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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 351-400
YUI-HOLIDAYS IN THE SUN-Cinnamon
志方あきこ-RAKA-晴れすぎた空の下で
WITHIN TEMPTATION-The Heart of Everything-Frozen
LACUNA COIL-Karmacode-Within Me
DEVIN TOWNSEND (STRAPPING YOUNG LAD)-Synchestra-Vampolca
DIMMU BORGIR-Abrahadabra-Born Treacherous
AEROSMITH-Pump-F.I.N.E.
RAMONES-Ramones-Beat on the Brat
相対性理論-ハイファイ新書-四角革命
相対性理論-ハイファイ新書
ROBERT GLASPER-In My Element
ROBERT GLASPER-Black Radio 2-I Stand Alone
ROBERT GLASPER-Black Radio 2
JAY-Z-The Blueprint
KANYE WEST-Graduation
COMMON-Electric Circus
LUPE FIASCO-Tetsuo & Youth
LUPE FIASCO-Food & Liquor
BEETHOVEN-Orchestral Music-交響曲第6番ヘ長調op.68『田園』
DRAGONFORCE-Ultra Beatdown
ZABADAK-遠い音楽-二月の丘
Jethro Tull-Aqualung-My God
IRON MAIDEN-Killers-Wrathchild
JOHN LENNON-Imagine-Imagine
サカナクション-DocumentaLy-『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
RADWIMPS-絶体絶命-君と羊と青
RADWIMPS-絶体絶命-学芸会
MISSY ELLIOTT-Miss E ...So Addictive-Get Ur Freak On
GALNERYUS-Angel of Salvation-Hunting for Your Dream
JUDAS PRIEST-Redeemer of Souls-Down in Flames
BABYMETAL-BABYMETAL-おねだり大作戦
ROBERT GLASPER-Black Radio
HERBIE HANCOCK-Future Shock
HERBIE HANCOCK-Head Hunters
HERBIE HANCOCK-Speak Like a Child
HERBIE HANCOCK-Maiden Voyage
上原ひろみ-Voice-Labyrinth
上原ひろみ-Voice
寺井尚子-Night Flight
寺井尚子-Naoko Live
寺井尚子-Princess T
MAHAVISHNU ORCHESTRA-Apocalypse
JOHN MCLAUGHLIN-Shakti with John Mclaughlin
KULA SHAKER-K
THE STONE ROSES-The Stone Roses
SANTANA-Supernatural
THE ROLLING STONES-Some Girls
THE BOOM-Tropicalism -0°
BO GUMBOS-BO&GUMBO
KATE BUSH-The Sensual World
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発言している22曲を連続再生 - Youtube



YUI-HOLIDAYS IN THE SUN-Cinnamon ★★ (2017-01-14 23:17:48)

彼女の曲の中でもかなりのお気に入りです。「ラララ」の入れ方が軽快で、リズムに乗りたくなります。
どこかもの憂げですが、けなげに明るくしようとしている感じが、ぐっときます。

志方あきこ-RAKA-晴れすぎた空の下で ★★ (2017-01-14 23:06:46)

リコーダーが実に良い味を出しています。ストリングスも雰囲気たっぷり。
別世界へといざなう異国情緒あふれる曲調が、もろに好み。
続編の「祈りの果てのひとふりの」(『Turaida』収録)と合わせると救いのあるストーリーになるという展開も素敵です。

WITHIN TEMPTATION-The Heart of Everything-Frozen ★★★ (2017-01-14 22:50:15)

メタルと一般ポップス・ファンとの橋渡しになれそうな曲。
メロディも素晴らしいですが、歌の説得力がもう抜群。
女性シンガーの切ないバラードが好きな人にはジャンルの壁を超えて訴えそうな、普遍的魅力があります。

LACUNA COIL-Karmacode-Within Me ★★ (2017-01-14 22:34:49)

翳りの感じられるメロディと歌声がマッチしていて、引き込まれます。
コーラスの重ね方も好きです。

DEVIN TOWNSEND (STRAPPING YOUNG LAD)-Synchestra-Vampolca (2017-01-09 01:35:41)

こういうおちゃらけた曲を挟み込むセンスが好きです。
短いながらも、アルバムの流れの中で良いアクセントになっています。

DIMMU BORGIR-Abrahadabra-Born Treacherous ★★ (2017-01-09 01:25:01)

おお、こう来たか、という意外性があり、アルバム全体への期待を盛り上げてくれます。
オーケストレーションが凝っていて、それでいてメロディが臭すぎないところも好みです。

AEROSMITH-Pump-F.I.N.E. (2017-01-09 00:53:37)

最近のお気に入り曲です。お行儀の悪いロックンロールって感じが快感。

RAMONES-Ramones-Beat on the Brat (2017-01-09 00:42:53)

たまに聴きたくなります。シンプルでありがちなのに忘れがたい、不思議な魅力のある曲です。

相対性理論-ハイファイ新書-四角革命 ★★ (2017-01-09 00:35:14)

真面目に仕事をしている最中に頭に浮かんできて困ります。
'80年代のSFアニメのような懐かしさを感じる不条理で未来的な歌詞とクールな音楽がもうわけのわからない相乗効果で変な液体を脳から分泌させそうになります。

相対性理論-ハイファイ新書 ★★★ (2017-01-09 00:21:35)

ここ10年くらいで最も衝撃を受けたアルバムかもしれません。危険すぎる音楽兵器です。初めてPANTERAの『脳殺』を聴いたとき以来の衝撃かも。
一度だけ聴いて、色々あってその後数カ月聴けなかったのですが、その間も曲がずっと頭の中に居座っていました。恐るべき浸透性。もう一生逃れられない。
音づくりが実に気持ちよいです。ギターのトーンと歌声がもう反則レベル。アレンジもお見事。ケチのつけようがありません。
メロディはキャッチーで、郷愁を誘いながらも古臭くはなく、即効性と中毒性を兼ね備えた劇薬的旋律に戦慄です。
そして歌詞の破壊力が抜群。ネタの怪しさと言葉遊びのぶっとんだセンスが歌詞世界に意識をいざない、白昼夢を展開し始めます。
他のアルバムもあわてて買いましたが、この作品は異次元でした。脳がとろけます。

ROBERT GLASPER-In My Element ★★ (2016-12-26 21:42:59)

'06年録音('07年発表)のたぶん3rdアルバム(ブルー・ノートでの2作目)。ジャケ写はジャズというより、ヒップホップっぽいですね。
ヴィンセント・アーチャー(b)、ダミアン・リード(ds)とのピアノ・トリオ作品。前作『CANVAS』もピアノ・トリオでしたが、けっこう印象が違います。前作の方がオーソドックスでメロディアスな印象。
この後も普通のジャズに留まらず、様々な実験を繰り返していきますが、今作でもレディオヘッドの名曲「Everything in Its Right Place」とハービー・ハンコックの「Maiden Voyage」をごちゃまぜにして同時に演奏するなどという珍妙なことをしでかしています。
まあ、複数の曲をサンプリングして曲を構築するヒップホップの手法をジャズに持ち込んだ感じでしょうか。発想も良いですが、料理の仕方にセンスを感じます。
あと他の
…続き

ROBERT GLASPER-Black Radio 2-I Stand Alone ★★ (2016-12-26 21:28:50)

コモンとパトリック・スタンプをフィーチャーした曲。印象的なリフが耳にこびりつきます。
実にキャッチーな曲。

ROBERT GLASPER-Black Radio 2 ★★ (2016-12-26 21:24:47)

'13年発表の『BLACK RADIO』第2弾です。相変わらず超豪華ゲストが多数参加したR&Bアルバムになっています。
前作よりさらにメロディアスでポップ。売れて当然という手堅い作りです。ノリのよい曲も増えて、実にとっつきやすい。
もっと激しく重いサウンドでラップも増量してくれた方が好みですし、正直ゲストたちのソロ・アルバムの方が好きですが、1曲1曲は実に良いです。
洗練されていて、聴くたびに様々な発見があります。

JAY-Z-The Blueprint ★★ (2016-12-26 21:14:43)

'01年発表の6thアルバムです。ものすごく器用な人で、彼のアルバムは基本的にどれを聴いても外れがないという印象があります。特に3まで出ている『ザ・ブループリント』のシリーズはどれも良いのですが、今のところ一番好きなアルバムはこれです。
サンプリング・ソースの人懐っこさやサウンドづくりの心地よさ、曲順や全体構成の巧みさから、グイグイ引き込まれて聴いてしまいます。
ゲストが控えめで主役のラップがたっぷり聴けるところも嬉しい。ストレスのないバランスの取れた良作です。

KANYE WEST-Graduation ★★ (2016-12-26 21:01:01)

'07年発表の3rdアルバムです。様々な形で話題を振りまき、当然のように売れまくりました。当時のポップ・ミュージックの最先端でもあり、ヒップホップの新たな方向性を感じさせてくれた作品です。
前2作と比べるとポップすぎてもうヒップホップじゃないなんて非難も受けていた気がしますが、次作は歌ものだったわけで、それと比べればまだ十分にヒップホップです。
村上隆のアートワークもポップ。何がやりたいんだかもう意味不明ですが、他と違うことだけは一目瞭然で、インパクト大。
名盤とされる前2作はあまり好きではなかったのですが、このアルバムからはまりました。カラフルでポップで、どこを切っても面白い。お気に入りはループのつなぎ方に意外性があって癖になる(3)「CHAMPION」です。

COMMON-Electric Circus ★★ (2016-12-26 20:39:55)

不気味な色合いのジャケにぎょっとしますが、中身もなかなか不穏というか、インパクトの強い曲のそろった、異色作です。'02年発表の5th。
前作のソウルフルで落ち着いた作風から一転、激しく派手なエレクトリック・サウンドや男臭いシャウトも交えた、ハードで攻撃的な内容に。
ヒップホップではあまり聴けないようなヘヴィなビートや尖って歪んだ上音が斬新で、ロック・ファンには逆に聴きやすいかも。
プログレッシヴすぎるということでヒップホップ界隈では不評のようですが、門外漢にはかえって魅力的な傑作アルバムです。このくらい冒険してくれたら、応援したくなります。

LUPE FIASCO-Tetsuo & Youth ★★★ (2016-12-26 20:26:03)

5thアルバムです。2nd~4thはどれも悪い出来ではないし、かなり売れもしたらしいけれども、どうにものめり込むまでは至らなかったのですが、今作は塚本晋也監督の『鉄男』にインスパイアされたという驚愕のオタクっぷり発揮アルバムというところに面白みを覚え、期待して購入。
一聴して、ぶっ飛びました。凄い! なんだこれ!?
なんというファンタジックでプログレッシヴなヒップホップでしょう。こんな衝撃は、COMMONの『Electric Circus』を聴いたとき以来。空気感が一般的なヒップホップと全然違います。
美麗で清涼感あふれる、しかしインパクトの強い風変わりなトラック群に、よくもまあここまでリリックを詰め込むものだと呆れるほどに饒舌で多彩なラップ。
売る気のなさそうなアーティスティックなアートワーク(2nd以来どれも地味ですが)、ヒップホップにあるまじきやたらに長い曲
…続き

LUPE FIASCO-Food & Liquor ★★★ (2016-12-24 17:40:27)

シカゴ出身のヒップホップMC、ルーペ・フィアスコの1stアルバムです。酒も薬もグルーピーもお断りな、健全スケートボーダーにして、日本サブカルオタク。
表の華やかな音楽おもちゃ箱的ジャケも魅力的ですが、内側のアートワークも善悪の価値観を逆転させて描く風刺の効いたコンセプトが実に巧みで、アメリカ人イスラム教徒ならではのアイデンティティがよく出ているなあと、感心しました。
トラックにしろラップにしろ、もっと激しくガツンとくるタイプの方が好きなのですが、それでもヒップホップで最も好きなアルバムは、このアルバムかもしれません。なにしろ曲が良い。
激しさには欠けますが、哀愁と躍動感が同居していて、いつ聴いてもドキドキワクワクさせてくれるフレッシュさがあります。煌びやかでメロディアスで、比較対象としてはOUTKASTやKANYE WEST、The Black Eyed Peasあたり
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BEETHOVEN-Orchestral Music-交響曲第6番ヘ長調op.68『田園』 ★★★ (2016-12-24 17:21:34)

確かに一番和む、楽しく口ずさみたくなるような曲です。ベートーヴェンの交響曲の中では最も「歌っている」メロディアスな作品。
各楽章に説明的なタイトルがついていて、情景が浮かんでくるあたり、コンセプト・アルバム好きな方におすすめ。
ただし、嵐を描く第4楽章以外は激しさを求めるような音楽ではないので、メタラー的には微妙かも。(メタル耳的ストーリー仕立てなら、ベルリオーズの「幻想交響曲」やショスタコーヴィチの交響曲11番「1905年」の方が刺激的)
初っ端から速い、過激な演奏の盤もありますが、「田舎に着いて晴々したなー」「小川のほとりで自然を満喫しよー」といった内容の音楽を奏でるのだから、のんびり、ほんわかさせてくれる演奏こそがしっくりきます。
呼吸が浅かったり、重々しすぎたりするのは嫌。
そんなこんなで、第1楽章冒頭で好き嫌いがもうはっきり出てしまう難しい曲。まず
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DRAGONFORCE-Ultra Beatdown ★★ (2016-12-24 16:42:15)

このアルバムにはとても元気をもらいました。
皆さんおっしゃるように、明るく、勇気づけられる曲が多く、聴いていて心が晴れやかになります。
疾走感は損なわず、それでいて単純で飽きるということもない、メタル愛にあふれたエネルギッシュな作品。
音づくりなど、実はそれほど普段の自分の好みとは合わないところもあるのですが、理屈を超えたところで愛おしい一枚です。

ZABADAK-遠い音楽-二月の丘 ★★★ (2016-12-24 16:30:04)

高校時代、周囲の友人にザバダックを聴かせまくってましたが、特に友人がはまっていたのがこの曲です。
ファンタジー色の強い歌詞には、ファンタジーがブームを巻き起こした後に育った今の若い人たちもはまりそうな気がします。

Jethro Tull-Aqualung-My God ★★ (2016-12-24 16:19:11)

最近のヘヴィ・ローテーションNo.1曲です。
風変わりな展開、フルートの妖しさ、荒々しさに、色々と興奮してしまいます。聴くたびに新鮮。

IRON MAIDEN-Killers-Wrathchild ★★★ (2016-12-24 16:12:08)

たまにふと、頭の中に蘇って、延々とリピート再生されて困る曲です。
中毒性の高い独特のノリに降参です。

JOHN LENNON-Imagine-Imagine ★★★ (2016-12-24 16:02:36)

シンプルなメロディの良さと、歌にこめられた勇気と希望に、いつ聴いても心がかき乱されます。
誰かの理想は誰かにとっての悪夢かもしれず、この歌詞が許せない人も多いことでしょう。
たぶん、宗教に無節操な人が多く、国家への盲目的忠誠心にアレルギーのある人が多い日本では、あまり抵抗なく受け入れられると思いますが、外国での反応は強烈そう。

サカナクション-DocumentaLy-『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』 ★★ (2016-12-19 01:51:55)

妙に頭に残って、困ってしまう曲です。
眠れない夜に聴きたくなります。

RADWIMPS-絶体絶命-君と羊と青 ★★★ (2016-12-19 01:35:56)

息もつかせず一気にたたみかけて持っていくキラー・チューン。よくこんな曲思いつくなぁ。
耳にこびりつくリズミカルでキャッチーなメロディと歌詞が癖になります。実に爽快。
PVのスピード感とカラフルさも印象的。しかし群青色って冷静に見るとなんか怖い。

RADWIMPS-絶体絶命-学芸会 (2016-12-19 01:29:08)

私も「乗車権」を連想しました。焦燥感や救いの無さに、通うものがあります。声もちょっと似てる。
肥大化した自意識と世間的評価とのギャップから生じる、思春期の鬱屈した感情の暴発。ありそうな話なのがまた怖いです。
ブラックなストーリーをシニカルに表現しながら、でもノリノリ。

MISSY ELLIOTT-Miss E ...So Addictive-Get Ur Freak On (2016-12-19 01:16:31)

ヘンテコすぎる。日本人なら思わず笑ってしまうことは避けられないでしょう。
何度聴いてもギャグにしか思えない曲ですが、これがきっかけで苦手だった彼女のラップへの抵抗感が薄れました。

GALNERYUS-Angel of Salvation-Hunting for Your Dream ★★ (2016-12-19 01:04:58)

もうメタルとJ-POPとの垣根はないんだなーというのが、心から実感できた曲。
コテコテのメタルで演奏や歌は凄まじく、音数もとんでもないのに、実にポップです。新世代だなー。

JUDAS PRIEST-Redeemer of Souls-Down in Flames (2016-12-19 00:48:15)

うーん、ポップだ。
でも『POINT OF ENTRY』や『TURBO』といったアルバムを作ってきた彼らのこと、こういった曲もまた本質なのでしょう。
今更ヘヴィなものを求めても仕方がないので、こういう自然体の曲が心地よく染みてきます。

BABYMETAL-BABYMETAL-おねだり大作戦 (2016-12-19 00:29:42)

何気なく流して聴いていたら、クリスマス前のこの時期にあまりにはまりすぎて、背筋が凍りました。
歌詞とサウンド、歌声の親和性に白旗です。ロックしてるなー。

ROBERT GLASPER-Black Radio ★★ (2016-12-10 01:34:42)

タイトルは様々な黒人音楽を網羅したような音楽の紹介を意味するのかと思ったら、飛行機のブラックボックス・レコーダーのことらしいですね。
とはいえ、本業のジャズにR&B/HIP HOPをメインとしてゴスペル、ブルースやロックを融合させているあたりは、ブラック・ミュージックの集大成的内容とも言えます。
vuoyさんのおっしゃるように、'90年代にかなり流行った音楽性でもあるので、さほど新鮮でもなく、普通のR&Bコンピレーションのような印象もあります(実際R&B部門でグラミー賞を受賞)。
真っ先に思い浮かんだのはハービー・ハンコックの『POSSIBILITIES』で、あれもジャズというよりR&B/POPS/ROCKでした。
前作の折衷アイディアが面白かったので、その延長線上の進歩的なジャズを期待して聴いたため、ちょっと肩透かしでしたが、それでも今風に洗練された音作りは巧み
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HERBIE HANCOCK-Future Shock ★★ (2016-12-10 01:14:10)

シンセサイザーやスクラッチを取り入れ、ヒップホップやテクノに近い、一般的なジャズとは大幅にイメージの異なる音楽です。
ビル・ラズウェルの影響が強いのでしょうが、こういう新しい音楽に積極的にチャレンジしていく姿勢はさすが。これも売れて、時代を代表する音楽とされたはず。
確かに今となっては時代を感じさせる音楽性/音色ですが、当時は最先端の衝撃的音像だったのでしょう(後追いなので推測)。
今聴いても2周くらいして逆に新鮮な音で、しかも刺々しい音づくりが未だに刺激的。面白い音楽です。

HERBIE HANCOCK-Head Hunters ★★ (2016-12-10 00:58:06)

'73年発表の、たぶん12thアルバムです。ご機嫌なエレクトロ・ファンク・ミュージック。マイルスみたいな屈折したのじゃなく、誰でもノレる、踊れる音楽です。ゆえにジャズかどうかは賛否あるところですが、かなり売れたアルバム。
4曲のみですが、楽曲がそれぞれキャラ立ちしていて、飽きさせません。
ファンキーでノリノリな(1)、1stにも収録されてましたが別物アレンジで南国風脱力系になった(2)、スリリングに突っ走る(3)、ゆったりムーディーな(4)と、うまく表情を変えつつも、ファンキーさは保って、楽しませてくれます。

HERBIE HANCOCK-Speak Like a Child ★★★ (2016-12-10 00:45:54)

ジャケの美しさとタイトルの優しさ、そしてタイトル曲の美しさに降参です。
管楽器のチョイスの面白さや編曲の妙、ジャズとしての楽しさや躍動感と繊細さとのバランスにも脱帽。
非常にとっつきやすく、それでいて深みのある名盤です。

HERBIE HANCOCK-Maiden Voyage ★★ (2016-12-10 00:35:38)

'65年発表の、リーダー作としては5枚目でしょうか。ハンコック(p)のほか、コールマン(ts)、カーター(b)、ウィリアムス(ds)がマイルス・デイヴィスのクインテットにも在籍していたメンバー(コールマンは「元」で他は一時休止中の現役)で、そこにフレディ・ハバード(tp)が加わっています。
マイルスの影響も濃いとはいえ、ここで聴かれる音楽はマイルスの作品とはまた別種の斬新さがあり、独特。帰ってきたクーカイさんのおっしゃるように恐ろしさも美しさも兼ね備えたような音楽です。
次作の『SPEAK LIKE A CHILD』や、ウェイン・ショーターの『ADAM'S APPLE』(ハンコック参加)と並び、この数年だけの彼らの作品から感じられる独特の雰囲気が気に入って、よく聴いています。
ジャケやタイトルや曲からイメージされる青みがかった透明感や雄大さ、ストーリー性、たまに垣間見え
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上原ひろみ-Voice-Labyrinth ★★ (2016-11-27 00:43:37)

郷愁を誘うテーマ・メロディに、耳が釘付けにされます。
ピアノはもちろんですが、ベースの美しさにも陶然となります。
繊細で胸に響くメロディを奏でながら緊張感も損なわれておらず、最後まで息をのむ3人のやりとりが続くところが、何とも言えません。

上原ひろみ-Voice ★★ (2016-11-27 00:29:57)

'11年発表の7thアルバムで、この後続いていくサイモン・フィリップス(ds)、アンソニー・ジャクソン(b)とのザ・トリオ・プロジェクトの1作目です。
ハード・ロック界隈でも名を馳せてきたサイモン・フィリップスの参加ということで期待して聴いたのですが、やはり強烈。この音数でこの安定感は異常です。
ジャズのピアノ・トリオというよりもロック・インストに分類されるような、白熱の競演を堪能できます。整合感が強く、メロディに哀愁が漂うところも、ロック・リスナー向け。

寺井尚子-Night Flight ★★ (2016-11-27 00:16:06)

ジャズ・ヴァイオリニスト寺井尚子による、'06年発表の、オリジナル・スタジオ盤としては8枚目のアルバムです。
タンゴ風な曲が多い印象で、哀愁を振りまきつつ、鋭く突き刺さってくるヴァイオリンがたまりません。
音をあまり重ねずにいるせいか、どの楽器も目立っていて、バンド内の楽器バトルが面白い。ピアノの北島直樹作の曲が多いせいか、特にピアノが主役に感じることも多いです。
勢いや激しさの感じられる曲が多いうえ、ゆっくりした曲でもだれることなく緊張感を保っていて、かなり好み。もろにタンゴだけというのではなく、「Birdland」のような曲も入れているバランス感覚も良いです。

寺井尚子-Naoko Live ★★ (2016-11-27 00:00:14)

ライヴ・アルバムです。'00年の愛知でのライヴらしいです。『Princess T』のツアーであるため、同アルバムの曲が多くなっています。
このアルバムは、以前ヴィレさんからライヴがアグレッシヴだという話をうかがって、しかしなかなか生では行けなかったため、代わりに買ったのでした。
リー・リトナーやハーヴィー・メイソンといった大御所が参加し、大人の余裕が感じられる内容です。
初っ端からチック・コリアの軽快な「Spain」をロドリーゴの「アランフェス協奏曲」もしっかり入れて演奏しているところに引き込まれます。「Rio Funk」もご機嫌です。
全体的には和み系の落ち着いた曲が多いので、強烈なライヴ盤が聴きたくてタンゴが好きであれば、『Libertango In Tokyo』の方が良いかもしれませんが、フュージョン好きの人にはこちらがお薦めです。

寺井尚子-Princess T ★★ (2016-11-26 23:44:59)

'00年発表の3rdです。ジャズのヴァイオリンというと、マハヴィシュヌ・オーケストラのジェリー・グッドマンとジャン=リュック・ポンティ(こちらはソロも聴きました)ぐらいしか知らず、そうした過激なイメージで聴いたら、あまりに違っていてびっくりしました。
ラテン風味で、整合感の強いフュージョン風の曲が多い印象です。リー・リトナーがプロデュースし、曲も提供している点も関係しているかもしれません。
「Black Market」「St. Thomas」「Cantaloupe Island」「Gymnopedie No.1」等の有名曲を聴いて思うのは、テーマ・メロディを崩さずしっかり演奏したうえで、アドリブもしっかり練られた(?)自然なメロディで奏でられることで、実にスムーズでストレスのない音楽になっているということです。
それを刺激が足りないと感じるか、プロの類まれなセンスによる
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MAHAVISHNU ORCHESTRA-Apocalypse ★★ (2016-11-26 23:27:59)

こんなジャズ・ロックとオーケストラとの共演なんて、よく許されたなーというのが、正直な印象です。よくやってくれました、コロンビア!
しかもマイケル・ティルソン・トーマス(ジャズの素養あり)指揮のロンドン響(応用力のあるプロ集団でインド音楽との共演経験もあり)との組み合わせというところに、レコード会社の本気を感じます(プロデューサーのジョージ・マーティン人脈かもしれませんが)。
普通のオケと指揮者では、こういうアイディアの実現は難しそう。プログレ隆盛期の'70年代という時代も良かったんでしょうね。
第1期の激烈さには及びませんが、目指している方向性も違うので、問題ありません。ジャン=リュック・ポンティにナラダ・マイケル・ウォルデンなんていうメンバーに、文句などあろうはずもありません。
チック・コリアの奥さんのゲイル・モランの歌声が聴けるのも貴重です。
基本的には
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JOHN MCLAUGHLIN-Shakti with John Mclaughlin ★★ (2016-11-20 22:57:21)

先日、「題名のない音楽会」でタブラとドラムが凄まじいリズムで『となりのトトロ』の曲を演奏しているのを聴いて、このアルバムを思い出しました。
マクラフリンの速弾きアコギに絡む、インドの音楽家達のヴァイオリン、ムリダンガム、ガタム、タブラによる複雑怪奇な超絶演奏が凄まじすぎ。リズムの細かさには眩暈がします。
ジャズと言うには特異で、純粋なインド音楽というわけでもない、異種格闘ワールド・ミュージックの白熱ライヴ盤('75年)です。(オリジナルのシャクティはこの後スタジオ盤2枚を残し解散)
アコースティック音楽ですが、熱さ、過激さはメタルに勝るとも劣らず、興奮させてくれます。

KULA SHAKER-K ★★ (2016-11-20 22:45:42)

発売当時、ブリットポップのブームでUKロックに注目が集まっていたこともあってか、様々な音楽雑誌で大きく取り上げられていた記憶があります。
このアルバムのインド風味で雰囲気たっぷりかつキャッチーなメロディや、グルーヴィーで躍動感のある演奏と歌には、いま聴き返しても興奮してしまいます。
緩急のつけ方が巧く、勢いよく飛ばすところは飛ばし、サイケデリックでゆったりした曲でもアレンジの意外性で飽きさせずに聴かせてくれるのが素晴らしい。
THE BEATLESやTHE STONE ROSESの影響なんていうのもあるのでしょうが、しっかりオリジナリティを出して、時代を超えたロックを鳴らしています。

THE STONE ROSES-The Stone Roses ★★ (2016-11-20 22:17:51)

このバンドの魅力はグルーヴ感あふれる(でもファンキーというのとはまた違った独特の)リズムと儚げなメロディや声との絶妙なバランスだと思っているので、1stとその前後のシングル曲が好きです。(2ndはグルーヴは強調されたけれども独自性は薄れた気がします)
1stも、買うなら「ELEPHANT STONE」「FOOLS GOLD」というリズムにアクセントのある名曲2曲が追加されたヴァージョンが良いですね。
メロディアスなだけのバンドはたくさんいるけれど、こういうノリと切ないメロディを融合させられるセンスを持ったバンドは希少です。

SANTANA-Supernatural ★★ (2016-11-20 22:04:43)

どれほどタイプの違う個性的ゲストを迎えたとしても、ギターが入ってきた時点でサンタナが主役であることが明示されるところに凄味を感じます。
ラテン音楽って、ただ心地よいだけで耳を素通りしてしまうことも多いのですが、耳を惹きつけるユニークで刺激的な曲がそろっています。傑作。

THE ROLLING STONES-Some Girls ★★ (2016-11-20 21:44:14)

1曲目の「Miss You」から、身体を動かさずにいられません。
メロディ的には正直、そう感銘を受けないのですが、このアルバムのファンキーさ、ノリの良さには白旗を上げるしかありません。
直線的な疾走曲しか受け入れられなかった昔は、こういうアルバム/バンドが苦手だったのですが、最近はこういうのを聴くと、ロックンロールって強烈だなと思えます。

THE BOOM-Tropicalism -0° ★★ (2016-11-20 21:30:22)

'96年発表の7thアルバムです。曲数が多い上、ゆったりした曲が多く、以前は途中で寝てしまっていました。いま聴くと実に刺激的。やっと音楽の豊饒さに耳が追い付いてきました。
同じブラジル音楽を取り入れたアルバムでも、前作『極東サンバ』が踊りやすく、わかりやすい曲が多かったのに比べ、このアルバムは張り詰めた空気が強く、シリアスな雰囲気があります。
レゲエもサンバもボサノバも沖縄民謡もその他様々な音楽も自由自在に混ぜ合わせたユニークなこの音楽は、ほかでは聴けないものです。
(2)「TROPICALISM」では、パーカッション/ホーンセクション/ピアノ/DJとバンドとが一体となり、レゲエ/ダブとブラスロック/ラテンジャズと沖縄民謡が融合したような物凄い情報量の音楽を作り上げています。歌詞も熱い。
またエキゾチックなサンポーニャや各種パーカッション、ストリングスが雰囲気を盛
…続き

BO GUMBOS-BO&GUMBO ★★ (2016-11-20 21:08:41)

このアルバムを買った頃は、ふざけた歌詞や明るい音楽がそれほど好きではなく、ソウル・フラワー・ユニオンやザ・ブームの影響からさかのぼって聴いたものの、ボ・ガンボスもローザ・ルクセンブルグもあまり好きになれず、すぐにお蔵入りさせてしまいました。
その後、ズボンズにはまり、アフロ・ビートやファンクも聴けるようになってから聴いたら、エネルギッシュでファンキーでキャッチーなこのアルバムに魅惑されました。2ndも好き。
怒号さんが「ライブバージョンはここで聴けるものの100倍位凄い」とおっしゃっているので、ライブ盤もいつか聴いてみたいものです。
あと、影響を受けたらしいニューオーリンズのセカンド・ラインも聴いてみたい。

KATE BUSH-The Sensual World ★★ (2016-11-05 01:03:24)

'89年発表の、オリジナル・アルバムとしては6枚目です。
しっとり、落ち着いた曲調の歌が多く、クレイジーなロックを期待すれば厳しいアルバムでしょう。
しかし、ズブズブと深みに引きずり込むような底の知れなさ、音の温もりとしなやかさ、ゆらぎの心地よさには、他に代えがたい魅力があふれています。タイトルにも表れているような官能性に、ねっとりと絡めとられてしまいます。
アイリッシュ音楽やブルガリアン・ヴォイスを取り入れながらも、自身の個性で全てをまとめあげてしまうところも、さすが。
聴くたびに別世界へ連れて行ってくれる、素晴らしい作品です。


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