解説 1985年、アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランドにて結成されたポストメタルバンド。 当初はハードコア・パンクバンドとして結成されたものの、その音楽スタイルはドゥームメタルへと進化し、ダークアンビエント、インダストリアル音楽の他、フォークミュージックの要素も取り入れている。 1987年に1stアルバム『Pain of Mind』でデビュー。この頃はAmebixのようなクラストパンクを志向していた。1989年にギターのChad "Gator Tofu" Salterが脱退してSteve Von Tillが加入。1990年にはキーボードのSimon McIlroyが加入して表現の幅を広げたバンドは、2ndアルバム『The Word as Law』をリリース、より実験的なサウンドへの進化を始めた。これは1992年の3rdアルバム『Souls at Zero』での、ポスト・メタルの基礎の形成へとつながっていく。4thアルバム『Enemy of the Sun』でこの路線を確立。これにより、メインストームからも注目されるようになり、1996年、Relapse Recordsより5thアルバム『Through Silver in Blood』でメジャーデビューを果たす。この作品で一躍注目を浴びた彼らは、Panteraと全米ツアーを行う。1999年には6thアルバム『Times of Grace』をリリース。この頃には、アンビエント系サイドプロジェクトTribes of Neurotも始動した。その後、インディーズレーベルNeurot Recordingsを立ち上げ、以後はここから音源リリースを行っている。2001年の7thアルバム『A Sun That Never Sets』では、クリーンヴォーカルを導入し、アコースティックなインストを取り入れた。以後も、音楽性の変化は続いており、その形相はアルバム毎に異なっている。 2009年のイギリスTerrorizer誌では「過去20年で最も影響力の高いバンド」と評された。 バンドは、Swans, Hank Williams, Jimi Hendrix, Pink Floyd, Black Sabbath, King Crimson, Black Flag, Hawkwind, Joy Division, Rudimentary Peni, Celtic Frost, Melvins, Die Kreuzen, Killing Joke, Amebix, Voivodなどからインスピレーションを得たと表明している。