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帰ってきたクーカイさんのページ
帰ってきたクーカイさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 201-250
JUDAS PRIEST-Redeemer of Souls-Halls of Valhalla
JUDAS PRIEST-Redeemer of Souls-Redeemer of Souls
KING CRIMSON-In the Court of the Crimson King-Moonchild (including The Dream and The Illusion)
KING CRIMSON-In the Court of the Crimson King-21st Century Schizoid Man (including Mirrors)
YES-Fragile-Roundabout
HERBIE HANCOCK-Maiden Voyage
HERBIE HANCOCK-Future Shock
LOUDNESS-THE SUN WILL RISE AGAIN
UNISONIC-Light of Dawn
YES-Heaven & Earth
JUDAS PRIEST-Redeemer of Souls
Twister
OASIS-Standing on the Shoulder of Giants
From Dusk Till Dawn
SARAH BRIGHTMAN-Diva the Singles Collection-Time to Say Goodbye(Con Te Partiro)
SARAH BRIGHTMAN-Diva the Singles Collection-A Question of Honour
SARAH BRIGHTMAN-Diva the Singles Collection
Judgment Night
MANIC STREET PREACHERS-Send Away the Tigers
HELLOWEEN-Gambling With the Devil-The Saints
HELLOWEEN-Gambling With the Devil-Paint a New World
GARY MOORE-Wild Frontier-Thunder Rising
ARCH ENEMY-War Eternal
ARCH ENEMY-Burning Bridges-Silverwing
HELLOWEEN-Straight out of Hell-Waiting for the Thunder
HELLOWEEN-Straight out of Hell-Burning Sun
ARCH ENEMY-Khaos Legions-Bloodstained Cross
STYX-Paradise Theatre-A.D. 1928/Rockin' the Paradise
EARTH WIND & FIRE-Electric Universe-Magnetic
RADIOHEAD-Kid A
BEADY EYE-Different Gear, Still Speeding
NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS-Noel Gallagher’s High Flying Birds
BEETHOVEN-Piano Sonata"Moonlight"etc./SERKIN-ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品13「悲愴」
薬師丸ひろ子-Golden☆best-Woman“wの悲劇"より
MANOWAR-Kings of Metal-Heart of Steel
JOHN COLTRANE-My Favorite Things
DIAMOND HEAD-Borrowed Time
ALICE IN CHAINS-Black Gives Way to Blue
EARTH WIND & FIRE-Raise!-Let's Groove
EARTH WIND & FIRE-Raise!
SKID ROW-Revolutions Per Minute-You Lie
SKID ROW-Revolutions Per Minute-Strength
SKID ROW-Thickskin-Hittin' a Wall
SKID ROW-Thickskin-Born a Beggar
SKID ROW-Revolutions Per Minute
SEBASTIAN BACH-Give 'Em Hell-Harmony
SEBASTIAN BACH-Give 'Em Hell-Taking Back Tomorrow
ALICE IN CHAINS-The Devil Put Dinosaurs Here-Voices
THE DOORS-The Doors-Light My Fire
DARYL HALL & JOHN OATES-Voices
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JUDAS PRIEST-Redeemer of Souls-Halls of Valhalla ★★★ (2014-08-11 00:14:07)

 スクリーム(シャウト)系・ハイ・トーン系のヴォーカリストは、年齢がある程度に達すると、声帯がそれまでのツケを要求し始める。
 例えばイアン・ギラン。それにロブ。
 だが、この曲は頑張った。下から上まで必死に持って行っている。そしてライブでやっても、これは出せるんじゃないか、と思わせる。一つのハイライトを演出するのではなかろうか、と。
 決死のスクリームが無くとも、この曲は結構良く出来ている。だが、そこにとどまらず、自らの刻印をしっかりとスタンプするかのような、ロブのパフォーマンスには感動を覚えた。そういう意味で、星三つ。

JUDAS PRIEST-Redeemer of Souls-Redeemer of Souls ★★ (2014-08-11 00:05:49)

 ロブ・ハルフォードのソウルを最も感じたのは、この曲と、次の3曲目。
 3曲目が、「おぉ!ここまで声を持って行ったか!」と、“声を頑張ったね!ロブ!”的な曲だとすると、この曲は、“メロディを頑張ったね!ロブ!”的な曲である。
 正直サビの部分のメロディは、昔だったらこの音程にいかないと思う。で、それは昔から聴いている人間なら誰でもそう思うだろうし、“あぁ。声が出なくなったなぁ”と感ずるだろう。
 だが聴いていて、強烈な違和感を感じるか、というとそうでもない。脳内で補正してしまうから。自分で勝手に高い音でメロディをとってしまう。そして思う。多分、ライブでロブはこの曲を歌える。そしてサビの部分は観客の大合唱になるだろう。地響きが起るような合唱が。
 ライヴで完成する曲だな、と感じる。そしてバンドはファイティング・ポーズをとったままだ。「まだまだ」という意志を感じる。

KING CRIMSON-In the Court of the Crimson King-Moonchild (including The Dream and The Illusion) (2014-08-04 18:22:01)

 で、先ほどの「21st Century Schizoid Man」で、書き込みをひとまずやめようと思ったのですが、次男坊が、「このトゲニャンのメロンパン食べても良い?!」と持って来たので、コメントが続きます。で、この曲が背後で鳴っていると。
 ちなみにトゲニャンというのは、『妖怪ウォッチ』という漫画・アニメのキャラクターだそうです。正直、良く知りません。

 この「Moonchild」は、その昔SANYOとかいう会社のCMソングに使われていましたね。この抒情的なメロディは秀逸で、後半、宇宙の彼方に飛んで行ってしまうのは・・・。

 ここまで書いて思い出しましたが、なんか旧名義で似たようなことを書き込んだ気がしてきましたので、「コメントのみ」の書き込みで、星を付けないので許してください。
 自棄酒で、ちょっと酔いすぎたようです。失礼しました。

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KING CRIMSON-In the Court of the Crimson King-21st Century Schizoid Man (including Mirrors) ★★ (2014-08-04 18:02:55)

 で、これも今、背後のコンポで鳴っている。
 ゲームに夢中の次男坊と一緒に聴いている。

 それで、どうして(珍しく)今日一日で書き込みがこんなに多いのか、というと、今日が(私の)3連休の最終日で、その3連休は初日から次男坊が発熱して、3日目の今日(の朝)も熱が下がらなくて、本当に何処にも行けなくて、何も出来なかったから。
 あ、すみません。嘘ついちゃいました。実は初日の午後、やはり何処にも行けなくなったことが判明し超不機嫌な妻と、昼に思い切り口論した後、黙って一人で富士浅間神社にお参りに行っちゃいました。高速道路使って。ばれたら、多分殺されますね。本当に、高速代往復で××千円かけて行って、富士浅間神社に小一時間お参りしただけで帰ってきちゃいましたから。ちなみに、富士浅間神社は薪能の準備で大わらわでした。現金、持ってなかったし、渋滞に巻き込まれるのが嫌だったので、
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YES-Fragile-Roundabout ★★★ (2014-08-04 17:32:20)

 今も、背後のコンポから聴こえてきている。
 プログレスの方法論も、現段階では様々なものが出揃っているが、この曲で提示されたテンプレートはいまだに最強な気がする。ブラックジャックで言えば21。ポーカーで言えばロイヤル・ストレート・フラッシュ並みにわかりやすい。
 この曲と「危機」には、本当に“ド肝”を抜かれたものだ。
 そのような原体験がある故に、気の抜けた炭酸飲料のようではあるのだが、じっくり聴くと“いかにも、らしい”最新作を聴いて喜んでしまったりするのだ。
 プログレッシヴ・ロックを初めて聴こうという方は、YESならこの曲が収録されている『Fragile』や次作の『Close To The Edge』、King Crimsonなら1stの『In The Court Of The Crimson King』、5thの『RED』あたりから聴いて下さいな。
 
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HERBIE HANCOCK-Maiden Voyage ★★ (2014-08-04 17:11:10)

 JAZZの人としてのハービー・ハンコックが、どれだけのものであったかは、この作品で知った。
 この玲瓏な空気を湛えたアルバムは、良く切れる日本刀(実際に手入れなどで触ったことがある人ならわかってくれると思うけど、美しいんだけど極めて恐ろしい)を想起させる。
 アルバム・タイトルは、日本語訳すると『処女航海』なわけだが、私も、このアルバム(及び、ここ数年間でリリースされている千円台のジャズ・アルバム)で、ジャズの大海を処女航海させてもらっている。
 基本的には、どうしてもエレクトリック・ギターの歪んだ音色が大好きで、ドラムがドコスカいっており、ベースがベンベン唸っているのが大好きなので、HM/HRほどジャズに惚れ込むかどうかは微妙だが、本当に音楽は面白い。
 良いメロディや超絶技巧、先進的なセンス等の生み出す感動は、どのジャンルでも不変だ。

HERBIE HANCOCK-Future Shock ★★ (2014-08-04 16:38:33)

 '83年発表。
 この人がジャズのピアノマンだと知ったのは、随分後になってからだ。
 当時は、FMラジオから流れてくる「ROCK IT」を、ただイケてる洋楽の一曲として拝聴していた。まだ、HMやHRを終生の友と認識する以前の話だ。
 だが年齢を重ねてくると、こういう一曲も大切になってくる。このような曲は当時の思い出と直結している。聴けば、なにか具体的な記憶を不意に思い出すことすらあるし。
 アルバム一枚を通して聴くと、当時流行の音作りが妙に古臭くって、『FUTURE SHOCK』というより「フューチャーになって感じるショック」を感じたりするのだが、想い出の一枚っすよねぇ。それだけは間違いない。

LOUDNESS-THE SUN WILL RISE AGAIN ★★ (2014-08-03 17:19:50)

 それで、UNISONICの2ndと比較するのもアレなんですが、なんの期待も持たずに聴いたら、予想を遥に超えて格好良かったのが本作。
 とは言え、私はこのバンドの熱心なファンではないので、'80年代の代表作と、二井原さん復帰後のアルバムを数枚持っているだけなのですが。そんな私でも、近年のテイストと昔の雰囲気を、上手くまとめたなと感心しました。高崎さんのギターが、狂気を孕んで弾き倒されているのには痺れましたね。素直に、「おぉ。格好良いな」と。
 なかなかの良盤です。私は好きです。

UNISONIC-Light of Dawn ★★ (2014-08-03 17:07:59)

 良く出来ています。
 だが、正直な心情を申しますと、期待が大きすぎたのでしょう。あまりに予定調和的な部分が強すぎて、少しばかり物足りません。
 いや、とても良いアルバムですよ。マイケル・キスクが本当に気持ちよく歌っているし、カイとマンディのギターも前作以上にこなれてきており、聴き応えは確実にアップしています。前作を82点とすると、本作は87点をつけて良いでしょう。
 では、何が足らないのか、というと、デニス・ワードがマイケル・キスクを研究するにあたり、方向性をちょっと間違えたかな、と。
 率直に言うと、本作のキーワードは“安心”と“皆の望み”の二点です。要するに、「みんなが、マイケル・キスクの歌に望んでいるものって、こういうのでしょ?」というのが、デニスが作った今回のアルバムだと、私は感じました。で、私はというと、そういう安定感よりは、半歩進めて後頭部をガツッと
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YES-Heaven & Earth ★★ (2014-07-31 21:24:18)

 おお。銘菓ひよこさん、気が合いますな。
 そう、全くそのとおり。「そこそこ楽しめちゃう」。
 私は本作はなかなかの力作だと感じています。『究極』や『トーマト』の頃に似ているという意見もあり、「そう。似ているかな?」とも思うのですが、全くその頃に返ったわけでもないですね。上記二作の楽曲を改めて聴きなおしたのですが、本作収録の楽曲に較べると、やはり、きちんと“プロ・グレ”してます。『こわれもの』以降の文脈に沿った形で。
 だからと言って、本作がYESらしくないのかというと、全くそういうわけではない。やはりYESなんですよ。そして、やっぱりプログレスしているのだと思います。
 現時点では、今までに発表された諸作の中で、YESの作品として最も違和感を感じたのは『OPEN YOUR EYES』ですかね。悪くはないのですが、「どうしてトレヴァー・ラビンがいないのに、ラビンが
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JUDAS PRIEST-Redeemer of Souls ★★ (2014-07-27 20:49:06)

 はっはっは。銘菓ひよこさん、ラスト3行でハードルがガチ上がりまくりですよ(笑)。
 本作に似たアルバムがあったなぁ、と考えていて思い出しました。他のアーティストだけどAEROSMITHの『Music From Another Dimension!』を。
 決定打はないのだけれど、サイクルヒットで得点多し、みたいな。これ、逆に言うと、“この1曲!”っていうのが欲しかったな、ということでもあります。でも“基本的には聴き応えのあるスルメ盤”というのが現時点での印象ですね。『Stained Class』の頃のような、まだPriestが半分HRバンドだった時の曲に似たものも収録されているし。『Painkiller』の後半の楽曲を思い出すというか。ブルージーな楽曲の存在は、このバンドの長いキャリアを思い出させます。
 しかし、本作が発表されたことで、前作の『Nostradamus
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Twister (2014-07-05 20:56:42)

 これは映画もそれなりに良かった。スピーディーな展開。サブ・ストーリー(主人公とヒロインの恋の行方)もしっかり。見終えた後の満足度高し。など。監督が『Speed』のヤン・デ・ボンさんなので、まぁ、ハズレの無い映画だとは言える。
 ただ、こういう“良く出来たハリウッド映画”って、繰り返し観ても3回が限度な気がする。やはりいささか深みに欠ける部分が、そのうちにどうしても気になってくる。
 で、このサウンド・トラック・アルバムは、1曲目のVan Halen(「Humans Being」)目当てで購入した記憶がある。あと、14曲目のEdward & Alex Van Halen名義の「Respect The Wind」も。
 「Humans Being」は、いかにもサミー在籍時のVan Halenナンバーではあるのだが、今聴くと当時の音楽業界の状況を反映してか、明るく開くコーラ
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OASIS-Standing on the Shoulder of Giants ★★ (2014-07-05 17:36:43)

 正直なところ発表当時、妹が購入してきたのを(ちょろっと)聴かせてもらって、“自分で買って聴くことはないな”と思ったので、この一枚だけ持っていなかった。
 だが、先日某B〇ok off(伏せてませんね)に行ったら、500円コーナーに4枚も並んでいるのを見つけてしまった。まるで雨に濡れて弱っている仔犬と目が合ってしまったような気がしたので、最も状態が良さそうなものを選んで(日に焼けてない。綺麗。帯っていうか、あの紙の札がついている)買った。
 これが意外と良い。
 少なくとも3rdアルバムより一本芯が通っている、聴き応えのあるアルバムだったことを、今更ながらに確認した。
 もっとちゃんと聴いておけば良かったですね。
 良い作品です。

From Dusk Till Dawn ★★ (2014-07-05 17:17:57)

 このサウンド・トラック・アルバムは、映画そのものが面白かったから購入した記憶がある。
 この時期(’90年代中頃)、私はクエンティン・タランティーノやロバート・ロドリゲスに嵌っていた。
 ロドリゲスさんもタランティーノさんも、音楽に拘るタイプの監督なので、サウンド・トラック(以下「サン・トラ」と略す)もなかなかに楽しい。
 本サン・トラはメキシカンなノリに溢れていて良い調子なのだが、中でも気に入ったのは9曲目のZZ Topによる「She’s Just Killing Me」と11曲目のTito & Tarantulaによる「Angry Cockroaches(Cucarachas Enojadas)」だ。
 特に後者は、「怒ったゴキブリ」って?という曲名もイカしているが、チープでキャッチーでメキシコの空気にブワッと包まれる感じがたまらない。
 途中に、映画
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SARAH BRIGHTMAN-Diva the Singles Collection-Time to Say Goodbye(Con Te Partiro) ★★ (2014-07-04 23:02:14)

 う~ん。この曲って追加しない方が良かったのかな・・・と、今、思っている。
 何故なら、先ほど書き込もうとして一度エラーが出たから。

 どうして、“書き込まない方が良かったのかもしれない”と思ったのかというと、以下に記すような話を書こうと思って、項目の追加を試みた(そして、一度はじかれた)ためなのだけれど。

 で、結局書いてしまうわけなのだが、この曲を聴いていると二人で手を取り合って三途の川を渡っていくようなイメージが脳裏に浮かんでしまったのだ。
 「さよならを言う時」なのだが、二人で旅立っちゃうわけですよね。要するに恋人との別れの曲ではないんである。

 そんで、こっから先が問題の箇所。
 無事に読めたなら、おそらく、“許された”ということで。

 もう、随分昔のことだが、ちょっとした調査に同行してM(特に名を伏せる
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SARAH BRIGHTMAN-Diva the Singles Collection-A Question of Honour ★★ (2014-07-04 22:13:41)

 格好良い曲っすよ。
 何が格好良いかっていうと、中盤でガーッと盛り上がろうかっていう時に入って来るギター。たまらないよねぇ。
 サラ・ブライトマン本人の歌も、なんというか厳かなイントロの歌声から途中で聴ける可憐な歌声から、本当に上手い。でも、ギターの切り込みがあるんでサラの歌も映える、って個人的には思うね。
 名曲です。

SARAH BRIGHTMAN-Diva the Singles Collection (2014-07-04 21:57:24)

 こういうベスト盤って、滅多に購入しない。
 ベスト盤を購入するというのは、私にとってほとんどの場合“もうオリジナル・スタジオ・レコーディング・アルバム(以下「オリジナル・アルバム」に略す)は集めません”というのを意味している。
 勿論、オリジナル・アルバムをほとんど持っていて、未発表曲があるから購入するベスト盤は別。
 で、サラ・ブライトマンは、これ一枚で十分。これで十二分に堪能できる(あくまで、私はね)。とても便利な一枚。
 何が聴きたかったのかというと、13曲目の「A Question of Honour」と、14曲目に収録されている「Time to Say Goodbye(Con Te Partiro)」。この2曲。
 他の曲はそんなに聴き込んでいないけれど、圧倒的な歌唱力で、ドラマティックな楽曲をダイナミックに歌わせると、彼女の右に出る人ってなかな
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Judgment Night (2014-06-30 19:29:32)

 持っているサウンドトラックアルバムを数えてみた。
 意外とあった。
 なんでこんなに持っているのだろうかと、考えてみたのだが、購入当時の記憶を思い出してみると、主に二つのパターンがあった。
 一つは、映画を見ていて気になるメロディの音楽が流れてきたから。
 二つ目は、映画の内容は良く(あるいは全く)知らないが、収録されている音楽に興味があったから。
 本アルバムは後者である。
 基本的に、今となってはラップとへヴィ・ミュージックとの異種格闘技的コラボレイトなんぞ珍しくもなんともないのだが、当時は、ちょっとした実験だったのだ。なにせ、本アルバムの参加アーティストには、すでに名が知られていたバンドやアーティスト(ex.SLAYER・RUN D.M.C.)以外に、当時、名前がバンバンも売れ始めていたバンド(ex.HELMET・LIVING COLOUR・F
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MANIC STREET PREACHERS-Send Away the Tigers ★★ (2014-06-24 20:47:31)

 2007年発表。多分8作目のスタジオ・アルバム。
 本作は、私の中でMANIC STREET PREACHERSというバンドに対しての想いの“輪”が閉じたアルバムだ。「閉じた」という表現は適切ではないかもしれないが、本作を初めて聴いた時、そう感じた。言いかえるならば「完結した」、「球形になった」という表現を用いても良い。
 正直な話、このバンドの作品は1stアルバムが最も好きだ。良い曲が揃っているし、思い入れもある。
 次に好きなのは5th、『This Is My Truth Tell Me Yours』だ。SONYが宣伝に使った、「Nobody Loved You」は名曲だと思う。
 その次に好きなのは7th『Lifeblood』。トータルで良く出来ている。
 だが、本作は1stを除き以上のアルバムを凌駕している。メロウで、エッジも効いていて、ハードでも
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HELLOWEEN-Gambling With the Devil-The Saints ★★ (2014-06-20 04:32:19)

 上で複数の方も触れているが、「Eagle Fly Free」に少し似ている。
 でも聴いていて、7分もあることには全く気付かなかったな。
 この疾走感と、全体的に明るい感じでメロディが展開していくのは、Helloweenならではだと思う。私個人としては今では、少しばかりエッジが効いていたり、ダークやメロウな味付けが仄かになされているのが好みなのだが、「The Saints」も悪くはない。こういう曲ばかり続くと、少し胃にもたれてくるような感じもあるが、要所に楔を打ち込むようにピシリと押さえられてしまうと、もうぐうの音も出ませんね。
 脱帽です。名曲。

HELLOWEEN-Gambling With the Devil-Paint a New World ★★ (2014-06-20 04:17:00)

 『Gambling With The Devil』も最近車内で良く聴いているが、この曲には運転中でも耳がとらえて離さないメロディとエッジがある。やはり、アルバムの中盤にこういう良い曲が配置されていると、アルバム全体の印象がグッと良いものになる。
 だが、音楽媒体としてのCDがその役目を終えたなら、「アルバム」という概念もかなり希薄なものになろう。レコードからCDに変化した時に、A面とB面という“面の違い”や、“面の中での曲配置への気遣い”というものがなくなってしまったように。

 それでも音楽自体が無くなることはないし、Helloweenも色々あってメンバーチェンジも度々経験したけれど、いまだに一線級のバンドとして活躍していることは、素直に嬉しい限りである。今は、Vo.がアンディ・デリスに代わって以降の黄金期を迎えているような気がする。
 本当に、こういう“いか
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GARY MOORE-Wild Frontier-Thunder Rising ★★★ (2014-06-16 21:13:40)

 傑作『Wild Frontier』の中盤に入ったところを、ガッツリ締める名曲。
 私はアルバムの中では、1曲目と同じ位この曲が大好きだ。本当に良い曲だと思う。
 ただ、どうしてなのか理由がわからないのだけれど、この曲になると音のレベルがガクッと下がる。それは大昔に買ったヴァージョン(曲順が変でしたね。ボーナストラックが真ん中あたりに入れられていて)も、2002年のリマスターヴァージョンも同じ。その後のことは知らない。さすがに、いくら好きだからといっても、同じアルバムを購入するのは2回が限界だ。給料だって安いし。

 歌詞に出てくる、ク・フーリンというのは、アイルランドの伝説の英雄。“雷鳴の轟き”というのは、ク・フーリン(の活躍と彼の勇名)を指すのですね。
 さて。ク・フーリンはアイルランドの伝説の中でも、極めて重要な位置を占める。そしてク・フーリンに色々と
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ARCH ENEMY-War Eternal ★★ (2014-06-16 16:22:51)

 別の項目で書いたとおり、このバンドはあまり真剣にフォローしていない。ほぼ、“一見さん”の客に近い。何故、今回購入したのか。それはメンバーチェンジがあったからであり、新Vo.のアリッサ・ホワイト・グラーズに興味を抱いたためである。当然、このバンドでノーマル・ヴォイスの歌はないので、どんな声かというよりは、どんな声質か、はたまたどんな歌い方か?
 すみません。アリッサさんがグッド・ルッキングでキュートなものですから、ついつい・・・。と言うのが本音。私は異性愛者の男性なので、綺麗な女性・可愛らしい女性に弱い(だからと言って、女性Vo.のHM/HRバンドは、そんなに聴かないのだけれど)。
 あと、それだけでなく、前作がなかなか気に入っていたから。とってつけたようだが本当の話(いや、本当ですって)。
 音楽的な方向性はオーケストラが入ったりしているが、あまり大きく変わっていない
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ARCH ENEMY-Burning Bridges-Silverwing ★★★ (2014-06-16 14:37:20)

 ARCH ENEMYを飛び飛びではあるけれど、私の中で一応“たまには(発表された新譜を)買って聴こうかな”バンドとして位置づけさせたのは、この曲である。それだけではなく、アルバム『Burning Bridges』を名盤であると認識するきっかけとなったのも、この曲だ。
 悪いんだが(いや、誰かに詫びているわけじゃないんですよ)、グロウル、スクリーム、デス声の歌で、へヴィなだけなら、聴かない。へヴィで早くても駄目。そこに格好良いリフがあったり、秀逸なメロディがあって初めて聴く気になれるのだ(少なくとも私はね)。
 このギターメロディの爽快感は、B!誌のライターさんの一人が、このバンドのことを“Vo.がよりアグレッシヴになった、JUDAS PRIEST”だと書いたのを、「おお。そのとおりかもしれん」と納得させるものがあった。
 デス・メタルのVo.を、「なかなか格好良いもの
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HELLOWEEN-Straight out of Hell-Waiting for the Thunder ★★ (2014-06-16 10:41:01)

 それで、この曲も好きなのだ。特にサビのメロディが。
 何故か(多分)“Thunder”繋がりでしかないのだが、ゲイリー・ムーアの名曲“Thunder Rising”(『Wild Frontier』収録)を想い出してしまう。

 アルバム中では、「Burning Sun」からこの曲への流れが、私的にはアルバム中盤のハイライトだ。この一山があるからこそ、アルバム全編がスムーズに聴きとおせるような気がする。曲としては、疾走しないし、へヴィでもなく、なんだかバラードに近いような曲ではあるのだが、この切ないメロディは大変良い。好みである。

 名曲ですね。

HELLOWEEN-Straight out of Hell-Burning Sun ★★ (2014-06-16 10:30:57)

 で、また今日もお金にならない仕事をしている。
 1年以上前に、この曲が収録されているアルバムについてコメントをしているのだが、我ながら全く進歩がない。うんざりである。加えて書くが、別に忙しいことを自慢したいわけではない。冗談じゃない。仕事が忙しいからと言って給料は増えず、残業代だってつけられないのだから。嫌になりますね。
 音楽を聴く時間も、寝る前(と言っても、すでに布団の中にもぐりこんで部屋の電気も消し、ヘッドフォンを装着しての聴取だが)と運転中くらいしか取れない。あと、今日みたいに休みの日で「それ、うるさいから消してくれない?」という家人もいない日とか(でも、そういう日に家に閉じ籠ってることは、あまりない)。
 運転している時が、実は一番音楽に触れているかもしれない。例えば、今まであまり気にしていなかったメロディが、不意に魅力的なものと気が付くとか。そういうことっ
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ARCH ENEMY-Khaos Legions-Bloodstained Cross ★★ (2014-06-16 08:37:56)

 今しがた聴いていたのだが、リフといいソロ・パートといい文句の付けようがない。
 このバンドのアルバムは全てをフォローしているわけではない、というより、持っているアルバムは3rd・4th、それにこの曲が収録されている『Khaos Legions』と(現時点で最新作の)『War Eternal』の4枚のみ。基本的にVo.が普通に歌っている曲が好みなので、全編グロウル・スクリームの曲はどうしても積極的に手が伸びなくなる。
 それでも、たまにARCH ENEMYを聴きたくなるのは、この曲のようにアグレッシヴなVo.とエッジの立ったリフ、ドラマティックなギター・ソロが絶妙にブレンドされた名曲に出合えるからだ。
 

STYX-Paradise Theatre-A.D. 1928/Rockin' the Paradise ★★★ (2014-06-01 19:09:46)

 今、思うに、この曲のギターが格好良かったから、いまだにHR/HMを聴いているのだと思う。
 少なくとも、DEEP PURPLEやMOTLEY CRUEのギターの音に拒否反応が出なかったのは、この曲のおかげだ。

 「エレクトリック・ギターの音って、うるさいだけじゃなくって、格好良いんだ!」

 と、中坊の頭に刷り込んでくれた、この曲に感謝だ。また、ギター・リフの格好良さ(大切さ)に気づかせてくれたのも、この曲であったのだろう。
 と、いうように、この曲は名盤『Paradise Theatre』の冒頭(その前に前奏曲があるけれど)を飾るだけあって、ロックのイカしている部分をわかりやすく教えてくれた、教科書のような曲だ。
 思い出深い、というレベルを超えて、名曲だ。

EARTH WIND & FIRE-Electric Universe-Magnetic (2014-06-01 01:46:57)

 長い間忘れていて、今しがた思い出したのだが(おそらく30年くらいぶりに)、生まれて初めて小遣いで購入したシングル・レコードがこの曲だった。B面には確か「Spread Your Love」が収録されていた。
 今の今まで忘れていたくらいなので、購入当時、あまり気に入らなかったのだと思う。現時点で改めて聴いてみても、やはりピンとこなかった。懐かしいことは懐かしかったけれど。
 ほぼ同時期に入手した(こちらは両親に誕生日のプレゼントか何かで購入してもらった)初めてのアルバム・レコードが、STYXの『Kilroy Was Here』だった。こちらはまだ実家にあり、CDで後日購入し直し手許にある。
 シンセサイザー全盛期の音作りと言う意味では共通していたのだな、と思う。さらに思えばVan Halenの「Jump」も、シンセによる印象的なフレーズで、聴き手の心を鷲掴みにしていたし
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RADIOHEAD-Kid A ★★★ (2014-05-19 18:40:38)

 すでに上のほうで多くの方々によって語り尽くされているが、あえて付け加えさせてもらう。
 本作は陰惨かつこの上もなく過激な、ロック史上にその名を残す傑作アルバムである。
 ほとんど、音によるジェノサイドと言っても過言ではないし、聴いた後の疲労感と感じさせられる絶望感には、NIRVANAの3rdと同等のものがある。
 故に、常に接していたい音でなくて、良いのだと思う。
 世の中には、聴いた瞬間に「あ、これはこれまでになかったものだ」と感じさせる傑作がある。そして、その中の(ごく)一部には、繰り返し聴くと精神的な負担を強いられるものも、含まれているのだ。
 

BEADY EYE-Different Gear, Still Speeding ★★ (2014-05-19 18:18:17)

 それで、オアシスの弟の方、リアムが(オアシスの元メンバーと)組んだバンドがこちら。
 兄貴のノエルのアルバムと同じ年に発表された1stアルバムが本作である。

 方向性としては、間違っていなかったと考える。オアシスというバンドの、主にアティテュードの面がどのあたりにその出自を求められるのか、明確に体現している。溌剌としており、勢いのある良い曲が多数収録されていることにも好感が持てる。名盤であろう。

 だが、私はこのバンドの2ndアルバムは購入しなかった。今後もおそらく買わないだろう。対して、ノエルの2ndは、多分買って聴く。

 その(私の対応の)違いの理由は、どこにあるのかというと、本作がオアシス的な要素で構築されたフレームの枠内に留まっていたことが挙げられる。もちろん、オアシス的なものを待ち望んでいた方々にとっては、本作は文句のつけ所のな
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NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS-Noel Gallagher’s High Flying Birds ★★ (2014-05-19 17:48:58)

 オアシスのノエル兄ちゃんの1stソロ・アルバム。2011年発表。
 オアシスの解散は残念だったが、正直な話、仕方がないことだったと考えている。どう控え目な表現で評価しても、(4thは未聴なので)5th以降は自らの殻を破れずにいた。もちろん各アルバムには良い曲が収録されていた。だが、このバンドに本当に求められていたのは、U2が『Achtung Baby』や『Zooropa』で見せたような、そしてRADIOHEADが『KID A』で見せたようなブレイク・スルーだったのだと思う。
 オアシスは結果的にそれを為し得なかった。

 本作は、ほどよく実験的精神も盛り込まれており、期待に応える傑作に仕上がっている。欲を言えばアルバム全体のトーンが、物憂げなものに染まりきっているところか。2曲ほど、ちょっとブルーではあるけれども、少し溌剌さを感じさせる楽曲が収められていれば、も
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BEETHOVEN-Piano Sonata"Moonlight"etc./SERKIN-ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品13「悲愴」 ★★ (2014-05-19 08:41:03)

 最近、車の中でこればかり聴いている。
 第1楽章で、冒頭何か悲しい出来事があったかのように始まったかと思うと、途中からもの凄い勢いで駆け出すところが好き。また、その感情の迸りの後、第2楽章は落ち着いて、穏やかで美しいのだけれどやはり哀しみがあふれ出す、みたいな。
 ベートーヴェンの3大ソナタは、エミール・ギレリスのも持っているけれど(実は最初に購入したのはギレリスの方)、演奏はルドルフ・ゼルキンのものの方が好きだな。

薬師丸ひろ子-Golden☆best-Woman“wの悲劇"より ★★★ (2014-05-19 05:36:25)

 あれ?HIGASHIさん。ここでお会いするとは。

 私はこれまでの人生でいわゆる“アイドル”に関心を持ったことはほとんどないのですが、もし該当するとしたら薬師丸ひろ子さんが唯一、好きになったアイドルですかね。
 もちろん、今の薬師丸さんは女優であり、アイドルとしてカテゴライズ出来ないかもしれません。しかし私にとっては『セーラー服と機関銃』の表紙(ショートカットでセーラー服で。可愛かった。ついでに機関銃も持っていた)を見て以来、永遠のアイドルです。

 と、言いつつ薬師丸さんの映画もドラマも何一つ見ておらず(テレビ自体あまり見ないから)、歌い手としてどうかというと、抜群に上手いとは・・・。声は大好きですが。

 この曲は単純に、薬師丸さんに「もう行かないで。そばにいて」とか、「友だちでもかまわないわ」とか言われてみたいなぁという。作詞の松本隆さ
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MANOWAR-Kings of Metal-Heart of Steel ★★★ (2014-05-14 00:51:12)

 この曲は大好きだ。
 非常に優れたバラードだと思う。
 それだけでなく、歌詞が良いんだな。


 立ち上がり、戦え。
 心のままに生きるんだ。
 もう一度挑め。
 俺は死ぬことを恐れない。
 立ち上がって戦うんだ。
 正直に言え。
 鋼鉄の心とともにあれ。

JOHN COLTRANE-My Favorite Things ★★★ (2014-05-14 00:24:57)

 昨日、久しぶりに腰を据えてCD屋を覗いてきた。
 もう、最初から「頭が吹き飛ばされるような、凄い音楽が収められたアルバムを買う」と、心に決めていたので、じっくり見てきた。当然、最初にHR/HMのコーナーを見て(そこでDIAMOND HEADの『Borrowed Time』を見つけた。すぐに手に取ることはしなかったけど)、次にJAZZのコーナーを見た。そこで見つけたのが本作だ。
 ジョン・コルトレーンは『Blue Train』を持っており、たまに聴いてそれなりに気に入っているので、もう1枚欲しいかな、と思ったのだ。
 正直、JAZZのことはほとんど知らない。何枚かは持っているけれど、“テナー・サックスの音が比較的好き”程度のものだ。
 本作を購入した理由には、帯に「ファンの熱烈なリクエストに応え、コルトレーンの代表作で、モダン・ジャズの歴史に残る金字塔的名盤が、オ
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DIAMOND HEAD-Borrowed Time ★★ (2014-05-13 23:11:57)

 このアルバムに関しては、完全に思い違いをしていた。
 私は『SINGLES』→『CANTERBURY』→本作と、変な順序で聴いてきたために、本作については昨日購入してくるまでは、“おそらく『SINGLES』に収録されているような、リフ・オリエンテッドで勢い良くつっ走る楽曲を基軸に、若干ヴァラエティを豊かにしたような作風に違いない”と勝手に思い込んでいた。
 大きな間違いである。
 いや、そもそも、上で幾人かの方々が書かれているコメントを、ちゃんと読みなさいって、ということだ。みんな「そうじゃないよ」って教えてくれている。
 1曲目から6曲目まで、ミドルテンポを基本に、たまに走るパートが挿入されるくらいの楽曲がまとまっている。すでに皆さんご指摘のとおり、多分代表曲の一つであろう7曲目「Am I Evil」はこのアルバムの中では異質だ。正直聴いていささか驚いた。
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ALICE IN CHAINS-Black Gives Way to Blue ★★★ (2014-05-07 19:14:25)

 実は避けていた。
 レインが亡くなった後のこのバンドを。
 何故、聴く気になったかと言うと、B!誌の増田さんの記事だ。“この人がそう言うのなら・・・”というわけでもないのだが、・・・いや。本当のところは「そういうわけ」なのだ。長年、音楽を聴いてそれに関して書かれた文章を楽しんで、ということを続けていると、「この人は自分と好きな音楽がかぶるな」という人が何人か出現してくる(実はそれだけでなく、書かれたものを継続的に目にしていると、あるアーティストを盲目的にただただ、持ち上げてしまっている人と、そうではなく、アーティストの創造物に対し、“それが、どこから現れて、どのような意味を持ち、どこにいこうとしているのか”を探究しようとしている人の違いも分かってくる。読んでいて圧倒的に面白いのは後者であることは疑いない)。
 そういう人が、「自分は好きだ」という意見を表明していると、
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EARTH WIND & FIRE-Raise!-Let's Groove ★★★ (2014-05-05 00:28:04)

 実のところ、『Raise!』収録曲の中では、この曲の完成度がずば抜けて高く、他の曲の印象は薄い。太陽の光が強い日中に、空の向うにあるはずの星々が見えなくなるように。
 
 『Raise!』本体は、今になってみると低迷期の作品という位置づけのようだが(と言いながらダブル・プラチナムを獲得しているとのこと)、「Let’s Groove」はその頃唯一大ヒットした曲、ということらしい。
 なんというか、ダンス・ナンバーとして数多ある曲の中でも、完璧な一曲だと思う。聴くだけで、自然に人の身体を揺らしてしまう。まさに「Let’s Groove」だ。
 しかも、今聴いても古臭さを感じさせない。ダンス・ナンバーとしてだけでなく、ポップ・ミュージックとして非常に良く出来ているのだと思う。

EARTH WIND & FIRE-Raise! ★★★ (2014-05-05 00:10:22)

 ’81年発表。何作目ですか?これ。10作目?(どうやらスタジオ作として11枚目らしい)

 このバンドのことを教えてくれたのは、従兄の「N兄ちゃん」だった。私より10歳ほど年上だったので、私の物心がついた時には、N兄ちゃんはもう「大人の人」という印象だった。だが、小さい私や妹を、良く構ってくれ、可愛がってくれた。
 剽軽なところがあり、私の母の実家であるN兄ちゃんの家に泊まりに行くと、私と妹が寝ている部屋の入口の襖が突然スッと開き、誰かの(まぁ、N兄ちゃんの)お尻がプリンと現れ私と妹が大爆笑する、なんてこともあった。面白い人なので、私も妹もN兄ちゃんに会うのを楽しみにしていたものだ。

 そのN兄ちゃんに、小学生の私は本作の一曲目「Let’s Groove」をテープに入れてもらい、良く聴いた。テープには他にYMOの『増殖』や、マイケル・ジャクソン、ロッド・
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SKID ROW-Revolutions Per Minute-You Lie (2014-04-30 22:59:39)

 何が悪いって、これ。この曲ですよ(あと4曲目も)。

 私は正直箸休めとも受け取れなかったですね。
 カントリー、聴かないし。
 後半激しくなるけど、ファンパンクみたいだし。
 他の項目でも書いたけれど、私、ハードロックバンドがファンパンクっぽいリズム使いで曲作るの、嫌いなんですよ。

 はっきり言いますが、初めて聴いた時は顎が外れて足元に落ちた気がするほどガッカリしました。

 そして、もっと言うと、この曲のミックス違いがボーナストラックとして収録されていることが、アルバムの印象を決定的に悪くしたのは、言うまでもありません。

SKID ROW-Revolutions Per Minute-Strength ★★ (2014-04-30 22:48:54)

 たった今こき下ろした『Revolutions Per Minute』の収録曲の中では、比較的善戦している。

 でも、なんだろうな。違和感が・・・。と思ったら他人の曲だったという。
 こういうの、自分で書いてもらえませんか?昔は凄かったじゃないスか。

 「良ければいいじゃん。ケチつけんな」って?
 いや、しかし。だったらアルバム全編でこの路線をしっかり追及してよ。ちょろっと入れるんじゃなくってさ。と、恨み言を思わず言ってしまいたくなるという・・・。

 「可愛さ余って憎さ百倍」というのは、こういう感情を指すのでしょう・・・。

SKID ROW-Thickskin-Hittin' a Wall ★★ (2014-04-30 22:30:27)

 『Thickskin』の中では、この曲もイカしている(死語か?)と思ったものだ。
 ゴリゴリと硬質なリフでグイグイ引っ張っていくのが宜しいんじゃないかと。

 こういう曲があったので次作に期待していたのだが・・・。

SKID ROW-Thickskin-Born a Beggar ★★ (2014-04-30 22:20:21)

 そうそう。『Thickskin』が好きなのは、この曲があるからです。
 これは名曲だと思うし、だからジョニー・ソリンジャーのこともそんなに悪く評価しなかった。

 少しばかりせつない歌メロに、ハードでラフなバッキング、と。
 1stアルバムを発表した頃のSKID ROWの魅力って、そういうところにもあったんじゃないんですか?
 「どうですか!どうなんですか?!」って、レ〇チェ〇の胸ぐらを掴み訴えたい、今日この頃ではある。

SKID ROW-Revolutions Per Minute (2014-04-30 22:09:19)

 上の皆さんは随分優しい。
 それに較べて、この私の意地の悪さはどうだろうか。
 仕事がドツボに嵌って、八つ当たりをするための生贄を求めているのだ。

 これだけの前フリをしておけば、多少辛口で書いても全て読み手の想定内に収まるかと。

 正直なところバズの最新作(『Give ‘Em Hell』ね)を聴いてしまうと、本作の煮え切らなさ、脱力のあり方には悲しみを超えて怒りすら覚える。比較的ハードな楽曲にしても、「パンキッシュ」というよりは「遅れてきたファンパンク」みたいだし。
 ソングライターは、全盛期(1st・2ndの頃)の名曲を書いた同じ人間なのに。

 まだ前作の方が良かった。
 もっとも、最近発表されたEP2枚はフォローしていないので、「今更何言っちゃってんの?最近のSKID ROWは違うぜ。かなりイカしてるぜ」と言われて
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SEBASTIAN BACH-Give 'Em Hell-Harmony ★★ (2014-04-30 21:22:10)

 それで、前半で好きなのが、この曲だ。
 リフがとても格好良いのだが、それを書いたのは元G N’Rのダフ・マッケイガン。
 ただ、ダフがこのリフを自分のソロかバンドの曲に仕上げたなら、おそらくパンキッシュで勢いはあるものの、いささかシンプルに過ぎる楽曲になったのではないか。
 バズの上手いところは、少しプログレッシヴとも言えるような、起伏とフックに富んだ楽曲にしているところだ。流石だと思う。


 こう言ってはなんだが、俺たちは一線を超えた。
 後戻りは不可能。
 あんなカビの生えた騙し文句に引っかかったなんて、信じられない。

 自分をケリ飛ばしたいね。
 俺には分からなかった。

 調和。
 俺たちが犯した罪の終幕は
 愛の如く激しいものなのか
 忘れるのはたやすい
 自らを損ない
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SEBASTIAN BACH-Give 'Em Hell-Taking Back Tomorrow ★★ (2014-04-30 20:37:29)

 『Give ’Em Hell』が気に入っている。
 良い曲(気に入っている曲)が多いのだが、後半で好きなのが(今は)この曲。
 バズとボブ・マーレットのコンビは、良い歌メロを書いていると思う。リフがハードで、歌メロがキャッチーという、バズが追い求める理想的な楽曲は、前作と比較してもますます磨きがかかってきたように思う。


 9時5時の仕事で生活している。
 生きているっていう気がしないな。
 「永遠」に頭から突っ込んでいる。
 アマンダ・バインズのように。
 頭のネジが飛び、一線を超える。
 許しを乞うっていう発想がない。

 間違った決断を下し、
 逃げられないってことがある。
 この状況が変わることは、あり得ない。

 明日を取り戻す。
 俺が過ごした偽りの歳月とは別に。

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ALICE IN CHAINS-The Devil Put Dinosaurs Here-Voices ★★★ (2014-04-21 19:59:00)

 実はレインが死んでから以降、このバンドの作品は前作もこの曲が収録されている新作も、聴く気になれなかった。だが、B!誌で増田さんが評価していたので、興味を持った(余談だが、増田さんのインタヴューやレヴューは、共感を持って読める数少ない文章の一つだ)。
 聴いたが、Vo.がウィリアム・デュヴァールになってからの2作品は、どちらも好印象だ。
 中でも、この曲は名曲だと思う。アコースティックなアリスとロックなアリスが絶妙な形でブレンドされている。

 皆、聴いてくれ
 俺の頭の中の声を
 皆、聴いてくれ
 君も俺と同じように聴こえているのか?

THE DOORS-The Doors-Light My Fire ★★★ (2014-04-21 09:50:19)

 すでに上で複数の方々が指摘されているように、オルガンの音色とメロディがとても印象に残ります。
 私もやはりこの曲の魅力を一言で表すと、「妖しさ」になると思います。
 単純ながらこれまた印象的なベースのフレーズも、延々と反復されることにより密儀的な雰囲気を醸し出しているし、それをバックに宗教音楽を想起させるオルガンが響いています。
 ドラッグカルチャーなるものとの関係性については良く知りませんが、当時流行のカウンター・カルチャー(サブ・カルチャー)の空気を伝えてくれる時代と密着した曲であると同時に、どの時代をも超越した普遍性をも持ち合わせている、奇跡のような名曲でしょう。

DARYL HALL & JOHN OATES-Voices ★★★ (2014-04-21 09:13:42)

 今日は月曜日。久しぶりに何もしない休日だと決めた(つい、いましがた。「もう休み、休み。身体休めないともたない!」みたいな)。どうせ曇りで少し寒いくらいだし。

 で、こういう日は単純に聴いていて気持ちが良かったり、普段あまりきかないのだけれど、たまに聴きたくなるような曲を聴いて過ごすのも良いかなぁ、と。

 ホール・アンド・オーツは、自分にとっては聴いていると中学生の頃を思い出す、懐かしいアーティストだ。
 ’80年発表の本作は、オリジナル・スタジオアルバムとしては9作目である。名曲「Kiss on My List」や「You Make My Dreams」、「Everytime You Go Away」を収録しているが、他の曲もそれぞれに適度にポップで、良い具合にロックのエッジもまぶしてあって、何より、二人の声が気持ち良く聴こえてくる。名曲・佳曲が揃って
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