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2112
AC/DC-Back in Black
AC/DC-Ballbreaker
AC/DC-Blow Up Your Video-This Means War
AC/DC-Fly on the Wall
AC/DC-Highway to Hell
AC/DC-Stiff Upper Lip
ACCEPT-Metal Heart
AEROSMITH-Done With Mirrors
AEROSMITH-Live! Bootleg
AEROSMITH-Night in the Ruts
AEROSMITH-Nine Lives
AEROSMITH-Rock in a Hard Place
AEROSMITH-Rocks
ALICE COOPER-The Last Temptation
ALICE IN CHAINS-Alice in Chains
ANDREW W.K.-I Get Wet
ANTHEM-ANTHEM WAYS
ANTHEM-Domestic Booty
ANTHEM-Eternal Warrior
ANTHEM-Hunting Time
ANTHEM-Immortal
ANTHEM-Overload
ANTHEM-Seven Hills
ANTHRAX-Among the Living
ANTHRAX-State of Euphoria
ANTHRAX-The Greater of Two Evils
ANTHRAX-We've Come for You All
ARMORED SAINT-Revelation
AVENGED SEVENFOLD-City of Evil
Among the Living
Appetite for Destruction
Appetite for Destruction
BAD COMPANY-Straight Shooter
BAD MOON RISING-Bad Moon Rising
BAD MOON RISING-Blood
BAD MOON RISING-Opium for the Masses
BADLANDS-Badlands
BADLANDS-Voodoo Highway
BEATLES-Abbey Road
BEATLES-Revolver
BIG COUNTRY-The Crossing
BILLY SHEEHAN-Compression
BLACK LABEL SOCIETY-1919☆eternal
BLACK LABEL SOCIETY-The Blessed Hellride
BLACK SABBATH-Born Again
BLACK SABBATH-Forbidden
BLACK SABBATH-Sabbath Bloody Sabbath
BLACK SABBATH-Sabotage
BLACK SABBATH-Tyr-Heaven in Black

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2112 ★★ (2001-09-09 23:51:00)

'76年発表。4作目。
20分を超える大作「2112」を収録。初期RUSHの代表作にして、傑作として数えられる一枚。
RUSHが最もHRバンド然としていた時期の作品で、ここでニール=パートの大作志向が大きな花を咲かせた(ニール加入後の2作目以降、組曲が収録されるようになっていた)。
「2112」は7部構成になっており、現在の文明が崩壊した後の西暦2112年にギターを再発見した一人の若者の物語を、スリリングな演奏と劇的な展開で表現した曲である。一つに統一された宗教の司祭達が支配する地球は、個々人の個性が抑圧され閉塞感で満ち満ちている。そんな世界の中で、若者は発見した美しい音色を出す楽器の素晴らしさを説くのだが・・・。
ぜひ訳詩を読みながら聴いてもらいたい。
2曲目以降はRUSHらしいひねりの利いた楽曲が並ぶ。まだ荒削りな面が多いが、彼等独特のポップセンスの萌芽
…続き

AC/DC-Back in Black ★★ (2005-07-16 11:46:00)

AC/DC初体験は『BLOW UP YOUR VIDEO』だったのですが、遡って聴こうとしたときに初めて手にしたのがこの作品でした。
Vo.がブライアンになってからの一作目ですが、鎮魂の鐘などボンに対する痛切な思いを感じるヘヴィな作品であると共に、タイトルトラックなどにみられるある意味キャッチーなリフワークが秀逸な名盤です。
AC/DCで最も好きな作品は?と訊かれると、本作を挙げますね。

AC/DC-Ballbreaker ★★ (2003-10-02 00:59:00)

'95年発表。
曲に問題はないと思います。はっきり言いますが、リック=ルービンのプロデュースに問題ありでしょう。この人、確かWOLFSBANEの作品でもこじんまりとした音作りをしていませんでしたっけ。
AC/DCには生々しい音やラフな音作りがお似合いで、そういう音作りだからこそ曲中の「空間」というか「隙間」も生きるのに。こんなに整理されて綺麗に小さくまとめられた音じゃ、曲が可哀相です。と、いうわけで皆さん。本作を聴く時にはせめて大きな音で聴きましょう。

AC/DC-Blow Up Your Video-This Means War ★★ (2005-10-17 23:16:07)

AC/DCの楽曲群の中でも、切れている一曲だと思う。
ちょっと目がいっちゃっているような感じで、かなり暴力的。
リフの格好良さ。心地良い疾走感。
「これが戦争だ」
妙に納得。

AC/DC-Fly on the Wall ★★ (2001-09-03 23:36:00)

'85年発表。通算・・・何作目だ?これ。
どうもAC/DCのアルバムの枚数って数えずらいよね。オーストラリア盤2枚が1枚に編集されてメジャーデヴュー盤になっているとか・・・。CD化されていないオーストラリア盤と『LIVE AT ATLANTIC STUDIO』を除くと11作目ですか?間違っていたら御免なさい。
このアルバム、世間的評価としては"地味"な1枚とされているのだろうか。あまり誉める言葉を聞かない。だがしかし、彼等のポップでキャッチーな面が嫌味なく出ており個人的にはお気に入りの1枚である。
1曲目「FLY ON THE WALL」、2曲目「SHAKE YOUR FOUNDATIONS」、4曲目「DANGER」、7曲目「STAND UP」」などが良い。

AC/DC-Highway to Hell ★★ (2003-08-03 01:57:00)

'79年発表。ボン=スコット時代の集大成的アルバム。
とにかく、1曲目のタイトルトラックのイントロだ!これがワンフレーズ鳴り響いただけで、自分の周囲の空気がガラリと変わるぞ!問答無用の名曲だ!
例えば、悪魔が(歌詞の内容にはこの際触れずに)「地獄に向かっている高速道路」のプロモーションにAC/DCの「HIGHWAY~」を使ったと考えてみよう。そのあまりにも陽気でポジティヴでガッツの湧いてくるリフを聴いた途端、なんの迷いも無く地獄へ向かってハイウェイを爆走することを選んでしまいそうなくらいだ(でも、駄目だよ。これ聴いて現実の高速道路をふっとばして走っては)。
ま、細かいことはどうでもいい。傑作。

AC/DC-Stiff Upper Lip ★★ (2002-07-20 01:33:00)

2000年発表。
AC/DCってたまに無性に聴きたくなる。"全部同じに聴こえる"なんていう方もいるかもしれないが、そんなことはない。本当にこの人達は歩くリフ袋というか、リフのアイデアが尽きることがないのが凄い。
ビールをガンガン飲りながら聴きたいのが『HIGHWAY TO HELL』とか『BACK IN BLACK』だとしたら、本作はどちらかというとウィスキーでもあおりながら聴きたい作風。渋い。渋いがハード。なんか聴きながらやたら元気になってしまう彼等の音楽は、本作においても健在。たいしたもんである。格好良いぞ!親父!

ACCEPT-Metal Heart ★★ (2005-07-16 11:52:00)

ACCEPTはこの作品を挟む前後合わせて3枚が最高ですね。
中でも本作はジャケットのアートワークを含めて最も好きです。
捨て曲なし!メタル。メタル。メタル。それだけじゃなくキャッチーな曲もあり、ヴァラエティに富んでいます。タイトルトラックの格好良さは普通じゃありません。
HELLOWEEN登場以前では彼等が「ジャーマンメタル」だったんですよ。若い方達!
「古ジャーマン」も良いもんですよ。

AEROSMITH-Done With Mirrors ★★ (2002-06-25 23:18:00)

'85年発表。8枚目のスタジオ作にして、ジョー、ブラッド復帰作。そう、復活作と言う鳴り
物入りの発表だった。「低迷期3部作」第3弾。・・・まあ要するに復活に失敗してしまったわ
けなのだった。
1曲目はジョーのソロ作のタイトルにもなった、「LET THE MUSIC DO THE
TALKING」。出だしとしてはかなり格好良い。ただし、この勢いが続かない。
本人達も後に自覚するのだが、本作発表時点で、本気になってまた頂点を目指そうと思っていたメンバーは皆無であったようだ。ドラッグも止められず、楽曲も昔自分達が作っていたものを無
理に真似たような、なにかちぐはぐな出来。それが本作の印象である。
LAメタル全盛期に、'70年代テイストを纏って「復活」を声高に叫んでも古臭さが匂いたつ
だけであったが、それでも何故か「駄作」と言い切れない。それが私に
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AEROSMITH-Live! Bootleg ★★ (2005-05-15 13:28:00)

'78年発表。ライヴ盤。
初めて購入したエアロがこれだった(ん?『PUMP』が先か?聴き始めたのは『ROCKS』と『PERMANENT VACATION』からだが)。
というのは、ラジオで聴いた「BACK IN THE SADDLE」のライヴヴァージョンがあまりにも格好良かったから。
「BACK IN THE SADDLE」はスタジオヴァージョンも、鉈をぶん回すヘヴィさに痺れたもんだが、ライヴヴァージョンはさらにグッとくるねえ。
へたなベスト盤買うより、このライヴ盤聴いた方が良いと思う。HRの醍醐味どころかロケンローの真髄にも触れることが出来る本作は、勿論名盤。

AEROSMITH-Night in the Ruts ★★ (2002-06-16 11:54:00)

'79年発表。ライヴ盤を挟み、スタジオ作としては6作目。
いわゆる"低迷期"に発表された作品ゆえに、その評価は一般的には低い。
もちろん前スタジオ作までに見られた、ある種ギンギンなエキサイトメントは存在せず、地味な仕上がりではある。
メンバー間の不和、パンクロックの台頭という内憂外患ともいえる製作環境であったにも関わらず、しかし本作は駄作ではない。
本当に困ったとき、人はどうするか?しかもその人物が表現者だった場合。
その人物は自らの創造力の核となる部分を、しっかりと見つめなおすだろう。
彼らが行なったのは、その作業だった。
絶頂期を通り越し、バンドのキャリア半ばにして自らの本質を問い直した、過渡期の作品として本作は位置付けられる。カヴァー曲が多いのもそのためだと考えれば肯けよう。
もう一度言うが、本作は駄作ではない。裸のエアロ、自分達のル
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AEROSMITH-Nine Lives ★★ (2002-07-15 00:08:00)

'97年発表。スタジオ作としては12作目。
思うに『PERMANENT VACATION』以降の作品群の中では、最高にエアロな作品だと思う。勿論ここ10年間に発表された全HRアルバムの中でも、最高峰に位置する作品であろう。
このバンドの持ち味というのは、フックのあるメロディやリフづくりに秀でているのみならず、なによりも猥雑さ、ロックの持ついかがわしさをクールに体現しているところだと思う。
そういう意味では、『PERMANENT~』・『GET A GRIP』・『JUST PUSH PLAY』は少々お行儀が良すぎる(とはいえ、これらの作品ももちろん高品質だ)。復活後におけるエアロらしい傑作という意味では『PUMP』と本作を挙げたい。
ただし、『PUMP』は前半の派手さケバさに比べ後半が渋い作りとなっているので、そのギャップの激しさを考えるとアルバムトータルの完成度では
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AEROSMITH-Rock in a Hard Place ★★ (2002-06-25 23:00:00)

'82年発表。7枚目のスタジオ作。
「低迷期3部作」(勝手にそう呼んでいるが、『NIGHT IN THE RUTS』
~『DONE WITH MIRRORS』までの3枚)の中では第2弾である。
多分本作は一般的には評価が低いのかもしれないが、実のところは勝負作だったのだ。
1曲目からやたらとテンションの高いスティーブンのVoが、本作にかける意気込みを
十分すぎるほど感じさせる。なにせジョーが辞めてブラッドも去ったため、エアロは両
翼をもぎとられたようなもの。ここが踏ん張りどころだった。
というわけで、本作は個人的には気合の入った充実作という位置付けである。
楽曲も粒揃い。ただ、やはりジョーとブラッドが不在であったのが、エアロであってエ
アロではない不思議な雰囲気を醸し出していることは否めない。

AEROSMITH-Rocks ★★ (2005-05-15 13:42:00)

'76年発表。4thアルバム。
なにより驚きなのは、'70年代中期に捨て曲無しでこれほどヘヴィなアルバムを発表したこと。まさに「ハードロック」。
①・②・③・⑤・⑧を聴くと特に思うのだが、「キャッチー」や「ポップ」という表現ではなく、ただ「格好良い」としか言えない楽曲ってのがあるんだよ。DPやZEPP聴いていても思うんだけど。
アートワークが全てを物語っているけど、金剛石だね。本当。そしてタイトルが『ROCKS』。これ、美学だろ。

ALICE COOPER-The Last Temptation ★★ (2002-01-14 20:59:00)

'94年発表。私が購入したのは「日本のみの生産限定スペシャル・パッケージ」というやつで、5曲入りライヴCD('91年のライヴ)とニール・ゲイマンのコミックが付いている。
売り文句に「巨大なコンセプト・アルバム」とあるように、本作は"見世物小屋"、"クリープショウ"をモチーフにしたコンセプト・アルバムである。ただ、作品のスケールは巨大でもなんでもなく、むしろ小粒だがなかなか良い曲がそろっている小曲集という趣き。
結構佳曲が並んでいるが、なかでも出色の出来なのは6曲目の「STOLEN PRAYER」。哀愁を帯びた曲調なのだが、徐々に盛り上がり感動的なラストに至るこの曲は名曲である。

ALICE IN CHAINS-Alice in Chains ★★ (2002-05-09 22:48:00)

あ~あ。レインが逝っちまったよー。だからアーティストはドラッグやっちゃいけないんだよ。やったって良いことねえんだから。「曲想が湧いてくる」?馬鹿言っちゃいけない。「LSDでラリるのは禅の悟りの境地と同じだ。脳内における麻薬物質の作用をみると・・・」?ふざけんなって。
らもさんがどっかで書いていたけど、「ドラッグの使用に伴う弊害は本人の責任に帰する。それ以上の罪を問わない」とかなんとかカーター元大統領が言ったそうだ。確か"ドラッグやって身体壊すのはやった本人の勝手"という意味で言ったとか。
だが俺はその意見には反対。人間はそんな強い存在じゃないんだよ。死ぬまでやるか、やっている最中に人を殺すかするんだから。本人がやめねえんだったら、周囲の奴がやめさせるしかないんだ。
この3rd。凄く出来がいいよ。1曲目からグイグイ彼等の世界に引き込まれていくけど、特に出来が良いのは3曲目
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ANDREW W.K.-I Get Wet ★★ (2002-05-31 01:06:00)

方法論的には、THE WILDHEARTSやデヴィン=タウンゼントがすでにやっていることに類似している。キャッチーな楽曲を、おそろしくノイジーに演奏する。しかも物凄い音数をクリアーに聴かせる。
楽曲の邦題は馬鹿みたいな題名ばかりだが(揶揄しているのではない。傑作な邦題だと思う)、この人のポップセンスは並外れている。
ある種偏執的な音作りといい一種の天才だと思う。

ANTHEM-ANTHEM WAYS ★★ (2001-08-08 18:46:00)

ごめん。ベスト盤だけど紹介させてくれい。
本ベスト盤は、ANTHEMの名曲を10曲集めたものだが、そのうちの6曲をリテイク及びリミックス・ダウンしている。で、うち1曲では島紀史(CONCERTO MOON)がソロをとっている。
恥ずかしながら、ANTHEMってこれで初めて触れたんだけど、なかなかどうして、格好良いなあと思った次第ざんす。どうもJAPANESE METALのうち、日本語の歌詞で歌っているものは好きになれなかったのだが、このバンドの場合日本語詩のもつくささが適度な薬味となって、絶妙なんだよね。
『SEVEN HILLS』もトライしてみようかと思う。出来が良かったら紹介するぜ。

ANTHEM-Domestic Booty ★★ (2005-10-03 18:48:00)

『SEVEN HILLS』でしっかり惚れこみ、今、昔の作品を徐々に集めているところなのですが、どれも良いですねえ。
時系列的には、本作が一番最近に買い求めた旧譜なのですが、1曲目でガツンときて、2曲目以降も飽きさせません。清水さんはこの頃から良いギターを弾いてますね。
それにやはりあの、「ゲストキーボーディスト」の活躍にはニヤニヤしてしまいます。
名盤!

ANTHEM-Eternal Warrior ★★ (2004-07-29 15:40:00)

はっきり言わせてもらう。
傑作である。
1曲目を聴いて欲しい。凄いぞ。
ミュージシャンにとって「前作を超えるものを作る」というのは大変なことだ。
彼等はやってのけた。
今、世界中を見渡してみても、これほど徹頭徹尾ヘヴィメタルなバンドはANTHEM以外にどれだけいるのだろう。
混じりけ無しのHM。純度100%の超鋼鉄音楽。褒め言葉ではなく、客観的表現として捧げさせてもらう。

ANTHEM-Hunting Time ★★ (2005-10-03 18:55:00)

剛直な作品です。
ゴリゴリに硬いですね。
柴田さんもその出来には満足したとコメントしていますが、全くそのとおりです。
3rd、前作と名盤揃いで、次いで本作のような超HMな作品を作るのですから、魂消たものです。
このあたりですでに、ジャパニーズHMの最高峰の一つとして聳え立ちましたね。
凄いバンド、もの凄い作品です。

ANTHEM-Immortal ★★ (2006-09-12 21:30:00)

最近あまりCDを買わない。
買うのは「これは聴かなきゃ」という作品に限っている。
本作は当然「聴かなきゃ」という作品で、皆さんにも「これは聴かなきゃ!」とお勧めする。
上の方々も書いておられるが、現時点での最高傑作は本作であると断言して良いかと思う。再結成前も後もひっくるめて。
個々の楽曲が良いのは言うまでもないが、なによりも特徴的なのはキャッチーな楽曲(今まであえて封印していたと思われる)が含まれていることだ。③と⑩の2曲の存在は非常に大きい。
これまでは「全曲良いんだが、欲を言えばもう一味欲しいかな・・・」と少し思ったことが実はあったのだが、本作は完璧である。楽曲群の並びにメリハリがつき、剛直な曲はより剛直に、メロウな曲はよりメロウにと、曲の差別化がはかられ一層魅力が増している。
凄い作品だ。

ANTHEM-Overload ★★ (2002-10-13 11:46:00)

'02年発表。復活後2作目。
例えて言えばなにが頭に来るって、ラーメン屋に行ってぬるいラーメンを出されることほど、頭に来ることは無い。ラーメンって"熱い"もんだろ。出された直後にスープがごくごく飲めてどうすんだって。
だが、この『OVERLOAD』とANTHEMに限って言えば、期待したものが裏切られることは無い。それどころか期待以上のものが待っている。
もう、全編熱い。前作もそりゃあ熱くて最高の作品だったが、本作を聴くと"あれですら、まだ道半ばだったか・・・"と思えてしまう。
もう「聴き所満載!」なんてレベルは超えている。全曲、どれをとっても最高の出来である。各人のプレイは当然ながら魂のこもった鬼気迫るものだが、なかでも特筆すべきは清水のギターである。本作でのこの人のギターは凄い。上手いとか早いとかいう形容では全然表現できない。なにしろ格好良いのだ。「ああ。こうい
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ANTHEM-Seven Hills ★★ (2001-08-28 23:01:00)

まず、何よりも疾走感。全篇に漲る緊張感。
シングルカットされた①の出来がいいのは言うに及ばず、②から⑤にかけての畳み掛けるような流れは最高に気持ち良い。
圧巻なのは清水が書いた⑥。インストゥルメンタルなのだが、いやあ、この人たちは本当に上手い!曲調は異なるが思わずRUSHの「YYZ」を思い出してしまった。
しかし、本当に凄いのはここから。7曲目の「RUNNING BLOOD」。これは理屈抜きの名曲。なにより歌詞がいい。これは個人的アンセムとしたい。へこんだ時に聴くと元気が出るぞ。これは。この⑦以降はバラエティに富んだ楽曲が次から次へと繰り出され、本当に圧倒される。
坂本英三の魂のかけらを吐き出すような熱唱が見事。清水のギターも気持ちいい。リズムからソロから変幻自在。そしてボトムを支える二人は職人芸の域に達している。
柴田さん。あなたは日本のスティーヴ=ハリス
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ANTHRAX-Among the Living ★★ (2003-05-06 23:40:00)

前言撤回。ごめんなさい。ANTHRAX。
昨日、旅行先で購入しなおした。帰ってきて聴いてみた。いいじゃん。どうして前に持っていたときに売ろうなどと考えたんだろう。
やっぱり①はヴォーカルが外れまくっているような気がするし(とはいえ、そういう曲なんだろうけどさ)、代表曲とされる②や③・④なども今一歩名曲になり損ねているような気がするし、素直に「あ、これいいな」と思ったのは⑥だけなんだけど、アルバムトータルで聴くとかなりツボにくる。2ndを越すことはできないけれど、同じ路線でかなり頑張っている。名盤と評価して良いと思う。
再度ごめんなさい。見損なってました。

ANTHRAX-State of Euphoria ★★ (2005-08-07 21:48:00)

今回、旅のお供に持っていったうちの1枚がこのアルバム。
前作の良さがわかるまで随分遠回りしたこの私だが、本作は非常にすんなり聴けた。
何の問題も無い。問題が無いどころか、格好良いじゃん!!
①から③までの流れの最後にカヴァー曲ではあるが、「ANTISOCIAL」が来る。これは個人的には本作のハイライトだ。
冒頭のこの4曲の存在だけで、本作に対する好感度は非常に高い。それだけでなく、他の曲にしても駄曲は一曲も無い。
わからないのは、どこがどうクロスオーヴァーしているのかということなのだが、おそらく聴き手である私の耳がメタルとハードコアが融合した音楽に馴染んでしまっている為だろう。例えばPANTERAとか。今となっては本作も普通に格好良いスラッシュに聴こえる。
というわけで、ANTHRAX再評価の機運が勝手に私の中で盛り上がっているので、もう一度前作を良く
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ANTHRAX-The Greater of Two Evils ★★ (2004-11-22 22:45:00)

俺はベラドナさんのVoが苦手なので、正直ジョンが歌いなおしてくれて嬉しい。
こんなことを書くと古くからのファンに叱られるのだろうが仕方がない。安心して聴けるのだ。
リリースのタイミングが遅いのでは?という意見もあるようだが、俺はここで出して正解だと思う。前作のオリジナルアルバムが復活作として遜色ない出来だったし、炭素菌騒動も一応落ち着いて、ツアーも長期間頑張り、今の彼等の活動は安定し、かつ充実している。
もう一度エールを送りたい。
「頑張れ!ANTHRAX!」
そうそう。本作品について。「これがスラッシュだ!」という気合の入りよう。走る走る。
HMは個人的にはヘヴィにグルーヴするのも良いけど、走る方が好きだ。名盤。

ANTHRAX-We've Come for You All ★★ (2003-02-15 00:13:00)

'03年発表。9作目。
最初に断っておくが、私はANTHRAXのファンではない。
2nd、3rd、6th、7thと聴いたが、まだ持っているのは2nd一枚のみ(認める。これは名盤)である。他のは売ってしまった。
売った中では3rdが最も嫌いだった。本当にもう積極的に嫌い。なにが嫌だったかというと、べラドナのVoがキーを外しているように聴こえて仕方がなかったためである。代表曲が収録された名盤のはずなのに・・・。そう思ったが、最終的には自分の耳に従った。「これは聴けない」。
6thは出来は悪くなかった(どころか結構格好良かった)のだが、どうにもMINISTRYなどのインダストリアル系の模倣に聴こえてしまい、あまり好きになれなかった。そして7thはゴリゴリ・ザクザクした楽曲が多くてアグレッシヴなのは良かったのだが、似たような曲が並んでいるような気がして、それに加えて「この
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ARMORED SAINT-Revelation ★★ (2003-03-28 22:31:00)

'00年発表。復活作。
ANTHRAXのVoであるジョン=ブッシュが在籍していたバンドが、再結成して発表したのが本作。だから弱いのよ。この手のメタルには。
これは凄え。この一曲だけは!というのがないのが玉に瑕なのだが、いやいやどうして格好良い楽曲がずらずらと並んでいるざんす。特に好きなのは①と⑤。
疾走するにしろグルーヴィーにうねるにしろ、このどこか湿り気を帯びた正統派メタルはとてもアメリカのバンドとは思えない。大好きです。ジャケットのアートワーク(ただし、人によっては「わかんねえな。こういうの」という意見もあるだろう)も含めて買って良かったと満足した一枚。

AVENGED SEVENFOLD-City of Evil ★★ (2006-06-30 23:56:00)

まずは、大喝采である。
上の方々が書くように、アメリカでこの音がそこそこ売れてるのには驚きだ。
偉い。頑張れ。
ただ、上記に述べたことと異なるレベルの話なので、一人のおっさんHMリスナーの愚痴として読んで欲しいのだが、私にはどうも以下のように聴こえてならない。
リズムがジャーマンというよりファンパンク・メロコアで、その上にメロディアスなギターが乗っかる。
自身を省みるに、何故あれほどまでにHELLOWEEN(1st・2ndの頃)が好きだったのかというと、リズムがスラッシュメタルだったからだ。スラッシュメタルのリズムにメイデンというのがHELLOWEENである。そう断言したい。そしてそれは新しくも格好良かったのである。
そういう意味で、本作については「偉い。良くやった。頑張れ」と応援する一方で、リズムが鼻について聴きこめないでいる。やはり、若人ゆえに同時
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Among the Living ★★ (2003-05-06 23:40:00)

前言撤回。ごめんなさい。ANTHRAX。
昨日、旅行先で購入しなおした。帰ってきて聴いてみた。いいじゃん。どうして前に持っていたときに売ろうなどと考えたんだろう。
やっぱり①はヴォーカルが外れまくっているような気がするし(とはいえ、そういう曲なんだろうけどさ)、代表曲とされる②や③・④なども今一歩名曲になり損ねているような気がするし、素直に「あ、これいいな」と思ったのは⑥だけなんだけど、アルバムトータルで聴くとかなりツボにくる。2ndを越すことはできないけれど、同じ路線でかなり頑張っている。名盤と評価して良いと思う。
再度ごめんなさい。見損なってました。

Appetite for Destruction ★★ (2003-02-13 21:52:00)

'87年発表。メジャーデヴュー作。
ぶっちゃけた話(もう死語か?)、捨て曲は無いが名曲揃いだとは考えていない。いや、あくまでも個人の嗜好の問題なのだが。
本作はチャートアクションが発売当初かなり鈍かった。しかし、構わずツアーをやっているうちに、噂が噂を呼び気がつくとバカ売れしていたという次第。何が噂となったのかというと、曲の出来の良さというより、メンバー全員が当時絶滅危惧種だった「ロケンローラー」だったからだと思われる。要するにイメージ先行型。であるから、メジャーデヴュー前にケラングだかローリングストーンだかの表紙を飾ってしまったりするのだ。
ただ、イメージが先行したものの彼らの場合きっちり実力が伴っていたところが偉い。
①は問答無用の激HR。シンプルなリフだが中毒性のあるこの曲は、アルバムのオープニングにピッタリ。②はアクセルの芸達者なところをアピール。⑤はキャ
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Appetite for Destruction ★★ (2003-04-05 08:50:00)

ぎゃはははは。AJさん。使用上の注意の5はまずいよ(爆笑)。
特に「ようこそ。ジャングルへ。俺の、××(自粛)のようなやつを味わいな」ってくだりはさあ。あれ?別の意味で言っているのかな?
ともあれ、AC/DCなんかもそうだけど、歌詞の日本語訳は彼女には見せられないってところですかね。それなりの仲になっちまえば、一緒に笑って聴けるけどね(笑)。

BAD COMPANY-Straight Shooter ★★ (2003-08-02 01:27:00)

'74年発表。2ND。
実のところ、BAD COMPANYは現時点で本作しか持っていない。せめて不朽の名作と言われている1STぐらい買おうかと思うのだが、「良いことはわかっている。あとのお楽しみ」と考え、未だ購入に至っていない。
とりあえずこの2NDだが、一口に言うと非常にキャッチーなHRである。
軽快なHRナンバーの①で幕を開け、どことなくカントリー調の②、優しげな③を経て、4曲目以降も名曲揃いだ。もっともハードなのは⑤だが、これにしても非常に明るいノリ。だがきっちり少しだけ湿っている。どの曲もどことなくホンワカしており、どこかちょっぴり湿っている。古き良き時代の傑作アルバム。

BAD MOON RISING-Bad Moon Rising ★★ (2003-06-22 16:40:00)

'91年発表。1stアルバム。
本作発表の段階では正式メンバーはカル=スワンとダグ=アルドリッチの2人のみである。要するにBMRはこの2人のプロジェクトとしてスタートした。ということはつまり、亡きLIONの後継者として待ち望まれていた中で本作が発表されたことを意味する。
などと偉そうに書いてはみたが、実は私がこの作品を入手したのはつい最近のことである。
DIOでのダグのプレイに耳を引かれ、さらにはWHITESNAKEにも参加したということで、BMRに興味が湧いたのだ。最初に聴いたのは3rd。これがなかなか気に入ったので、3rdより評判の良い1stがどうしても聴いてみたくなったというわけだ。
結論。私は3rdの方が好きだ。だが、本作も名盤であると評価したい。
なにが良いかというと、非常にオーソドックスなHRを一生懸命やっているということ。①と②はなんか明るい感
…続き

BAD MOON RISING-Blood ★★ (2003-10-03 22:32:00)

'93年発表。2nd。
書き込みもされていないし、なんかあまり評判も良くない。
だが、昨日中古盤屋で見つけ、思わず購入してしまった。
う~ん。確かに決めの1曲に欠けているような気はするが、私は結構気に入った。
傑作と言い切ることには躊躇をおぼえるが、これは明らかに駄作ではない。ブルージーなHRで、前作より少し湿り気を帯び翳りがある。
本作は時代に迎合しているだろうか。確かに当時はピッカピカの笑顔でど明るいアメリカンHRなどを演奏したら背中を刺されるような雰囲気はあった。だが、本作に漂う「翳り」はグランジロックで括られたバンド群が表現しようとしていたものや、生き残りを賭けたHMバンドが怒りや、ヘヴィさとともに体現しようとしていた「ダーク」さなどとは本質的に違うと思う。
もともとこのバンドにはブルーズの影響が少なからず見えていたことを考えると、ブルーズの暗
…続き

BAD MOON RISING-Opium for the Masses ★★ (2003-06-22 22:25:00)

'95年発表の3rdアルバム。本作はようやくメンバーが固まった環境で製作された。とはいえ、カルとダグが1stで提示した音楽性に、微塵のゆらぎもない。
などと断言すると、「なに言ってんだ!3rdはグランジっぽくて音楽性ががらりと変わったんだ!」とコアなファンから怒られそう。確かB!誌のレヴューもパッとしたことが書いてなかった。
しかしグランジブームからすでに10年経った今、あらためて聴いてみると1stの音楽がよりハードに、心持ち少しラフになった感じで個人的にはかなりツボだ。大いに気に入った。
また、本作はしっかり「この1曲!」というのが存在する。実のところ1stは全体的に出来が非常に良いのだが、「これ!」というのがなかったのでどうも印象が地味なのである。対してこの3rd。冒頭からのせてくれる。1曲目はかなり格好良い。しかしヴォーカルの音を少しいじっているので、古くからのフ
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BADLANDS-Badlands ★★ (2001-12-27 23:59:00)

'80年代末期、スーパーグループと呼ばれるバンドが3つも誕生し、相次いで作品を発表した。そのうちの1つがこの『BADLANDS』である。
BADLANDSはOZZY OSBOURNEバンドにいたギタリスト、ジェイク=E=リーが結成したバンドで、ヴォーカルはBLACK SABBATHでも歌ったことのあるレイ=ギランだった。
他の2つの"スーパーバンド"と比較すると、メンバーがジェイク以外地味な感があり、またアルバムの内容も他の2つのものと較べると、荒削りすぎるきらいがある。しかし、その"荒削り"なところが大きな魅力であったことも事実で、発売当時はMR.BIGより良く聴いていた。稀代のリフ・メイカーである、ジェイクの才能が随所にギラリと光っており、HR特有のダイナミズムが思う存分味わえる好盤である。

BADLANDS-Voodoo Highway ★★ (2002-07-06 00:45:00)

'91年発表。2nd。
1stよりも各楽曲のもつキャッチーさが後退したため、一聴するとものすごく無愛想な作品に思える。
しかし、"野蛮さ"は相当レベルアップしており、単に泥臭いだけでなくやたらと威勢の良いブルーズ・ハード・ロックが聴ける。
当時ジェイクが「いやあ、この間イングヴェィに会ったら、"SHINE ONのソロ、どうやって弾いてるんだ?"とたまげてたよ」と言っていたのが可笑しかった。
確かにこの「SHINE ON」は凄い。火花が散るようなプレイが聴ける。
他の曲も、どこがどう良いのか説明に窮するのだが、なんか格好良いのである。
というわけで、1stと毛色の異なるこの作品も結構愛聴した。お気に入りである。

BEATLES-Abbey Road ★★ (2006-07-01 00:31:00)

実は初めて購入したTHE BEATLESのCDは本作である。
ただし、高校時代にカヴァーした曲が収録されていたのも本作であった(そのときはCDを持っておらず、テープでコピーしていた)。
よって、私と本作の付き合いはなかなかに古い。
私はベースを担当していたので、ポールのベースが目茶苦茶メロディアスであることを体感できた。そういう意味でも思い出深い一作である。
本作はとにかくポールの執念。この一言に尽きる。特に後半のメドレー。泣ける。おそらくポールも泣きそうな思いで製作していたに相違ない。泣ける傑作。

BEATLES-Revolver ★★ (2005-05-14 23:04:00)

この間、車内で聴いていたら、息子が「YELLOW SUBMARINE」をいたく気に入ってしまった。何度もリピート。家族で合唱。
③に代表されるひねくれポップソングや、名曲②(KANSASもカヴァーした)、⑧はもちろん、サイケデリックな曲も好きだ。
ROCK黎明期にこのようなメロディ至上主義かつ実験精神に富んだバンドが存在したことを喜びたい。THE BEATLESの音楽は奇跡だ。

BIG COUNTRY-The Crossing ★★ (2004-03-12 23:38:00)

'83年発表。記念すべき1stアルバム。
今現在BIG COUNTRYのことを覚えている人がどれほど居るのかわからないが、'80年代に洋楽に関心を持っていた人なら、間違いなく1曲目は耳にしたことが有ると思う。聴けば絶対に「ああ、この曲知ってる」と思うはず。
スコットランド民謡調のフレーズを全世界に鳴り響かせたのは凄い。2nd以降の諸作は知らないが、この1stは間違いなく名盤。'96年にデジタルリマスターされて再発しているので、興味を持った方は是非。

BILLY SHEEHAN-Compression ★★ (2001-09-03 23:55:00)

2001年発表。1stソロアルバム。
これを出してくれたおかげで、もうMR.BIGには未練がなくなりました(MR.BIGファンの方々、御免なさい。でも俺だってMR.BIGのオリジナルアルバムは全て聴いたんだよ)。
"良い曲"を聴きたければMR.BIGを、ビリー=シーンのベースが聴きたければ本作を聴きましょう。歌心に触れたければMR.BIGを、ロックしたければ本作を、とも言っておきたい。
とにかくビリーのベースが耳に心地良いです。曲の出来は「よくできました」。結構いいです。だけどまだまだこんなもんじゃないでしょう。ビリーは。次作ではもっと派手に"ロック"してもらいたいと思います。
ヴォーカルはというと、これがまあ淡々としておりエリック=マーティンの正反対の方向に向かって爆走しています。だけど下手じゃありません。聴かせてくれます。
個人的には①、⑤、⑦、⑪が気に
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BLACK LABEL SOCIETY-1919☆eternal ★★ (2002-03-16 09:11:00)

'02年発表。BLS名義でのスタジオアルバムとしては3作目。
などと書いてはみたが、実はこれ1枚しか持っていない。しかし、非常に気に入ったので他の作品も欲しくなってきた。
ゴリゴリのメタル、怒涛のごとく突進するファストチューン、地を這うような重いリフ、そして哀しく美しいメロディ。本作ではこれらが全て表現されている。Voはザック本人。曲によってはオジーに似ていて可笑しいが、それはオジーのアルバム用に書かれたものなのだろう。他にはベースもプレイしており、マルチアーティストぶりを発揮している。
惜しむらくは、後半にあと1曲でいいから早い曲が欲しかった。とはいえ、十ニ分に"ヘヴィメタル"な本作は、確かに「アイアン」である。名作。

BLACK LABEL SOCIETY-The Blessed Hellride ★★ (2003-04-08 01:02:00)

4枚目のスタジオ作。
前作も個人的にはかなり「ツボな作品」であったが、今作はその3rdを遥かに凌ぐ仕上がりである。
ザクザクしたギターが耳に心地よい。各曲もしっかりフックを持ちつつバラエティに富み、通しで聴いていて飽きさせない。
ただ、惜しむらくはB!誌のレヴュアーの誰かも書いていたけれど、ザック自身が弾くベースが少し淡白なこと。ここはやっぱりジェイソン=ニューステッドみたいな人に弾いて貰いたいところだ。あの人が作り出すグルーヴィーな空間ってかなり格好良いから。
何にしろとりあえず名盤。ザック兄貴、やっちゃいましたね!ってな感じ。

BLACK SABBATH-Born Again ★★ (2005-02-05 17:14:00)

結構、ほめている人が多いのに驚いた。
出来のよさについては、同感。
でも、すみません。怖くなかったです(笑)
ギランのVoは(いつもそうだが)決してメロディアスとは言えないが、ダークでヘヴィな作風と良くマッチしている。
HM全盛期前半の時期にあって、なんだか妙に存在感をアピールする一枚。もちろん一聴の価値あり。

BLACK SABBATH-Forbidden ★★ (2003-01-14 23:24:00)

'95年発表。
『HEADLESS CROSS』を褒める声は多い。『TYR』を絶賛する声も多く聴く。『CROSS PURPOSES』を再評価しなければという声もある。しかし、本作に限っては語る者がいない。そんなに駄目な作品だろうか。
いいや。そんなことはない。確かに少々「ヘヴィネス」を意識した1曲目で、「あれれ、マーティンの持ち味を殺しちゃってる」と思う人は多いかもしれない。その第一印象が後々まで尾を引き、作品をトータルで考えた時に「今一つ・・・。いや、今三つくらいの出来か」という感想を抱くことになっているのかも。ICE-Tも参加しちゃっているし。でも、他の曲に関して言えば、先に挙げた作品群に収録された楽曲にひけをとらないものもある。本作だけが駄作扱いされるのは、なんとも納得がいかないのだ。
結局、少しばかりトホホなのはアートワークだけのような気がする。このアメコミ仕様
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BLACK SABBATH-Sabbath Bloody Sabbath ★★ (2002-10-06 11:19:00)

'73年発表。5th。本作の特徴はシンセサイザーを使ってちょっと遊んでみましたってところ。
とはいえ、前作までにつかんだ方法論を全く無視したのではなく、自分達の持ち味の一つであるキャッチーさ(言い換えれば"軽快さ")やポップな部分を、もう一度整理しなおしてわかりやすく提示して見せたのだと思う。
ここ日本じゃ名盤というと、1stや2nd、ちょっとひねったファンだと3rdや4thを挙げる人が多いが、この5枚目の本作も名盤である。
笑っちゃうのは、シンセを使った曲が両極端だってこと。4曲目の「SABBRA CADABRA」にはシンセにYESのリック=ウェイクマンが参加。図太いギターに負けることなく、しかも違和感を感じさせずにシンセとピアノでフレーズを織り込んでいる。
リックは、かのNYのロック詩人LOU REED(VELVET UNDERGROUNDのリーダーだった人)
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BLACK SABBATH-Sabotage ★★ (2005-02-05 17:20:00)

で、こちらは意外とほめている人が多くないことに驚いた。
オジーの存在感、楽曲の良さ、スケール感の大きさ、そして荘厳なイメージ等、全てにおいて名盤であることを主張している。
そしてある意味非常にメタリックでさえあるように感じる。
正直言って、実は本作が1st~6thの中では最も怖い気がする。

BLACK SABBATH-Tyr-Heaven in Black ★★★ (2002-11-19 22:08:15)

'90年発表の『TYR』は、BLACK SABBATHの諸作品の中でもかなり好きな一枚である。Voにトニー=マーティンを擁し、ボトムをニール=マーレイ、そして今は亡きコージー=パウエルで固めたラインナップも好きだ。
その『TYR』の最後を飾ったのが、この疾走する名曲である。コージーのドラム、リフメイカーの面目躍如たるアイオミのメロディアスなプレイ、マーティンのヴォーカルも熱い。完璧な1曲だ。


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