解説 2008年11月23日、Geffen Recordsよりリリースされた4thアルバム。 1991年にリリースの『Use Your Illusion I』/『Use Your Illusion II』以来17年ぶりのオリジナルアルバム。 スタジオアルバムとしても1993年の『"The Spaghetti Incident?"』以来15年ぶりである。 約14年と約14億円の費用を費やして製作されている。 一般に、このアルバムのレコーディングに着手したと伝えられているのは、1994年である。 2001年に入ってからは、バンドは既に後の収録曲「Chinese Democracy」「Street of Dreams」「Madagascar」をライヴなどで披露し始める。Axl Roseは当時から「アルバムの製作は終わった」「もうじき完成する」といった発言を繰り返しており、同年6月にリリースされるという噂もあった。既にこの時期に新作となるアルバム・タイトルが「Chinese Democracy」であることも衆知であった。しかし結局アルバムがリリースされえることはなく、その後数年にわたり幾度となくアルバム・リリースの噂が流れては消えた。 2008年にAxl Roseは「フロント・ライン・マネージメント」との契約を発表、強力なマネージャーをつける。また、ユニバーサル・ミュージックの流通部門で勤務していたKevin Cogillという男が、新作の9曲を自身のブログにリーク、著作権侵害の容疑で逮捕されたことも、アルバム発売に関しての話題性を高めた。 同年10月16日、ついにユニバーサルミュージック公式サイトにて、2008年11月23日(日本時間11月22日)に新アルバム『Chinese Democracy』を世界同時リリースすると正式発表、新作リリースが決定した。 『Chinese Democracy』とは、日本語で「中国の民主主義」との意味で、発売日の翌24日に中国共産党の機関紙が「中国への悪質な攻撃だ」「アメリカのバンドが、悪意を持って中国を攻撃するアルバムを発売した。西側の人間が民主主義を利用し、世界を支配しようとする陰謀の一部」と非難した。現状、『Chinese Democracy』は中国での発売が禁止されている。 アルバムは1週間で26.1万枚を売上げ、全米3位を記録した。これまでに世界で260万枚以上を売り上げている。
Recorded:1999–2008 Battery Soundtrack, Bennett House, Can Am, Capitol Studios, Cherokee Studios, Electric Lady Studios, IGA, The Palms, Rumbo, Sunset Sound Recorders, The Townhouse, The Village, Woodland Ranch Producer:Axl Rose, Caram Costanzo