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アゴ 勇さんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 201-250
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KATE BUSH-The Dreaming ★★ (2003-11-17 11:46:00)
ケイト嬢の作品の中でも最もアグレッシヴなアルバムであり、異常なまでの才覚を発揮したと言える1枚。
何と、当時72トラック録音も実現。
恐るべきリズム感覚と驚異の表現力によるヴォーカルが交差し、怖いぐらいの感性を披露。
この後彼女が精神病院に入院したと噂されたのも、よく判るような気が。
KATE BUSH-The Kick Inside ★★ (2003-11-17 11:26:00)
16歳にして当時PINK FLOYDのデヴィッド・ギルモアにスカウトされ、19歳にしてデビューしたケイト嬢。
Wethering Heights(邦題:嵐ヶ丘)は衝撃的だった。
この瞬間からケイト伝説は語られはじめた。
神秘的なハイトーンヴォイスで歌われる、その独自の感覚はまさしく天使と小悪魔!
THE WHO-Who's Next ★★ (2003-11-17 11:10:00)
ライヴでは表現しきれなかった、別の意味でのエネルギーを、計算高いサウンドアプローチによって実現させたアルバム。
プロデューサー、グリン・ジョーンズのアイデアによるシンセサイザーの導入などにより、バンドのサウンドが完璧なまでに確立。
シングルカットされたWon't Get Fooled Againは名曲。
RUSH-2112 ★★ (2003-11-17 10:54:00)
後に彼等のシンボルマークとなる「レッドスター」をあしらったジャケットを持つ1枚。
その前半は、女流SF作家アイン・ランドの小説を元にした組曲で、これは、RUSHスタイルの土台を築いた重要でスリリングな作品。
本当の意味でのバンドのスタートは、ここから始まった。
RUSH-Fly by Night ★★ (2003-11-17 10:47:00)
新ドラマーにニール・パートを、プロデューサーにテリー・ブラウンを迎えた実質上のファーストアルバム。
この作品では①Anthem、⑤Fly By Nightといった好ロックナンバーに加え、
④By-Tor & The Snow Dogという組曲も収録。RUSHスタイルの原形を聴くことが出来る。
PRIMUS-Sailing the Seas of Cheese ★★ (2003-11-17 10:33:00)
日本でのデビュー盤の3rd。
レス・クレイプールの6弦ベースのスラップ、タッピングなどの反則技炸裂な作品。
ドラム・ベースの変態バカテクリズム隊と、フランク・ザッパフリークのこれまた変態ギタリストのラリー・ラロンデが織りなす技が次々と披露されている。
アルバム全体が軽快なノリでまとめられていて、軽い気持ちで聴ける。
PRIMUS-Frizzle Fry ★★ (2003-11-17 10:26:00)
2nd。
彼らの作品の中では比較的ハードロック色が強い1枚じゃないだろうか。
お茶らけた小曲をつなぎに使ったり、アルバムのイントロ・アウトロに仕掛けをしてあったり、一筋縄では行かない雰囲気をすでに漂わせている。
未だに国内盤が出ていない。
MORBID ANGEL-Heretic ★★ (2003-11-13 05:45:00)
情念の魔神、激重音楽の帝王、デスメタル界のカール・ゴッチ、MORBID ANGELの8th。
一般論や、道徳、倫理、安易な庶民感覚、一般的な価値観、小五月蝿い教条、教養、権威などに対して「無用」の札を貼り付ける偉大なるバンド。
大量の自我の放出された作品。
人間の生の持つ業や特殊性、実存、いわば本質あるいは真理を聴き手に判り易く伝えてくれる。
MOTORHEAD-No Sleep 'til Hammersmith ★★ (2003-11-13 05:24:00)
津波のように押し寄せるベース、
手刀で切り払うかのようなギター、
聴く者の耳に噛り付くドラム、
そして生まれつき声帯にディストーションがかかっているような、沼の底の澱みのごときヴォーカル。
落ち着きのない飲んだくれ3人の心をかく乱しまくる快演。
PINK FLOYD-The Piper at the Gates of Dawn ★★ (2003-11-13 05:12:00)
最初に聴いた時、水木しげるの「幽霊電車」を何故か思い出した。
シド・バレットの声にはとりとめのない心地良さがある。
聴く程に頭の芯がぼんやりしてくる。
ひとつのアシッド感覚が現出している。
こうした和風とも洋風ともつかぬ、かと言って和洋折衷とも言えぬ妙な曲を生み出す才にシド・バレットは長けている人だった。
KORN-Korn ★★ (2003-11-13 05:01:00)
これほどまでに救いのない歌はそうおいそれとお目にかかれるものではない。
人生の荒みを堂々とまるっきり正面から描写している。
訴え、嘆願しているのだが、訴えるにも強く叫ぶ力すらもはやないという、ぶっきらぼうにすら感じられる程の情けない歌唱はまさに、
悲哀すら越えて、ひとつの無情の境地に至っている。
見事な非力力唱です。名盤。
TYPE O NEGATIVE-Bloody Kisses ★★ (2003-11-13 04:49:00)
夜の音。いや、夜と昼とが逆転しているような音世界。
白と黒、男と女、陰と陽、善と悪、それらはいずれもかりそめの相対関係でしかないことをヴォーカルのピーターは知らしめる。
背骨にそって舌を這わされているような肉体的愉悦と苦痛の裏表反転、
実は一体化した快感原則の真理へと肉迫しようと試みている。
ネトッとしたピーター独特の舌使いが歌唱表現に奥行きを与えている。
CRYPTOPSY-None So Vile ★★ (2003-11-13 04:33:00)
地底人が地上界に向けて嘔吐しているかのごとき響きとパワーを持った名盤。
足下から聴き手の肉体を揺さぶるデスナンバーの数々。
フロ・モーニエの威力、いや意力か、が大爆発している。
大海底火山の噴火を想起させる作品。
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise ★★ (2003-11-12 07:39:00)
どくいりきけん きいたらしぬで
DEPRESSIVE AGE-Lying in Wait ★★ (2003-11-09 22:26:00)
ドイツの変態バンドの2nd。
全体的に音はラウドでヘヴィなのだが、そこいらのスラッシュ&パワーメタルバンドと決定的に違うのが、ヴォーカルメロディにあると思う。
どう考えても尋常じゃないこのメロディライン。
しかもヴォーカルの声質が浮遊するようなハイトーンということもあってますます妖しい。
このヴォーカルメロディが「すっ」と心に入り込んだか、「なんや、コレ」となるかで、このバンドの評価が真っ二つに別れると思う。
自分は勿論前者のケースだった。
個人的には非常に惜しいバンドだったと思う。
DEPRESSIVE AGE-Symbols For The Blue Times ★★ (2003-11-09 22:15:00)
3rd。
1st、2ndから更に一層スラッシュという色を退色させて、独特の世界へ一歩踏み出した音世界が堪能できる。
絶対に世界の人気者にはなれない音世界だけど、メジャーに飲み込まれないように一生懸命踏ん張っている人達には、諸手を挙げて歓迎されるバンド。
意外にオルタナ・ファンにもウケるかも知れない。
DEPRESSIVE AGE-Electric Scum ★★ (2003-11-09 22:08:00)
4th。
ヨーロッパのバンドらしい物憂げな雰囲気とプログレッシヴな香りがアルバムに満ち溢れており、ただのメタルではない独自のメタルが楽しめる。
バックのクリーンな音作りとヴォーカルのクセが何となく耽美的な世界を連想させて、ただのHMアルバムとは違った趣を出しているのも好感を持てる。
万人には薦められないが個人的には◎。
DEPRESSIVE AGE-First Depression ★★ (2003-11-09 22:01:00)
ドイツの個性派スラッシュメタルバンドの1st。
ドイツとは言っても、統一以前で言うところの旧東ドイツの出身であり、
それだけでも非常に珍しい存在に違いない。
分厚くクランチの利いたリフを乗せて疾走するところはスラッシュなのだが、
陰気でアクの強いメロディや大胆な展開を見せる楽曲が強いインパクトを残す。
全体の退廃的な雰囲気を際立たせているのが、独特の抑揚を持ったヴォーカル。
アンニュイであったり爬虫類的であったり、時にはヒステリックでもあるそのエキセントリシティに富んだ歌唱はバンドサウンドと一体になって唯一無二の個性を生み出している。
YES-Relayer ★★ (2003-11-07 02:14:00)
リック・ウェイクマンが脱退、スイス出身のパトリック・モラーツが加入した唯一の作品。
モラーツはほぼ完璧にウェイクマンの脱けた穴を埋める健闘を見せているどころか、技術的には前任ウェイクマンよりモラーツの方が上だということを証明している。
全3曲収録。3曲とも素晴らしいが、メタルフリークには是非、2曲目のSound Chaserを聴いてもらいたい。
恐らくYES史上、最もメタリックでヒステリックな曲だと思う。
この曲はRUSHもDREAM THEATERもTOOLも、そしてYES自身もライヴで再現することは難しいのではないだろうか。
KING CRIMSON-Red ★★ (2003-11-07 01:55:00)
オリジナルクリムゾン最後の作品。
全体にヘヴィで荘厳な雰囲気に満ちており、各人が生み出す複雑なリズムが一体化した時に感じられる陶酔感が最高に素晴らしい。
各メンバーの演奏の充実振りも素晴らしく、危なげな美の世界を極限まで表現し切っている。脱帽。
The Jimi Hendrix Experience-Axis: Bold as Love ★★ (2003-11-07 01:43:00)
攻撃的なギターサウンドが宙を舞い、サイケデリックな空間を作り出してる。
黒人社会から飛び出しロックに取り組んだ彼の音楽がドラッグというフィルターを通し如実に浮かび上がる。
Little Wingはエリック・クラプトンにカヴァーされ、If Six Was Nineは映画「イージーライダー」でも使用された。
ワウワウを利かせたノイジーなギターと共に、彼の存在自体が万人の度肝を抜く。強烈。
HUMBLE PIE-Performance: Rockin' the Fillmore ★★ (2003-11-07 01:32:00)
HUMBLE PIEの初のライヴ作品。
ライヴバンドとしての本領を、ロックの殿堂、フィルモアイーストで発揮。
Stone Cold FeverやI Don't Need No Doctorのエネルギッシュな展開は、まさに名演。
これを最後に脱退したピーター・フランプトンのギターも、ここでは強烈な印象を与えてくれる。
RORY GALLAGHER-Stage Struck ★★ (2003-11-07 01:25:00)
故ロリー・ギャラガーの魅力が十分に発揮されるのは、やはりライヴだと思う。
そんなことを改めて納得させてくれる一枚。
ロリーのライヴアルバムは、本作で3枚目だと思うが、マニアの人達からすればベストな選曲じゃないかもしれないが、
名演という点では本作の仕上がりがピカイチじゃないだろうか。
DEEP PURPLE-Stormbringer ★★ (2003-11-07 01:14:00)
リッチー・ブラックモアが余り評価していないことで有名な作品。
しかし、アップテンポのStormbringer、Lady Double Dealer、
本作以前のパープルでは耳にすることの出来なかった、哀愁漂うThe Gypsy、美しいスローナンバーSoldier Of Fortune、
グレン・ヒューズのヴォーカルとリッチーのギターが化学反応している、隠れた名曲Holy Manなど、作品の質が非常に高い。
DEEP PURPLE-Deep Purple ★★ (2003-11-07 01:01:00)
第1期パープル最後のアルバム。
前2作で聴かれたポップス色は薄れ、クラシカルなアレンジが全面に出てきている。
中でもAprilは12分にも及ぶ3部形式の組曲で、当時、彼等に対して形容されていたアートロックという言葉の所以を感じることが出来る。
個人的にオススメはハープシコードの音色が美しい2曲目のBlind。
MOUNTAIN-Nantucket Sleighride ★★ (2003-11-07 00:49:00)
文句なしにMOUNTAINの代表作。
ライヴのハイライトにもなったというタイトル曲を筆頭に、
故フェリックス・パパラルディによるクラシックのアイデアを原理にしたサウンドは、
まさしく彼等ならではのものだったと思います。
ハードロックの極地を表現した名盤。
I MOTHER EARTH-Scenery & Fish ★★ (2003-11-06 19:39:00)
2nd。
相変わらず一筋縄ではいかない魅力があります。
1stよりサウンドが若干へヴィな印象。
何と言っても注目曲は、セーソクも大絶賛した、ラストに収録されているEarth,Sky,&C.です。
この曲の中にバンドの迫力・緊張感・構成力・表現力など、すべてが詰まってます。
筆舌に尽くしがたいというか、尽きてしまいそうです。
この1曲のために、本作を買っても損はしないと思います。
カナダ出身という土地柄によるものだろうか、アメリカのバンドには無い表現力の爆発が感じられます。
パーカッションやハモンドオルガンもイイ味出してます。
I MOTHER EARTH-Dig ★★ (2003-11-06 19:18:00)
デビューアルバム。
この作品の発表当時、グランジ扱いしていた雑誌があったが、とんでもない間違いだ。
確かにSOUNDGARDEN的な混沌とした側面もあるが、このバンドの根底にあるのは、
SANTANAやLED ZEPPELINである。
そういった70年代サウンドを現代的解釈をしている。しかも、演奏技術がDREAM THEATER並みに高い。
表現多彩なギター、つぶやき、咆哮をあげるヴォーカル・・・何もかも最高級のレベルです。
3曲目のRain Will Fallは名曲です。6曲目のProductionのベースイントロは必聴です。
DAMN THE MACHINE-Damn the Machine ★★ (2003-11-06 12:43:00)
元MEGADETHでギターを弾いてたクリス・ポーランドが結成したバンド。
元MEGADETHということでスラッシュを期待するかもしれないが、スラッシュメタルではない。
ミドルテンポで音が少なく、音に隙間があるヘヴィメタルです。
時折見せるリズムチェンジが楽曲に面白味を持たせているのが特徴。
激しくも、どこかもの悲しい楽曲が多いです。
荒涼とした大地をイメージさせる殺伐とした雰囲気がありますね。
当時、既存のメタルにこういうタイプのバンドは、ほとんど存在しなかった。
アルバム1枚で散ってしまったのは残念。
THE BEYOND-Chasm ★★ (2003-11-06 12:08:00)
メロディが向上、音楽性がさらに広がり、凄みの増した2nd。
このバンドはプログレッシヴといっても、DREAM THEATERクローンの多い現在のプログレメタルシーンでは明らかに異質な存在でした。
プログレとグランジの融合です。
乱暴な言い方をすれば、超絶技巧を持ったNIRVANAのような音楽性です。
リズム隊にギターだけの演奏ですが、プレイヤー全員が個性的且つクレバーで、
音の隙間に知性が滲み出ているかのようです。
聴けば聴くほど発見があって楽しくなってきます。ホント飽きない。
刻むギターと手数の多いリズム隊の上でメロディを担当するのはヴォーカル一人。
でも、変拍子だろうが、ビヨンビヨンと跳ねるギターが頑張っていようが、それをねじ伏せるかのようにヴォーカルが個性的なメロディで横たわる。
ちゃんと歌心もあり、聴いていて疲れません。
…続き
THE BEYOND-Crawl ★★ (2003-11-06 11:51:00)
英国出身。1st。
スラッシュや、モダンへヴィネス、プログレッシヴ、アヴァンギャルドといった音楽的なバックグラウンドが見え隠れしますが、
それらを昇華し独自の音楽性を打ち出してます。
言わば真の意味でのプログレッシヴ(進化的な)メタルバンドかも。
重く、しかし素早い変化を見せる曲構成。
まるでビル・ブラッフォードがメタルをプレイしてるかのように、
複雑で手数の多いドラミングは、留まることなく次々と変化していく。
英国出身らしい知的なヘヴィロック。
突き刺さるような荒涼とした世界が見えてくるような個性的なヴォーカル。
研ぎ澄まされたナイフのようなリフを掻き鳴らすギター。
目立たないがこれまた複雑なフレーズを弾いているベース。
そして、高速で変化しつづけるドラム。
孤高で薄幸のバンドでした。
JUDAS PRIEST-Sad Wings of Destiny ★★ (2003-11-06 11:13:00)
70年代後半に伝統的ブリティッシュハードロックのサウンドとマインドを継承した2nd。
静から動へのドラマティックな展開、ツインリードを生かした立体的なリフパターンの確立など、
今日のへヴィメタルに直接関わる重要なテーマが披露されている。
「PAINKILLER」とは別の意味でヘヴィな作品。
3曲目のバラードDreamer Deceiverのラストはいつ聴いても痺れる。
SYSTEM OF A DOWN-Steal This Album! ★★ (2003-10-22 22:33:00)
聴きまくりました、この作品は。
もう何度も何度も。
聴き手の感情を完全にコントロールしているんじゃないかと思ってしまうほどの、
恐ろしいまでに完成されたアレンジ。
脱帽です。
このアルバムを聴く時はアタマで聴かないで、体で聴きたい。
ラウドロックという小さな枠に収まりきれないほどの存在感があります。
SLAYER-God Hates Us All ★★ (2003-10-22 22:19:00)
原点回帰、世の中のマイナスイメージを可能な限りまで濃縮した好盤。
活動キャリアが長い分、焦点がぶれてしまいそうなこの時期に、
直球勝負な内容のアルバムをリリースできること自体スゴイことだと思う。
KREATOR-Cause for Conflict ★★ (2003-10-14 18:40:00)
ドイツが誇る3大スラッシュメタルバンドの'95年の作品。
ミレ・ペトロッツァのヴォーカルは低音が強調されていて迫力充分。
だが、ミレのヒステリックにシャウトする箇所が、
子役俳優だった頃の松田洋治がドラマで興奮状態になった声に著しく酷似していたので、
かなり心配しました。
どの曲も格好良いし、最近のデスメタルと比べても遜色はない。
URIAH HEEP-Salisbury ★★ (2003-10-14 18:12:00)
のっけから分厚いハモンドオルガンと美しいハーモニーのBird Of Preyで始まる。
一発でヤられる。
「何故ブリティッシュロックが好きなんだろう?」と考えてみた。
そうだ、アノ発音によるヴォーカルが好きなんだ、と思った。
明るい曲を演奏しても決して明るくなりきれない、湿っぽさと埃っぽさ。
英国の田園風景や古い街並みを想起させる叙情性・・・。
それらがこの作品で堪能できます。
DANZIG-Danzig III: How the Gods Kill ★★ (2003-10-14 17:48:00)
'92年発表、3rd。
グレン・ダンジグの声は発狂したエルヴィス・プレスリーのような、ある種異常な声である。
悪夢を見ているかのような曲の数々。
うたた寝しながら聴くと魔の世界に引きずり込まれるかもしれない。
DOOM-Killing Field ... ★★ (2003-10-14 17:36:00)
2nd。
複雑な展開の曲が多いアルバム。
全作品中で一番実験的と言える。
まだ未整理な部分が目立つが、次作「COMPLICATED MIND」で全てが実を結ぶ。
故・諸田コウの超人的なベースの運指は必聴。
MESHUGGAH-Destroy Erase Improve ★★ (2003-10-06 01:32:00)
奇妙に屈折した音楽性を持つバンド。
聴き所は、ジャズに影響を受けた独特のスケーリングと奏法を持ったギターと、
変幻自在のリズムパターンを叩き出しながら、個性を主張するドラムですね。
CYNICの「FOCUS」にハマった方は是非!
あのTOOLとのツアーで全米ブレイクなるか!?
METALLICA-Master of Puppets ★★ (2003-10-06 00:15:00)
ファーストからリアルタイムでこのバンドを愛聴していたが、
このアルバムでブレイクした時は、何だかとても誇らしげな気持ちになった。
こんな高揚した気分になったのは、後にも先にもなかった。
しかし、それ以上にこのアルバムは、スラッシュメタルという当時としては極めて特殊なジャンルの形をかりて、
送り手METALLICAと受け手METALLICAファンの強い絆を、見事に音楽として描写した作品ではなかろうか。
このアルバムをきっかけに音楽は音学でもあるんだなと思った次第。
DEATH ANGEL-Act III ★★ (2003-10-05 23:29:00)
DEATH ANGELの変化を代表させることが可能な'90年作、3rd。
③Veil Of Deceptionや⑥A Room With A Viewのイメージの広がりは、素晴らしく詩的ですらある。
奇術楽団的な⑤Discontinuedもイイです。
1stに比べたら衝撃性は減ったけど、演奏は充実しており、アルバムの重要性も何ら劣ってはいない。
MEGADETH-Countdown to Extinction ★★ (2003-10-05 23:10:00)
'92年発表、5th。
このアルバムは、以前の作品とハッキリ違いがあり、
リズムの強調された演奏がバックに付き、
サウンドプロダクションもクリアーで緻密です。
Skin O' My Teeth、Symphony Of Destruction、High Speed Dirt、Ashes In Your Mouth等はいずれも余裕すらうかがわせる楽曲。
個人的に大好きなThis Was My Lifeは美しく、胸に響く曲。
全体的にこのアルバムは、フッ切れたデイヴ・ムステインとMEGADETHが堪能できる。
しかし、この後ムステインが再びドラッグを・・・。
VOIVOD-The Outer Limits ★★ (2003-10-05 22:44:00)
オマケで謎の3Dメガネが付いていた。
ヘヴィメタルの視点で独自のプログレッシヴロックを作り上げた孤高のバンド。
この作品こそ、彼等が標榜していたニュークリアメタルなのかも。
WARRIOR SOUL ★★ (2003-09-19 03:40:00)
Kamikoさん!書き込みありがとう!
何かすごく嬉しいです。
コリー・クラークの歌ってセクシーなんだけど、薄気味悪くて、
詩的なんだけど、美しくないんですよねぇ。
セックスや死や超越を暗示する表現が、ふんだんに使われているのが魅力でしょうか。
WARRIOR SOUL-Chill Pill ★★ (2003-09-19 03:06:00)
4th。
駄作扱いされていますが、優れた詩と優れた音楽の、高度な、今にも爆発しそうなエネルギーを秘めた融合を目指した作品です。
だが、こうした概念も、日本はおろか、本場アメリカ聴衆にも少しも理解されなかった。
このバンドは、センセーショナリズム満載で、アメリカでは宣伝しやすく、ブレイク必至だと思っていたのだが・・・。
WARRIOR SOUL-The Space Age Playboys ★★ (2003-09-19 02:45:00)
このWARRIOR SOUL最終作は、バンドの特徴だったドンヨリ成分を排除したストレートなロックが聴ける。
NIRVANAよりも攻撃的でありながらポップで、コリー・クラークのザリガニみたいな声も健在。
相当個性的な音だ。
この路線で続けてくれればよかったのだが、あえなく解散。
MISFITS-Walk Among Us ★★ (2003-09-19 01:59:00)
未発を含めると2作目にあたるが、
これが実質的なデビューアルバム。
オリジナルはピンクカヴァー。
ジャケットを見ても判るように、グレン・ダンジグは本当に故ジム・モリスンに似ている。
USパンク史上に輝く一家に一枚の大傑作。
CHILDREN OF BODOM-Hate Crew Deathroll ★★ (2003-09-19 01:41:00)
今年はMETALLICAやIRON MAIDENが傑作を発表してるが、
年末に「今年のベストアルバムは?」と訊かれたら、
多分、この作品をチョイスするでしょうね。
購入してから半年以上経つが、未だに聴いてて飽きない。
アレキシ・ライホはギタリストとしてもそうだが、ソングライターとしてももっと評価されていい筈です。
METALLICA-St. Anger ★★ (2003-09-19 01:32:00)
正直、全く期待していなかった。
原点回帰と騒いでいても、今更スラッシュに戻るとはとても思えなかった。
実際、スラッシュではなかった訳だが、彼等のルーツであるNWOBHMの要素はかなり含まれているのではないかと。
この作品が過去の作品のようにメタルの新たな地平を開くことはないと思うが、
METALLICAといい、OUTRAGEといいプラスに作用した解放感を、自分は支持します。
Release From Agony ★★ (2003-09-19 00:57:00)
KREATOR、SODOMと並ぶドイツの代表的スラッシャー。
シュミーア、マイク、ハリー、トミーの四人の見分けが付かなかったコトで有名。
原因はモズの巣のような不思議な髪型にあった。
何故、四人揃って同じ髪型にする必要があったのかは知らないが、
誰か一人が最初に頭にモズを飼おうと思い付いて、実際そうした時に、
他の三人が「それ、いい」と真似をしたとしか考えられない。
当時は悪魔的なイメージからブラックメタルと言われていたが、
問答無用の純正インテレクチュアルスラッシュで、DESTRUCTIONの最高傑作。
野鳥にも優しい連中だった。
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