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00年代 | 10年代 | 80年代 | 90年代 | S | アメリカ | スラッシュメタル | ツインリード | 有名バンド
SLAYER
South of Heaven
South of Heaven (114)
Silent Scream (109)
Live Undead (8)
Behind the Crooked Cross (37)
Mandatory Suicide (25)
Ghosts of War (36)
Read Between the Lies (2)
Cleanse the Soul (11)
Dissident Aggressor (3)
Spill the Blood (21)


解説
1988年7月5日、Def Jam Recordingsよりリリースされた4thアルバム。
前作『Reign in Blood』(1986年)をバンドと共同プロデュースしたRick Rubinが、Def Jamを離れて新レーベルのDef American Recordings(後のAmerican Recordings)を設立したのに伴い、Slayerも同レーベルに移籍した。Rick Rubinは、前作に引き続き本作のプロデュースも務めている。
音楽的には、前3作とは違ってスロー・テンポやミドル・テンポの楽曲が増えており、これに関してJeffは「『Reign in Blood』を越えることができないのは分かっていた。だから曲のスピードを落としたんだ。リリースしたアルバムが皆『Reign〜』と比べられることが分かっていたからね。奇妙なことだった。この前にも後にも、こんなことは無いよ」と語っている。一方、Kerryは「最も活気の無いアルバムだ」と評している。
またこのことはファンや評論家から様々な反響を呼んだが、アルバムは当時最も商業的に成功し、ビルボードチャートで初登場57位(200位中)を記録、また彼等の2枚目のゴールドディスク授賞作品となった。Alex Hendersonは、allmusic.comにおいて「Slayerはこの4作目で、ヘヴィネスを微塵たりとも犠牲にせず、ポップな要素を取り入れることもなく、テンポを遅くするようになった」と評している。また、ボーカリストのTom Arayaは、映画『Less Than Zero』(1988年公開)のサウンドトラックに提供した「In-A-Gadda-Da-Vida」(Iron Butterflyのカヴァー)で、叫ぶだけでなく歌詞を重視したボーカル・スタイルに変化しており、本作でもそうした歌唱が披露された。ただし、こうした変化のため発表当時は物議を醸し、日本の音楽雑誌でも否定的なレビューが掲載される例もあったという。
同年8月12日、ロサンゼルスのハリウッド・パラディウムでの公演と8月31日・ニューヨークのフェルト・フォーラムでの公演において、プロモーターがチケットを売り過ぎたことが原因で観客の暴動が発生。同会場での演奏が禁止されるという伝説を残している。


Recorded:December 1987 – February 1988, Hit City West, Los Angeles and Chung King, New York City
Producer:Slayer, Rick Rubin

外部リンク
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1. South of Heaven, 1. Silent Scream, 2. Live Undead, 3. Behind the Crooked Cross, 4. Mandatory Suicide, 5. Ghosts of War, 6. Read Between the Lies, 7. Cleanse the Soul, 8. Dissident Aggressor, 9. Spill the Blood

コメント・評価

Recent 20 Comments


51. ムッチー ★★ (2008-12-18 07:29:00)
俺はこれで初めてSLAYERを聴いたので,遅くなったといわれても,
あまりピンとこないんですが,間違いなくかっこいいです!
速い曲もけっこうあるし、ミドルテンポの曲もいいですよ。
ケリーとジェフのギターも左右のチャンネルに分かれてて聴き分けやすいし、
デイヴ・ロンバードのドラミングの暴れっぷりもすごい。
何回か聴きこんだら、全曲いい曲だと思いました。

→同意(0)

52. エクスプローラー ★★ (2009-06-27 03:05:00)
★★★★
→同意(0)

53. ラーマン ★★ (2009-11-07 21:42:00)
実力者の二面性。
破壊やスピードを極めた「REIGN IN BLOOD」の対極。
それが感想です。
言い換えれば、「俺たちだってメロディアスなことが出来るし、ヴォーカルも吐き捨て
だけではない」と主張してますね~
「Silent Scream」のような速い曲もありますしね・・・
→同意(0)

54. Lenny ★★ (2010-01-09 02:17:00)
SLAYERの作品の中でも、もっとも「ヘヴィ・メタル」な一枚。
個人的にSLAYERで一番好きなアルバムでもある。

冒頭の「South Of Heaven」の邪悪なリフ一発で、聴く者の脳内はSLAYERに支配される。
そしてそこから途切れることなく屈指の疾走曲、「Silent Scream」へ。
この流れが生み出す極上のカタルシスは、何度聴いても鳥肌モノである。
この緩急の効いたカタルシスこそが、本作の性格なのだ。
タフでクリアなサウンドも素晴らしい。
注目すべきは、ドラム。
デイヴの超絶ドラミングがブッ太い音で迫る様は圧巻。
一音一音の迫力は前作を遥かに凌ぐといっても過言ではないだろう。
「Dissident Aggressor」(Judas Priestのカヴァー)も必聴。
これはいわゆる「オマケ」ではない。ア
…続き


55. ケムケム ★★ (2010-01-23 05:40:00)
SLAYERの速さより雰囲気モノバンドとしての側面が好きな人には
これとHELL AWAITSが最高傑作になるんだと思います。
随所で聴かれる冷たく理知的なクリーンヴォーカルも
雰囲気作りに一役かってますよね。
初心者に向かってREIGN IN BLOODはオススメしませんなんて
大それたことをいいたくなるくらい好きな一枚です。
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56. ya1shyte ★★ (2010-07-07 06:54:00)
South of Heavenはヘビメタ全体で考えても名曲じゃないですかね?
この曲が入っているだけでこのアルバムは買う価値がありますね。
この曲を筆頭によどみなく10曲聴かせるこのアルバムはスレイヤーの最高傑作だと思いますね。Judasの曲が一曲入っていますが、それも完全に自分たちのものにしていますね。速い曲ありダークな曲ありと起伏に富んだアルバムでとてもいいと思います。個人的には捨て曲ゼロです。ビートの速さがどうとかっていう点からの批判は僕には理解出来ないですね。そういう方はデイブの鮮やかなドラミングを聴き逃しているんじゃないかと。サウンドプロダクションに関してもこの頃が一番いいですね。最近はなんだかメタリカやパンテラのようなギターサウンドになってしまって面白くないです。ドラムの音もこの頃が最高ですね。ヘッドホンでよく聴くと分かるんですけど、この頃のドラムの音が一番シャー
…続き


57. スーパーラスカル ★★★ (2017-01-06 20:38:58)
昔はスローになっちまった!!とのことで問題作扱いされていた本作だが、早いパートもけっこうあるし緩急自在の超名作だと思う!!
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58. cri0841 ★★★ (2022-10-09 17:52:17)
『Reign In Blood』と双璧をなすSLAYERの名盤
正直、SLAYERは苦手意識あるけど、この作品があるから侮れない
(何故かJPのカヴァー曲入ってるが、浮いてますよね・・・)

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★★★素晴らしい!!
★★良い!
まあまあ
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