解説 1996年、アメリカ合衆国カルフォルニア州パームデザートにて結成されたロックバンド。 ストーナーロックの雄だったKyussの解散後、ギタリストのJosh HommeはScreaming Treesのサポートメンバーを務めたる傍らで新バンドの結成を模索。1996年にGamma Ray名義で活動を開始するが、ドイツにKai Hansen率いる同名のバンドが存在することが判明。改名を余儀なくされ、音楽プロデューサーでJosh Hommeの旧友であるChris Gossの発案により、「石器時代のおかま」を意味するQueens of the Stone Ageと名乗ることになった。 1997年にPearl JamのStone Gossardが設立したレーベルLoosegroove Recordsより1stアルバム『Queens of the Stone Age』を発表し、デビューした。その直後にKyuss時代の盟友Nick Oliveriが加入。2000年にはInterscope Recordsに移籍し、2ndアルバム『Rated R』をリリース。同アルバムはNME誌のアルバム・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、一躍注目を集める。2002年にはDave Grohlをドラマーとして迎え、3rdアルバム『Songs for the Deaf』を発表。全世界で100万枚以上のセールスを記録し、つづくツアーで世界的な人気を確立した。しかし、2004年にOliveriが脱退。Josh Hommeは一時は解散も考えたが、バンドの存続を決意する。 新体制の下、2005年の4thアルバム『Lullabies to Paralyze』は全米チャート初登場5位を記録。2007年には5thアルバム『Era Vulgaris』をリリース。2008年のレディング&リーズ・フェスティバル出演の後、活動を小休止する。Dave Grohl、Nick Oliveriが再び参加して制作された2013年6月、6thアルバム『...Like Clockwork』はBillboard 200でバンド史上初となる全米1位を獲得した。 メンバー交代が度々起こっているが、バンドの音楽性はキャリアを通してオルタナティブロックバンド、ストーナーロック、そしてオルタナティブメタルを基盤としつつも、その他のジャンルのアプローチも取り入れた独特の音楽性で変遷している。