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チンポリオ・フェラッチィーノさんの発言一覧(評価・コメント) 101-150
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IRON MAIDEN
IRON MAIDEN-Dance of Death-Rainmaker
IRON MAIDEN-Killers-Prodigal Son
IT BITES-The Tall Ships-Ghosts
Isolation-Carmen
JACK BLADES-Jack Blades-Sea of Emotions
JACO PASTORIUS-Word of Mouth-John and Mary
JEFF BECK-Emotion & Commotion
JEFF BECK-Flash-Escape
JEFF BECK-Rough and Ready
JEFF BECK-There & Back
JEFF BECK-There & Back-The Pump
JEFF BECK-You Had It Coming-Nadia
JIMI HENDRIX-Are You Experienced-Third Stone From the Sun
JIMI HENDRIX-Live at the Fillmore East
JIMI HENDRIX-The Cry of Love-Angel
JIMI JAMISON
JOE SATRIANI-Is There Love in Space?
JOE SATRIANI-Is There Love in Space?-If I Could Fly
JOHN WETTON-Caught in the Crossfire
JOHNNY WINTER
JORN-Worldchanger-Worldchanger
JOURNEY-Frontiers-Frontiers
JOURNEY-Frontiers-Rubicon
KANSAS-In the Spirit of Things-One Big Sky
KING CRIMSON-Discipline
KING CRIMSON-Islands-Islands
KING CRIMSON-Larks' Tongues in Aspic-Larks’ Tongues in Aspic, Part One
KING CRIMSON-Starless and Bible Black-Trio
KING KOBRA-Thrill of a Lifetime-Party Animal
KINGDOM COME(70'S)-Journey
LED ZEPPELIN-Houses of the Holy-Over the Hills and Far Away
LED ZEPPELIN-Led Zeppelin Ⅳ-Misty Mountain Hop
LED ZEPPELIN-Led Zeppelin Ⅱ-Thank You
LED ZEPPELIN-Presence
MADONNA-True Blue-Open Your Heart
MAGELLAN-Test of Wills-Test of Wills
MARILLION-Real to Reel
MESHUGGAH-Nothing
MESHUGGAH-Nothing-Straws Pulled at Random
METALLICA-Ride the Lightning-Ride the Lightning
METALLICA-Through the Never(Music from the Motion Picture)
MIKE OLDFIELD-Tubular Bells-Tubular Bells, Part One
MOTLEY CRUE-Dr. Feelgood
MOTLEY CRUE-Girls, Girls, Girls
MOUNTAIN-Climbing!-Mississippi Queen
NEKTAR
NEKTAR-A Tab in the Ocean
NIGHT RANGER-Dawn Patrol-Sing Me Away
NINE INCH NAILS-The Fragile

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発言している30曲を連続再生 - Youtube



IRON MAIDEN (2013-03-14 23:08:27)

偶然にも先日STRATUSのアルバムを購入した所だった。
不幸な病によって第一線を退いてから30年弱・・彼の栄光と波乱の生涯に
敬意を表して今日はこれから「THROWING SHAPES」を
聴くことにしたい。

IRON MAIDEN-Dance of Death-Rainmaker (2009-11-21 12:56:14)

この曲の評価はうなづける。フックのあるリフ、ディッキンソンのVoもこういう曲調にあっている。そしてなにより強烈にブリティッシュだ。アルバム自体は途中でだれるがこの曲のおかげで一本筋がとおった。

IRON MAIDEN-Killers-Prodigal Son ★★ (2007-03-17 18:37:32)

ハリスのルーツを珍しく前面に押し出したナンバー。
これはもろに、いやそのままプログレだ。なかでも
ネクターからの影響はやはりハリスの中で大きい
ものがあったのだろう。突然変異的にこのいかにも
的ナンバーを収録した真意はなぞだが(他は隠し味
として)アルバムの中で聞くと違和感は禁じえない。
もちろん名曲であるが。

IT BITES-The Tall Ships-Ghosts ★★★ (2009-05-06 00:09:58)

やはりこうでなくてはいけない。
IT BITES渾身のアルバムからの渾身のナンバー。緊迫感溢れた
サウンドはテンションを維持したままラストまで続く。Keyの
リフが印象的だ。この時代にこれだけの重厚な、しかも時代
とずれている訳でもないナンバーを書いてくるとはやはり彼等
を求めている声は大きかったというべきか。いわゆるプログレ
が今の時代に再現されるべき最も理想的なナンバーのひとつ。

Isolation-Carmen ★★ (2007-12-09 22:55:11)

TOTOらしからぬスリリングな魅力に富んだナンバー。
プログレ的要素も濃いがもっとも彼らがHRに接近した
瞬間と言えよう。時あたかもLAメタル全盛期前夜。
シーンの波動が彼らにこの異色作を書かせたのか?
J・ポーカロのDもへヴィでストロングだ。ルカサーは
言うまでもなくはまりまくっている。

JACK BLADES-Jack Blades-Sea of Emotions ★★ (2007-02-12 10:56:49)

ジャーニー的な大陸ロック。さすがナイトレンジャーの
メインソングライターとしての実力が発揮されている。
タイトルどおりエモーショナルなメロディの佳曲

JACO PASTORIUS-Word of Mouth-John and Mary ★★★ (2014-11-04 21:15:31)

ジャコが二人の子供に捧げた大作。静寂なイントロから一転してスティールドラム
やヴォイス、サックスをちりばめたトロピカルな世界。さらにベースとオーケストレーション
が有機的に絡み合ってどんどん高みに上り詰めていく。そして脅威のエンディング。
これほど優しく悲しいエンディングを私は知らない。こんな至高の作品を作り上げる
代償として魂を別次元に飛ばしてしまった男。その遺産を聞きながら残された我々は
今日もまた俗世を生きる。
ジャコの音楽はどこか懐かしく、また常に新しい。

JEFF BECK-Emotion & Commotion ★★ (2010-04-07 21:20:00)

7年ぶりのアルバムはクラシックのフィールドにまで踏み込んだごった煮路線。もっとも
本人に言わせれば「同じギターでプレイしたまでだ」となるのだろうが。それにしても老成という言葉とこれほど無縁な音もない。オーケストラをバックに従えようがどうしようがベックはベックなのだ。この当たり前のことをいまさらながらに思い知らされる。OVER THE RAINBOWを聞くとき私には確かにその向こうの世界が見える。

JEFF BECK-Flash-Escape ★★★ (2007-12-06 23:22:07)

格好いい音楽について考える時に頭に浮かぶ一曲。ドラムは
打ち込みだが、そこにベックのギターが乗ると、えもいわれぬ
疾走感と「格好よさ」が渦を巻く。唯一無二のサウンドだ。

JEFF BECK-Rough and Ready ★★ (2007-08-29 22:59:00)

このアルバムはまさにロックMEETSモータウンと言える。さらに特筆すべきは
メイン・コンポーザーおよびプロデュースがセルフということだ。こんなアルバム
は他にない。なるほど多少荒っぽい仕上がりになっているところはあるが、それを
補って余りあるパッションと溢れんばかりのソウル・フィーリングだ。
他メンバーも凄腕ぞろい。久々に聴いたらボブ・テンチがこんなにもソウルフルな
ヴォーカルを聴かせたことにまず驚いた。スティーヴィー・ワンダーとためを張る
と言えば言いすぎか。もちろんコージーも、そして私の大好きなミドルトン先生も
さすがのプレイを聞かせている。すくなくともヴォーカル路線でいえば第一期より
優れていると断言できる。

JEFF BECK-There & Back ★★ (2007-12-05 13:46:00)

ジャズ・フュージョンの視点から見ると、いかに「宇宙」を感じさせてくれるか
がひとつのポイントとなるが、このアルバムはベックのアルバムで一番「宇宙」
を感じさせてくれる。その意味でこのアルバムは私にとってのフェイバリットだ。
スペイシーかつプログレッシブな造りは時代に真剣に向かい合っていこうとする
ベックの決意の表れか。フィリップスのドラムがサウンドに求心力を与えている。
86年の来日の際、フィリップスのドラムに感動し思わず叫んでしまったのを
思い出す。

JEFF BECK-There & Back-The Pump ★★★ (2007-11-22 21:23:15)

一聴した時にはあまりに淡々とした出来なので、聴き飛ばしていたが、水墨画のごとき味わいのある名曲だ。ギターですべてを語るベックの入魂のプレイは様々な表情を我々に見せてくれるが、さしずめこの曲はジムワークにはげむ美女の筋肉のしなやかな動きを表現したものでもあろうか。

JEFF BECK-You Had It Coming-Nadia ★★ (2007-02-10 22:29:26)

なんとニュースステーションでも演奏された(あてぶり)名曲。
ドラムンベースとエスニックの融合。ゴールディにも通じる世界である。そういえばパット・メセニーの曲をゴールディがリミックスしたことがあったが、ベック&ゴールディの競演もおもしろいかも。

JIMI HENDRIX-Are You Experienced-Third Stone From the Sun ★★ (2008-05-10 11:31:46)

かぎりなくLSD的、瞑想的でジャーマンロック的な肌合いも感じ
られる作品。アシュ・ラ・テンプルなどに与えた影響も大きい。ジミのギターはたしかに宇宙と会話、交信しているし、我々もジミと交信していることが感じられる。
ただのユートピア思想ではなく真のリアリズムに満ち溢れた壮絶
なナンバーだ。

JIMI HENDRIX-Live at the Fillmore East ★★ (2007-03-24 22:15:00)

band of gypsys として有名なライブの完結編と言える作品。
エキスペリエンスが表現できなかった強靭なファンクネス、
R&Bへの回答と言ったものをジミは欲していたのだろうか?
ギターは濃厚かつシンプルだ。ごたごたが続いて集中できなかった
面もあったようだがそれを微塵も感じさせない。やはりこの
プロジェクトのキーワードはファンク、ソウル、R&Bの融合だ。

JIMI HENDRIX-The Cry of Love-Angel ★★★ (2007-11-06 23:35:18)

この曲の投稿がないとはどうしたものだろう。
譬えようもない美しさに満ちた名曲。やがてせまる
非命を予告するがごとき悲しみとエモーショナルな
ギターはジミファンのみならず全ロックファンが
静聴すべきだ。

JIMI JAMISON (2014-09-02 23:14:06)

かつてリッチー・ブラックモアからも高い評価を受けていた名シンガーの
訃報が届いた。私はSURVIVORでの熱唱しか知らないが、抜群の
メロディセンスをもったロック界の財産であったと思う。RIP

JOE SATRIANI-Is There Love in Space? ★★ (2007-04-15 21:00:00)

江口洋介か!とツッコミを入れたくなるタイトルは別として
全体の印象は地味だ。フラッシーなソロをいまさら期待しても
仕方ないのだが、前作から最新作までこの路線でいくようだ。
言うまでもなくギターのトーンは一発で彼とわかるものだ。
ブルースだけでないロックのフィーリングが満ちている。

JOE SATRIANI-Is There Love in Space?-If I Could Fly ★★ (2008-04-26 00:02:57)

この作品の中では毛色が違う、従来のジョーサト節が
聴けるナンバー。タイトル通りひたすら大空を飛翔する
イメージが強いインパクトを与えてくれる。この路線
をさらに広げていってほしいと願うのは私だけではない
はずだ。

JOHN WETTON-Caught in the Crossfire ★★ (2007-07-07 22:05:00)

ここで聴かれる世界はまさしくASIAの原型である。UK時代の未発表曲もあるようだが、まったく違うアレンジとなっている。全曲聴き応えのある「ポップであるがしっかりブリティッシュしている」名盤と言えよう。殊勲者はなんといってもマーティン・バレである。彼の起用は大成功である。ASIAにも起用していれば・・・ないか。

JOHNNY WINTER ★★★ (2014-07-17 23:08:49)

訃報に接した。私はどちらかと言うと弟の方が音楽的には好みだが、それでも全盛期の2枚のライブアルバムは愛聴盤である。一時体調不良を噂されていたが、近年続けて来日し健在ぶりを見せていただけに残念だ。生で見る機会はなかったが100万ドルのギタリストに敬意を表して今日は「CAPTURED LIVE」をラックから出すことにする。
名前は冬だが、彼のギターはいつでも真夏だった。R.I.P

JORN-Worldchanger-Worldchanger ★★★ (2006-10-10 23:26:14)

まず、タイトルがかっこいい!
曲はさらにかっこいい!
ロボットアニメの主題歌(劇中歌の方が的確か)にピッタリ。
ヨルンのVoの実力がよくわかる。イングウェイもあほな嫁さん
さえいなければ、ヨルンとトリロジー並みの傑作を作れたかも・・

JOURNEY-Frontiers-Frontiers ★★ (2007-10-30 14:43:03)

変拍子を多用した一聴するとストレンジなナンバーだが、タイトルトラックにするだけあり重厚なできばえだ。ロックという広大なフロンティアを前を向いて進んでいこうという彼らの意思の表れだろうか。SEPARATE WAYSばかりがもてはやされているこのアルバムだが、私は地味ながらもキラリと光るこの曲の方を推す。
続くRUBICONへの流れもベストだ。

JOURNEY-Frontiers-Rubicon ★★ (2008-02-03 22:51:24)

ルビコンとはもう引き返せない場所 Point Of No Returnの
意味であり、ロックのFrontierを後ろを振り返らず歩んでいく
という彼らの決意表明だ。怏々しく美しいサウンドはもはや
何者も恐れない彼らの堅い意思、決意を表わしていると
言えよう。頂点を極めてもなお新たなる世界を目指す彼ら
の姿勢は今の時代でもなんら色褪せることはない。

KANSAS-In the Spirit of Things-One Big Sky (2009-04-04 20:06:47)

打ち込みと思われるDsのためかAORというより英ニュー・
ロマンティックサウンドのようにも聞こえてしまうが(外部
ライターの曲)単なる異色作とはいえない完成度を誇るのは
さすがだ。

KING CRIMSON-Discipline ★★ (2009-03-20 16:32:00)

ブリューを加えたことによりフリップが意図したのはニューウェイヴの
要素をクリムゾンに融合させる実験であった。その試みは100%とは
言えないまでも成功した。80年代に入り他のバンドがMTVサウンド
化していく中でぎりぎりのテンションを保ちえたのはフリップの戒律と
ブルフォードの犯しがたい存在感だ。

KING CRIMSON-Islands-Islands ★★★ (2006-10-07 23:02:22)

P・シンフィールドの最高傑作。至高の愛を求めてさまようボズのヴォーカルは厳かな威厳に満ちている。私(アイランド)はあなたの「愛」に侵食されていきたいと言う究極のラブソング。

KING CRIMSON-Larks' Tongues in Aspic-Larks’ Tongues in Aspic, Part One ★★★ (2008-01-21 23:03:18)

「太陽と戦慄」という邦題はともかくとして、この曲はLARKS
TONGUESつまりヒバリの舌(男根)とASPICつまりゼリー料理(
女性器)の結合、つまりSEXについての解釈を宇宙的原理まで
に高めたクリムゾンの完全無欠の真理だ。そうして聴いてみる
と曲そのものが前技より始まり、男女の荒々しい結合、そして
オルガスムスへと導かれる様、そして極み後の余韻というもの
がすべて表現されているのがわかると思う。R・フリップは
この曲を「大宇宙の中の小宇宙」と呼んだが、この言葉の中
に含まれているものの意味はまさに無限の大宇宙のごとく
深遠でエロティックだ。彼らの中のエロスがほとばしる様を
目の当たりにしたとき我々はただただ静聴するのみである。

KING CRIMSON-Starless and Bible Black-Trio ★★ (2008-04-20 13:58:03)

東洋的素朴さ、純粋性にあふれた静謐なナンバー。クロス
のヴァイオリンとフリップのメロトロンが不可思議な、
しかし安らかで平穏な世界へと誘ってくれる。ロックを
神聖で宇宙的な境地にまで至らしめようとしたこの時期
の彼らのパフォーマンスはまさに唯一無比のものだ。
やがておとずれる悲劇の前のまさにクリムゾンにとっての
「SWAN SONG」。

KING KOBRA-Thrill of a Lifetime-Party Animal ★★ (2007-11-19 22:41:36)

アルバム全体の完成度は今ひとつだったが、ラストのこの曲は思わず走り出してしまうほどの衝動に駆られるナンバー。曲調はどこかで聴いたことのある内容だがその疾走感たるや伊達ではない。レコード会社の思い通りにはならない!という強い意志が伝わってくるようだ。しかもポップさはあの三流アクション映画の主題歌よりも上だ。しかしこんな路線が主流になるはずもなく彼らは消えていったのである。ラストのカーマイン・アピスのソロに最後の輝きを見たのであった。

KINGDOM COME(70'S)-Journey ★★ (2008-05-11 16:04:00)

プログレというよりテクノの元祖といっていい作品。この1973年という時代に
こんな作品をリリースして一体どれだけの人が理解できたのだろうか。全編
地を這い回るがごとき呪術的メロディとサイケでパラノイアな空気に満たされて
いる。聞き手のイマジネーションを刺激すると言う点ではこれ以上の作品は
なかなか見当たらない。①は恐怖映画のSEにピッタリ。

LED ZEPPELIN-Houses of the Holy-Over the Hills and Far Away ★★ (2007-11-24 20:27:24)

ライブではプラントのフェイクしたヴォーカルに失望させられるが、スタジオ・テイクは序盤のアコースティカルな部分と変拍子
メインの中間部、そして再びアコースティックにもどる構成と
様式美の極致ともいえる構成で、ドラマティックに続いていく。
ライブでも定番の彼らお気に入りの一曲。歌詞は難解だが、
ケルト文学の影響があるのか?

LED ZEPPELIN-Led Zeppelin Ⅳ-Misty Mountain Hop ★★★ (2014-12-27 23:08:54)

この曲の重要性はもっと評価されていい。ジョンジーがファンキーなベースライン
のみならずエレピで大活躍。後のプレゼンスで結実するファンク路線の先駆的
ナンバー。濃厚に見えるフラワー・ムーヴメントヘの憧憬はいかにもプラント
らしい。バンドの奥行きと幅を広げる意味で天国への階段の次にこのナンバー
がおかれたのは意味深長だ。階段を登りきった先に待つ世界をすでに彼らは
予期していたのだろうか。

LED ZEPPELIN-Led Zeppelin Ⅱ-Thank You ★★ (2014-10-12 17:47:16)

「例え太陽が輝きを失っても、君を愛し続ける。」青臭いが真摯な
プラントの妻への想いが微笑ましい。ありきたりのラブソングではない
もっと深い作詞の世界への道が徐々に開かれていく先駆け的ナンバー。
彼等のアコースティック的な要素は実はサードアルバムよりも前に
この時点でほぼ完成の域に達していた。

LED ZEPPELIN-Presence ★★★ (2012-11-04 17:07:59)

ZEPのアルバムといえばごった煮路線が多かった印象を受けるが、このアルバムは徹頭徹尾
ペイジの確固たる信念の基に統一性が図られている。それがたぐいまれなる「存在感」を
与えている。とにかく息苦しいまでに濃密な音塊。メロディックな要素を極力排除した
ギターオリエンテッドな曲風。プロデュースも意図的にギターを突出させた確信犯的なものだ。
(ジョンジーとの確執を生んでしまったが・・・)
Achilles last Standが最高傑作なのは言うまでもないが聞き込んでいく
内にFor Your Life やHots On For Nowhereといったナンバー
に惹かれている。自分としてはこれがZEPの最高傑作であり、ZEPの到達点であると思う。
その後の急速な先細りを見ても実質これが集大成と見てよかろう。

永遠不滅のマスターピース。
…続き

MADONNA-True Blue-Open Your Heart ★★ (2013-02-20 15:45:06)

当時テレビの前の青少年の股間を熱くさせたPVが話題となったが、
それを除いてもポップスとして理想的な出来栄えだ。鬼才パトリック・レナードの
マスターストローク。

MAGELLAN-Test of Wills-Test of Wills ★★★ (2014-12-13 20:24:20)

彼等の緻密さと革新性の結晶。意表を突く管楽器の導入もインパクト大である。
シンフォニックにめまぐるしい展開を見せ突き進む曲に突如として静寂と叙情が訪れる
中間パートはこの世のものとは思えない奇跡の展開を見せる。ヘヴィでダークな
サウンドになったと発表当時の評判は芳しくなかったが聞き応えのある力作だ。
やはり彼等の最大の魅力はアレンジ能力の際立った高さだ
余談ではあるがイントロが「ワールドプロレスリング」のオープニングテーマ
として使われていた。

MARILLION-Real to Reel ★★ (2008-01-18 18:11:00)

1984年秋「FUGAZI」ツアーの模様を収録したライヴであるが、一般の彼らの印象と
違い、HR色が濃い。コンパクトな(彼らにしては)楽曲で固められている。カナダ
、モントリオールの演奏も混じっているだけにRUSHのようにも聞こえてしまう。
しかしパフォーマンスは一部の隙もない見事なものだ。単なるGENESISの焼き直し
と言わせないだけのクオリティは保っている。フィッシュのヴォーカルのスコット
ランド訛りがきつく歌詞対訳不可能というのが笑った。

MESHUGGAH-Nothing ★★ (2008-01-15 23:19:00)

まさに鋼を具現化したサウンド。徹底して無機質だが、極めればかえって有機的に
聞こえるので不思議だ。それにしても人間のちっぽけな感傷や情念すらも飲み込んで
ひたすら圧倒的な鋼鉄の世界を創造していく彼らに敬意を表したい。
ここにある世界はまさに正気と狂気の分水嶺をひた走っている。C・ビーフハートの
「美は乱調にあり」の世界を思い起こさせる。またはトランス状態への誘いか。

MESHUGGAH-Nothing-Straws Pulled at Random ★★ (2008-01-15 23:26:29)

ラストのギター・ソロで空気が一変してしまう。
まさに狂気の清涼剤。テクノにも通じるトランス的
世界とメタルとの奇妙な融合。それらは溶け合って
この世のものとは思えぬ高みに達する。

METALLICA-Ride the Lightning-Ride the Lightning ★★ (2012-03-18 00:36:44)

アメリカでは州によっていまだ電気イスでの死刑が行われている。死刑制度についての疑問
をストレートに我々に投げかける歌詞はまだ青臭いが・・・

死刑台に上る、あと数秒でこの世ともおさらば。そのときあなたはなにを感じますか?
リフは必死に抗う心、ソロは運命を受け入れたあきらめの感情と解釈するとこの曲の理解が
深まるのではないか?

METALLICA-Through the Never(Music from the Motion Picture) ★★★ (2014-07-13 16:18:00)

彼等を初めて「Ride The Lightning」で知ったのが1984年。
もう30年が経過した。最近YOUTUBEで1984~6年ごろの彼等のライヴを
見聞きしているが、まったく変わっていないことに驚かされる。
映画はまだ見ていないが、このサントラは純粋にライブアルバムとして聞いても十分に
堪能できる。まさにベスト・オブ・メタリカと呼ぶにふさわしい名曲の数々。衰えしらず
の強靭なグルーヴ。音だけでもたしかに彼等の存在がここに感じられるのだ。
おそらく彼等は今後も変わらないだろう。そのことを強く再確認させてくれるLIVEだ。

MIKE OLDFIELD-Tubular Bells-Tubular Bells, Part One ★★ (2008-01-11 15:28:39)

実に2000回以上のオーバーダビングを施しての
一人宅録作品。当時はプログレというよりは、ニュー・
エイジの作品として売れたとのことだが、多様な要素
をもち、聴く者を底知れぬ世界へと引き込んでしまう。
その後のポップなオールドフィールドの元ネタ的要素
もあり、興味は絶えない。

MOTLEY CRUE-Dr. Feelgood ★★ (2008-12-31 01:10:00)

たしかに出来はいい。ジャケットからボブ・ロックプロデュースの緊密な音作りまで
メタルの究極の姿を提示したと言える。しかしながらこれがはたして彼らの理想の姿
だったのだろうか。これだけバックがメタリックになってしまえば1stで見せた60
年代アメリカンR&Rへの憧憬や前作でのプレスリーのカヴァーまでやったより普遍的
な「ロック」への道をみずから閉ざしてしまったことも止むをえないと思える。
やはり80年代のロックバンドとしてはここまでが限界であり、エアロスミスクラスに
ステップアップするチャンスを自ら逃してしまったと言わざるを得ない。そして彼ら
は長い混迷の時代に入っていくのである。もし彼らが違う路線を選択していたら・・
ひょっとしてエアロスミスを軽くしのぐ存在になっていたかもしれない。彼らには
それだけの可能性があった。

MOTLEY CRUE-Girls, Girls, Girls ★★ (2009-12-03 23:10:00)

猥雑で暴力的、サウンドからやばい雰囲気がビンビンに伝わってくるアルバムというのはそうはないがこれは数少ない一枚。よく言われるビジュアルの変化もそうだが、より普遍的な「ROCK」への接近を図った一枚として私は「ROCKS」と比較する。
ボブ・ロックのレンジを一杯に使った「DR.FEELGOOD」より狭いレンジに詰め込んだ感の音がAEROSMITH的でトム・ワーマンのベストワークのひとつであろう。この路線を突き詰めてほしかったと願うのは私だけではないはずだ。レイプ・バイオレンス・ドラック・・・このアルバムには濃厚な死の匂いが満ち満ちている。

MOUNTAIN-Climbing!-Mississippi Queen ★★ (2008-07-24 00:39:09)

まさに「胸いっぱいの愛を」に対するアメリカからの回答だ。
このリフはもっと評価されていい。そしてただ豪快なだけでは
ないと言われる彼らだがこの曲はひたすら野獣のごとき獰猛さ
で押し捲っている。
しかしパパラルディの残したブリティッシュ的感覚もしっかり
と味わい深くこのナンバーの品位を高めている。初めて聴いた
のはW.A.S.P.のカヴァーだったがオリジナルには数段劣る。

NEKTAR (2014-11-09 20:07:52)

このバンドは常にB級感が強いが、このアルバムは前作まであったサイケ、アシッド的
感覚が減り、プログレの王道を行くサウンドに進化している。このサイトでは
IRON MAIDENとの関わりで語られる宿命のバンドだが、それだけがすべて
というわけではない。エンジニアはあのディーター・ダークスでありそれっぽい作りに
なっている。そこらへんにスティーブ・ハリスが惹かれたカギがありそうだ。

NEKTAR-A Tab in the Ocean (2014-11-09 20:09:11)

このバンドは常にB級感が強いが、このアルバムは前作まであったサイケ、アシッド的
感覚が減り、プログレの王道を行くサウンドに進化している。このサイトでは
IRON MAIDENとの関わりで語られる宿命のバンドだが、それだけがすべて
というわけではない。エンジニアはあのディーター・ダークスでありそれっぽい作りに
なっている。そこらへんにスティーブ・ハリスが惹かれたカギがありそうだ。

NIGHT RANGER-Dawn Patrol-Sing Me Away ★★ (2007-10-08 00:23:09)

典型的といえばこれほど典型的なアメリカンHRもないのだが、
サビ前の転調を繰り返すところや、絶妙なギターハーモニーなど
よく考えられているナンバー。とにかくこの当時の彼らは完成度が高かった!

NINE INCH NAILS-The Fragile ★★ (2007-09-16 23:09:00)

相当の覚悟を持って聞かねばならない作品。聴き終わると疲労感が残るが、なぜか2年に一度の割合でラックから取り出してしまう。グランジ、インダストリアルにはあまりなじめない私がこうして聞いてしまうのは、この作品から漂う負のオーラ、黒い情念に絡めとられてしまったからだろうか。今日は久々にこの作品からの呼び声を聞いてCDプレイヤーに挿入してしまった。


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