この曲を聴け! 

国内ミュージシャン
M
MR.CHILDREN
深海 (1996年)
1. Dive (0)
2. シーラカンス (19)
3. 手紙 (8)
4. ありふれたLove Story ~男女問題はいつも面倒だ~ (18)
5. Mirror (19)
6. Making Songs (0)
7. 名もなき詩 (72)
8. So Let's Get Truth (0)
9. 臨時ニュース (0)
10. マシンガンをぶっ放せ (23)
11. ゆりかごのある丘から (12)
12. 虜 (5)
13. 花-Memento-Mori- (26)
14. 深海 (13)
→PC向けページ
Tweet

解説
1996年6月24日、トイズファクトリーよりリリースされた5thアルバム。
前作『Atomic Heart』から約1年10ヶ月ぶりのアルバムで、Mr.Children初のコンセプトアルバム。制作はニューヨークで1995年12月下旬から96年4月上旬に行われた。
シングル曲「Tomorrow never knows」「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」「【es】 〜Theme of es〜」「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」は、1994 - 95年に発売されすべてミリオンセラーを記録した「ミスチル現象」を作った曲であるが、本作のテーマにはそぐわないという理由で未収録となり、これらの曲は次作『BOLERO』に収録された。
累計売上は前作より減少したが当時のアルバムチャ-トでは歴代1位の初動売り上げを記録した。ちなみに発売の際、大量の初回ロットの不良(ケース中央のつめの破損)が発生した。
桑田佳祐(サザンオールスターズ)は本作を絶賛していたが、メンバーは近年のインタビューでは本作についてやや否定的な発言をしている。
発売前の雑誌には「青盤(『深海』)」と「赤盤(『BOLERO』)」による2枚組という情報も流れていた。桜井は「『深海』は『BOLERO』の中の1曲として捉えている」と語っており、曲ごとにトラックで分けず全体で1トラックにすることも考えていた。そのため、全曲ほぼ曲間がなく、いくつかの曲はノンストップで繋いでいる。当初桜井はアルバムタイトルを『シーラカンス』にしようと考えその旨をメンバーに話したところ「深海?」と聞き返され、それが非常に強く印象に残ったため、最終的には『深海』というアルバムタイトルを採用した。
本作発売後にライブツアー「regress or progress '96-'97」とその追加公演「regress or progress '96-'97 tour FINAL」を開催。コンセプトは「OUT OF DEEP SEA (深海からの脱出)」で中盤に本作をアレンジをほとんど加えずに曲順通り全曲演奏するという演出が取られた。Mr.Childrenの他のライブツアーと比べると異質な雰囲気を漂わせており、その様子は映像作品「regress or progress '96-'97 tour final IN TOKYO DOME」で見ることができる。
桜井の不倫も影響して後ろ向きな曲調・歌詞の楽曲も多く、「ROCKIN'ON JAPAN」 2009年1月号にて「不倫してんじゃんと突っ込まれる前にこのぐちゃぐちゃを吐き出してやろう」といった思いがあったことや制作当時は自殺をほのめかす発言をしていた事を述べている。

チャート最高順位
週間最高順位1位(オリコン)
1996年度年間順位6位(オリコン)
登場回数46回(オリコン)
オリコン歴代アルバムランキング31位

Producer:小林武史、Mr.Children
Recorded:WATERFRONTED STUDIOS, TOKYUFUN, HITOKUCHIZAKA STUDIOS, TOKYO HILTON HOTEL

外部リンク
"深海" を YouTubeで検索 | Amazonで検索 | googleで検索 | Youtube Musicで検索

登録されている14曲を連続再生(曲順) - Youtube
1. Dive, 2. シーラカンス, 3. 手紙, 4. ありふれたLove Story ~男女問題はいつも面倒だ~, 5. Mirror, 6. Making Songs, 7. 名もなき詩, 8. So Let's Get Truth, 9. 臨時ニュース, 10. マシンガンをぶっ放せ, ....


コメント・評価

Selected Comments
1. SCARECROW ★★ (2005-01-18 18:12:00)
個人的にミスチルの最高傑作。
彼らの最大の魅力は歌詞にあり!と思っている自分には初期の甘いラブソング
よりも巧みな表現がいくつも飛び出すこの時期の作品を評価したい。
代表曲、名もなき詩、マシンガンをぶっ放せ、花はもちろんのこと、
全ての楽曲がハイレベルであることも特筆すべき点であろう。
→同意(0)
3. ERORIN ★★ (2005-01-27 14:50:00)
以前までの単純な、男だ女だ、愛だ恋だという曲は影を潜め、社会風刺やメッセージ性の強いシリアスな曲が大半を占めているこのアルバムに彼らの本質が見えた気がしました。
個人的には「BOLERO」が一番すきだけど、この「深海」がミスチルの最高傑作といっても差し支えは無いと思います
→同意(0)


Recent 20 Comments

4. ペトルー神 ★★ (2005-03-04 09:37:00)
間違いなく最高傑作!!
このサイトを見ている方々にも「ミスチルかよ」なんて思わずに、ぜひ聴いていただきたい。何よりも、我々の感性を刺激する「コンセプト作」であるだけでなく、作品そのものが本当に素晴らしいんです。最近のミスチルは正直言って全く興味はありませんが、この作品は日本で唯一「アルバムで傑作」と呼べる作品だとおもいます。
(シングルを名曲とするのではなく、洋楽のようにアルバムをひとつの作品と考えるの意)
→同意(0)

5. 泡沫 ★★ (2005-03-05 21:27:00)
90年代J-POP最高傑作のうちの1枚にして問題作。必聴。
全曲が(多分)つながっていて、歌詞もラブソングより社会風刺などへヴィなものが多くなっていて聴き応えがある。核実験批判とか。
サウンドはミスチル本来の爽やかなポップスではなく、いわゆるオルタナティヴロックみたいな質感になっている。長淵剛な曲もあるが、アルバム全体のこの完成度は圧巻。
もっとも、曲一つ一つのクオリティは異常に高いし、「名もなき詩」「花 ~MEMENT-MORI-」などの有名曲、「Mirror」のようなポップな曲もあるが、重く、とっつきにくさは無いので、「最初の一枚」には薦めない。ベストか、「ATOMIC HEART」あたりから聴くべし。

→同意(0)

6. no name ★★ (2005-07-10 01:09:00)
このアルバムは、当時絶頂だったミスチルが世に放ったからこそ意味があった。とにかく凄いアルバムだと思う。ロックなミスチルが好きなファンにとってこのアルバムの存在は大きいしこの頃を懐かしむ人も多い。私もミスチルのロックに心を動かされてきたのでそう思うことはあるが、その時期ごとの良さがそれぞれありつつ一貫してメロディーセンスの良さがあるので、いろんな楽しみ方で聴くのが一番だと思う。今無理やり「深海Ⅱ」を作ってもらっても微妙かもしれない。DISCOVERYのようなロックアルバムならまたいつかできるかもしれないが。こういうコンセプトアルバムは作るべき時が来た時に自然に作られるものであるべきだろう。
流れの展開に関してはいろんな意見を耳にするが、とにかくそのコンセプト作としてのまとまりの質が、尋常ではないほど高い。①→②、⑥→⑦、⑨→⑩→⑪→⑫の流れは素晴らしい。あと私は何気に⑫の虜である。他
…続き


7. no name ★★ (2005-07-10 01:14:00)
↑流れ~のところ、①→②→③に訂正。これだけは譲れない。


8. わっせろーい ★★ (2005-07-24 23:14:00)
その譲れない気持ち、よ~~~~く分かります。
→同意(0)

9. ようぞー ★★ (2005-08-24 12:35:00)
このアルバムの評価が高いのは全く同感、あの超絶アルバムの「狂気」に似た香りを放ってる(批判覚悟で書きます)確か当時大ヒットの「tommorw~」が未収録で、もし理由がアルバムのバランスなら売り上げ無視・作品重視の精神感服します
→同意(0)

10. 190 ★★ (2005-12-11 17:27:00)
みなさんに同感。
ミスチルの最高傑作!!
かなりダークなイメージではあるが、曲の良さやアルバムバランス等、コンセプトもしっかりしていてかなりイイ出来だと思う。
曲の繋がり等、統一感もすばらしい!
曲自体もアルバム全体的にもかなり「深い」です!!
アルバムのタイトルが「深海」ってのもまた深ぁ~い意味を感じる・・・

→同意(0)

11. 10倍太陽拳 ★★ (2006-03-11 14:16:00)
これはミスチルの最高傑作だね。
アルバムのコンセプトがあって流れがある

→同意(0)

12. 上野田吾作 ★★ (2006-04-05 18:32:00)
中古で買いましたが、これしかオリジナルはもってませんが
最高傑作と胸を張って言えます

→同意(0)

13. GB ★★ (2006-04-30 18:39:00)
発売当時、ヒットシングルのような曲調を期待して買った人はどう感じたんだろう?
そういう人からすればかなり戸惑っただろうけど、
アルバムトータルで見ると恐るべき完成度ですよ、これは。
聴き終えた後には、いい映画を観た後のような何とも言えない余韻が残る。
こりゃもうPink Floydだよ。

→同意(0)

14. ふっきい ★★ (2006-05-13 10:07:00)
皆さんおっしゃるとおり。ミスチルの最高傑作であり、異端な作品。
音の質感が随分と骨っぽくなり、アルバムのムードも決してさらりとは流れてくれない。
まあ、軽い曲も配されてはいるのだが、アルバムを支配する空気は求道者的な感じさえする。
正しい事ははっきりせず、価値観は多様。そして人々が途方にくれる現代を見据え、それでも「笑って咲く花になろう」と語り掛けるクライマックスに静かに感動する。
→同意(0)

15. 3割2分5厘 ★★ (2006-06-04 11:50:00)
商業的な側面がどうしても付きまとうJ-POPを、「芸術」まで高めてしまった奇跡の作品。ミスチル史上、いやJ-POP史上に燦然と異質な光を放ち続けるコンセプト・アルバム。
「Dive」から人間の心理に深く深く潜りこみ、内側からえぐるような鋭い歌詞。「名もなき詩」「花」がシングルだってことも忘れる、他の追随を許さない構成力。
もう後にも先にもこんな作品はもちろんミスチルにも無いでしょう。不倫騒動に巻き込まれたりと人間の闇の部分と向き合ってきた桜井和寿だから実現する作品。

→同意(0)

16. 蜻蛉屋 ★★ (2006-11-04 14:34:00)
ミスチルの中でも最高のアルバム
→同意(0)

17. サムライオン ★★ (2006-11-18 22:21:00)
これほどのコンセプトアルバムはないかなぁ?
一曲一曲だけだとなんか微妙な感じだけど曲の繋がりがすばらしいと思う。
シングルの名もなき詩、花の二曲は素晴らしすぎる 特に名もなき詩は最高です
シングルの二曲以外だと深海、mirrorなんかがいい感じです。特に深海は最後の「つれてってくれないか?僕も...」の後のギター音に鳥肌が立ちました


18. じょにーB ★★ (2007-01-14 21:26:00)
MR.CHILDRENの最高傑作。
ある種プログレ的なところもありますね。
名もなき詩や花といったヒット曲も、アルバムのコンセプトに見事に取り込まれてます。
音楽的にも、桜井和寿が心の深淵に潜んでいた葛藤を芸術にまで昇華させたという意味でも、
やはり歴史的な名盤だと思います。
→同意(0)

19. 中曽根栄作 ★★ (2007-05-07 20:50:00)
発売当時は仲間内で上海と呼んでいたよ。
作品としてはフロイド好きなんですね~って漢字

→同意(0)

20. テレキャスヴァリウス ★★ (2007-07-16 05:23:00)
J-POP最高峰。ゆえに一般的な支持は少ないアルバムなんですかね?
彼ら以外に、アルバム完全再現やった有名J-POPバンドを、僕は知りましぇ~ん。


21. a... ★★ (2009-12-17 20:14:00)
深海自体の良さはもうたくさんの方が語ってるから放置。
難しいテクニックなんていっさいない。
なのに圧倒される。ミスチルのすごいところはそこ


22. (・∀・)/命Σ(゜Д゜ ★★ (2010-02-22 13:07:00)
日本において、一番売れたコンセプトアルバムであることは間違いない
ややコンセプトが曖昧(深海という単語一語でコンセプトとしていいのか)だが、「深海」という単語に対するMr.Childrenの表現は、芸術作品という形で世に出た。
それにしても、シングルや、単体で聞く名もなき詩より、Making songsと通して聴く名もなき詩はどうしてこんなにも神なんだろう。イントロのGが数倍際立って聞こえる。
そして花と深海の繋がりは、どうしてこんなにも深海へ潜ることへ恐怖、絶望が見えてこないのだろう。安心して深海へ潜ることができる。というニュアンスが私には見えてきた。ただ深海へ落ちた、のではなく、自ら深海に辿りつく。と、いった具合に。
このアルバムは棺桶に入れて一緒に燃やされたいアルバム
→同意(0)
23. N男 ★★★ (2011-12-04 13:28:39)
日本を代表するバンドであるMr.Childrenの最高傑作、90年代の邦楽を代表する超名盤の一つ。
不安、ストレス、恋愛に失恋、社会への苛立ち、孤独・・・当時の桜井和寿のズタズタな精神状態を念写したかのような内省性がアルバム全体を彩っている。
そのPink Floydの「Dark Side of the Moon」を彷彿させる、緻密で隙のないサウンドは、この作品をミスチル版“狂気”という評価まで続出した。
この異彩を放っている作品の一番の特徴は、この無駄をそぎ落としたサウンド。
最近ストリングスの垂れ流しや、デジタル音の汎用により退屈になってきた彼らの作品群とは真逆と言っていいくらい極力バンドサウンドのみで勝負してるのも好感が持てる。
アルバムコンセプトにそぐわないから某メガヒット曲を収録しなかったのも正解。
それまでの作品にみられた、“勝負曲とそれ以

…続き
ページ上部に移動 | 発言: 1-23  

発言

評価:
★★★素晴らしい!!
★★良い!
まあまあ
コメントのみ

名前:
ユーザ登録/再認証


MyPage