解説 1998年8月、アメリカ合衆国カリフォルニア州アーバインにて結成されたロックバンド。 学校を通して知り合ったDustin KensrueとTeppei Teranishiはいくつかのバンドで一緒にプレイする仲であった。その後Teppeiがスケートボード仲間であったEddie Breckenridgeをベーシストとして誘い、そこにEddieの兄であるRiley Breckenridgeがドラマーとして参加したことによりバンドは結成される。 1999年には僅か2日のセッションで制作されたEP『First Impressions』を自己でリリース(1,000枚)。これが発端となって、翌2000年にはGreenflag Recordsより1stアルバム『Identity Crisis』をリリース。 特に初期の音楽性は高速なメロディックハードコア/ポストハードコアを主に基盤としながらも、ヘヴィなディストーションの効いたギターリフや、主にTeppeiによる流麗でメロディアスなリードギター(Pantera、Megadethに影響を受けたらしい)、複雑なテンポチェンジを頻繁に行うなど、この時期から独自の音楽性を持っていた。このスタイルで2ndアルバム『The Illusion of Safety』(2002年)、3rdアルバム『The Artist in the Ambulance』(2003年)をリリースしてアップデートを重ねる。 しかし、2005年の4thアルバム『Vheissu』で、バンドの音楽性は大幅に変化を見せ、エレクトロニックなビートやキーボードなどを導入し、実験的な要素をソングライティングに取り入れた。この傾向は、2007年の5thアルバム『The Alchemy Index Vols. I & II』、2008年の6thアルバム『The Alchemy Index Vols. III & IV』の二部作でさらに強くなり、全体で4部に分かれた今作の楽曲群はそれぞれ異なった方向性でまとめられた。その後も7thアルバム『Beggars』(2009年)、8thアルバム『Major/Minor』(2011年)と実験的に音楽性は変化を重ねている。2012年には解散を発表するも、2015年に再結成。2016年に9thアルバム『To Be Everywhere Is to Be Nowhere』をリリース。