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ヤングラジオさんの発言一覧(評価・コメント) 151-200
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EUROPE-Last Look at Eden
EUROPE-Out of This World
EUROPE-Prisoners in Paradise-Prisoners in Paradise
EUROPE-Secret Society
EUROPE-The Final Countdown
EUROPE-Walk the Earth
EVANS BLUE-The Pursuit Begins When This Portrayal of Life Ends-In a Red Dress and Alone
EXTREME-Saudades De Rock
Elysium
FAIR WARNING
FAIR WARNING-Aura
FAIR WARNING-Aura
FAIR WARNING-Brother's Keeper-Don't Keep Me Waiting
FAIR WARNING-Fair Warning
FAIR WARNING-Sundancer
FATES WARNING-Parallels
FIREHOUSE-Firehouse-Shake & Tumble
FIREHOUSE-Prime Time
FOREIGNER-Inside Information
FUEL-Puppet Strings
GAMMA RAY-Empire Of The Undead
GODSMACK-1000hp
GODSMACK-The Oracle
GODSMACK-When Legends Rise
GRAND DESIGN-Thrill of the Night
GUNS N' ROSES-Chinese Democracy
GUNS N' ROSES-Chinese Democracy-Street of Dreams
HANOI ROCKS-Another Hostile Takeover
HARDCORE SUPERSTAR-Dreamin' in a Casket
HAREM SCAREM-Hope
HAREM SCAREM-United
HEATHEN-The Evolution of Chaos
HELLOWEEN
HELLOWEEN-7 Sinners
HELLOWEEN-Better Than Raw
HELLOWEEN-My God-Given Right
HELLOWEEN-My God-Given Right
HELLOWEEN-My God-Given Right-Claws
HELLOWEEN-My God-Given Right-Creatures in Heaven
HELLOWEEN-My God-Given Right-Living on the Edge
HELLOWEEN-Straight out of Hell
HELLOWEEN-Straight out of Hell-Another Shot of Life
HELLOWEEN-The Time of the Oath
HINDER-Extreme Behavior
HOLY GRAIL-Times of Pride and Peril
HOOBASTANK
HOOBASTANK-For(n)ever
Hardwired… to Self‐Destruct
Hardwired… to Self‐Destruct-Confusion
Hone Your Sense-Absolute Senses

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発言している10曲を連続再生 - Youtube



EUROPE-Last Look at Eden ★★ (2009-12-05 21:16:00)

再結成後の作品に僕はあまり良い評価をしていないけど、長いブランクがあったにも関わらず、毎回それなりの作品を作ってくるその実力は、一方で凄いと思っていたりする。
この新作も、ある意味前作の流れをくんでいて、あの昔の彼らでは無い。
だからという理由ではなく、せっかく彼らはポップでキャッチーな楽曲を書けるソングライターとしての実力があるのだから、時流とか考えずにもっとメロディを大切にして欲しいと思うのである。
所々に彼ららしい泣きやフレーズが出てくる。
それは、再結成後の作品に共通している事である。
でも、楽曲の個性化に乏しく、なんとなく流れてしまう作風には正直物足りなさを覚えてしまうも事実である。
例えば、②みたいなヘヴィな楽曲でアルバム全体を統一してくれてもいい。
そうすれば、作品に統一性が生まれ、印象もまた変わってくる。
ここ2作品に共通す
…続き

EUROPE-Out of This World ★★ (2009-10-05 17:54:00)

作品毎の毛色は違えど、デヴュー作から5枚目の作品までの楽曲は、実は1曲1曲を単体で聞いてもかなりのインパクトがあった。
例えばTVのBGMなんかで流れても、自然に耳に残るナンバーばかりであった。
ヨーロッパというバンドの最大の強みは、1曲1曲個々の楽曲の完成度の高さにあったと思う。
新作がもうすぐ発売されるが、もうこの頃のような楽曲のインパクトは無いであろう。
この作品、ポップでありアレンジはHR/HM的ではないが、ヨーロッパというバンドのソングライティング力を確かめるには、いい作品である。
印象深い、良い曲を単純に多く残している。
その実績は、もっと評価されるべきである。

EUROPE-Prisoners in Paradise-Prisoners in Paradise ★★★ (2017-07-29 22:13:50)

2nd、3rd、4th、5thと彼らの作品を流れで聞くと、結構作風も違うしセールス的なものも勿論違う。
だけど、僕はどの作品も当時から好きだった。
少なくとも、日本のファンには好意的に受け止められていた気がする。

結局大事なのは楽曲の出来であり、そこさえ押さえていれば、ファンはついていく気がする。
だからこそ、ファンは再結成をずっと待っていたのである。

やっぱり、この作品ではこの曲である。

EUROPE-Secret Society (2015-03-10 22:19:58)

この作品久しぶりに聞いたけど、僕の感想は以前と全く変わらなかった。
僕が良いと思ったのは④⑤⑧であり、恐らくそれも発売当時と変わっていない。
この3曲に共通するのは、メロディの豊富さでありそれは同時にキャッチーさにも繋がる要素でもある。

僕は再結成後の彼らに、「THE FINAL COUNTDOWN」の再現を求めている訳でもないし、
4thや5thの再現を求めている訳でもない。
ましてや、モダンさやダークさを頭から否定している訳でもない。
さっき言った④⑤⑧の3曲でさえ、モダンさはあるし、こうあって欲しいという曲の流れにはなっていない。

再結成後の作品には、一枚のアルバムとしての統一感が無いし、言い換えれば曲を煮詰めていない、又は敢えて煮詰めない事からくる散漫さが目立つのである。
ラフさを大事にしたいのか、あの昔の苦労をした
…続き

EUROPE-The Final Countdown ★★ (2009-12-05 21:56:00)

捨て曲無しというレベルではなく、全ての楽曲が名曲というレベルである。
メロディはキャッチーであり、印象的なナンバーばかりである。
これぞ、このバンドの最高傑作である。
売れたからとか、「ファイナル~」が収録されているからとか、そんな事は全く関係ない。
ギターソロが適材適所で決まる、楽曲に無駄が無い完璧に近い作品である。
こんな作品を作れるアーティストなんか、そうは登場しないよ。
個人的には②⑤⑥⑧⑩が好きだけど、当時は鬼のように聞いていた気がする。
このバンドの魅力が、一番出ている作品である。

EUROPE-Walk the Earth ★★★ (2017-10-22 14:25:17)

B!誌での比較的高い評価が気になった、彼らの最新作である。
僕は、再始動後の作品があまり好きではないけど、この新作を聞いてなるほどなと思った。

基本的なものは、最近の延長線上にありガラッと変わった印象はない。
だけど、単純に楽曲の面白さとメロディーの豊富さがもたらす効果は抜群で、故にジョーイのヴォーカルが輝きを増す。
また、モダンさの排除やアナログに拘った効果も抜群で、作品に新鮮味をもたらしている。
元々コンポーザーとしての実力が高いバンドであるから、上手く焦点を絞ればそれが自然と作品の完成度に結びつく。

先行で公開された①をpvで初めて見た時、その格好良さに衝撃を受けた。
それが裏切られないようにと心配していたけど、これは嬉しい誤算である。

結局はメロディーなのである。
これがあるから、相乗効果が現れるのであ
…続き

EVANS BLUE-The Pursuit Begins When This Portrayal of Life Ends-In a Red Dress and Alone ★★ (2015-11-21 21:55:16)

サウンドの質は多少違えど、この手のドラマティックなサウンドを軸に据えるバンドが、当時は結構存在していた。
最近はあまり見かけない気もするけど、探せば居るのかも知れない。

このバンド、僕は密かに好きだったけど、とにかくこの1曲だけは別格である。
とにかく、当時は何度も繰り返し聞いていた気がする。
ドラマティック.....この手のVo.も、僕は好きである。

EXTREME-Saudades De Rock ★★ (2008-11-28 14:29:00)

例えば2ndまでの路線である、②や③みたいな元気のいいナンバーが、もう2曲ぐらいあればファンの誰もが納得という感想になったのかもしれないけど、僕は結構良い出来だと思います。
ベストではなく新作で復活というスタイルも好感もてるし、作品自体の出来がここまで良いと、個人的には文句の言葉はありません。
非常にバランスも良く、オヤッと思うナンバーが無いのが充実度に表れています。
マジックここにあり、ですね。ドラマーとの相性もいいですね。

Elysium ★★★ (2011-09-15 18:37:43)

メインソングライターを失った前作が、決してネガティブな内容でなかった事を、僕は高く評価した。
楽曲の出来そのものよりも、これが一番重要だと思っていたので、前作は合格点どころかその遥か上の出来であったように思う。

この新作、うがった見方をすれば、自分たちの過去へのオマージュとも言えなくもない。
でも、それは違う気がする。

ここに表現されているのは、前作の流れを汲んだあくまで新生のSTRATOVARIUSである。
ファンの為だけでもなく、逆に自分達だけの為でもないという考えの基に制作された、実に優しさを感じる作風である。

お金の為だけに活動しているバンドも最近数多いが、そんな考えでは決して出来ない爽快感がここにある。
一時期の低迷が嘘のような、完全復活である。
是非、再評価して頂きたいバンドである。

FAIR WARNING (2013-04-15 21:46:53)

待望の新作が、間もなく登場である。
このバンドの曲作りにおけるポテンシャルの高さは、一級品である。
僕はまだ一曲も聞いていないけど、全く心配していない。
心配する必要性がないのが、このバンドの強みである。

前作「AURA」だけは、あと一歩という感じがしたけど、それでもそこら辺のバンドには書けない曲が並ぶというソングライティング力を、このバンドは持っている。
発売したアルバムの平均的なクオリティーの高さなんて、はっきり言って欧米のメジャーなアーティストに対しても全く引けを取らない実力である。

ビッグ・イン・ジャパン........それが、何か.......。
この良さが分からないなんて、この良さに気づかないなんて、本当にもったいないですよ。
曲作りに限界を感じさせない、このバンドに僕はマンネリなんて、一度も感じた事はありません
…続き

FAIR WARNING-Aura ★★ (2009-07-07 21:36:00)

音楽的にはトミーが語っているように、2ndや3rdに近いと僕は思う。
それは、2ndの拡散性と3rdの落ち着いた作風の要素を多分に含むからである。
また、全体的に見れば、ガツンとくる定番的な楽曲が無いので、地味な印象には映る。
しかし、今回の新作の楽曲はバラツキが少なく、平均点を取れば、その値に近い楽曲が多いのが特徴かも知れない。
アレンジ等に、今までとは違う変化があるために、それを良しとしないファンには物足りなく感じるかも知れないけど、基本的には芯は全くブレてはいない。
いつもの、彼らそのものである。
個人的には、最後の2曲をもっと強力なナンバーにすれば、印象はかなり変わったと思う。
絶賛はしたくはないが、悲嘆する要素もないといった評価が僕の感想である。
でも⑥~の中盤は、かなりいい出来である。
86点かな。

FAIR WARNING-Aura ★★ (2009-07-23 20:18:00)

求めるハードルは、段々と高くなっているハズなのに、この安定感は素晴らしい。
先ずは楽曲ありきのその姿勢が、デビュー以来全く変わらないのが、また素晴らしい。
1、2回聞いてラック行きのCDが多い中、彼らの作品はリピート率が凄く高い。
作品に流れる空気感が、僕は好きである。
彼らは過去のバンドではなく、現役なのである。
もっと、ファンの方には応援してもらいたいバンドの一つである。
本当は、今のシーンにとってすごく貴重な存在であることに、もっと気づいてもらいたい......。

FAIR WARNING-Brother's Keeper-Don't Keep Me Waiting ★★★ (2008-11-11 19:19:11)

彼らの中でも、かなり好きな楽曲。
ビッグ・イン・ジャパンという言葉を、僕は誇りに思う。
こんな良い曲が書けるバンドを評価できない人は、かわいそうである。
彼らのソングライティングのレベルの高さは、驚異である。

FAIR WARNING-Fair Warning (2017-11-19 14:13:05)

トミー・ハート参加のKee Of Heartsの作品を聞いてみた。
出来自体はまあまあといった感じで、その中でも印象に残ったのは②③であったりする。
この2曲に共通するのは哀愁度が強いといった点で、この作品の中では決してメインの要素ではない。
という事は、やっぱりトミーのVo.が冴えるのは、フェア・ウォーニングのサウンドなんだなと改めて感じた。

という事で、この作品久々に聞いてみた。
⑤のイントロが流れると、今でも胸が締め付けられる。
とにかく⑤~の展開は完璧である。
発売から25年が経過しているけど、もう何度聞いたのかも分からない。
だけど、今でも全く飽きるという感覚は生まれない。

楽曲の展開はスマートであり、シンプルである。
アーティストの1stアルバムに現れるマジックが、ここに存在している。
名作は、
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FAIR WARNING-Sundancer (2013-05-04 20:39:57)

何故こうなったのかのヒントは、メンバーの発言から窺い知る事ができる。
恐らくメンバーは意図していないであろう、「RAINMAKER」との共通点は、バラエティーに富んだ曲構成とアルバム全体の緊張感の無さに表現されている。

僕は、2ndにあたる「RAINMAKER」が彼らの作品の中では、一番好きではない。
だけど、好きな曲も数多くあり、結果的に楽曲のバラツキが好きではない最大の要因となっている。

この新作、僕はあまり気に入らなかった。
これまでの作品で、2ndを除く全作品に共通する、あくまでも楽曲をドラマティックに盛り上げるという曲作りと少し距離を置いて、この新作、普通のバンドと同じ視点で曲作りがなされている。
ここに、先ず違和感を感じる。
これを、人によってはフックが足りないと捉えるだろうし、メロディーが弱いと感じるかもしれない。
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FATES WARNING-Parallels ★★ (2010-02-15 15:19:00)

クイーズライクを好きになって、~みたいなバンドを探そうとしたとき、真っ先に挙がってきそうなバンドである。
だけど、やっぱり良い意味でもそうでない意味でも、地味という言葉がピッタリはまってしまい、案外HR/HMファンからは正当な評価がされていない気もする。
楽曲は総じて渋く、曲にツボはきちんとあるが、ポップさキャッチーさには欠けるきらいはある。でも、クイーンズライクのようなバンドが好きであれば、十分この良さはわかるハズである。
個人的に今持っている音源は、これを含めて3作品だけど、そのなかでも一番お気に入りである。
もう少し、何か決定打があればいいんだけど...。

FIREHOUSE-Firehouse-Shake & Tumble ★★★ (2017-07-29 21:51:37)

この1stには、彼らを代表する名曲が数多く収録されているけど、それ以外の楽曲の平均的なレベルの高さがこの作品を名盤にさせたのである。
個人的には、その中でもこの曲や⑧が好きだった。
僕にとっては、思い出深いバンドであり、スキッド・ロウの1st同様当時の時代感を強く感じさせる作品である。

今聞いても、熱くなれる躍動感がこの作品にはある。

FIREHOUSE-Prime Time (2014-05-14 21:16:26)

CJ・スネア率いるRUBICON CROSSが、ようやく1stアルバムを発売した。

それがきっかけで、FIREHOUSEの中でも印象の薄い5th以降を聞き直してみた。
正直「カテゴリー5」の楽曲自体は、そんなに悪くない。
しかし、楽曲全体の元気の無さとセルフプロデュースによる問題点は、当時も気になる点だった。
どこでパワーバランスが崩壊したのか分からないけど、次作「O2」は彼らの作品の中でも、最も楽曲的に魅力を感じない作品だった。
当時もあまり聞いていなかった為か、CDなんて新品そのものである。

そして、この作品である。
この作品だけは、発売してから1年後ぐらいに買った記憶がある。
CJが居るのに、彼がVo.でない楽曲が3曲もある。
もうはっきり言って、バンドが末期的な状態である事は容易に想像できる。
音楽性も、
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FOREIGNER-Inside Information ★★ (2013-12-21 17:12:52)

当時、僕はHR/HMよりも、普通のロック・ポップス系作品の方を数多く聞いていた気がする。
所謂80年代というのは、僕にとっては黄金期であり、こういった聴き応えのある産業ロック的な作品も多く、別にHR/HMに拘らなくても、十分満足できる音楽シーンであった。

フォリナーと言えば、この作品という人も結構いるようで、実は僕もオンタイムで聞いたこの作品が一番印象に残っていたりする。
オンタイム......やっぱり、これは大事なことで、後追いで聞いた場合とは違うその時代の空気感があったりする。
彼らの場合、名盤扱いされるのは違う作品だけど、この作品だって僕にとっては名盤すぎる内容である。
優れたソングライターの実力を証明するバンド......それが、フォリナーである。

FUEL-Puppet Strings (2014-03-18 18:53:18)

前作から約7年振り、通算5枚目のオリジナルアルバム。
前作ではVo.のブレットが脱退して、新しいシンガーを入れてアルバムを制作。
しかし、今度はブレットが復帰したのはいいけれど、オリジナルメンバーは居なくなるという、彼らの順風満帆ではない活動履歴を証明するような感じで発表された新作。

メインソングライターがいなくなり、どうなるのか心配だったけど、これはこれでまあまあかな....という出来で、個人的にはなんとか合格点という感じである。
そりゃあ、名作と思っている3rdなんかと比較すると、聞き劣りする部分は多い。
音楽性もかなり変わってしまっていて、気だるさやラフな要素を強調したグランジ・オルタナ的感覚が、強くなっている。
もしこれが、ブレットがVo.でなければ、僕の場合あまり魅力がない作品になる。
結局は、カール・ベルとブレットがいてこその
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GAMMA RAY-Empire Of The Undead ★★ (2014-04-06 02:50:26)

彼らの全盛期は、4th~6thあたりだと僕は思っている。
あくまでも個人的な感覚だけど、8thアルバム「MAJESTIC」あたりから感じ始めた楽曲の弱さは、9th、10thと残念ながら回復する事はなかった。
途中にヘヴィさやモダンさを取り入れたり、原点回帰を試みたりと、バンド側も試行錯誤を試みていたので
そういう点は評価できると思うけど、キャッチーさを置き去りにしている楽曲には僕は正直不満があった。

約4年振りの新作、あまり期待はしていなかった。
結果から言えば、肩の力が抜けて随分バラエティーに富んだ楽曲で構成されている。
ある意味吹っ切れたのか、過去の典型的な路線の楽曲は少ない。
ここに物足りなさを感じる人も居るだろうけど、個人的には楽曲の幅が広がって面白くなったと思う。
少なくとも僕は8th以降では、一番好きである。

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GODSMACK-1000hp ★★ (2014-09-20 16:16:16)

前作も4年振り、そしてこの新作も実に4年振りである。
もう、ここ数作品に関しては特別に何の変化も無いので、この手にあまり興味が無い人が聴けば、全部同じでつまらないという感想が聞こえそうだけど、この手が好きな自分にとっては、相変わらず曲作りが上手いなあ~と感じてしまう新作である。

あえて路線も変えていないだろうし、もうこの手のバンドは逆に開き直っている感じもする。
全く路線を変えないのは、不器用なのか戦略なのか余程の自信があるのか真相は分からないけど、楽曲のクオリティーとしては全く落ちていないので、ソングライティングに関しては力があるバンドだと思う。

それにしても、安定感は抜群である。
それなら、もっとコンスタントに新作を出してくれてもいいのになあ~。
ちょっとひねった感じがある⑥~⑧が、個人的には好きである。
ファンなら、迷うこと
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GODSMACK-The Oracle ★★★ (2012-03-03 22:14:26)

マンネリという言葉は、安易に使ってはいけない。
進化という言葉は便利だが、それを口実にバンドというのは、らしさを見失うのである。
不必要な変化......それは決して進化ではない。

同じ路線で良い楽曲を書き続ける事が出来る凄さを、もっと理解してもらいたい。
彼らは路線を変えない。
でも、そこには見えない努力の跡があるのである。

目新しさは、全くない。
でも、ここまで安定した楽曲を供給できる才能は、もっと評価されても良いのでは......。
例えアーティストにとっての得意分野であっても、それは簡単な事ではない。
それにしても、らしい作品である。

GODSMACK-When Legends Rise ★★★ (2018-05-03 19:53:16)

元々、作品と作品のインターバルが長いバンドだけど、今回も約4年ぶりの新作である。
音楽性も楽曲自体も変わらないバンドだけど、今作は音作りがワイドでライブ感が強いので、新鮮味がある。
いつもよりダイナミックさがあり、いい意味でラフさを残しているので、いつもと感覚が違うというか、心に響いてくる部分が単純に多い。

僕はずっと追いかけているけど、これはいいね。
いつもと、どこが違うのか......ファンの方なら分かるハズである。
久々にスケール感を、感じた気がする。
プロダクションの違いは、大きいね。
⑥が一番好きかな。

GRAND DESIGN-Thrill of the Night ★★ (2014-11-30 18:39:53)

全く期待もせず聞いたためか、良い意味で今年最も裏切られた作品になった。
DEF LEPPARDに似たバンドという予備知識は持ってはいたけれど、1stも2ndも購入していないし、実は一曲も聞いたことがなかった。

僕は②のインパクトが強かったのでこの1曲の為に購入したけど、これが案外良い出来なのである。
確かにDEF LEPPARDに似ている部分は多い。
楽曲によっては、あのバンドにも似ていると正直感じる。
また、人によっては、あれもこれもパクリじゃないかと感じるかも知れない。

だけど、楽曲の平均的な出来が良く、そういったマイナス的な要素を打ち消す魅力がある。
よくあるタイプとも言えなくもないし、個性的とはあまり言えないけれど、スルーするにはもったいない出来だと僕は思う。

個人的には、②③が特に好きである。
数年後
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GUNS N' ROSES-Chinese Democracy ★★ (2008-11-24 18:58:00)

メタリカの新作とこのガンズの新作のレヴューを見て、僕は感じることがある。
両者の新作が、今年の目玉であることは間違いない。
個人的な感覚としての、新作の出来が良かろうが悪かろうが、新作がこうあって欲しかったという欲求が、彼らに限ったことではないが、最近のレヴューにあまり感じられない。
ファンだから、何でも許せるという感覚は僕にも充分理解できるが、元来「こだわり」を強く持つハズのHR/HMファンに、こだわりは無くなってしまったのであろうか...........。
この新作、僕も出来は悪くないと思う。比較的キャッチーな要素を持つ、①~④の流れは理想的である。しかし⑤~⑩あたりに、もっとメロディーの強い楽曲が数曲あっても良かった気がする。
デモ音源が出回ったり、既にコンサート等で発表された楽曲もあり、新鮮さには乏しいが、全体的な感触は決して悪くない。
アクセ
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GUNS N' ROSES-Chinese Democracy-Street of Dreams ★★★ (2008-11-24 19:20:49)

現時点では、この作品で一番好きな曲。アクセルのVo.が冴えまくる。

HANOI ROCKS-Another Hostile Takeover ★★ (2009-04-06 17:28:00)

BURRN!のインタビュー内容は、強烈だった。
マイケルは人間的な部分で興味はあったが、やっぱり深かった......。
ハノイ・ロックスがここ日本において、どれだけ人気があったのかが、僕は感覚としてずっとつかめなかった。
個人的には、再始動後の作品の方が断然聴いている。
この作品も、結果として案外よく聴いている。楽曲も、ポップでありいい出来である。
お金のためだけの再始動、それもある意味仕方ない。
でも、そこはプロとして、割り切って活動して欲しい。
ファンの心理を逆手にとって、適当に演奏しているバンドが圧倒的に多い。
それを、マイケルはズバッと射抜いている。
実に彼らしい発言で、僕は再評価すべきバンドだと強く思った。
なんか、すごくもったいない.......感じがする。
やっぱり、人間性は重要である。

HARDCORE SUPERSTAR-Dreamin' in a Casket ★★ (2015-04-21 18:02:51)

こういったバンドが、いまいち日本でブレイク出来ていない原因は幾つか考えられるけど、例えばバンドの紹介の仕方にもちょっと工夫が必要な気がする。
80年代的と言えば、確かにそんな感じなんだけど、僕なんかはSweden出身のR&Rバンドというと音を聞かずとも、やっぱり本家アメリカのバンドには敵わないという印象になってしまって、しかもあの80年代バンド達と比較すると、空気感が違っているという印象で、積極的に手を出しづらい感じになってしまう。

彼らの作品は、数枚しか持っていないけど、この作品なんかはその中でも一番好きかも知れない。
サウンドプロダクションも良好であり、楽曲には躍動感があり、アメリカのバンドには出せない味がある。
ありそうでないというか、楽曲が単純に流れないという点が、こういったアメリカ以外のバンドの強みである気がする。
楽曲におけるキャッチーさ
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HAREM SCAREM-Hope ★★ (2008-07-08 19:34:00)

タイトルがなんとも皮肉に感じたりもするけど、僕は結構好きですね。楽曲によっては、あの名作2ndの楽曲のフレーズが出てきたり、相変わらず曲作りの上手さを感じます。
振り返ってみると、彼らはずっと(一時期を除く)この路線で勝負してきたわけで、ある意味ここらでちょっと休ませてあげてもいいかな~と、個人的に感じる部分もあったりします。
やっぱり、あの時期がなければ・・・・・・もっと、彼らのポジションは上だった気がするけど、こういった音楽が脚光を浴びない今の音楽シーンでは、ある意味仕方がないですね。
ここまで平均点が高い作品が作れるのに、なんかおかしいですよ今の音楽シーンは....。作りこむ音楽、言い換えれば作るのがしんどい音楽、僕は好きです。

HAREM SCAREM-United ★★★ (2017-05-11 20:35:57)

恐らく、多くのファンが求めるこのバンドの理想形に、限りなく近い内容の新作である。
ある意味、名作と呼ばれる2ndよりも楽曲の平均値は高いかも知れない。
分厚いコーラスを多用したサウンドはダイナミックだし、なんせ彼らにずっと欠けていた躍動感が復活した事が何より嬉しい。

楽曲は、2ndのようにストレートには展開しない。
でも、それは単純に2ndの再現を試みていない事を表しており、故に僕の評価が高い理由でもある。
楽曲はよく練られているし、同時に集大成的な要素を多分に含んでいる。
決してダークではないけれど、3rdの良さが分かる人にもアピール出来る内容であると思う。

もしこれで評価されないなら、バンドは何処へ向かっていけば良いのだろう。
僕は、結構お気に入りである。
焦点を絞れば、名作は生まれるのである。

HEATHEN-The Evolution of Chaos ★★ (2010-03-25 14:41:00)

ベイエリアと言えば、僕の中ではある意味B級的な雰囲気と、しつこい展開力が魅力的だったりするんだけど、この作品にはその要素がありながら、安っぽく仕上がっていない点が良いと思う。
ARTILLERYとの類似点もあるし、それは言いかえれば典型的なベイエリアサウンドだとも言えると思うけど、なんか昔を感じさせながら、サウンドは現代風の重さがありと、楽曲の良さも含めなかなかの出来だと僕も思う。
個人的には③がベストトラックで、こういうお決まりの展開がもう2曲ぐらいあれば最高だったけど、硬派な要素が多い分、多くのHR/HMファンにアピール出来る魅力はあると思う。
それにしても、久々でこの完成度は、ホントにすごいバンドである。

HELLOWEEN (2013-02-10 18:14:07)

2013年になって、購入したアルバムはまだ少ないけど、新作「STRAIGHT OUT OF HELL」の出来は、僕の中では断トツでNo.1である。
僕は彼らの作品の全てが好きなわけではないし、中には嫌いな作品も結構ある。
にも関わらず、浮き沈みがありながらも、メンバーチェンジを繰り返しながらも、これだけのキャリアがありながらも、ソングライティング面を含めて未だに限界を感じさせない所が凄い。

僕は、彼らをほぼオンタイムで経験している。
個人的にはマイケル・キスクに強い思い入れがあって、キーパー時代こそがHELLOWEENだという認識がずっと強かったけど、考えてみればアンディを獲得したからこそ、彼らは復活する事が出来たわけであり、今や自分の中ではアンディ時代こそが一番という認識に変わってきている。

また、ソングライティング面で言えば、現在が一番バ
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HELLOWEEN-7 Sinners ★★★ (2013-03-26 21:59:32)

彼らの歴史の中では、比較的地味な印象の作品になってはいるけど、統一感もあり僕は結構好きだったりする。
また、ソングライティング面においては、無理をせず背伸びせずという感じではあるけど、現メンバーの実力がさりげなく発揮されていて、実はすごいバンドなんだと再認識するには、もってこいの作品かも知れない。
こういう地味な印象の作品でも、やっぱり楽曲は良いのである。
個々の楽曲のインパクトという点では、昔の方が強かったけど、楽曲の平均的なレベルで言えば、全く衰えを感じさせない所が何といっても凄い。

曲作りにおいてアンディは、実はマーカスがキーポイントになっていると語っていたけど、全く同感である。
このアルバムのアクセントになっているのも、やっぱりマーカスなのである。
名曲の多さで言えば、現役のバンドの中でも、ハロウィンは間違いなくトップクラスである。

HELLOWEEN-Better Than Raw (2014-03-11 21:42:13)

彼らの作品の中では、個人的にはあまり好きではない作品。
だけど、「Midnight Sun」を聞きたいが為に、定期的に引っ張りだす。
そうは言っても、飛ばして聞くことはあまりないので、この曲が登場するまでは少し我慢の時間に入る。
そして、ようやく最後に登場するんだけど、この瞬間が実にたまらない。
待ってました、と言わんばかりに、何故かガッツポーズをしたくなる。

こういった感覚を持てる楽曲というのは、実はそんなに多くない。
だけどHELLOWEENというバンドは、そういう楽曲を数多く持つバンドである。
日本では記録も多少残っているとは思うけど、どちらかと言えば記録よりも記憶に残るバンドの代表格である。
名曲を数多く持つ、現役最強クラスのソングライターチームでもある。
これだけのキャリアがありながら、まだまだ現役バリバリである所は
…続き

HELLOWEEN-My God-Given Right ★★★ (2015-05-29 21:58:55)

もし、これが何の意図もなく出来上がった作品ならば、問題作とも言える内容かも知れないけど、僕の考えでは、彼らがあるコンセプトを持って作った作品であり、結果的には彼らのやる気と懐の深さを証明する力作に仕上がっていると思う。

僕は「Gambling~」「7 Sinners」そして前作「Straight~」を3部作と呼ぶくらい気に入っていて、3度目の黄金期の到来と感じている。
それは、自分たちの枠を設定しない自由な環境の下での曲作りが成し得た結果であると同時に、らしさを保ちつつ、キャッチーさを優先した曲作りを行った結果でもあると思う。
唯一「7 Sinners」だけは、コンセプト作であった為、楽曲は比較的地味であり統一性を重視した内容であったけど、それでもキャッチーさは大事にしていたと思う。

この新作、敢えて目先を変えてきた感覚が強く、それは大まかに言えば
…続き

HELLOWEEN-My God-Given Right ★★★ (2015-06-06 22:16:14)

世間での評価が高い前作との相違点を探って見れば、この新作の核心に近づける気がする。
勿論、共通点もあるけど、一体、どこが違うのか。

アルバムの統一性という点では、この新作の方が上だし、まとまりに関しても上のような気がする。
1曲1曲のインパクトという点では、前作には劣るけど、だからといって楽曲自体の出来は決して負けていない所が、何と言っても凄い所である。
地味というとマイナスに感じる人も居るだろうけど、実は敢えて抑えている部分もあって、ダイナミックさをある意味犠牲にしながらも、「らしさの再発見」と言うか、自分たちの魅力を未だに見つけようとしている点は、バンド自身のやる気の成せる技である気がする。

僕はアルバムをランダムで聞くのがあまり好きでないけど、この曲順と構成はよく練られていると思う。
シングルの寄せ集めではなく、アルバム一枚全体で
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HELLOWEEN-My God-Given Right-Claws ★★★ (2015-07-06 16:11:18)

この曲も、この作品において重要な気がする。
結局、この作品におけるキーパーソンはヴァイキーである。

⑨と⑫、特にこの2曲が後半に控えているという構成が、前半のある意味ポップ過ぎる展開を上手く引き締めているように思う。
誰でもキーパーソンになれる今の彼らは、結構凄い集団だと思う。

HELLOWEEN-My God-Given Right-Creatures in Heaven ★★★ (2015-06-28 08:15:16)

ここ数作品では、マーカスの楽曲がキーポイントになっていたけど、この新作ではアンディとヴァイキーの楽曲が、その役割を果たしている。
その中でも、この曲が9曲目に収録されている事によって、このアルバムをギュッと引き締めている。
③~⑦のアンディ節炸裂のポップな側面、⑨~⑬の硬派な側面、キャッチーではあるけど単純ではない、今のHELLOWEENの魅力が、わかりやすく表現されている。

勿論、このアルバムのベストトラックである。

HELLOWEEN-My God-Given Right-Living on the Edge ★★★ (2015-07-06 21:04:45)

近作ではキーポイントになっている、マーカスのこの曲も実にいい。
⑪に収録されていなければ、もっと目立ったと思うけど、後半の畳み掛ける展開には必要不可欠であり、この後半こそがこのバンドの底力を証明しているように感じる。
前半のアンディの器用さと⑧~の全員のソングライティング力、これは他のバンドでは味わえないね、ホントに。

HELLOWEEN-Straight out of Hell ★★★ (2013-01-21 17:49:10)

このバンドには、いつの時代にも複数のソングライターが存在している。
これだけのキャリアがありながら、マンネリという状況に陥らない理由の一つが、そこにある。

振り返れば「GAMBLING~」は、新生HELLOWEENを象徴するべく、従来の自分たちの型に捉われないバラエティーに富んだ楽曲で構成されていた。
前作「7 SINNERS」も路線は大きく変えず、メタリック感を増強させながら、ポップな部分を限りなく抑えた作品だった。
それでも、地味ながらも作品の出来は悪くはなかった。

この新作、質感は前作と前々作の中間といった感じで、バンドが安定期に入っている事を作風自体が証明している。
楽曲はバラエティーに富んでいるし、メタリック感も強い。
極論を言ってしまえば、例え誰のどんな楽曲であろうと、今のメンバーでアルバムを作れば、HELLOWEEN
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HELLOWEEN-Straight out of Hell-Another Shot of Life ★★★ (2013-01-28 19:57:48)

この曲なんかも、ボーナストラック的な扱いなんだけど、どこか寂しく、哀愁が楽曲に散りばめられていて僕は凄く好きですね。
ポジティブと言っても、そこにはらしさが立派にあって、いい意味での陰がきちんとあります。
今度の新作のポイントは実はそういう所にあって、楽曲に深みがあって単純でない所がかなり気に入ってます。
楽曲を変にいじくる訳ではなくて、アクセントを付ける上手さが際立っていると僕は思います。

楽曲の組み立て方の上手さなんて、今が一番と思わせるぐらいの説得力があります。

HELLOWEEN-The Time of the Oath ★★★ (2012-01-28 21:07:52)

あの暗黒の時代、96年発売である。
90年代中期~後期にかけては、僕にとってはホントに辛い時代だった。
大物バンドまでもが、自分らしさを失っていくまさにどん底の時代である。

だからかも知れないけど、このアルバムを聴くと当時のシーンを思い出す。
何故だか、結構鮮明に覚えていたりするから、不思議である。

僕はこの年のベストアルバムに、この作品を選んでいる。
ハロウィンの復活という意味より、総崩れ状態にあるシーンの中でよくぞここまでの作品を作ってくれたという感覚が強く、この作品には何か人一倍の思い入れがある。
オンタイムで聞いた人には、この感覚が少しは分かってくれるハズ。

バラエティーには富んでいるし、サウンドプロダクションも最高とは言い難い。
だけど、今でも何回聞いても熱いものが込み上げてくる........。
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HINDER-Extreme Behavior ★★ (2008-11-19 17:34:00)

はっきりいって、質の高い楽曲がズラリと並ぶ名盤である。
でもHR/HMというジャンルに分類するには、もったいない作品である。
現在のアメリカ主流のモダン・ロックに、あまり馴染みがない人にも十分通じるメロディーがここにある。キャッチーという表現よりも、ツボを押さえたという表現が似合うかもしれない。
こういう比較的ノーマルなロックが、好きな人には必聴の作品である。
ニッケルバックよりも地味だけど、渋みはこちらの方が上である。

HOLY GRAIL-Times of Pride and Peril ★★ (2016-03-04 17:39:29)

こういったバンドの最大の良さは、いい意味で安っぽいサウンドとその哀愁具合であったりする。
基本はポップなHRであり、80年代には腐る程存在していたタイプではあるけど、こういったサウンドが好きな自分には、たまらない魅力があるのは事実である。
あのバンドやあのバンドに似ているといった批判も聞こえてきそうだけど、それらを吹き飛ばす程の爽快感がある。

B級だよ...だから...むしろ、それこそが、このバンドの最大の魅力のハズ...。

分かる人には、分かると思うけどね。

HOOBASTANK ★★ (2012-09-25 16:32:46)

新作を聞いてみたけど、ともすればまた3rdみたいな賛否が分かれそうな作風で少し驚いた。
だけど、僕はこの内容には納得できる気がする。

振り返ってみると、前作4thはバンドにとって、かなり苦労した作品であったハズである。
3rdは確かに力作ではあったけど、その分かりにくさゆえセールスもイマイチで評価も芳しくなかった。
方向性をどうするのか、楽曲をどう磨くのか......その苦労の跡は、良い意味で作品自体の完成度に表現されていた。
ポップでキャッチーな要素は、見事に復活し、よしこれで安泰だと僕は思った。

しかし、新作は前作の流れを引き継いではいない。
だけど、これは敢えての作風であり、迷いからきた結果ではない。
ここが重要である。
「ありのまま」......前作のように、楽曲をポップやキャッチーに仕上げてはいない。

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HOOBASTANK-For(n)ever ★★ (2009-02-08 17:55:00)

振り返れば、前作はとっつきにくい作品であった。
作風の大幅な変更に、キャッチーでない楽曲、繰り返し聴くことはなかった。
正直あまり期待はしていなかったが、この新作なかなか良いのである。
2ndに一番近いと思うが、勢いのあるキャッチーな楽曲に、らしさは完全に復活している。
楽曲そのものの出来も良く、かなり苦労の跡はうかがえる内容である。
セールス的に失敗した後の新作........順調にきたバンドの、真の実力が試されるのが、この瞬間である。
どういった、作品を作るのか.........。
実は、作風はあまり関係がないのである。肝心なのは、楽曲そのものなのである。
バンドの真剣さが、ストレートに伝わる熱い作品である。
少なくとも、1st、2ndが好きな人は、必聴である。
こういった良い意味での予想外は、実に気持ちいい......。

Hardwired… to Self‐Destruct (2016-11-20 07:18:41)

あんまり、こういう言い方は好きではないけれど、今現在アーティストにとって新作を作る意味や意義、前作とのインターバルが8年という歳月をどう考えるのかとか、今の彼らにとって出来る事は何なのかとか、作品の内容とは直接関係がない要素が当然気にはなってくる。
僕は今でも彼らのファンだけど、盲目的なファンではない。

結論から言えば、僕の評価は高くない。
僕の意見は、B!誌における大野さんの意見に限りなく近い。
この新作、今の彼らが自由に何の圧力も受けずに曲作りを行ったならばこうなるといった感じで、あまり新鮮味がないし、楽曲に変化が乏しい。
これは今の音楽シーンにも関係することなので、致し方が無いのかもしれないけど、20年でオリジナルが3枚という実績から考えても、なんか腑に落ちない感覚が残る。

僕はその3枚の中では、「デス・マグネティック」が一番好き
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Hardwired… to Self‐Destruct-Confusion ★★★ (2016-12-20 15:09:00)

この新作の中では、一番のお気に入り。

僕はこの新作に良い評価をしていないけれど、アルバムを最初から聞いてきて、ディスク2のこの曲までの感じは、実は悪くないという印象がある。
でも、それは「聞きやすい」という理由からくるものであり、そこには聞き流せば......という条件が付いてくる。
深く考えずに、BGM的に聞くのであれば、そんなに悪くないのかも知れない。

しかし、である。
ひねりがない、案外さらっと流れていく楽曲には、物足りなさがある。
「前作ほどのツギハギ感はない」という言葉をいろいろなサイトのレビューでよく見かけるけど、(B!誌で前田氏も言っていたけど、)それは決して悪い事だけではないハズである。
ツギハギ感は、楽曲を磨いていく過程で起こる現象でもあり、アーティストの懸命さが伺えるものでもあり、したり顔で否定的な意味で、簡単
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Hone Your Sense-Absolute Senses ★★★ (2014-08-22 15:51:34)

THOUSAND EYES同様、日本発という言葉を意識しないで済むバンドの待望の1stアルバムである。
メタルコアに属しながらも、メロディック・デスでもあり、普遍的なメタルでもあり、その他のジャンルも同時に巻き込んでくる、ミクスチャー的要素が隠し味的に含まれる音楽性である。
もうこの手のメタルコアを聞いて、個人的にはあまり魅かれる事はないんだけど、話題性もあり日本発のバンドがどこまでやれるのかに興味があって購入したけど、これがなかなか良かったりする。
日本発のバンドにありがちな迫力不足という感じが無く、とにかく楽曲が良く出来ていて、単純に流れないようフックを多めに仕込んだサウンドに仕上がっている。
全体としても、楽曲が総じてキャッチーなので、この手のジャンルにあまり興味がない人にも、何かしらアピールできる魅力がある。
今はメタルコアのファンが多いと思うけど、
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