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火薬バカ一代さんのページ
火薬バカ一代さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1-50
ELOY-Destination-Jeanne D'Arc
ELOY-Destination
KRYPTONITE-Kryptonite-Fallen Angels
KRYPTONITE-Kryptonite
MICHAEL BORMANN-Different-To the Top
MICHAEL BORMANN-Different
JADED HEART-Inside Out-Hard To Stay Alive
JADED HEART-Inside Out
SKULL-No Bones About It-Loser’s Game
SKULL-No Bones About It
小田和正-K.ODA-1985
小田和正-K.ODA
JESS HARNELL-The Sound of Your Voice-Life in America
JESS HARNELL-The Sound of Your Voice
SHADOW KING-Shadow King-Once Upon a Time
SHADOW KING-Shadow King
Masaki-Feed the Flame-Chizuko
Masaki-Feed the Flame-Stone Cold
Masaki-Feed the Flame
FIND ME-Nightbound-Love Always Finds a Way
FIND ME-Nightbound
ARJEN ANTHONY LUCASSEN-Pools of Sorrow ~ Waves of Joy-Crescendo
ARJEN ANTHONY LUCASSEN-Pools of Sorrow ~ Waves of Joy
Right-stuff-Opening Act-Into the Heart
Right-stuff-Opening Act
FIGHTER V-Fighter-Fighter
FIGHTER V-Fighter
Heavy Bones-Heavy Bones-Where Eagles Fly
Heavy Bones-Heavy Bones
松居和-Time No Longer-Voices From the Dark
松居和-Time No Longer
大西結花-RESISTANCE-壊れた砂の城
HOUSTON-Houston-I'm Alive
HOUSTON-Houston
大西結花-RESISTANCE
STEELHEART-Through Worlds of Stardust-You Got Me Twisted
STEELHEART-Through Worlds of Stardust
L.A. GUNS-The Missing Peace-Speed
L.A. GUNS-The Missing Peace
JACK RUSSELL'S GREAT WHITE-He Saw It Comin'-Spy Vs Spy
JACK RUSSELL'S GREAT WHITE-He Saw It Comin'
喜屋武マリーWITH MEDUSA-I WAS BORN IN OKINAWA-Okinawa Rute58
喜屋武マリーWITH MEDUSA-I WAS BORN IN OKINAWA
Talor Made-Talor Made-I'm Not The One
Talor Made-Talor Made
DAMIEN-Stop This War-Matilda
DAMIEN-Stop This War
本田美奈子-Wild Cats-Because You're Mine
本田美奈子-Wild Cats
NIGHT PLEASURE HOTEL-Portraits-Walking Through the Horizon
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ELOY-Destination-Jeanne D'Arc ★★★ (2024-12-25 07:42:40)

ジャンル・ダルクをテーマに取り上げた、アルバムのラストを締め括る7分越え大作ナンバー。
大仰な盛り上がりはなく、どちらかといえば淡々と展開していく曲調ながら
美しくも物悲しいメロディや讃美歌を思わす混声コーラスを巧みに用いて
長尺でもダレずに綴りきる手腕にベテランの技前が光ります。

ELOY-Destination ★★ (2024-12-24 00:58:48)

80年代から90年代にかけてのジャーマン・メタル・シーンを語る上で欠かすことの出来ないプロデューサーの一人であるフランク・ボーネマン(Vo、G)が率いたELOY。そのバンド名のインパクトゆえ、音は知らなくても名前は聞き覚えがあるというHR/HMリスナーも多いと噂される彼らが'92年に発表した…何枚目なんだろ?15作目なの?アルバム。
60年代末のジャーマン・ロック黎明期から活動してきた超がつくベテラン・バンドながら、日本盤のリリースとはあまり縁がなかったようで、本作は90年代のジャーマン・メタル・バブルに紛れる形でひっそりとビクターから発売されていました。ほぼフランクのソロ・プロジェクトと化していたこの頃の彼らが聴かせてくれるのは、哀愁のメロディと美しいコーラス・ワーク、時にフルート等をアレンジに用いたドラマティックな曲展開とに彩られたプログレッシブ・ロック・サウンド。7分越えの楽
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KRYPTONITE-Kryptonite-Fallen Angels ★★★ (2024-12-20 07:21:18)

アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ提供曲。
ミドル・テンポでじっくり聴かせる哀愁のメロディを
ヤコブ・サミュエルの熱唱型のVoがエモーショナルに盛り上げてくれています。

KRYPTONITE-Kryptonite ★★★ (2024-12-18 01:13:03)

無敵のスーパーマン唯一の弱点として知られる物質からバンド名を頂戴して(るんじゃないかな?多分)KRYPTNITEを名乗ったスウェーデンの4人組が、'17年にFRONTTIERS RECORDSから発表した1stアルバム。
メンバーはTHE POODLESのヤコブ・サミュエル(Vo)を中心に、近年はPALACEやFIRST SIGNALで良い仕事しまくりのマイケル・パレス(G)、現TREATのポンタス・エグベリ(B)、ECLIPSE、W.E.T.他のロバン・バック(Ds)という、いずれも腕に覚えのある面々。更にプロデュース兼ソングライターとして名手アレッサンドロ・デル・ヴェッキオまで参集しているのですから、アルバムの方向性もクオリティの高さも、メロディ愛好家諸兄であればある程度推察できるのではないでしょうか。(実際その予想は当たっています)
正直なところ、1+1が10や20にな
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MICHAEL BORMANN-Different-To the Top ★★★ (2024-12-17 00:04:48)

ライブ映えしそうなノリの良さを前面に押し出しつつ
Keyを巧みに用いて叙情味も漂わす
マイケル・ボーマンの曲作りの巧さに
唸らされる逸品です

MICHAEL BORMANN-Different ★★★ (2024-12-13 07:09:01)

数多くのバンドやプロジェクトに関与する渡り鳥シンガーのイメージも今は昔。いつの間にかグラミー賞にノミネートされるほどのワールドワイドな大物となっていたことにビックリな(まぁ、こちとらグラミー賞の選定基準についてそもそもよく分かっていないのですが)ドイツ人シンガー/ソングライター/プロデューサー、マイケル・ボーマンが’10年に発表したソロとしては4枚目となるアルバム。
もう既にこの頃は古巣JADEAD HEARTを脱退してしまっていましたが、演っているのはそのJADEAD HEART時代にも通じるメロディアスHR。勿論ソロ作ということで、よりアコースティックかつボーカル・オリエンテッドな方向に寄せた仕上がりとはなっているものの、マイケルの胸焦がす熱唱をフィーチュアした、アメリカンな親しみ易さとヨーロピアンな叙情性を併せ持ったサウンドは、膨満感…もといボーマン感がたっぷりと堪能できるク
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JADED HEART-Inside Out-Hard To Stay Alive ★★★ (2024-12-11 07:37:25)

重厚な曲調に哀愁のメロディ、分厚いハーモニーに包まれた
キャッチーなコーラス・ワーク、中間部に差し込まれる
アコースティックギターの美旋律と、欧と米の美味しいトコどりな
JADEAD HEARTの魅力が分かりやすい形で体現された名曲。

JADED HEART-Inside Out ★★★ (2024-12-10 07:49:56)

いくつものバンド/プロジェクトを渡り歩き、現在はソロ・シンガーとしても成功を収める実力派マイケル・ボーマン(Vo)と、実兄のダーク・ボーマン(G)、元MAD MAXのアクセル・クルーズ(Ds)らにより結成されたドイツ出身のJADEAD HEARTが’94年に発表した1stアルバム。
日本盤はゼロ・コーポレーションからのリリースで、同じ時期にやはりゼロから発売となったFATES WARNINGの『INSIDE OUT』(’94年)とごっちゃになってしまい「プログレ作品だっけ?」ってな誤った印象を抱いていたのですが、(当然そんなことはなく)本作に託されているのはアメリカンな抜けの良さ&分厚いハーモニーと、ヨーロピアンな叙情性を併せ持ったメロディアスHRサウンド。要所で美しく煌めくアコースティックギターを有用したアレンジも冴えており、フック満載の楽曲作りから、この頃既にLETTER Xや
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SKULL-No Bones About It-Loser’s Game ★★★ (2024-12-06 01:04:30)

Voの上手さとツボを押さえたGプレイが光っている
メロディアスでドラマティックな名曲。
ジャケット中央に鎮座ましますボブ・キューリックの
禿頭も同じくらい光ってますが、正直この曲と
このジャケットは落差あり過ぎますよ。

SKULL-No Bones About It ★★★ (2024-12-05 01:20:52)

アリス・クーパーからマイケル・ボルトンまで多彩なアーティストとの共演で知られ、'20年に心疾患により死去したボブ・キューリック。SKULLは彼がデニス・セント・ジェイムズ(Vo)やボビー・ロック(Ds)らと共に結成したバンドであり、エディ・クレイマーとミッキー・デイヴィスをプロデューサーに起用してレコーディング、’91年に発表した本作はSKULL唯一のスタジオ・アルバムとなります。(正確にはお蔵入りした2ndアルバムも有?)
そもそもバンド名がこれで、ジャケットを飾るのも、禿頭に口髭を蓄えたボブをセンターに据えたバイカー・チームみたいなメンバー。加えて自らのサウンドを「SKULL CRUSHING HARD ROCK」と称していると耳にした日にゃ、どんだけワイルドなパワー・メタルを演っているのかと戦々恐々でしたが、実際に本作から流れてくるのは巧みにフックを盛り込んだメロディアスHR
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小田和正-K.ODA-1985 ★★★ (2024-12-03 23:18:14)

都会的な冷ややかさと哀切のメロディの取り合わせが秀逸。
タメを効かせて軽く流さない楽器陣の演奏も、
楽曲を力強く盛り上げてくれています。

小田和正-K.ODA ★★★ (2024-12-03 00:30:38)

オフコース解散後、ソロ・アーティストへと転じた小田和正(Vo)が渡米してレコーディングを行い、'86年に発表した1stアルバム。
それまでオフコース時代の代表曲“さよなら”ぐらいしか知らなかったこの人に興味を持つようになったのは、ご多聞に漏れず“ラブ・ストーリーは突然に”のメガヒットがきっかけ。とはいえソロ・アルバムまで追いかけてみようとは思っていなかったのですが、何となくレンタルCD屋で本作を手に取ってクレジットをチェックしてみれば、編曲にも全面関与するダン・ハフ(G)を筆頭に、ジェフ・ポーカロ(Ds)&デヴィッド・ハンゲイト(B)のTOTO組、後にダン・ハフとGIANTを結成することとなるアラン・パスクァ(Key)ら、西海岸セッション・ミュージシャンの一流どころがバックを固めているじゃありませんか。こら聴かいでか!と。
実際、今も昔も変わらぬ小田の甘くクリアな歌声と、美麗
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JESS HARNELL-The Sound of Your Voice-Life in America ★★★ (2024-11-29 07:31:23)

AOR/産業ロック路線が志向されている本編中においては
ロック色強めの仕上がりで、軽快に疾走する曲調と
爽やかさ振りまくキャッチーなコーラス・ワークに心躍ります。

JESS HARNELL-The Sound of Your Voice ★★★ (2024-11-28 01:01:12)

ジェス・ハーネル(Vo)が'95年に制作したソロ・アルバム。「それって誰よ?」という人に説明させて頂くと、ジェス・ハーネルはHR/HM冬の時代にLAからデビューを飾り、2枚のアルバムを発表してメロディ愛好家からちょっぴり注目を集めたメロディアスHRバンド、LOUD & CLEARのフロントマン。本作はその彼氏の1stソロ・アルバムで、制作当時はアメリカの音楽シーンの状況悪化もあって自主制作の環境に留まったようですが、LOUD & CLEARが評判を呼んだことも手伝って、'98年にはマーキー/アヴァロン・レーベルを通じて日本盤発売が実現しています。(THE BEATLESの代表曲の一つ“IN MY LIFE”や、ジェフ・テイトになりきった歌いっぷりが微笑ましいQUEENSRYCHEの“WALK IN THE SHADOWSのカヴァー等も収録)
なので聴き手としてはついLOUD & C
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SHADOW KING-Shadow King-Once Upon a Time ★★★ (2024-11-26 22:50:27)

ライブ映えするキャッチーさと、大人の余裕&クールさを併せ持った
FOREIGNERにも通じるアルバムのハイライト・ナンバー。
冷めた仕草で熱く見るような名曲ですよ。

SHADOW KING-Shadow King ★★★ (2024-11-25 23:44:14)

せっかく「SHADOW KING」なんて中二心をくすぐるバンド名を名乗ったのに、演っているのはファンタジー要素とかヒロイックなドラマ性とかとは無縁の、地に足の着いた大人のロック。何よりメンバーがFOREIGNERを脱退したばかりのルー・グラム(Vo)、DIO以降はなかなか安住の地が見つけられずにいたヴィヴィアン・キャンベル(G)、ルーの盟友にして作曲面で多大な貢献を果たすブルース・ターゴン(B)、KISSの裏方ドラマーを務めていた時期もあるケヴィン・ヴァレンタイン(Ds)って、顔触れが渋過ぎるだろ!と’91年の発売当時は若気の至りでスルーを決め込んでしまったSHADOW KINGの1stアルバム。
ところが時が経って改めて聴き直すと、これが実にグッと来る作品であったことに気付かされた次第。ミドル・テンポの楽曲中心に構成された本編は地味といえば地味。それでも押しと引きを心得たヴィヴィ
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Masaki-Feed the Flame-Chizuko ★★★ (2024-11-21 23:52:59)

「どんな曲なんだろう?」と本作の購入動機の一つともなった楽曲。
色物系でもいいかなぐらいの気持ちで聴き始めたら、これが涼し気な
ハードポップの名曲じゃありませんか。そこはかとなく和風なイントロや、
「チーズコー♪」と歌われるサビメロもキャッチーで良き。

Masaki-Feed the Flame-Stone Cold ★★★ (2024-11-21 23:48:11)

Keyが軽快に跳ねる北欧版“孤独のランナウェイ”といった趣きのイントロでグッと掴まれ、
愁いを帯びてキャッチーなコーラス・ワークの素晴らしさでトドメを刺される名曲。
サビでシンセがうっすら奏でるリフがJOURNEYの“SEPARATE WAYS”なのは狙ってやったのかどうか。

Masaki-Feed the Flame ★★★ (2024-11-21 00:49:50)

かつてアメリカにTAKASHIなんてバンドがいたことを思い出しましたが、こちらはMASAKI。TAKASHIにはタカシなんて名前のメンバーがいなかったのに対し、MASAKIにはちゃんとマサキさんが在籍しています。
元STONEFLOWERのジョン・マグナス・マサキ・ニールセン(Vo)らにより結成されたノルウェーの首都オスロ出身のトリオ(バンドというよりはプロジェクト形態に近いのかな?)で、本作は’23年発表の彼らのデビュー作。正直バンド名に釣られ中身は二の次で「話のタネになりそう」と購入した作品でしたが、いやこれが実力派揃いのメンバーが多彩なゲストを招いて制作されているだけあって、JOURNEY、TOTO、SURVIVORといった先達からの影響を土台に据えつつ、煌めくシンセと北欧らしい透明感/哀感に彩られたキャッチーなメロディを満載にしたメロハー・サウンドには、色物扱いしようとして
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FIND ME-Nightbound-Love Always Finds a Way ★★★ (2024-11-20 00:14:01)

アレッサンドロ・デル・ベッキオ、ARCTIC RAINのピート・アルペンボルグ、
STREET TALK他のフレドリック・バーグという腕に覚えのある面子の共作曲だけに、
頭抜けたクオリティの高さを誇るハードポップ・チューン。
高揚感漂わすサビメロ作りの上手さに唸りますよ。

FIND ME-Nightbound ★★★ (2024-11-19 00:48:39)

次々とデビューを飾るも泡沫の如く一作限りで消えてしまうか、あるいは作を重ね主役と思っていたミュージシャンの首が突然挿げ替えられたりすることも珍しくない(例:SUNSTORM、KHYMERA等)FRONTIERS RECORDS発のメロハー・プロジェクト群の中にあって、ロビー・ラブランク(Vo)とダニエル・フローレス(Key)のコンビを中心に、立ち上げから既に10年以上の月日を数え、安定した人気と作品のクオリティを保ち続けるFIND MEが'24年に5thアルバムを発表してくれました。
名手アレッサンドロ・デル・ベッキオを筆頭に腕っこきのソングライター勢を結集、ロビーの伸びやかなで力強い歌声が映えるメロハー・チューンをズラリ取り揃える制作体制に変化はないため、当然今回も安心/安定の高品質を保証する仕上がり。特に高揚感に満ちたポップ・チューン②は全盛期のSURVIVORを彷彿とさせる名
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ARJEN ANTHONY LUCASSEN-Pools of Sorrow ~ Waves of Joy-Crescendo ★★★ (2024-11-15 00:03:14)

アイリッシュ音楽と日本の演歌のメロディの親和性は以前から
気になっていたところですが、本作はその好例。
アイルランド目指してたら辿り着いたのは北酒場だった…
てな、細川たかしが歌っても似合いそうなメロディが印象に残る佳曲です。

ARJEN ANTHONY LUCASSEN-Pools of Sorrow ~ Waves of Joy ★★ (2024-11-14 00:15:55)

オランダ出身のマルチ・アーティスト、アルイエン・アンソニー・ルカッセンが'93年にANTHONY名義で発表した1stソロアルバム(日本盤はゼロ・コーポレーションから発売)。
この人の作品というと、山盛りの豪華ゲスト!壮大かつプログレッシブな楽曲の数々!時にCD2枚組に及ぶ大作主義!と、その超過ボリュームっぷりに若干尻込みしてしまうことが多々あるのですが、VENGEANCE解散後、心身共に消耗した自らを癒すため制作したという本作は、曲作りからプロデュース、歌、楽器演奏、プログラミングまで全て一人でこなすという家内制手工業スタイルでレコーディングされており、音楽性の方もそれに合わせて、アコギを多用したシンプルな歌モノ・ロック路線の仕上がりとなっています。ご本人によるVoはお世辞にも上手いとは言い難いものの、飾り気のない味わいがこうした作風にはマッチしているんじゃないかと。
収録曲
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Right-stuff-Opening Act-Into the Heart ★★★ (2024-11-13 01:26:40)

明るいシンセに、軽快に刻まれるリフ&リズムといい
OPナンバーに相応しい勢いと爽快感に溢れた仕上がり。
アルバムの方向性を端的に示してくれる名曲じゃないでしょうか。

Right-stuff-Opening Act ★★★ (2024-11-12 00:45:27)

その昔中古盤屋で見かけ、《こんなバンドを待っていた!メロディアスにハードロックする、それが…》《地平線に伸びるフリー・ウェイを、今5人の精鋭が走り始めた》という帯の惹句に釣られてレジへ持って行った、RIGHT-STUFF がCBS SONYから'88年にリリースした1stアルバム。購入当時はバンドに関する詳細が何も分からなかったのですが、今じゃインターネットのお陰で「千葉一弘(Vo)を中心に仙台で結成」「前身はMATHER MARY」「プロデュースは元マライアのギタリスト土屋隆行が担当」とか、細かい情報が拾えてしまうのですから、便利な時代になったもんですね。
内容の方は、JOURNEY辺りを引き合いに出して語られそうな、明るいシンセを前面に配したポップなメロディアスHR。初めて聴いた時は、クラシック・カーにフリーウェイにリバーサイドにマティーニ等々、バブリーな歌詞世界&ビジュアル・
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FIGHTER V-Fighter-Fighter ★★★ (2024-11-07 23:48:53)

アルバム表題曲にしてバンドのテーマ曲。PVを作成していることからも
バンド側のこの曲に対する注力ぶりが伺えるのではないでしょう。
実際、合唱を誘われるキャッチーさと憂いを帯びたメロディの魅力が
組み合わさった見事な逸曲に仕上がっていますよ。

FIGHTER V-Fighter ★★★ (2024-11-06 23:47:50)

スイス出身の5人組が、プロデューサーにH.E.A.T.のヨナ・ティーを起用してレコーディングを行い’19年に発表した1stアルバム。(前身のHAIRDRYER時代に既にアルバムを制作しているので、正確にはバンド名を改めての出直しデビュー作というべき1枚なのかな)
バンド名がFIGHTER Vで、アルバム・タイトルはシンプルに『FIGHTER』。これだけだとデモテープとシングルのみを残して消えたNWOBHMのオブスキュア・バンドの発掘音源集みたいですが、彼らの結成時期は’10年と結構最近ですし、プロデューサーの人選からも明らかな通り、出している音にも無骨さは皆無。煌びやかなKeyと分厚いVoハーモニー、思わず合唱を誘われるキャッチーなコーラス・ワークといった80年代的要素をふんだんに取り入れたメロディアスHRアルバムに仕上がっています。
元気よくかっ飛ばす疾走ナンバーから、明る
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Heavy Bones-Heavy Bones-Where Eagles Fly ★★★ (2024-11-06 00:10:13)

フラメンコ・タッチのGを流麗かつエモーショナルに奏でるゲイリー、
「歌える」シンガーとしての実力を発揮するジョエル、メリハリの効いた曲展開を
力強く支えるフランキーのDs…、楽曲自体の素晴らしさと、メンバーの見事な
パフォーマンスがガッチリ噛み合った名曲です。

Heavy Bones-Heavy Bones ★★★ (2024-10-31 23:35:01)

90年代の黄昏時を迎えたHR/HMシーンでは「あのバンドとこのバンドのメンバーが新バンドを結成!」といった再編成の動きが活発化。元CATS IN BOOTSのジョエル・エリス(Vo)、ソロ・アーティストとして『ANIMAL INSTINCT』(’93年)をスマッシュ・ヒットさせたゲイリー・ホーイ(G)、そしてQUIET RIOTやW.A.S.P.の屋台骨を支えたフランキー・バネリ(Ds)らにより結成されたHEAVY BONESも、そうした流れの中で誕生したバンドの一つであり、本作は彼らが’93年に残した唯一のアルバムとなります。
味気ないバンド名とパンク・バンドみたいなジャケット・アートワークを初めて見た時はどうにもテンションが上がりませんでしたが、実際に聴いてみるとプロデュースをリッチー・ズィトーが手掛けていることもあり、90年代風味のモダン・ヘヴィネスには目もくれず、キャッチー
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松居和-Time No Longer-Voices From the Dark ★★★ (2024-10-31 00:15:47)

ジャンルとしてはフュージョン物として括られる作品ですが、
スティーヴ・ルカサーのGが唸りを上げるこの曲は完全に
HRフィールドに足を突っ込んだ仕上がり。
松居の尺八も違和感なく馴染み、アップテンポの曲調を
盛り上げてくれています。

松居和-Time No Longer ★★★ (2024-10-30 00:01:37)

世界を舞台に活躍する尺八奏者であり、プロデューサー/コーディネイター業でも知られるカズ・マツイこと松居和がリーダーを務めるプロジェクト、KAZU MATSUI PROJECTが'81年に発表した1stアルバム。邦題は『愛の黙示録』。
奥方が世界的成功を収めたピアニストの松居慶子ということもあってか、後年はニューエイジ/ヒーリング・ミュージック色を強めた作品が多くなっていきましたが、ロベン・フォード(G)、ラリー・カールトン(G)、リー・リトナー(G)、そしてTOTOのスティーヴ・ルカサー(G)やジェフ・ポーカロ(Ds)といった凄腕セッション・ミュージシャン達をゲストに招き、その人脈の太さを遺憾なく発揮して制作されている本作で聴けるのは、歯応えのあるGがフィーチュアされたロック色強めのフュージョン・サウンド。メロウなAOR調バラードからファンキーに弾むフュージョン・ナンバーまで収録曲
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大西結花-RESISTANCE-壊れた砂の城 ★★ (2024-10-29 00:19:36)

初期の頃に比べると歌唱にリキが入り、
曲調もアップテンポでロック色強めの仕上がり。
横関がジェット・フィンガーの名に恥じぬ
弾きまくりのGソロで華を添えてくれています。

HOUSTON-Houston-I'm Alive ★★★ (2024-10-25 00:06:58)

透き通るような哀メロに、ハンク・エリクスのクリアなハイトーンVoが
実によく映えます。特に求心力の強いサビメロは伸びやかな歌唱と相俟って
アルバムのハイライト・ナンバー級のインパクトを放っていますよ。

HOUSTON-Houston ★★★ (2024-10-24 00:21:04)

スウェーデン出身のシンガー、ハンク・エリクス(Vo)が、ソングライター/プロデューサーとして活躍するリッキー・デリンのバックアップを受けて結成したメロハー・プロジェクト、HOUSTONが'10年に発表した1stアルバム。
長らく北欧メタル・ファンをやってきた経験上、見上げた夜空にHOUSTONのバンド・ロゴが淡く光り輝いているアートワークを輸入盤店で目にした瞬間、「これは当たりじゃね?」と予感めいたものを覚えましたが(ポイントはロゴのテカリ具合)、透明感溢れるシンセとキャッチーな哀メロに彩られたハードポップ・サウンドは、実際こちらの期待を裏切らない質の高さを有していてガッツポーズですよ。特に北欧ハードポップのお手本が如きイントロだけ掴まれる①、女性シンガーとのデュエットがフィーチュアされた②、クリアで伸びやかなハンクのVoが映える③、フックの効いたコーラス・ワークが絶品な④…と、ア
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大西結花-RESISTANCE ★★ (2024-10-22 00:28:25)

ドラマ『スケバン刑事Ⅲ:少女忍法帖伝奇』に出演、スケバンで刑事で忍者の末裔で戦う武器が金属製の折鶴で…と盛り過ぎた設定が渋滞を起こしている「折鶴の結花」こと風間結花役で人気を博した大西結花が、'89年に発表した6枚目のソロ・アルバム。
完全に興味の範疇外だった作品にも拘わらず購入してしまったのは、横関敦(G)、三柴理(当時は三柴江戸蔵/Key)、DOOMの故・諸田コウ(B)といったバックを固めるミュージシャンの顔触れに興味をそそられたから。多分プロデューサーが月光恵亮だった関係での起用と思われ、この座組は同時期に制作された山瀬まみの『親指姫』、そして翌年リリースの横関の5thソロ『SEA OF JOY』と続いていくこととなります。
本作に関して言えば3人とも作曲面にはノータッチなので、ここで聴けるのはVo中心に組み立てられたポップな歌物ロック。大西の甘口な歌唱も楽曲の方向性も
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STEELHEART-Through Worlds of Stardust-You Got Me Twisted ★★★ (2024-10-18 00:17:04)

日本盤ボートラとしてアコースティック・バージョンが収録されていることからも
この曲をアルバムのリーダー・トラックに位置付けていることが伺えます。哀愁に満ちたメロディと、
中音域をメインにパワフルに歌うミレンコ・マティアヴィッチの熱唱が映える
重厚にしてエモーション迸る逸品。

STEELHEART-Through Worlds of Stardust ★★ (2024-10-17 01:02:00)

名曲“SHE’S GONE”で知られるマイク・マティアヴィッチ改めミレンコ・マティアヴィッチ(Vo)率いるSTEELHEARTが、前作『GOOD 2B ALIVE』から約10年のブランクを経て’17年にFRONTIERS RECORDSより発表した復活作。通算5作目。
ほぼソロ・プロジェクト状態でレコーディングされたようですが、ぶっちゃけミレンコがいればSTEELHEARTは成立するという認識なのでその点は無問題。それより問題なのはアルバムの立ち上がりの悪さで、1~4曲目まで大味なヘヴィ・チューンが連続する構成には「期待してたのと違うなー」とテンションだだ下がりでしたよ。ただ思い返してみると、泣きの名バラードに釣られて購入したデビュー作も実際は哀愁薄めのアメリカンHRサウンドで「期待してたのと違うなー」と思った記憶があるので、今に始まったことじゃないのか。
そもそも本作が駄作
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L.A. GUNS-The Missing Peace-Speed ★★★ (2024-10-16 00:49:01)

ヘヴィ・メタリックなGリフに、疾走する曲調に乗っけられた
ライブ映えする掛け声コーラスと、L.A. GUNSの新たなアンセムと
呼べそうな会心の名曲。DEEP PURPLEの“HIGHWAY STAR”の歌メロを
部分的に拝借しているのは、タイトルに引っ掛けているからでしょうかね。

L.A. GUNS-The Missing Peace ★★★ (2024-10-14 22:49:33)

共に成功の美酒を味わっても、一旦人間関係が拗れるとその修復が簡単にいかないことはセバスチャン・バックとSKID ROWを例に出すまでもなくよくある話ですが、一方でかつては「もう仲直りなんて無理なんじゃね?」ぐらい派手に舌戦を繰り広げてたのに、恩讐を乗り越えてトレイシー・ガンズ(G)とフィル・ルイス(Vo)が合流、現在に至るまで順調に作品リリースを重ねるL.A. GUNSのようなバンドもいるわけで。
'18年にFRONTIERS RECORDSから発表された本作はL.A. GUNSが'18年に発表した…もう何枚目のアルバムなのかはよう分かりません。ただ両雄のパートナーシップ復活を祝うに相応しいだけの強力な内容を誇っていることは間違いないところ。トレイシーが刻むGには老成とは無縁の力強さが宿り、看板シンガーたるフィルのVoも円熟味を増しつつ独特のクセの強さも健在。妖しく重厚に押し寄せる
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JACK RUSSELL'S GREAT WHITE-He Saw It Comin'-Spy Vs Spy ★★★ (2024-10-10 00:06:47)

リフにソロに目まぐるしく動き回るトリッキーな
Gがジャック・ラッセルと共に主役を務める
従来のGREAT WHITEとは一風異なる雰囲気漂わすHRナンバー。
いやでもメロディ含めて非常に魅力的な仕上がりです。

JACK RUSSELL'S GREAT WHITE-He Saw It Comin' ★★★ (2024-10-07 23:46:39)

認知症と多系統萎縮症の悪化でツアーから身を引くというニュースを目にしたと思ったら、それから殆ど間を置かずに飛び込んできた「急死」の報には驚かざるを得なかったジャック・ラッセル(Vo)。浮き沈みの激しいミュージシャン稼業を送り、バンド名の使用権を巡ってかつての盟友マーク・ケンドールと訴訟にまで発展した時期もあったという彼氏が、JACK RUSSEL’S GREAT WHITE名義で'17年に発表したアルバムがこちら。
GREAT WHITEの看板掲げて制作されているので、本作から流れてくるのは当然過去作の延長線上にある、ブルージーなエッセンスを盛り込んだHRサウンド。マークのGの不在ゆえか、はたまた歌を中心に据え、全体的に落ち着いたトーンが支配的なこじんまりとした作風ゆえか、GREAT WHITEの新作というよりは「ジャック・ラッセルの3枚目のソロ・アルバム」を聴いているような気分に
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喜屋武マリーWITH MEDUSA-I WAS BORN IN OKINAWA-Okinawa Rute58 ★★★ (2024-10-02 23:07:29)

タイトルは沖縄を走る国道54号にちなむ。喜屋武マリーのパワフルなVoをフィーチュアして
アルバムのOPを威勢よく飾る疾走ナンバーで編曲は中島優貴が担当。
派手に鳴りまくるシンセは言われてみれば確かにそれっぽい。

喜屋武マリーWITH MEDUSA-I WAS BORN IN OKINAWA ★★★ (2024-10-02 00:13:29)

沖縄出身のシンガー/ソングライターKYAN MARIEこと喜屋武マリーが、MARIE WITH MEDUSA名義で'89年に発表した1stアルバム。(キャリアとしては3作目)
BADFINGERの“WITHOUT YOU”やパット・ベネターの“HEARTBREAKER”、HEARTの“BARRACUDA”といった70年代ロックの名曲をカヴァーしていた渋めのデビュー作『MARIE FIRST LIVE』(’83年)しか聴いたことがなかったのですが、本作では一転してポップな躍動感を増した楽曲をシンセサイザーが派手に彩る、「時はまさに80年代末!」といった趣きのバブリーな歌謡メタル・サウンドが炸裂。同時代のアン・ルイスに通じる音楽性というと伝わり易いでしょうか?(実際彼女が作詞を手掛けている楽曲も収録)
軽薄な音作りや、過剰に鳴らされるシンセ、時代を感じる日本語詞に赤面を誘われる向
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Talor Made-Talor Made-I'm Not The One ★★★ (2024-09-30 22:44:25)

アメリカの、それもLAのバンドの楽曲とは思えぬ
哀愁に塗れたバラード。優れた作曲術のみならず、
歌とGとアコギで曲展開をエモーショナルに盛り上げる
トロイ・パリィの豊かな才能に舌を巻く名曲ですよ。

Talor Made-Talor Made ★★★ (2024-09-26 23:55:28)

80年代後半にLAで結成され、クラブ・シーンで腕を磨いたという4人組TALOR MADE(テイラー・メイド)が自主制作でレコーディングを行い'96年に残した唯一作がこちら。
80年代の余勢で、もしかしたらヒットもワンチャンありえたかもしれない3、4年前ならともかく、’96年といえば既にシーンの趨勢はダーク&ヘヴィ路線へ決定的に傾斜済み。むしろ「80年代的なもの」に対する風当たりが最も強かったようにも思える時期ゆえ、アメリカは勿論ここ日本でも全く話題に上ることなく埋もれてしまった彼らですが、ただ廃盤となってしまった今でも本作が中古盤市場においてそれなりの高値で取引されていることが物語る通り、キャッチーなメロディ、分厚いハーモニーに包まれたアメリカン・メロハー・サウンドの完成度はマニア筋からは高く評価されていました。
自主制作盤ゆえの音の薄さは如何ともし難いものの、軽快なピアノを
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DAMIEN-Stop This War-Matilda ★★★ (2024-09-25 00:07:43)

曲調は重厚にして威圧感満点ですが、ツインGを効果的に用いた
コーラス・ワークは思わず合唱したくなるキャッチーさが備わっています。
このバンドの作曲能力の高さがいかんなく発揮された名曲。

DAMIEN-Stop This War ★★★ (2024-09-23 23:58:03)

映画『オーメン』に登場する悪魔の子からバンド名を頂戴してDAMIENを名乗った5人組(同名バンドは多いが彼らはオハイオ州トレド出身)が、'89年に発表した2ndアルバム。1st『EVERY DOG HAS ITS DAY』(’87年)では凶悪な面構えの白犬、今作では戦闘機化した犬と、やたらジャケットが犬推しなのも「ダミアンは山犬の子」という映画の設定を踏まえているからなんでしょうかね?
それはともかく。本作で披露されているのは高血圧なシャウトとメロディアスな歌い上げをスムーズにこなすVoと、硬軟自在に動き回る2本のGを効果的に用いたJUDAS PRIEST型正統派HM。勿論そのサウンドはアメリカのバンドらしくよりアグレッシブにビルドアップされていますが、一方で単調な力押しに終始することなく、キャッチーなメロディ作りへの拘りから印象的なツインGの絡みに至るまで、曲展開をしっかりと練っ
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本田美奈子-Wild Cats-Because You're Mine ★★★ (2024-09-20 00:50:19)

アルバム後半を劇的に盛り上げる名バラード。
哀愁のメロディや泣きのGソロは勿論、
実力派シンガーとしての貫禄十分な
本田美奈子のタメの効いた熱唱に胸打たれます。

本田美奈子-Wild Cats ★★ (2024-09-18 23:47:08)

ゲイリー・ムーアやブライアン・メイとコラボって“THE CROSS~愛の十字架”“CANCEL”“CRAZY NIGHTS”を発表する等、ロック色を強めた活動を行っていた時期の本田美奈子が、新たに女性メンバーのみで構成されたMINAKO WITH WILD CATSを結成して'88年にリリースした作品(この名義では一作目)。
活動期間は短命で、本田以外のメンバーは名前すらあやふやと、正式なバンドと呼ぶには実態が伴っておらず、正直「話題作り」以上の意味はないと思っていたのですが、後追いで本作を聴いてビックリ。いや良く出来ているんですよ、これが。ゴリゴリのHR路線ではなく、あくまで彼女のVoを生かした歌謡ロック・サウンドを基軸としつつも、手練れのソングライター陣のバックアップ、そして何よりプロフェッショナルなシンガーとして凄みすら漂わす本田の歌唱が強力なフックとして機能する楽曲は、ハー
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NIGHT PLEASURE HOTEL-Portraits-Walking Through the Horizon ★★★ (2024-09-17 23:29:08)

イントロから早くも泣かせにかかって来る哀愁のバラード。
うーん、イタリア~ン!と思わず唸らされる濃厚な哀メロを
熱くエモーショナルに歌い上げるアレックス・マリのVoに
聴き惚れてしまいますよ。


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