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80年代 | P | イベリア | メロスピ/クサメタル | 叙情/哀愁 | 正統派
PANZER | PANZER(SPAIN)

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解説

Sábado negro (火薬バカ一代)
Galones de plástico / Sálvese quien pueda (失恋船長)
Agárrate / Sálvese quien pueda (失恋船長)
Sálvese quien pueda (失恋船長)
Caballeros de sangre (失恋船長)
Toca madera (失恋船長)
Al pie del cañón (失恋船長)
Caballeros de sangre (火薬バカ一代)
Toca madera (火薬バカ一代)
Sálvese quien pueda (火薬バカ一代)
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Sábado negro
PANZERが解散前の’87年に発表した、マドリードのレガネス劇場で収録された実況録音盤。ハッキリ言って音質はかなり悪い。最新技術でレコーディングされた昨今のライブ盤と比べたら月とスッポン、もしくはSHM-CDと西新宿で購入したブート盤ぐらいの差がありますが、しかし、そんなこたぁどーでもよくなるぐらい内容が素晴らしいんですよ、これが。
堂の入った客あしらいと、終始パワーの落ちない巻き舌バリバリの熱唱で会場のボルテージをMAXまで引き上げるVo、火を噴くような速弾きから濃厚な泣きのソロまでこなすG、ソロ・タイムでも観客をノせることを怠らないリズム隊とが、熱気に満ちたパフォーマンスで畳み掛ける正統派HMナンバーの数々。そして何より1曲目から最終曲に至るまで、歌って歌って歌いまくってバンドを強力にサポートする観客(野郎率100%)の存在が、本作を特別印象深い物にしてくれています。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-02-20 23:22:34)

Galones de plástico / Sálvese quien pueda  →YouTubeで試聴
唄声も音質も軽いのが残念
でもLIVEではさぞ迫力があるんだろうなと思わせる気合いの入った一曲
シャープに切れ込んでくるツインリードもカッコいい
確かにリズム隊もアグレッシブな曲調を支えていますね
失恋船長 ★★★ (2016-03-18 14:58:09)

Agárrate / Sálvese quien pueda  →YouTubeで試聴
スパニッシュな情熱的プレイとクサクサのメロディに咽び泣きます
今アルバムのリーダートラックと言っても差し支えのない出来栄えですね
失恋船長 ★★★ (2016-03-18 14:55:12)

Sálvese quien pueda
キーボードが脱退、ツインギター編成に変更、そのメンバーチェンジが音楽性に反映されたのか前作よりのハードでソリッドな要素が増量、より逞しい音楽性へと路線変更。くっさくさ哀愁のメロディが泣かせるシャープな疾走ナンバー②など顕著にその方向性が示されているでしょう。NWOBHM勢の影響下も大な新たなる音楽性、今後も度重なるメンバーチェンジと音楽性のプチリニューアルを行い、今一つ腰の座りが悪いバンドだなぁと思うのですが、悪い方向に傾いているのではななく良い方向性に進んでいるので時系列で聴くと、当時のメタルシーンの遍歴が分かるような気がするので面白いですよ。
失恋船長 ★★★ (2016-03-18 14:53:55)

Caballeros de sangre
叙情派路線の初期作風とプリーストよろしくな前作の方向性を上手く掛け合わせた4th。またメンバーチェンジが行われる腰の据わりの悪さはありますが、哀愁度とキャッチネスさを感じさせる扇情的なメロディとメタリックなサウンドメイクは聴き応えたっぷり、泣かせつつも甘口にならない熱の籠ったプレイの数々にグッと惹き寄せられましたね。NWOBHMに通ずる攻撃的な面とシンプルな構成故に打ち出される分かり易さの黄金比、③みたいな曲を聴かされるとニヤニヤとさせられますね。彼らの集大成にてラスト作となったのは残念ですが、80年代型HM/HRの美点が詰まった力作に変わりはありませんよ。でもクサレマニアご用達ですけどね。メジャー級の作風に親しんでいる方にはチョイと敷居が高いような気がします。でもこのクセがたまりませんね。
失恋船長 ★★★ (2016-03-18 14:45:03)

Toca madera
時代は1985年、その時代背景を巧みに取り込んだ意欲作。JP譲りのシャープな切れ味をそのままに情熱的な響きはお国柄の成せる技、随所で聴ける哀愁度の高いギターのフレーズなど、まさにこのバンドならではの味わいでしょう。オーソドックス極まりない作風に終始し個性不足は否めませんが、この時代ならではの実直な音楽性とスパニッシュな血が騒ぐ熱の籠ったプレイの数々は大いに惹きつけるものがあるでしょう。
失恋船長 ★★★ (2016-03-18 14:33:01)

Al pie del cañón
スペインはマドリードを拠点とする5人組による記念すべき1st。CD化されたとは言えショボイ音に萎えそうになりますが、NWOBHMの風を浴びつつもオーソドックスなHM/HRナンバーを披露。スペイン語の語感が醸し出す情熱的な響きと哀愁のメロディが聴け、ムーグ等を駆使する鍵盤プレイも随分と楽曲に彩りを与える古典的なスタイルの楽曲に思いを馳せるマニアには懐かしさがこみ上げてくるでしょうかね。時期的にも同時期シーンを支え合っていたBARON ROJOあたりが好きな方なら楽しめるでしょう。ハードなブギーと、シャッフルビート、そこに絡む哀愁と熱情に南米を血を感じますね。
失恋船長 ★★ (2016-03-12 14:11:08)

Caballeros de sangre
PANZERのラスト作となった’86年発表の4thアルバム。(正確には、この後ライブ盤を1枚残して解散)
当人たちに「これが最後の作品」との意識があったのかどうかは知る由もありませんが、クッサクサのスパニッシュ・メタル路線だった初期作、JUDAS PRIEST型HM路線に大きく振れた3rdを踏まえ、へヴィ・メタリックなエッジの鋭さや疾走感は保ちつつ、スペイン産らしい濃い口の哀メロ/泣きメロを改めて増強、更に一緒に歌いたくなる(ライブ映えする)キャッチネスまで加味された本作は、これまでの集大成的サウンドに仕上がっていると言えます。アートワークのセンスは1stの頃に逆戻りしてますけどね。
特に5分のランニング・タイムの中に、胸を打つメロディ、ドラマティックな曲展開、タイトな演奏力、そして初期の頃から各段にレベルアップしたVoの熱い歌唱とがぎゅぎゅっとパッケージされた④は、PANZ
火薬バカ一代 ★★★ (2016-03-11 23:11:58)

Toca madera
前作『SALVESE DE PLASTICO』発表後にGコンビが脱退。その後任にヘスス・ディアズ(G)一人を加えた4人組で制作されている、'85年発表の3rdアルバム。
シングルG編成になったことで、作風が多少なりともソフトな方向へ変化するかと思いきや、のっけからカマされる重厚なGリフが物語る通り、寧ろその音楽性は一層ハード&へヴィ路線に傾斜。DEEP PURPLE/RAINBOWテイストが後退した代わりに、JUDAS PRIESTを始めとする新世代(当時)バンドからの影響を全面に打ち出すようになった本編は、ビルドアップされたプロダクションと併せて、完全にHM路線へとシフト完了。実際、レコーディングがMEDITERRANEO STUDIOで行われていたり、メロイック・サイン掲げてジャケットに収まる老婆がロブ・ハルフォードのコスプレ姿だったりと、JUDAS PRIESTに対する憧憬は
火薬バカ一代 ★★★ (2016-03-09 22:05:29)

Sálvese quien pueda
PANZERを名乗るバンドは欧州から南米まで幅広く分布していますが、こちらはスペインの5人組で、本作は'83年発表の彼らの2ndアルバム。
Key奏者を擁し、DEEP PURPLE/RAINBOW影響下のHRを聴かせてくれていたような気がするデビュー作(CD棚を漁るも発見出来ず。持っていた筈なんだけど…)に比べると、Key奏者が脱退してツインG体制へと移行した本作は、基本的な音楽性はそのままに、NWOBHMの盛り上がりに歩調を合わせ、グッとハードネスを高めた仕上がりに。
しょっぱい音質と、不安点なシンガーの歌唱、あとスペイン語の耳慣れない発音とが相俟って、初めて聴いた当時は「垢抜けねぇ田舎メタルだな」との感想を持ったものですが、慣れてしまうと逆にこれが旨みに変わります。巻き舌シンガーが熱唱する、コブシの効いたメロディのクサさ、そして威勢のいいツインGをフィーチュアしてハジける
火薬バカ一代 ★★★ (2016-03-07 22:14:19)

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