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帰ってきたクーカイさんのページ
帰ってきたクーカイさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 51-100
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LED ZEPPELIN-In Through the Out Door ★★★ (2017-06-04 06:21:55)
もうすでに上に書かれた方々が言い尽くしているけれど、確かに「実験」的。ある種プログレッシヴな香りすらある。
そして明るい(「明るくキャッチー」と言い換えても良い。特に「South Bound Saurez」「Fool in the Rain」「Hot Dog」の3曲)。
全体的にシンセサイザー・キーボード・ピアノなどの鍵盤楽器が活躍しており、それらにより印象的なメロディ・フレーズが奏でられる曲が多い。特に鍵盤大活躍なのが5曲目の「Carouselambra」で、狂騒的に回転木馬が回り続けるような曲調がやみつきになる(個人的には大好きな曲)。
冒頭の「In the Evening」は出だしの中東っぽい雰囲気といい、スローテンポで行進していくような様子といい「Kashmir」の兄弟みたいな曲。重厚さも持ちつつ明るく展開していく良い曲で、なんだか本アルバムの多面性(「
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DISTURBED-Indestructible ★★★ (2017-05-08 20:34:44)
最初に謝ります。このバンドを見誤っていました。ごめんなさい。
ライヴ盤でバンドの本質がすっきりとクリアに見えたわけで、今、旧作を改めて聴き直している。
本作は発表当時なんだか楽曲にすっと馴染めなくて、ちょっと好きになれなかった。
だが、今聴いてみると全然良い。当時の自分は何を聴いていたんだろうと思うくらい、文句なしに格好良い。
冒頭のタイトルトラックから2曲目の流れなんか完璧だったんですね。本当、すみません。
この2曲の流れに乗って前半は気持ち良く聴けるのだが、後半だって良い曲そろっていたんですね。
ようやくバンドにどっぷり惚れ込むことが出来たわけで、そういう意味でレッドロックスのライヴ盤には感謝だ。曇っていた視界をクリアにし、このバンドの楽曲が持つ本当の魅力を教えてくれたのだから。
多分、いつか2ndも購入すると思う。
ART OF ANARCHY-The Madness ★★ (2017-05-02 01:26:50)
2ndアルバム。
Vo.が1stではスコット・ウェイランドであったのが、CREEDのヴォーカリスト(スコット・スタップ)に代わっている(ウェイランド、亡くなっちゃったからね。もっとも亡くなる前に「あのバンドで俺はパーマネントなメンバーではない」とか言っていたけど)。
他のメンバーはGUNS AND ROSESにも在籍していたバンブルフット(ロン・サール この人が中心人物)、ベースがDISTURBEDのジョン・モイヤーというわけで、要するに世に言うスーパーバンドっちゅうやつですか?
それで作風はというと、少しダークな部分もある普通のアメリカンHR。ギターが弾きまくりの部分がポイント高し。歌メロもなかなかメロディアスで、個人的にはこういうの好きですね。なんかサミー・ヘイガー期のVAN HALENがちょいとダークに、そしてヘヴィになったような印象も受けた(4t
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HAREM SCAREM-United ★★★ (2017-05-02 01:06:51)
14枚目のスタジオ・アルバム。
思えばこのバンドも随分長い旅路を経て現在に至っている。私は4thを聴いた後途中下車し、本格的再始動の前作から再び乗り込んだある意味不真面目な客なので、このバンドの不遇な時代をスルーしている。前作も「良いんだけれど、なんかちょっと、こう・・・」みたいな感じで、結局今に至るまでコメントしていない(今後する可能性はある)。
そんな私だが、本作は「これ良いから聴いてみて」と素直な気持ちでお勧めできる。
バンドも吹っ切れたかのように、良い部分を出し惜しみしていない。変に2ndに寄せていくこともしていないような気がするし。好きで得意な事を一所懸命やったら出来上がりました、という感じ。
このバンドは気の毒なことにいきなり2枚目で最高傑作をスルンと生み出してしまった。しかもそれが、その手の音楽をあまり評価しない時代に。その
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CROWDED HOUSE-Together Alone ★★★ (2017-05-02 00:36:08)
’94年発表の4thアルバム。
音楽の聴き始めが洋楽で、そのうちHR/HMにハマった私も、20代になったらハードやヘヴィでない音楽にも手を出すようになった。このアルバムも何となく興味を持って購入したもの。
でも当時はやはり耳がHR/HMに聴き馴染んでいるので、威勢の良い曲から好きになっていった。4曲目の"Black & White Boy"や7曲目の"Locked Out"とか。そのうち10曲目の"Distant Sun"のような優しいメロディをもった曲も気に入り、アルバムそのものが全体的にお気に入りに。1枚のアルバムに3曲も大好きな曲を見つけることが出来れば上等ですよね。そしてそれがきっかけになり、アルバムの他の曲の良さにもじんわりと気づいていくという。
初めて聴いた時から20年以上経つのに、未だに全てを聴き尽くしていない気にさせられる。良いメロディが
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CROWDED HOUSE-Crowded House-Don’t Dream It’s Over ★★★ (2017-05-02 00:10:11)
私はこのバンドを4thから聴き始め、3rd→1stという例によって変な順序で聴いていたのだが、この曲だけは「あ、この曲聴いたことあるな」と思ったのを憶えている。確か大ヒットしているはずなので、ラジオかなんかで耳にしていたのだろう。コンピレーション・アルバムに収録されているのを見たこともあるし。
”Dream”という単語を聴いて、長らく”夢見ることをやめちゃいけない(夢をあきらめるな)”的な曲だと思っていた。しかし、久しぶりにCDを引っ張り出して、何故か腰を据えて歌詞カードを読みながら聴いていたら(そういう気分だったんですよ)、「あれ?なんか違っていたかな?」と。
自由があり、自由がない
紙コップで豪雨を受けてみなよ
戦いは進行し、その多くで負ける
だけど君がこの道の終着点を目にすることはないだろう
僕と一緒に旅しているうち
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DISTURBED-Live At Red Rocks ★★★ (2017-04-30 14:20:39)
良いライヴ盤を聴くのが好きだ(嫌いな人などいないだろうけど)。音の分離と抜けが良くエッジも効いており、何より演奏に熱が入っている。会場の空気をパッキングしたかのようなライヴ盤。なかなかそのような優れたライヴ盤にはお目に書かれない。音は良いんだけど妙に演奏が大人しいとか。プレイは良いんだが音がちょっと良くないとか。会場での反響や歓声があまり聴こえず、スタジオライヴか?というものとか。
もちろん本作は違う。
完璧に理想的なライヴ盤。それがこのアルバムだ。
正直、このバンドの曲はたまにどれも同じように聴こえてしまい、スタジオ盤だと場合によっては退屈することもあったのだが(ドライヴの時のBGMとしては良い。寝る前や座ってじっくり聴こうとするといけないことがある)、このライヴを聴いて目からウロコが落ちた気分だ。同じような曲が並んでいても、全然良いではないか!いやい
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LED ZEPPELIN-Led Zeppelin Ⅱ-Thank You (2017-04-29 23:44:56)
どこか切なくて、そこはかとなく明るい好きなタイプの曲で鉄板なのがあったな、と思い書き込もうとしたら、11年前の自分がすでに書いてましたね(24番の発言)。
う~ん。多分夫婦喧嘩した後にでも書き込んだのだろう。しかも酔っぱらっていたのかもしれない。随分な内容です。
子供は末っ子を除いてすでに「可愛いね」という齢ではなくなり、「君たち、しっかり勉強してよ」という感じ。
妻とはあまり喧嘩をしなくなりましたね。人間諦めがつくと何かを悟ります。
ともあれこの曲は素晴らしい(と、今でも思う)。
高校の頃から好きだったな。繰り返し聴いていました。歌詞の内容で、というのではなく、メロディが大好きだったんだよね。
こういう、フォーキーな曲はこのバンドの十八番で、こっち方面の引き出しはたくさんある。時に神秘的だったり、時に浮遊感を伴ったり。
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THE ANSWER-Raise a Little Hell-Gone Too Long ★★ (2017-04-29 23:14:17)
これも好きな曲(どこか明るくて、それでいて哀しげな)。
それでこれも愛を失う曲。
長すぎた不在。
なんとなくメンバーの実体験が反映されているような・・・。
ツアーから帰ったら恋人がいなくなっていた、みたいな。
THE ANSWER-Raise a Little Hell-Strange Kinda' Nothing ★★ (2017-04-29 21:10:39)
相変わらず『Raise A Little Hell』を良く聴いている。
最近気に入っているのはこの曲だ。
アコースティックでギターと唄のメロディがそこはかとなく切なげなのが好きだ。まぁこの曲が切ないのは失恋の歌だからなのだが。
こういうどこか明るくなりきれない諦観を感じさせる楽曲というのは、ブリティッシュロックバンドならではのものだと思う。
それは感じたことのない種類の喪失感
その始まりから経験のない種類の欠落だった
もし俺が自分のことをかなりのものだと考えていたなら
それは誤りだった
最初から妙な感じのつまらない奴
負傷兵の叫び
立ち上がり倒れるために生まれた
俺は自分が強いと思っていたけれど
少しも・・・少しもそうじゃなかった
毎
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PARIS-Paris-Breathless ★★★ (2017-04-22 17:13:07)
リフが重いんだけどキャッチーという、「昔のバンドはこういう曲書いたんだよなぁ」と思わず目を細めてしまいそうになる曲。
キャッチーなヘヴィブルーズというか奇妙な魅力にはちょっと抗し難い。う~む、と黙って聴いてしまう。
このバンドの懐の深さを感じさせますね。
PARIS-Paris-Solitaire ★★★ (2017-04-22 17:10:10)
曲そのものはブルージーとも言えるのかもしれないのだけれど、歌メロが妙にキャッチーで後を引く曲。耳に残るんだよね。
歌い始めのメロディが最もキャッチーで、そこでグイと聴き手の心をつかんでしまうというのはビートルズみたい。
収録曲中最もポップなような気もするが、やはり中盤の展開はきちんとロックしていて好きだ。
PARIS-Paris-Starcage ★★★ (2017-04-22 17:05:33)
アレンジがインダストリアルっぽい一曲。あくまで「ぽい」という以上のものではないのだが、当時としては斬新だったのではないかと思うし、今聴いても時代を超越した格好良さがあると思う。
人によっては「そうかな?」と思われるかもしれないが、私にはなんだか打ち込みっぽく聴こえる(もちろんマシンでもプログラムでもないのだと思われるが)ドラムに、ベースと音を加工したキーボードの反復メロディ(だと思うんだが)が絡み、ちょっと格好良く思える。隙間を埋めるように(あるいは楔を打ち込むように)鳴らされるギターがまたシブいし。
ちょっと毛色の変わった名曲。
PARIS-Paris-Religion ★★★ (2017-04-22 16:57:46)
なんとなくリフや唄い出しがレッド・ツェッペリンの「Black Dog」に似ている。だが、”似ているから良い”のではなく、そんなことには関係なく良い曲のように思う。
スペーシーなアレンジがなされているが、サイケっぽいとも言えるかもしれない。ほっておくと3人で延々とジャムっていそうな雰囲気も漂ってくる終盤あたりも美味しい。
名曲。
PARIS-Paris ★★★ (2017-04-22 16:49:57)
PARISはフリートウッド・マックのギタリストであったロバート・ウェルチ(G.,Vo.ボブ・ウェルチ)が元ジェスロ・タルのグレン・コーニック(B,Key)、元ナッズのトム・ムーニー(Dr)と組んだトリオバンドである。
本作は1976年1月にリリースされたデヴューアルバム。
バンド自体は短命で、商業的な成功からもほど遠かったらしい。本作もチャートの最高位が103位という成績だったとか。日本では渋谷陽一氏がレッド・ツェッペリンに似ているということでプッシュし、そこそこ売れたらしい。
私がこのバンドを知ったのは’80年代前半から中頃のことで、例によってFMラジオをエアチェックしている中で出会った。やっぱり”渋谷陽一氏がどうのこうの”とアナウンスされていたか、渋谷陽一氏本人がDJをつとめた番組であった可能性もある。4(5?)曲ほど(2曲目の「Religion」、
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DEEP PURPLE-inFinite-Time for Bedlam ★★ (2017-04-21 22:53:27)
アルバム収録曲中、比較的アップテンポ(あくまでアルバム収録曲中での相対的な評価だが)な曲。
アルバム評でも書いたが、重厚な雰囲気を持つ曲でもある。
このアルバム冒頭にあって相応しい存在感は、かの名盤『Perfect Strangers』の一曲目、「Knocking At Your Back Door」を想起させる。同程度の名曲だと言うつもりはないが、なかなか良い曲だと思う。
DEEP PURPLE-inFinite-Birds of Prey ★★ (2017-04-21 22:38:49)
カヴァー曲のひとつ前に配されており、本編最後を飾る曲。
スティーヴ・モーズのギターが気持ち良く鳴り響く。
しかし思うんだが『Infinite』におけるモーズのプレイは、あえて自分の特徴(手癖というか、折に触れて聴かれるモーズならではのフレーズ)を封じて、ここぞという時にメロディを印象付けるプレイに徹しているように見受けられる。
この曲が最もそういうシブさというか、一撃必殺というか、必殺仕事人的なものを感じさせる。
自分の技をひけらかさないで、一刀両断とばかりにここぞという所で曲の良さを伝えることだけに徹したプレイは、ある意味新境地と言えなくはないだろうか。
職人の意地、ここにあり。
DEEP PURPLE-inFinite-On Top of the World ★★ (2017-04-21 22:29:10)
イアン・ギランがB!誌掲載のインタヴューで語っていた”口の中からゴ〇ブリが米をせっせと運ぶのが見えた”曲。
オルガンソロが格好良い、明るめのヘヴィブルーズと言って良いか。
しかし、このときのギランって、大酔いしていたんだろうか。でなかったら何かドラッグでも決めていたのか。
私はどんなに酔っぱらっても、凄い美人に見えていた女性が、酔いが醒めてから改めてみるととんでもなかったという経験をしたことがないので、ちょっと想像がつかないのだが(もっとも、酔って正体をなくす前に気持ちが悪くなって吐いてしまうんだけど)。
ゴキ〇リはともかく、歌メロのサビがなかなか気持ち良い。
DEEP PURPLE-inFinite-The Surprising ★★ (2017-04-21 22:19:26)
このバンドの持つ抒情的な部分やインストゥルメンタルの緊張感がとても良くブレンドされ、展開も起伏に富みドラマティックな一曲。
『Infinite』は全体的に味わい深い曲が収録されていて退屈しないのだが、その中でもこの曲は中盤にあってガシッと一つの聴きどころを作っている。
こういうの、好きなんですよ。
DEEP PURPLE-inFinite-One Night in Vegas ★★ (2017-04-21 22:08:55)
ピアノがなんとも洒落た感じで聴こえてくるミドルテンポながらノレる曲。スイングしているというか。
でもギターは結構ヘヴィなメロディを響かせることもあり、ギターソロからオルガンソロの展開もこのバンドならではのロックを感じさせてくれる。
アルバム中盤の始まりを軽快に飾る佳曲。
MEAT LOAF-Bat Out of Hell II: Back Into Hell-I’d Do Anything for Love (But I Won’t Do That) ★★★ (2017-04-21 21:51:06)
『Braver Than We Are』を聴いたら、ボーナストラックでリレコーディングされたものが収録されていた。
その時初めて聴いたのだが、「おおっ!これは・・・」という感じだった。
もう問答無用の名曲であろう。
こういうの苦手な人も世の中にはいるのかもしれないが(「歌い方が暑苦しい」とか「長すぎる」とか「仰々しすぎる」とか)、普通に良いメロディが好きな人なら間違いなく気にいると思う。展開も凝っているので長さを感じさせないし。飽きる暇などないというか。
他に似たようなことをやっていて、ここまでの完成度を誇る曲がないので(要するに比較対象となる曲がない。唯一無二の孤高の存在)、時代を超越した名曲と言えるのでしょうね。
MEAT LOAF-Braver Than We Are ★★ (2017-04-21 21:36:39)
本アルバムは”以前から気になっていたのだが手が出なかったアーティストが新譜を発表したので、これを機会に聴いてみようかな”的な感じで入手したもの。
ちなみにこのアルバムで初めてMeat Loafを聴いた。
なかなか良くて、入手後しばらく聴いていた。
4th・5th頃のQueenに似た、大袈裟で大上段に構えたつくりがなんとも良いんだな。オペラティックで。
ただ歌唱の迫力はというと、全盛期(本作から遡って『Bat Out of Hell Ⅱ』を入手し聴いた)にはやはり及ぶべくもなく。まぁ当たり前だよな。もう結構な年齢だし。
とはいえ、他の作品を聴いてみたい気にさせるアルバムというのは、基本的には出来が良いのだ。そのようなわけで本作も、このアーティストの往年の名声に恥じない出来の良作。
THE ANSWER-Solas-Left Me Standing ★★★ (2017-04-21 21:19:16)
そのスピード感と冒頭及び中盤の山場ほかに配される「オオーオオーオオー」というコーラス、歌メロのサビのメロディが格好良い。明るく展開していくキャッチーでノリの良い曲である。
だが、明るい中にもそこはかとなく哀愁が感じられる。何故かと思ったら、歌詞は愛し合った誰かと別れる内容であった。
風と共に去りたい。
遠くへ運んでくれないか。
遥か遠くへ。
もう昔のことだが、同じようなことを感じたことがあったな。
THE SLUT BANKS-Roxy Baby-Rock Baby ★★★ (2017-04-21 20:51:23)
曲の印象がAEROSMITHの「Back In The Saddle」を想起させる(テンポはもっと速い。あえて言うなら「Rats In The Cellar」よりちょっと早いテンポ)。
リフのガガッ、ガー(デデッ、デーでもジャジャッ、ジャーでも良い)や、唄い出しの威勢の良さといい、ギターソロといい、とにかくイカしている。「イカしている」は死語かもしれないが、イカしているとしか言いようがない。格好良い。
Rockの格好良さを「これでも喰らいやがれ!!」とばかりに体現してみせた名曲だ。
MASTODON-Emperor of Sand ★★ (2017-04-14 23:00:45)
久しぶりにこのバンドの新譜を購入した。『Crack the Skye』の時と同じくブレンダン・オブライエンがプロデューサーとして参加しているから。
私は『Crack the Skye』の一つの壮大な世界が構築されているようなスケール感と、そこにみっちりと詰め込まれた神秘的かつ幻惑的な音像(神話を表現した細密画のような、と言い換えても良い)が好きなのだが、本作はその世界観をそのままに、よりアップテンポな曲やリスナー・フレンドリーなフックを持つ楽曲が増量された印象を受ける。
今は3曲目(「Precious Stones」)がお気に入り。この曲って、全開バリバリでスペーシーなヘヴィプログレバンドだったころのVOIVODを彷彿とさせる。
名盤。
THE SLUT BANKS-1996 Find My Way ★★ (2017-04-14 22:49:12)
All Time Best Album(①)1枚、New Mini Album(②)1枚、Promotion Video Collection(③)1枚の合計3枚組。値段は多少張るが、こういうのって私のような新しいファンには有難い。
①はこのバンドのブレなさ加減がとっても素敵なベストアルバム。全23曲収録。でも、これに収録されていない楽曲で、良い曲が他にもあるのがこのバンドの懐が深いところ。
②は7曲の新曲。まだあまり聴き馴染んでいないというのもあるけれど、現時点では『Roxy Baby』収録曲の方が好みかな。だが悪くない。決して悪くない。
③は特典映像のインタヴューが非常に興味深かった。動いている増田勇一さんが見られるのも、個人的には得点高し。もちろん内容そのものも濃くて素晴らしい。
もう20年も前からやっていたんだ。もっと早く聴いていればよかったな。
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THE SLUT BANKS-Roxy Baby ★★ (2017-04-14 22:38:02)
結構色々手を出して、自分の好みのバンドはあらかた把握した気になっていても、やっぱりまだまだ良いバンドはたくさんある。
このバンドもその一つ。比較的最近の発見。
全然良い例えではないのだが、Rolling StonesとMotor Headが前者3:後者7くらいの割合で混ぜ合わさったような感じ。とっても格好良いざんすよ。
歌詞は日本語なのだが、これが良いんだな。クサいんだけど臭くない、歌謡曲ちっくになるギリギリのラインまで攻めていながら、ロックなポイントは外していないというか。日本語(ハード)ロックの一つの到達点だと思う。
全曲それぞれ良いんだが、今は2曲目(「Rock Baby」)と6曲目(「雨に打たれたとでも思へ」)が特に好き。後者はエレファント・カシマシのやさぐれロック曲の中にほろりと入っている、抒情無頼系楽曲(「風に吹かれて」とか)にテイストが通ず
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DEEP PURPLE-inFinite ★★ (2017-04-14 22:20:02)
何度も書くようだが、私の二つ星はあてにならない。もう言うまでもなく、このバンドのファンだから。
路線としては、前作で提示された自由な空気に中で自然発生的にロックしました、という方向性が踏襲されている。ただ全く同じではなく、よりロックにフォーカスされている。前作よりハードでドライな質感が強く印象に残る。
一曲目にガツンとくる曲が配されたのも久しぶりだ。前作、前々作、そのまた前作と、ゆるーい感じでスルリと始まるアルバムが続いていたので、なんだか嬉しい。まぁガツンと言っても「Highway Star」や「Burn」のような名曲を想像されると困ってしまうのだが、それでもなかなかに重厚な感じの佳曲と言って良いだろう。「Time for Bedlam」。
二曲目以降もそれぞれ、楽器間の会話を十分に含んだ良曲が収められていると思う。お馴染みの雰囲気を醸し出しつつ、空気は清新だ
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THE ANSWER-Raise a Little Hell ★★ (2017-03-02 17:58:21)
『Solas』がとても気に入っているので、その前作(本作のこと)が気になって購入した。
これもなかなか良いねぇ。1stや2ndの頃に較べると、音作りが若干シンプルになっているかな。ワーッと迫ってくるという感じではなく、幾分スッキリした印象を与える。
楽曲は昔ながらのハードロック。最初聴いた時は「少し地味かな」と思ったのだけれど、何か引っかかるので(そういう時は大抵、後でジンワリと効いてくるメロディがあるものだ)繰り返し聴いていた。やはり、ありましたね。フッと耳を引くリフやヴォーカルメロディが。わかりやすい(キャッチーな部分もある)前半の楽曲、例えば①・②・④も良いんだけれど、後半の楽曲も侮れない。多分、この後お気に入りの楽曲が増えてくると思う。
こういう楽しみ方が出来るようになると、もうこのバンドに惚れたということを(私の場合は)意味するので、多分ちょこちょこと
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TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS-Southern Accents-It Ain't Nothin' to Me ★★ (2017-02-06 21:40:48)
所々で入るホーンも格好良い、ちょっとアップテンポな一曲。ライヴ・ヴァージョンもイケてる。
斜に構えた歌詞もイカす。
俺達は人類を月に立たせた(俺にとっちゃあ、そんなことどうでもいい)
いずれもっと送る(俺にとっちゃあ、そんなことどうでもいい)
金歯のニューギニア原住民
おまえは気にするかもしれないが
俺にとっちゃあ、そんなことどうでもいい
だけどおまえが踊る時、俺はすぐに付き合う
そうさ、おまえが踊るなら、俺は問答無用で付き合うぜ
笑顔の政治家たち
リッチなミュージシャンの曲
東京に長距離電話をかけたら、女王がお茶しに来た
おまえには意味のあることかもしれないが
俺にとっちゃあ、そんなことどうでもいい
俺の脚にまとわりつく犬
俺は卵の上
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STYX-Mantra ★ (2017-02-06 20:49:22)
Great American Broadcast Companyから2015年にリリースされた。
内容はシカゴのラジオ局であるWKQXが放送した、1977年9月22日のマントラスタジオでのライヴ。
①The Grand Illusion
②Lorelei
③Mademoiselle
④Fooling Yourself(The Angry Young Man)
⑤Suite Madame Blue
⑥Light Up
⑦Come Sail Away
⑧Lady
⑨Midnight Ride
⑩Miss America
以上10曲を収録。
内容的には本音を吐くと星を二つ付けたいところなのだが、音があまり良くない。
ライヴ盤は音質が悪いと聴く気が失
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THE ANSWER-Solas ★★ (2017-02-06 00:32:06)
THE ANSWER。このバンドの作品は1stアルバムと2ndアルバムを聴き、その後は購入してこなかった。
1stと2ndの出来が悪かったからではなく、とりあえずはこの2枚を大事に聴きたいなと思ったのだ。
それが何故、今回久しぶりに新作(本作)を購入することにしたのか。それは音楽性の変化である。これまでもアルバムが発表されるたびにレヴューをチェックしていた。「最初の2枚を超えた」などのコメントが書かれていたら、それは即買いだ。だが、そういうことはなかった。しかし、今回はガラリと音楽性を変えてきたというではないか。アイリッシュテイストが濃厚で、リフロックの手法を踏襲していないという。後者については、このバンドの特長でなによりファンが求めている要素を、あえて除いたということを意味する。“売れない”ことを覚悟してでも作りたかった音楽なのだ。
つまり、どうしても生み出さ
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THE ANSWER-Everyday Demons-Dead of the Night ★★ (2017-01-12 22:06:59)
昨日あたりから久しぶりに『Everyday Demons』を聴いている。
で、今日改めて腰を据えて聴いていたのだが、この「DEAD OF THE NIGHT」が今のところ一番気に入っている。
リフが良いな。ベースがブンブン鳴っているのもクール。こういう隙間が適度にあって各楽器の音が臨場感を伴い響いてくる音づくりは最高だね。この手の音楽はこうでなくちゃ。
そしてなによりアップテンポでノレる。
名曲でしょう。
SIXX:A.M.-Prayers for the Blessed ★★ (2017-01-09 18:37:38)
カーステレオで聴いていて、ようやく馴染んできた感じ。
前作(VOL.1)よりも若干ハードかな。だがやはりハッと注意を引くメロディが歌メロとかギターソロに仕込まれており、そこのところの魅力にはまるとあなたも(もちろん私も)このバンドの虜なり、と。
中盤に配置されているインスト曲は、DJの凄さを余すところなく伝えてくれるし、ハードなギターはHRバンドとしてマストだよな!というこのバンドの意志表明でもある。新たなギター・ヒーロー売出し中というところで、「もうギターソロはだせぇよな」という一昔前のトレンドを完全に墓場行き・・・にさせることを意識しては全然いないんだろうが、やっぱりHRはギンギンのギターの格好良さでなんぼ、というところだろう。
前作と一緒に聴くのも良いし、本作だけでももちろんイケている。
ダークでヘヴィで美味しいメロディが随所に仕込まれてい
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STING-57th & 9th ★★ (2017-01-01 09:29:56)
①から⑩までが本編。①と⑥がアップテンポでレコードのA面とB面の冒頭の曲みたい。
アルバムタイトルが『57th&9th』で、STINGが音楽活動の拠点としている(自宅がありスタジオがある)ニューヨークをテーマにした作品かと思うと実はそうではない。タイトルの『57th&9th』は、つまりSTING自身がその界隈を日々歩きつつ思考した成果がアルバムに結実した、という意味でつけられている。
収録された曲のテーマは多岐にわたる。ミュージシャン(アーティスト)として生きることに関する曲(①②)や恋愛に関する曲(③⑧)。気候変動(④)や難民問題(⑨)。「いわゆるロード・ソング」(⑥⑦)もある。セルフライナーノーツが掲載されており、この作品に関する作り手の思いとしては、曲に込めた意図をしっかりと伝えたいということなのだろう。
そのような意味で本作はアルバムを作ることを明確に意
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THE DOORS-The Very Best of the Doors-The End(Edit Version from the Film Apocalypse Now) ★★★ (2016-12-12 21:36:37)
ライナー・ノーツによると、『地獄の黙示録』サウンドトラック盤がこのヴァージョンの初出なのだが、2007年のRhinoから出されたベスト盤より前にサウンドトラックやベスト盤に収録されていたものは、4分台に編集されていたらしい。2001年の『地獄の黙示録 特別完全版』のサウンドトラックに収録されていたものは6分8秒のもので、2007年のRhino盤に収録されたものはそれである。
これが終わりだ。素晴らしき友よ。
これで終わりなのだ。我がたった一人の友よ。
我々の綿密な計画の終わりだ。
あらゆる我慢の終わりだ。
終わりだ。
安寧も驚愕もない。
終わり。
再び君の瞳を覗きこむことはないだろう。
どうなるか君は想像できるか?
そう。限界がなく、束縛もない
絶望の地にある見知らぬ
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THE DOORS-The Very Best of the Doors ★★★ (2016-12-12 20:37:14)
2007年にRhinoから出されたデヴュー40周年記念ベストアルバム。
結構手間暇かかっているベスト・アルバムなのだが、その詳細は「Light My Fire」の項を参照の事。
本ベストで私が何を最も高く評価するのかというと、「The End」の『地獄の黙示録』サウンドトラック・ヴァージョンが収録されている事。
「The End」も「Light My Fire」に負けず劣らず名曲かつ気色の悪い曲なのだが、映画『地獄の黙示録』で流れてきたのを聴いた時には、この映画の為に存在する曲と言い切ってしまってもよいくらいのはまりようであった。
The Doorsについては本ベストしか持っていないので良く知らないのだが、本ベストに関して言えばライナーノーツを読む限り、代表曲は収録されているようだ。このバンドが結成されるにきっかけとなった(キーボードのレ
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THE DOORS-The Very Best of the Doors-Light My Fire ★★★ (2016-12-12 19:38:00)
何故別立てで改めて登録したのかというと、私が聴いて書き込んでいるのは「40周年記念リミックス」ヴァージョンだから。
別立てするほど何が違うのかというと、「~(前略)ブルース・ボトニックは、~(中略)~6枚のオリジナル・スタジオ・アルバムをすべて5.1チャンネルのサラウンド・ヴァージョンとするべくリミックスを担当した。各アルバムのマルチ・トラック・テープまでさかのぼり、オリジナル・アルバム盤ではオミットされていた様々な音をふんだんに使用して全く新しいサウンド・デザインのヴァージョンとして完成、いわばドアーズのデヴュー40周年記念ミックスである。本盤は、それら全曲の新ヴァージョンからセレクトしたナンバーを通常の2チャンネル・ステレオへと変換させて構成した、(後略)~」のみならず「マスターテープのピッチを上げテンポアップを図ることによってよりハードな雰囲気に変えている(後略)~」から
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STING-57th & 9th-I Can’t Stop Thinking About You ★★ (2016-12-11 21:49:36)
朝食時に観ている情報バラエティ番組にSTINGが出てきて取材を受けていた。
その時にかかっていて、とても久しぶりにこの人の新曲というやつを聴いたのだが、なかなか良い曲だと思った次第。プロモーションに乗せられてアルバムを購入した。
アップテンポで、冒頭のギターのメロディがTHE POLICEというかSTINGというか。まぁ、この人特有の節回しが気持ち良い一曲だ。アルバムを通しで聴いた中でもおそらくアルバムを代表する曲と捉えて良いかと思う。
情報バラエティ番組でインタヴューしていた女性が、失恋の唄だと思ってSTINGにそれを確認していた。実は違うらしくて、曲を作る中での創作の一場面というか、生みの苦しみがテーマになっている曲らしい。だが、インタヴュアーが抱いた印象も決して的外れではないような気がする。「君について考える事がやめられないんだ。君が存在し
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JIMMY PAGE-Outrider ★★ (2016-11-22 19:11:31)
これ、以前の職場の先輩(女性)が持っていて、残業時間にBGMでかけていた(今じゃ考えられないけれどな!昔はなんだか色々とゆるかった。良くも悪くも)。
それを聴いていて、当時はなんだか「モヤモヤしてんなー」という感じだったのだが、嫌いではなかった。THE FIRMのファンだから(笑)。
初めて聴いた時点で発表から結構な年数が経っており、新譜で購入というわけにはいかなかった。それで中古盤屋に行くと、優先順位は決して高くないのだが、(あるかな?)と見ていた。
なかったね。
それがこの間再発されていたのを発見。嬉しかったな(リマスタリングもしてくれりゃあ良かったのに。まぁレコード会社主導の再発だからな。再発してくれただけでも感謝です!担当の方、エライ!)。
上の御二方が書いているとおり、地味だ。ZEPPの楽曲で見せた突き抜けた感じのリフ(
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METALLICA-Hardwired… to Self‐Destruct ★★ (2016-11-20 21:10:40)
俺の感想はニッチュさんのそれに一番近いかな。
そう。聴きやすい。
キレッキレで血管がブチ切れそうなMETALLICAを望むと必ずしもそうではないのだが、でも俺は好きだな。正直とっても気に入っている。実験しているかどうかというと、していないような気がする。だけれども、良い意味でも悪い意味でも自然体なんだよね。
「リフの繰り返し、多すぎねぇか?!」
「良いんじゃね?!だって気持ち良いじゃん!」
「そうだな!ま、良いか!」
みたいな、ジャムりながら作って自分達が気に入ったからそのまま入れました的な楽曲が多いのだが、聴いているこちらも気持ち良いので「ま、良いか!」
正直、前作は自分達のスタイルみたいなものを“再確認”している感じで、聴いていて「良いんだけど、なんか一味足りねぇな」という感想をもったのだが(実のところ数曲、個人的に退
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KANSAS-The Prelude Implicit ★★★ (2016-11-06 00:42:27)
前スタジオ作から約16年ぶり。前作〔『DEVICE-VOICE-DRUM』(ライヴ)〕から勘定しても約14年ぶり。
今、ここでまっさらな新作を聴けるとは思いもよらなかったね。
メンバーは結構変わっている。Vo.が違うし。しかし、そっくり同じ声の人物を加入させたわけではないのだが(声がかすれない)、全く違和感なし。
音楽性はまさしく「これぞKANSAS。これがKANSAS」
やっぱり「ここぞ」というところで奏でられるヴァイオリンのメロディが肝だし、それを必然的なものとしている楽曲構成や、絡んでくるギター・キーボードのメロディがKANSAS以外の何物でもない。’70年代のプログレ・ハード期のKANSASが元気一杯に21世紀にニュー・アルバムをリリースするとこうなる、というのを余すところなく体現している。
6曲目以降、徐
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BON JOVI-This House Is Not for Sale ★★ (2016-11-05 23:42:43)
いや、俺が最初ってどうよ?!
いえ。別に良いんですけれど。
最初に書いておきますが、私はジョンのソロアルバムも喜んで聴く人間ですので、そういうつもりで下のコメントを読んで下さい。
本作は良いっすよ。少なくとも『Lost Highway』以降のアルバムを「まぁ良いんじゃない?」と聴いていたむきなら、今回だって気持ち良く聴けるんじゃないかと。
確かにね、ギターソロは超地味。何つーかソロっちゅうよりは、長めのリズムギター?
リッチー不在の影響が大きくないわけがないよねぇ。
だけれども、もう随分前からハード・ロックバンドというよりはロックバンドだと思うわけだ。BON JOVIというバンドは。それで少しハードな楽曲もあると。そういう文脈の延長線上に本作もあります。
個人的には前々作より少し好きかな。前々作も決
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KVELERTAK-Nattesferd ★★ (2016-10-01 22:12:57)
終わらん。
仕事が。
だが、一応峠を超えつつあるかな、ということでこのサイトを覗いて書き込みする余裕が出来た。嬉しい。
ずーっと休めなかったんだけど、この間ブチ切れて、「良いよな!今日本当は休みなんだから!買い物行っちゃお!」とCDを買いに出かけた(と言いつつ午後は仕事した)。
田舎にいるので、ちょいと気の利いたCDショップに行こうとすると往復で2時間かかる。もう立派な行楽だ。
そして入手したのが本作。まさかあると思っていなかったので、少し嬉しかった。
このバンドの作品は本作で初めて接する。
結論から先に書くが素晴らしい。こういうの好きだ。
1曲目を最初に聴いた時は、「あらら。こりゃあやっちまったか?」と思った。
だが、2曲目が蛮音でキャッチー。「これこれ。こういうの期待してたよ」と
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JUDAS PRIEST-Redeemer of Souls-Battle Cry ★★ (2016-09-09 19:51:17)
忙しい。
年齢を喰っていると、やるべきことや、やらなければならないことが若い時よりよく見えるようになるのだが、体力が追いつかない。やってもやっても終わらないのだが、身体が「おい。そろそろ休まねぇと、知らねぇかんな」と脅しをかけてくる。っていうか、頭も身体も動かない。
かつてない厳しい進行なのだが、通勤時に『Redeemer Of Souls』を聴いていたわけだ。
それで改めて思ったのだが、「結構良い曲入ってんだな」ということ。
この曲なんか結構良いよね。
本編最後から二番目の位置にあり、ガツっとアップテンポだし。リフもメロディも格好良い。
イントロが哀愁を帯びつつ重厚な感じで、そこからサビに至るまで良いメロディが展開していく。どうしてライヴ盤じゃイントロだけだったんだろうな、と不思議に思うくらい名曲。
ま、これ聴い
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TOKIO-HARVEST-宙船(そらふね) ★★★ (2016-08-07 16:04:36)
何故『Harvest』購入に至ったのかというと、この曲が収録されていたからだ。
タイトルは忘れたが、長瀬さんが主演したドラマの主題歌に使用されていたのをたまたま聴いたわけだ。当時色々と打ちのめされるような思いをしていたため、聴いてかなり勇気づけられていた。
「おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな」
まったくそのとおりだ。
社会に出てみないとなかなか実感できないのだが、世間には本当に色々な人がいる。
「こいつ、邪魔だな」と思った時に、本気でその対象の排除に取り掛かる人間というのは実在する(これを読んでいるあなたが、そうでなければいいのだが)。
意識的に対象を追い込んでいくタイプの人もいるし、無意識のうちに切り捨てていく人もいる。それをしていくばくかの罪悪感を感じる人もいるが、「俺はあいつに嫌な思いをさ
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TOKIO-HARVEST-Mr.Traveling Man ★★★ (2016-08-06 19:48:53)
『Harvest』は発表当時に購入し、ときどき引っ張り出しては聴いている。長い付き合いになっているし、そこそこ愛聴盤になっていると言って良いだろう。
数日前、やはり何年かぶりに聴いていた。
本曲は初めて聴いた時から好きだった。メロディは哀愁が漂いつつも芯の強さを感じさせるものがあり、何ともハード・ボイルドだ。
歌詞も優れている。(生まれ故郷の)北海道にある、どこまでも真っ直ぐな道とギラツク太陽。遥か向こうに青く大雪山連峰が見える、みたいな(実際にどこかと問われるとイメージの世界でしかないのだが)。雄大さを感じさせると共に、迷いながら、傷つきながらそれでも進むという強い決意を感じさせる歌詞だ。
で、ここで初めて気づいた。歌詞カードを見ながら聴いていたのだが、この曲の作詞・作曲者名が「清水昭男」であることに。
もしや・・・。と今更なが
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CHEAP TRICK-Cheap Trick '97 ★★ (2016-08-06 19:19:26)
何と言うか音のザラツキがこたえられない。
それでメロディはキャッチーというか、本当にこの人たちはTHE BEATLESが好きなんだなぁ。卓越したポップセンスが爆発している。
音がハードなのでロックとしてのダイナミズムも十二分に堪能できる。
名盤。
RAGE-Unity-Unity ★★ (2016-08-06 19:12:20)
アルバムについては旧名義でコメントさせてもらっており、自分の評価は定まっている。まぁ気に入っている。
久しぶりに引っ張り出して聴いているのだが、改めてその良さに驚いている。
具体的には、ヴィクター・スモールスキの偉大さを改めて痛感していると言って良いだろう。
本編最後のこの曲は、真に瞠目すべきところが多い。
テクニカルだが、それだけでなく豊潤なメロディがヴィクターの持ち味だということが、このインストゥルメンタルを聴くと心の底から納得できる。
プログレッシヴな風味も耳に心地良い。一部YESへのオマージュ的なフレーズも聴ける。
7分ちょっとの曲なのだが、あっという間に終わってしまうように感じる。
名曲。
DIO-Magica ★★ (2016-07-30 21:43:12)
先日、隣町のBOOK OFFを初めて覗いてみたら、かの“怒ったロボットちゃんたち”アルバムを見つけてしまった。
積極的に捜し歩いていたわけじゃないんだけど、中古盤屋に行くと(あるかな?)とみることがあり、まぁなかなか見つからなかった。ロニーが亡くなってDIOの活動というのは新しいものはあり得ない。そのような状況下では旧譜の再発も名作と評価されたもの以外は難しい。ロボット・アルバムは多分発表当時からその評価は厳しく、馬鹿売れしているとも思えない為、(こりゃあ、聴けないで終わるかな)と思っていた。
それがあったので買いました。これも何かの縁だし、やっと見つけたし。
どうしてロボット・アルバムの話から始まっているのに、『MAGICA』のコメントを書くのかというと、ロボット・アルバム(いずれコメントするかもしれない)を聴いていて、クレイグ・ゴールディを改めて聴き
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