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火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1-50
JOHN ELEFANTE-Defying Gravity
GUILD OF AGES-Rise-All Fall down
GUILD OF AGES-Rise
CHROMING ROSE-Insight-I Lied for You
CHROMING ROSE-Insight
CODE RED-Incendiary-Heat of the Night
CODE RED-Incendiary
ARCTIC RAIN-The One-Free My Mind
ARCTIC RAIN-The One
HOUSTON-IV-A Lifetime In A Moment
HOUSTON-IV
WINTER ROSE-Winter Rose-Thrill of the Night
WINTER ROSE-Winter Rose
QUATERMASS-Quatermass-Post War, Saturday Echo
QUATERMASS-Quatermass
ART NATION-Transition-Tick Tock
ART NATION-Transition
FIRMO-Rehab-A Place for Judgement Day
FIRMO-Rehab
TIMSON AOR-The Next Level-Be True to Yourself
TIMSON AOR-The Next Level
WHEELS OF FIRE-All in-Walking on the Wire
WHEELS OF FIRE-All in
ELEKTRADRIVE-Big City-Lucille
ELEKTRADRIVE-Big City
RICK SPRINGFIELD-Songs for the End of the World-Wide Awake
ELEVENER-When Kaleidoscopes Collide-Her Eyes
RICK SPRINGFIELD-Songs for the End of the World
ELEVENER-When Kaleidoscopes Collide
VICE-Made for Pleasure-Last Day of War
VICE-Made for Pleasure
RAZOR-Cycle of Contempt-Crossed
RAZOR-Cycle of Contempt
MORBID SAINT-Spectrum of Death-Assassin
MORBID SAINT-Spectrum of Death
QUARTZ-Quartz-Mainline Riders
QUARTZ-Quartz
THE ALEX PARCHE PROJECT-The Alex Parche Project-The Longer You Can Wait
THE ALEX PARCHE PROJECT-The Alex Parche Project
FIFTH ANGEL-When Angels Kill-Seven Angels
FIFTH ANGEL-When Angels Kill
HEAVY LOAD-Stronger Than Evil-Stronger Than Evil
HEAVY LOAD-Stronger Than Evil
SNIPER-QUICK & DEAD-Dream Lady
SNIPER-QUICK & DEAD
SNIPER-OPEN THE ATTACK-Never Change
SNIPER-OPEN THE ATTACK
MEGADETH-The Sick, the Dying… and the Dead!-We’ll Be Back
MEGADETH-The Sick, the Dying… and the Dead!
VALKYRIE ZERO-Attack of Valkyrie-Battlefields of South
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発言している18曲を連続再生 - Youtube



JOHN ELEFANTE-Defying Gravity ★★★ (2025-07-11 01:30:20)

先頃、5thソロ『AMAZING GRACE』(’22年)を発表して健在ぶりを示した、元KANSASのフロントマンにして、グラミー賞に輝くプロデューサーとしても活躍するジョン・エレファンテ。本作は彼が'99年にFRONTIERS RECORDSから発表した3枚目のソロ・アルバムで、共同プロデュースは勿論兄弟のディノ・エレファンテが担当しています。(邦題は『天空を翔け~ディファイング・グラヴィティ~』)
CCMシーンを主戦場とする御仁ゆえ、歌詞は今回もゴリゴリのキリスト讃歌。昨今の世界情勢のきな臭さを踏まえると嘗てほど無邪気に受け止めることは出来なくなりつつありますが、とはいえゴスペルやカントリー・ミュージックのエッセンスも取り入れたAORナンバーと、KANSASを彷彿とさせるプログレ・ハード調のドラマティックなアレンジ/曲展開が楽しめるメロディアス・ロック・ナンバーの二本立てで構成
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GUILD OF AGES-Rise-All Fall down ★★★ (2025-07-09 23:55:02)

ピアノによる叙情的なイントロにバンド・サウンドが加わって
テンポアップする冒頭のみでグッと掴まれます。
ハード・ロッキンなエッジ、フックと哀愁の効いたメロディ、
華麗に舞うハーモニーと、このバンドの魅力全部入りの名曲。

GUILD OF AGES-Rise ★★ (2025-07-09 01:17:58)

オランダのポップ・グループからのイチャモンによりCAUGHT IN THE ACTからGUILD OF AGESへと改名を余儀なくされるも、メロディ愛好家からは一貫して根強い支持を取り付けるコロラド州デンバー出身の6人組が、ほぼ20年近い沈黙期間を経て'16年に発表した復活作。通算3作目(CITA時代も含めると5作目)。今回は盟友ボビー・バースの手は借りず、バンドのセルフ・プロデュース体制でレコーディングが行われいます。
重厚に絡み合うツインGにドラマティックな曲展開等、作を重ねる毎にHM路線への傾倒を顕著にしていった彼らですが、本作においてはヘヴィ・メタリックなエッジのみならず、大陸産のバンドならではの爽快感溢れるメロディにコーラス・ワーク、ピアノ(ショパンの“月光”調)イントロに導かれてスタートする序曲①と、厳かにアルバムEDを締め括るアウトロ⑫で本編をサンドイッチするというC
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CHROMING ROSE-Insight-I Lied for You ★★★ (2025-07-07 23:59:51)

メロディック・パワー・メタル時代の面影は遠くへ去りにけりですが、
内省的でメランコリックな曲調は、これはこれで魅力的。
AXXISのバーナード・ワイスを思わす細かい揺れを伴うシンガーの
ハイトーンVoがメロディの哀愁を引き立ててくれていますよ。

CHROMING ROSE-Insight ★★★ (2025-07-04 01:08:21)

名曲“POWER AND GLORY”のインパクトが未だ語り継がれるジャーマンHMバンドCHROMINNG ROSEが'99年に発表した5thアルバムにして最終作。
初来日公演を好評のうちに終えるも、その後は主要メンバーの脱退が相次ぎ徐々に興味がフェードアウトしていた時期だったためリアルタイムではチェックできていなかったのですが、後追いで聴いてビックリ。いつの間にかメロハー・バンドになっとるじゃないですか。哀愁のメロディが物憂げに揺蕩うOPナンバー①で幕が上がる構成が物語る通り、ミディアム/スロー/バラード中心にまとめられた収録曲はパワーメタルの「パ」の字も見当たらないメランコリックで落ち着いた仕上がり。“POWER AND GLORY”的疾走ナンバーを期待する向きにはガッカリかもしれませんが、本家さえ迷走していた90年代にバンド側が「HELLOWEENフォロワー」の看板を重く感じ
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CODE RED-Incendiary-Heat of the Night ★★★ (2025-07-03 00:30:08)

愁いを帯びたメロディをVoがじっくりエモーショナルに
歌い上げるヴァースから、爆発力のあるキャッチーなサビメロへの
雪崩込む曲展開の妙にグッと来きますね。

CODE RED-Incendiary ★★★ (2025-07-02 01:16:02)

先頃ARCTIC RAINのアルバムを聴いていて、改めてウルリク・レンクヴィスト(Vo)の作曲能力の高さに感銘を受け「そういえば持っていたよな」とCD棚を漁って引っ張り出して来たのが、そのウルリクがフロントマンを務めるスウェーデン出身のメロディアスHRバンドCODE REDの1stアルバム(’17年発表)。ちなみに日本盤はジャケットに掲げられた漢字タイトル『焼夷性』(原題『INSENDIARY』を直訳)がチャームポイントとなっています。
マイケル・パレス(B)にダニエル・フローレス(Ds)という、書いて良し演って良しな実力者が脇を固めている上、何よりウルリク自身がREVOLUSION SAINTSやジム・ジッドヘッド、BAD HABITといった錚々たるバンド/アーティストに楽曲提供を行ってきた腕利き作曲家でもあるので、そりゃあ本作がハイクオリティなメロハー作品に仕上がることは自明の
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ARCTIC RAIN-The One-Free My Mind ★★★ (2025-07-01 00:09:50)

物悲しいメロディを奏でるGといい、
哀愁を湛えた歌メロをエモーショナルに熱唱するVoといい
新人バンドとは思えぬ堂々たる佇まいで聴き手を圧倒する名バラード。

ARCTIC RAIN-The One ★★★ (2025-06-27 07:54:56)

ディーン・カストロノヴォのREVOLUSION SAINTS、あるいはトニー・ハーネルのLOVELKILLER等、FRONTIERS RECORDSが主宰するメロディアスHR系プロジェクトに楽曲提供を行うことで、ソングライターとしての腕を磨き徐々に知名度を高めていったスウェーデン出身のKey奏者ピート・アルペンボルグ。本作は彼により結成されたARCTIC RAINが’20年に同レーベルから発表した1stアルバムに当たる作品です。(日本盤はマーキー/アヴァロンからのリリース)
自身が奏でる煌びやかで透明感を湛えたKeyサウンドを全面に配した、北欧産ならではの哀愁のメロディ/キャッチネス/ハードネスがバランス良く配合されたサウンドは、「北極の雨」を意味する美しいバンド名と、見目麗しいジャケット・アートワークにビンビンに高まったこちらの期待を裏切らない、見事な完成度を提示。SAHARA、
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HOUSTON-IV-A Lifetime In A Moment ★★★ (2025-06-26 00:56:44)

神秘的なイントロから疾走へと転じるハードポップ・ナンバー。
北欧らしい涼し気なメロディと、キャッチーで軽やかな
コーラス・ワークが蒸し暑く寝苦しい夜に快適な空気を運んできてくれますよ。

HOUSTON-IV ★★★ (2025-06-24 22:48:20)

デビューから10年の歳月をかけてコツコツと実績を積み上げてきたハンク・エリックス(Vo)率いるスウェーデン出身のメロディアス・ロック・バンドHOUSTONが、FRONTIERS RECORDSとの契約を得たことで、ようやく本邦初見参を果たすこととなった’21年発表の4thアルバム。
シンセ・リフが淡々と刻まれるOPナンバー①が、6分を超える長尺の割に(このバンドにしては)イマイチ掴みに乏しいため一瞬不安を覚えたりするものの、なんのなんの。初期作をクリエイティブ面から支えたプロデューサー/ソングライターのリッキー・デリンと久々にがっぷり四つに組んでレコーディングが行われているだけあって、2曲目以降で本編は大きく盛り返しその不安をしっかりと払拭してくれます。
ハンクの伸びやかな歌声が主役のAOR/産業ロック寄りのポップなサウンドを基軸としつつ、アップテンポのロック・チューンも要所
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WINTER ROSE-Winter Rose-Thrill of the Night ★★★ (2025-06-19 23:45:31)

アルバムの締め括り役を担う快活なポップ・メタル・チューン。
イントロから露骨にBON JOVIしていますが、良い曲なんだから仕方がない。
今じゃ絶対歌ってくれそうもない曲調を全力で熱唱するジェイムズ・ラブリエの
Voも微笑ましいですよ。

WINTER ROSE-Winter Rose ★★ (2025-06-19 00:39:23)

ジェイムズ・ラブリエがDREAEM THEATER加入前に在籍していたWINTER ROSE。本作は彼らが’88年頃に制作するも、結局レコード契約を獲得できずお蔵入りしてしまっていた幻の1stアルバムで、DREAM THEATER人気が爆発的に高まった'97年に、当時CD化大国としてブイブイ言わせてた日本でオフィシャル商品化されリリースが実現しています。
元はデモ音源ながら、リイシューにあたってはリーダーのリチャード・キーチ(G)が一部楽器の録り直しやリミックス作業をきっちり行っているだけあって、作品としてのクオリティはどこに出しても恥ずかしくない立派なもの。LAメタル風あり、パワー・バラードあり、シングル・ヒットが狙えそうなポップ・メタルあり…といった具合に、新人バンドのデビュー作らしく「あれもしたい」「これもしたい」「もっともっとしたい」(by THE BLUE HEARTS)
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QUATERMASS-Quatermass-Post War, Saturday Echo ★★★ (2025-06-18 01:15:50)

9分越えの大作にしてアルバム前半のハイライト・ナンバー。
バラード調に始まり、後半へ進むに従ってジョン・ガスタフソンの
HRシンガーばりにパッション迸るシャウト、ピーター・ロビンソンが
操るピアノ、オルガン、ミック・アンダーウッドの奔放なDsとが
ぐんぐん熱量を上げて絡み合う様に圧倒されてしまいますよ。

QUATERMASS-Quatermass ★★★ (2025-06-17 00:19:38)

イアン・ギランとロジャー・グローヴァーも在籍していたEPISODE SIXの元メンバーにより結成されたQUATERMASSが、’70年に発表した1stアルバム。
彼らに関しては「リッチー・ブラックモアのDEEP PURPPLE脱退→RAINBOW結成の引き金の一つになった楽曲“BLACK SHEEP OF THE FAMILY”のオリジナルを演っていたバンドでしょ?」ぐらいの認識しか持っていなかったので、お勉強のつもりで初めて本作を聴いた時にはその迫力と独創性にブッ飛ばされましたよ。ギターレスのトリオ編成にも拘わらず、プログレ的繊細さよりHRシンガー然としたパッションだだ漏れな熱唱にグッと来るジョン・ガスタフソンのVo、ピアノや歪んだ音色で唸りをあげるハモンド・オルガンを駆使して、時にクラシカルに、時にフリーキーに曲展開を彩るピーター・ロビンソンの鍵盤捌き、奔放に荒れ狂うミック・ア
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ART NATION-Transition-Tick Tock ★★★ (2025-06-13 07:39:23)

上手いVoに、上手いG、透明感を湛えたメロディと
モダンなアレンジが絶妙にブレンドされた
個人的にアルバムで一押しの名曲。

ART NATION-Transition ★★★ (2025-06-11 22:13:54)

デビュー早々に高評価を獲得して来日公演も決定させる等、新人バンドとしては順風満帆のスタートダッシュを決めてみせたスウェーデンのART NATIONでしたが、好事魔多し。折からのパンデミックやバンド内の人間関係の悪化でメンバーの離脱が相次ぎ、結果来日公演はキャンセルせざるを得なくなり…と、一転して窮地へ追いやられてしまった彼らが'21年に発表した3rdアルバム。
そんな混乱した状況の影響があったのかどうか、シンセのフィーチュア度が各段に高まり、ダンサンブルなリズム・ワークやデジタリックなアレンジが頻出する本作は、後にリーダーのアレクサンダー・ストランデル(Vo)が「ART NATIONの作品とは思えなかった」と発言していることからもお察しの通り、前2作とは若干趣きの異する仕上がりとなっているわけですが、いやでも、これはこれで全然イケてますって!と個人的には思う次第。
多少モダン
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FIRMO-Rehab-A Place for Judgement Day ★★★ (2025-06-06 01:10:05)

どことなくミカエル・アーランドソンの名曲“IT'S ALRIGHT”辺りに通じる
物悲しさを漂わすメロハー・チューン。(曲調が似通っているわけではない)
必ずしもアルバムの方向性を物語るような楽曲ではないのですが
OPナンバーに相応しいクオリティを有していることは間違いありません。

FIRMO-Rehab ★★★ (2025-06-05 00:50:43)

ROOM EXPELIENCEを率いてデビューを飾り、日本のメロディ愛好家から高評価を受けたジャンルカ・フィルモ(Vo)が、ポール・レイン、ブルース・ガイチ、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオらをゲストに招いてレコーディングを行い、’18年にFIRMO名義で発表した1stソロ・アルバム。
カウボーイ・ファッションで決めた子供(ジャンルカの甥っ子らしい)がフィーチュアされたジャケットだけ見せて「どんな音楽性のアルバムか?」と問うたら、10人中10人が「ブルーズ・ロック」と答えそうな印象ですが、聴いて安心、ミカエル・アーランドソンの1st『THE ONE』を彷彿とさせる哀愁に満ちたOPナンバー①が物語る通り、本作で披露されているのは泥臭さの殆ど感じられない、ROOM EXPELIENCEの流れを汲むメロハー・サウンド。但しあちらに比べるとHR然としたエッジやゴージャス感は抑え気味で、アレ
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TIMSON AOR-The Next Level-Be True to Yourself ★★★ (2025-06-04 00:44:40)

“夜明けのランナウェイ”を思わすイントロだけで期待が高まりますが
哀愁を帯びて軽やかに駆け抜けていく本編も期待を違わぬ
見事な出来栄えで、ホクホク顔になれる名曲に仕上がっています。
ここからピアノ・バラード“FROM THE ASHES”へ繋がっていく流れにもグッと来ますよ。

TIMSON AOR-The Next Level ★★★ (2025-06-02 23:33:30)

G、B、DsにKey、プログラミングもこなすイギリス出身のマルチ・アーティスト、マーク・ティムソンと、チリ人シンガーでここではリードGの腕前も披露しているルッキー・Sにより立ち上げられたプロジェクトTIMSON AOR(もうちょい良い名前はなかったものか?)が、少々意外な人選ながらTHRESHOLDのカール・グルームを共同プロデューサーに招いてレコーディングを行い、'25年に発表した2ndアルバムにして日本デビュー作。1st『FOREVER’S NOT ENOUGH』(’24年)が自主制作のCD-R仕様だったことを踏まえると、本作こそが正式なデビュー作と言えなくもないのかな。
そんな彼らが聴かせてくれるのは、愛を込めたバンド名が体現する通りのAOR寄りハードポップ。華やかな演奏で適度にエッジを加え楽曲を引き締めるG、ハスキー・ボイスで伸びやかに歌い上げるVo、都会のネオンの如く煌め
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WHEELS OF FIRE-All in-Walking on the Wire ★★★ (2025-05-30 00:49:56)

哀愁のメロディと緊迫感を纏って駆け抜けていくHRナンバー。
サビメロの展開の巧みさにダヴィデ・バルビエリ&ステファノ・ジニ
コンビの作曲センスの非凡さが光る名曲に仕上がっていますよ。

WHEELS OF FIRE-All in ★★★ (2025-05-28 23:47:02)

コロナ禍以降は、どちらかと言えば他バンドへのゲスト参加やプロデュース、楽曲提供といった裏方稼業での活動が目立ったイタリア人シンガー/ソングライター、ダヴィデ“デイヴ・ロックス”バルビエリ――いつの間にかえらくゴージャスなお名前に変わったなぁ――が久々にWHEELS OF FIREを始動して、前作から6年のブランクを挟んで'25年に発表した4thアルバム。(国内盤リリースはRUBICON MUSICより)
リリースされたと思ったらあっという間に廃盤になってしまった3rd『BIGIN AGAIN』(’18年)は、それまでの彼らの集大成というべき優れた内容を誇っていましたが、本作においても同様の路線を踏襲。エネルギッシュに歌うダヴィデのVoと厚盛りのハーモニーが映える溌剌とした躍動感と、キャリアを重ねることで獲得した熟成感とがバランス良く共存したメロディアスHRアルバムに仕上がっています
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ELEKTRADRIVE-Big City-Lucille ★★★ (2025-05-28 00:51:06)

哀愁を帯びたメロディと、それを引き立てるVoの熱唱、オーケストレーションから
エレピまで楽曲を叙情的に飾るKey、エモーショナルなソロを奏でるGとが
手堅い盛り上がりを演出する名バラード。

ELEKTRADRIVE-Big City ★★ (2025-05-27 00:25:42)

FRONTIERS RECORDSがメロハー王国を打ち立てるずっと以前、RHAPSODYやLABYRINTHが人気を博し、有望なメロパワ・メタル・バンドの産地として日本のHR/HMリスナーが注目するようになるよりも更に前。長らくメタル不毛の地と見なされていた80年代イタリアにおいて確固たるキャリアを築いてきたKey奏者を含む5人組ELEKTRADRIVEが、'93年に発表した3rdアルバムにして日本デビュー作。
本作で披露されているのは、煌びやかなシンセによる飾りつけ、甘く伸びやかなVoの歌唱とツボを心得たGプレイを生かしたAOR寄りのハードポップ(後に遡ってデビュー作を聴いた時は音楽性の異なり具合にビックリさせられたのですが、それはまた別のお話)。イタリア出身といっても濃いめの泣きが炸裂するような場面は殆ど見当たらず、洗練とモダンを共存させたサウンドは徹頭徹尾コマーシャル。卒はな
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RICK SPRINGFIELD-Songs for the End of the World-Wide Awake ★★★ (2025-05-21 23:31:50)

アルバムのOPを小気味良く駆け抜けるロック・チューン。
それでいてメロディは勢い任せにせず、爽快にして
キャッチーに磨き上げられている辺りは流石ベテランのお仕事といった趣き。

ELEVENER-When Kaleidoscopes Collide-Her Eyes ★★★ (2025-05-21 01:02:19)

北欧らしい透明感とキャッチーなハードポップとが溶け合わされた
このプロジェクトの旨味をダイレクトに伝えてくれる名曲。
主役たるKeyとVoは勿論、Gも良い仕事をしてくれていますね。

RICK SPRINGFIELD-Songs for the End of the World ★★★ (2025-05-19 23:43:22)

アイドル的人気が爆発した80年代からキャリアを重ねて幾年月。’12年に目出度くデビュー40周年の節目を迎えたオーストラリア出身のシンガー/ソングライター、リック・スプリングフィールドがアニバーサリー・イヤーを祝うべく発表した18thアルバム。
リックというと、エレクトロなKeyを生かしたニューウェーブ風ロック・サウンドの印象が強いですが、前作『VENUS IN OVERDRIVE』(’10年)がアメリカにおいて久々にヒット作となり、ノリにノッている状態で制作されたと思ぼしき本作においては、(ご本人の「ギター・オリエンテッドな作風を目指した」との発言が裏付ける通り)、Key類は控えめに、よりハード・ロッキンなエッジを効かせたサウンドを披露。それでいてメロディには胸を打つフックが絶妙に盛り込まれており、単に大味かつ攻撃的な作風に陥っていない辺りにはベテランの技前がキラリと光ります。
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ELEVENER-When Kaleidoscopes Collide ★★★ (2025-05-15 00:52:45)

90年代に日本デビューを飾り、今は亡きゼロ・コーポレーションの初期カタログを彩ったことでも個人的に記憶に残っているスウェーデン出身のHRバンドM.LLI.ION。そこのメンバーであったヨハン・ベルグクイスト(Key、Vo)が、幼馴染のアンドレアス・ブローデン(G、Ds)と共にELEVENERなるプロジェクトを立ち上げ’、08年に発表した1stアルバムが本作となります。
M.LLI.IONはデビュー作『No.1』はポップ・メタル風味で、作を重ねる毎にGとオルガンがバトル繰り広げる初期PRETTY MAIDSやBISCAYA辺りに通じる様式美HM色が増量されていきましたが(’04年リリースの5th『KINGSIZE』はなかなかの力作でしたよ)、本作で披露されているのは何なら『No.1』以上にポップ寄り、煌めくKeyがまず曲の基盤を作り上げ、そこにテクニカルなだけでなく歌心に溢れたGと、
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VICE-Made for Pleasure-Last Day of War ★★★ (2025-05-14 00:51:11)

カラッと明るめの本編中にあっては、シリアスな哀愁を纏ったHRナンバー。
ジャケットはアホっぽくてもやはり冷戦下西ドイツのバンドだなぁと。
一方でキャッチーなサビメロや合唱を誘われるコーラス・ワーク等
楽曲のフック構築にも余念のない隙のない仕上がりとなった名曲です。

VICE-Made for Pleasure ★★★ (2025-05-12 23:33:52)

マイケル・シェンカーの妹バーバラ・シェンカーがKeyを弾いてたバンドだっけ?と思ったら、それはVIVAでこちらはVICE(アメリカにも同名のバンドがいたような気がしますが、このVICEはドイツ出身)。本作は'88年発表の彼らの1stアルバムで、別にバンドに対して何の思い入れもないのに、なぜかジャケットの印象が脳裏に焼き付いて離れず、CD屋で中古盤見かけた時につい衝動買いしてしまいましたよ。
件のジャケットにおける「陽性のバカになったSCORPIONS」みたいなフォーメーションを取るメンバーのハシャぎっぷりや、へそ出しTシャツ着用率の高さがいかにも80年代といった味わいを伝えてくれる本作ですが、VAN HALENっぽいシンセ・リフをフィーチュアしたOPナンバー①が物語る通り、内容の方でもカラッと明るいポップ・メタル・サウンドを実践しています。エネルギッシュに歌いまくるVo、合唱を誘う
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RAZOR-Cycle of Contempt-Crossed ★★★ (2025-05-08 23:31:41)

これぞRAZOR!と膝を打つ、デイヴ・カルロの鬼のようなリフの刻みから
スタートするスピード・ナンバー。(つか本作にはスピード・ナンバーしか収録されていませんが)
SACRIFICEのロブ・ウルヴィネッティとダンコ・ジョーンズがゲスト参戦して
ボブ・リードとデュエットを披露、楽曲のけたたましさに拍車を掛けてくれています。

RAZOR-Cycle of Contempt ★★★ (2025-05-08 00:22:41)

カナダ・スラッシュ・シーンの裏番長RAZOR、'22年発表の復活作。'18年には来日公演を行い、その際のパフォーマンスを収めたライブ盤の傑作『OSAKA SAIKOU』のリリースもあったりと、それほどご無沙汰な印象はなかったのですが、なんとオリジナル・アルバム制作は25年ぶりとのこと。さりとて特に構成に気負った様子はなく、RAZORコールに導かれてのっけの①からいきなりエンジン全開でスタートする様は、まるで飲み屋の常連が「大将、やってる?」と暖簾越しに声を掛けるかの如き自然体。ブレることなく原点を見つめ続けるRAZORの「らしさ」迸る仕上がりに、こちらも思わずニッコリですよ。
ぶっちゃけ、疾走疾走また疾走の本編には緩急もへったくれもないので、通して聴いていると時々「今何曲目だっけ?」と現在地を見失いそうになったりもしますが、細けぇことはいいんだよ!とばかりにぶっ飛ばすこのブレーキ無
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MORBID SAINT-Spectrum of Death-Assassin ★★★ (2025-05-06 23:59:44)

緩急を飲み込んで怒涛の如く畳み掛けるスラッシュ・ナンバー。
主役はジーン・ホグランばりの暴れん坊っぷりを披露するDsで、
「こんだけ叩けたら楽しくて仕方ないだろうなぁ」と
思わされるドラミングは千手観音の姿が脳裏をよぎる勢いですよ。

MORBID SAINT-Spectrum of Death ★★★ (2025-05-06 00:48:35)

'84年にアメリカはウィスコンシン州にて結成、DEATHのマネージャーだったエリック・グリーフに見出されてデビューを飾ったMORBID SAINT、’90年発表の1stアルバム(エリックがプロデュースとミキシングを担当)。
当時カルト的人気を博し、「本作を知らない奴はモグリ」とも評されたそうですが、モグリだった当方は全く認知しておらず、彼らの名前を見聞きするようになったのはネット環境が整った00年代以降のことだったと記憶しています。その時には既に本作はプレミア・アイテム化していて全く手が出なかったものの、それが今じゃ国内盤(幻の2ndアルバムとカップリング仕様)で気軽に入手できるようになったのですから凄い時代になったものだなぁと。
それはさておき。ここで炸裂しているのは、畳み掛ける疾走感はスラッシュ・メタル由来、絶叫Voや蠢くように刻まれるGリフの質感はデス・メタル風味…とい
…続き

QUARTZ-Quartz-Mainline Riders ★★★ (2025-05-01 23:11:55)

重々しく刻まれるGリフといい、重厚な曲調や後半テンポアップする曲展開といい、
(指摘通り)まさしく“HEAVEN AND HELL”の原型的な名曲。
Voもロニーとオジーのちょうど中間ぐらいの声質で。

QUARTZ-Quartz ★★★ (2025-05-01 00:31:10)

様式美BLACK SABBATHを支えた陰の功労者、故ジェフ・ニコルズ(Key)が在籍していことでも大事なバンドQUARTZが、BLACK SABBATHのトニー・アイオミにプロデュースを依頼し(結構ノリノリでアルバム作りに協力してくれたらしい)'77年に発表した『クォーツ・デビュー』なる新作腕時計の宣伝文句みたいな邦題が冠された1stアルバム。
彼らに関しては2nd『STAND UP AND FIGHT』(’81年)でその存在を知ったこともあり、てっきりNWOBHM集団に属するバンドだと思っていましたが、実際は結成時期が60年代まで遡る超ベテラン。なので本作に託されているサウンドにヘヴィ・メタリックな切れ味や疾走感は然程でもなく、寧ろ全体をベールのように被う薄暗さやシケシケ感等、兄貴分のBLACK SABBATHに薫陶を受けた70年代HRテイストが色濃く滲む仕上がりとなっています
…続き

THE ALEX PARCHE PROJECT-The Alex Parche Project-The Longer You Can Wait ★★★ (2025-04-29 23:24:45)

バラードとまではいかないまでも、演歌に通じる泣きのメロディを
たっぷりとフィーチュアした叙情HRナンバー。歌うはウド・ダークシュナイダー。
金切声のイメージが強い御仁ですが、ここではシンガーとしての実力を
存分に発揮して、楽曲をエモーショナルに盛り上げてくれています。

THE ALEX PARCHE PROJECT-The Alex Parche Project ★★★ (2025-04-28 23:10:30)

グラサンかけた禿頭のオッサンが、ギターを構えてニッコリ微笑むジャケットだけ見ると俄かには信じ難いかもしれませんが、かつて輸入盤市場において「掘り出し物の作品がある」と高評価を獲得し、少し遅れてテイチクから国内盤のリリースも実現しているTHE ALEX PARCHE PROJECTが'93年に発表した1stアルバム(邦題は『ファースト』)。
中心メンバーはドイツ人ギタリストのアレックス・パーチ(今何やってんだろと調べてみたら'09年に肺炎で亡くなられていて驚いた)。当時は名前すら知らなかったのですが、参集したACCEPT~U.D.O.のウド・ダークシュナイダー、THUNDERHEADのテッド・ブレッド、VICTORYのフェルナンド・ガルシア、VENGEANCEのレオン・グーヴィ、謎の女性シンガー、アマゾン(仮面ライダーか)といった錚々たるゲスト・シンガーの顔触れからも、本国において確
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FIFTH ANGEL-When Angels Kill-Seven Angels ★★★ (2025-04-25 00:20:51)

Voもリフもリズムも初期作に比べるとムキムキにパンプアップされていて
優美さよりもタフネスの方が印象に残る仕上がりですが
名曲“CALL OUT THE WARNING”の系譜に連なるサビのドラマティックな
メロディ展開は間違いなくFIFTH ANGEL印。

FIFTH ANGEL-When Angels Kill ★★★ (2025-04-23 23:43:22)

何度目かの復活を果たしたFIFTH ANGELが'23年に発表した通算4作目となるアルバム。
欧州風味の湿り気と優美さを兼ね備えたアメリカ産らしからぬ正統派HMサウンドが魅力のFIFTH ANGELでしたが、本作を聴いてビックリ。70分に及ぶ長尺を以て語られる重厚長大なコンセプト、青筋立ててパワフルに歌うVo、トリプルG編成で刻む金属的光沢を放つリフ、渡り鳥稼業のイメージとは裏腹にこのバンドでは中心的役割を担うケン・メアリー(Ds)の叩き出す屈強なリズム…と、より攻撃的に鍛え上げられたパワーメタル・サウンドは、まるで往年のSHRAPNELメタルの如し。懐かしや嘗てDOFKAを率いていたジム・ドフカのテクニカルに炸裂するGソロもそうした印象に拍車を掛けています。考えてみりゃFIFTH ANGELは元々SHRAPNEL RECORDS所属だったので一周回って元の位置に戻ったと言えなくも
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HEAVY LOAD-Stronger Than Evil-Stronger Than Evil ★★★ (2025-04-22 22:58:32)

死屍累々の戦場に仁王立ち咆哮を上げるヴァイキングというアートワークの世界を
そのまんま音に落とし込んでしまったかのような、荒々しく勇猛なアルバム表題曲。
ヴァイキング軍団の行進を思わす重厚な曲調と、そこからテンポアップして走り出す
Gソロの劇的さにも痺れますよ。“邪悪の化身”なる邦題に名前負けていない名曲。

HEAVY LOAD-Stronger Than Evil ★★★ (2025-04-21 23:19:11)

ラグネ(Vo、G)とスティルビョルン(Vo、Ds)のヴァールクイスト兄弟を中心に結成されたスウェーデンはストックホルム出身のHEAVY LOADが、'83年に発表した3rdアルバムにして一先ずの最終作。「美旋律」「クラシカル」といったキーワードを最優先に北欧メタル作品をチェックしていた身ゆえ、バーバリアンが咆哮する本作のジャケットと邦題『邪悪の化身』を一目見て「これは後回しにしよう」と華麗にスルー。したらばすぐに廃盤になっちゃうわ、中古盤価格もグングン上昇するわで、「もっと早く購入しときゃ良かった」と臍を噛む羽目になったことでも思い出深い1枚であります。
そんなわけで見た目こそB級メタル臭が濃厚に漂いますが、ツインGを生かしたJUDAS PRIEST型疾走ナンバー①、引っ掛かり気味に進行する曲展開がIRON MAIDENを思わす②③、温度の低いVoのヘタウマな歌唱がうら悲しさを増幅
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SNIPER-QUICK & DEAD-Dream Lady ★★★ (2025-04-18 00:12:14)

心震わす北尾茂久の熱唱、タメの効いたリズム、
そして一音入魂の泣きに満ちた日下部正則のGソロ…と
まさに「泣くがいい、声をあげて泣くがいい」状態に陥る名バラード。

SNIPER-QUICK & DEAD ★★★ (2025-04-16 23:35:31)

名古屋の至宝、日下部正則(G)率いる正統派HMバンドSNIPERが、同地のライブ・ハウス「エレクトリック・レディ・ランド」によって興された自主レーベルE.L.L. RECORDSを通じて’85年に発表した2ndアルバム。
前作はデビュー・アルバムにしてライブ盤も兼ねる多少変則的な内容でしたが、今回はしっかりとスタジオ録音(ほぼ自主制作という懐事情ゆえ音質的に五十歩百歩なのはご愛敬)。その影響もあるのか、前作に比べると前のめりな疾走感が抑制された分、アレンジからボーカル・ハーモニーまでかっちりと作り込まれ、疾走ナンバーあり、バラードあり、LAメタル風のミッド・チューンあり…といった具合に、収録曲のバラエティにも更なる広がりが感じられる仕上がりとなっています。まぁ、初めて聴いた時はその辺りの変化がパワーダウンのように思え物足りなさを覚えたりもしましたが、聴き込むに従ってメロディの充実ぶ
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SNIPER-OPEN THE ATTACK-Never Change ★★★ (2025-04-15 23:25:21)

RIOTの“WARRIOR”を思わすイントロから、突っ込み気味に疾走を開始する名曲。
全セクションがパワフルに存在感を発揮する中にあっても、リフにソロに歌うように
奏でられる日下部正則のGプレイがやはり一際眩い輝きを放っています。

SNIPER-OPEN THE ATTACK ★★★ (2025-04-15 00:20:01)

21世紀に入って、幻と化していた国産HMバンドのお宝アルバムが次々にCD化されましたが、勿論弾はまだまだ残っており、日下部“BURNY”正則(G)を擁した名古屋のメタル・レジェンドSNIPERのカタログもそうした中の一つ。余談ながら半年ぐらい前に愛知へ旅行に行った際に立ち寄ったショップで本作の海外製ブートレッグを発見。「海賊盤が作られるぐらい海の向こうでも評価されていたんだなぁ」と、益々尊敬の念が増した次第で。
こちらは'84年に発表された、NWOBHMバンドばりにデビュー作とライブ盤を兼ねる1枚。正直インディーズ制作ゆえ音質は今一つであり、初めて聴いた時は臨場感に乏しいせいで数曲終わってお客の歓声が上がるまでライブ盤ということに気付かなかったぐらいなのですが、裏を返せばスタジオ盤と遜色ないほどメンバーのパフォーマンスが安定しているということ。終始パワーを落とさず歌いきるVo、単な
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MEGADETH-The Sick, the Dying… and the Dead!-We’ll Be Back ★★★ (2025-04-11 01:07:26)

のっけのGリフに猛烈な刻みっぷりからして、明確に原点回帰を伺わせるスピード・ナンバー。
楽曲が初期スタイルを志向すればするほど、現在のムスティンのVoスタイルとの乖離が気に
ならなくもないのですが、そこはキコ・ルーレイロのキレキレのGプレイがカバーしてくれています。

MEGADETH-The Sick, the Dying… and the Dead! ★★★ (2025-04-10 01:10:19)

グラミー賞を受賞したかと思えば、コロナ禍、デイヴ・ムスティン(Vo、G)の咽頭癌発覚、盟友デイヴ・エレフソンの解雇…と、禍福は糾える縄の如しを地で行く時期を過ごしたMEGADETHが、6年のブランクを経て’22年に発表した16thアルバム。
そうした状況がどの程度ムスティンの曲作りに影響を与えたのかは定かではありませんが、本作においては(初期作を思わすアルバム・タイトルからして)明確に原点回帰を志向。ミドル・テンポでスタートし後半で一気にギアを変える①、鋭角的なGリフがスピード感を倍加させる②③、バラード調に始まり中盤で再びテンポアップする④という序盤の畳み掛けの時点でアルバムの完成度を確信するには十分ですし、これが加入2作目にして残念ながら最終作と相成ったキコ・ルーレイロの置き土産的キレキレなGプレイが炸裂する⑫は、初期の名曲に通じる尖がり具合に痺れる(先行公開されたのも納得の)
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VALKYRIE ZERO-Attack of Valkyrie-Battlefields of South ★★★ (2025-04-08 23:25:57)

鼓膜に突き刺さってくるGリフを伴って
パワフルに畳み掛けるSLAYER直系の
オールドスクールなスラッシュ・ナンバー。
クライマックスで炸裂するヒステリックかつ
メロディックなGソロが、楽曲のスピード感を
更に更に底上げしてくれていますよ。


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