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BJORK | BJöRK
Medulla
Oceania (14)
Triumph of a Heart (3)
Who is It (2)
Pleasure is All Mine (1)
Where is the Line (1)
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解説


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コメント・評価

Recent 20 Comments


1. yk ★★ (2004-09-21 11:24:00)
言わずと知れた、2004年現在におけるBjork最新作。オリジナル通算5作目。そういう意味では、この時点でレビューを書くのは難しいんだけど(困)。今まで一つの音に固執するということのなかったBjorkがあくまで「人間の声」に拘った今作は、全てのトラックが人間の声によって構築されている。また、アルバム・コンセプトにおいても、それまで音楽家として政治的発言を避けてきたBjorkが初めて「世界情勢に影響を受けた」と告白している。常に新しいことに挑戦してやまない彼女ならではか。アテネ・オリンピックの開会式を飾ったOceania、フジロックで披露されたdesired constellationなど、全体的に壮麗なイメージ。一聴してとっつきやすさはないので入門編としては厳しいかもしれませんが、彼女独特の童話的な恐さ・美しさがより強調された作品として評価したい。ジャケのヘア・スカルプチャーも注目!
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2. 粗茶ですが ★★ (2005-03-01 00:51:00)
5th。
曲づくりの過程でどんどん楽器の音を外していった結果、最終的にはほぼ肉声のみ(聴けば分かるが、加工もふんだんに施されている)で全てが形成された今作は、まさに「オーガニック・シンフォニー」とでも形容すべき声の魔法に彩られた作品となっている(勝手に命名)。
MEDULLAを聴く前に「bjorkの新作は人間の声だけで作られたアルバムらしい」という情報を聞いて、私はエンヤみたいになるのか、はたまたグレゴリオ聖歌っぽい内容になるのか、どちらにしても重厚な内容となるのは間違いないだろうと踏んでいたものである。
しかし実際に聴いて、私の予想が当たっていたのは後者の「重厚な内容」ということだけで、エンヤ風でもグレゴリオ聖歌もどきでもない、私が今までに聴いたことのない、しかしbjorkの匂いのする世界がそこには在ったことが分かった。
もっとも多くのリスナーと同じく(?)、第

…続き
3. 猿葱 ★★ (2005-03-04 01:11:00)
“芸術とはこういうもの"というのを植え付けられた作品。
前作『Vespertine』は“彼女の内に秘める感情と日常生活そのもの"であったが、
今作は“人間への愛と世界への平和"を感じる楽曲が散りばめられているようだ。
『medulla=脊髄』というタイトルが、
人間にとってなくてはならないものであり、ヒトにとっての本質を示しているように
この作品もまた聴く者の奥底に訴えてくるものを感じるのだ。
しかしながら、多くが「前作とは対極に位置している」と評されている。
それは、彼女のこれまでの音世界(楽器世界とでも言っておきたい)を
より人間的に、より感情豊かに推し進めるかのように、
そのほとんどが肉声(およびそれに近いもの)で構成されていること、
さらには、政治や宗教、人種にとらわれない感覚が
「聖歌」とは違った独特の神々しさを

…続き

4. ジンボーグ9 ★★ (2008-02-23 06:47:00)
音楽家には生の演奏から生まれるグルーヴやケミストリーを重視するミュージシャンタイプと、とことん作品の質や形にこだわるクリエイタータイプの2種類がいると思うけど、メダラはビョークのクリエイター魂が炸裂した作品。(ちなみに彼女はミュージシャン、クリエイター両面持ち合わせたタイプだと思う)
ヴェスパタインを聴いた時はそのあまりの素晴らしさに「ビョークはもう行き着く所まで行ってしまった」という印象を抱いた。それは今でも全くの勘違いだとは思わなし、あの作品はやっぱりある一つの方向性においてとことん突き詰められた究極に美しいアルバムだと思う。
彼女の凄いのところは、あれだけ完成度が高く世間からの評価も上々だったアルバムの後に、その作風に何の未練も見せず、けろりと全然違う作品を作って見せたことかな。やっぱり彼女はいつでも自分の衝動に正直に作品を作る、根っからの表現者なんだと思わされた。

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5. 極太うどん野郎 ★★ (2011-08-18 05:07:34)
素材が声だけとはいえ、打ち込みに近いビートやシンセのような音を感じられる。
かなりエフェクトがかかってる部分もあるんだろうけど、「本当に声だけか?」と思わされる。
バックコーラスにこは聖歌っぽい雰囲気があるが、メインであるビョークの声が歌うのは聖歌とはとても結びつかない気がする。
あらゆる方向から声が音が飛び交い、重厚で、幽玄。

かなり冒険したアルバムだと思うけど、それほど奇をてらった感じはしない。
そこはビョークの説得力か。

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