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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 401-450
BUCKETHEAD-Giant Robot
FREE-Fire and Water
JUDAS PRIEST-British Steel
TWISTED SISTER-Stay Hungry
VANDENBERG-Best of Vandenberg
GUITAR WOLF-ラン ウルフ ラン-オールナイトでぶっとばせ!!
CAROL-ファンキー・モンキー・ベイビー-ファンキー・モンキー・ベイビー
BRIAN MAY-Star Fleet-Star Fleet
BEAT CRUSADERS-Epopmaking-popとの遭遇-
SAMMY HAGAR-Voa
DEMON-The Plague
人間椅子-人間失格
METALLICA-Death Magnetic
STEVE VAI-Alive in an Ultra World
UFO-Walk on Water
VAN HALEN-Van Halen II
LED ZEPPELIN-Led Zeppelin Ⅳ
AEROSMITH-Draw the Line
PAUL MCCARTNEY(WINGS)-Wingspan-No More Lonely Night
OLIVIA NEWTON JOHN-Come On Over-Jolene
CARPENTERS-Now & Then-Yesterday Once More
CARPENTERS-Close to You-(They Long to Be) Close to You
CARPENTERS-Carpenters-Superstar
UGLY KID JOE-As Ugly As They Wanna Be
JEFF BECK-Truth
CREAM-Disraeli Gears
FRANK ZAPPA-The Making of Freak Out! Project/Object
ERIC CLAPTON-Behind the Sun
STEVE STEVENS-Atomic Playboys
STEVE MORSE-Southern Steel
JAMES BYRD-Son of Man
GARY HOEY-Animal Instinct
JENNIFER BATTEN-Above Below and Beyond
JOHN NORUM-Face the Truth
BRAD GILLIS-Gilrock Ranch
STEVE VAI-Fire Garden
MANIC STREET PREACHERS-Send Away the Tigers-Autumnsong
QUEEN-Jazz
LED ZEPPELIN-Bbc Sessions
LED ZEPPELIN-Led Zeppelin
DIO-Sacred Heart
AEROSMITH-Nine Lives
LOUDNESS-THUNDER IN THE EAST
JOURNEY-Frontiers
IMPELLITTERI-Stand in Line
ANTHRAX-Spreading the Disease
YES-90125
GENESIS-Foxtrot
BLUE OYSTER CULT-Cult Classic
TRIBE OF GYPSIES-Standing on the Shoulders of Giants
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発言している9曲を連続再生 - Youtube



BUCKETHEAD-Giant Robot ★★ (2009-09-12 03:02:00)

アメリカのK.F.Cのチキン・バスケットと日本のチキン・バスケットのサイズは
ビミョーに違うらしく、来日公演では違和感と戦っていたらしい。
このひとVAIと同様、変態なんですが、その変態ベクトルは違う方向を向いてます。
この人のキャラはオタクと言っていいでしょう。しかも引きこもり系の。
犬神家のスケキヨみたいなマスクをしているのもそのせいかもしれません。
アルバムでは、超絶技巧を炸裂させていますが、万人に受ける曲はありません。
キャッチーなインストはありますが、これはおそらくストーリー・アルバム。
しかし、インストだから展開されるストーリーがまったくもって解からない(笑)。
本作1枚を聴いただけでは彼の本性は解からないかもしれません。
でもこういう馬鹿馬鹿しさは好きです。

FREE-Fire and Water ★★ (2009-09-12 02:43:00)

やはりトップにランクですか。納得。
この人たち、当時20代前半ですよ。なのにこの味わい。もうひれ伏すしかありません。
サイモン・カークのドラムは、どデカイ木槌で杭を打ち込んでるような一打一打が
沈み込むような感覚です。ボンゾの暴れ太鼓とは対照的なスタイルですね。
何にもまして、コゾフのギターが素晴らしい。あのエリック・クラプトンがコゾフに
どうやってヴィブラートを掛けているのか質問したというエピソードも、本作を聴けば
真実味は倍増です。とにかく色気のあるトーンに号泣。
もちろんポール・ロジャースも素晴らしい。
でも彼は、ライヴの方が攻撃的でシャウトも多いんだよな。スタジオ作では若干
おとなしく聴こえてしまうんだけど、メリスマやフェイクは流石!!

JUDAS PRIEST-British Steel ★★★ (2009-09-12 02:20:00)

サウンド・プロダクションは置いといて…
楽曲の構造は、余計な装飾音をオミットしてコンパクトに仕上げてます。
なのでソリッド感が前作比で増量してますね。
「PAINKILLER」以降からのファンと、バンドと並走してきたファンとでは
解釈に開きがあるのは当然ですが、正直ここまで賛否両論になるとはびっくり。
個人的には、彼らのカタログの中では上位にランクされるアルバムです。
「BREAKING THE LAW」を聴くと、なんか込み上げてきます。

TWISTED SISTER-Stay Hungry ★★ (2009-09-12 02:01:00)

異常なまでの分かりやすさでロックを体現してる。
メタルなのか?と言われればちょっと躊躇してしまうけど、馬鹿ばかしささえ感じる
楽曲は、有無を言わせない楽しさです。
かと思えば、タイトル・チューンのような疾走曲もあったりして作品自体の出来は
なかなかのバランスに仕上がっています。
欧州HM/HRが好きな人にはフックしにくいかもしれませんが、大ヒット曲
「We're Not Gonna Take It」はヤミツキになるようなメロディとグルーヴです。

VANDENBERG-Best of Vandenberg ★★ (2009-09-12 01:47:00)

これほどファンをナメたベスト盤はありません。
バンド解散後、エイドリアンが加入したホワイト・スネイクの人気に便乗しようとした
姑息な作品が、この「BEST OF VANDENBERG」です。
ファンは3作品を揃えたほうがいいと思うし、入門者も同様です。
それは何故か? この作品は、これぞヴァンデンバーグ!!という必殺ナンバーが
完全にオミットされているからです。
このサイトの趣旨とは正反対の意見ではありますが、個人的にお勧めはできません。

GUITAR WOLF-ラン ウルフ ラン-オールナイトでぶっとばせ!! ★★★ (2009-09-05 11:12:40)

問答無用のJETなロケンロー!!!

CAROL-ファンキー・モンキー・ベイビー-ファンキー・モンキー・ベイビー ★★★ (2009-09-05 11:05:03)

タイトルの意味は分からんが、ものすごい破壊力を持った曲。
アメリカのヴァンダリアスってパワー・ポップ・バンドが
♪愛されてりゅ~ いつもぉ~♪ って怪しい日本語でカヴァー
してたけど、本家のカッコよさには及びませんでした。

BRIAN MAY-Star Fleet-Star Fleet ★★ (2009-09-05 10:57:00)

ブライアンとエディ・ヴァンへイレンのバトルを聴きたさに
当時12inchシングルで購入。
曲は、まぁ置いといて、聴き所はやはり二人のギターでしょう。
イカシてます。

BEAT CRUSADERS-Epopmaking-popとの遭遇- ★★ (2009-09-05 10:49:00)

「ANOTHER TIME/ANOTHER STORY」がいいですね。
古くはストラングラーズなんかがキーボード奏者のメンバーを入れていたけど、
キーボードの入ったパンクバンドは結構珍しいですね。しかも、フツーに白玉だけを
弾くんじゃなくて、奇天烈な効果音っぽいことも随所でやってて面白い。
で、ギターが2本だからバッキングは相当ブ厚い。
曲作りはホント上手いと思います。が、個人的にはあんまり連続では聴けないかな。
終始ドコドコと走りっぱなしのメロコアに食傷気味の人には一聴の価値アリです。

SAMMY HAGAR-Voa ★★ (2009-09-05 04:26:00)

赤いオッサン、サミー。
古巣モントローズを彷彿とさせる「I CAN'T DRIVE 55」が文句なしにカッコイイ。
『55マイル(88キロ)なんかで走ってられるかよッ!!』という交通法規に対し反旗を
掲げるアンセムなんですが、確かに北米の真っ直ぐな道路で88キロというのは酷かも。
キーボードが目立っているけど、もっとギターを前面に出していれば疾走感は
倍増したのに。うーむ、惜しい。曲のテンポも55マイルなのか?
しかし、アルバムの出来は過去のサミーの作品中ではトップ・クラス。
タイトル・チューンの疾走感は「I CAN'T ~」を凌ぐ勢いで気持ちいいです。
このアルバムを最後にサミーはヴァンへイレンに参加してしまうんだけど、個人的には
ソロ時代の方が好きだなぁ。

DEMON-The Plague ★★ (2009-09-05 03:57:00)

前回のたけぴーさん↑の書き込みから6年間も書き込みナシ××
確かに邦題の「悪魔主義」に惑わされるかも。中身はキレイめのハードポップ。
NWOBHMムーヴメントの中から出てきたバンドですが、あまりというか
ほとんど人気がありませんでした。
が、本作は美しいコーラスが印象的なタイトル・チューンを筆頭に、悪魔とは無縁な
爽やかなハード・ポップが堪能できます。
レコード会社の担当は、如何なる理由で邦題を考えたのか理解に苦しみますが
タイトルがセールスに影響したのだとすれば、とんでもなく無能な会社員でしょう。

人間椅子-人間失格 ★★★ (2009-09-05 03:38:00)

サウンドよりも、バンドのコンセプトが画期的。
勿論サバス・チルドレンなんだけど、70年代のロックの美味しい部分も影響として
現れてますね。彼らを初めて「イカ天」で観たときは『やられた!』って思ったもん。
キワモノ的に扱われてはいたけど、日本初のバンド・コンセプトに驚いたよ。
楽曲も唯一無二のオリジナリティで、聴き応えは充分。特に歌詞の世界観は
サウンドと相まってドンドン引き込まれていきますね。
特に「りんごの泪」は一聴するとコミカルなんだけど、途中の津軽弁の絶叫が
胸をえぐります。
皆さんのおっしゃるようにサウンド・プロダクションが少々気になるけど、できれば
リマスターしてほしい作品です。

METALLICA-Death Magnetic ★★ (2009-09-05 03:10:00)

全盛期とはいかないまでも、かなり戻ってきましたねえ。
ギターのハーモニー・パートが増えているのが個人的には嬉しいです。
普遍的なHMバンドとして、やはりこのような作風のアルバムは作られて然るべき。
1曲が長いとおっしゃる方もおられるようですが、僕はあっという間に聴けて
しまいました。この方向性、嫌いじゃないです。
今更、スラッシュを期待してはいませんが、それを彷彿させるパートが多数あるのが
次作への布石になってくれればと思います。
ただ、メタリカは現在を生きるバンド。過去には執着しすぎないでほしいという思いも
あるんですけどね。

STEVE VAI-Alive in an Ultra World ★★ (2009-07-24 04:12:00)

この人の発想は常人のものではない。
超絶技巧ばかりが取り上げられがちな人だけど、クリエイターとしてのヴァイは
やはりザッパ・チルドレンの名に恥じない創造力だ。
訪れた国の固有の音階を理解していなければ、こんなものは作れない。勿論、事前に
リサーチはしたのだろうが、数回のリハでいきなりライヴ、しかも録音するとは
とんでもない事なのだ。
その国のことは分からなくても、聴いただけで納得してしまうような説得力がある。
G3ツアーから参加している、同じくザッパ門下のマイク・ケネリーも技巧ではヴァイに
勝るとも劣らないほどのスゴ腕だけど、ここでは好サポートを見せる。
HR/HMというよりは、師匠フランク・ザッパの作品に近いのかもしれないが、ギターが
好きな人もしくは音楽的な刺激が欲しい人は聴いてほしい。

UFO-Walk on Water ★★ (2009-07-24 03:35:00)

まさしく どおでもいいですよ さんのおっしゃるとおり。
ジャケットで堂々とセンターに位置するマイケルですが、フィル・モグあってのUFO。
セールスを考慮しての事とは思いますが、本来センターはフィルでしょう。
僕もマイケルの信奉者ですが、このアルバムはフィルが主役です。
誤解を恐れずに申しますと、楽曲の出来はフツー。突出したものはありません。
これは同時期の復活MSGについても同じことが言えます。
しかしフィルの存在がこの作品のクォリティを並以上のものにしているのです。
リメイクの2曲を超えるまでには至らなかったのは痛し痒しですが、奇跡の復活という
だけでファンには涙モノなのです。

VAN HALEN-Van Halen II ★★ (2009-07-24 03:14:00)

このバンドのグルーヴは聴いてて、ホントに気持ちイイ。
各々の曲はコンパクトなんだけど、兄弟の放つグルーヴは他のバンドには絶対に
真似のできないモノ。「Somebody Get Me A Doctor」「Bottoms Up!」が好サンプル。
多くのギター・ヒーローが我ここにありと弾きまくる中、エディのソロは8小節以上は
弾かない潔さ。しかもインプロを主としたロック魂が溢れかえるクォリティ。
サミー時代も悪くはないけど、ロックを強烈に感じるのはデイヴ時代の方。
相変わらずエディのギター・サウンドはエッジがあって、なおかつ暖かいという例の
『ブラウン・サウンド』。多くのプロのギタリストがいまだに歪みの理想形だと
挙げるこの頃のエディのトーンは唯一無二。
割と地味な扱いをされる本作でも、その『ブラウン・サウンド』は輝いている。

LED ZEPPELIN-Led Zeppelin Ⅳ ★★★ (2009-07-24 02:49:00)

この作品はリトマス試験紙です。
アナログでいうA面は誰でも問題なく聴けると思います。分かりやすいカッコよさが
楽曲にあるから。しかも「Stairway To Heaven」という名曲を擁しているから、その
インパクトは小さなものではありません。
B面こそが、次なる彼らのアルバムに進んで行けるかどうかの分水嶺です。
このB面を聴かないで「Stairway To Heaven」で終わってしまう人のなんと多いことか。
何度も何度もチャレンジしてみてください。豪快なだけが彼らの魅力ではありません。
そうやって幾度もアルバムを噛みしめる事がZEPを楽しむことのひとつなのです。

AEROSMITH-Draw the Line ★★ (2009-07-24 01:26:00)

ダメ人間時代の名作。しかし意外と低評価。
『ロック名盤100選』のようなカタログ本を見ると、前作「ROCKS」はチョイスされるが
本作が紹介されることは案外少ない。紹介されていたとしてもネガティヴなコメントを
されていたりと、不当な扱いを受けているような気がする。ここでのランクの低さは、
意外と、こんなことが理由ではないのか?
復活後エアロが好きな人にもフックしにくいだろう。とてもクリアとはいい難い音像は
セパレーションが悪い故、聴きづらいのかもしれない。古城でレコーディングしたとは
いっても過剰なアンビエント感は逆効果。
しかし、楽曲は強力。とてもジャンキーとは思えない。いまだにライヴの定番に
なっている曲も多く収録されていて、個人的には前作よりコッチの方が好み。
ドーピングのおかげでギラギラ感がアップしているから。

PAUL MCCARTNEY(WINGS)-Wingspan-No More Lonely Night ★★★ (2009-07-20 10:02:48)

やはりギルモアのギター・ソロとオブリですね。
これがないと曲が成立しません。
それにしてもイイ音だ。

OLIVIA NEWTON JOHN-Come On Over-Jolene ★★ (2009-07-20 09:57:31)

JOJO第六部 空条徐倫 はこの曲からいただいてます。

CARPENTERS-Now & Then-Yesterday Once More ★★★ (2009-07-20 09:48:22)

5月の日曜の昼下がりに紅茶を飲みながら聴きたい曲。

CARPENTERS-Close to You-(They Long to Be) Close to You ★★★ (2009-07-20 09:45:17)

なんといってもバカラックのメロディなのです。
アレンジの仕方がラウンジーで良い。

CARPENTERS-Carpenters-Superstar ★★★ (2009-07-20 09:42:47)

泣ける。大号泣だ。

UGLY KID JOE-As Ugly As They Wanna Be ★★ (2009-07-20 05:20:00)

ラストの「HEAVY METAL」はメタルがどんな音楽であるかを端的に表した、いわば
コロンブスの卵。メタルってこういうイメージなのね。
メジャー争奪戦が繰り広げられたという彼らの、鳴り物入りのデビュー・ミニ・
アルバム。
ファンキーなんだけどへヴィ。サバスの「SWEET LEAF」もハマってる。
馬鹿ばかしさ満載の歌詞やジャケットとは違ってサウンド的には割とまっとうな感じ。
ミニ・アルバムということもあってスッキリと聴きやすいです。
次のフルレンスではコケてしまうんだけど、一連のミクスチャーやエクストリーム
といったファンクを前面に出したバンドより重いのは、立派な彼らの個性。

JEFF BECK-Truth ★★ (2009-07-20 04:50:00)

レスポールをここまでオーヴァー・ドライヴさせるには、音量を上げざるを得ない。
当時のアンプリファイアでは現代とは違い、音を歪ませることなど設計思想には
無いのだ。
音量のデカさ=ハード・ロックという図式が考えられるわけだが、この作品で聴ける
ハード・ロック的な要素は、そのラウドな音量だけで、音楽的に言うならブルースの
新解釈ということになる。これ自体はベックの発明ではないが、このテのロックを
満天下に知らしめたのは讃えるべき功績だと思う。
このアルバムを語るとき必ず引き合いに出されるZEPの1stだけども、互いに似たような
ルーツを持ち、ヤードバーズで同じ釜の飯を食った二人だからこそ両者のアルバムは
類似してしまったのではないのか。
よく聴くと、案外似ているようでそうでない部分は沢山ある。
ZEPの1stはロックだが、ホワ
…続き

CREAM-Disraeli Gears ★★ (2009-07-20 03:51:00)

まだ社会人としてぺーぺーだった頃、社長から直の業務命令を受けてタワーレコードへ
このアルバムを買いにパシらされた。
当時、僕の勤め先には社長の所有物の立派なオーディオ・システムが鎮座していて
社員は自由に音楽を聴くことができた。時代はレコードからCDへと移行し始めていた
頃で、社長が新たにCDプレイヤーをシステムに投入したばかりだったので、テスト
として本作が選ばれたわけだ。
CDの音質よりも、サイケデリックな雰囲気に驚いた。
「Sunshine Of Your Love」だけは知っていたけど、アルバム全体を覆う妖しい空気は
時代を反映しているんだろう。アメリカのヒッピー・ムーヴメントとは違う、イギリス
ならではのひねくれた感じもしっかり感じられる。「Tales Of Brave Ulysses」での
ワウ・プレイは、結構な衝撃
…続き

FRANK ZAPPA-The Making of Freak Out! Project/Object ★★ (2009-07-20 02:07:00)

むかし勤めていた会社の社長が、事務所でガンガン流してた(笑)。
と、いうことで仕事なんか当然手につかず納期に支障をきたしたという、個人的には
なかなか思い入れの深い作品です。
ザッパというとアヴァンギャルドなイメージがあるかもしれないけど、この1stには
そんなアーティスティックな面と、普遍性を持つポップスという一面もあるのです。
このアルバムが登場した背景にはビートルズの「Revolver」やビーチボーイズの名盤
「Pet Sounds」の存在なんかも挙げられると思うのですが、ロックやポップスという
音楽のフォーマットに、実験的なアートというボキャブラリーを追加したこの2枚に対し
ザッパならではの前衛的アプローチを試みた本作は、明らかに別の次元を向いてます。
当時の日本では『アート・ロック』なんて呼称されていたそうですが、ここで聴け
…続き

ERIC CLAPTON-Behind the Sun ★★ (2009-07-20 01:21:00)

それまでの、そして現在のクラプトンを考えるとどうにも不憫な作品。
しかし、見事なまでに'80sサウンドですな。フィル・コリンズのプロデュースなので
同時期のジェネシスのアルバムに通じるサウンドです。特にドラム。
派手なサウンド・プロダクションはこの時代のお約束だったんですね。当時は別に
違和感を感じることなく聴いていたけど、今聴くと少しやりすぎ感も無きにしも非ず。
時代はもうレイドバックうんぬんを求めてなくて、クラプトンも音楽メディアの寵児、
MTVに参戦すべく、このアルバムを製作したわけです。
クリーム時代からのファンや、南部音楽に傾倒していた頃のファンからは黙殺されて
いるこの作品、新規のファンを開拓したということでは、決して過小評価されるべき
アルバムではないと思います。「Forever Man」のクールで熱い質感はそれまでの彼
…続き

STEVE STEVENS-Atomic Playboys ★★ (2009-07-17 04:38:00)

レーザー・ガンを持たせたら右に出るもの無しのスゴ腕ガンマン。
ビリー・アイドルの軍師だった頃から、彼の裏番としての存在と多彩なプレイは大好き
だったのでソッコーGET。素晴らしいアルバムです。この人の場合、幅広い音楽性と
それを表現できるだけの技巧を持っているのがポイントなんですが、本作の聴き所は
曲作りの妙 と言い切ります。きっと色んな音楽を聴いてきたんだろうなぁ。
ビリーのアルバムでは切れのあるコンパクトなソロを聴かせてくれていたけど、
リーダー・アルバムである本作で、その本性があきらかになった感じ。
テクニック一辺倒になってないのも逆に凄みを感じます。
フラメンコもいいけど、この音楽性でまたアルバムを作ってほしいものです。

STEVE MORSE-Southern Steel ★★ (2009-07-17 04:05:00)

このアルバムを聴いている時点では後にDPへ加入するとは微塵も思ってなかった。
インストをメインにやっているギタリストの特徴として、いかに聴き手を飽きさせない
ようにするかという点に心を砕いている気がします。
それは、バラエティだったり、サウンド自体だったりと様々ですが、スティーヴの
ソロ名義による本作も、かなりのバラエティ。
もともと色んな演奏スタイルを持つ彼だからこそ、この振幅になるのは当然の結果。
しかも日本人が苦手とするカントリーが得意な人だけに、かつてその扱いはマニアック
なものでした。
でもこのアルバムではそのカントリーのみならず、ガット・ギターを使った美しい
曲や、ナイトレンジャーのジェフワトソンを迎えて8フィンガーを演らせてみたりと
かなり楽しめます。もちろんテクニックは凄いのですが、それを感じさせないほど

…続き

JAMES BYRD-Son of Man ★★ (2009-07-17 03:32:00)

皆様のおっしゃるとおり。ウリです、完璧に。
クラシカルというよりはオリエンタルな方向性ですね。このアルバム。
しかし、リスペクトの方向が間違っている気もします。これじゃぁただの物真似。
アーティストの本道は己を表現することにあり。
あの世界観はウリが長年かけて到達した境地で、上っ面だけパクっても響いてくる
ものは無いのでは?
とはいうものの、そのウリもかつてはジミ・ヘンドリックスの物真似で有名だった
からして、類は友を呼ぶということなのか。う~む。
彼のフリークには申し訳ないけど、ジェイムス・バードを聴くならFIFTH ANGELの
アルバムを聴くし、このアルバムを聴くんだったら本家ウリの方を聴きます。
ごめんねジェイムス。

GARY HOEY-Animal Instinct ★★ (2009-07-17 03:03:00)

オジーのオーディションにも参加していたという。
このアルバム、例えるならパーティー・アソート。いろんなタイプの曲をてんこ盛りに
して聴く人を飽きさせないような仕上がりになってます。
フュージョンタイプだったり、バラードだったり、ブギーだったりと兎に角バラエティ
に富んだアルバムです。しかもテクニックも楽しめるというバリュー感。
でも一番の聴き所は、ネザーランドの至宝フォーカスのカヴァー「Hocus Pocus」。
さすがにヨーデル・パートをインストで表現するのは厳しいらしく、ワウをかました
ギターで誤魔化してますが、この難曲にチャレンジしたということには最大限の賛辞を
送ります。ま、フォーカスのオリジナルは雑多な要素がハイセンスな表現で演奏される
奇天烈ナンバーだからね。
ジョー・サトリアーニには及ばないながらも、かなりの売り上
…続き

JENNIFER BATTEN-Above Below and Beyond ★★ (2009-07-17 02:39:00)

先日亡くなった、マイケル・ジャクソンのツアー・ギタリストだった彼女。
そこでのプレイを買われてジェフ・ベックのアルバム、ツアーに参加するほどの腕前。
この人、何を考えているのでしょうか。とてもギターとは思えないようなプレイは
驚くよりほかありません。スティーヴ・ヴァイ同様、もはやタッピングをフツーに
スタンダードなテクニックだと認識しているのでしょう。そこにギミックは皆無です。
かと思えば非常にメロディアスな部分もあったり、アバンギャルドな部分もあったりで
飽きさせないアルバムのバランスはホントに心地いいのです。
女性だ、と侮るなかれ。男も脱帽ですよ。彼女のギター・プレイは。

JOHN NORUM-Face the Truth ★★ (2009-07-17 02:20:00)

ハード・ロック大好き。激しいギター・プレイが大好きのジョン。
1stでは「FINAL COUNT DOWN」の恨みを晴らすかのように弾きまくってましたが、
楽曲のクォリティよりギターを優先した、とは本人の弁。
本作では楽曲のクォリティも格段に上がり、グレン・ヒューズ、ジョーイ・テンペスト
との共作もなかなかの出来。でも個人的にはジョンのフェイヴァリットでもある
シン・リジィのカヴァー「Opium Trail」が好きかな。
この頃になると、ヨーロッパ時代に顕著だった師匠ゲイリー・ムーア臭さは抜けて
ジョンの個性がハッキリと出てきて、パクリから消化へと変化してますね。
しかし残念ながらこのラインナップは長く続かず、数々のセッションに呼ばれれば
必ず参加し、スケジュールが把握できないグレンに業を煮やし決別してしまいます。
(グレンの尋
…続き

BRAD GILLIS-Gilrock Ranch ★★ (2009-07-17 01:44:00)

ナイト・レンジャー解散後の初ソロ。
歌ものも収録されているけど、メインはインスト。彼のトレード・マークである
フロイド・ローズを駆使したアーミングが随所で聴けるのが嬉しいですね。
彼にしては珍しく、クラシカルなラインもちょこっとだけ聴けるのですが、
オジー時代にランディのプレイをコピーしていた彼にとっては簡単な事だったのかも。
ジョー・サトリアーニがインスト・アルバムで異例のヒットを打ち立てた後だったので
どこかそれに倣った感も無くはないのですが、プレイのほうはブラッド印の
オンパレード。適度にテクニカル、適度にメロディアス。
昨今、どこかで聴いたことのあるようなクラシカル・フレーズしか弾けない
メタル・ギタリストと違い、しっかりとプレイにパーソナリティが反映されていて
一聴しただけで彼とわかるプレイは、非常に個性的です。

STEVE VAI-Fire Garden ★★ (2009-07-17 01:10:00)

この人の音楽を聴くと、「陰だなぁ」って思う。
泣きとか哀愁とかではなく、サウンド・ディテイルでもなく、人間としての核の部分が
「陰」なのだろう。それが音楽に現われるんじゃないかな。勿論、友達でもないし
会ったこともないけど、この人の創作活動は『個』に焦点が当たってるんだと思う。
ステージ・パフォーマンスでは、エンターテインメントの国であるアメリカ人らしく
様々な工夫とサービス精神でオーディエンスを楽しませてくれるけど、彼の作品から
感じ取れるのは内へ内へとダイブしていくような感覚だ。それは決してHMとは
同調しない、強いて言うならUKオルタナとかUKニュー・ウェーヴに近い感覚。
この作品からもその「陰」はもちろん感じられます。
装い的にはプログレのような手触りもあるけど、実験的なサウンド・コラージュや
彼にしては珍しくメロディア
…続き

MANIC STREET PREACHERS-Send Away the Tigers-Autumnsong ★★★ (2009-07-15 04:27:07)

Born to destroy and born to create という歌詞に震える。
初期を思わせるサウンドも良し。

QUEEN-Jazz ★★ (2009-07-15 03:36:00)

うーむ、意外と低いランクだなぁ。
やっぱりロイ・トーマス・ベイカーにプロデュースを依頼すると、彼らの魅力が
引き立つような気がする。
またしてもフレディの変態性が炸裂する、前代未聞のアラビアンHRの「Mustapha」。
こんなこと考え付くなんて尋常じゃないです。シャンシャンと鳴る鈴の音に合わせて
踊りたくなりますよ。
「Bicycle Race」の構成なんかは、ロックしか聴かないミュージシャンには絶対に
作れないシロモノ。自転車のベルの音が笑えます。(女王様の直訳も大爆笑でしたね)
かと思えばベン・フォールズのはるか先を行く「Don't Stop Me Now」のような
普遍的な曲もあったりして、ほんとにフレディの頭の中はどうなっているのか?
「A Night~」や「QUEEN II」にスポットが当たるのは勿論だけど、このアル
…続き

LED ZEPPELIN-Bbc Sessions ★★★ (2009-07-15 02:53:00)

僕も狂ったように彼らのブートを追いかけていたけど、これは決定版。
初期ZEPの凄さがイヤというほど分かる超強力盤。
NHKのFMで一部はすでに聴いていたんだけどオフィシャルでリリースされるとは
ファンは狂喜したんだろうな。なんせブートと違って音がケタ違いにイイ。
とにかく、ペイジ先生が上手い。後年いろいろとケチをつけられる彼のプレイだけど
ここでは滅茶苦茶カッコいい。これだけでご飯3杯はいける。
ZEPの重要なファクターであるプラントのハイ・トーンも恐ろしいほどに出てる。
こんな素晴らしい音源を残してくれて英国国営放送よ、ありがとう。

LED ZEPPELIN-Led Zeppelin ★★★ (2009-07-15 02:29:00)

当時これがリリースされた時って、ロック・ファンは度肝を抜かれたんじゃないかな。
「GOOD TIMES BAD TIMES」のイントロはまさに新次元のロックの扉をノックして
いるかのように響く。
ブルースのパクリと揶揄されることも多い作品だけど、ここまでオリジナリティを
前面に出されるともう、ひれ伏すしかないだろう。
何度でも言うが、ZEPはハードロックの始祖ではあるがハードロック・バンドではない。
ハードロックのフォーミュラを生み出したのは彼らではあるが、それをいとも簡単に
壊したのも彼らなのだ。ZEPのジャンルはZEPというしかない。
このテンションは尋常じゃない。もはや使い古された「ケミストリー」という表現が
相応しいのではないか。4人の出会いは奇跡的ともいえる。
スリルと緊張感では彼らの作品中、随一のアルバム。

DIO-Sacred Heart ★★ (2009-07-15 01:54:00)

1stが「風雪流れ旅」2ndが「兄弟仁義」とするならば、本作はさしずめ「函館の女」。
(解かりにくいですか?)
それまでの重厚なスケール感が幾分減退してキャッチーさが前面に出てきてますね。
キーボードを正式メンバーとして迎えたこともポップ化した要因のひとつ。
「Hungry For Heaven」はポップなんだけどサビは実にディオらしい佳曲。
本作を携えての来日公演は、札幌でのライヴも含まれていた。
ロニーは、あの札幌での最悪の悲劇をちゃんと覚えていたんだ。
あの惨事以来、札幌公演をする来日アーティストはほとんどいなくなってしまった。
ステージ上でお詫びの言葉を述べるロニー。僕の拙いヒアリング能力では断片的にしか
把握できなかったけど、確かに「迎えてくれてありがとう、札幌のキッズ」と
言った。僕の前の席の年季の入ったファンは泣い
…続き

AEROSMITH-Nine Lives ★★ (2009-07-15 01:17:00)

復活後エアロの作品の中では比較的、先祖がえりした作品。
一旦、完成していた音源にダメ出しして新たに作り直したということだけど、
外部ライターのペンによる楽曲が、個人的には馴染めないなぁ。
エアロにしては過剰にキャッチーというか仕掛けが多いというか…
しかし、そこは幾多の修羅場を経験してきたエアロ。オトナです。
吹っ切れているのでしょう。自分たちがイイと思ったから演る。うーむ、潔い。
昔のように、崖っぷちを目隠しで疾走するようなスリルはもはや感じることは
できませんが、そのかわり芳醇な味わいを楽しむ事ができますね。
それにしてもスティーヴンのヴォーカルは歳を重ねる毎にスゴくなっていくとは
どういうことだ。年齢で言えば企業の中間管理職以上のポストに就いていても
おかしくないというのに。この人の声は衰えを知らんのか。

LOUDNESS-THUNDER IN THE EAST ★★ (2009-07-14 05:30:00)

へぇ、意外。てっきりこのアルバムがトップに来るもんだと思ってたよ。
ビルボード・チャートにランクインしたこのアルバム、例えるなら
それまで哀愁と暗さが売りだったスコーピオンズが、マティアスを迎えてドライに
なったような感じ。
ラウドネスも、それまでの湿度をかなりの数値で除湿に成功。こりゃアメリカ人に
受けるわ。でも曲調の湿度は減っても音像はリヴァーヴとコンプレスで適度な湿気を
感じます。(当時の流行だね、この音像は。)
「CRAZY NIGHT」は、思わず体が揺れだすグルーヴィなナンバー。強力です。
(途中のM・Z・Aの意味は何なのでしょうか?)
ジャパニーズHMの金字塔です。未聴の方は是非。

JOURNEY-Frontiers ★★ (2009-07-14 05:08:00)

先日のWBCの中継で頻繁に「SEPARATE WAYS」が流れていたので懐かしくなりCDで
購入しなおしました。
ホントにこの曲の持つ破壊力といったら、ウルトラマンで言えば変身直後にいきなり
スペシウム光線を放たれたぐらいの威力がありますね。
イントロからゾクゾクするような曲ってなかなかお目にかかれないんだけど、この曲は
まさにそのゾクゾクが味わえます。
二ールのギターも、Aメロはワン・コードにハーモニクスを絡めたシンプルなもの
なんだけど、これがエラく重い。ソロも 哀愁フレーズで涙腺直撃です。
作品全体の出来は前作の方が上ですが、ロック度はこちらが上でしょう。

IMPELLITTERI-Stand in Line ★★ (2009-07-14 04:48:00)

「世界最速の男」というキャッチ・フレーズに「じゃ、聴いてみるか」と本作を購入。
速い。ソロのラインが分からないほどに。確かに弾きまくってはいるけど、ソロ自体は
イングヴェイとは違いコンパクト。ま、これだけ音符を詰め込むとコンパクトとは
言っても十分にお腹いっぱいなんだけどね。
みなさんおっしゃるとおりイングヴェイっぽい部分も確かにあるんだけど、クリスの
プレイはちゃんと彼らしいプレイになっていると思いますよ。
同じストラト・キャスターを使ってはいても、クリスの方がややヘヴィ。
しかし、ムッチーさんのおっしゃるとおりグラハムの熱いヴォーカルの存在感が
このアルバムのクォリティを底上げしてますね。「Since You've Been Gone」での
激唱は、オリジナルより好きだったりします。

ANTHRAX-Spreading the Disease ★★ (2009-07-14 04:23:00)

脱領域の先駆者とも言える彼らの音楽性は、ダン・リルカの存在が大きかったと
思うんだけど、この2ndでは前作以上にN.Y.H.Cを昇華させた痛快なスラッシュ・メタル
が楽しめますね。しっかりとメロディを歌えるべラドナの実力はメタリカやメガデス
とは、また違う魅力を聴かせてくれました。ファニーな面も四天王の中では異色の
パーソナリティ。
スコットのギターはさらにタイトさを増してるし、このサウンドは例のベイ・エリア・
クランチのお手本になったんじゃないのかなぁ。
多くのメタル・ファンにカタルシスを提供してくれるアルバムです。

YES-90125 ★★ (2009-07-14 03:48:00)

「Owner Of A Lonley Heart」
この曲で初めてオーケストラ・ヒットを聴いてドギモを抜かれたのを思い出しました。
その後オケ・ヒットは日本の歌謡曲でも頻繁に聴けるようになるのですが、当時は
そうとう驚きました。(中森明菜の楽曲サザン・ウインドではストリングスが一生懸命
オケ・ヒットを人力で再現しているのが可笑しい)
二人のトレヴァーがこのアルバムの支配者です。トレヴァー・ラヴィンはソロ時代には
ストレートなHRを演ってたりするんですが、それは次作で聴けますね。
トレヴァー・ホーンは言わずと知れた"ラジオ・スターの悲劇"の人。
適度なポップさと斬新なサウンド・メイクで、それまで難解だったイエスを大衆が
受け入れた意義は大きいと思います。

GENESIS-Foxtrot ★★ (2009-07-14 03:17:00)

ガリヴァー旅行記やマザー・グースなんかのイギリスの寓話を彷彿とさせる世界観は、
いわゆる「四天王」には見られない要素ですね。
「Get'en Out By Friday」は現代または未来を予見しているようで鳥肌が立ちますが、
ガブリエル独特のストーリー展開はバンドのサウンドだけじゃなく、ジェネシスの
大きな魅力になってますね。
個人的には、四天王より英国臭が濃厚なジェネシスがプログレ・バンドの中では
好みです。しかもガブリエル時代に限定されるのですが。
テクニックではイエス、キング・クリムゾン、EL&Pに、売り上げではピンク・フロイド
に圧倒的に差をつけられていた彼らですが、大英帝国特有の翳りを感じさせるという
点ではジェネシスに軍配が上がるのではないでしょうか。

BLUE OYSTER CULT-Cult Classic ★★★ (2009-07-10 06:45:00)

94年発表のベスト盤。
しかし、収録されている14曲すべてが、オリジナルアルバムからの抜粋ではなく
あらたに録音し直したという、変わったアルバム。
なんでも、フツーにベスト盤を編纂すると、すでにドロップしていた古巣コロンビアへ
お金は入るけど自分らに見入りは無いってことで、すべて新録でリリースしたらしい。
内容は、おなじみのナンバーばかりだけど、忌まわしき後期のアルバムからの曲は
オミットされています。(彼らにも自覚はあるんだね)
かなり忠実にオリジナルを再現してるんだけど、中には「ASTRONOMY」のように
ライヴ・アレンジを施した曲もあって面白いです。
ファンとしては2枚組でもよかったと思うけど、如何せんインディ・レーベルだから…
国内未発表だけど、輸入盤で手に入ると思うので興味のある方は是非。

TRIBE OF GYPSIES-Standing on the Shoulders of Giants ★★ (2009-07-10 05:57:00)

濃厚なラテン風味が若干減退してはいますが、哀愁度はあいかわらず。
メンバーチェンジがあったようでヴォーカルが代わってます。今回の人事は
まずまず。吉と言っていいんじゃないかな。前任者も良かったけどね。
楽曲の質は1stにもヒケをとらないとは思うけど、サウンドの方は少しメロウに
なったかな。ドラム・ループなんかも取り入れて実験的なことをやってます。
ハードさでは「EN MI BARRIO」のような曲も収録の1stに軍配が上がるかも。
しかし今回は「RAYS OF THE SUN」のようなヒット・チャートに登場してもおかしくない
ほどの佳曲もあり、ロイ・Zのコンポーザーとしてのスキルを再確認。
今回のカヴァーはゲイリー・ムーアの名曲「PARISIENNE WALKWAYS」。
やっぱり、いいギター弾くなぁ。ロイ・Zは。


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