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帰ってきたクーカイさんのページ
帰ってきたクーカイさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1-50
ALICE IN CHAINS-Rainier Fog-Never Fade
STONE TEMPLE PILOTS-Stone Temple Pilots(2018)-Thought She'd Be Mine
STONE TEMPLE PILOTS-Stone Temple Pilots(2018)
SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS-Living the Dream-Boulevard of Broken Hearts
SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS-Living the Dream-The One You Loved is Gone
SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS-Living the Dream-Mind Your Manners
SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS-Living the Dream-The Call of the Wild
SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS-Living the Dream
STONE TEMPLE PILOTS-Stone Temple Pilots(2018)-Middle of Nowhere
ALICE IN CHAINS-Rainier Fog-The One You Know
HAREM SCAREM-Mood Swings-No Justice
RICHIE SAMBORA + ORIANTHI-Radio Free America
宇多田ヒカル-初恋-大空で抱きしめて
BULLET FOR MY VALENTINE-Gravity
BLACK LABEL SOCIETY-Grimmest Hits
BLACK LABEL SOCIETY-Grimmest Hits-Disbelief
PAUL MCCARTNEY(WINGS)-Chaos and Creation in the Backyard-English Tea
THE SLUT BANKS-ダイレクトテイスト
MICHAEL SCHENKER FEST-Resurrection
OUTRAGE-Raging Out
THE BEATLES-Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
FOO FIGHTERS-Concrete and Gold
EAGLES OF DEATH METAL-I Love You All The Time-I Want You So Hard (Boy's Bad News)
EAGLES OF DEATH METAL-I Love You All The Time-Complexity
EAGLES OF DEATH METAL-I Love You All The Time
QUEENS OF THE STONE AGE-Villains
BOB WELCH-French Kiss
STONESOUR-Hydrograd-Somebody Stole My Eyes
STONESOUR-Hydrograd-Song #3
IN THIS MOMENT-Ritual
PARIS-Big Towne,2061-Blue Robin
PARIS-Big Towne,2061-Money Love
PARIS-Big Towne,2061
THIN LIZZY-Jailbreak
NICKELBACK-Feed the Machine-Every Time We’re Together
NICKELBACK-Feed the Machine-The Betrayal (Act III)
NICKELBACK-Feed the Machine-Home
NICKELBACK-Feed the Machine-After the Rain
NICKELBACK-Feed the Machine-Feed the Machine
SOUNDGARDEN-Live on I-5
ANTHEM-ENGRAVED-SACRED TRACE
ANTHEM-ENGRAVED-ENGRAVED
ANTHEM-ENGRAVED-DON'T BREAK AWAY
ANTHEM-ENGRAVED-FAR AWAY
ANTHEM-ENGRAVED-THE ARTERY SONG
ANTHEM-ENGRAVED
MR. BIG-Defying Gravity
NICKELBACK-Feed the Machine-Silent Majority
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発言している29曲を連続再生 - Youtube



ALICE IN CHAINS-Rainier Fog-Never Fade ★★ (2018-10-26 19:41:59)

 アルバム収録曲中最もアップテンポな曲。このバンドにしては珍しく威勢が良くて元気。
 歌メロがそこはかとなくキャッチー。特にブリッジやコーラスのところ。
 前作・前々作にも、「お。良いねこれ。好きだ」という曲が1曲は必ずあったわけだが、今回のアルバムで言えばこの曲がそれ。
 アルバムの展開にも素敵な起伏をつけてくれており、良い仕事をしています。
 

STONE TEMPLE PILOTS-Stone Temple Pilots(2018)-Thought She'd Be Mine ★★★ (2018-10-22 22:14:28)

 アルバムの6曲目。
 とても良い曲だし、いかにもSTPのメロウサイドの曲だ。

 歌詞の内容は、ある程度の年になった異性愛者の男性なら「うん。わかるわかる」というもの。誰かを好きになったらこういう目に会う事ってあるよね。

 単なる甘ったるいバラードにならないのはスコット在籍時と変わらない。
 この曲をとっても、見事な復活だと思う。

 中盤にこういう素敵な曲を配し、次の7曲目にハードな曲を持ってくるところが、アナログな感じで好きだな。要するにこの曲がA面ラストで7曲目がB面の始まりなのかなぁと。

STONE TEMPLE PILOTS-Stone Temple Pilots(2018) ★★★ (2018-10-22 21:56:22)

 もう半年以上前にリリースされており、新譜紹介というには今更ながらの感が無きにしもあらずだが、本当に良い。このアルバム。

 アップテンポな1曲目が格好良いのに感涙。それを聴いて思うに、スコット在籍時のひねくれポップセンスに裏打ちされた歌メロが変わりなくここにある、ということだ。
 以前、スコットが唄メロを書いていたのは間違いないと確信している。何故ならVELVET REVOLVERでもその天才的なメロディセンスを発揮していたからだ。確かスコットは、ありきたりなリフ(や骨組みとなるメロディ)の曲は取り上げない、と発言していた。自分が歌メロを載せるのにふさわしいか否か選別していたのだ。

 だが、本作でもスコット在籍時と変わらぬ、甘いというよりは苦い、ストレートというよりはカーブが多い、素直なというよりはひねくれている、それでいて絶妙なバランスでポップな歌メロ
…続き

SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS-Living the Dream-Boulevard of Broken Hearts ★★★ (2018-10-22 21:28:17)

 このバンドのアルバムって、前作もそうだけどこの曲のように終盤にも(個人的に滅茶苦茶)格好良い曲を仕込んでくるのが特徴だと思う。聴いていて良い意味で気が抜けない。昔ながらにアルバム単位で作品を提示し、そして最後の最後まで手を抜かない職人気質の仕事ぶりが感動なのだ。

 イントロのダークなリフの刻みから、やや明るく展開していく歌メロ、けれども基調としてはシリアスな、個人的にとてもツボな一曲。アルバムを聴いていて最初に気に入った曲でもある。

 もちろんスラッシュのソロも格好良い。月並みな言い方だけれども、もう「格好良い」以外に言いようがない。弾き過ぎておらず物足りなくもない、曲が必要としているメロディが十全に提示されている。

 聴き手としては「だからアンタが好きなんだよ。これからもついていくよ」というしかないですね。
 

SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS-Living the Dream-The One You Loved is Gone ★★★ (2018-10-22 21:14:43)

 5曲目にもややメロウな曲(Lost Inside the Girl)があり、それもとても良いのだが(特に盛り上がるサビの部分やその後のスラッシュのワウワウいって最後はメロディが泣きまくるソロが)、8曲目に配置されたこういう王道のバラードもたまらなく良い。全く似ていないのだが、スラッシュが在籍するもう一つのバンドの「11月の雨」を想起してしまった。

 マイルズは本当に曲に合うメロディを自然な感じで載せていく、(曲の枝葉を)伸ばしていくのが得意なのだが、そのあまりにもスムーズなメロディを「物足りない」として評価しない向きもあろう(私はマイルズの“自然な生成”の歌メロが好きだけど)。しかし10曲に1曲くらいの割合で、自然に伸びていったものが本当に驚くほど美しい曲に成長したことを目の当たりにすることがあるのだ。それは多分私だけでなく、多くの人が同意してくれると思う。この曲がその一
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SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS-Living the Dream-Mind Your Manners ★★ (2018-10-22 20:54:04)

 ミドルテンポでグルーヴィーな2曲目(Serve You Right)と、アップテンポで始まるも一筋縄ではいかない変化球的な3曲目(My Antidote)を挟み、再び全開で突っ走る4曲目。
 どこまでも気持ち良く伸びるマイルズのヴォーカルと、ハイウェイをガンガン飛ばしていくがごとくに気持ち良いスピード感が最高な一曲。もちろんソロも弾きまくり。

SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS-Living the Dream-The Call of the Wild ★★ (2018-10-22 20:37:15)

 本作の冒頭を飾る。イントロが始まり高まる期待は、次の瞬間にトップスピードで突っ走り始めるともう裏切られることはない。
 この1曲目の出来の良さは、本アルバムの質の高さを十二分に提示しているわけだ。
 アップテンポでフットワークも軽快。ソロもスリリングなこの曲はアルバムの開幕を高らかに宣言するにふさわしい。
  
  啓示のように
  一筋の光明のように
  精霊のように
  三位一体
  死後の世界

  それは新たな宗教
  それは最適なやり方
  それは新たな夜明け
  俺達が入れ替わるまでは 
 

SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS-Living the Dream ★★★ (2018-10-22 19:28:26)

 2018年発表。“SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS”名義となってからの3枚目。マイルズやTHE CONSPIRATORSの面々と組んでからのスラッシュの仕事ぶりには絶大な安定感を感じる。仕事好きなアーティスト(スラッシュ)が、腕っこきを揃えて伸び伸びと好きな音楽を作っているわけだが、その路線は1stの方向性を揺るぎなく追及している感だ。
 前作に三つ星を付けたので、可能なら五つ星を付けたいくらいである。本作はそれぐらいのお気に入りだ。

 このアルバムを聴いていると、青々と茂り、香りのよい花や甘い果実をたくさんつける木が頭に浮かぶ。
 例えば、スラッシュが思いついたクールなリフが種子だとする。それに水を与えるのがマイルズだ。リフや曲の骨組みを聴き、それに合う歌メロを作り出す。曲の種子が発芽するわ
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STONE TEMPLE PILOTS-Stone Temple Pilots(2018)-Middle of Nowhere ★★ (2018-10-13 18:23:20)

 Vo.にジェフ・グートを迎え製作された「バタフライ・アルバム」の冒頭を飾る一曲。
 「復活の狼煙」という言葉があるが、この曲こそ”Stone Temple Pilots復活の狼煙”という表現にふさわしい。

 アップテンポでライヴの幕開けにもジャスト・フィットではなかろうか。このバンドだけでなく、最近購入した他のバンドのCDの曲の中でも、格好良さからするとベストだと思う。もちろん繰り返し聴いている。
 ジェフ・グートがスコットに似ているかとか、スコットと較べるとどうかというのは、あまり意味がない。なにせスコットがもう他界しているので。だから似ているかどうか、上手いかどうかという見地から聴いてはいないのだが、聴いて思うのはSTP以外の何物でもないということだ。この曲だけでなく、他のアルバム収録曲も合わせて思うに。


  夜行列車に入れ込まないこ
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ALICE IN CHAINS-Rainier Fog-The One You Know ★★ (2018-10-08 19:05:07)

 音が以前にも増して抜けが良くなったように聴こえる。あくまで印象の話だが。ドロンとした感じが減ったような。これも気のせいかもしれないが、何だか聴きやすいんだよ。
 レイン不在で3作目。だがあくまでAIC。これまでの焼き直しに堕すことなく、バンドの可能性を追求し続けているある意味職人的な仕事がここに。そういうアルバムの開幕を告げる、これまでどおりなのだが清新な何かを含む一曲。


  俺がいようがいまいがどうでも良いことなのか教えてくれよ。
  場面転換。詐欺師。

  お前の知っている俺じゃない。

 

 
 

HAREM SCAREM-Mood Swings-No Justice ★★★ (2018-08-26 19:23:46)

 個人的には完全無欠の名曲だと思う。
 私にとってHAREM SCAREMというバンドの最も良い部分が表現されている曲は、この曲だ。

 THE BEATLESばりに最も美味しいメロディを冒頭とコーラスに配し、サウンドはヘヴィ。QUEENとTHE BEATLESとを起源に持つHRの一つの到達点であろう(今でも心の底からそう思う)。

 『MOOD SWINGS』発表当時、私はLOU REEDとTHE VELVET UNDERGROUND、そしてSONIC YOUTHやNIRVANA・PEARL JAM・SOUND GARDENなどを好んで聴いており、HM/HRは気になるバンドの新譜を買いはしても共感することが少なかった。
 あの頃の心象風景は殺伐としたもので、そのサウンドトラックにはLOU REEDやSONIC YOUTHがとってもしっくりしたものに感
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RICHIE SAMBORA + ORIANTHI-Radio Free America ★★ (2018-08-19 20:35:41)

 4月から職場が変わった。それまでは自宅から10~15分くらいだった移動時間が、今では(出勤・帰宅で)CDを1枚聴けるくらいだ。
 そのような訳で、この待ち望んでいたリッチー・サンボラとオリアンティのアルバムも、じっくり聴くことができた。
 本当に待っていたからな。早く出せよと。そうしたら「配信でEPを」ということでガッカリしたのだが(ダウンロードでは絶対に購入しないから)、良かった。CDが出て。

 まぁ、熱心に聴いた。運転中なので100%音楽に集中しているわけではないのだが、何日も車内でかけましたね。もちろん就寝前にも聴いていた。
 悪くない。とても良く出来ている。ソングオリエンテッドで、ギタリスト二人が好き勝手に作りましたっていう作品ではない。良い曲を作り、曲が求めているプレイに徹底するという姿勢。例えて言うなら、オリアンティのソロ一作目(『BELIE
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宇多田ヒカル-初恋-大空で抱きしめて ★★★ (2018-08-19 19:35:11)

 以前から書いているが、この人が好きなのだ。
 何が良いって、どの曲もタナトスの香りがするのがたまらない。
 
 この人の場合、やはりお母さんとの関係性が何らかの形で作品中に影を落としているように見受けられる。
 そして、その影はある意味呪いのようなものでもあるし、本人が消したくても消せないスタンプみたいな感じになっている。
 その呪いやらスタンプにとても誠実に、そして真摯に向き合っている姿勢に好感が持てるわけだ。個人的には。

 この曲も何だか一聴したところではハッピーな曲調なのだが、歌詞を良く聴いていると「あれ?」ということになる。

 遠距離恋愛で、あまり上手くいっていないのだ。歌詞の中の二人は。多分。
 それでおそらく、男性側の独白と女性側の独白が、あまり境界線が明確になっていない状態で混じり合っている。
 それで
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BULLET FOR MY VALENTINE-Gravity ★★ (2018-08-19 18:19:50)

 例えばU2でいうと『ACHTUNG BABY』に位置づけられる作品かな。あ、でもこのバンドの場合『TEMPER TEMPER』で一度実験しているので、『POP』に位置づけても良いかもしれない。
 私はバンドが実験・冒険している場合、余程出来が悪くないと基本的には肯定的に評価するクセがあるのだが、本作は善戦していると思う。『TEMPER TEMPER』はなんだか納まりが良すぎて、こじんまりとした印象があったので、当時思ったままに書いてこのサイトに載せた。『TEMPER TEMPER』と比較すると本作は間口を広げ、手法を深化させ、それでいてこのバンドが元から持っているメランコリックなメロディは殺さずということで、かなり頑張った。そのことは大きく評価したい。

 ただ。いかんせん地味。たびたびU2を引き合いに出すのは、このバンドに対してフェアじゃないのだが、U2は『ACHT
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BLACK LABEL SOCIETY-Grimmest Hits ★★★ (2018-04-26 19:21:14)

 実は4thアルバム以降、長い間ご無沙汰していた。BLSには。
 久しぶりに購入して聴いてみたら、むせっかえるようなサバス臭。凄い。
 一瞬、オジーが来て歌ってんじゃねぇかと思ったが、どうもそうではないようだ。クレジットされていないし。
 ザックのVo.がまるでオジー。まるでサバス。でもよく考えてみると、昔から似たような声質だったなぁとも思う。
 ヘヴィな楽曲の中に所々しっとりとする曲も混ぜ、なによりどの曲もリフ命、メロディ命。アルバムのトータルな完成度が半端ない。
 名作です。サバスやオジーが好きな方々にはお勧めです。

BLACK LABEL SOCIETY-Grimmest Hits-Disbelief ★★ (2018-04-26 19:14:03)

 アルバム自体が素晴らしいのだが、この曲が良い。好きだ。
 Black Sabbathの5th『Sabbath Bloody Sabbath』収録「A National Acrobat」のリフのうち前半部分を使って新たな名曲を作っている。歌メロは勿論全く別のメロディをのせているわけで、それがまた良いメロディなんだよ。オジー・オズボーンやサバスへの敬意がひしひしと伝わってくる。
 ザックは「サバスは偉大なんだよ!俺は好きなんだよ!」って声を大にして言いたいんだろうなぁ、ということをしみじみと感じますね。

PAUL MCCARTNEY(WINGS)-Chaos and Creation in the Backyard-English Tea ★★★ (2018-03-21 19:13:47)

 10年以上前の作品なのだが、最近引っ張り出して良く聴いている。
 購入当時も今もお気に入りなのがこの曲。

 一緒に座って
 紅茶でもどう?
 のんびりと
 僕とね
 晴れた日の朝には

 愉快なお喋りに
 勝る喜びはないよね

 ばあやが焼くのは
 可愛らしいケーキ
 日曜の朝にはいつだって

 なんかいかにもイギリス貴族階級の休日って感じじゃないですか。
 でも多分これってポール自身からみても想像上の「イギリスの朝」なんだよね。
 だからこそ、聴いていて「なんか良いよな」と思える。

 実体験だったら単なる自慢話みたいなもんなんだけど、そう聴かせないのがこの人の天才的なメロディセンス。
 どこか牧歌的で、神話的とも言える世界が眼前に広がるから。

THE SLUT BANKS-ダイレクトテイスト ★★ (2018-03-17 23:08:37)

 楽曲については、前スタジオ作(Roxy Baby)の方に好きなものが多く収録されている。
 だが、今作も悪くない。同じくらい好きだ。
 音がね。音が良いんすよ。バンドの狙っているところに届いているね。

 カネタクさんのドラムの音が本当に良くとれている。ギターの音色も『Roxy』より良いかな。
 蛮音感が半端なくレベルアップしているね。最高に格好良いっす。

 ホント最高です。

MICHAEL SCHENKER FEST-Resurrection ★★★ (2018-03-17 22:56:28)

 久しぶりに書き込む。
 なんか昨年の夏頃からジェットコースターに乗せられて、そのままグルグル回り続けていた感じ。秋まではそこそこ余裕があったのだが、そっから先はもう・・・。だが、もうすぐ終わる。良い終わり方かそうでないかは別として。

 新譜はチョコチョコ購入していて、この間、Loudness→Saxon・The Slut Banks→Black Label Society→Judus Priestの新作及び本作を聴いていた。
 それぞれホント良い作品で、中でもLoudnessは一時期ヘヴィ・ローテーションだったのだが、その後繰り返し聴いていたのが本作だ。

 自論だが、「それを聴いて昔の諸作品を聴き直したいと思わせる新譜は名作」というのがある。
 本作がまさしくそれで、これを繰り返し聴いた後、UFOやMSGの諸作品を無性に聴きたくなって聴いて
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OUTRAGE-Raging Out ★★★ (2017-11-04 19:15:54)

 やっと入手した。
 もう一曲目からシビれっぱなしである。
 冒頭からガンガンつっ走るし、ガラッパチなキレっぷりがもうたまらない。
 前作(企画盤じゃなくて『Outraged』の方)も前々作もそりゃあ大変良かったのだが、今作はそれらを上回ってきている。

 もの凄い格好良い。

 名盤。

THE BEATLES-Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band ★★★ (2017-10-24 21:03:32)

 それでこれ。FOO FIGHTERSの新譜を聴いたら聴きたくなった。
 22.の方も言及されているが、50周年記念エディションが発売されており、2枚組である。1枚目は「NEW STEREO MIX」で、音がとっても良いように思える。まるで今のバンドの最近の作品みたい。
 アルバムの内容については、もう今更言うまでもなく。
 ロックのエッジも立ちつつ、豊かなメロディがもうとめどもなく。

 2枚目は「SGT.PEPPER SESSIONS」でアルバム収録曲順に使われなかったテイクやインストヴァージョンを並べている。最後に「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」のアウト・テイクと2015年ステレオ・ミックス、「PENNY LANE」のインストヴァージョンと2017年ステレオ・ミックスを収録。

 お祭りアイテム。みんなで祝いましょう。

FOO FIGHTERS-Concrete and Gold ★★★ (2017-10-24 20:50:13)

 この前のEPが滅法良かったので、本作は期待していた。

 期待を裏切らない傑作である。デイヴは「MOTORHEADが『SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND』を作ったような作品にしたかった」みたいなことを言っていたらしい。そのとおりなのではないか。

 これさえあればとりあえず他はいらない、と思わせる名盤(と言いつつ他にも色々聴いちゃうけど)。
 

EAGLES OF DEATH METAL-I Love You All The Time-I Want You So Hard (Boy's Bad News) ★★★ (2017-10-24 20:19:19)

 それでこれがこのバンドで最も好きな2曲のうちのもう1曲。

 PVが可笑しい。少しいやらしく思いっきりバカっぽい。こういうユーモアは嫌いではない。好きである。

 ライヴではアンコールでやっており、DURAN DURANのSAVE A PRAYERの後に演奏している。やっぱりこれ演らなきゃ盛り上がらないよね!っていう扱いの楽曲だ。

 ガレージパンクっぽいノリなのだが、やっぱりフォーマットはロック。終始明るく、憂い気だるさは皆無〔あくまでメロディだけの印象。何を唄っているのかは知らないので。どうせロクなこと唄っちゃあいねぇんだろう?(笑)〕。

 名曲。

EAGLES OF DEATH METAL-I Love You All The Time-Complexity ★★★ (2017-10-24 20:05:08)

 このバンドで最も好きな2曲のうちの1曲である。
 PVも好きだ。
 なんか昔のテクノ・ポップ・デュオみたいな佇まいの二人。笑える。

 でもライヴ・ヴァージョンはしっかりロックの楽曲で、「ほほう・・・」と感心してしまった。
 普通にロックソングなのである。キャッチーなメロディを持つので惑わされてしまった。

 名曲。

EAGLES OF DEATH METAL-I Love You All The Time ★★ (2017-10-24 19:55:42)

 このバンドもQUEENS OF THE STONE AGEのジョシュ・オムがかんでいる。
 興味を持ったのはパリのバタクランで起こったテロの被害にあったからだが、バンド名が「?」だったからだ。
 「デス・メタルのイーグルス」って何だ?それでYoutubeでPVを見てみたら、これが結構良い楽曲があるではないか。そのようなわけで、えっちらおっちら遠出してCDなんぞを探すわけなのだが、「ここはあんだろ」というデカいCD屋にもない。Youtubeはチョロッと楽曲を試聴するにはいいが音が恐ろしく悪いので、やはりちゃんとした音源が欲しいなと思い早数年。
 ライヴアルバムが日本盤で発売された。

 日本盤で発売、ということはCD屋に行くと手に入るわけだ(音源をネットでポチることはしないので)。

 聴いてみたらこれが結構面白い。今時珍しいロックである。変にヒ
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QUEENS OF THE STONE AGE-Villains ★★★ (2017-10-24 19:12:38)

 長らくバンド名は「石器時代の女王」だと思っていた。
 それはそれで興味深く、階層未分化の石器時代に女王が存在することはあり得ないわけで(だってそもそも国という概念がないわけだし、国が無い以上王権もないわけなので)、なかなかクールなバンド名だな、と。
 実は「石器時代のオカマ」という意味だったようだ。
 それもクールだ。石器時代にも男性・女性という二分にとまどいを感じていた人は居たろうから。もちろん現在の“クイーン”のように自らの存在をしっかり認識し、他者に開示するということはしなかったろうけれど。

 で、本作である。
 一聴して「デヴィッド・ボウイみたいだ」と感じた。
 声もそうなのだが、何より音楽性がひねくれポップ・(ハード)ロックだ。ボウイが遺した楽曲には、ハード・ロック寄りにエッジの立ったキレている曲が存在するが、それらを想起させる。
…続き

BOB WELCH-French Kiss ★★ (2017-10-21 01:02:12)

 PARISを頻繁に聴いている。そのためBOB WELCHに興味を持ち、ちょっと集めてみた。
 FLEETWOOD MACのBOB WELCH在籍時の作品まで手が伸びていないのだが、ソロアルバムは思いのほかすぐに集まった。6枚しか出てないから。
 本作はPALISの3枚目に収録するつもりで用意されていた楽曲が、PARISが解散したためにBOB WELCHのソロ第1作として発表されたという経緯を持つ。そのようなわけなので当然ながらソロ作品の中で最も興味を引きますよね。だってPARISが大好きなんだもん。

 結論を先に言うと、とっても良いです。

 1~3曲目の流れが良いかなぁ。3曲とも名曲だと思う。メロディが良いし、ボブのヴォーカルが何とも言えず瑞々しい。
 ストリングスを用いたアレンジが、村上春樹さんの短編に出てくる「エレベーターミュージック」
…続き

STONESOUR-Hydrograd-Somebody Stole My Eyes ★★ (2017-08-26 20:58:03)

 それで後半(と言っても終盤だけど)で今気に入っているのがこの曲。

 前半のガムシャラな感じも格好良いのだが、やはりコーラスの部分のメロディの上手さに秀逸なものがありお気に入り。

 コリィ・テイラーは、関わっているもう一つのバンド(私は1st・2ndだけしか聴いていないけれど)でも、あの殺伐とした楽曲群の中にあってハッと耳を引く唄メロを載せるのが得意なのは知っていたが、このバンドの方がその魅力を十分に堪能できることがわかった。

 それはともかく名曲。

STONESOUR-Hydrograd-Song #3 ★★ (2017-08-26 20:43:14)

 ヤングラジオさんは私より多くのバンドを聴いており、その一部は私が好きなジャンルのバンドも含んでいる。なので、私が未聴で「これ、手を出そうかな。どうしようかな」というバンドでのヤングラジオさんのコメントは大いに参考になる。その内容によって購入しても大丈夫かどうか、なんとなくアタリがつかめるからだ(ヤングラジオさんお世話になっています。有難うございます)。

 このバンドは正解。
 『Hydrograd』で初めて聴いたのだが、結構愛聴している。
 強いて言うなら曲数が多いので、全貌を把握するのにちょっと根気がいるのだが、聴き始めの時期に一番最初に気に入ったのがこの曲。哀愁漂うナイーヴな出だしのメロディに耳を惹かれ、サビの部分も完璧。こういう、キャッチーなメロディを持っているのだがポップでもライトでもない楽曲は好きだ。

 『Hydrograd』は聴き込ん
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IN THIS MOMENT-Ritual ★★ (2017-08-21 22:05:08)

 このバンドは前作から聴きだして(その前作がとても気に入り)、本作の発表が非常に待ち遠しかった。

 前作に勝るとも劣らない傑作の登場である。

 前作ほどブチ切れた局面が多くないようにも思うのだが、曲が良い。
 ①(前奏曲みたいなもん)から⑤の流れは完璧であろう。特に③(Black Wedding)はロブ・ハルフォード参加っていうのもポイントを上げているんだが、なにより曲が良い。⑤もインダストリアル・ゴシックっぽく、妙に明るい曲調がクセになる。

 本作においては、セイレムの魔女裁判がアルバムのテーマみたいになっているのだが、本当にマリアさんは前作(黒い未亡人)といい、女性の多面性というか虐待・差別されてきた歴史を上手くすくって(セイレムの事件って、今日的視点からみればとんでもない人権侵害かつ大量殺人だから。そんなことがあったんだよ、と知らしめ
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PARIS-Big Towne,2061-Blue Robin ★★★ (2017-08-21 21:48:06)

 チャララン、チャララン、チャラララーン。

 これもイントロが印象的な曲。始まった瞬間にあの頃の自分を思い出すっていうか。
 「ヘイヘイー」という甲高い声がファニーといえばファニーなのかもしれないが、「味」ですね。

 冒頭に置くならもう少し勢いのある曲が良いような気もするのだが、でも『Big Towne,2061』の冒頭ということでは、この曲しかあり得ないとも思う。奇妙な説得力と(大きな)魅力があるんだよね。

 名曲。

PARIS-Big Towne,2061-Money Love ★★★ (2017-08-21 21:35:43)

 チャララチャッチャ、チャララチャッチャ、チャララチャッチャ、ジャン!

 イントロが印象的な曲がこのバンドには多いのだが、これも冒頭で耳を持っていかれる。
 その後はチャラッ、チャラッ、チャララチャッチャと結構スピード感を持って反復され、その上に軽快なヴォーカルメロディが乗る。
 なんか似たような曲、好きなヤツでもう一曲あったなぁと思って聴いていたが、Lou Reedの「The Original Wrapper」(1986年発表の『MISTRIAL』に収録)がそうだった。ただ、ギターリフは異なっており(チャッチャッ、チャッチャッ、チャッチャッ、ッツチャララララ)テンポが似ているだけだったんだけど。これも格好良いんだよ(アルバム総体としては今一つなんだが)。

 ハードかっていうとそうでもないんだけど、ギターロックだよね。ギターが印象的っていうか、リフ
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PARIS-Big Towne,2061 ★★★ (2017-08-21 21:16:29)

 メタル慶昭さんに教えてもらって以来、ちょっと気の利いたCD屋に行くと探していた(絶対にネットでポチらないのは、性というか・・・)。
 ありましたね(ついでにTHE ANSWERの3rdも見つけた)。

 聴いてビックリしたのは(冷静に考えると当然あり得ることなのだが)、エアチェックして聴いていたであろう楽曲が含まれていたこと。イントロのメロディが流れてきた瞬間に、「あ。これ知っているわ。俺、好きだったわ」という曲が、確実なところで3曲(①Blue Robin、②Big Towne,2061、⑥Money Love。もしかすると④のNew Orleansもだが、自信が無い)。懐かしい事この上なく、現在絶賛愛聴中。

 1976年の発表なので、若いリスナーからすれば今聴くとおっそろしく古臭く聴こえるのかもしれない。しかし、今のバンドが持っていない大きな魅力があ
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THIN LIZZY-Jailbreak ★★ (2017-07-15 14:06:29)

 もう、大体のところは上の方々のご発言を読めばわかるのだが。

 最近本作を良く聴いている。
 随分前に購入した輸入盤CD。フランスで作られたもので多分リマスターされていない。録音レベルが低く音はモコモコしている。
 しかも、これもかなり以前の夫婦喧嘩の結果、ブチ切れた妻が報復でCDにコーヒーをかけ(他にも被害多数)、紙の部分はよれておりコーヒーのシミがついている。ただCDの盤面には傷がついていないので、聴く分にはなんら問題はない。

 そういうわけで音はあまり良くないのだが、作品の良し悪しとはあんまり関係なく。なんか聴いていてほっこりする9曲が並んでいる。やはり名曲は①⑤⑥⑨なのだろうが、他の曲もなかなか味わい深い。スコット・ゴーハムとブライアン・ロバートソンのツインリードがどの曲でも気持ちが良すぎるし、ブライアン・ダウニーのドラミングって結構好きだ
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NICKELBACK-Feed the Machine-Every Time We’re Together ★★ (2017-07-15 06:49:27)

 ハードでダークな色調の曲だけだとアルバムが単調な印象となってしまうのだが、この曲のように明るめでやや軽快な曲が挿入されると、アルバムの印象がグッと違ってくる。色彩は豊かになり、より多面性が増す。

 いつも僕たちは一緒。

NICKELBACK-Feed the Machine-The Betrayal (Act III) ★★ (2017-07-15 06:26:58)

 ギターリフのリズムとドラムのリズムが絡み合って徐々に緊張感を高めていく展開が好きだ。
 冒頭のアコースティックな始まりから一転、ベースのビートが聴き手をダークでタフな世界観にグイッと引き込むあたりが上手い。格好良いと思う。

NICKELBACK-Feed the Machine-Home ★★ (2017-07-15 06:17:47)

 実はイントロだけ取り上げると、この曲がアルバム冒頭にあっても良いように思う。ただ、その後の展開がどちらかというと攻撃的にいくより、ややスローテンポでドラマティックな方向に流れていくので、やはりアルバム中盤のこの位置にあるのが正解。
 今回のアルバムは個人的には捨て曲が無いのだが、収録曲の中でもこの曲を含めバラード系の曲が成功しているように思う。それぞれ曲の個性がはっきりとしているし、似たような王道パターンに堕していかず、良いメロディをいかに有効に作用させるかということに細心の注意が払われているように感じる。

NICKELBACK-Feed the Machine-After the Rain ★★ (2017-07-15 06:08:35)

 始まりのメロディやリズムの使い方は、(前に似たような曲があったような・・・)と思わせるのだが、サビのメロディは明るくやや翳りをみせつつ展開していく。クライマックスの「ウェイエイエイエエーイ」の部分が好きだ。
 こういうコンパクトなのだが少しばかり複雑な色遣いを見せる曲を聴くと、「このバンドは本当、職人だなぁ」と感心する。

NICKELBACK-Feed the Machine-Feed the Machine ★★ (2017-07-15 05:59:55)

 実はアルバムリリース前にYoutubeで流しているプロモーションビデオで聴いた(視た)時には、あまり良さがわからなかった。
 しかし、実際にCDで聴いてみるとなかなか良い曲だと思った。少しダークでリフが格好良い。アルバムの世界観を冒頭で表現(紹介)するのに最も適した曲である。もちろんタイトルトラックなわけだし。
 今では曲が始まるとワクワクするし、リフはゾクッとくる。ライヴの開幕にもってこいであろう。

 あまり関係のない話だが、プロモーションビデオの話の筋が今でもよく分かっていない。
 あのマスクをしたガタイの良い男性は人々を支配している悪役(親玉)っちゅうことで良いのだろうか。最初に観た時に(敵の本拠地に忍び込んだヒーローかな)と思い、いつまでたっても活躍しないでボーッと同じところで仁王立ちしている(たまに両腕を広げてみせる)だけなので、「?」と頭の上
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SOUNDGARDEN-Live on I-5 ★★ (2017-07-09 19:16:24)

 作品の(評価の)良し悪しとは全く無関係ではあるが、ここにきてこのタイミングでクリス・コーネルを失うことになるとは、予想だにしなかった(ニュースを目にした時、正直とても驚いたし残念であった。衝撃を受けたという表現が物足りないほどであった)。彼の魂がどのような深淵を覗き、いかなる風に吹かれ、波のうねりに身を任せたのかは知る由もない。
 ただただ、ご冥福を祈るばかりである。

 このライヴアルバムは確かとうとう日本盤が出なかったと記憶しているのだが、1996年の北米ツアーでレコーディングされたものを編集しまとめたものだ。①~③⑤⑧⑨⑮がカリフォルニア州のデル・マー(11月30日)で、④⑩⑭がワシントン州シアトル(12月18日)、⑥がカナダのヴァンクーヴァー(12月7日)、⑦がオレゴン州セーラム(12月8日)、⑪~⑬⑰がカリフォルニア州オークランド(12月5日)、⑯がワシント
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ANTHEM-ENGRAVED-SACRED TRACE ★★★ (2017-07-01 19:48:25)

 復活後ANTHEMの作品で毎回楽しみなのが、清水さんのギターをフィーチャーしたインストゥルメンタル。
 この曲も圧倒的な構築美とテクニック、そして豊潤なメロディ(泣くんすよ。泣きのメロディっすよ)が完璧な一曲。

 清水さんはもっともっと評価されていいと思う。

ANTHEM-ENGRAVED-ENGRAVED ★★★ (2017-07-01 19:42:29)

 掉尾を飾るタイトル曲。
 凄い格好良い。←ヴォキャブラリーが子供だが、もうそうとしか言いようがない。
 これも結構走っている。ドラマティックかつヘヴィ。このラストの曲に至るまで、今回のクリス・タンガリーディスのプロデュースは完全な成功と言って良いだろう。カリッとして少々ドライな音づくりは、本当にマッチしていると思う。曲の持つハードな質感を損なわず、メロディの豊潤さを際立たせている。
 音づくりはともあれ、本当にこの曲(柴田さんの曲)は問答無用の名曲。

ANTHEM-ENGRAVED-DON'T BREAK AWAY ★★★ (2017-07-01 19:36:19)

 「竜頭蛇尾」という言葉がある。初めは良かったのだが、あれれ。なんだか終盤まで勢いが続かない。むしろ退屈。

 だが『ENGRAVED』に関しては、この曲と次のタイトル曲の存在により完全に「徹頭徹尾」(で名曲揃い)である(勿論、間に挟まれた途中の曲もそれぞれに良いのだ)。

 疾走している。そしてハードかつ爽やかなんだよね。爽快。歌メロもキャッチーなんだけどちょっとありきたりな展開にならない。新鮮な感じ。「あれ?そっち行っちゃうの?でも最高だね!」という。
 清水さんの作詞作曲。
 いやぁ最高。こういうの大好き。

ANTHEM-ENGRAVED-FAR AWAY ★★★ (2017-07-01 19:27:14)

 それで(どのバンドの作品もそうなのだが)、アルバムの2曲目というのは結構肝だ。野球の2番打者が重要なのと同じく。
 1曲目アップテンポ、次は?・・・前の曲同様に突っ走っても良い。あるいはテンポを異にしてアルバムが持つヴァリエーションの豊かさを演出しても良い。ただしどんな手を使おうとつまらない曲はありえない。2曲目で聴き手を退屈させるわけにはいかない(いかにもアルバムありきのアナログな意見だけど。でもいまだにネットで曲単位で購入というのはピンと来ないしやっていない)。
 この2曲目は本アルバムの持つメロディアスな側面をハードに劇的に体現した、ANTHEM一流の名曲であろう。
 歌メロはキャッチーといっても良いかもしれないが、それはもちろん軟弱さを感じさせるものではない。”ドラマティック”と言って良い。ドラマティックさをさらに演出するのが清水さんのギターソロで、この切込み
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ANTHEM-ENGRAVED-THE ARTERY SONG ★★★ (2017-07-01 19:12:38)

 ANTHEMのアルバム冒頭の曲というのはいつも楽しみだ。
 アップテンポでガツッとインパクトがあり、アルバムの開幕だけでなくその方向性や音を宣言する一曲だからだ。
 この曲もいかにもANTHEMの名曲で、冒頭にあってふさわしい。
 清水さんのギターソロも冴えまくっており(といっても清水さんのソロで冴えていないものなどないのだが)、森川さんの歌メロもきっちり耳を持っていく。
 『ENGRAVED』の成功を確信させる一曲。

ANTHEM-ENGRAVED ★★ (2017-06-28 22:08:48)

 ANTHEMを聴く、ということは私にとって少し特別な体験である。
 例えば、「何か聴きたいな。ANTHEMでもかけてみるか」という聴き方はしない(いや、あくまで個人的な話です)。「よし。ANTHEMが聴きたい。ANTHEMをかけよう」という聴き方となる。どこか居住まいを正すというか、気合を入れるというか。

 本作は森川さんになってから2作目。失恋船長さんが上でおっしゃっているように、「ここ2、3作で感じられるマンネリズム」というのは確かに気になるところである。そして私はと言えば、マンネリズムを良い方向に評価して聴いている。それはバンドにとって良いことなのか、バンドの将来にとって良いことなのか、というのとは全く無関係な、本当に個人的な聴き方ではあるのだけれど、まぁ無反省に好きなのだからしょうがない。
 おそらくANTHEMがANTHEMではない音楽をやりだしたら
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MR. BIG-Defying Gravity ★★ (2017-06-25 13:48:10)

 9thスタジオアルバム。
 方向性は前作(『…The Stories We Could Tell』)と同じ。
 だが、本作はドラムを助っ人マット・スターが叩いており(監修・指示はもちろんパット・トーピー)、録音も皆で揃って「せーの、どん!」と録っているためライヴ感が5割増し。
 音も前作では良く聴こえなかったベースがとっても良く聴こえるし、ポール・ギルバートとビリー・シーンの絡みが随所に仕込まれているので盛り上がらないわけがない。
 そして曲はおしなべてキャッチー。音楽的には当然異なるのだけれど、印象としてはBAD COMPANYの2nd(『Straight Shooter』)に似たものを得た。あの作品もなんだかカラッと明るくキャッチーなんだけれども、しっかり渋みを感じさせて聴き飽きしない名盤だ。それを思い起こさせる。
 4th以来久しぶりにプロデュースを
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NICKELBACK-Feed the Machine-Silent Majority ★★ (2017-06-17 22:07:37)

 アルバム後半(レコードで言うとB面)は個人的には⑥から始まり、徐々に盛り上がっていきこの曲あたりでクライマックスになるような気がする。あくまでも個人的な感想だけれど。
 劇的な曲調、高まっていく緊張感がたまらない一曲。ハードボイルドな刑事(探偵)ドラマか、展開に予断を許さない社会派のサスペンスドラマなんかで(歌詞の内容は全く考慮の外にして)山場に使ったら良いかと思う。
 ドラマティック。
 

NICKELBACK-Feed the Machine-Song on Fire ★★★ (2017-06-17 21:53:00)

 NICKELBACKは非常に優れたバラードを多数持っているのだが、この曲はその中でも上位に入ると思う。
 切なく、諦観を感じさせながらも明るく展開していくサビのメロディ。涙を堪えながら笑って見せるというか。

 この歌は燃やしてしまってもいい
 煙にしてしまえ
 川に流してもいい
 ゆっくり沈むのを見る
 紙飛行機に折ってしまい
 月まで飛ばしてしまえ

 世界のために奏でても意味はない
 僕は君に歌っているんだ

NICKELBACK-Feed the Machine ★★ (2017-06-17 21:35:47)

 前作はソフトというかポップな曲も交えつつ、バラエティ豊かな作風だった。
 今作はというと、一本芯が通っており硬質な感じ。一曲目のFeed the Machineがゴリッとした質感をもつ曲で、本アルバムが硬派であることを宣言している。
 とは言っても、そこはNICKELBACK。③の「Song on Fire」は久々にキタコレ。バラードの名曲。問答無用の出来だろうこれは。④はリズミカルなヴォーカルが一聴ポップな風なのだが、楽曲のトータルイメージはハードだ。アルバムの流れにアクセントをつけており、配置も絶妙と言えよう。⑤はバラード調の曲。③より少しだけヘヴィか。毛色は明らかに異なり佳曲。⑥はミッドテンポの曲でリフのグルーヴが気持ち良い。⑦は再びバラード調の曲。③・⑤よりややダーク。これまでにみるように、③以降はバラード(“調”の曲も含む)とロックしている曲を交互に配置しており、
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