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IWSKさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 151-200
THOUSAND EYES-BLOODY EMPIRE
DARK TRANQUILLITY-Projector
CRADLE OF FILTH-Midian
BURNING IN HELL-Believe
AMARANTHE-Amaranthe
AVENGED SEVENFOLD-Waking the Fallen
IN FLAMES-Lunar Strain
DIMMU BORGIR-Stormblåst
AVENGED SEVENFOLD-Sounding the Seventh Trumpet
MASTERPIECE-Colors of Conflict
ARCH ENEMY-Black Earth
SINERGY-To Hell and Back
RHAPSODY-Symphony of Enchanted Lands
Gacharic Spin-ヌーディリズム
DELUHI-Revolver Blast
上坂すみれ-20世紀の逆襲-パララックス・ビュー
SEPULTURA-Beneath the Remains
SEPULTURA-Schizophrenia
DARK TRANQUILLITY-The Mind's I
BLIND GUARDIAN-A Twist in the Myth
THOUSAND LEAVES-GENESIS
TRIVIUM-In Waves
IN FLAMES-The Jester Race
BULLET FOR MY VALENTINE-The Poison
BLESSTHEFALL-His Last Walk
SERENITY-War of Ages
STRATOVARIUS-Destiny
TIMO TOLKKI-Classical Variations and Themes
ANDRE MATOS-Time to Be Free
SOULFLY-3
NOCTURNAL RITES-Shadowland
ICED EARTH-Iced Earth
ARCH ENEMY-Stigmata
ALL THAT REMAINS-A War You Cannot Win
STRATOVARIUS-Twilight Time
SPIRITUAL BEGGARS-On Fire
SEPULTURA-Arise
NOCTURNAL RITES-Afterlife
LABYRINTH-Return to Heaven Denied
KAMELOT-Epica
KIKO LOUREIRO-No Gravity
SKYWINGS-Grace Grade
DRAGONFORCE-Valley of the Damned
SERPENT-X God X
SYMFONIA-In Paradisum
SUM 41-All Killer No Filler
SINERGY-Suicide by My Side
SHADOWS FALL-The Art of Balance
PAY MONEY TO MY PAIN-Pictures
MORS PRINCIPIUM EST-The Unborn
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THOUSAND EYES-BLOODY EMPIRE ★★ (2014-09-30 23:49:04)

やっていることはThousand Leavesと変わらないが違いがあるとすればあちらが二次創作に対しこちらがオリジナルであることだ。徹頭徹尾メロデス/デスラッシュを貫き通した結果アグレッシブで高品質な仕上がりとなった。マンネリ化しそうだがここまでくると潔い。おそらくAt The Gatesの影響が強いが泣きのギターはArch Enemyだろう。メンバーは日本のメタルシーンで活躍している歴戦の勇者ばかりなのでそれにつられて買うのもあり。常にタイトな演奏を聴かせてくれるので期待外れはない。流行のメロデスではなくオールドスクールで無骨なメロデスであるところも好印象だ。2013年発表の邦楽アーティストのアルバムの中では間違いなくトップにくるべき作品である。

DARK TRANQUILLITY-Projector ★★ (2014-09-29 23:47:56)

このアルバムはクリーンVoを多用しているということで全編クリーンかと思いきやデスも入っているので安心した一方、前作で聴けたソリッドでシンプルなメロデスは影をひそめてゴシックに転向していた。しかも大半がミドル、スローで構成されている。こんなのでは当然ファンは満足出来ない。しかしよく聴くとこれはこれでいいアルバムだと思うようになった。ミカエルのクリーンはなかなか味があるいい声だと思うし曲に上手くフィットしている。またダートラ節が完全に消滅したわけではなくゴシックでも充分に生かされ彼らならではのリフも健在だ。後にこのスタイルが過去三枚の音楽性とマッチして完全復活を遂げるので避けては通れない道だったと思う。このアルバムのような曲をライブでやるとさすがにしんどいが一曲一曲はとても優れている。たまにはミドル、スローのメランコリックなメロディに浸るのも悪くないかな。

CRADLE OF FILTH-Midian ★★ (2014-09-28 23:42:46)

Moi Dix Moisをそのままシンフォブラック化した②でやられた。最初に聴いたアルバムがThornographyだったのでCradle=メロデスという誤った認識があったが本作ではゴシック、メロデスの要素がありながらも基本的にはシンフォブラックなのでこれで初めて彼らの本領を知ることとなった。ダニの声は幅広くかつ病的なので聴いてるだけで気味が悪い。しかしそこが彼らの魅力でありホラーな演出に一役買っている。また曲によっては女性Voも取り入れているので聴き易い仕上がりになっている。

BURNING IN HELL-Believe ★★ (2014-09-27 23:44:22)

ギネス記録を持っているというギタリストがいるので買ってみたがほぼ全編に渡って疾走メロスピのオンパレードなので最高だ。ギターの乱舞は凄まじくDragonforceと同じくらい暴れている。ブラジル出身ということでAngraの影響が強いが当然スピードはそれよりも速く、音楽性ではシンフォニックな部分を取り払ったPathfinderに近い。ただメロディにフックが欠けているのでそこを修正すればさらに良くなるだろう。意外にもベースの自己主張が激しいのが何気に印象に残った。ピロピロギターが聴きたい人におすすめの一枚。

AMARANTHE-Amaranthe ★★ (2014-09-26 23:48:07)

サウンドはIn FlamesやSoilworkで女性Voはシンガー交代後のNightwishといいとこ取りなんだが商業的に成功出来る要素がある。なぜならメタルを軸にしつつも非常にポップで聴きやすく男女クリーンVoは親しみを持てる声質だからだ。トランス系の要素もあるのでメタラーにはウケが悪い気がするが普段メタルを聴かない人にとってはおすすめ出来るし若者向けの音楽でもある。日本のバンドに例えるとBlood Stain Childが一番近いかな。個人的に長らく聴ける自信はないが流麗なギターソロとキャッチーなサビは評価する。これらがなくなったら終わりだな。

AVENGED SEVENFOLD-Waking the Fallen ★★ (2014-09-08 23:46:43)

やりたいことがハッキリしたせいか前作よりもまとまりのある楽曲が増えた。メタルコアやグロウルは本作もあるが、なんといってもストリングスを取り入れたりよりメロスピに接近した部分があることが前作との大きな違いだろう。ツインリードにも磨きがかかり叙情系のソロも聴ける。3rdまでにはいかないがその点を踏まえると進化し比較的曲構成もシンプルになった。メロスピやストリングスを取り入れた楽曲がいい反面メタルコアやグロウルの入った曲がどうしても浮くのが欠点。

IN FLAMES-Lunar Strain ★★ (2014-09-01 22:51:35)

デスメタルとトラッドが一枚のアルバムに入っているという点では衝撃的な一枚。しかしまだ二者の完全な融合には至っておらず分離している状態のせいかサウンドトラック的な側面もある。それでも才能のあるミュージシャンであることはお分かりいただけるだろう。①と⑩はリメイクの方を先に聴いているので本作は演奏の粗さが露呈している。ちなみに手元にあるのはStand Ablazeがある方でこちらの方が本編よりも良いしメロデス度が飛躍的にアップしている。怒られるかもしれないがこの当時のメロデスはデスメタルよりもトラッドが基になっているのだと本作で実感した。Voはデスだがそんなに疾走しないこととギターのメロディを重視することとアコギを用いることがが何よりの証拠だ。

DIMMU BORGIR-Stormblåst ★★ (2014-08-27 23:51:56)

はっきり言って音質悪いし、演奏はタイトさとフックがなくミドルテンポの曲が中心だ。近年の派手さとはほど遠いもののいい意味でブラックメタル特有のアンビエントな雰囲気があり、北欧の寒々しさも表現出来ている。突出したものはないが、プレイヤー全員が一丸となって一つの風景を表現している部分は感じ取れるだろう。所々で聴けるシンセがいい味を出し、アンダーグランド臭漂う中でも際立っているせいかシンフォブラックの原型というスタイルが未完成ながらも確立している。まあ皆さんもおっしゃっていますが再販とオリジナルどちらがいいかは人しだいですね。でも①のピアノ部分を再販でカットするのはもったいないなー。④は著作権の問題で再販ではカットせざるを得ないが(入れてほしかったけど)上の方のおっしゃるようにメロディの一部が「空の軌跡」の「星の在り処」に聞こえました。

AVENGED SEVENFOLD-Sounding the Seventh Trumpet ★★ (2014-08-23 23:44:38)

メタルコア、メロスピ、スクリーモ、メロコア等様々なジャンルの音楽が詰め込まれているためどのカテゴリーに属しているか分からないし、今では考えられないほどグロウルが多用されている。カオスで先読みが出来ない展開からするとプログレッシブメタルコアと呼んでもいいが影響を受けた音楽を取り入れた結果かえって全部混ぜということになりまとまりがない。それでも幅広い音楽性は今後役立つことになり楽曲もさらに洗練されていく。いわばこれは原石みたいなもんだ。まあ1stだし若いっていうこともあって多少の粗さがあるのは仕方ないがこういう音楽を今後やる可能性はゼロに等しいのでこれはこれでありだな。

MASTERPIECE-Colors of Conflict ★★ (2014-08-22 23:42:51)

これはとんでもないバンドだ。ラプソに初期ソナタを混ぜたサウンドだけど一聴して日本人とは思えないしぶっちゃけラプソを超えたと思った。オペラ系のハイトーンボーカル、テクニカルながらもクサいフレーズを放つギター、安定感のあるベース、疾走するドラム、楽曲を彩るキーボードと各個人のスキルも高くもはや非の打ちどころがない。いまだに国内バンドでこれを超える作品には巡りあえていない。ちなみに去年完全版として発売されました。クサメタラー悶絶確定の本作を未聴の方は是非。

ARCH ENEMY-Black Earth ★★ (2014-08-21 23:46:24)

Carcassの名残がまだ残っており本作が最もデスメタル度が高いと思う。しかしデスメタルにしてはリフの展開が複雑でソロはメロディアスでしかも曲の途中にアコギのパートが入ったりと他のデスメタルとは違う点がいくつかある。近年のような明るさは皆無で禍々しく邪悪ながらも聴かせるところはきっちり聴かせている。まさにHeartworkの発展型と呼んでもいいだろう。これで初期三作全てそろったがアンジェラ加入後キラーチューンと捨て曲の差が激しいのに対し初期三作はどの曲も平均的に質が高いことがこれで分かった。

SINERGY-To Hell and Back ★★ (2014-08-16 23:37:24)

アレキシ、ローペがメンバーにいるのでメロデスかと思いきや実際はそうではなくメロパワである。しかし一聴してアレキシ節だと分かるフレーズもあるのでご安心を。何といってもシンガーのキンバリーは容姿もそうだが歌唱力も迫力がある。とても女性とは思えないパワフルなシンガーだ。印象に残る楽曲は3rdと比べて少ないがまとまりがありオーセンティックである。

RHAPSODY-Symphony of Enchanted Lands ★★ (2014-07-28 23:44:02)

やっと名曲Emerald Swordが入っている2ndが買えた。前作よりも洗練されていて今後の基盤をここで作ったという感じだな。②がキラー過ぎて他が弱く感じるけどけっして質は低くない。メタル、オペラ、クラシック、民謡が合わさった音楽彼らの持ち味であり強みでもある。特に長編作ではそれらが生かされていると思う。しかしなんか知らんが彼らの場合聴き終わった後疲労がドッと出るな。前半はいいが後半少々しんどくなるので複数回に分けて聴くのがいいかも。

Gacharic Spin-ヌーディリズム ★★ (2014-07-25 23:58:31)

ガールズバンドにしてはなかなかのスキルがあると思うし、特にベースのスラップがかっこいい。一応ロックなんだろうけど方向性がかなり微妙な感じなので、メタラーとしては硬派なサウンドを奏でてほしい。最近パフォーマーが二人入ったらしいが一体どこに向かっているの?

DELUHI-Revolver Blast ★★ (2014-07-07 23:41:22)

激烈ブラストビートから始まり強烈なシャウトで進行するがサビはキャッチーな①、バラードながらもツーバスが入り何気に楽器隊の高いスキルが伺える②、本作で最もスラッシュの要素が濃く間奏のギターソロが聴きどころの③とV系ながらもかなり本格的なメタルが聴ける。ゴミみたいなバンドが多いV系シーンで良質なバンドの中の一つだった上に解散が残念。

上坂すみれ-20世紀の逆襲-パララックス・ビュー ★★ (2014-07-01 23:39:25)

アニメを観て知ったが和風シューゲイザーながらもけっこうかっこいい。ギターソロも良く、PVは恐ろしいほどのゲームネタが詰め込まれてゲームファン感涙だろうな、金もかかっているだろうし。アニメ盤を買ったので実質二曲だが、この一曲目のために買うのがいいだろう。なぜなら二曲目がメタラー受けしない。

SEPULTURA-Beneath the Remains ★★ (2014-06-19 23:42:38)

前作から飛躍的な進化を遂げスラッシュ界の歴史に残る名盤を作り出してしまった。爆走はそのままだが決して単調になっていないところが良くさらに洗練され、各プレイヤーのスキルも上がったことが十分に分かる。Ariseが彼らの最高傑作であるけれどもこれもひけをとることがない。近年のようなトライバル路線もいいがスラッシャーにとってはこの時代が一番良いだろう。

SEPULTURA-Schizophrenia ★★ (2014-06-18 23:45:18)

音質は悪いがシンプルながらもかっこいいスラッシュを聴かせてくれる。一辺倒な部分はあるがギターソロがなかなか良く、その他のパートもアグレッシブで実にタイトだ。その辺のスラッシュより個性があり、これがあってこそ成功したのだと思う。

DARK TRANQUILLITY-The Mind's I ★★ (2014-06-17 23:48:13)

また反省しなければいけないアルバムが増えてしまった。事前にこれはPunish My Heavenのような名曲もなく、中期以降のようにシンセを多用していないという情報を得ていたので中古があっても購入を見送っていた。最近安くなっていたので購入したが、何度でもリピートしたくなった。初期のIn Flames同様トラッドをふんだんに取り入れた美しくも哀しいメロデスが聴ける。とにかく激しさの中の悲しみがひしひしと伝わり、胸が締め付けられそうだ。どの曲も一切の無駄を削りキラーチューンが選べないほど駄作がない。私の中では北欧叙情メロデスの最重要名盤の一枚となりそうだ。ホント誤った判断をしないですんだなと思うばかりです。

BLIND GUARDIAN-A Twist in the Myth ★★ (2014-06-16 23:46:47)

前作から4年という歳月は長すぎるかもしれないが、各楽曲の綿密な出来栄えに納得した。④のように異質な曲もあるがこれは新境地に入ったとしかいえない。クワイアの壮大さや民族音楽、オリジナルの世界観があるからこそ彼らのファンタジックなメタルは他の追随を許さない。新加入のドラマーは前任者よりプログレッシブな叩きかたをするため大いにバンドに貢献している。ただ疾走曲が少ないのと決め手になる曲がないのが残念かな。比較的質は高く彼らにしてはコンパクトだけど・・・

THOUSAND LEAVES-GENESIS ★★ (2014-06-12 23:45:43)

今やBachのソロとなりメロデス、デスラッシュ化しているがこの頃は川瀬という人物がいてスプリット的なものであったことを初めて知った。Bachは今よりも正統、メロスピ色が強く正直メロデス、デスラッシュの主張が弱い気がするが、上手いギタリストであることがこの時点で分かる。川瀬がやってることはプログレだが質は高く様々なタイプの曲がありジャンルを問わず活躍出来そうだ。8曲目だけIronが参加していて彼らしいプレイが聴ける。どうせなら分けてアルバムを出して欲しかったが、それはもう過去の話でこれはこれで貴重かも。双方とも才能の高いミュージシャンだ。

TRIVIUM-In Waves ★★ (2014-06-08 23:41:33)

前作が正統派でありながらも複雑かつプログレッシブな構成だったのに対して本作がシンプルに聴こえる。ミドルな部分が多い気がするが攻撃的な部分は残しており全体的にコンパクトになった。路線をメタルコアに変えたことは良くそこらへんのよりかは洗練され一筋縄いかないものになっている。ドラマーがチェンジされていて前任者と比べるとなかなか上手い。自分の中では3rdかこれが名盤です。でも書き込みが少ないのはTriviumらしくないからかなー。

IN FLAMES-The Jester Race ★★ (2014-06-05 00:22:43)

一曲目からどこか切ない叙情メロデスが聴けるので最高の一言に尽きる。疾走曲も凶暴だがやはり哀しみのメロディがある。哀愁あるインストもかっこいいが、極めつけは④のようなミドルテンポの曲だと思う。ワルツのリズム駆使し泣きにこだわっている。メロデス時代はColonyが最高傑作だと思っていたが、どうやらイエスパー節が炸裂している本作の方に軍配が上がりそうだ。ここまで叙情メロデスや切ないメロディにこだわり続けたバンドはいないと思う。

BULLET FOR MY VALENTINE-The Poison ★★ (2014-06-04 00:13:28)

メイデン+メタルコアという印象を最初聴いたときに持った。一応この頃はエモ・スクリーモと呼ばれていたかもしれないが、それにしてはヘビィだし時には正統、メロデスの要素もあるので間違いなく新世代メタルである。先人達のスタイルをしっかり勉強し、自分達の音も作っているので真摯にメタルを追求しているなと思う。ギターの自己主張は多分これが一番強く、曲もワンパターンではなく必ずキャッチーな部分があるところが良い。技術は普通かもしれないが若いメタラーの教科書になることは確定だ。これで全作品聴いたことになるが、おそらく彼らの名盤はインパクトも含めてこれになるかもしれない。こういうバンドがメタルシーンを引っ張っていかなければならないと強く実感した。イギリス出身というのも強みになるね。

BLESSTHEFALL-His Last Walk ★★ (2014-06-02 23:40:27)

一応スクリーモなんだが限りなくメタルコアに近い。アーティスト写真から想像できないような強烈サウンドやスクリームを聴かせてくれる。ソロがないのは残念だがリフの組み立てはセンスを感じる。若者らしさがプラスに働いているためデビュー作としては合格点。

SERENITY-War of Ages ★★ (2014-06-01 01:06:09)

久しぶりにクリーンVoかつシンフォ系で当たりがきた。作風はKamelotや近年のDark Moorに近く悪く言えば二番煎じなんだが、ここに来て明らかに本家を上回っている。まるで劇場でオペラでも観ている気分だ。男女ツインVoの絡みが良く、疾走が少ないものの良質なシンフォニックメタルを聴かせてくれる。リフも時折シンフォ系とは思えぬ攻撃的なものを聴かせてくれる点も良い。自分の中では間違いなく2013年の名盤に入る。

STRATOVARIUS-Destiny ★★ (2014-05-29 23:48:24)

テーマが壮大であるせいか大作が二曲もあり、しかも一曲目から10分となかなか重い。しかし楽曲に起伏があって聴いててダレることはない。大作以外で印象に残ったのは②だけしかなく、他も悪くはないんだがなんか微妙な出来栄え。もう少しメロスピに徹していれば評価が変わったかもしれない。一応全盛期のサウンドということで細かいことは無視して許すけど。まあいずれにせよファン向けの作品であることは間違いないな。

TIMO TOLKKI-Classical Variations and Themes ★★ (2014-05-28 23:44:21)

ストラト寄りの曲もあるがソロなのでそれよりかはインストやアコースティックが多く、⑦や⑪のように誰もが知っているクラシックやトラッドがある。ギターシンセサイザーを使った曲もあるが、聴いた感じ分からない。ストラトみたいな曲が聴きたいといって買うと期待外れになるので、このアルバムの雰囲気を感じ取ることが一番いい聴き方だと思うしタイトル通りのアルバムでもある。メンバーは初期ストラトと同じ構成なので初期ファンの方はぜひ。ティモのファンも楽しめるかな。

ANDRE MATOS-Time to Be Free ★★ (2014-05-27 23:48:31)

ViperやAngraのような感動を覚えることはなかったが少なくともShamanよりはいいと思う。②のようにメタルとクラシックの融合は彼が最も得意とする分野でありきちんとクラシックを学んでないと書けないと思う。メタリックな部分も過去最高といっていいほど強くなりプログレッシブな面もこれまで以上だ。Moonlightのリメイクはエピックではあるもののプログレッシブになったせいかかえって冗長である。個人的には原曲がいいがこっちの方がいいという人もいるので聴き手によるかな。Journeyのカバーはハイトーンボイスの持ち主である彼にはピッタリの選曲なので少なくともハズレはない。決め手になる曲は少ないものの質は高いのでとりあえず原点回帰+αかな。さすがアンドレ。

SOULFLY-3 ★★ (2014-05-25 00:45:11)

以前は多くのゲストミュージシャンが参加したためプロジェクト的な色合いが強かった。今作はバンドとして活動することを掲げたせいかトライバル路線をキープしつつよりメタリックでシンプルな作品となった。結構賛否両論あるけど前作、前々作ほど複雑ではなくメタルに徹しているところがいいな。目立つ曲は少ない反面割とかっこいい曲が多いのも本作の魅力である。全曲ではないがギターソロを解禁してくれたことが何よりも嬉しいな。

NOCTURNAL RITES-Shadowland ★★ (2014-05-21 23:46:24)

前作の反省を踏まえてかジャケがファンタジー調になったのと3rdまでにはいかないにしろクサさや哀愁が戻ってきた5th。それと同時にミドルチューンが増えたことや正統派のサウンドになったことも本作のポイントではないだろうか。キラーチューンも前作より多めで特に全編にわたって疾走する⑦はかっこいい。ボートラである3rdの曲のリメイクはこっちの方がいいな。しかしVoは上手いねー。

ICED EARTH-Iced Earth ★★ (2014-05-19 23:44:10)

スラッシュはスラッシュなんだけど、ドラマ性があり曲によってはシンセやアコギを使っているのでそこらへんのスラッシュよりは幻想的でファンタジックなムードがある。ツインギターのフレーズや曲構成等は一聴してアメリカ人がやっている音楽には聴こえない。2ndよりはやや弱い気がするがこの時点で彼ら特有の世界観を築けているのはさすが。原点を知りたい人はどーぞ聴いてください。どうでもいいけどジャケが妙にインパクトがあったなー、好きじゃないけど。

ARCH ENEMY-Stigmata ★★ (2014-05-15 23:47:52)

意外と知っている曲が少なく新鮮さがあった反面キラーチューンの少なさとスピード感が足りないこととアンジェラで慣れたせいかヨハンの声に不満があったという2nd。まあ初期三作の中では地味な部類に入るし、ミドルな曲が多いのも事実といったところか。本作でドラムをプレイしたピーターは下手なドラマーではなくむしろ上手いと思う。実際ミドルの曲ではダニエルよりもテクがある。しかし速い曲になると不向きなんだなということがよく分かる。ダニエルの方が良くスピード、凶暴性、グルーブを兼ね備えているからこのバンドには彼が必要だ。本編で気に入ったのは有名曲の①、サビがかっこいい③、終盤のギターソロが熱い⑫かな。ツッコミどころとしては前作のタイトルである⑥があることとなぜか本編に入らなかった⑨かな。特に⑨はかっこいいし彼ららしい音楽だと思うけどなー。

ALL THAT REMAINS-A War You Cannot Win ★★ (2014-05-14 19:32:14)

前作に比べ本作はバラエティ豊かな作品に仕上がった。怒りと悲しみに彩られたVoと破壊力が高く時折煽情的なプレイを聴かせてくれるギターワーク、苛烈なアンサンブルを聴かせてくれるリズム隊が奏でる従来のメタルコアに加えて本作は新たな要素が加わった。もちろんこれらの曲もさらに磨きがかかっている。しかしメロディアスなバラード、クリーンパートを多く取り入れた彼ら流のポップタイプの曲、アコギを導入したインストがあることで幅広くなったと思う。この方向性がヤワだと言う人もいるが、一本調子だった前作より進化しキャッチーなフレーズも増えた。彼らは変化を恐れず常に前進しているバンドだと心底思った。

STRATOVARIUS-Twilight Time ★★ (2014-05-13 23:50:15)

B級メロスピであることは間違いないが、何気に隠れた名曲が多いのも事実。②と⑦はまさしくそうでメロディが美しく疾走感があってよい。今のようなオーラはないが哀愁を帯びているという点に関しては初期の方があるかもしれない。次作よりもトータルタイムが短くアルバムの構成も良いので小ティモが入る前ではこれが一番。トルキはもちろん個人的には緩急を利かせたDrと派手さはないが曲にあったプレイを聴かせてくれるKeyが上手いと思った。

SPIRITUAL BEGGARS-On Fire ★★ (2014-05-12 23:47:46)

70年代のロックなんてろくに聴かないしあまり好きじゃないがこれは正直いってかっこいいと思った。元ネタが分からないせいでパクリかどうか判断出来ないが、70年代ロックをベースにしつつ現代風に作り上げたことは分かる。前任者のVoも上手かったが、本作からのVoがSpiritual Beggars歴代シンガーでトップクラスに入ることは間違いない。ソウルフルな歌い方からブルージーな歌い方までと表現力が幅広い。楽器隊も前作よりコクが増した濃厚なプレイを聴かせてくれる。特にマイケルに関してはより泣きのギターが冴えわたっていて、Arch Enemyより彼特有のプレイが強調されている。最高傑作は次作だが確実に前作を上回ったクオリティを兼ね備えているアルバムだ。

SEPULTURA-Arise ★★ (2014-05-09 23:40:57)

これ以降の作品から聴いたのでSepultura=トライバルメタルという印象が強かった。本作はシンプルなスラッシュであるけれどもリフ、ギターソロ、疾走感、曲構成等どれをとってもかっこいいの一言に尽きる。絶対四天王よりかはいいと思うし、当然ながらこの作品は四天王の名盤を軽く超えている。正直なところこの路線でいってほしかった。まあこれで極めてしまったからしょうがないか。

NOCTURNAL RITES-Afterlife ★★ (2014-05-08 23:22:26)

前作のVoが脱退し新Voになったせいか前作で聴けたクサメタルは影をひそめてしまった。それと同時にギターソロが大幅に削られ、キラーチューンも減ってしまったため私を含んだメタラーは不満を持ったに違いない。しかし聴き進めると音の軽さは減りへヴィでグルーブ感のあるサウンドになった。歌唱力も前任者と比べて明らかに上手く表現力も豊かだ。アプローチを変えただけでちゃんとNocturnal Ritesとわかる曲もある。新たなる門出にふさわしく今後の方向性を示しているように感じる。要は個人のキャパが広いかどうかの問題で一回で諦めるのはもったいない作品だ。

LABYRINTH-Return to Heaven Denied ★★ (2014-05-05 23:40:44)

ピアノから入りお決まりパターンの疾走メロスピを聴かせてくれる一曲目の時点でやられた。続く二、三曲目も最高で頭三つの流れは完璧だと思った。それ以降も疾走曲やしっとりと聴かすバラード、もろテクノをメタル置き換えたインスト(これは賛否両論だな)があるが、やはり頭三つの曲にはかなわない。決して質は低くないがインパクトや曲構成といったような面では弱いかも。プログレやテクノを取り入れた曲は彼ら自身の味があって良いと思うが、やはり自分はメタラーなのでこのアルバムのようにメロスピ重視の方がいい。オラフがいてこそこういう路線になると思うから彼抜きではこのバンドは成立しない。シンガーのロブはこれが初参加だがやはり上手いね。

KAMELOT-Epica ★★ (2014-05-03 23:35:16)

前作のスタイルを踏襲しつつさらにシンフォニック度を増し、曲によっては女性Voを導入したためメロスピからシンフォニックメタルへと一歩近づいた。ロイの歌声がこれまた前作より妖艶になったのでKamelotの音楽スタイルを完璧かつ孤高なものに押し進めている。②が名曲すぎるのでそれ以外の曲がやや劣って聴こえそうだがそんなことはなく妖艶で大人のムード漂う高品質な曲ばかりだ。あまり聴き込んでいないせいで印象に残りにくいが、何度も聴くとこのアルバムの虜となっているに違いない。

KIKO LOUREIRO-No Gravity ★★ (2014-05-02 22:59:36)

インストアルバムの中でもかなり上位の部類に入る。超絶的なテクニックが聴けるのでギターをやっている人には嬉しい内容だが、単なる超絶プレイだけではないのでそれ以外の人も十分楽しめる。Angraで聴いたことのあるフレーズだけではなくAngraよりもプログレッシブで色彩豊かな楽曲が多い。その例としてメタル以外にジャズ、フュージョン、ラテン等の曲がある。これだけの幅広い音楽要素をもった彼はもはやメタルギタリストの枠内に収まりきらない。ドラムも曲に合わせたプレイをしているので非常に優れたプレイヤーだと思った。個人的には爽やかなロック調の③が気に入った。Angraとソロどちらがいいか意見が分かれそうだがこれはこれでありだな。

SKYWINGS-Grace Grade ★★ (2014-04-24 23:52:56)

珍しくVoのインパクトで購入を決めたバンド。それもそのはず、声があのXのToshiに似ているからだ。歌唱力はToshiより上手いと思う。天を突きぬけるような絶唱ハイトーンが最大の聴きどころだが低音で歌っているパートもありV系寄りだと言われそうがそれはそれで良いと思う。Xのようなピアノの不協和音で始まるイントロに続くのはこれまたXタイプの疾走曲だ。爽快感があって聴いてて気持ちいい(ちなみに⑦もXタイプの疾走曲でこれもかっこいい)。それ以外にも疾走曲はあるが、③や⑤のようにアップテンポの曲があることも本作の魅力ではないだろうか。質の高いシンフォニックメタル/ロックを聴きたいならば本作をおすすめする。しかし最近知ったがVoが脱退したんですって。オフィシャルホームページでは家庭の事情で音楽活動をやめると言っていましたが、機会があればまた歌ってほしいです。彼は日本の音楽界で素晴らしいシンガーだと思
…続き

DRAGONFORCE-Valley of the Damned ★★ (2014-04-23 23:17:45)

1stで衝撃を受けたバンドの中に必ず入るほど素晴らしい作品だ。速いだけではなくきちんとメロディもあり若者らしさ全開である。バラードと⑥の間奏パートでボサノヴァ風になることを除けば疾走曲ばかりで引き出しが狭いが、それが彼らの強みでありワンパターンでよい例の一つである。意外にもボートラの曲がかっこよく本編に入ってもよかったのではないかと思えるほど。

SERPENT-X God X ★★ (2014-04-19 23:11:42)

物悲しいピアノから始まる①からの②は早速Serpent節が聴け彼ららしいクサいメロデスが聴ける。ヴァイオリンソロを導入した③、クサいギターが聴ける疾走曲の④、Keijaに劣らずクサいフレーズが満載のHiro作の⑤、近年のIn Flamesの彷彿させるリフとグルーヴ感を持った⑥、三拍子のリズムを含んだ⑦、ミドルテンポの⑧、本作のハイライトである⑨、そして慟哭のギターソロ聴けるデスバラードの⑩と捨て曲がない。結局全部書いてしまったが本作がVeiled In Scarletの布石となったことは間違えないし、タイトル通りSerpentの神盤である。クサさという日本人の強みを生かし、あえてモダンな方向に走らずシンセを最小限に留めオールドスクールにこだわっている点も良い。国内メロデスの最重要名盤で世界に誇れるクオリティを持つアルバムである。

SYMFONIA-In Paradisum ★★ (2014-04-17 22:50:45)

まずはメンツに注目してほしいのだが誰もがメロスピ大御所バンド経験者であるベテランであるため大いに期待出来るはずだ。しかし実際のところ楽曲は全盛期のストラトの再現みたいな楽曲が多く、個人の個性が生かされてない。特にウリとミッコはヨルグとイエンスのプレイを意識させたかのようになっているので最悪だ。また印象に残る楽曲も少なく今一つという曲が多い。せっかく豪華なメンツが集まったのだからストラトとは違うオリジナリティ溢れるメロスピを作ってほしかった。その点を踏まえるとこれは期待外れである。しかもこれ一枚で解散したそうですね。

SUM 41-All Killer No Filler ★★ (2014-04-16 23:05:55)

明るく楽しいパンクなのでメタラーにはちょっと不向きかもしれない。だが⑬だけはメイデンっぽい曲なのでこのためだけに買うのは有りかも。ジョークを含みつつ何気に完成度が高いのがいいね。この手にしてはドラムのフレーズが多彩だったのが意外な発見だった。メタラーの場合初めて聴くなら2nd,3rdがおすすめかな。

SINERGY-Suicide by My Side ★★ (2014-04-15 22:50:36)

今更購入して申し訳ないと思えるほどのクオリティを兼ね備えたアルバム。過去作は未聴ではあるがキンバリーのパワフルな歌唱にアレキシ、ローペの凶悪なリフとテクニカルなソロが聴けるためCOBと比べて優るとも劣るともいえない出来ばえだ。本作があの名盤Hate Crew Deathrollの前にあたるのでその予兆を感じることが出来る。メロデスと期待していたため少し面食らったが、正統派でも十分いけることが証明されたのでアレキシは天才だと思った。この後自然消滅してしまうがこのバンドに在籍したメンバーが各々のバンドのレベルを上げるためにもSinergyでの活動は必要だったと思えるし、個人のステップアップにもつながったと思う。

SHADOWS FALL-The Art of Balance ★★ (2014-04-14 22:35:17)

コアの要素も残っているが基本的には正統・スラッシュ色が強いアルバムであり、その手を好む人にはぜひ聴いてもらいたい。ギターソロもメタルコアにしては長めで、印象に残るメロディが聴ける。ややVoがクセのある声だがそれさえ気にしなければ十分聴けるし、メタルコアにしては比較的聴きやすい方なので彼らの歴史を知るにはいいアルバムかも。メタルコアと呼んでいいのだろうかという疑問が残るが作品がいいのでそんなことは気にならない。

PAY MONEY TO MY PAIN-Pictures ★★ (2014-04-08 23:30:40)

アグレッシブな曲は二曲目だけで、他は大人しめであるからあまり期待しないほうがいいかもしれない。ただ一曲目は聴きやすく丁寧に作りこまれていてPTP流ロックといっていいほど。再録が原曲より激しさがなくムード音楽的なアレンジになってしまったのでちょっとどうかなとは思うけれどもたまにはこんなPTPもありかな。叫んでいるKばかりではなく切なさがあるKもいいね。こっちのほうが人によっては心打たれるかも。

MORS PRINCIPIUM EST-The Unborn ★★ (2014-04-07 23:13:29)

一曲目から攻撃的なリフとオケヒットが聴けると思ったらテクノ調のリズムになり女性Voが現れその後男性デスボと共に激情を纏ったダークで冷徹なリフで疾走。こんな完璧な曲から始まってもらったら他が見劣りすると思ったらプログレッシブな展開の曲があったり、ブラストビートがあったりメランコリックなリフが聴けたりとどの曲も珠玉の名曲揃い。北欧特有のメロデススタイルではあるけれどもきちんと独自の世界観があり、特にkeyのクラシックな部分とモダンな部分が大きく貢献しているのではないかと思う。おそらくこのアルバムがリリースされた年のベストアルバムに入ることは間違いないクオリティを持っている。もう少し国内での知名度上がってほしいなー。


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