この曲を聴け! 

netalさんのページ
netalさんの発言一覧(評価・コメント) 251-300
→PC向けページ
Tweet
EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-The Acclamation of Bonds
EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-The Loss and Curse of Reverence
EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-The Wanderer
EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-Thus Spake the Nightspirit
EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-With Strength I Burn
EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-Ye Entrancemperium
EMPEROR-Emperor/wrath of the Tyrant
EMPEROR-IX Equilibrium
EMPEROR-IX Equilibrium-An Elegy of Icaros
EMPEROR-IX Equilibrium-Curse You All Men!
EMPEROR-In the Nightside Eclipse
EMPEROR-In the Nightside Eclipse-I Am the Black Wizards
EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Inno a Satana
EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Intro/Into the Infinity of Thoughts
EMPEROR-In the Nightside Eclipse-The Majesty of the Nightsky
EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Towards the Pantheon
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-Depraved
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-Empty
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-Grey
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-He Who Sought the Fire
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-In the Wordless Chamber
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-The Eruption
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-The Prophet
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-The Tongue of Fire
EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-Thorns on My Grave
ENVY-君の靴と未来-all the Footprints You've Ever Left and the Fear Expecting Ahead
ESOTERIC-Paragon of Dissonance
ESOTERIC-Subconscious Dissolution Into the Continuum
ESOTERIC-Subconscious Dissolution Into the Continuum-Arcane Dissolution
ESOTERIC-Subconscious Dissolution Into the Continuum-Grey Day
ESOTERIC-Subconscious Dissolution Into the Continuum-Morphia
ESOTERIC-Subconscious Dissolution Into the Continuum-The Blood of the Eyes
EVOKEN-Antithesis of Light
Eater of Birds
El mundo frio
Everything Is Fire
FLESHGOD APOCALYPSE-Oracles
FUNERAL MIST-Salvation
FUNERAL MIST-Salvation-Circle of Eyes
FUNERAL TEARS-Your Life My Death
FUNERIS NOCTURNUM-Pure Satanic Blasphemy-Kuolontoive
Flesh Cathedral
Flesh Cathedral-Sterile Seeds
Flood
Focus
Focus-Celestial Voyage
Focus-How Could I
Focus-I'm but a Wave to...
Focus-Uroboric Forms

 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14


発言している33曲を連続再生 - Youtube



EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-The Acclamation of Bonds ★★★ (2012-06-29 23:28:33)

Emperorにしては珍しくストレートに勇壮なメロディを中心にした曲だが、そのメロディ、特にキーボードが非常にドラマティックかつ感動的。

EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-The Loss and Curse of Reverence ★★★ (2012-06-05 21:11:05)

中盤の「This agony~」の、全楽器が一体となって襲いかかるパートにいつも心が持ってかれる。
混沌の中に渦巻く虚しさや苦痛が感じられる。

EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-The Wanderer ★★★ (2013-04-24 18:55:50)

荘厳なメロディを聴いていると、本当に魂をどこかへ連れ去られてしまいそうな曲。
Emperorはインストまで完成度が高い。

EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-Thus Spake the Nightspirit ★★★ (2012-10-13 17:44:06)

Emperorの中では比較的短く、展開の分かり易い曲だが、キーボードを中心とした気高く荘厳なメロディが素晴らしい。
Ye Entrancemperiumの直後というポジションにありながら全く埋もれていない名曲。

EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-With Strength I Burn ★★★ (2012-05-09 18:06:01)

中間部の台詞のパートが妖しく、厭世的でたまらない。
非常にドラマチックな曲で、後半の疾走してからのエンディングは本当に良い締め方だと思う。

EMPEROR-Anthems to the Welkin at Dusk-Ye Entrancemperium ★★★ (2011-09-04 14:30:59)

Trymの驚異的ブラストと、ただただ圧倒的としか言えない暴虐と神聖さに酔える神曲。

EMPEROR-Emperor/wrath of the Tyrant (2012-04-16 23:32:59)

デモと93年のEPのカップリング。

まず、とにかく音が極悪。かなりノイジーで、何をやっているのかほとんどわからない所もちらほら。
イーサーンの叫びはもう喉大丈夫ですかと言いたくなるほど狂気に満ちている。
それらが一体となって襲いかかる様は邪悪を超えて、もはやカオスである。
それでも、随所に良いフレーズが聞こえ、曲のクオリティは悪くない。
ブラックメタル黎明期のアングラ臭を色濃く残した作品だと思う。

補足だが、サモスが最初ドラムだったのは意外だった…

EMPEROR-IX Equilibrium (2012-07-22 19:12:36)

前作までの純粋なアングラ臭漂うシンフォニックブラックからよりモダンな作風に転換した3rd。
ギターのリヴァーヴ感が凄まじく、特に嵐のようなリズムギターの轟音は半端ではない。
そのせいもあって暴虐感はEmperor史上最高で聴き疲れさえ感じるほどである。イヤホンだとかなりキツい。
ただ個人的に残念なのは前作までの高貴さと神聖さがやや薄れたところ。
それでも相変わらず演奏技術や楽曲の質は素晴らしい。

おすすめ…Curse You All Men!

EMPEROR-IX Equilibrium-An Elegy of Icaros ★★ (2013-03-07 20:03:40)

イカロスの嘆きを代弁したかのようなIhsahnの苦悩に満ちたヴォーカルがクリーンとスクリーム共々素晴らしい。

EMPEROR-IX Equilibrium-Curse You All Men! ★★ (2012-11-14 17:26:59)

禍々しすぎる。ただその一言。

EMPEROR-In the Nightside Eclipse ★★ (2012-04-10 22:40:58)

全体的に音像がやや荒く、特にギターがジャリジャリとノイジーであるが、そのおかげもあって以降の作品より邪悪さが色濃く出ている。
この頃は以降の作品とは異なり、Ihsahnは高音で喚きっぱなし(但し⑧等で見事なクワイアも魅せる)、キーボードは大きく動く事のない靄の様な音色である等、
正にシンフォニックブラックの王道。
まだ以降のような孤高の音楽性を示すまでには至っていないが、シンフォニックブラックの最高峰であることは疑いようがなく、
邪悪さ、寒さ、冷たさ、殺気…といった、シンフォブラにおけるオーソドクスな面ではEmperor史上最高である。
凡百のバンドが描けているのが徒に聖なる者を排斥していくただの悪魔だとすれば、こちらは真に排斥すべき偽りの善を残酷だがしかし優雅に排除していく威厳ある魔王のよう。
1stにしてシンフォニックブラックを極めたアルバム。
…続き

EMPEROR-In the Nightside Eclipse-I Am the Black Wizards ★★ (2012-12-16 00:12:10)

ブラストこそないが、邪悪極まりないリフと攻撃性を兼ね備えた良曲。
冷たすぎるシンセのメロディが更に邪悪さを引き立たせている。

EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Inno a Satana ★★★ (2012-04-10 22:24:08)

とにかくキーボードのメロディが冷たく荘厳で神聖である。
ブラストに乗せて全楽器が疾走する後半はもはや人間界のものではない。
悪魔崇拝の神殿があったら流れていそうな曲だ。

EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Intro/Into the Infinity of Thoughts ★★ (2012-06-04 18:25:52)

リフやヴォーカルは勿論、特にキーボードがあまりにも邪悪。しかも邪悪なだけでなく、高貴で美しい。
「Weaker and weaker, one by one」と威厳ある叫びと7分半からの疾走パートが圧巻である。
ベスト盤に入っていないのは不思議である。

EMPEROR-In the Nightside Eclipse-The Majesty of the Nightsky ★★ (2012-07-20 15:03:07)

中盤のオーロラを想起させるようなシンセの荘厳なメロディが素晴らしい。
Emperorはこういったあまり有名でない曲も良曲だといえるクオリティーがある。

EMPEROR-In the Nightside Eclipse-Towards the Pantheon ★★ (2012-11-11 21:14:15)

シンセの音が寒々しくも非常に美しい、アルバム後半戦の開始を告げる良曲。
シンセを除けば、Mayhemの1stみたいな感じもする。

EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise ★★★ (2012-06-07 21:51:23)

全ブラックメタルの頂点に君臨するEmperor。そんな彼らの現状の最高傑作にして最終作がこのアルバムである。

2nd以降、純粋なブラックからの脱却を模索し始めた彼らの叡智の結晶という事もあり、サタニックな邪悪さ等を伴うものではない。
プログレッシヴシンフォニックブラックとでも言おうか。
何が印象的かというと、どれか一つに絞って挙げるのが難しいほど聴き所満載であるが、敢えて言えば、ギターハーモニクス入りのリフだろうか。
あまりにも巧みにリフに埋め込まれたハーモニクスが独特の激しさと響きを加えている。
更にそれが刻みリフ等と共に実に緻密で複雑なフレーズを形成し、しかもそれに全く違和感がないというのも凄まじい。
シンセやオーケストレーションも上手く多用されており、凄まじい荘厳さ、不安感を煽りまくる。
この点は彼らが1stから徹底している点であり
…続き

EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-Depraved ★★★ (2013-10-17 19:32:40)

不気味なリフが印象的な一曲。
後半部分の舞うようなリードギターの入れ方が面白い。

EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-Empty ★★★ (2014-03-04 17:53:52)

シンセとハーモニクスが何重にもわたって聴き手の感情を煽る名曲。
アルバムの中では明るい方のメロディもフィーチャーしているが、全然違和感がない。

EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-Grey ★★★ (2013-12-15 15:02:08)

イントロを初め、随所で見せる入り組んだフレージングが光る。
苦悩を感じさせるシンセの音色も相変わらず素晴らしい。

EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-He Who Sought the Fire ★★★ (2013-06-07 19:08:35)

激しく展開していく中、何度か切れ込んでくるギターソロのメロディが儚くも美しく素晴らしい。
ブラストも多く、アルバム中一番ブラックらしい曲。

EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-In the Wordless Chamber ★★★ (2012-12-19 18:41:31)

神聖や荘厳という言葉すら生温い位に余りにも壮大な曲。
中間のシンセのみになってからオーケストラを挟んでメタルパートに戻る展開など何もかもが異次元である。

EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-The Eruption ★★★ (2012-07-22 21:08:08)

イントロのドラマティックさは間違いなくメタル史上最高レヴェル(もちろん本編も)。
ここまで高次元かつ荘厳なストリングスアレンジはそうそうないだろう。
この曲は本質的な意味での「シンフォニック」を体現している曲だと思う。

EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-The Prophet ★★★ (2013-09-04 18:06:37)

不吉なイントロから一転、荘厳なシンセとクリーンヴォイスが合わさり慟哭と気高さを演出するパートが素晴らしい。

EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-The Tongue of Fire ★★★ (2013-04-24 21:35:15)

単独でさえ素晴らしい刻みリフと高音メロディが複雑に絡み合って形成されるリフが凄まじい。
このリフのアイディアだけでも、Ihsahnの天才ぶりを思い知らされる。

EMPEROR-Prometheus: The Discipline of Fire & Demise-Thorns on My Grave ★★★ (2013-07-25 18:46:28)

皇帝のオリジナル曲ではラストとなる名曲。
暴虐的なリフと大迫力のブラストが入り混じって疾走していくパートの貫禄が凄まじい…

ENVY-君の靴と未来-all the Footprints You've Ever Left and the Fear Expecting Ahead ★★ (2015-01-26 22:54:48)

激情をベースに、哀愁、儚さ、浮遊感、寂しさ等々が鬩ぎ合い、幾重もの感情が聴き手に感動と昂揚を与える作品。
非バックビートを上手く交えた、起伏と躍動感に富んだリフ&メロディとリズムワークが、複雑な感情を引き起こし、激情と共に高め合っているようにも思える。
静と動の切り替えも巧みであり、全てにおいて優れたポストハードコアで、
中でも、焦燥感に急き立てられて激情を発散させずにいられないような僅かに悲しみを湛えたリフと、寂寥感や清浄さを醸す静パートが非常に気にいった。

成程、確かにConvergeの傑作『Jane Doe』からカオティックさを抜き、洗練した感じとも言える(奇しくも、どちらも2001年作)。
近年はポストロックに接近したメタル・ハードコアも増えてきたが、21世紀の始まりにしてその完成形を示した点でも偉大なアルバムであろう。
激しくも美しい
…続き

ESOTERIC-Paragon of Dissonance ★★★ (2017-05-26 22:43:01)

聴くのは4th以来.
相変わらず2枚組計約90分と長大であり、抽象的かつ神秘的な世界観が存分に堪能できるフューネラルドゥームであるが、暗黒性やへヴィネスはやや減退。
代わりにアンビエンスや美メロが増えた事により、更に精神的トリップ作用が増強したアルバムである。
聴いているとふと意識がどこかに飛んでいたことに気付く瞬間がしばしばあるほど。

気に入り度…9.5/10

おすすめ…Abandonment

ESOTERIC-Subconscious Dissolution Into the Continuum ★★★ (2014-11-14 22:05:54)

フューネラルドゥームとしては大きく枠を外れた作品ではないが、
美メロと圧倒的へヴィネスを両立するギター、グォンという響きで蠢き空間を埋めるベース、的確に意識を刺激するドラムのいずれのパートも素晴らしい。
フューネラルでありながら、絶望など負の感情に通ずる要素はあまり感じられず、神秘的或いは超越的な存在の荘重さ、深淵に引き摺りこまれる様な感覚みたいなものを感じた。
16分、12分半、17分という、長尺の本編3曲はどの曲も押し並べて素晴らしく、聴き通す時苦にならないが、
敢えて言えばイントロの美メロや後半の刻みリフへの盛り上げ方が見事な②が最も気に入った。

「Subconscious」(無意識)というタイトルの単語、「As times extinguishes us, so we became it」というブックレット裏表紙の文章などから、
死に際
…続き

ESOTERIC-Subconscious Dissolution Into the Continuum-Arcane Dissolution ★★ (2015-02-23 21:56:46)

②のエンディングから繋がる、深淵の空虚な闇の如きインスト。

ESOTERIC-Subconscious Dissolution Into the Continuum-Grey Day ★★★ (2015-02-23 21:56:04)

前半は精神の瓦解により生じた空虚さじみたものを感じる霊的な旋律が印象的。
中盤のへヴィパートを経て、引き摺る様なリフで終わる。

ESOTERIC-Subconscious Dissolution Into the Continuum-Morphia ★★★ (2015-02-23 21:54:54)

突如として精神を別世界に持っていくようなイントロがまず印象的。
中盤からはへヴィリフの中に時々霊的なメロディが漂う。
後半では重力の歪みを生じさせるが如き重量溢れるギターの刻みで魅せてくれる。

ESOTERIC-Subconscious Dissolution Into the Continuum-The Blood of the Eyes ★★★ (2015-02-23 21:55:30)

深海の様に暗くも神秘を湛えた世界を描くイントロは本作最大のハイライトである。
後半では打って変わって無慈悲にへヴィリフが刻まれ、精神を融解させる。

EVOKEN-Antithesis of Light ★★ (2016-04-29 00:03:21)

絶望感やメランコリックさはフューネラルドゥームにしてはそれほど無いが、代わりに憎悪や怨念が渦巻き、どす黒さが際立っている。
随所で聴ける淡々としたクリーンギターが出口の見えない洞窟を彷徨う不穏な心理を思わせる事を含め、聴いていて軽く恐怖すら感じる程である。
それが1曲目を除いた全曲で10分以上続くものだから、聴き通すのが多少辛いアルバムではあるが、
アルバムを支配する暗黒性に圧倒されるため、大きな欠点とは思っていない。
フューネラルドゥームの礎を築いたこのバンドの貫録を感じる良盤である。

気に入り度…82/100

おすすめ…Antithesis Of Light

Eater of Birds ★★★ (2015-05-10 15:26:55)

USAのブラックの2nd。

ブラックらしい背徳感を纏ったメロディックなトレモロだけでなく、
スラッシーな刻みや効果的なタム等を用いるなどして時にトライバルさを演出するドラムも交え、ある種異様に思える高揚感を演出している。
その異様な雰囲気は、全ての生物が闘争本能と狂気に駆られ、一つの弱肉強食の世界に組み込まれたかのようである。
曲展開の方でも、後半で楽器陣がうねり雪崩込む等絶妙で、より一層闘争本能を煽る。

同じ曲名『Ritual Use Of Fire』を冠されたアコギ主体で(ほぼ)インストの③、⑧、⑩は無くても良かったとは思うが、それを除けばアルバム全体の流れも良い。
終盤で無機質な哀愁の漂う8.を挟み、⑨、⑪で再び闘争本能を煽るブラックに戻り、戦歌的なメロディでアルバムを終える様は、
闘争の世界で傷を受け続けてもなお世界の流れ
…続き

El mundo frio ★★★ (2015-09-29 21:37:05)

1曲71分半のスラッジという、耐性の無い人には苦痛以外の何物でもない音楽。
スペイン語で「冷たき世界」と題されたこのアルバムで披露される、永遠の絶望と冷気に晒され、全ての希望が裏切られ、更なる絶望の糧となる荒廃世界に、
誰もが良くも悪くも悶絶必至であろう。

また、使われている要素は、アンビエントとスラッジ、ポストロック辺りで、これらの要素が数分単位で切り替わるのだが、
これら全てが一縷の希望の余地も無い究極の荒廃世界を示しているのが素晴らしい。
常に「冷たき世界」を意識した、一切の高揚感を与えない余りにも禁欲的な曲展開と合わさり、
如何に美しくとも、如何に聴きやすいフレーズであっても、必ず最終的には絶望と冷気へと繋がってゆく。

人を選ぶ音楽である事は間違いないが、1時間超えの曲も平気であり、Neurosis等を聴いてもなお別の荒廃
…続き

Everything Is Fire ★★★ (2014-10-16 23:52:17)

デスメタリックな蠢く低音リフとブラック的なトレモロも交えた高音リフが主とするが、このリフ捌きが本当にえげつない。
自由自在に荒れ狂う様は、さながら人の統制に余る天変地異の蠢きのよう。
更に、単体でもえげつないリフがカオティックな展開とブルータルかつ手数の凄まじいドラムに乗って複雑に絡み合う様は圧巻で、
強大な外力により急速に変異していく生命体の如しである。
特にブラック的なフレーズの使い方が実に印象的で、不穏さは勿論デスメタルらしからぬ神秘さすらも漂わせている。

そういった意味でDeathspell Omegaに通ずるものがあるが、
ことリフ捌きに関して、4th以降のDSOを軽く凌駕しているはおろか、『Kénôse』にさえも匹敵する凄まじさである。
リフ捌きだけでなく、曲展開の方も混沌としていながら決して飽きさせず、凄まじいリフ捌きに対す
…続き

FLESHGOD APOCALYPSE-Oracles ★★ (2014-03-06 18:30:43)

シンフォニックなブルデスとして取り沙汰される事の多い彼らだが、この1stでは⑩を除き、ほぼ全編が純然たるブルデスである。直接的なシンフォニック要素は曲間のSE程度。
曲展開の方は結構せわしないが、ブラストを軸に心地よく疾走するドラム、猛烈な刻みとトレモロを放ち続けるブルータルなギター共に破綻なく、
しかしリスナーを蹂躙するに足るクオリティがある。
④の0:57からの疾走と絡めて高速で音程を上下させるリフ等、アイデアの面でも面白いものがあり、ブルデス好きなら心地良くなる事間違い無し。

敢えてシンフォニーの影響を感じさせるものを挙げるとすれば、トレモロのリードやギターソロ。
クラシカルで印象的なものを見せてくれ、ブルータリティだけでなく、荘厳さをも漂わせている。

気に入り度…82/100

おすすめ…In Honour Of R
…続き

FUNERAL MIST-Salvation ★★ (2013-12-06 22:54:36)

ブラックメタルの中でも最も邪悪な作品の一つとされるアルバム。
瘴気が全てを破壊していく様なブルータルなブラストパートは勿論、退廃と不浄を祀る様なミドル・スローパート迄、一部の隙も無い邪悪さ。
名手Ariochのヴォーカルも、ドスの効いたがなりや醜悪なスクリーム等、多彩かつやはり凄まじく邪悪。
「最も邪悪」という名声に違わぬ邪悪さで、『Salvation』のタイトルが皮肉以外の何物にも聞こえない。
邪悪さについてしか言っていないけれど、そう言わざるをえない位全ての要素から紛う事無き邪悪が迸り続ける。

あと、これもよく取りざたされることだが、各曲の前後にクワイア等のSEが入っている。
①のイントロの息詰まるように迫る闇等は効果的だが、一方で⑩のアンニュイさを含むアウトロの様に冗長・不要な所もある。
箸休めとしては悪くないかもしれないが、ここに
…続き

FUNERAL MIST-Salvation-Circle of Eyes ★★ (2014-03-08 00:14:23)

12分にわたって陰湿極まりないリフが堪能できる、プリミティヴ風拷問ブラック。
邪悪なものに四方を塞がれ、内面までもやられてしまった絶望を感じる。

FUNERAL TEARS-Your Life My Death ★★ (2015-12-25 23:27:14)

一言で言って、王道のフューネラルドゥームそのもので、5曲50分強とフューネラルドゥームにしては短めながらも、十分に気を滅入らせてくれる。
特徴的な所を挙げるとすれば、凍てついたメロディのシンセや仄かに叙情性を湛えつつ生気を少しずつ奪うようなギターが挙げられる。
これらは、ドス黒さや絶望感を前面に押し出すというよりかは、
メランコリックさに徐々に心を病んでいく感触であり、それなりにメロディがある事もあって、フューネラルドゥームにしては、比較的聴き易い部類かと思う。
特筆すべき特徴こそないが、メランコリックなフューネラルドゥームにあるべき要素が一通り揃った良作である。

気に入り度…81/100

おすすめ…For You

FUNERIS NOCTURNUM-Pure Satanic Blasphemy-Kuolontoive ★★ (2013-03-19 22:21:46)

1:22辺りのを始め、いくつかの箇所でツーバスの速度が尋常じゃなくなっている。速すぎて音の隙間がない。
Dracoは悪魔である。

Flesh Cathedral ★★★ (2014-08-04 22:54:56)

瘴気をそのまま音にしたかのような音で、聴いていて思い浮かんだのは濃い霧の漂う荒れ果てた墓場とかそんな感じ。
どす黒い音塊で迫るリフ、ややメロディックながらも精神融解を誘うようなギターワーク共に素晴らしい。
特に随所に挟まれるメロディックなフレーズが最も気に入った点。陰湿なトレモロの中に現れる神秘的なアルペジオ等、実に魅力的である。
この点において、『SMRC』以降のDeathspell Omegaにも通ずる所があるが、向こうの神性を表現するような感じとは違い、こちらはどす黒さを更に高めているという印象。

ギターワークが優れているだけでなく、ヴォーカルやリズム隊に関しても、音量・音質及び力量のいずれも十分である。
潰れたがなりヴォーカルはあまり前に出ては来ないけれど、怨念を持った悪霊が呪いに来るみたいで不気味。
展開に関しても、全曲10分超、総ラ
…続き

Flesh Cathedral-Sterile Seeds ★★★ (2014-10-14 23:49:10)

他曲に比べて疾走が少ない曲だが、その分陰湿でカルティックな雰囲気が濃く、どす黒さ割増である。
どの曲もどす黒くて非常に良い本作でも一際素晴らしい名曲。

Flood ★★★ (2014-04-15 23:22:36)

日本のドローン/ストーナーの傑作。トラックは4つに分かれているが、実質は70分強の超大作1曲のみである。
心地良いクリーンギターとへヴィで精神を飲み込むようなドローンあるいはスラッジ的なリフの両者において質が高く、展開もだれていない。
各フレーズやトラック毎に聴いても素晴らしいけれども、やはり通して聴くのがお薦め。70分間精神をどこかにトリップさせられます。
それだけでなく、何かストーリー性も感じる。
「荒波に揉まれて無人島に漂着する。その漂着先で孤独を感じる内に、人間や世界、自分という存在等について思索を巡らせ、達観の境地に達する。」
みたいな。

気に入り度…91/100

Focus ★★★ (2012-12-12 23:50:36)

ジャズ・フュージョンをベースにメタルの攻撃性や民族音楽的な要素を導入した独特の音楽性。
変拍子の多用や複雑な展開、テクニカルな演奏というプログレのお約束の要素も確かに強い。
だが、ヴォコーダーの使用などにより形容し難い浮遊感を生み出しており、単なるプログレの範疇を超えた唯一無二のサウンドを堪能できる。
ちなみに、デスメタルとも言われることがあるが、デスヴォイス以外デス要素はほとんど皆無である。
メタルとしてのカタルシスは得難く、聴く人を選ぶアルバムだとは思うが、おそらく後にも先にも唯一無二の存在であり続けるであろう大名盤。

気に入り度…98/100

おすすめ…How Could I

Focus-Celestial Voyage ★★ (2013-08-24 13:38:54)

変態チックにうねる、浮遊感のあるリフが面白い。

Focus-How Could I ★★★ (2013-02-19 16:27:13)

イントロの不穏な旋律とこれでもかとばかりに矢継ぎ早にリフを変えてくる本編。
これだけで名曲確定だが、エンディングの終焉に向けてフェードアウトしていくギターソロは今まで聴いてきた中で最も劇的なギターソロの一つで、
これが曲を更にドラマティックに仕上げている。
大名盤を締めくくるに相応しい神曲。

Focus-I'm but a Wave to... ★★ (2013-07-29 19:46:58)

神秘的なイントロも一転してうねるメタルパートも素晴らしく、しかも全く破綻してないのが凄い。
タムやリフにシンクロさせた金物の使い方もオシャレ。

Focus-Uroboric Forms ★★ (2013-04-18 13:51:02)

攻撃的な蠢くリフが印象的なアルバム中最もデスメタルらしい曲。
ラストではCynicにしては珍しい疾走パートも聴ける。


MyPage