この曲を聴け!
火薬バカ一代さんのページ
火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 4651-4700
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 87 | 88 | 89 | 90 | 91 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 | 98 | 99 | 100 | 101 | 102 | 103 | 104 | 105 | 106 | 107 | 108 | 109 | 110 | 111 | 112 | 113 | 114 | 115 | 116 | 117 | 118 | 119 | 120 | 121 | 122 | 123 | 124 | 125 | 126 | 127 | 128 | 129 | 130 | 131 | 132 | 133 | 134 | 135 | 136 | 137 | 138 | 139 | 140 | 141 | 142
WHITE SPIRIT-White Spirit ★★★ (2011-08-27 22:25:10)
ヤニック・ガーズ(G)のキャリアの原点、英国はニューカッスル出身の5人組HMバンドが唯一残したフル・アルバム。
この頃のヤニックは、ルックスのみならずギタリストとしてもコンポーザーとしても「リッチー・ブラックモアのそっくりさん」として知られ、実際、本作に収録されている楽曲もDEEP PURPLE/RAINBOWからの絶大なる影響をベースに組み立てられているのだが、そこにスピーディなGプレイや、垢抜けないメロディを熱唱するヘタウマVoといった「いかにもNWOBHM」な要素、そしてWHITE SPIRITのもう1人の主役と言うべき、変幻自在の演奏で多彩に楽曲を色付けるメル・ピアソンのKeyサウンドが絡み、せめぎ合う事で、80年代HMと70年代HRの落とし子的味わいを漂わす、このバンド独特の音楽性が形成されている。
ハードなGとスリリングなKeyが火花を散らす①⑤⑥、URAIAH
…続き
SABER TIGER-Project One-Give Me All Your Love Tonight ★★★ (2011-08-26 21:10:07)
バラードって程ではないが、本編収録曲中、
最もメロディアスなラスト・ソング。
木下昭仁の優れたメロディ・センスが
如何なく発揮された名曲で、無理に力む必要がないせいか、
ロン・キールもそれなりに歌いこなしている。
SABER TIGER-Project One-Reckless and Young ★★★ (2011-08-26 21:07:11)
前作『TIMYSTERY』に収録されていてもおかしくない、
重厚で劇的なメタル・チューン。
久保田陽子が歌っていたらもっと素晴しい仕上がりに
なっていただろうと思わなくもないが、ロン・キールも
必要十分な仕事はしてくれているし、何より楽曲自体のカッコ良さが
そうした些細な問題を遥か彼方へ吹き飛ばす。
SABER TIGER-Project One-Hard Wire ★★★ (2011-08-26 21:04:53)
秀逸なサビメロは流石、木下昭仁!といったところ。
ベスト盤『凶獣伝説』で下山武徳が歌い直しているが、
あちらのへヴィ・バージョンよりも、メロディの良さが
しっかりと伝わってくる、本作収録の軽快に疾走する
ロン・キール・バージョンの方が好きだ。
SABER TIGER-Project One ★★ (2011-08-26 21:01:13)
限りなく木下昭仁(G)のソロ作に近い、SABER TIGER、4枚目のフル・アルバム。
元KEELのロン・キールがフロントマンとして迎えられた事でも話題となった本作だが、これまで久保田陽子の艶とパワーを併せ持った歌声に慣れ親しんでいた身にしてみりゃ、その後任Voがワイルドで野太いロン・キールってのはギャップがデカ過ぎた。
実際、テクニックより勢いと個性勝負!な彼氏の歌声と、綿密に構築されたSABER TIGERサウンドの相性はあまり良好とは言えず、無理めな高音域を苦しげに歌っているのを耳にすると、そもそも木下御大はもっと広いレンジを備えたシンガーを想定して曲作りを進めていたんじゃねぇかなぁ?と思ったりも。
それでもそこはベテラン、合わないなりに起伏の激しいメロディを何とか歌いこなしているし、他方、余裕綽々でボトムを支える柴田直人&本間大嗣のヘヴィで躍動感溢れる演奏もアル
…続き
KATANA-Heads Will Roll-Quest for Hades ★★★ (2011-08-22 22:15:11)
アルバムのクライマックスを飾るに相応しい
スケールの大きさとドラマ性を持ち合わせた
7分近くに及ぶ大作ナンバー。
エキゾチックなメロディ使いや劇的な曲展開など、
元ネタは明らかにIRON MAIDENだが、
ここまで完成度高く作り込んでくれたのなら
文句などありません。良い曲です。
KATANA-Heads Will Roll-Blade of Katana ★★ (2011-08-22 22:06:20)
正直、もろメロパワ調のサビメロは苦手なのだが、
曲名といい、日本に関連したキーワードが頻出する歌詞といい、
バンドのテーマソング的1曲。
ライブで演ったら盛り上がること請け合いで、
思わず一緒に重武装して東京に進撃したくなりますね。
KATANA-Heads Will Roll-Livin' Without Fear ★★★ (2011-08-22 22:00:54)
IRON MAIDENばりに威勢良く駆け回るツインG、
ジャーマン・メロディック・パワー・メタルを思わす曲調、
そしてVoが歌う勇ましくもキャッチーなメロディ・・・と、
KATANAというバンドの魅力が判り易く表現された
まさしくOPナンバーに相応しい名曲。
KATANA-Heads Will Roll-Heart of Tokyo ★★★ (2011-08-22 21:58:16)
曲名と歌詞だけで星三つを進呈したいぐらいですが、
実際、小気味良く疾走する楽曲自体も十分にカッコ良く、
決してタイトル負けしていない辺りも評価ポイント。
KATANA-Heads Will Roll ★★★ (2011-08-22 21:55:45)
このバンド名に、サムライが描かれたジャケット、それに“HEART OF TOKYO”なる楽曲を収録する等、日本のHR/HMファンとして無条件に応援せずにはいられない、スウェーデン出身の5人組正統派HMバンドのデビュー作。(プロデュースはアンディ・ラ・ロックが手掛けている)
IRON MAIDENからの多大なる影響をベースに組み立てられ、そこに独産メロパワ・メタルのエッセンスと、新人らしい溌剌としたノリの良さを加えて仕上げられたサウンドは「まさにNWOTHM」といった感じだが、↑上の方も仰られている通り、彼らの場合はVoが歌うキャッチーなメロディが前面に押し出されているのが大きな特徴で、このシンガー、ポップ風味も取り込んだ躍動感溢れる歌メロの構築センスが抜群に冴えており、IRON MAIDENを思わす2本のGが威勢良く駆け回るOPナンバー①に始まり、日本愛を湛えて(?)小気味良く疾走
…続き
SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER-KILL OR LOSE ★★★ (2011-08-21 21:21:48)
アルバム後半のハイライト・ナンバーでしょうか。
豪快なドラムに牽引され、ささくれたGリフと
メロディアスなツインGを効果的に用いた
ドラマティックな曲展開とが駆け抜けていく名曲。
HAIL OF BULLETS-On Divine Winds-Kamikaze ★★★ (2011-08-21 17:21:45)
ご存知、神風特別攻撃隊について歌われており、
2本のGが幾度となく奏でるテーマ・メロディが
まるで鎮魂歌の如く重く哀しく響き渡るスピード・ナンバー。
ただ、情緒やエモーションの類がバッサリと
排された歌詞は欧米のバンドならでは。
HAIL OF BULLETS-On Divine Winds-Sugar Loaf Hill ★★ (2011-08-21 17:17:16)
沖縄本島攻略作戦「アイスバーグ」を開始した米軍は、
硫黄島での戦訓を活かし、丘陵地帯に群島のように
構築された反射面陣地に立て篭もった日本軍に
多量の出血を強いられた。曲名はこの時、沖縄戦の
天王山とも言える血みどろの死闘が繰り広げられた
丘の名前より取られている。
楽曲の方も「まさに」といった仕上がり具合。
HAIL OF BULLETS-On Divine Winds-Tokyo Napalm Holocaust ★★★ (2011-08-21 16:57:27)
欧米視点から太平洋戦争を点描している
『ON DIVINE WINDS』だが、この曲に関しては
タイトルが示す通り東京大空襲の非人道性を
冷静な視点で告発。
まるで炎に照らし出されて夜空を不吉に舞う
B-29の巨体の群が目に浮かぶような、
無慈悲で緊迫感に満ちたヘヴィ・ソング。
SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER-EVIL METAL ★★★ (2011-08-21 01:23:01)
禍々しく大仰でありながら、思わずコブシ振り上げながら
一緒に歌いたくなってしまう、ライブ映えしそうな
キャッチーさも兼ね備えたOPナンバー。
サ~タ~ニ~カ~
SATANICA-WE ARE SATANS PREACHER ★★ (2011-08-21 01:16:58)
失恋船長さんのレビューを読んで興味を持ち購入した、栃木出身のサタニック・メタル・バンドの3rdアルバム。(邦題は『悪魔の司祭』)
パケ裏のメンバーの白塗り顔は恐ろしげですが、ジャケットを開いてみると、そこにはANVIL(リップス&ロブ・ライナー)との記念写真が嬉しそうに散りばめられており一気に親近感アップ(笑)
実際、ロブ・ライナーばりの手数の多さと豪快さで打ち鳴らされるDsを軸に展開されるサウンドの方も「スラッシュ/パワー/ブラック・メタル誕生前夜のハードコアな正統派HM」と表現したくなるタイプで、陽の当たらぬ地下室の饐えた匂いをプンプンと漂わせたその作風は、MERCYFUL FATEやANGEL WITCHといったNWOBHMのダークサイドに属していたバンド群を彷彿。
特に、パワー全開のDsのみならず、濁声とハイトーンを忙しなく使い分け大仰なメロディを歌い上げるVo
…続き
HAIL OF BULLETS-On Divine Winds-Full Scale War ★★ (2011-08-21 00:25:46)
南方作戦実施中の日本軍の快進撃を
禍々しく好戦的に綴った重厚なデス・メタル・ナンバー。
アルバムの中では一番好きな曲かもしんない。
HAIL OF BULLETS-On Divine Winds-Operation Z ★★ (2011-08-21 00:16:46)
タイトルは真珠湾攻撃を目的とする「ハワイ作戦」
のアメリカ側の呼称より(邦題は“極秘指令Z”)。
ドラマティックなインスト曲“THE EVE OF BATTLE”を
イントロ代わりにスタートするスピーディ且つ
アグレッシブな曲調が、ハワイ上空を飛ぶ零戦の大編隊や
激しい戦闘を想起させるOPナンバー。
HAIL OF BULLETS-On Divine Winds ★★ (2011-08-19 21:42:11)
バンドの事も碌に知らず本作を購入したのは、このアルバムが「大日本帝国の栄枯盛衰」をテーマに据えたコンセプト・アルバムである事に戦争映画ファンとして食指をそそられたからだが、アルバム1枚で太平洋戦争開戦から終戦までを語り切ろうとする欲張りな構成ゆえ、真珠湾攻撃、満州事変、ガダルカナル、飛び石作戦、東京大空襲、沖縄地上戦、そして玉音放送・・・と、主要なポイントは押さえれているものの、総じて展開が駆け足気味で、学校の教科書を流し読みしているかのような食い足りなさが残る。
ただメンバーは百戦錬磨のベテラン揃いだけに曲作りの巧さは確かで、凶悪且つ殺伐としたデス/スラッシュ・サウンドを基本としつつ、シチュエーションに応じて2本のGを効果的に用いたドラマティックなメロディや曲展開を導入する等、収録曲はいずれも良く練られており、特に、ハワイへと向かう零戦の大編隊の如く轟然と突き進む②、東南アジア資
…続き
HAIL OF BULLETS (2011-08-19 21:40:34)
'06年にギタリストのステファン・ゲベティが音頭を取って結成。BOLT THROWERやPESTILENCE、ASPHYX、GOREFESTといったバンドのメンバーが名を連ねるダッチ・デス・メタル・バンド。
元EDGE OF SANITYのダン・スウォノの協力を得て'07年に制作した4曲入りデモテープが高評価を獲得した事で、METAL BLADE RECORDSとの契約を手に入れ、'08年、第二次世界大戦の東部戦線を題材としたコンセプト作『・・・OF FROST AND WAR』でデビュー、これがメディアやメタル・ファンの間で好評を博す。
翌年にはワルシャワ蜂起をテーマにした新曲を含む6曲入りEP『WARSAW RISING』をリリース。
更に本邦初登場となった'11年発表の2ndフル『ON DEVINE WIND』(邦題『吹けよ神風!』)では、太平洋戦争と大日本帝国の
…続き
SABER TIGER-Timystery-Bad Devotion ★★★ (2011-08-19 00:02:44)
プログレ・メタルばりに凝りまくったリフ&リズムと
精緻なアレンジがスリリングに絡み合い、その間隙を縫うように、
久保田陽子のハスキーな歌声と、木下&田中のツインGが紡ぐ
憂いに満ちたドラマティックなメロディが溢れ出す。
各楽器の見せ場が設けられた曲展開など、まさしく失恋船長さんが
仰られている通り、5人編成時代のSABER TIGERの魅力が
凝縮されたような名曲。
SABER TIGER-Timystery ★★★ (2011-08-18 23:50:02)
久保田陽子(Vo)を擁する5人編成SABER TIGERの最高傑作にして最終作となった、'95年発表の3rdアルバム。
緊迫感を孕んで刻まれるテクニカルなリフ&リズム、複雑且つドラマティックな曲展開、徹底的に練り上げられた精緻なアレンジの数々といったプログレ・メタリックな要素を備えながらも、パワーと表現力に富む久保田のVoや、エモーションとテクニックに裏打ちされた木下昭仁のGプレイから豊かに導き出されるメロディが、常に楽曲に強力なフックを与え続けるため理屈っぽさ皆無・・・というSABER TIGER流HMサウンドを継承しつつ、更に今回は、前作『AGITATION』の取っ付き難さの要因とも言えたダークなヘヴィネスやサウンド・プロダクションのチープさが減退&改善。
また大作志向に一定の歯止めが掛かり、曲間を切り詰めて配置された収録曲がテンポ良く切り込んで来る構成ゆえ、ミステリアス
…続き
SABER TIGER-Agitation-Nightless Quarters ★★★ (2011-08-18 02:38:32)
憂いに満ちたメロディを熱唱するVo、
エモーショナルに上り詰めていく2本のG、
メロウなラインを奏でるB、
タメの効いたDs等、各楽器の見せ場が
無駄なく詰め込まれ、11分超という
長尺を全く退屈させる事なく聴かせきる、
ダークでドラマティックなヘヴィ・バラードの名曲。
SABER TIGER-Agitation-Into My Brain ★★★ (2011-08-18 02:35:18)
歌詞は未だ日本語なれど、ジャパメタ色を薄れさせ
良い意味で洗練されたこの名曲からは、
重厚で大仰なドラマ性と、堂々たる威厳が漂う。
久保田陽子のコブシの効いた歌声も圧巻。
SABER TIGER-Agitation ★★★ (2011-08-18 02:31:51)
Dsを飯山明寛から、若干20歳の新人(当時)磯田良雄に代えて'94年に発表された2ndフル・アルバム。
安っぽいサウンド・プロダクションと、持ち前の大作主義に更に拍車の掛かった作風、それに90年代の作品らしくヘヴィネスの強化が図られた音楽性が賛否両論を呼んだアルバムなれど、綿密に組み立てられた曲展開の妙や、ヒネリの効いたアレンジなど、一層の洗練を得てドメスティックな色合いが薄まりをみせた本作において、SABER TIGER流HMサウンドは確立を見たと思うのだが、どうでしょう。
先にヘヴィになったと書いたが、朗々と歌う久保田陽子のVoは相変わらずコブシ効きまくりだし、日本人らしい木目細かさで組み立てられた木下昭仁のスリリングでメロディアスなGプレイ、そしてドラマティックなハーモニーを奏でるツインGに彩られた楽曲の数々からは、大味さなんぞ微塵も感じられない。(勿論、疾走ナンバーも
…続き
SABER TIGER-Invasion-Misery ★★★ (2011-08-16 23:20:00)
ツインG編成の威力が如何なく発揮された
イントロだけでハート鷲掴みな大作バラード。
個人的には下山が歌うアコースティック・バージョンの
方がよりお気に入りだが、さりとて久保田バージョンの
素晴しさも抗い難い魅力を放つ。
どっちのバージョンも超名曲っつーことで。
SABER TIGER-Invasion-Storm in the Sand ★★★ (2011-08-16 23:17:18)
久保田陽子加入1発目の楽曲にして
男顔負けのパワーと、繊細な表現力、
そして時折艶っぽさを振りまく
彼女のハスキーな歌声の魅力が如何なく発揮された
勇壮にしてドラマティックな名曲中の名曲。
SABER TIGER-Invasion ★★ (2011-08-16 23:14:05)
初の女性Vo、久保田陽子(FASTDRAW~PROVIDENCE)の加入のみならず、コンポーザーとしての才も発揮するサイドGの田中康治を迎え、SABER TIGER史上初めてとなるツインG編成への移行。更には十数年の活動歴において初のフル・アルバムのレコーディング・・・と、初物尽くしで'92年に発表された1stフル・アルバム。
赤尾和重の系譜に連なる、男性シンガー顔負けの力強さでメタル魂を鼓舞してくれる久保田のハスキー・ボイス、劇的な構築美を湛えてスリリングに絡み合うツインG、それにリフ/リズム・チェンジや変拍子の多用、ドラマティックな曲展開といったプログレ・メタル的要素がふんだんにフィーチュアされた楽曲の数々は、80年代のストレートなジャパニーズHM路線とは大きく異なり、また一方で、次作以降に確立されるSABER TIGER流HMサウンドともやや味わいを異する、本作でしか聴くこと
…続き
SABER TIGER-Paragraph 3 - Museum-Misery (acoustic version) ★★★ (2011-08-10 22:28:06)
久保田陽子バージョンも紛うかたなき名曲ですが、
下山武徳バージョンも負けず劣らず素晴しい。
というか個人的にはこっちに軍配が上がるかな。
「聴き疲れする暑苦しい声」という偏見を
綺麗サッパリ洗い流してくれる、
下山の伸びやかでエモーショナルな歌声は感動的。
SABER TIGER-Paragraph 3 - Museum ★★★ (2011-08-10 22:23:11)
初期音源集その3・・・と言っても、今回は過去2作とは趣きを変え、80年代から90年代にかけて発表されたSABER TIGERの名曲・代表曲の数々を、現シンガーの下山武徳のVoで録り直したベスト盤的性格も感じられる内容。
下山の声を『BRAIN DRAIN』で初めて聴いた時は、失礼ながら「暑苦しい声だなぁ」と余り好印象は持てず、当時は《人見元基に匹敵する実力派!》との評価を見聞きする度に「一緒にするない」と毒づいていたのですが、本作ラストに収められた“MISERY”のアコースティック・バージョンにおける、伸びやかでエモーショナルな歌声を聴いて彼に対する印象がぐるりと反転。確かに日本HR/HMシーン屈指の実力派シンガーだ!と認識を新たにすると共に、先に正しい評価を下されていた方々に深く頭を垂れて謝罪したくなった次第。しかしこれほど感動的な名曲が初回盤限定収録ってのは勿体ない話だなぁ。
…続き
SABER TIGER-Paragraph 2-Dead Roll ★★★ (2011-08-09 22:31:47)
歌メロも良いですよね、この曲。
単純な完成度では後に下山武徳が歌い直したバージョンに
軍配が上がるが、いかにもジャパニーズメタルらしい
Voの線の細さが愛しいこのバージョンもかなりお気に入り。
SABER TIGER-Paragraph 2-Recollection ★★★ (2011-08-09 22:28:57)
野太い歌声は好き嫌いが分かれるかもしれないが、
まさに絶唱という表現が相応しい魂の込められた
渡辺徹の歌いっぷりは感動的。
哀愁に満ちた劇的な曲展開の素晴しさと相俟って
涙なしには聴けない名曲に仕上がっています。
SABER TIGER-Paragraph 2 ★★★ (2011-08-09 22:23:20)
久保田陽子(Vo)加入以前にデモやシングルとして発表された楽曲を取りまとめて収録、SABER TIGERの・・・というか、木下昭仁(G)の道程が手っ取り早く辿れる初期音源集その2。
『PARAGRAPH』同様、彼の劇的な構築美を湛えたGプレイを存分にフィーチュアしつつも、現在のSABER TIGERとはだいぶ異なる、ストレートな80年代ジャパニーズ・メタル色が濃厚に打ち出された音楽性はやはり初心者入門編には不向きの内容なれど、楽曲のクオリティの高さは流石(また『1』に比べると現在へと繋がるSABER TIGER節が更に確立されつつある)。特に、疾走するリズムに猛烈な哀愁を帯びた歌メロが乗る“DEAD ROLL”は、愛して止まない初期SABER TIGERの魅力の粋が詰め込まれた名曲!
歴代シンガーの中でも下山武徳、久保田陽子に並ぶ実力派、渡辺徹(Vo)を擁するラインナップでレ
…続き
SABER TIGER-Paragraph-Love You ★★★ (2011-08-08 22:32:10)
『PARAGRAPH』収録曲の中では
最も愛して止まないパワー・バラード。
木下昭仁のGも、滝沢貴幸のVoも
猛烈に泣いて泣いて泣きまくる
中盤以降の展開は何度聴いても沁みますね。
SABER TIGER-Paragraph ★★★ (2011-08-08 22:22:33)
80年代にSABER TIGER名義で発表されたシングルやデモテープ等の初期音源をまとめたコンピレーション・アルバムその1。
現在でもライブの重要なレパートリーとなっている名曲の数々が収録され、後追いファンでもバンドの歴史を手軽に振り返ることが出来る非常に重宝な1枚ではあるのだが、総合的に見ると音質がイマイチなうえ、今の彼らとはサウンド・スタイルもかなり異なるため、若いファンの中には本作を聴いて戸惑いを覚える人もいるかも。(勿論、完成度は高いのだけど)
特に疾走系の楽曲にその傾向は顕著で、シンプルに突っ走る曲調にしろ歌詞にしろ、ストレートに80年代のジャパニーズHM臭が打ち出されていて思わず赤面を誘われる場面もしばしば。(楽器陣の演奏精度の高さに比べVoが弱いのも如何にも80年代のジャパメタ的だ)
但し、インスト曲は勿論のこと収録各曲のハイライトを飾る木下昭仁のGプレイ
…続き
TORANAGA-God's Gift-Hammer to the Skull ★★★ (2011-08-08 22:05:54)
猛々しく好戦的なリフの刻みっぷりに
思わず血が滾る1stアルバムのハイライト・ナンバー。
“脳天直撃”という実も蓋もない邦題も奮ってますねぇ。
TORANAGA-God's Gift-The Shrine ★★★ (2011-08-08 22:04:07)
重々しいイントロで助走をつけて走り始める
アルバムのOPナンバー。
サウンド・スタイルとプロダクションの乖離が惜しまれるが、
楽曲自体は雄々しく劇的でカッコイイ。
もっとヘヴィな音作りが施されていたら
GRAND MAGUS辺りと比較できたんじゃないかな、と。
TORANAGA-God's Gift ★★★ (2011-08-07 22:26:52)
SLAMMERやONSLAUGHTらと共に、NWOBHM以降、盛り下がる一方だった英国HMシーン復権の一翼を担う存在としてメジャー・レーベルのCHRYSALLISからデビューを飾るも、殆ど話題になることなく消えて行った4人組が'90年に発表した1stフル・アルバム。
当時はスラッシュとして括られていた作品なれど、それにしちゃ疾走感は然程でもなく、また正統派HMとしても華に欠ける作風のため、初めて触れた時は「地味だなぁ」と余り良い印象を持った覚えがないのだが、こうして改めて対峙してみると、暗く湿ったメロディを武骨に歌い上げるVo、切り立ったGリフを刻みつつ、要所でIRON MAIDEN風味の勇壮なフレーズを差し込んでくるG、マッチョなトーンで動き回るBと腰の据わったヘヴィなリズムを叩き出すDsによって形成されるサウンドは、今で言うペイガン/バトル/ヴァイキング・メタル的な勇猛さとドラ
…続き
TORANAGA (2011-08-07 22:24:48)
'83年、アンディ・ミッチェル(G)をリーダーにイギリスはウェスト・ヨークシャーにて誕生し、当時、欧米で放送され高い人気を誇っていたTVドラマ『SHOGUN(将軍)』の登場人物からバンド名を頂き、TORANAGAを名乗った5人組。
と言っても別に和風テイストを取り入れたりしているわけではなく、彼らが聴かせてくれるのは、スラッシュ・メタルをベースにNWOBHMの伝統も受け継ぐ実に英国然としたパワー/へヴィ・メタル。(メイン・ライターの1人であるマーク・ダフィ(Vo)はNWOBHM後期に活動していたMILLENIUMの元メンバー)
ライブ活動を行いつつラインナップの安定化を図ったバンドは、'88年にメンバーが固まるとハードコア/パンク系のインディ・レーベルPEACEVILLEから6曲入りEP『BASTARD BALLADS』を発表。僅か十数万円の予算と4日間という突貫スケジュール
…続き
GRINDER-Dawn for the Living-Sinners Exile ★★★ (2011-08-07 22:09:52)
1stアルバムのハイライト・ナンバー。
マシンガン・リフと歯切れ良く疾走するリズムに乗って、
Voが朗々と歌うスタイルは、『BREAKING SILENCE』を
発表した頃のHEATHENを思わせます。
GRINDER-Dawn for the Living ★★★ (2011-08-06 00:18:51)
ドイツはフランクフルト出身の4人組が、METAL HAMMER誌元編集長のチャーリー・リンが興したNO REMORSE RECORDSから'88年に発表した1stアルバム。
OPからガツンとカマしてくれるキラー・ソング①が判り易い形で示す通り、タイトでキレのある演奏力を生かし、徹底的に刻みまくる速射リフやドラマティックなメロディを奏でるツインG等のヨーロピアン・スラッシュ然とした要素と、しっかり歌うVoに、陰に篭らずカラッとスポーティな疾走感といったアメリカン・スラッシュ的な要素とが組み合わされて畳み掛けるサウンドは、このデビュー作の時点で実に立派な完成度を誇る。
後のアルバムに比べると、Voの歌唱スタイルは歯切れの良さよりも荒っぽさの方が勝っており、また、次作以降のアートワークを手掛けるアンドレアス・マーシャルの洗練にはまるで及ばないチープなジャケット・イラストの存在も相俟
…続き
CHTHONIC-高砂軍 (Takasago Army)-鎮魂醒靈寺 (Quell the Souls in Sing Ling Temple) ★★★ (2011-08-05 23:22:01)
和風の旋律(日本語詞もちょこっと登場)を
ふんだんに用いた前半を経て激走を開始する
悲壮なまでにヒロイックなメロディを聴いて、
血が滾らないメタル者はおらんでしょう。
アルバムのクライマックスを飾るに相応しい名曲です。
CHTHONIC-高砂軍 (Takasago Army)-玉碎 (Broken Jade) ★★★ (2011-08-03 21:14:23)
戦争の終結を知りながらも死地へと赴く
兵士たちの最期を悲壮に歌い上げた慟哭の名曲。
状況設定、歌詞、そしてメロディ、
全ての要素に男泣きを誘われます。
SLEAZY WIZARD-UNDER MY SPELL ★★ (2011-08-02 22:54:35)
ラインナップの不安定さが災いして'99年に解散したSLEAZY WIZARDが、新たにTERRA ROSAの岡垣正志(Key)やHURRY SCUARYの出原卓(Ds)らをメンバーに加えて復活。'01年にライブ会場限定で販売されたシングルに、新たにボーナス・トラックを1曲追加してMANDRAKE ROOTからリリースした3曲入りCD-Rがこれ。
収録曲は全てリーダー兼フロントマンの喜田“CHAPPY”康之(とGの東城成陽)によって書かれているのだが、和製様式美HMの切り札たる岡垣の加入に伴い、今回は彼のKeyワークを大々的にフューチュア。結果、GとKeyが激しいバトルを繰り広げる楽曲からはスラッシーな攻撃性や疾走感が後退し、デビュー作『STONE DEAD』とは赴きを異する作風と相成った。
但し、かと言ってコテコテの様式美HM路線へと転向したわけではなく、SLEAZY WIZ
…続き
SILVER BACK-UNCULTIVATED LAND-BLACK KNIGHT ★★ (2011-08-01 23:41:58)
1stアルバムのクライマックスを飾る11分に及ぶ大作ナンバー。
漫画『ベルセルク』に着想を得て書き上げられた
楽曲だが、同様のコンセプトを備えた次作収録曲
“FEMT”に比べると、やや冗長な感有り。
それでもドラマティックな曲展開や、中間部で登場する
寒々しい民謡風メロディ・パートなど聴き所は多い。
ANVIL-Juggernaut of Justice ★★★ (2011-07-31 22:50:46)
レコード会社からのバックアップや、売れっ子プロデューサーの起用等、かつてないレベルの潤沢なレコーディング環境(ANVILがデイヴ・グロールのスタジオでアルバム作りをする日が来ようとは・・・/笑)を手にして制作された14thアルバム。
その結果、本作は全編にリップス(Vo、G)の100万ドルの笑顔が目に浮かぶような、前向きでポジティブな雰囲気が充満。初期RIOTを彷彿とさせるハード・ドライヴィンなアルバム表題曲①を皮切りに、リップスが生み出す勇ましくすこぶるキャッチーなメロディに、ロブ・ライナー(Ds)とグレン・ファイヴ(B)の強靭なリズム・セクションがラウドに炸裂する収録楽曲は、映画の高評価を追風にメンバーがノリノリで曲作りを行った事が如実に伝わってくる充実っぷり。
OPナンバー以降も、タイトでヘヴィ・メタリックな疾走ナンバー②④⑥⑧⑩、BLACK SABBATHへ敬愛の捧げ
…続き
SILVER BACK-UNCULTIVATED LAND-WHITE ★★★ (2011-07-31 21:04:51)
8分に及ぶ大作バラード・ナンバー。
男臭い濁声とクリーンな歌唱を使い分ける
伊熊のVoと、エモーショナル且つメランコリックな
メロディを奏でる田中のGがいかに曲展開を
激しくドラマティックに盛り上げようとも、
楽曲を厚く覆った寒々しい寂寥感が薄れることがない辺りは
さすが北海道のバンドと言ったところでしょうか。
SILVER BACK-NATIVE-FEMT ★★★ (2011-07-30 23:58:05)
3部構成、10分オーバーの長尺で
大スケール且つドラマティックに展開する
漫画『ベルセルク』へのトリビュート・ソング。
剛柔の表現力に長けたVoとGの実力が
如何なく発揮された名曲じゃないでしょうか。
SILVER BACK-NATIVE-IN ORDER TO LIVE ★★★ (2011-07-30 23:52:52)
勇壮な曲調とアクティブなBランが
IRON MAIDENを彷彿とさせる、
個人的に2ndアルバム収録曲の中でも
お気に入りの名曲。
CHTHONIC-高砂軍 (Takasago Army) ★★★ (2011-07-30 23:48:45)
「TAKASAGO ARMY(高砂義勇隊)」と言うと、まず真っ先に'45年の終戦から'74年までのおよそ30年間、かの横井庄一氏や小野田寛郎氏よりも長くインドネシアのジャングルに潜み続けた元日本兵・中村輝夫(台湾名:スニヨン)氏のことが思い浮かびますが、そうした驚嘆すべきガッツのオーナーである高砂義勇隊の兵士たちを主人公に、時代に翻弄され続けた彼らが辿る悲劇的な運命を台湾近代史に絡めて描き出したのが、CHTHONICが'11年に発表したこの5thアルバム。
インタビュー記事における受け答えを読むと、かなり高い政治意識を持っている事が伺えるバンドだが、さりとてそれを理由にこのアルバムを小難しく捉えたり、敷居の高さを感じたりする必要は全くない。本作は単純に、恐ろしく勇猛でドラマティック、そして幽玄なニ胡の調べが儚さをも演出する、ムチャクチャ日本人好みのサウンドが詰め込まれた力作である。
…続き
MyPage