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SODOM

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Decision Day (失恋船長)
Genesis XIX / Genesis XIX (火薬バカ一代)
Genesis XIX (火薬バカ一代)
In War and Pieces (失恋船長)
Genesis XIX (失恋船長)
Decision Day (火薬バカ一代)
In War and Pieces (火薬バカ一代)
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Decision Day
冷酷なる殺人マシーンの如き殺傷力のあるサウンドを死命とするバンドのフルアルバム。もはやジャーマンスラッシュ界の大御所であり、そのブランド力は一定の威光が備わっているだろう。怒気を孕んだトム・エンジェルリッパーの咆哮、その叫びは聞く者を魔界へと誘いダークサイドへと引き込む、キリキリとテンションを名いっぱい引き上げた鋼鉄サウンド、そのタイトなリズムと無慈悲なる攻撃性は最初から最後まで一切緩むことなく手加減無し、聴いていて身震いさせられる恐ろしさがあるのに、今作は絶妙なバイオレンスさの中に、意外なほど聴きやすい要素を織り込み充実した内容を誇っている。
自らのアイデンティティを誇示しつつも多方面にアピールしうる音楽性、そのベテランバンドの大いなる野心にひれ伏しますね。けして守りには入らなかった横綱相撲、スラッシュメタルのなんたるかを知るには丁度よいアルバムかも知れません。
名前やセー
失恋船長 ★★★ (2023-10-05 19:34:30)

Genesis XIX / Genesis XIX  →YouTubeで試聴
ガリガリと刻まれるリフ、ゴリゴリと押し出して来るリズムとが
殺気を撒き散らしながら突っ走るスラッシュ・ナンバー。
不穏且つ大仰なイントロを経てスタートする前半は若干抑え気味で
中盤のひと展開を経てからのエンジン全開ぶりがまたカッコ良い。
火薬バカ一代 ★★★ (2022-07-01 00:21:02)

Genesis XIX
首魁トム・エンジェルリッパー(Vo、B)以外のメンバーが脱退し、約30年ぶりに旧友フランク・ブラックファイア(G)がバンドに復帰。更に新メンバー2名も補充して、SODOM史上初めて4人編成でレコーディングされたスタジオ・アルバム。('20年発表、16作目)
プロデューサーのヴァルデマー・ゾリヒタと共に制作されたここ数作では、アグレッションは十分に担保しつつも、エピカルなメロディを増量する方向性を打ち出していましたので、今回のメンバー・チェンジはそのスタイルの一層の拡充を図るためのものと思っていましたが、実際のところはそうした意図でなかったことは、ツインG体制の初お披露目となったEP『OUT OF THE FLONTLINE TRENCH』(’19年)を聴けば明らかな通り。2本のGはメロディの充実よりもむしろサウンドの「圧」「突破力」の強化に用いられており、鬼軍曹たるトムの怒号Voに
火薬バカ一代 ★★★ (2022-06-29 23:36:19)

In War and Pieces
時代の流れもあり音楽的に幅を広げてきた時代を象徴するような一枚。苛烈なるスラッシュと言うよりは、オーセンティックなメタルへの接近も計り、そこに欧州由来の泣きのメロディも増量と前作のスタイルを踏襲するような音楽性に落ち着いた。しかし、だからと言って彼等流の尖りが失くなったわけではなく、自らのルーツなる豊かな土壌を示したに過ぎないでしょう。
相変わらず、エンジェルリッパー隊長は吠えまくり、全線で身体を張るメタルキッズを鼓舞してますからね。
とはいえ、熱狂的なファンが求めるのは、もっと直情的で殺傷力の高いやつだから、ここは聴き手によって評価も別れるでしょう。
個人的には、チョイチョイ引っ掛かる扇情的なメロディはけして無駄なものとは思えず、新たなる戦隊を組んできたなぁと、可能性の広がりも感じます。彼等のカタログを見え、これからイケとは言わないが、ドッカンバッカン打ち鳴らされる、
失恋船長 ★★★ (2022-03-04 12:51:32)

Genesis XIX
最終的に、トム・エンジェルリッパー以外のメンバーを刷新した形となった新生ソドム。ツインギター編成の4人組となったが、バックファイアなどの懐かしい名前もあったりと、マニアにとってはニヤニヤさせてくれる要素もあるだけだが、単純にバックファイアのバンドとトムが合体しただけとも言え、そうなれば政治的なバランスも気にかかるも、2020年という背景に不純物が混ざる要素もないので問題なくチャレンジできました。なんたってお金かかりませんのでね。
今作の特徴は、速さに特化したスタイルとは違い、非常の重く荒々しい展開に終始しており、148キロのストレートでも前に飛ばすことを許さずにバットを折りまくる、剛球路線へと展開。禍々しい黒く濁った感情が吐き出されるソドム流ブラッケンドメタルへと仕上げています。感触は徹頭徹尾ヘヴィなのに、のべつ幕なしのスピード狂路線とは違い、間合いを持たせたことで凄みが増し、それ
失恋船長 ★★★ (2020-12-17 15:22:14)

Decision Day
‘16年発表の新作アルバム。前作『EPITOME OF TOTURE』が強力な内容だったにも関わらず、まさかの国内盤スルーに終わってしまったSODOMですが(帯を付けたタイプの輸入盤は出回りましたけど)、今回はちゃんと国内盤がリリースされていますのでご安心あれ。
内容についても、流石、独産スラッシュ・メタル信頼のブランドだけあって相変わらずの充実っぷりです。ヘイトフルな激情迸るトム・エンジェルリッパーのVo、削岩機よろしくガリガリとGリフを刻み込む一方、欧州HM然とした湿り気とドラマ性を盛り込んだメロディも奏でるバーネマン、既に何の違和感もなくバンドに溶け込むマーカス“マッカ”フライヴァルドが叩き出すタイトなリズムと、高性能スラッシュ・マシーン・トリオによる鉄壁のアンサンブルに付け入る隙は全く見当たりません。
本編の8割方を疾走ナンバーが占めるという、SODOM近作の中ではス
火薬バカ一代 ★★★ (2017-01-08 11:02:25)

In War and Pieces
間に企画盤のリリースを挟んだとは言え、まさか5年も待たされる事になるとは思わなんだ、SODOM待望の新作アルバム。
指揮官たるトム・エンジェルリパーの舌鋒鋭い怒号の下、激情を撒き散らかしながら荒れ狂うオールドスクールな楽曲の数々を、モダンでクールなサウンド・プロダクションが包み込み(ヴァルデマー・ゾリヒタ謹製)、北欧メロデスにも通じる、ヨーロピアンHMならではのヘヴィネスとダークネスで味付けされた本作は、基本的には前作『SODOM』の作風を継承。
但し、アコギに始まる重厚な前半から一転、後半は苛烈な疾走パートへと転じる①、SLAYERばりの刺々しさを誇る②、メランコリックなメロディを有用した③、ダイナミックに畳み掛けて来る④・・・といった具合に、収録楽曲の疾走感は大幅な回復傾向にあり、中でも、SODOMの看板キャラである「クナレンハインツ」について歌った⑩は、機銃弾の如く降り
火薬バカ一代 ★★★ (2011-04-16 18:19:44)

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