとしての著しい成長っぷりが
如実に刻まれた哀愁漂うミドル・チューンの逸品。
この名曲における表現力豊かな歌声を聴くと、
下山がパワー一辺倒のシンガーでないことが
良く分かります。
SABER TIGER-Saber Tiger ★★★ (2011-08-31 21:43:59)
前作『BRAIN DRAIN』が仕切り直しの1枚だったとすると、'01年発表のこの6thアルバムは、新生SABER TIGERがいよいよ本領を発揮した1枚と言えるのかも。
『BRAIN~』は、久保田陽子時代の楽曲を下山武徳が歌っているような感触もあったが、本作で木下昭仁(G)は初手から下山の激情迸るVoを念頭に置き、彼専用にチューンアップされた楽曲をクリエイト。そのタフでストロング、それでいて流麗且つ憂いに満ちたメロディが切っ先鋭く切り込んでくるサウンドは、もはや正統派HMというより「パワーメタル」と表現したくなる輪郭線の太さを誇り、取り分けOPナンバー“VAGUE BLESS YOU”は、パワー/スピード/メロディの3拍子揃った、まさしく新生SABER TIGERの魅力を満天下に知らしめる超ド級の名曲。
DUBLE DEALERやアコースティック・ソロ・アルバムの制作といっ
…続き
SABER TIGER-Brain Drain-Money ★★★ (2011-08-31 21:36:30)
歌メロの素晴しさが際立つ疾走ナンバー。
普通のバンドなら最初のサビメロを思い付いただけで
満足しそうなもんですが、このバンドの場合、そこから更に
一捻りも二捻りも加えてメロディを展開させていくところが凄い。
SABER TIGER-Brain Drain-Two Dimensional Sky ★★★ (2011-08-31 21:31:31)
躍動感溢れるリズムの上でテクニカルに踊るGプレイと、
猛烈な憂いを発散するメロディ・センス、双方に冴えを魅せる
木下御大の実力が如何なく発揮された名曲。
勿論、メロディを魅力を損なうことなくパワフルに
歌い上げる下山武徳のVoも忘れちゃいけません。
SABER TIGER-Brain Drain ★★ (2011-08-30 22:32:59)
日本人離れした声量を誇る不世出のシンガー、下山武徳の力強いな歌声を得て、よりへヴィに、よりアグレッシブにパワーアップを遂げた新編成SABER TIGERが'98年に発表した5thアルバム。
この作品について語ろうとすると、毎度下山の声についてばかり言及してしまうのですが、それはつまり、彼の歌声がそんだけのインパクトを持っていたという事なのだろう。
ただでさえ重厚さを増したサウンドに、更にアクの強い彼のVoが乗ると、最早そのエネルギー量は熱中症を引き起こしかねないレベルのクドさなのだが、それを中和する役割を果たしてくれるのが、木下昭仁(G)の絶品のメロディ・センス。特にアグレッシブながらもきちんとメロディにフックの効いた“TWO DIMENSIONAL SKY”や“MONEY”といった、劇的且つ憂いに満ちた疾走ナンバーはその格好のサンプル的名曲。
初の大舞台ゆえ余裕を欠い
…続き
WHITE SPIRIT-White Spirit-Fool for Gods ★★★ (2011-08-27 22:32:07)
スペーシーでドラマティック。
プログレッシブ・ロックや70年代HRからの影響が
最も色濃く反映された大作ラスト・ナンバー。
作曲センス、劇的極まりないGプレイ等、
ヤニックの才能が如何なく発揮された名曲かと。
WHITE SPIRIT-White Spirit-Midnight Chaser ★★★ (2011-08-27 22:27:51)
アルバム収録曲の中では最もNWOBHMらしい
ハードなGリフをフィーチュアした疾走ナンバー。
中間部のスリリングなKeyソロはDEEP PURPLEの
“HIGHWAY STAR”を思わせますね。
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