2004年の10th「All For You」で加入したデイブ・パッデンもこれで5枚目。メンバーとして完全に 定着しましたね。内容は前作「Annihilator 」で見せた演奏の切れ味の鋭さを持ちつつも バラード等を含む曲調豊かな作品となった。ただ個人的には前作の 「The Trend」からの 怒濤の展開が実に印象強かっ …続き3. 失恋船長 ★★★ (2017-02-07 13:30:45) 相変わらずの正確無比なメカニカルな高速サウンドを堪能できるアナイアレイターらしいアルバム。多彩な曲調を用意されていますが、このバンドらしい流儀は貫かれておりデイヴ・パッデン加入以降の柔軟さが今作でも存分に発揮されております。2013年版『Set the World on Fire』と勝手に思って聴いているのですが、鬼才ジェフ・ウォーターズがお気に入りのメンバーを集め、自身のアイデアを存分に生かした楽曲群を生みだせば安定のブランド力を損なうはずもなく、ハッとさせるような美しいメロディと親しみやすさが融合、そこに技術力の高いタイトでソリッドな演奏力が加わり、自身が培ったメタルサウンドが乗っかるのだから、マニアにはたまらんモノがあるでしょう。切れ味鋭いリフワーク、扇情的なリードプレイ、エモーショナルなギターと背反するメカニカルなアナイアレイターサウンドが放つ有機的な響きにグッと引き寄せられまし …続き