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チンポリオ・フェラッチィーノさんのページ
チンポリオ・フェラッチィーノさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1-50
LED ZEPPELIN-Led Zeppelin Ⅳ-Misty Mountain Hop
MAGELLAN-Test of Wills-Test of Wills
RIOT V-Restless Breed
CLAWFINGER-Clawfinger
PAT METHENY-Pat Metheny Group-San Lorenzo
DEVIN TOWNSEND (STRAPPING YOUNG LAD)-Physicist-Victim
NEKTAR-A Tab in the Ocean
NEKTAR
JACO PASTORIUS-Word of Mouth-John and Mary
LED ZEPPELIN-Led Zeppelin Ⅱ-Thank You
GUNS N' ROSES-Appetite for Destruction
WANG CHUNG-Mosaic
JIMI JAMISON
PRONG-Ruining Lives
RAINBOW-Rising-A Light in the Black
JOHNNY WINTER
METALLICA-Through the Never(Music from the Motion Picture)
SADIST-Crust-Holy...
EMERSON, LAKE & PALMER-Brain Salad Surgery
DAVID SYLVIAN-Gone to Earth-Wave
BOSTON
EMERSON, LAKE & PALMER-Emarson,lake & Powell-The Miracle
GARY MOORE-Back on the Streets-Parisienne Walkways
ANGEL-On Earth as It Is in Heaven
STONE FURY-Burns Like A Star-Break Down The Walls
CAIRO-Conflict and Dreams-Then You Were Gone
THIN LIZZY-Renegade-Mexican Blood
STONE FURY
CAPTAIN BEYOND
ROXY MUSIC-Avalon
ROXY MUSIC-Avalon-True to Life
DEF LEPPARD-On Through the Night-Rock Brigade
SHOW-YA
BLACK SABBATH-Technical Ecstasy-Dirty Women
SLAYER
GREAT WHITE-Once Bitten-Save Your Love
UFO-Obsession-Pack It Up (And Go)
IRON MAIDEN
MADONNA-True Blue-Open Your Heart
STEVE VAI-Real Illusions: Reflections-Glorious
LED ZEPPELIN-Presence
RUSH-Counterparts-Cold Fire
ALCATRAZZ-Disturbing the Peace-Stripper
SLAYER-Show No Mercy
DOKKEN-Back for the Attack-Sleepless Nights
DEEP PURPLE
SAXON-Innocence Is No Excuse
URIAH HEEP-Demons and Wizards
RUSH-Snakes & Arrows-Far Cry
METALLICA-Ride the Lightning-Ride the Lightning
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発言している26曲を連続再生 - Youtube



LED ZEPPELIN-Led Zeppelin Ⅳ-Misty Mountain Hop ★★★ (2014-12-27 23:08:54)

この曲の重要性はもっと評価されていい。ジョンジーがファンキーなベースライン
のみならずエレピで大活躍。後のプレゼンスで結実するファンク路線の先駆的
ナンバー。濃厚に見えるフラワー・ムーヴメントヘの憧憬はいかにもプラント
らしい。バンドの奥行きと幅を広げる意味で天国への階段の次にこのナンバー
がおかれたのは意味深長だ。階段を登りきった先に待つ世界をすでに彼らは
予期していたのだろうか。

MAGELLAN-Test of Wills-Test of Wills ★★★ (2014-12-13 20:24:20)

彼等の緻密さと革新性の結晶。意表を突く管楽器の導入もインパクト大である。
シンフォニックにめまぐるしい展開を見せ突き進む曲に突如として静寂と叙情が訪れる
中間パートはこの世のものとは思えない奇跡の展開を見せる。ヘヴィでダークな
サウンドになったと発表当時の評判は芳しくなかったが聞き応えのある力作だ。
やはり彼等の最大の魅力はアレンジ能力の際立った高さだ
余談ではあるがイントロが「ワールドプロレスリング」のオープニングテーマ
として使われていた。

RIOT V-Restless Breed ★★ (2014-12-13 16:20:02)

皆さんご指摘の通り「路地裏メタル」とでもいうべき哀愁と猥雑な夜の大都会の
BGMだ。酒焼けしたレット・フォリスターのシャウトとダークでブルージー
なメロディは確かに長いこのバンドの歩みの中では黒歴史かも知れない。
しかし簡単に切り捨ててしまうにはあまりに惜しいサウンドだ。
レットもマーク・リアリが鬼籍に入ったいままさに幻のサウンドとなってしまったが
このラインナップしか出せない音でもある。③、⑧はまさに無法の大都会の
レクイエムである。

CLAWFINGER-Clawfinger (2014-12-11 20:55:05)

今の時代からすると古臭く感じるヘビィなリフとヒップホップヴォーカル、そしてデジタルな
ビートの融合ではあるが時折繰り出すエキゾチックなメロディやキャッチーな歌メロは
北欧出身のアイデンティティを十分に主張している。

PAT METHENY-Pat Metheny Group-San Lorenzo ★★★ (2014-11-29 18:29:23)

ここで聴ける世界はまさに音の桃源郷。はかなくも美しいアンサンブルの
妙を存分に味わえる。メセニーのダブルネックギターがその中で自由に舞い
ピアノは夢を奏で、そこにフレットレスベースが優しく寄り添い、繊細な
ドラムはみずみずしさを演出している。心が疲れた時に聴く音楽と言うもの
は人それぞれであろうが私はまずこれを自信を持っておすすめする。単なる
癒やしというような陳腐なものでなく魂の「こり」に直接作用する音楽・・

聴いていると時々訳もなく涙が溢れてくる。

DEVIN TOWNSEND (STRAPPING YOUNG LAD)-Physicist-Victim ★★ (2014-11-12 17:23:34)

奇想天外なリフにオーケストレーションまでぶち込んで引っ掻き回し
「俺はスーパースター」と言う呆れた歌詞を繰り返し放り投げてよこす。
悪夢のような、はたまた誇大妄想狂の極みともいえるサウンドは完璧で自分の
場合はなぜか性欲がビンビンに湧いてきてしまう。自分をさらけ出した快感、
男娼願望がこのナンバーから、またこのアルバムから強く感じられる。
容易に立ち入りを許さない世界ではあるが、一度身を委ねてみればあなたの
知らない世界が垣間見えることだろう。

NEKTAR-A Tab in the Ocean (2014-11-09 20:09:11)

このバンドは常にB級感が強いが、このアルバムは前作まであったサイケ、アシッド的
感覚が減り、プログレの王道を行くサウンドに進化している。このサイトでは
IRON MAIDENとの関わりで語られる宿命のバンドだが、それだけがすべて
というわけではない。エンジニアはあのディーター・ダークスでありそれっぽい作りに
なっている。そこらへんにスティーブ・ハリスが惹かれたカギがありそうだ。

NEKTAR (2014-11-09 20:07:52)

このバンドは常にB級感が強いが、このアルバムは前作まであったサイケ、アシッド的
感覚が減り、プログレの王道を行くサウンドに進化している。このサイトでは
IRON MAIDENとの関わりで語られる宿命のバンドだが、それだけがすべて
というわけではない。エンジニアはあのディーター・ダークスでありそれっぽい作りに
なっている。そこらへんにスティーブ・ハリスが惹かれたカギがありそうだ。

JACO PASTORIUS-Word of Mouth-John and Mary ★★★ (2014-11-04 21:15:31)

ジャコが二人の子供に捧げた大作。静寂なイントロから一転してスティールドラム
やヴォイス、サックスをちりばめたトロピカルな世界。さらにベースとオーケストレーション
が有機的に絡み合ってどんどん高みに上り詰めていく。そして脅威のエンディング。
これほど優しく悲しいエンディングを私は知らない。こんな至高の作品を作り上げる
代償として魂を別次元に飛ばしてしまった男。その遺産を聞きながら残された我々は
今日もまた俗世を生きる。
ジャコの音楽はどこか懐かしく、また常に新しい。

LED ZEPPELIN-Led Zeppelin Ⅱ-Thank You ★★ (2014-10-12 17:47:16)

「例え太陽が輝きを失っても、君を愛し続ける。」青臭いが真摯な
プラントの妻への想いが微笑ましい。ありきたりのラブソングではない
もっと深い作詞の世界への道が徐々に開かれていく先駆け的ナンバー。
彼等のアコースティック的な要素は実はサードアルバムよりも前に
この時点でほぼ完成の域に達していた。

GUNS N' ROSES-Appetite for Destruction ★★★ (2014-10-04 17:39:29)

格が違う。オーラが違う。スピリツトが違う。何もかもが既存のバンドと
桁が違う。初めて聴いた時に抱いた印象は今も変わっていない。とにかく
規格外の存在感であった。さらに有名なNYでのLIVE映像の絶大な
インパクトが拍車をかけた感があると思う。あのアクセルのムーヴは
みんな一度は真似をしたものだ。これだけのアルバムが出てしまえば
その後のシーンはぺんぺん草もはえない。我々だけでなくLAメタル
そのものに引導を渡した1枚である。そして実は彼等自身にも大きな
呪縛が架けられた。功罪相半ばするアルバムだ。

WANG CHUNG-Mosaic ★★ (2014-09-12 23:58:30)

無国籍デュオが放ったヒット作。凝った作りの①のPVはご覧になった
方も多いと思うが実は全編爽快かつ壮大なメロディに溢れた傑作だ。
ルックスがあまりに個性的なため損をしているが「聞かず嫌い」の最たる
バンドだと思う。丁寧に造られた至高のサウンドは歳月が経過しても
何ら色褪せることはない。

JIMI JAMISON (2014-09-02 23:14:06)

かつてリッチー・ブラックモアからも高い評価を受けていた名シンガーの
訃報が届いた。私はSURVIVORでの熱唱しか知らないが、抜群の
メロディセンスをもったロック界の財産であったと思う。RIP

PRONG-Ruining Lives ★★ (2014-08-16 23:19:15)

蒸し暑い中、久々にガッツある音を聴き身が引き締まった。
「RUDE AWAKEING」をその昔愛聴していたので、復活した
と聞きなんの予備知識もなく買ってみたが、当時とあまりにも変わって
いないので笑ってしまった。固く引き締まった総合格闘家の肉体のごとき
サウンド。よく「余分な装飾を削ぎ落としたサウンド」と言われるが、
実は大半が削ぎ落としきれていないか、「削ぎ落としてはいけないものまで
削ぎ落としてしまった」サウンドである。その中で彼等はその一線は
守りながらこれだけの強靭なアルバムを作った。敬意を表したい。
④のノリは思わず叫びだしてしまうほどだ。

RAINBOW-Rising-A Light in the Black ★★★ (2014-08-05 17:40:36)

音を聴くだけで即「彼だ!」とわかるアーティストはそういないが、コージーは
稀な一人だ。通常のバスドラムは20~22インチだが、彼は26インチを使って
いたという。その強力無比なプレイが全開となったナンバー。特にKeyソロから
鳴りっ放しとなるバスドラムは大げさではなくマシンガンで連射されているようだ。
決して傑出したテクニシャンとは思わないがこの曲を聴けば細かい理屈はすべて
吹っ飛んでしまう。まさにコージーのためのナンバーである。
リッチーのギターもバロック、中近東、ブルース、様々な要素が混在した摩訶不思議
なフレーズ。本当に引出しの多いプレイを聴かせてくれる。ジミー・べイン、トニー
カーレイも己のポテンシャルを120%振り絞ったナイスプレイだ。いろいろ言われる
が2人ともこの曲によってロック史に永遠に名前を残すことになった。

…続き

JOHNNY WINTER ★★★ (2014-07-17 23:08:49)

訃報に接した。私はどちらかと言うと弟の方が音楽的には好みだが、それでも全盛期の2枚のライブアルバムは愛聴盤である。一時体調不良を噂されていたが、近年続けて来日し健在ぶりを見せていただけに残念だ。生で見る機会はなかったが100万ドルのギタリストに敬意を表して今日は「CAPTURED LIVE」をラックから出すことにする。
名前は冬だが、彼のギターはいつでも真夏だった。R.I.P

METALLICA-Through the Never(Music from the Motion Picture) ★★★ (2014-07-13 16:18:00)

彼等を初めて「Ride The Lightning」で知ったのが1984年。
もう30年が経過した。最近YOUTUBEで1984~6年ごろの彼等のライヴを
見聞きしているが、まったく変わっていないことに驚かされる。
映画はまだ見ていないが、このサントラは純粋にライブアルバムとして聞いても十分に
堪能できる。まさにベスト・オブ・メタリカと呼ぶにふさわしい名曲の数々。衰えしらず
の強靭なグルーヴ。音だけでもたしかに彼等の存在がここに感じられるのだ。
おそらく彼等は今後も変わらないだろう。そのことを強く再確認させてくれるLIVEだ。

SADIST-Crust-Holy... ★★ (2014-06-19 00:45:04)

もともとプログレッシヴな側面を持っていたバンドだけに意外ではない曲だが、
深淵なアンビエントメタルだ。淡々としたシンセのリフは絶望の果ての救いを
表現するとこんな感じになるのかもしれない。無垢と邪悪が表裏一体となったサウンド。
ギターソロも叙情的だ。

EMERSON, LAKE & PALMER-Brain Salad Surgery ★★★ (2014-05-13 20:59:23)

ギーガーの訃報に接したこともあり、コメントしようと思う。
シンセサイザーを使用しながらも、決して人間味を失うことなく、
逆にクライマックスで機械と人間の決戦を描いてしまうあたり、
いい意味での開き直りが感じられる。
とにかく全編カラッと明るい雰囲気で、そこがいたずらに思索を強いる
他のプログレバンドと異なるところ。壮大な「悪の教典」についてはさんざん
言い尽くされているので、私のようなひねくれ者はいつ聞いても厳粛な気持ちになる
①や、レイクのロマンティシズムの結晶である③などにのめりこんで
しまう。
いずれにしてもまた一つの時代が終わったという印象だ。あの荘厳な時代が・・

DAVID SYLVIAN-Gone to Earth-Wave ★★★ (2014-05-06 10:25:40)

ロバート・フリップをして「WaveはHerosに匹敵する曲だ」と言わしめた傑作。
ここで聴けるのは、静かなる情念、内に秘めた情熱。フリッパートロニクスを
私は「大河の音」と呼んでいるが、まさに悠久のサウンド。人間のもつ
感情を冷たく冷ます感覚がたまらない。
さらにシルヴィアンのすさまじいまでに熱い歌詞が躍る。こんな直接的な歌詞は彼にとっては
珍しい。かぎりなくイマジナティブで瞑想的なサウンド。この曲を聴くときはも真夜中、
一人で部屋を真っ暗にして五感を研ぎ澄まして全身で受け止めることをお勧めする。

BOSTON ★★ (2014-04-21 23:25:25)

新譜が出ただけでも驚きであったが、勢いあまって来日してしまうとは・・
しかし35年ぶり云々は別としてこれだけのマニアが彼等を待っていた事実に
まず素直に敬意を表したい。
10月まで常に「愛と希望」を忘れずBOSTON号との遭遇を心静かに待ちたいと
思う。

EMERSON, LAKE & PALMER-Emarson,lake & Powell-The Miracle ★★★ (2014-03-09 01:12:59)

重厚かつエピックなナンバー。The Scoreや「火星」だけに興味は集中しがちだが、
個人的にこのアルバムのベストトラック。ファンタジックな歌詞に乗ってレイクの
ヴォーカルも冴えわたっている。そしてパウエルのドラムは・・・80年代の
スターゲイザーと言えば言い過ぎだろうか。エマーソンもオルガンを駆使しながら
このヒロイックなナンバーを彩っている。ベテランらしい威厳とおごそかなる
オーラが全編に満ち満ちている。そして究極の曲展開。
今のロックが失ったものがここにある。
さすがだ。そして見事だ!

GARY MOORE-Back on the Streets-Parisienne Walkways ★★ (2014-02-17 23:21:34)

いまや日本で一番有名な曲のひとつとなってしまったが、SANTANAと間違っている人もいて
悶絶してしまった。知ったかぶりはするものではない。
で、GARY MOOREをもっと聞きたいという人がいたので「VICTIM OF THE
FUTURE」を勧めてあげた。ムーディなギターをたっぷり聴きたいというので・・・ ・・・
いいことをすると気持ちがいい。

それはともかくGARYを代表するナンバーであることは間違いない。しかしこの曲を選んだのが
本人かスタッフかは知らないが、いろいろな意味でハイブロウな選曲ではある。

ANGEL-On Earth as It Is in Heaven ★★ (2014-01-04 20:20:49)

日本での人気とは裏腹にアメリカでは鳴かず飛ばずだった彼等がエディー・クレイマー
をプロデューサーに迎えアメリカでのヒットを狙った3rd。へヴィ―な⑤などにその
成果はでており、大作志向からコンパクトかつキャッチ―な方向へのシフトにより、
ある程度のチャートアクションは残したという。当時封入されていたポスターのメンバー
も上半身は白装束だが、下半身はGパンであり、ビジュアルも意図的にチェンジを図って
いたのであろう。
しかしグレッグ・ジェフリアのKEYプレイはそこかしこで閃光をはなっており、
また⑩のような初期の面影を残す佳曲もあり、全体的にはこの路線変更は成功と言えるで
あろう。これであの悲劇の来日公演(途中でプロモーター夜逃げ)さえなければ・・

STONE FURY-Burns Like A Star-Break Down The Walls ★★★ (2013-12-26 23:37:08)

ジャケットそのままの闇夜を切り裂く稲妻のごときイントロ、フラッシーな中にも
情念がこもるリフ、天に駆け上らんとするGソロ。そして人智を超えたヴォーカル。
すべてが完璧な構成の1曲。
究極のLAメタルと私が呼ぶナンバーはいくつかあるが、ダントツでNO1である。
残念ながら壁を打ち破ることはできなかったが、30年が経過してもこの曲を愛し
、このバンドを愛し、LAメタルを愛した人間がひとりでもいることは記憶して
もらいたい。1984年。我々は確かにこのムーブメントに夢と希望を託していた。

CAIRO-Conflict and Dreams-Then You Were Gone ★★★ (2013-12-10 00:46:56)

何かを予感させる不穏なイントロからの導入部、ドラマの予感はやがて確信に変わる。
さらに革新に満ちたサウンドはしなやかに、しかしフックを秘めながら永遠に
続いていくような錯覚を起こさせる。エネルギーの創造をこれほど感じさせるナンバー
は数少ない。中間部のジャジーな展開からのエンディングにむけての怒涛の展開も
圧巻である。やはりこのバンドはドリームシアター以上の可能性を持っていた!

THIN LIZZY-Renegade-Mexican Blood ★★ (2013-11-24 20:34:52)

いかにもフィルらしい男と女の物語をこれまたフィルらしい詰め込みVoで綴っていく。
これはフラメンコ・メタルという新しい分野を開拓しようという意欲的な取り組みなのか。
こんな曲はフィルにしか書けない。

STONE FURY ★★★ (2013-10-15 23:25:13)

文句なく今年最大のニュース。「Burns Like a Star」12/18紙ジャケット、SHM-CDで
再発とのこと。およそHMを愛する人なら必ず1枚は購入するように!
私は3枚買います。このコメントをしている間も興奮が止まらない。28年越しの夢が
とうとう現実に。12/18は会社を休んで朝一でショップに行く覚悟である。

CAPTAIN BEYOND ★★★ (2013-09-01 18:11:55)

このアルバムがデュアン・オールマンに捧げられていることからも
わかるとおり、実はオールマン・ブラザース・バンドに色濃い影響
を受けた彼等はやはりブリティッシュというよりはアメリカンロック
として語られるべきだ。(同じキャプリコーンレーベルと契約。
デュアンの推薦だったそうだ。)
中でもすべての曲を書き、すさまじいドラムを聞かせる
コールドウェルが間違いなく主役。脱退後の彼等の末路はしごく
当然である。個人的なフェイバリットは⑦から⑧、⑨への流れで
あろうか。アイアン・バタフライ組が亡くなってしまったので、
再結成は夢と消えたが、いまでもこのアルバムの輝きは色あせない。

ROXY MUSIC-Avalon ★★★ (2013-08-24 16:53:20)

ロックの金字塔 永遠不滅のマスターピース。いきなり自分のステレオが
モデルチェンジしてしまったと錯覚するほどのサウンド(CDもいいが、
私はこれはアナログで聞くべきだと思う)。おしゃれ、ダンディ、
スタイリッシュ、いろいろな形容詞ををつけられるアルバムだが、私は
「終末」「終幕」の印象をまっさきに受ける。後付でバンドのその後の運命
を知っているだけでなく、当時オンタイムでこのアルバムを聴いた方は
誰しも「これ以上のアルバムはないな」と思ったのではないか。(彼等自身
A①でそのように言っている)マンザネラは影が薄いようでいてしっかりと
自分のギターを刻み込んでいる。マッケイは躍動し、フェリーは・・・

今夜はこのアルバムを聴きながらギムレットで乾杯!

ROXY MUSIC-Avalon-True to Life ★★★ (2013-08-24 14:01:24)

サウンドに気品と終末感を漂わせるのは並ではできないが、これは稀有な1曲。
不穏なイントロからフェリーのダンディズムあふれたヴォーカル、目立たない
が絶妙に絡んでくるマンザネラのギター・・・私は日々の喧騒から離れたい
ときにはこのメロディに乗って遠く西方の極楽島に魂を誘ってもらうのだ。

DEF LEPPARD-On Through the Night-Rock Brigade ★★★ (2013-07-18 23:48:54)

勢い余ってエリオットのヴォーカルが裏返ってしまっている箇所もあるが、
上記の方々が書かれている通り、「若さあふれる」「瑞々しい」サウンドが
ここにある。NWOBHMの枠より最初からはみ出しまくっていた彼等の
視線は最初から大いなるアメリカに向けられていた。そして彼等の前には
ただ栄光への一本道が約束されていたのである。VIVA!

SHOW-YA ★★ (2013-07-08 20:49:15)

当時大学生だった私も寺田恵子のダイナミックかつ妖艶なパフォーマンスに
股間を熱くした一人であるが、寺田以外のメンバーのルックスが残念・・・
それはさておき、このバンドの強みはメンバー全員がコンポーザーとしての
資質があったことではないか。歌詞を外部に任せた後の全盛期の作品は
ジャパメタ作品群の中でもいまだ輝きを失っていない。

BLACK SABBATH-Technical Ecstasy-Dirty Women ★★★ (2013-05-24 18:23:03)

今回の再結成ライブでも初期の名曲に交じって堂々とクライマックスでプレイされている。
(オズフェストジャパンは見ていないが)
所々で出てくるオジーのソロ活動の「元ネタ」の数々が微笑ましいが、メロディアスで
ドゥーミーという要素を高いレベルで両立させているのはさすがだ。
しかし当時は「こんな曲はサバスではない」の一言で片づけられ、アルバム共々
正当な評価を得ることはなかったのである。

だが40年を得てようやくこのナンバーにもスポットライトがあたる日が来た。
喜んでいるのはマニアだけではない。

SLAYER (2013-05-03 14:50:16)

ジェフ・ハンネマンの訃報に接した。なにを言えばいいのかわからない。
メタルの歴史を覆した名曲の数々の多くはこの男から生まれた。
エクストリーム・ミュージックの歴史が一つ終わったということか。
だがジェフの遺産は永遠に残る。今日は1日彼の業績を確認する意味で
久々にスレイヤーの数々のマスターピースを紐解いてみたい。

GREAT WHITE-Once Bitten-Save Your Love ★★★ (2013-04-28 00:30:30)

歌心という言葉は演歌の世界かと思っていたが、このナンバーはまさに歌心を
具現化している。LAメタル戦士たちはいくつもの名バラードを残したが
その最右翼に位置する。この美しさの前ではあらゆる褒め言葉が陳腐になる。

UFO-Obsession-Pack It Up (And Go) ★★ (2013-04-03 20:55:22)

この曲のキモはA・パーカーの重い後ノリドラムにあるが、フィルとマイケルの
掛け合い、ラストのマイケルの壮絶なソロなど聴きどころも多い。
これぞまさにブリティッシュロックの醍醐味だ。

IRON MAIDEN (2013-03-14 23:08:27)

偶然にも先日STRATUSのアルバムを購入した所だった。
不幸な病によって第一線を退いてから30年弱・・彼の栄光と波乱の生涯に
敬意を表して今日はこれから「THROWING SHAPES」を
聴くことにしたい。

MADONNA-True Blue-Open Your Heart ★★ (2013-02-20 15:45:06)

当時テレビの前の青少年の股間を熱くさせたPVが話題となったが、
それを除いてもポップスとして理想的な出来栄えだ。鬼才パトリック・レナードの
マスターストローク。

STEVE VAI-Real Illusions: Reflections-Glorious ★★★ (2013-02-09 10:06:54)

唯我独尊の世界がここにある。シタール風のメロディが無国籍な雰囲気を漂わせるが、
無国籍というよりは宇宙的。この世とあの世の分水嶺のサウンド。他の誰にもまね
できないヴァイワールドだ。

LED ZEPPELIN-Presence ★★★ (2012-11-04 17:07:59)

ZEPのアルバムといえばごった煮路線が多かった印象を受けるが、このアルバムは徹頭徹尾
ペイジの確固たる信念の基に統一性が図られている。それがたぐいまれなる「存在感」を
与えている。とにかく息苦しいまでに濃密な音塊。メロディックな要素を極力排除した
ギターオリエンテッドな曲風。プロデュースも意図的にギターを突出させた確信犯的なものだ。
(ジョンジーとの確執を生んでしまったが・・・)
Achilles last Standが最高傑作なのは言うまでもないが聞き込んでいく
内にFor Your Life やHots On For Nowhereといったナンバー
に惹かれている。自分としてはこれがZEPの最高傑作であり、ZEPの到達点であると思う。
その後の急速な先細りを見ても実質これが集大成と見てよかろう。

永遠不滅のマスターピース。
…続き

RUSH-Counterparts-Cold Fire ★★ (2012-10-25 00:17:04)

歌詞がアダルトでドキッとさせられるが、曲調は限りなくロマンティック。
まさに大人のラヴソングだ。へヴィなリフ、サビの畳み掛ける展開、叙情味
のあるGソロなど聴かせどころも多い。

ALCATRAZZ-Disturbing the Peace-Stripper ★★ (2012-09-16 11:25:57)

初めて聴いたときには「派手なKeyソロだ」と思っていたが・・・
このソロでVAIはHM/HR界での地位を確固たるものにした。

SLAYER-Show No Mercy ★★ (2012-09-09 16:28:56)

そこかしこにJUDAS PRIESTやIRON MAIDENの影響が感じられるが
より邪悪に、より禍々しいサウンドを作り出している。当時私はMUSIC LIFEの
宣材写真だけで「自分とは関係ないバンド」と思っていた。
つくづくこわいもの知らずなサウンドだが、もっとすごいのは彼等はいまもなおずっと
こわいもの知らずを通しているところだ。その中で⑤は出色の出来。

DOKKEN-Back for the Attack-Sleepless Nights (2012-08-19 17:36:10)

おそらく彼等の中でも唯一のブルージー&グルーヴィーなナンバー。
この路線で行ってほしいと思うファンは誰もいなかったであろうが、当時
のブルーズブームの先駆けとしての意図があったのかはわからない。
ま、箸休めの一曲としてはいいだろう。

DEEP PURPLE (2012-07-17 23:03:33)

また一つの時代が終わった。などという生易しいものではない衝撃だ。
いったい我々はこれからどうすればいいのか。途方に暮れてしまう。リッチーや
カヴァデールと壮絶に戦った雄姿はもう本当にDVDの中だけの世界になってしまった。
このやるせなさ、無力感、死を前にして我々はかくも無力だということを改めて
思い知らされる。彼こそはロック・オルガンの始まりでありすべて。
ただ冥福を祈るばかりである。

SAXON-Innocence Is No Excuse ★★ (2012-07-01 20:00:08)

EMI移籍第一弾。発売当初の評価は悲惨なものだった。彼等の頭の中には常に「IRON 
MAIDENやDEF LEPPARDにできたことが俺たちにできないはずがない」との
意識があり、それがこのアメリカ志向につながった。ただしファンが彼等に望んだものでは
なかったことが悲劇であった。しかし先入観が強すぎて幻惑されるが曲自体はいい。
全体的にポップでありながら⑥のようにブリティッシュの矜持を失っていないナンバーもあり
聞きごたえはある。しかしイメージというのは恐ろしいものでまず当時のキッズはジャケット
だけ見て幻滅し、「ファスト・アグレッシブでない」「バイカーズHMでない」と言う理由
で1回聞いたあと続々と中古盤店に運び込んだのである。

URIAH HEEP-Demons and Wizards ★★ (2012-06-30 23:27:57)

当時ロンドンを席巻していた黒魔術ブームにどっぷりはまった作品。
悪魔主義というが、それはサウンドや歌詞の一部の部分だけで大胆なアコースティック
路線はヘンズレー主導のサウンドに完全に脱皮したことを物語っている。
しかしこの路線が100%受け入れられたかといえば・・・彼等の最高傑作であると
いう意見に何等異論はないが、短期間でシーンの頂点から去っていった予兆も垣間見られる。

ま、あまりのヘンズレーのやりすぎにバイロンとボックスが嫌気したということであろう。
素晴らしくも残念なアルバム。

RUSH-Snakes & Arrows-Far Cry ★★★ (2012-03-24 16:28:24)

怒涛の変拍子、リズムの洪水で一気に押し流される。
オープニングのつかみとしては最高のナンバー。
「我々が夢見た世界とは程遠い」現状に対しての怒りと異議申し立ての
意味が込められているのであろうか。

しかしどんなに悲惨な世の中であっても巻き返すことをあきらめない
不屈の決意をも同時に示しており、やはりラッシュの本質は人間に対する
ポジティブなメッセージを送ることにあるということを再確認させられる
ナンバーである。
どれだけ世界が覆いかぶさってこようとも。
どれだけ車輪にひきつぶされようとも・・・

METALLICA-Ride the Lightning-Ride the Lightning ★★ (2012-03-18 00:36:44)

アメリカでは州によっていまだ電気イスでの死刑が行われている。死刑制度についての疑問
をストレートに我々に投げかける歌詞はまだ青臭いが・・・

死刑台に上る、あと数秒でこの世ともおさらば。そのときあなたはなにを感じますか?
リフは必死に抗う心、ソロは運命を受け入れたあきらめの感情と解釈するとこの曲の理解が
深まるのではないか?


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