この曲を聴け! 

ヤングラジオさんのページ
ヤングラジオさんの発言一覧(評価・コメント) 301-350
→PC向けページ
Tweet
OZZY OSBOURNE-No More Tears
OZZY OSBOURNE-Ozzmosis
OZZY OSBOURNE-Scream
Only Human
Operation: Mindcrime-The Mission
PANTERA-Reinventing the Steel
PAPA ROACH
PAPA ROACH
PAPA ROACH
PAPA ROACH-Crooked Teeth
PAPA ROACH-F.E.A.R.
PAPA ROACH-F.E.A.R.-Hope for the Hopeless
PAPA ROACH-Metamorphosis
PAPA ROACH-Time for Annihilation: On the Record & On the Road
PINK CREAM 69-Games People Play
PRAYING MANTIS-Sanctuary
PRETTY MAIDS-Motherland
PRETTY MAIDS-Pandemonium
PRETTY MAIDS-Sin-Decade
PRIMAL FEAR-Delivering the Black
PRIMAL FEAR-Unbreakable
PYRACANDA-Two Sides Of A Coin
Pyromania
QUEENSRYCHE
QUEENSRYCHE-American Soldier
QUEENSRYCHE-American Soldier
QUEENSRYCHE-American Soldier-At 30,000 ft.
QUEENSRYCHE-Operation: Mindcrime-The Mission
RATT
RATT-Out of the Cellar
RIOT V-Armor of Light
RIOT V-Immortal Soul
RIOT V-Unleash the Fire
RIOT-Armor of Light
RIOT-Immortal Soul
RIOT-Unleash the Fire
ROYAL HUNT
ROYAL HUNT-A Life to Die For
ROYAL HUNT-A Life to Die For
ROYAL HUNT-Cargo
ROYAL HUNT-Cast in Stone
ROYAL HUNT-Devil's Dozen
ROYAL HUNT-Devil's Dozen-Until The Day
ROYAL HUNT-Moving Target
ROYAL HUNT-Paradox
ROYAL HUNT-Show Me How To Live
ROYAL HUNT-X
RUBICON CROSS-Rubicon Cross
SAIDIAN-For Those Who Walk the Path Forlorn
SCORPIONS-Crazy World

 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9


発言している5曲を連続再生 - Youtube



OZZY OSBOURNE-No More Tears ★★ (2009-05-17 16:33:00)

オジーの場合、メンバーの入れ替わりはあるものの、それなりの作品を作ってくる所が何とも凄い。
この作品、ポップであり、楽曲はキャッチーなナンバーが多い。セールス的にも健闘した作品でもある。
バランスも良く、トータルの完成度は彼の作品のなかでも、上位に位置している。
安定感........オジーの作品には、ハズレが無い。

OZZY OSBOURNE-Ozzmosis ★★ (2010-02-11 17:05:00)

例え本人が嫌いだろうが、ベイホーンプロデュースの加工されたサウンドが、強烈に印象の残る作品である。
90年代以降の作品をあまり好きでないファンも多いと思うけど、楽曲はどの作品も実は練られていて、安定感という点では抜群という気が僕はする。
ミドルテンポのうねるナンバーが中心だけど、一枚の作品としてもかなり出来は良い気がする。
確かにメンバーは豪華だし、楽曲はきっちりまとまっているし、僕はリピート回数が結構多い作品です。

OZZY OSBOURNE-Scream ★★ (2010-07-19 06:16:00)

ガス・Gの加入により新鮮味はあるけれど、基本としては前作の延長戦上にある新作である。
それにしても、楽曲がいい。
ミドルテンポに比重を置きながら、楽曲にはツボがあり、キャッチーであるという最近の作風に変化はない。
でも、細部に渡ってアレンジにしろ丁寧に作られていて、プロデューサーでもあるケヴィンとの相性の良さが前作以上に強く出ている内容である。
これは、いいね。
とにかく、一枚の作品としても、出来はすごくいい。
アルバムの構成や流れも完璧に近い、オジー恐るべし!

Only Human ★★★ (2017-02-01 17:46:25)

僕個人の感覚で言えば、90年代半ばから続いたHR/HMシーンの低迷は、01年ぐらいに一度復活した。
とは言っても、そこには今でいうオルタナティヴ・メタル勢やポスト・グランジ勢を巻き込んだ形での、という条件が付く。
80年代には、シーンの細分化なんて考える必要がなかった。
ベテランや中堅のバランスも良く、そこに有望な新人も登場する。
今では考えられない、充実したシーンであった。

本来、こういったど真ん中の音楽性のバンドが、ベテランであれ中堅であれ新人であれ、もっと頑張っていたならば、そもそもここまでシーンが細分化されたり、低迷しなかったハズである。

このアルバム、当時はよく聞いていたけど、久々に聞いた。
時間が経っても、やっぱり良いものはいい。
コアがコアでないシーンは、やっぱりおかしいのである。

Operation: Mindcrime-The Mission ★★★ (2009-07-04 21:29:36)

アルバムを最初から聴いてくると、このあたりで僕は胸が苦しくなる。
しかも、いつ聞いても。何回聞いても.....毎回である。
恐ろしいまでの求心力がある、この作品の怒涛の展開力は驚異である。
今聞いてるけど、やっぱり胸が苦しい。

PANTERA-Reinventing the Steel ★★★ (2018-01-13 20:55:45)

当時を振り返ってみると、90年代のグランジ・オルタナブームは過ぎ去った感はあっても、とてもシーンが80年代的に戻った感はなく、ヘヴィ・ロックというメロディーを置き去りにした音楽が流行っていたぐらいだった気がする。
一部のバンドを除けば、所謂普通のHR/HMバンドの作品には元気がなく、だからこそ僕はこの年のベスト・アルバムにディスターブドの1stを選んでいる。

この作品が、例え昨年に発売されていたとしても僕の評価は高く、ベスト・アルバムの10枚には選んでいたと思う。
結局、良い作品というのは、どんな時代に発売されようが、時流に乗ろうが乗らまいがそんな事関係ないのである。
時代を変えたバンドの一つであると思うけど、本物は説得力が違う。
僕は、好きな作品である。

PAPA ROACH ★★★ (2012-10-02 19:50:45)

新作「THE CONNECTION」は、問題作である。
と、書こうと正直1回目の視聴の時にそう感じた。
僕の中では、イマイチだった2ndに近い消化不良的な匂いが強く、気持ちは複雑だった。

先ず、断っておくと、僕は彼らのインタヴューを全く見ていない。
彼らがどんな気持ちで、このアルバムを制作したのか分からない。
また最近の自分は音源を聞くまでは、出来る限り情報をシャットアウトするし、またライナーも当分の間は見ないので、時に勘違いをする事もある。
楽曲こそ命、そこがブレていない事に僕の神経は集中している。

この新作、何かが違う。
違和感が、半端ない。
それは、アレンジしかり、楽曲の輪郭しかり、とにかくポップさやキャッチーさが少ないのである。
個人的感覚では、シリアスさや哀愁感ばかりが目立つのである。
これが、待
…続き

PAPA ROACH ★★★ (2012-10-09 14:26:12)

最近まとまって新譜を購入した事により、今年のCD購入数はここ数年で最も多いと思う。
だけど、僕は購入時期によってCDを整理していないので、把握しづらいのが現状ではある。

今年発売されたもので、どれが気にいっているのかを調べるべく、主な作品を聞き直してみた。
正直に言えば、買ってから一回もしくは二回しか聞いていない作品も実は多い。
心のどこかに何か引っかかるものがあればいいけど、よくできた80点ぐらいの作品は、得てして印象に残らずそのままになる事が僕の場合多い。

今年発売されたもので、僕が個人的に最も気に入っているのが、彼らの新作「ザ・コネクション」である。
どこかエモっぽくもあり、1stのようなミクスチャー的要素もあり、ましてはデジタル的な要素もある。
ハード・ロックという立場から聴けば、それらはマイナス的要素であり、決してプラス
…続き

PAPA ROACH ★★★ (2015-01-09 16:47:18)

ようやくというか、早くもというか、前作から約2年3ヶ月振りの新作がもうすぐ発売される。
CDが全く売れない時代にも関わらず、コンスタントに新作を発表してくれるアーティストには、積極的に応援をしていきたい。

僕は前作をその年のベスト・アルバムに選んだ。
その理由にはいくつかあるけど、積極的に仕掛けていくというその攻撃的な姿勢が、僕にとっては何とも眩しかった。
今の時代、ソングライティングに力のあるバンドなら、別にチャレンジしなくても、ある程度守りに入っておけばいい。
新作だって、そのサイクルを長めにとっておいて、ライブを中心に活動するのが効率的である。
ある程度成功を収めているアーティストにとって、新曲なんて別に必要がないのである。

新作からのリーダートラックを聞いたけど、これがまた彼ららしくて良い出来である。
前作はアルバム
…続き

PAPA ROACH-Crooked Teeth ★★★ (2017-05-21 18:31:27)

僕は「原点回帰」という感覚を、そのバンドが絶好調の時にはあまり感じない。
原点回帰という言葉を、レビューでよく見かけるけど、実際に聞いてみると少しニュアンスが違う気がした。
個人的な感覚では、1stを除けば「ラブヘイトトラジディ」以外の作品は全て好きであり、作品の質も高いように思う。

彼らは常にその時代のエッセンスを、作品の中に取り入れている。
この新作にそれが直接的に当てはまるとは思えないけど、今の停滞した本国のロックシーンを考えれば、変化を求めたのも理解しやすい。
また、メロディックな作品が2作続いた事を考えても、仕掛けてくるバンドらしく攻撃的な作風となっている。

それにしても、このバンド器用である。
「らしさ」を失わず、それでいて変化を恐れないし、キャッチーさがきちんと盛り込まれている。
ここまで大胆な事をやりながら、
…続き

PAPA ROACH-F.E.A.R. ★★★ (2015-02-05 19:42:51)

彼らの音楽性の特徴の一つに、時流や流行りの要素を取り入れるというものがある。
比較的地味なポジションの作品にも、それはやっぱり組み込まれていたりする。
その配分は実に巧みで、らしさを失わず、あくまでもアクセントという位置づけであり、基本の軸がブレない所がなんと言っても凄い。
仕掛けてくるという感覚を常に感じるのは、その為かも知れない。

2年3ヶ月振りの新作は、僕の予想を見事に裏切り、前作の延長線上の内容に仕上がっている。
前作の楽曲を一つずつ凝縮し密度を高めれば、この新作になるといった感じで、ほぼ何も変わっていない。
シリアスさや哀愁感を強く感じた前作同様、この新作に流れる空気感には何とも言えないものがある。

それにしても、前作同様一枚のアルバムとしての完成度は圧巻である。
まとまり過ぎていなかった所が逆に良かった前作、密度
…続き

PAPA ROACH-F.E.A.R.-Hope for the Hopeless ★★ (2015-02-09 20:48:37)

ボーナストラック.....を聞いていると、特にアメリカ人と日本人の感覚の違いを強く感じる。
ボーナス扱いにするのには、いろいろな理由があると思うけど、その一つとして本編に合わないからというものがあって、例えその出来が良かろうが本編から外される事がある。
多分、2曲とも色が少し違うので、外されたのかも知れない。
ボーナス扱いにはなっているけれど、2曲とも僕は好きである。

またボーナスの出来で、そのバンドの隠れたソングライティング力を見極める事が出来るので、案外貴重である。

PAPA ROACH-Metamorphosis ★★ (2009-06-20 15:02:00)

結論的に言えば、前々作と前作を足して2で割った作風に仕上がっている。
前々作でコンテポラリー色を前面に打ち出し、前作でアメリカン王道ロック路線を強めた結果が、この新作に見事につながっている。
楽曲は良い意味でキャッチーだし、バンドとしての勢いも感じる熱い作品である。
このバンドはファン層がかなり広く、どの層にもアピール出来る貴重なバンドでもある。
僕は3rdが一番好きだが、その次はこの作品になる。

PAPA ROACH-Time for Annihilation: On the Record & On the Road ★★★ (2012-09-22 13:15:41)

新曲5曲、それ以外がライブという変則的な作品。
これは、勝手にベスト盤を発売したレコード会社への反撃だろうけど、新曲の出来は勿論いい。
こういう行動に出れる事自体が、バンドの前進力を示している訳で、個人的には大歓迎である。
元々ソングライターとしての実力のあるバンドだけに、楽曲をキャッチーに仕上げるその技は実に巧みである。

新曲をもっと聞きたかったというファンが発売当時はたくさん居たけど、そもそも前作からのブランクがあまりなかった事を考えれば、これはこれで納得という気がする。
新作がもうすぐ発売になると思うけど、このバンド僕は大好きである。
ライブも魅力的なバンドである。

PINK CREAM 69-Games People Play ★★ (2008-05-20 14:43:00)

反則的な言い方をすれば、アンディ・デリスの才能を再確認できる作品である。時代性もありダークな作風だけど、メロディーにはツボがあり、無視をするのにはもったいない作品である。
結局有能なソングライターというのは、どんな楽曲を書いてもそれなりに仕上がるのである。世間には売れっ子と呼ばれるソングライターやプロデューサーがたくさんいるけど、アンディという男は何をやっても一流になる力があると、僕は思う。
アンディは、やっぱりこの手の路線がよく似合う。

PRAYING MANTIS-Sanctuary ★★ (2009-08-13 14:54:00)

結果的に、あらゆる事柄が良い意味で化学反応を起こしたのか、作品には一本筋が通っている。
また前作をあまり好きでなかった人にも、わかりやすい良さが復活している。
楽曲にはファンの期待する臭さが存在し、単なる回顧主義でないために新鮮さがそこに立派に存在する。
これは嬉しい誤算である。
単純に楽曲がいい。
ツボを押さえた曲作り.......なんかクセになる良さがある。
ベテランバンドの意地というか、やる気が見事に作品に集約されている。
これは、確かにいい。

PRETTY MAIDS-Motherland ★★★ (2013-04-17 17:04:47)

こういう頑張っているバンドには、自ずと応援したい気持ちになる。
最近CDに限らず、CT、LP、MDと整理中なんだけど、それでも購入する新譜の数は減らしてはいない。
それは、今現役で活動しているバンドは、今応援しなければという気持ちがわく為であり、この行為はHR/HMを聞き続ける限りは、止めないようにと自分自身に言い聞かせている部分もある。

前作から約3年ぶりの新作は、好評だった前作の流れを汲む内容で大きな変化はない。
大方のファンの期待は、決して裏切ってはいないと思う。
ただ、楽曲の統一性では前作に軍配は上がるけど、いい意味でのバラエティーさで言えば、今作の方がはるかに上である様に思う。
僕は⑥~が特に好きなんだけど、そういう意味でも曲順に関してはちょっと不満があるかもしれない。

でも、ベテランここにありという感じで、決して守りに
…続き

PRETTY MAIDS-Pandemonium ★★ (2012-12-01 18:14:22)

アルバムを評価するとき、僕はできるだけ加点方式で評価しようとしてるけど、結果的には減点方式になっているかもしれない。
このアルバムの楽曲を個別に真剣に聞いていけば、僕の評価は世間程そんなに高くはない。
というか、高くないというよりも、彼らが残してきた楽曲と比較すると、それらを越えている感じがあまりしない。

だけど、オヤッと思うマイナスな楽曲が無い分、作品に緊張感と統一性が生まれ、それが結果としてかなりプラスポイントとなっている。
作風も全盛期に近く、なんと言っても統一性がもたらす勝利という気がする。

こういうベテランが、ベテランらしく、らしい作品を作ってくれる事がすごく嬉しい。
僕は「SPOOKED」も凄く好きなんだけど、それ以降では確かに一番かもしれない。

PRETTY MAIDS-Sin-Decade ★★ (2010-02-25 16:06:00)

僕も客観的に言えば、この作品が最高傑作という気がする。
主観的に言えば変わってくるけど、楽曲の出来はよく、日本での人気のピークもこの頃である。
とにかく、楽曲作りの上手いバンドであるため、メロディはキャッチーだし、適度にポップであり適度に硬派である所がいい。
この2面性のバランス感覚が、とにかく絶妙である。サウンドにも個性があり、過小評価されていたバンドの代表格でもある。
この作品なんて、個人的には何回聞いたことか......。
こういったバンドは、他にいそうでいないんだよね......。

PRIMAL FEAR-Delivering the Black ★★★ (2014-02-12 14:37:52)

僕は前作を高く評価したけど、この新作も侮っていては損をする程の力作に仕上がっている。
もっとメディアでもファンの間でも、話題になって然るべき要素を多分に含む熱い作品である。
もう過去のPrimal Fearは、忘れてもいい。
過去の残像は、返って作品の評価を邪魔するし、改めて彼らに接する人には障害となるからである。

路線的には前作とは違い、従来の硬派な路線に戻っている。
従ってメロディアスな部分は若干後退しているものの、楽曲の骨格は太くなりその分重量感を増している。
前作同様、楽曲は良く出来ているし、こういった路線のバンドにありがちな中だるみ的要素も無い。
曲調からも、ラルフのVo.はガンマ・レイを想像させるけど、今の彼らは遥かに上の存在感である。
今になって、まさかの絶頂期......僕にはそう感じる。
前は買っていたのに、
…続き

PRIMAL FEAR-Unbreakable ★★★ (2014-02-11 08:42:38)

このバンドの場合、初期~中期にかけては気になって聞いていたけど、最近は全く興味が無くなっていた。
正統派.....と言えば聞こえはいいけど、裏を返せば変化に乏しく飽きやすいという要素を、同時に含んでいる事を意味している。

アルバムの平均的な出来は悪くないハズである。
僕は全作品持っている訳ではないので断言はできないけど、安定感という意味では抜群であると思う。
でもその安心感こそが、返って邪魔をするのである。

この作品、僕には劇的とも言える変化を感じる。
良い意味でもそうでない意味でも地味だった楽曲には、華やかさもあり、楽曲は一回りスケールアップしている。
相変わらず、これだ!と言える楽曲には乏しいものの、各楽曲の平均値が上がった事で、マンネリ感の払拭に成功している。
メンバーチェンジがなければ、僕はこの作品聞いてはいなかった
…続き

PYRACANDA-Two Sides Of A Coin ★★ (2009-02-01 12:46:00)

もう、この手のファン以外の方には、全く知られていないバンドである。
古き良きB級スラッシュの香りが満載で、僕はこの作品結構気に入っていた。
メロディがそこそこあって、変則的な展開もありと、この手のファンならチェックしてもいいかもしれない。
それにしても、なつかしいね。

Pyromania ★★ (2009-03-25 10:10:00)

次作からは、アメリカン的な要素を強くするが、この作品まではまだブリティッシュ的な泣きの要素が多く残っていた。
楽曲はキャッチーであるが、「ヒステリア」以降の作品と比較すると、全く違うポップさがこの作品までにはあった。
ある意味、能天気な良さがアメリカンの良さとすれば、この良さとは全く違う良さである。
セールス的にも成功した作品になったが、それは時代の風と単純に楽曲の良さがもたらしたものである。
この作品が好きな人とは、ボン・ジョヴィで言えば、2ndまでが好きな人と言えるかもしれない。
僕はこの作品にある、いい意味での古臭さが好きである。

QUEENSRYCHE (2013-07-06 17:25:52)

「QUEENSRYCHE」どうですか?聞きました?
と、ショップの店員さんに尋ねられた。
いや、聞いてないし、買うつもりもないです、と僕は答えた。
じゃあ、聞いてみてくださいと、恐らく私物であろうCDを貸してくれた。
まあ、いつも行くショップなので、仲はいいけど、実は彼らの新譜に全く興味はなかった。

バンド内のゴタゴタには、うんざりする事が多い。
今回の分裂だって、まあ然るべき時が来たんだなという感覚しか湧いてこず、これで終わったなと正直思った。
僕は、アルバムのレビューをする時、こういった背後の事情をできるだけ考えないようにしている。
でも、ここまで明らかになると、もう無視するわけにもいかない。

クリスが脱退した時点で、QUEENSRYCHEは終わった。
多分、これも正解であろう。
個人的に言えば、「Pr
…続き

QUEENSRYCHE-American Soldier ★★ (2009-04-08 12:27:00)

彼らの場合、ある一時期の作品を除けば、ほとんどの作品がコンセプト・アルバムと言える内容なので、特にその色が濃いというだけである。
僕は前作「オペレーション・マインドクライム2」の低評価に、日本の市場も完全に駄目になったなあ~と、強く感じた。
こういった作品を時代に埋もれないように、常に高い評価をしてきた日本のHR/HMファンの、あのこだわりはもう昔の話なのだろうか。
単純に1との比較で、1には到底及ばないとか、今の彼らはもう昔の彼らではないのである。
今できる事に対して、どれだけ頑張っているのか......という事を、もっと考慮してもいいのではないだろうか。
前作を高く評価したファンには、この作品も実に彼ららしい作品と感じるハズである。
僕は好きである。
これで物足りないなら、彼らに一体何を期待しているのだろう......。

QUEENSRYCHE-American Soldier ★★ (2009-06-24 21:55:00)

現時点で今年発売された作品の中では、一番気に入っている作品である。
前作「~マインドクライム2」で自分達らしさを完全に取り戻した彼ららしく、奥が深い内容に仕上がっている。
コンセプト作だからという理由ではなく、サウンドのきめ細かさや作品全体に漂うベテランらしい渋さに僕は感動した。
大物バンドが自分らしさを失った90年代中期~後期.......まさに総崩れ状態であった時代と比較すれば、今はよっぽどましである。
なのに、日本の市場はさっぱりである。
実力のあるバンドは、勿論全部ではないけれど見事に蘇生した。
日本のHR/HMシーンの停滞.......何故なんだろう.......。
いい作品、近年実は案外多いのである。

QUEENSRYCHE-American Soldier-At 30,000 ft. ★★ (2010-01-09 20:30:13)

ホント、このアルバム、僕は好きですね。
この曲も、ドラマティック。
とにかく、渋い。何もかもが渋い!
クイーンズライクに漂う哀愁は、他のバンドとは全く異質かな。

QUEENSRYCHE-Operation: Mindcrime-The Mission ★★★ (2009-07-04 21:29:36)

アルバムを最初から聴いてくると、このあたりで僕は胸が苦しくなる。
しかも、いつ聞いても。何回聞いても.....毎回である。
恐ろしいまでの求心力がある、この作品の怒涛の展開力は驚異である。
今聞いてるけど、やっぱり胸が苦しい。

RATT ★★ (2017-06-07 13:24:26)

スティーヴン・パーシーのソロ作「スマッシュ」を聞いた。
ラットをはじめ、彼が関わった作品は、ほぼ持っているハズである。
ラットとは似て非なるものという意識さえ持っていれば、この作品の評価は悪くない気がする。

ある一時期を除けば、彼のやっている音楽性はほぼ変っていない。
それは本家のラットとも、距離をそんなに置かないものである。
内容はいつもの感じと言えばそんな感じなんだけど、出来自体は予想を超えてくるハズである。
意外といえば言葉は良くないけど、楽曲はまとまっている。
勿論ラットのような派手さも無いし、ダイナミックさもないけど、ソロ作を追っかけるぐらいのファンであれば、十分合格点であるように思う。

これは、これでいいと僕は思う。

RATT-Out of the Cellar ★★ (2008-07-17 14:58:00)

楽曲の出来にバラツキがあるバンドだけど、でも平均的なクオリティーは結構高いバンドである。この手のポップでキャッチーな楽曲を書かせたら、当時でも頭一つは抜き出ていたように思う。
たとえば④なんかが、僕は好きである。MTV時代の申し子的な印象が強いが、周りのスタッフが優秀であれば、もっとビッグになれた可能性がある。
LAメタルといえども、案外硬派で芯もしっかりしている。

RIOT V-Armor of Light ★★★ (2018-05-03 19:19:57)

ここまで徹底してやってくれると、爽快である。
ファンが期待しているものを再現する事が果たして良いことなのかと問われれば、その答えは一概には言えない。
勿論、バランスは大事である。
アーティスト自身が本当にやりたいことなのかがポイントだとは思うけど、今の時代ある意味予定調和だとしても、そのクオリティが低くなければ十分だと僕は思う。
モチベーションを高く保つ事が難しくなっているこの時代、狙ってでもこのクオリティを保てるバンドとしての力量は作品の好き嫌いを問わず、高く評価されて良いと思う。

圧巻である。
「サンダースティール」が好きな人は、必聴である。
今でも衰えないこのソングライティング力は、すごいね。
実力のあるアーティストが焦点を絞れば、やっぱりそれなりの出来になるのである。

RIOT V-Immortal Soul ★★★ (2011-11-08 21:50:03)

今回のケースを、全盛期のメンバーでの再結成と考えると、いろいろなヒントが隠されている気がする。
再結成する意味や意義、何故黄金期のメンバーでないといけないのか......そう、マジックは簡単に起こらないのである。

せっかく再結成や再活動したのに、当時のサウンドを軽視するバンドが、実は多い。
僕は、音楽性を変える事に関しては、別に反対ではない。
モダンさを取り入れる事にも、無論反対ではない。

しかし、その意味や意義を真剣に考える事無く、今の自分たちを単に表現しているバンドが多く、ファンを2重に裏切るケースも珍しくない。
真剣に考えた結果なら、いかなる内容でも納得できるが、大概の場合何かを勘違いしている事が多いのが現状である。

今回の新作を聞いて感じるのは、バンドの考えの純粋さからくる爽快感である。
例えこれが、彼らが真
…続き

RIOT V-Unleash the Fire ★★★ (2014-09-22 17:27:22)

このRIOTに関しては、僕の先輩でもあり友人に熱狂的ファンがいる。
今はHR/HMをほとんど聞いていないにも係わらず、KISSやこのRIOT、NIGHTRANGER等、一部のバンドだけは未だに追っかけている。
今でも彼らに、そんな魅力があるんだろうか.......僕は、ふと考える事もあった。
例えば、上記の3バンドにしたって僕は好きだけど、それ以上に好きなバンドが僕の場合たくさん居る。
だけど、それはきっと当時のインパクトが強く、それでいてバンド自身にまだまだ魅力がある証拠なのだろう。

この新作、確かに「Thundersteel」路線であり、①②⑥等狙ったとしか思えない展開の曲も多く、僕も大好きである。
マーク・リアリが亡くなり、トニー・ムーアも居なくなり、ボビー・ジャーゾンベクも居ない。
メイン・パーソンが不在になりながら、この完成度は
…続き

RIOT-Armor of Light ★★★ (2018-05-03 19:19:57)

ここまで徹底してやってくれると、爽快である。
ファンが期待しているものを再現する事が果たして良いことなのかと問われれば、その答えは一概には言えない。
勿論、バランスは大事である。
アーティスト自身が本当にやりたいことなのかがポイントだとは思うけど、今の時代ある意味予定調和だとしても、そのクオリティが低くなければ十分だと僕は思う。
モチベーションを高く保つ事が難しくなっているこの時代、狙ってでもこのクオリティを保てるバンドとしての力量は作品の好き嫌いを問わず、高く評価されて良いと思う。

圧巻である。
「サンダースティール」が好きな人は、必聴である。
今でも衰えないこのソングライティング力は、すごいね。
実力のあるアーティストが焦点を絞れば、やっぱりそれなりの出来になるのである。

RIOT-Immortal Soul ★★★ (2011-11-08 21:50:03)

今回のケースを、全盛期のメンバーでの再結成と考えると、いろいろなヒントが隠されている気がする。
再結成する意味や意義、何故黄金期のメンバーでないといけないのか......そう、マジックは簡単に起こらないのである。

せっかく再結成や再活動したのに、当時のサウンドを軽視するバンドが、実は多い。
僕は、音楽性を変える事に関しては、別に反対ではない。
モダンさを取り入れる事にも、無論反対ではない。

しかし、その意味や意義を真剣に考える事無く、今の自分たちを単に表現しているバンドが多く、ファンを2重に裏切るケースも珍しくない。
真剣に考えた結果なら、いかなる内容でも納得できるが、大概の場合何かを勘違いしている事が多いのが現状である。

今回の新作を聞いて感じるのは、バンドの考えの純粋さからくる爽快感である。
例えこれが、彼らが真
…続き

RIOT-Unleash the Fire ★★★ (2014-09-22 17:27:22)

このRIOTに関しては、僕の先輩でもあり友人に熱狂的ファンがいる。
今はHR/HMをほとんど聞いていないにも係わらず、KISSやこのRIOT、NIGHTRANGER等、一部のバンドだけは未だに追っかけている。
今でも彼らに、そんな魅力があるんだろうか.......僕は、ふと考える事もあった。
例えば、上記の3バンドにしたって僕は好きだけど、それ以上に好きなバンドが僕の場合たくさん居る。
だけど、それはきっと当時のインパクトが強く、それでいてバンド自身にまだまだ魅力がある証拠なのだろう。

この新作、確かに「Thundersteel」路線であり、①②⑥等狙ったとしか思えない展開の曲も多く、僕も大好きである。
マーク・リアリが亡くなり、トニー・ムーアも居なくなり、ボビー・ジャーゾンベクも居ない。
メイン・パーソンが不在になりながら、この完成度は
…続き

ROYAL HUNT (2012-01-08 21:49:14)

ホントに新作の出来は、素晴らしいですね。
アーティスト又はソングライターというのは、それぞれ得意分野があって、その分野に特化すれば、こういった作品が作れるワケですよ。
過去のいきさつを知っていると、D.C.の復帰はあり得ないと思っていたので、これは超嬉しい誤算ですね。
最高傑作という言葉が当てはまる、驚愕の完成度であると僕は思います。

ROYAL HUNT-A Life to Die For ★★★ (2013-12-01 07:05:28)

コンスタントに新作を出してくれる、彼らの新作は約2年振りである。
D.C.の復帰作となった前作は、はっきり言って自分の期待以上の出来だった。
今でもよく聞いているし、何度聞いても飽きるという感覚は生まれない。
彼らの最高傑作は「Paradox」であるという認識は変わらないけど、その作品に肉薄する完成度で、彼らがまだまだ現役バンドであるという感覚を持てた事が、何より嬉しかった。

D.C.の復帰した意味を考えれば、作風が大きく変わる事は無いと思っていたので、ある意味予想通りの作風である。
実は、購入してから結構聞いている。
でも、全体的にこれをどう評価したらいいのか、正直迷っていた。
僕は、あとだしジャンケン的な事は言いたくないので、出来る限り新譜のレヴューは早めに書こうと決めている。
幸い、自分的には最初の視聴の感想が、後々になって1
…続き

ROYAL HUNT-A Life to Die For ★★★ (2014-01-09 19:59:52)

B!誌におけるアンドレの発言には、改めて考えさせられるものが多く、問題の深刻さを痛感した。
先が見えない........これは、別に音楽業界に限ったことでは無いけど、どうやったらアーティストを救う事ができるのか.......難しすぎる問題である.......。

昔は購入していたCDを、何故今買えないのだろうか.........。
もう、アーティストを支える気持ちさえ無いのだろうか.........。
例え、音源が無料で確保できたとしても、そこには全く何も残らないのである。
崩壊と限界.......アンドレの発言は、一部の大物を除くほとんどのアーティストが直面している問題でもある。

この新作、僕なんかは素晴らしい出来であると思う。
こういった優れたアーティストが活動できる場所は、絶対に奪ってはならない......。
ファンであ
…続き

ROYAL HUNT-Cargo ★★ (2016-09-14 19:10:59)

メインは「パラドックス」の楽曲なので新鮮味はないけれど、このバンドの凄さや何故「パラドックス」が名作と言われるのかを理解するのには、いい作品である。
スタジオ・アルバムで聞いた方が、勿論サウンド等に繊細さを感じる事が出来る訳だけど、ライブで聞いてもその魅力が落ちない点は、今のバンドの実力の高さを暗に示している。

このバンドの作品を聞いていると、アルバムのセールスが作品の出来に比例しない事を痛感させられ、個人的には過小評価という言葉を最近強く感じるバンドの代表格でもある。

個性は大事であり、それはバンド自身の魅力を語る時、何物にも代え難いものである。
似たようなバンドを探しても見つからない.....これは、いつの時代にも重要な要素ではないだろうか。

ROYAL HUNT-Cast in Stone ★★ (2018-03-03 20:49:05)

現在の音楽シーンを冷静に分析すると、過剰な期待はアーティストにとって酷である。
そうは言っても、個人的な最低限というハードルを必要以上に下げる必要はない。

Ⅾ.Ⅽ.復活後としては、もう4枚目である。
僕個人の意見で言えば、路線を変えず一定のレベルを常にキープした作品を作り続けてくれる彼らには、感謝の気持ちしかない。
例え、少々楽曲の質が落ちようが、それがオヤッというレベルに落ちてない限りにおいては、それで十分である。
この路線は、そのくらい貴重なのである。

確かに、楽曲は少し弱いかな。
でも、全然合格点である。
僕にとっては、今でも貴重なアーティストである。

ROYAL HUNT-Devil's Dozen ★★★ (2015-08-31 17:32:15)

もしかしたら、もう新作は出ないのかも....と思っていたので、単純に新作が出て嬉しかった。
しかも、予想以上に早くリリースしてくれた事には、感謝の気持ちでいっぱいである。

内容に関しては、前作、前々作の延長線上であり、これらを3部作と呼んでもいいぐらい、どの作品も質が高く統一性もあり、僕は大好きである。
アンドレ・アンダーセンの作るこの世界観は、他の人では真似が難しく、似たようなバンドを必至で探したとしても、見つからないレベルだと僕はずっと思っている。
だからこそ貴重であり、できるだけ長くロイヤル・ハントを続けてもらいたいと切に願うばかりである。

一時期の低迷が嘘のような、大活躍である。
彼らを評価するなら、今しかないのである。
僕にとっては、今こそ黄金期である。

ROYAL HUNT-Devil's Dozen-Until The Day ★★★ (2015-09-16 21:46:36)

とにかくドラマティックなナンバーで、この作品で一番好きな曲である。
こういった作品が、正当な評価を得られない今の日本の市場って...。
ロイヤル・ハントに期待するもの...それが、新作には詰まっている。
変化を期待しないし、このままで変わらないで欲しい。
変わらない事の偉大さを、最近の彼らには強く感じる。
貴重なバンドである。

ROYAL HUNT-Moving Target ★★ (2009-10-26 17:37:00)

北欧のバンドというと、突然変異のように名作を作ったかと思えば、突然音楽性を変えてファンを裏切るという行為も少なくない。
安定性という点では、なんとも不安定というのが、昔からの僕の印象ではある。
だからこそ、こういったバンドは貴重でもあるし、頼りがいがあるのである。
僕は「FEAR」までの作品は、どれも好きである。
作品にみなぎる緊張感と透明感は、他のバンドを圧倒している。
当時から、こういったサウンドのバンドは、いそうであまりいなかった。
現に、今似たようなバンドを探しても見つからない。
こういう奇をてらわないで、個性のあるバンドが、僕は好きである。
メロディック・デスやデスラッシュ系、エクストリームメタル系には80点ぐらいの作品は腐るほど存在する。
似たようなサウンドがやたら多い事に、そのジャンルが好きな自分でさえ気がつく。

…続き

ROYAL HUNT-Paradox (2017-04-19 05:23:25)

もし自分が時代を問わず、HR/HMというジャンルの中で10枚を選ぶとすれば、この作品は間違いなく入ってくる。
それぐらい気に入っているし、いつ聞いても何度聞いても精神が高揚する感覚が今でもある。
世間的に言えば、彼らより偉大なアーティストはいっぱいいる。
セールス的に見ても、それは同じである。

でも、そんな事は大事なことではない。
個人の感覚は、変わる事もあるけど、基本そんなには変わらないものである。

僕は80年代から、ずっとHR/HMを聞いてきた。
それは音楽性は勿論、このジャンルこそが、時流に流されない拘りの強さを最も強く感じたからである。
また、バンド内の人間模様も危うさを含みながらも、ある意味魅力となっている。

アルバムを最初から聞いてきて、本編最後を締めくくる⑧のイントロが流れて来た時、何とも言い難い
…続き

ROYAL HUNT-Show Me How To Live ★★★ (2012-01-07 20:20:06)

1st~「FEAR」までの作品の出来は、正直凄かった。
個人的には、90年代というHR/HM界の冬の時代を埋めた貴重なバンドとしての認識が高く、だからこそ煮え切らない作品を出し続けても、ずっとアルバムを購入してきた。

「COLLISION COURSE」が、やはり分岐点だった気がする。
楽曲的には弱かったけど、何より統一性が戻った事が今後にプラスの効果を生むと僕は思っていた。
そして、前作である。
楽曲の出来やトータルバランスから言えば、「FEAR」以降の作品では僕は一番気に入っていた。
でも、これでも昔の作品と比較すれば、比較の対象ではなかった.......。


D.C.を迎えての原点回帰.......期待感はあったけど、誰がここまでの作品が作れると予想出来たであろうか。
個人的には、奇跡の復活という言葉で表現したい
…続き

ROYAL HUNT-X ★★ (2010-02-26 17:30:00)

僕は前作で、ようやく本来の姿に戻ってきたという感じがした。
楽曲的に見れば、もうひとつというか、正直に言えば弱いと思ったけど、方向性としては良い方向に向かっていると感じた。
この新作は、恐らくそんな悪くはないだろう...という予想のもと購入した。
まあ、オリジナルは全部持ってるし......。
70年代的という言葉は、特に気にする必要はない。
これをわかりやすく解釈すれば、初期のような雰囲気に戻すという事で、前々作まで続いた近代的アレンジからの脱却という言葉に表現できる。
楽曲的には、最近の彼らに最も近く、個人的に好きな初期2枚や「FEAR」みたいではない。
しかし、集大成的な要素も多分に含むので、彼ららしい良さが所々に感じる事ができる。
個人的には、前作、前々作、前々々作よりも好きである。
もう少し、メロディに泣きがあっても良かった
…続き

RUBICON CROSS-Rubicon Cross ★★ (2014-05-22 15:53:17)

FIREHOUSEの1st~「GOOD ACOUSTICS」までの作品は、結構聞いた記憶がある。
ただ、それ以降の作品となると、ほとんど印象に残っていないというのが現実である。
でも、オリジナルは一応全部持っているので、好きなバンドである事は間違いない。

CJスネアという文字がなければ、もうこの手のバンドを積極的に追いかけるという姿勢が、僕には無い。
例えその出来が少々良かったとしても、その中身は大体予想できる訳で、余程の理由がない限り、僕の場合
購入の理由にはなりにくい。

この作品、なんとも言いづらいバランス感覚の上に成り立っている作品である。
このバンドが一体、どういう方向に向かおうとしているのかが、実に判りにくい。
結局、CJのVo.とバンドの音楽的な方向性が何ともミスマッチで、それでいて面白く、それがある意味このバン
…続き

SAIDIAN-For Those Who Walk the Path Forlorn ★★ (2009-06-30 17:09:00)

このバンドが、今後の時代を切り開くとか、期待の新星であるとか、そういう表現は的ハズレでアレだけど、無視をするには何かもったいない良さがあったりする。
こういったポップでちょっと湿っぽいメロディがあって、良い意味でB級くささがあるバンドというのが、僕は好きである。
新作も発売されたけど、僕が一番好きなのがこれである。
音楽性はロイヤル・ハントに近くネイションのクサさも同時に併せ持つ。
こう表現すると、知らない人はオイオイ凄いバンドではないかと思うかも知れないけど、決してそれらのバンドを上回ってはいないので、あくまでB級レベルである。
でも、日本ではもっと人気があってもいい気はする......。
作風に変化は乏しく、似たような楽曲が多いが、そこが逆にマニアにはたまらないかも知れない.....。

SCORPIONS-Crazy World ★★ (2010-02-07 13:47:00)

この作品に関しては、当時の売れっ子の力を大胆に取り入れた為、よりアメリカナイズされた乾いたポップな楽曲によって構成されている。
それでも、らしさを失わず、一枚の作品としても完成度は高い。
1曲1曲を単体として聴いても、キャッチーさがあるので、印象に残りやすいナンバーばかりである。
線で捉えれば、歴史上浮いた作品ではあるけど、楽曲の力強さはトップクラスである。
2曲のバラードも出来が良く、いい意味で80年代の香りがする作品である。


MyPage