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正直者さんの発言一覧(評価・コメント) 251-300
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IRON MAIDEN-The Final Frontier
ISSA-The Storm
Isolation-Angel Don't Cry
JACK RUSSELL'S GREAT WHITE-He Saw It Comin'
JADED HEART-Devil's Gift
JEFF BECK-Blow by Blow
JEFF BECK-Wired
JETHRO TULL-A
JETHRO TULL-A Passion Play
JETHRO TULL-Aqualung
JETHRO TULL-Benefit
JETHRO TULL-Benefit-Nothing to Say
JETHRO TULL-Benefit-With You There to Help Me
JETHRO TULL-Heavy Horses
JETHRO TULL-Heavy Horses-Heavy Horses
JETHRO TULL-Minstrel in the Gallery
JETHRO TULL-Songs From the Wood
JETHRO TULL-Stand Up
JETHRO TULL-Stormwatch
JETHRO TULL-The Broadsword and the Beast
JETHRO TULL-Thick as a Brick
JETHRO TULL-This Was
JETHRO TULL-Too Old to Rock 'n' Roll: Too Young to Die!
JETHRO TULL-Under Wraps
JETHRO TULL-War Child
JIZZY PEARL-All You Need is Soul
JOE LYNN TURNER-Rescue You
JOE STUMP-Guitar Dominance
JOEY TAFOLLA-Out of the Sun
JOHN NORUM-Face It Live '97
JOHNNY WINTER-White, Hot & Blue-Messin' With the Kid
JOURNEY-Infinity
JOURNEY-Infinity-Wheel in the Sky
JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith
JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Defenders of the Faith
JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Eat Me Alive
JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Freewheel Burning
JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Heavy Duty
JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Jawbreaker
JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Love Bites
JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Night Comes Down
JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Rock Hard Ride Free
JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Some Heads Are Gonna Roll
JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-The Sentinel
JUDAS PRIEST-Demolition
JUDAS PRIEST-Firepower
JUDAS PRIEST-Jugulator
JUDAS PRIEST-Nostradamus
JUDAS PRIEST-Screaming for Vengeance-(Take These) Chains
JUDAS PRIEST-Screaming for Vengeance-Bloodstone

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発言している18曲を連続再生 - Youtube



IRON MAIDEN-The Final Frontier ★★★ (2018-11-07 18:24:50)

デビュー30周年を自ら祝う快心作。アイアンメイデンの代名詞と言えるストーリー性重視の大作主義。10曲なのに70分声は、いささか体力を奪いかねない消耗戦になりそうなのに、そこは百戦錬磨のベテラン。確固たるスタイルの中に意表を付くアイデアを盛り込んでくる辺りに匠の技を見出します。①の幕開けに驚いたよ。

ISSA-The Storm ★★★ (2020-11-20 21:30:38)

一曲目を聞いてイングヴェイの元嫁を思い出したよね(笑)幅広い楽曲を難なく歌いこなすイッサ嬢、彼女がメタルに限定されたアーティストではないスター性のある存在だと言える。しかしだ、ポップス畑で終わらせるのは勿体ないと思える芯の太い歌声はロックシンガーそのものだ。ツアーで鍛え上げた強靭な喉、確かな歌声を武器にキャッチーなメロディラインを最大限に生かしたアレンジは見事としか言いようがない。ノルウェーが生んだ新たなるロックディーバの登場、彼女のキャリアとしては転機となるアルバムなはずだ。

Isolation-Angel Don't Cry ★★★ (2020-01-02 18:49:37)

アルバム時代は売れなかったがイイ曲が沢山あるアルバム。
この曲は特にいいぞ。ファーギーの伸びやかな歌声も激ハマリだ。

JACK RUSSELL'S GREAT WHITE-He Saw It Comin' ★★★ (2018-11-24 18:26:57)

酷いドラッグ依存を抱えていた。ジャック・ラッセルが完全復活。二つのGREAT WHITEが存在する歪な構図は気になるも、この絶品の歌声を楽しもう。トニー・モンタナも参加してたりと、けして一人きりの復帰じゃない。がんばれジャック!! 日本盤にはANYTHING FOR YOU(STRIPPED DOWN VERSION)も収録。どちらのヴァージョンも泣けるぞ。

JADED HEART-Devil's Gift ★★★ (2019-09-26 19:39:43)

久しくバンドの動向をチェックしていなかったら日本人まで在籍している多国籍バンドになったメロディアスジャーマンメタルバンドの最新作。昔よりも遥かにタフになった印象を受けるのは中盤以降に登場するファットでヘヴィなミドルナンバーが充実しているから、重厚でタフな楽曲はいつも以上に表情豊かさな顔をのぞかせる。
ソウルフルな歌唱も活かした哀愁、このバンドの基本的な売りを押さえつつも、同じ場所に留まらない攻めの姿勢が貫かれているように感じられる。そんな印象を強めるのがメタリックなリフも飛び出す優美なギターコンビは、終盤で高速シュッレッドまで登場と強烈だった。
良質なメジャー感と伝統的なスタイルをミックスした意欲溢れる快作。独自のメロディックメタルに変換させたアイデアは驚くほどバラエティに富んでいる。

JEFF BECK-Blow by Blow ★★★ (2021-05-08 14:34:35)

メタル系のサイトなのにベックのコメントが以外と多いんだね。でも全然、芯は喰っていない。
ジャズやブルースがどうのこうのじゃない。
ファンクとプログレッシブなオーケストレーションという食材をロック鍋で煮込んだんだ。
スゴイスゴイは分かったけど、何がスゴイかの言及がないのにも驚く。
そうかベックはBURRN!!では詳しく掲載されないか(笑)
フュージョンって何?の答えがここにある。
あとギターはストラトキャスターじゃなくてレスポールを使用。その違いくらいは、どなたか気が付いて欲しい。
一番、酷いのはストラトがどうのこうの言っている嘘つきもいたな。耳がちぎれているのか?

JEFF BECK-Wired ★★★ (2021-05-08 14:41:34)

まずはメインで使われたギターが全然違う。だから出てくる音も当然変わるのは常識。同じことをやるなら愛機を変えないでしょ。ヤン・ハマーのキーボードもメインに据え意識して変えてきたギターアプローチ。前作と相対する関係性があるから、このアルバムも並び称して絶賛される。比較してどうのこうのではない。対なんだよね。
ヤン・ハマーだからマハヴィシュヌオーケストラから影響は感じられない。それは前作の話。どこかで書いていたのだろうけど、間違いが多いね。
これはピアノ主体の前作とキーボード主体の違いが一番大きいのだ。フュージョンロック全開だぜ。
だけどレスポールとストラトの違いくらいわかってほしいわ。

JETHRO TULL-A ★★ (2018-09-01 19:46:47)

メンバーチェンジを余儀なくされたイアンは、かねてから考えていたソロアルバムに着手する。元々はジェスロタルはイアンのバンドなのにソロとは?いかなる方向性に向かうのか興味が注がれていました。
結局はリリースにあたりレコード会社から、バンド名義で出せとプレッシャーを受けることに、それに伴い音楽性にも口を出してきた。

イアンは当時流行りのニューウェーブを意識したものでソロアルバムらしい意欲に溢れるものだったが蓋を開ければフォーク/トラッドも無理やり押し込んだ作風になった。
一番の問題は、これをバンド名義で出した為に、ジョン・エヴァンを解雇せざるをおえなかった事件が問題だろう。

エディ・ジョブソンのエレクトロニクスがアナログなサウンドと上手く融合しているのだが、それまでも流れから大きく逸脱している為の多くのファンを失うこととなった。かなりの問題作であり、幾度
…続き

JETHRO TULL-A Passion Play ★★★ (2018-08-28 17:35:36)

キリストの受難という西洋人にはなじみ深いコンセプトを扱い。コンサート会場でも映像を使いながら演劇性の強いコンサートを行っていた時期の作品。
ファニーなイメージもあった「ジェラルドの汚れなき世界」に比べダークなイメージが強いのは題材がキリストの受難だからだろう。
英国で評判の悪かった演劇風コンサートに、ヘヴィでダークな曲調になったので、当時の日本では文句をいっぱい言われたアルバムだった。英国では13位止まりも全米1位に輝く、全米1位の影響を大きく、げんきんな奴らが手のひら返したのは滑稽だったな。

フルート以外にもサックスも大きくフィーチャーされ、他に類を見ない独自の世界を探求。新しい音楽の世界を開拓していた。70年代中期の演劇風サウンドを楽しんでいたバンド。その遊びに付き合えるかは音楽的な偏差値の高さを要求されるだろう。

当時、世界的に文句を言われた
…続き

JETHRO TULL-Aqualung ★★★ (2018-09-01 18:55:56)

パープルのSMOKE ON THE WATERのように有名なリフ①のインパクトが強烈。ライブでも重要なレパートリーなのも頷けるが、このバンドを紹介するとなれば、この曲は外せないだろう。蒸気機関車のあえぎ、やぶにらみのマリーのイカした邦題を頂戴した⑩③も代表曲だ。
このアルバムから正式メンバーになったジョン・エヴァンの存在感も大きい。アコースティックな静のパートからハードな動へのパートへと変化するスタイルに老舗プログレバンドと重なる姿も魅力だ。

JETHRO TULL-Benefit ★★★ (2018-09-01 19:08:24)

この時代のバンドをニューロックとかアートロックなんて言葉で区分けしていた。ジェスロタルもそういった部類に当てはまるのだろうが、いち早くジャンルの壁を乗り越えるかのように新たなるスタンスへと道を切り開く。アルバムを出す度に同じ路線を進まないというのもミュージシャンとしてあるべき姿なのだが、その革新的な創造性に多くのミュージシャンは影響をウケた。
どこかニヒルな荒涼としたメロディ、手触りの荒い乾いたサウンドは、これまでと明らかに違う感性を研ぎ澄ましてきた。前作のブルース臭を抜き、次のアルバムへと繋がる音楽性。バラバラの方向性にベクトルを放っているのに時系列で聞き直せば、そこには一本の道が繋がっていたと気がつかせるのが、ジェスロタルの凄さだろう。

JETHRO TULL-Benefit-Nothing to Say ★★★ (2018-09-01 19:12:00)

ヘヴィなギターリフと対峙するように感傷的なメロディが飛び込んでくる。
独特のムードを生み出すイアンの歌も素晴らしいが、裏でなるピアノに泣かされる。

JETHRO TULL-Benefit-With You There to Help Me ★★★ (2018-09-01 19:17:24)

トラッド/フォークの影響も大きく出ている。なんと言っても寒々しいフルートの音色にドキッとさせられた。
冷やかな音色の中でハードなギターがクールさを倍増、そこの合間をフルートが駆け抜けた。
ナイーブだが逞しいイアンの歌声に酔いしれる。そんな冷やかな曲なのに終盤に向けて狂気じみた盛り上がりも鋭い。
やはり並のバンドでは表現できない魅力がこの曲だけ聞いてもハッキリと伝わるだろう。

JETHRO TULL-Heavy Horses ★★★ (2018-08-28 18:28:13)

見事にソングライティング力が復活したバンドの勢いは留まらず、このアルバムもブリティシュなフォーク/トラッド路線を踏まえたものとなった。この時期、全盛期ほどの売り上げを残せない状況に陥ったのはバンドが悪いのではなく、世間の流れが確実に英国的なものから離れて行ったという背景がある。質は高いが利益を残せなければ失敗の烙印を押されるのは残念な結果だ。やはり芸術を数字で表すのは愚かな行為と言わざるを得ない。
聞きやすさ最優先した結果、楽曲はコンパクトになったが、それでもJETHRO TULLらしい満足感が得られるのは名盤の証。デイヴィッド・パーマーがいるのも心強い。

JETHRO TULL-Heavy Horses-Heavy Horses ★★★ (2018-08-28 18:34:02)

デイヴィッド・パーマーがオーケストレーションを担当している。
彼の存在は大きなウェイトを占めているのは、この曲を聞けば一目瞭然だ。
数ある代表曲の中でも名曲中の名曲と推される。この曲をまずは聞いてもらいたい。

JETHRO TULL-Minstrel in the Gallery ★★★ (2018-08-28 17:58:19)

またもストーリー性を大切にしたアルバムに着手した。②は北欧神話を題材に、⑥はロンドンを舞台にした組曲。
このアルバムはフルートよりもアコースティクギターを弾く機会が多いイアンだが、それでもJETHRO TULLらしいリティッシュ・ハードロック/プログレッシヴ・ロックはスタイルは健在。独自の世界を切り開いている。この時点で一枚とて同じ内容のアルバムを作っていないという才能はもっと評価されるべきなのだが、日本ではプログレは人気薄なのが残念でならない。
全英20位、全米7位と思ったほどのセールスには結びつかなかったが作品のクオリティは高く従来のファンは勿論、新規のお客さんにも優しいアルバムだ。

JETHRO TULL-Songs From the Wood ★★★ (2018-08-28 18:19:25)

74年にSTEELEYE SPANのプロデュースを担当した件はイアン・アンダーソンの音楽性に多大なる影響を与えた。その後のアルバムを聞けばわかるのですが、今回はそのブリティッシュフォーク/トラッドの影響下のもとにアルバムに着手。
その魅力はオープニングから見事に開花、久しぶりにたっぷりと聞けるイアンのフルートソロ、早くも名盤の予感を漂わせる。その後も複雑なリズムは前作以上に耳に残り、このバンドの高い技術力を発揮。ソングライティングもイアンに頼ることなく皆がアイデアを出し合ったりとすべてが素晴らしい方向へと進みだしているのが分かる。
ジェラルドの汚れ無き世界同様、70年代のJETHRO TULLを代表するアルバム。前作の低迷を見事に払拭しただけでも素晴らしい偉業だ。ベテランの域に達するバンドが、仰け反るくらいにV字回復したんだからね。

JETHRO TULL-Stand Up ★★★ (2018-08-22 22:26:09)

デビュー作が話題を呼び売り上げもそこそこあったのだが、ギターのミック・アブラハムズが脱退。後釜に収まった人物が当時はEARTHと名乗っていたバンドのレフティ、トニー・アイオミであるのは有名なエピソードだ。結局アイオミはバンドに馴染めず早々と去ったのだが、マーティン・バレというギタリストが無事に後を収めた。
ミックが抜けバンドのイニシアチブはイアン・アンダーソンへと移行。イアンのフルートが主導権を握るシングルヒットした③を始め、バラライカを使った⑦、アコースティカルなストリングスナンバーの⑨と多様な音楽性の数々にイアンの才能の豊かさを感じた。
JETHRO TULLの歴史は早々とオリジナルラインナップが崩れた2枚目から始まったのは皮肉な出来事だ。
それを証拠に全英第1位、全米第20位に輝いたヒット作でもある。

JETHRO TULL-Stormwatch ★★★ (2018-09-01 19:31:30)

この時期倒錯していたトラッド/フォーク路線に一区切りをつけたアルバム。世間的にはトラッド3部作のラストと認知されています。全体的なムードは冷やかでメロディアスな魅力を上手く強めているが、ジェスロタルならではのスリリングな演奏も楽しめる名盤だ。この後、バンドは大きな転換期を迎える。心臓病の悪化に伴いジョン・グラスコックがレコーディング途中で離脱。病状は良くなることなく帰らぬ人に、さらにはドラムのバリーモア・バーロウもバンドを去ることになった。

JETHRO TULL-The Broadsword and the Beast ★★★ (2018-09-17 22:09:01)

多くのアーティストが直面した時代の流れ、その潮流の中でイアン・アンダーソンも大いにもがき苦しんだ。方向性をガラリと変えた前作は実験的な要素も強く意欲に溢れてはいたがセールスは惨敗。ツアーも盛況とはいかず多くのファンを失った。そして追い打ちをかけるようにメンバーもあいついで脱退。イアンのソロプロジェクト的なスタイルへと変貌を遂げていくことになる。
そんな過渡期の作品だがプロデューサーにポール・サムウェルスミスを招聘、外部の血を導入することで袋小路に迷い込んだバンドに新たなる可能性を見出そうと苦戦していたんだと思う。
前作よりもトラッド色が復活、不自然なほどに浮いていたキーボードもアジャストしてきた。当時は無名だったピーター・ジョン・ヴェテッシも重厚なサウンドのカギを握るかのように大活躍、その見事な指さばきは②⑥⑦⑧などで確認できる。

JETHRO TULL-Thick as a Brick ★★★ (2018-08-22 22:44:09)

1972年リリースの5枚目。ジェラルド・ボストックなる少年が書いた詩が、大きな賞をとったと実際に起きたニュースのようなジャケットを使い、真実のように装ったアイデアが英国流のジョークなんだろう。イアン・アンダーソンのユーモアセンスがアイデアの源流なのだが
、これが傑作なんだ。
静と動のパートを行ったり来たりしながら目まぐるしく展開する、プログレシッブロックさながらのスリル。無駄のない演奏はいつ聴いても手に汗を握らせる。新ドラマーのバリー・バーロウのツーバスが、これまた迫力あるんだよ。
ちなみにデジタルリマスターヴァージョンの方がイアンのフルートの音色がハッキリと聞こえるからアナログ盤もっている人も聴き比べるべき。それにJETHRO TULLの代表作に上げるファンも多いから、未体験のかたには、これから聞くことを薦めるね。

JETHRO TULL-This Was ★★ (2018-08-22 22:15:27)

今一つ日本では人気のない英国のフルート奏者がいるユニークなラインナップが話題となった伝説のグループ。今も解散することなく活動を続けている凄いバンドなのだ。

当時流行りのブルースロックをベースにイアンのフルートが重なるスタイルはかなり斬新なアイデアだったが、デビューアルバムはギターのミック・アブラハムズの渋いギターが大きなウエイトを占めている。それでも単なるブルースロックの枠に収まらなかった個性が話題を呼んでいた。⑤はローランド・カークのジャズナンバーを取り上げたり、ドラムソロで幕が開ける⑥など年代を感じさせる作風でもある。

JETHRO TULL-Too Old to Rock 'n' Roll: Too Young to Die! ★★ (2018-08-28 18:09:44)

落ちぶれたロックスターの復活劇をストーリーにしたコンセプトアルバム。アルバムのジャケットを見ればわかるように、主人公のロックスターはイアン・アンダーソンに見立てているのがブラックジョークとして成立している。

ジェフリー・ハモンドからジョン・グラスコックへとベースの座は変わったが、バリーモア・バーロウとの相性が良くリズム面は今まで以上に複雑な展開へと様変わりした。イアンがプロデュースしたSTEELEYE SPANのマディ・プライアもゲスト参加。フォーキーなトラッド色も上手く出ているが、売れなければいけないプレッシャーと、イアン拘りの狭間で音楽性が揺れ動き、JETURO TULLの何ものでもないのに、どこか散漫な印象を与えてしまうのは何故だろう?コンセプト作なのに、一曲が独立している為にコクが薄まったのも要因。このバンドは、そういう色気を出さない方が良いのだが売れないと喰えない
…続き

JETHRO TULL-Under Wraps (2018-09-17 22:21:55)

やはりアメリカで売れたかったイアン・アンダーソン。前作は従来の姿勢を取り戻したのに今回はまた悪夢のニューウェーブ路線へと進んだ。大胆にフィーチャーされたシンセサウンドを前にイアンのフルートの音色が空しく鳴り響いています。

それもそのはずでイアン以外のメンバーが曲作りに深く関与しているのも影響しているだろう。移り変わりが加速しだした80年代、時代に取り残されまいとのアイデアなんだろうが、アメリカでは前作よりも売れずセールス的には惨敗。単にファンを失っただけのアルバムと酷評を結果に、それでもピーター・ジョン・ヴェテッシが、かぶせるシンセサウンドは彼のアイデアなしには実現不可能だっと思える。彼の貢献度がイアンの後押しになっていたのは間違いない。

JETHRO TULL-War Child ★★★ (2018-08-28 17:47:20)

前のアルバムが酷評された為にレコード会社からも口を挟まれたアルバム。イアンは74年に英国のエレクトリックトラッドと当時呼ばれていたスティーライ・スパンのアルバムをプロデュースしていたのだが、その時、トラッドの影響を受けたと公言。その影響もほどほどに、レコード会社の指示に従いコンパクトでポップな曲が増えた。
アメリカで売れた⑦などを聞けば一目瞭然だろう。しかしJETHRO TULLとらしいと言えば⑤だろうけど。
まだ正式メンバーではなかったがカール・パーマーがストリングスアレンジを担当。次のステージへと向かう準備を着々と進めていた印象が強い作品だ。

JIZZY PEARL-All You Need is Soul ★★★ (2018-11-25 12:11:43)

ラヴ/ヘイトで名前を売ったあとは、L.A.ガンズ、クワイエット・ライオット等に参加。いずれも低迷期時代の在籍の為、キャリアアップへと繋がらなったが、L.A.メタル界隈では重宝される男。絞る出すようなシャガレ声はNAZARETHのダン・マッカファーティをイメージさせる。ガンズのアクセル・ローズと同系統と分類出来る、その魅力がお仕事のオファーへと繋がるのだろう。

参加バンドの経歴も想像通りのサウンドは、ラフでスリージーなのにメロディアスと洗練されている印象が何よりも強く、覇気と輝きに満ちている。丹念に聞けばジジーの歌声をメインに据えてはいるが、ダーレン・ハウスホルダーの生々しいトーンから流れるように弾き出されるプレイの数々、並のギタリストにはないリズム感と相まって、華麗という表現がピッタリの凄腕を見せている。

JOE LYNN TURNER-Rescue You ★★★ (2018-03-27 21:30:08)

なんだかんだでソロアルバムいっぱい出しているけど、このアルバムがベストじゃないかと思う。
甘く切ないメロディとジョーの相性は最強の組み合わせだ。

JOE STUMP-Guitar Dominance ★★★ (2018-10-07 23:33:38)

ネオクラ系ギタリストの一人。イングヴェイのようにバンドを組んだり、ソロアルバムを作ったりと節操のない活動が目につく男。このアルバムが世に出た最初だと思うが、途切れる事のない力技の速弾きプレイにぶっ飛んだ。荒々しいピッキング、高速スウィープとレベルも高い。骨太なネオクラサウンドはお世辞にも音質が良いとは言えないが、それを補って有り余る迫力が備わっている。

JOEY TAFOLLA-Out of the Sun ★★★ (2018-11-01 20:56:37)

トニー・マカパインが参加。その影響は大きくスウィープやピッキングの流麗さに現れている。ポール・ギルバートと4曲も競演。火花散るスリリングなバトルも見せ場。イングヴェイのフォロワーとしては一歩抜きんでた存在感を示している。

JOHN NORUM-Face It Live '97 ★★★ (2018-05-16 20:12:47)

ライブならではの生々しい音がエグイ。ジョンのギターからも熱気がダイレクトに伝わってくる。まさにライブならではの臨場感が封印された名盤だ。フリーのカヴァーもグッド。ヨーロッパのカヴァーに1stからも選曲と、ファンの気持ちを理解しているよね。主役はジョンだが、リーフ・スンディンの渋い歌唱が光る。彼がいなければ、このアルバムは、ここまで歯応えのあるものにならなかったね。MVPはリーフでしょう。

JOHNNY WINTER-White, Hot & Blue-Messin' With the Kid ★★★ (2020-01-04 01:33:14)

ジョニー・ウィンターのハードなギターがめちゃクールだぜ。
歌もド迫力。オリジナルにある軽快なノリよりタイトにスピードアップさせたアレンジも悪くない。
ブルースのスタンダードをジョニーらしく攻めたアレンジで録音してくれた。
ロリー・ギャラガーの曲でもTasteんなアホな(笑)
アモス・ウェルズ・ブレイクモア・ジュニアが録音した曲がオリジナルですよ。

JOURNEY-Infinity ★★★ (2018-04-12 22:06:51)

コマーシャル性を高め売れる為に専任ボーカルを迎えたのが成功の第一歩。しっとりとしたムードと緻密な構成が実を結んだ歴史的なアルバム。メロディアスなWheel in the Skyは名曲ですね。

JOURNEY-Infinity-Wheel in the Sky ★★★ (2018-04-12 22:09:21)

哀愁のメロディが映えるバラードタイプの名曲。スティーブ・ペリーの歌のうまさは常人じゃないよ。

JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith ★★★ (2019-06-10 21:31:36)

ヘヴィメタルが好きなら、このアルバムを通らずにはいられない歴史に残る傑作であり、多くのバンドのお手本となるヘヴィメタルの教科書的な名盤中の名盤だ。
だから、このアルバムを聞けば自分のお気に入りの曲が、まるでこのアルバムのあの曲にそっくりだと気付かされるだろう。本当に元ネタが詰まっている。それほど完璧にヘヴィメタルの様式というか雛形を形成している。

ごちゃごちゃ言っても始まらない。まずは聞いて欲しい。そしてもしピンとこないのであれば、無理してメタルを聞く必要はない。上から目線で申し訳ないが、それほど多くのバンドに影響を及ぼしたアルバムなのだ。

そしてこれを知っているロック歴を自慢する一部のバカや、Burrn信者がFirepowerを絶賛する姿を見たら涙が出てくるぜ。あのアルバムをイマイチと思った若者は、そのセンスが正しいのだよ。その感性を大切にロックを聞き
…続き

JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Defenders of the Faith ★★★ (2019-06-10 22:02:50)

DEFENDERS OF THE FAITHという語源の意味を知れば、こういう終わり方も納得出来る。
ヘヴィメタルの新たなる理念を作り上げた男たち。
だからこそ次のアルバム「TRUBO」は問題作と言われることとなったのだ。

JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Eat Me Alive ★★★ (2019-06-10 21:46:00)

ヘヴィメタルの美点が詰まったファスト・チューン。
オープニングナンバーがやたら人気あるのだが、この曲の方が断然メタリックでクールだ。

JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Freewheel Burning ★★★ (2019-10-04 18:12:41)

どれだけのバンドがこの曲のアイデアを受け継いでいるのか、ドラマティックなギターソロが放つカタルシス。スピードとパワーを兼ね備えたヘヴィメタルを極めた名曲だ。
名曲PAINKILLERにも通ずる利点が詰まっている。聞き比べてみれば分かりますよ。

JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Heavy Duty ★★★ (2019-06-10 22:00:50)

これと次の曲は組曲のような形で構成されている。
オマケ的な立場になってはいるが、映画のエンドロールのようなものだと思って欲しい。

JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Jawbreaker ★★★ (2019-10-04 18:14:47)

Freewheel Burningにも負けない魅力的な曲。
ブリティッシュロックならではのウエットな質感と空間を切り裂くシャープさ。絶対王者の風格漂う歴史に残る名曲中の名曲。

JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Love Bites ★★★ (2019-06-10 21:43:57)

PVも作られているようにシングルに向いている。覚えやすいリフレインの導入も巧みに作用している。
ポップな曲なのに、どこか厭らしく瘴気が漂っているのがエグいぞ。

JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Night Comes Down ★★★ (2019-06-10 21:59:42)

素晴らしいドラマの終わりを告げる感動のメタルバラード。ロックの持つ力強い躍動感を飲み込んだ傑作だ。
ブリティッシュメタルの看板を背負う男たちによる名演に涙がこぼれる。

JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Rock Hard Ride Free ★★★ (2019-06-10 21:39:35)

全曲の余韻を引き継ぐようにドラマティックなイントロで心臓を鷲掴み。
ブリティッシュロックならではの愁いも感じられるメロディが美しく鳴り響く。
メタルアンセムとして今なお、語り継がれる名曲中の名曲。

JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-Some Heads Are Gonna Roll ★★★ (2019-06-10 21:53:30)

このウエッティなメロディライン。これぞブリティッシュロックと声を大にして言いたい。
アナログのB面が弱いと、ほざく輩もいるが、メタル好きを公言するならば、この世界観を理解できるはず。
美しきメタルの様式を作り上げた男たちによるメタル賛歌。これを聞かずに何を聞くのかね。
これが登場した時は涙が溢れそうになるほど感動したよ。

JUDAS PRIEST-Defenders of the Faith-The Sentinel ★★★ (2019-06-10 21:41:36)

ドラマティックなイントロから一転。ギアを一気にトップに入れ加速。
これまた多くのメタルバンドに影響を及ぼしたファスト・チューンだ。

JUDAS PRIEST-Demolition ★★★ (2018-03-19 22:02:34)

アルバム枚に変化を遂げるのがJUDAS PRIESTだ。モダンヘヴィネス路線を引きずるも速さが若干復活。そのおかげで楽曲にメリハリが出来た。リッパーも脂の乗った若々しい歌声でロブの後任を勤め上げている。御苦労様と言ってあげたいが、前作よりもフックが減退、メロディアスな面はあるが、とにかく耳に残らないツマラナイものが多い、これがJUDAS PRIESTと言われるとかなりつらい。しかしあくまで攻撃的な演奏をくり返す衰え知らずの姿は恐ろしくエゲツナイ。やっぱりJUDAS PRIESTは偉大なバンドだ。

JUDAS PRIEST-Firepower (2018-03-19 22:25:41)

BURRN!誌でも軒並み高評価をウケた最新作。点数やコメントを鵜呑みにはできないが、前田氏のコメントには彼の真意が隠されている。
BRITISH STEELとPOINT OF ENTRYの間のような作品。言い得て妙なコメントだった。前者はアメリカンマーケットを意識したアルバム、後者はさらにアメリカンマーケットを意識したことによって、もっともツマラナイと評される機会の多きアルバム。
なるほど、点数に隠された真意。その暗号を読み解くと本当の評価が見えてくる。
前作よりも簡潔な曲が増え、ギターリフやメロディが強調された、とくにサビメロなどは一緒に歌えるほど、シンプルに分かりやすくしてある。聴いたことはあるが印象的なフレーズも多い、そのおかげでキャッチーさも増えた。曲そのもののアイデアは悪くないが、この程度かという印象が拭えないのは何故だろう。
切れ味鋭いロブの歌とメタリ
…続き

JUDAS PRIEST-Jugulator ★★★ (2018-03-19 22:14:48)

ヘヴィメタルの指針となるバンドだったJUDAS PRIEST。売上ならMETALLICAやGUNS N'ROSESに敵わないがメタルという旗の下ではJUDAS PRIESTが一番のバンドだった。しかし、そんな彼らにもモダンヘヴィネスの波に飲まれ、スピードとキャッチーさは大きく減退。ミッドテンポ中心のダウナー系がメインのアルバムになった。どんよりとした楽曲が頭から続き、多くのファンには悪夢が訪れたが、新シンガーのリッパーはロブに迫る威力があり、メタルゴッズの復活に貢献している。
往年のファンにとっては一番進んで欲しくないモダンヘヴィネス路線。残念ながら今聞いてもやはり違和感は拭えない。

JUDAS PRIEST-Nostradamus ★★★ (2019-02-10 20:56:21)

疾走ナンバーが少ないから駄作と呼ばれた印象が強い。2枚組のコンセプトアルバムだから長尺に感じる意見も頷けるが、そういう人は初期のプリーストも苦手なんだろう。FIRE POWERみたいな5番煎じアルバムよりも遥かに聞くべき利点が多い意欲に満ち溢れたアルバム。
日本でのノストラダムスのイメージは、なんといっても世紀末預言者、かってに訳された「空からアンゴルモアの大王が降ってくる」で一世を風靡したが、ヨーロッパでは昔から、ことあることに政治利用されたことでも有名。彼の真実に迫る書籍が沢山あるので、西洋文学や学術に親しい人なら、オカルトの側面を悪用されたことは周知の事実である。そういう認知度がキーパーソンを占めている。

この音を非難されたらプリーストも戦隊ヒーローアルバム作る方が楽だよな。

JUDAS PRIEST-Screaming for Vengeance-(Take These) Chains ★★★ (2019-10-03 21:17:21)

叙情的でマイナーなイメージを残しながらもメジャーな感触を大きく残している。多彩な曲調を収録したアルバムだから違和感なく馴染んでいる。しかし良く聞けば重厚な格式高いジューダス流のヘヴィメタルに仕上がっているよ。

JUDAS PRIEST-Screaming for Vengeance-Bloodstone ★★★ (2019-10-03 21:38:21)

シンプルなアルバムの中で王者の風格を感じる事が出来だ。種類は違うが雄々しいメロディにかつての面影を重ねた。


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