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正直者さんの発言一覧(評価・コメント) 1-50
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44 MAGNUM-Actor
44 MAGNUM-Danger
44 MAGNUM-LOVE or MONEY
44 MAGNUM-ストリート・ロックンローラー
AC/DC-Black Ice
AC/DC-Highway to Hell
AC/DC-Highway to Hell-Touch Too Much
AC/DC-Powerage-Riff Raff
AC/DC-The Razors Edge
ACCEPT-Eat the Heat
ACCEPT-Kaizoku-ban: Live in Japan
ACCEPT-Staying a Life-Princess of the Dawn
ACE FREHLEY-Trouble Walkin'-Hide Your Heart
ACTION-ACTION! KIT
ACTION-Warning in the Night
AEROSMITH-Done With Mirrors
AEROSMITH-Draw the Line-Kings and Queens
AEROSMITH-Get a Grip
AEROSMITH-Permanent Vacation
AEROSMITH-Rock in a Hard Place
AION-Ceremony of Cross Out
AION-Judge of Death Line
AION-Manners of Kill and Wound
AIRPLAY-Airplay
ALCATRAZZ-Live '83
ALCATRAZZ-Live Sentence
ALCATRAZZ-No Parole From Rock'n'Roll
ALCATRAZZ-The Ultimate Fortress Rock Set
ALICE COOPER-Killer
ALICE IN HELL-Creation of the World
AMARANTHE-The Nexus
AMERICAN TEARS-Tear Gas
ANGELICA-Thrive
ANGRA-Rebirth World Tour: Live in São Paulo
ANTHEM-Absolute World
ANTHEM-Anthem
ANTHEM-Black Empire
ANTHEM-Bound to Break
ANTHEM-Burning Oath
ANTHEM-Domestic Booty
ANTHEM-ENGRAVED
ANTHEM-ENGRAVED-FAR AWAY
ANTHEM-Eternal Warrior
ANTHEM-Gypsy Ways
ANTHEM-Gypsy Ways-Gypsy Ways (Win, Lose or Draw)
ANTHEM-HERALDIC DEVICE
ANTHEM-Heavy Metal Anthem
ANTHEM-Hunting Time
ANTHEM-Immortal
ANTHEM-NUCLEUS

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発言している7曲を連続再生 - Youtube



44 MAGNUM-Actor (2018-08-08 10:17:32)

初の海外レコーディングに挑んだ3作目。今まで以上にバラエティに富んだ曲が増えセールス的な成功に導いた。
その半面,今までにあった刺々しさが薄まったのが後の路線変更を示唆するものなのだろう。
44マグナムらしい勢いを失ったのは痛かったな。

44 MAGNUM-Danger ★★★ (2018-08-08 10:05:44)

アルバムタイトルが示す危険な匂いのするデビュー作。危なっかしい演奏がさらに危険な空気を作りだしているから、ロックってのはハッタリも必要な要素だよなぁと強く思うね。

派手派手の金髪にグラマラスなステージ衣装、モトリークルーなどのL.A勢の影響は大きいものだ。ある意味、ヴィジュアル系の発想ってのは常にあった。音よりもまずは見た目も大事ってね。

ジミーはジョン・サイクス、フリークだと分かる①、攻撃的な⑤、ダンサンブルな③、KISSフリークのバンちゃんが書いた⑨とライブでも定番の曲が収録さています。

関西を中心に巻き起こったヘヴィメタルムーブメント、その勢いの中で切磋琢磨してデビューを果たしただけに、どの楽曲にも勢いがあった。

44 MAGNUM-LOVE or MONEY ★★★ (2018-03-20 21:01:29)

初めて聴いたときは度肝ぬかれたぜ。ヘヴィメタルを封印してダンサンブルなロックチューンに変更。B'zの前身的なスタイルです。ハードなギターとミクスチャー系の楽曲をバランスよく融合させています。B'zファンは聴くべし。

44 MAGNUM-ストリート・ロックンローラー ★★★ (2018-08-08 10:11:37)

バンドが目指す音を追求するためにセルフプロデュースを手掛けた2枚目のアルバム。ライブで鍛えられたメンバーシップは益々強固なものに生まれ変わった。演奏も楽曲も全てレベルアップ、充実した姿はバンドの名を一躍シーンのトップへと登り詰めさせている。

ラウドネスやアンセムとは違うジャパニーズメタルの形を作ったのは44マグナムだろう。ワルっぽい危険な香りのするバンドだった。

AC/DC-Black Ice ★★★ (2018-11-07 18:33:49)

世全英全米共にチャート1位の快挙を達成、世界中で売れまくったアルバムの一つ。ただ単にキャリアが長いだけのビックネームでは到達することのできない偉業、時代が変わってもAC/DCは変わらない意思の強さと、高い志が証明される形になった。①から凄かったよ。ライブでも定番となる新アンセムがこのアルバムから複数生み出された。

AC/DC-Highway to Hell ★★★ (2019-01-16 19:29:17)

間違いなくAC/DCの名前を世界中に知らしめた出世作。そんな名作がボン・スコットの遺作になるとは因果なもんだ。
個人的に最もお気に入りなのはシングルカットされた④。①など、それまでのAC/DCとの違いに戸惑った。ジョン・マット・ラング流の展開が鼻につくからだ。本国を飛び出し英国でも地盤を固めたバンドが目指したのはアメリカ、その為の人選だったラングだが、当初はエディ・クレーマーがプロデュースを受け持つ予定だったとの、こぼれ話に興味津津というところか…
いずれにしろラングの手腕を借りワールドワイドな成功を掴んだバンド。威嚇的なシャウトと華麗なコーラスワークの重ね方は、新しい成功への道しるべとなった。ソフトケイスされたサウンドだが、十分エッジも効いている。バンドとプロデュースする側の感性が混ざり合った奇跡の名盤と言えるだろう。その代表的な曲がダイナミックな③やシングルカットされた哀
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AC/DC-Highway to Hell-Touch Too Much ★★★ (2019-01-16 19:13:19)

シングルカットもされた名曲。哀愁のあるポップソングは確かにシングル向けだが、それ自体は何も悪いことではない。
個人的にはAC/DCの中でも5本の指に入れたいお気に入り。あのBON JOVIだって真似しちゃうからね。
でもライブでは、ほとんど演奏されることのない曲でもある。メンバーは気に入っていないのか…
このアルバムの成功がジョン・マット・ラングの名前を広めた。

AC/DC-Powerage-Riff Raff ★★★ (2019-01-16 19:39:28)

今でもライブの定番。アンガスがいかに優れたリフメイカーなのかを教えてくれる名曲。
痛快ロックンロールのお出ましだ。

AC/DC-The Razors Edge ★★★ (2018-10-02 00:32:52)

日本ではロックと言えば矢沢だろうしサザンやミスチルも該当する。ロックインジャパンに代表されるフェスなどを見渡せば楽器も弾けない奴らがロックと紹介される。この形骸化されたロックという言葉とは対極にいるホンモノのバンドがAC/DC。
そんな彼らも時代に翻弄され泣かず飛ばすの時期が80年代中盤に訪れる。スコットの後任として迎えられたブライアンも肩身の狭い思いをしただろう。

日ハム主催の札幌ドームの試合でも2回終了だったかな?日ハムファンを鼓舞するために、コール&レスポンスの時間があるのですが、そこで使用される楽曲が①。みなでサンダーって大合唱するんですよね。ジャンル不問の原始的ロックンロール。日本のロックとは大違いの清い精神性がある。
それでありながらブルース・フェバーンが尽力することで売れることも両立させたんだから、あっぱれだ。両者の思惑が見事に合致したモンスターヒ
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ACCEPT-Eat the Heat ★★★ (2018-12-21 20:49:48)

大半がウド・ダークシュナイダーと録音を済ませた音源が中心。だから内容が悪いわけがない。今以上の成功を考えたマネージメントのアイデアで、ルックスも悪いし、声も一般的ではないウドを解雇したにすぎない。
このラインナップは短命に終わりバンドは程なくして解散した。不遇のバンドだと思うね。このアルバムで歴史に幕が下りた時は本当に残念だったよ。

ACCEPT-Kaizoku-ban: Live in Japan ★★★ (2020-02-05 22:10:44)

脂が乗りまくっていた時期に名古屋で録音されたライブ盤。海賊版というタイトルになったのは、ほとんど手直ししていない演奏を収めたからだ。
そのかいあって凄まじい熱気が詰まっている。魂を震わす迫真のライブ、是非ともご賞味あれだ。

ACCEPT-Staying a Life-Princess of the Dawn ★★★ (2019-03-08 19:56:28)

この曲はライブヴァージョンに限る。ウルフのクラシカルギターも大爆発、ウドの悲哀を感じさせる語りかけるような唄い方もGOOD。ライブならではの臨場感が壮大な一大絵巻をよりドラマティックに展開、何度聞いても感動するぞ。

ACE FREHLEY-Trouble Walkin'-Hide Your Heart ★★★ (2019-03-08 20:09:24)

KISSのボツ曲をエースが取り上げるって面白いよね。
重ねがさね言いますが、ボニー・タイラーの為に作った曲じゃないよ(笑)

ACTION-ACTION! KIT ★★★ (2018-04-14 19:37:51)

彼らが単なる歌謡ロックにならない理由。それはリズムアレンジがロックしているから他ならい。そこが誰かにやらされているロックとの違い。そこを聞き分けられる耳を持っているかが重要なのですよ。

ACTION-Warning in the Night ★★★ (2018-09-21 12:00:41)

ギタリストが広川大輔にチェンジしてから1枚目のアルバム。デビュー当時から歌謡曲バリのポップスなんだが、ハードさもある不思議な感覚のバンド。名曲100.000VOLTのセルフカヴァーも収録。日本からしか生まれないであろうサウンドは十二分に個性的だ。

AEROSMITH-Done With Mirrors ★★★ (2018-03-24 19:58:51)

やたら駄作扱いされるけどさ、そんなに悪いアルバムかい?
そりゃ、売れ線を狙いすぎてまとまり過ぎだけど、胡散臭いロックン・ロールを余裕たっぷりで掻き鳴らしているぜ。
期待上でもないけど期待以下でもない…微妙…それもエアロだろうよ。

AEROSMITH-Draw the Line-Kings and Queens ★★★ (2019-02-10 20:46:58)

哀愁のヘヴィブルース。名曲ドリームオンを彷彿とさせる展開もまたイイ。
この曲の方あサバスよりも、よほどシアトル勢に影響を及ぼしていると思うがね。

AEROSMITH-Get a Grip (2019-01-10 21:46:23)

兎に角、ビックマネーの匂いしかしないアルバム。売る為の商品だし、良く売れた商品でもある。その大量生産のロックアルバムは質は高いが、何かを動かせるようなパワーはない。昔はもっとバンド内にケミストリーがあり、さらにロックバンド特有の危険な臭いがしていた。
金を掛け売れたんだから文句をいうのは言い掛かりになるが、ディズニー映画のような大衆性をロックに持ち込んではいけないように感じる。
これも呉越同舟って奴かね。みんな懐が潤ったからいいじゃないか…ってね。ラップやろうがファンクやろうがエアロな音になっているはスゴイことなんだよ…わかっちゃいるけど楽しめないアルバムだった。

AEROSMITH-Permanent Vacation ★★★ (2020-06-15 14:19:39)

とうとうエアロまでブルース・フェバーンに頼るとは、古き良きアメリカンロックの歴史に終止符を打たれた気分だ。KISSもそうだったから文句は言わないが、複雑だったよ。
ちなみにエアロはメタルなんてやったことありません。あと景気が悪いから陽気な歌が流行るのは可笑しいという論理には、腹を抱えて笑った。今世紀一番笑った。世の中に、ここまでズレた奴がいるのかと心底思い知らされたよ。そりゃ、複数アカウントで何度もやりたくなる。誰にも受け入れられない発想だもん。気の毒に思える、だから自作自演で慰めるんだな。アーメン。

日本人なら哀愁を滲ませた情熱的なMagic Touchでしょうよ。ラジオやMTVのオンエアー用の曲が多い中で、芯の強いロックなのに華やかな時代と迎合している。試行錯誤を繰り返したカムバック賞アルバム。このあとヒット作を連発。過去のイメージを残しながら、80年代のムーブメ
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AEROSMITH-Rock in a Hard Place ★★★ (2018-05-15 16:33:46)

邦題は「美獣乱舞」…昔の人はネーミングセンスが凄いね。そういえばローリングストーンズの対訳を七五調にした奴もいたしな(笑)

ジョー・ペリーはいなくともジミー・クレスポとリック・デュフェイはいるぞ。
ジョー・ペリーの不在ばかりを嘆く風潮が多いけど、実際はアンサンブルを支えていた、もう一人のギター、ブラッドの脇に徹したプレイが失われたダメージが大きい。ジョーは大したリードギターではないからね。イメージの問題だよ。

金を掛けて作ったアルバムだから音は良いし演奏もエアロらしい猥雑でワルっぽい、闇夜のヘヴィロックな雰囲気が出ている。
やはりイメージ先行だろう。新ギターコンビも秀逸なんだがなぁ。

アイデアの豊富な聞きごたえのあるアルバム。エアロもミュージックビジネスに食い潰され瀕死の重傷を負ったのだろう。メンバー全員が薬やアルコールでマヒしてたん
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AION-Ceremony of Cross Out ★★★ (2018-03-24 21:53:04)

邦題は抹殺の儀式。AIONらしいメロディックなスピードメタル。
IZUMIさんの高速フルピッキングの威力に震える。暴力的だが美しい。AION流美麗メタルは色あせない。
メンバーとのいざこざを乗り越え再始動、IZUMIさんたのんますよ。

AION-Judge of Death Line ★★★ (2018-03-24 22:03:22)

AION流スピードメタルが満載。とにかく早い曲が好きなら聴いて欲しい。
その中にADIEUみたいなバラードもあるからリピート率も上がるよね。
とにかくAION好きなら聴かないと。

AION-Manners of Kill and Wound ★★★ (2018-03-24 21:56:48)

3枚同時リリースされたシリーズの2枚目にあたるアルバム。邦題が殺傷の礼儀。
AIONにしてはノリの良いキャッチーな曲が多いアルバムだね。だから一発で気に入るキラーチューンも多いよ。

AIRPLAY-Airplay ★★★ (2018-10-08 00:32:28)

敏腕プロデューサーやスタジオミュージシャンの顔を持つデヴィット・フォスターとジェイ・グレイドンの二人による一枚限定のAORプロジェクト。緻密にアレンジされたポップな楽曲は、一般的なリスナーを差し置いてプロのミュージシャンから高い評価をうけたアルバムとしても知られる。複雑なコード進行がもたらす知的なセンス、スリリングに展開するサウンドは単なるポップロックなんてヤワな印象を抱かせない完璧な姿を見せているが、裏でなるポップさが売れる要素をすべて持っていった。シンセによる大胆なシーケンスの導入も魅力的だ。そしてシャープなカッティングギターもオシャレに聞かせる。
派手なソロがなくてもリズムギターの重要性を実感させるのも玄人を喜ばせたのだ。

ALCATRAZZ-Live '83 ★★★ (2018-05-29 19:33:16)

Live Sentenceよりも生々しく、そして中途半端に終わらないのがいい。イングヴェイも荒っぽく弾いていない。ところどころバランスが不安定になるが、それはレコーディング環境のせいだろう。ライブはダメだと陰口を叩かれるグラハム・ボネットのパワーヴォイスに圧倒される。これだけ歌えて文句言われちゃかなわんよ。まだこの頃はイングヴェイも大人しかったんだろうなぁ。まとまりのあるライブだよ。
ラストの All Night Longはジョージ・リンチがゲスト参加したスタジオ録音。

ALCATRAZZ-Live Sentence ★★★ (2018-05-25 21:36:09)

Rainbowのライブでは、とにかくガナリまくっていたグラハム・ボネット。ここでもガナリはあるが、曲にフィットする迫力満点の歌声を聞かせてくれた。そんな大物の横で物おじすることなく弾きまくるイングウェイ。今最も再タッグを組んで欲しいコンビだ。

ALCATRAZZ-No Parole From Rock'n'Roll ★★★ (2018-04-12 21:39:57)

レインボー直系の欧州スタイルがL.Aで受けるはずもなく、米国の人気は散々だった。マルムスティーンのクラシックの音階を引用したスケールの高速ギターは驚異的かつ正確無比なものだった。マルムスティーンの存在はヴァンヘイレン以来のギターヒーロー登場を告げるものだった。ボネットの強靭な喉も健在、両雄があい並び立つ形となった。

ALCATRAZZ-The Ultimate Fortress Rock Set ★★★ (2018-05-30 22:02:41)

5CD+DVDがセットになったお得な商品。輸入盤だが定価でも8000円程度のお値打ちなBOXセットだった。3枚のスタジオ盤にライブ盤と既にリリース済みのものなのだが、デモ音源や入手困難なモノなどをボーナストラックが激熱なのが嬉しい。DVDも84年1月中野サンプラザ公演と84年10月東京厚生年金記念館公演に「Rock Palace」放送映像3曲とPV3曲、そして83年日本TV用インタビューときたもんだ。

Live '83買った後なんでお得感は減ったが、それでもファンなら絶対に買った方がいいよ。
Live Sentenceもギタークラッシュや荒城の月をカヴァーした完全盤の方してますぜ!

ALICE COOPER-Killer ★★★ (2020-03-21 15:17:47)

元祖ショックロッカー、アリス・クーパーの出世作。ボブ・エズリンのアイデアの
もと、類まれなキャラクターを開放。シアトリカルな演出と悪魔の申し子キャラがウケたのだが、サウンドは至ってシンプル。
多少なりとも、キャラを生かしストーリー性を感じさているために、プログレにも通じる展開はあるが、概ねシンプルなロックを鳴らしている。
悪魔色に塗られた知的なハードロックの誕生。ジョニー・ロットンが、このアルバムを絶賛した為にパンクロッカーからも支持されたという、エピソードも興味を掻き立てる。

ALICE IN HELL-Creation of the World ★★★ (2018-09-21 11:20:22)

東日本大震災のチャリティー・アルバムの第3弾としてリリースされたMetal bless JAPAN「KEEP ON FIGHTING」に提供した「Down The Highway」を聴いたのがきっかけでこのバンドを知りました。

若いのに渋めのスピードメタルをやっているのは好感が持てるね。ただ闇雲に速いだけではない間の取り方とか、ブレイクの仕掛け方等、細かいアレンジも結構効果的にやってる。

高い演奏力を持ったトリオによる、ブリティシュよりの拘りを感じさせるアプローチはジューダスプリースト調からアンスラックス風、果てはモーターヘッド並の爆走メタルまで聴かせてくれる。今後要チェックの若手だ。日本にも確実にピュアなメタルバンドが根付いてきたね。

AMARANTHE-The Nexus ★★★ (2020-01-02 18:33:28)

スウェーデンはヨーテボリ出身のモダンメタルバンドの2枚目。役割分担のはっきりとしたシンガー3名体制。ダンサンブルなモダンメタルの仕掛けとしては効果絶大。その個性に磨きをかけている。シーン屈指のテクニシャンと呼び声高いオロフ・モルクのギターも鮮烈、ソロにおいての飛翔感に胸がスカッと清々しい気持ちにさせてくれる。

キャッチー極まりないメロディと、近未来的電子音による打ち込みも聴きやすさを極めている。もはやジャンルを調節した音楽だ。

AMERICAN TEARS-Tear Gas ★★★ (2018-12-24 22:54:00)

プログレばんどに分類はされるが、そこまでテクニカルな要素は少ない。だが熟練されたプレイヤーの集まりは、聞き手の心地よさを最優先する優しさが持ち味。ジャズからの影響も強いがR&Bからのコード進行も多く、キーボードを主体としながらも軽くならないのは、このあたりのアイデアからくる。デビューから2枚目にしてマーク・マンゴールドのセンスが光るバンドの代表作を作り出した。

ANGELICA-Thrive ★★★ (2020-01-02 18:24:20)

ザ・マーダー・オヴ・マイ・スウィートの女性シンガー:アンジェリカ・ライリンのソロ作。参加メンバーは、ダニエル・フローレスとヨハン・ニーマンのバンド仲間に、マグナス・カールソン、イェスパー・ストロムブラードといった腕利きのギタリストがゲスト参加したりと豪華な顔ぶれが揃う。

基本ザ・マーダー・オヴ・マイ・スウィート変わらない音楽性の為、わざわざソロを作らなくともと言いたくなるが、ソロアルバムらしく、彼女の歌をより主張させたことにより、ダイレクトに彼女の魅力が伝わるようになっている。優しさの中に情熱を潜ませたクリアーな歌声は様々な表情を見せてくれるぞ。

ANGRA-Rebirth World Tour: Live in São Paulo ★★★ (2018-04-08 19:37:59)

オフィシャル盤なのにミスタッチも直さずに商品化するとは、いさぎのよいバンドだ。臨場感たっぷりの熱演はライブそのもの、少々音が回りすぎてリバーブが強めに感じるのだが、それでも熱気は十分に伝わってくる。数あるライブ盤の中でも上位に食い込むアルバムだろう。

ANTHEM-Absolute World ★★★ (2018-12-03 18:08:26)

やはり坂本英三はバンドを去る事となった。バンドの格を上げるには必要不可欠な支持できる英断だった。アンセム程のバンドに見合うシンガーをファンは求めていた。ファンには申し訳ないが坂本英三のライブパフォーマンスに満足出来る事など一度もなった。20周年、25周年とゲストで歌う森川の姿を前に、その思いは確信へと変わったろう。
バンドの顔が変われば音楽性の可能性も広がる。目指すべき世界へと踏み出したバンドは無敵だ。

ただここにきて柴田直人のソングライティング力に陰りが見え始める。似たような雰囲気の曲が増えたためだ。とても素晴らしい作品なのに何故か不満が残る。その理由は、森川復帰が遅いというジレンマにある。

ANTHEM-Anthem ★★★ (2018-03-20 20:05:03)

LOUDNESSと双璧をなす国産メタルの代表格。そんなANTHEMのデビューアルバムはパワー・メタル戒厳令だった。インディーズ時代から温めてきた楽曲が大多数を占めるだけに熱い。まさにパワーメタルだよ。

ANTHEM-Black Empire ★★★ (2018-12-01 18:39:14)

前作でアンセムメタルは新たなるステージへと登りつめた。そんな印象が強く次の一手となる今作に、ものすごい期待を持ちリリースを待ち望んだ。そして、その期待は見事に裏切られた。それは悪い意味ではなく、こちらの想像の裏をかくような優れた内容である。
まずはメロディの強化、これは過去最高のフックのある展開を持ち込んだことでハードなのにキャッチーだという、聞きやすさと大幅に導入。その曲作りのパターンを変える事で新鮮な魅力を感じさせる。格となる音楽は変わっていないのに、違うバンドに聞こえるのが凄い。柴田と清水のコンビネーションは天井知らずのアイデアを持っているようだ。そしてMVPに輝いたのは坂本英三の成長力に尽きる。
だが、メロディの質も上がり音楽性の幅が広がることで、アンセムは大きな問題を抱える事にある。それは坂本英三の限界を感じさせたからだ。

ANTHEM-Bound to Break ★★★ (2018-08-08 09:52:27)

大物プロデューサー、クリス・タンガリーディスを迎え制作された初期の代表作。
ヘヴィメタルバンドANTHEMとして進むべき道、ヘヴィメタル道を突き詰めた快作だ。

ソリッドに研ぎ澄まされたリズムプレイ、大内の成長著しい姿は、柴田直人のプレイに喰らいついていこうと必死の形相が伺える。その鉄壁のリズムセクションが濃密なメタルサウンドを生み出しているのが分かる。

のちに判明した坂本英三の脱退劇。このレコーディングを最後にしていたと思って聞くと全身全霊を掛けて歌い上げる姿には、単なる成長の跡だけではない男の姿があり、なんともいえぬ清々しい気持ちになれる。そして坂本のパフォーマンスは聴く者の魂を揺さぶる熱きスピリットが宿っていたと断言出来るだろう。

ANTHEMが描く理想のヘヴィメタル像とは、その答えを問いかけるような力作。日本人だからとバカにされること
…続き

ANTHEM-Burning Oath ★★★ (2018-12-03 18:00:10)

交通事故の怪我を完治していないドラムの本間は遂にバンドを去った。柴田と蜜月の関係と思われていた本間の離脱は予想外の出来事であり、とうとう内紛劇の始まりなのかと勝手ながら危惧したものです。
今まで以上にバラエティに富んだ内容は、経験豊富なオジ様達の大人げなさを感じさせるもので、ベテランならではの巧さを深く堪能出来る。拘りぬいた楽曲の完成度の高さ、多彩な楽曲の中に流れるアンセム魂とメタリックなエナジー、充実度ならここ2作を遥かに上回る出来栄えだ。ブルージーさを漂わせは⑦は新たなるアイコンとなろう。

ANTHEM-Domestic Booty ★★★ (2018-11-30 20:57:49)

福田の後任の座を務めたのは大阪のハリースキュアリーの花形ギタリスト中間英明を起用。アンセム弁慶の泣き所と思えたギターを強化することに着手する。前作に続きロンドンレコーディングが決まるも湾岸戦争の影響をモロに受け頓挫。その間に、中間の横柄な態度が問題になり解任。いよいよバンド存亡の危機を迎えるも、無名の若手ギタリスト清水昭男の電撃加入によりピンチを回避。
今まで以上にバラエティに富んだ楽曲を収録することに成功。清水加入は大成功となるのだがバンドは解散。ライブを数えるほどしか行われず、印象の薄いアルバムとなってしまった。柴田が考えたとはいえ③のリフは秀逸、福田にこのニュアンスは出せなかった。

ANTHEM-ENGRAVED ★★★ (2018-12-03 18:19:05)

森川之雄を復帰はバンドにとって大きな起爆剤となった。特にライブパフォーマンスに問題のあった坂本から森川へのチェンジは全てにおいてプラスに働くはずである。

イイ意味での古さがある清水のギタープレイ、速弾き一辺倒のギタリストとは違うテクニシャンとしての魅力を楽しませてくれる。アイデアが実力に追いつかない連中に、爪の垢での煎じて飲ませたい天才肌の努力家だ。
今回で2作目の参加の田丸も柴田と見事なコンビネーション力を発揮、複雑なリズムに新鮮な光を与えている。あくまでの戦闘的なアンセムメタルには必要不可欠なピースになりそうだ。
ヘヴィメタルと言う音楽に対する誠実さがアンセムにはある。テクニックに執着しないが完璧な演奏力、その魅力は森川之雄の加入によって飛躍した。

ANTHEM-ENGRAVED-FAR AWAY ★★★ (2018-06-23 21:43:32)

緻密な楽曲構成は比類なき完成度を誇る名曲。
哀愁系だがキャッチーなメロディを忘れてない、この曲の持つ魅力は新生アンセムの旗手となるだろう

ANTHEM-Eternal Warrior ★★★ (2018-12-01 18:15:03)

やや頭打ちな印象を強めた第2弾の反省を踏まえたような快心作。バラエティに富んだ楽曲を揃えたが、どれも焦点がぼやけることのないアンセム流に仕上がっている。ジューダスプリーストのペインキラーを彷彿とさせる①など新たなる代表曲になる傑作。清水の構築性の高い流麗なギターも水を得た魚の如く、縦横無尽に駆け回り、全てにおいてサウンドをリード。柴田の書いた曲の理解力を高め完璧に期待に答えている。この二人の融合が再結成後、最高のサウンドを作り上げることとなった。
坂本英三もガナリではない、男泣きの歌を聞かせ、影山ヒロノブからの影響も大きいパワフルシャウトをかましてくれた。

ANTHEM-Gypsy Ways ★★★ (2018-11-30 20:33:48)

名プロデューサーのクリス・タンガリーディスが前作に続きプロデュースを担当。坂本英三脱退という大事件に見舞われるも、後任に森川之雄という逸材を獲得。更なるレベルアップへと繋がった。表現力の高いシンガーを獲得したことで、柴田のソングライティング力が開花。音楽性に深みが増すことで前作を超える手応えがある。①②⑤は森川の歌があるから抒情性も大いに生きる。

ANTHEM-Gypsy Ways-Gypsy Ways (Win, Lose or Draw) ★★★ (2019-09-26 20:04:12)

派手なタッピングや顔がエドワード・ヴァン・ヘイレンに似ていると言われ人気もあった、アンセムの看板ギタリスト福田洋也のギタープレイは、ここでは驚くほど叙情的、とくにこの曲の流麗なソロは福田洋也のベストプレイと断言出来る。
他にも印象的なプレイが多いのもギタリストには必聴ポイントと言える。

ANTHEM-HERALDIC DEVICE ★★★ (2018-12-03 17:46:16)

このアルバムからアンセムとしての限界地を感じるものとなった。柴田直人の作曲もパターン化に陥った印象もあり、バラエティに富んだ曲調の割に新鮮さがない。基本は前作の延長線上、各曲のクオリティ、完成度とも申し分ない。初期のファンならアグレッシブさも求めるだろうが、再結成以降の集大成的なアルバム「immortal」がある以上、新章の幕開けを期待する。前作が良すぎた余波はある。しかし、曲の良さを表現できなった坂本英三の不器用さが戦犯だ。柴田直人の才能がダイレクトに伝わる曲へのアプローチ、成熟期を迎えたバンドに坂本英三がフィットしなくなってきた。それでも聞けば聞くほど、凄い楽曲だと心にこびりつくのだから、アンセムは凄いバンドなのだ。

ANTHEM-Heavy Metal Anthem ★★★ (2018-11-30 21:05:16)

アンセム再結成への呼び水となった奇跡的なアルバム。柴田直人の夢の一つ、グラハム・ボネットとの共演も叶い、何から何まで新鮮なイメージが膨らむ。レコーディングメンバーも清水、大内もアンセムに復帰、⑨ではラウドネス時代に同じ釜の飯を喰った本間も参戦と、ちょっとしたお祭り状態。クリス・タンガリーディスをミキシングに迎え入れ、オールスターチームで制作にあたった。
グラハムがアンセムを唄うという企画は大正解。世界デビューが決まった今、グラハムアンセム第2弾も期待したい。

ANTHEM-Hunting Time ★★★ (2018-11-30 20:41:59)

徹底的に無駄を捨てたアンセム史上もっとも完成度の高いアルバム。特に脂がノリきった森川のパフォーマンスは圧倒的だった。あらゆるタイプの曲を難なく唄いこなせる森川の力量。かれも国内レベルで語られる存在ではない。
完成度は高いがアンセムとしての限界も見え始めたアルバムでもある。柴田、森川のレベルに大内と福田がついてこれないようになっていしまった。大内のドラムはパワフルだがリズムの切れが悪い、特にライブでは柴田の助力がなければ成立しないだろう。福田も相変わらず、ギターソロなどバッ~と派手に弾くが、これだけ完成された曲ならば、もう少し構築性を高めてもらいたかった。
それほどまでに柴田の書いた曲が素晴らしい。傑作ゆえの不満、なんとも贅沢な話である。

ANTHEM-Immortal ★★★ (2018-12-01 18:23:48)

アンセム20周年ツアーは大盛況に終わった。昔のメンバーが一堂に集まり同じステージに立つ。東京以外では中間英明の姿はなかったが、脱退後は柴田直人に反目してた福田洋也がステージに立つという快挙に多くのファンは涙した。初期の頃の楽曲を見直した20周年ツアー、その影響は今作に間違いなく与えている。雑誌のインタビューでも語っていた「大人げない」をテーマにアンセムは老けこむことなく、勢いに満ちたパワーメタルサウンドを明確に打ち出した。評判の悪いアルバムジャケットも話題に、しかしアルバムのタイトルを考えると素晴らしいアイデアだと思う。

ANTHEM-NUCLEUS ★★★ (2019-10-03 20:50:02)

海外のレーベルを通じて音源を発表した実績はあるが、今回のような形で正式にリリースされたのは初めてとなるアンセム。その作品の内容がリメイクなのは残念だが、海外のユーザーに知ってもらうには一番納得出来る形に落ち着いたと思っている。

世界に向けて放たれたアンセムの咆哮、これでも喰らえと言っているよな確固たる信念がヒリヒリとした感覚と共に音に乗っているようだ。魂を感じさせるプレイとは裏腹に、細かいところまで作りこんだスキのない再演とアレンジは力強く、まだ見ぬ世界へと立ち向かっているように感じる。
柴田直人節と呼べばいいのか哀愁に満ちたメロディとヘヴィな音の重なりは、驚くような展開やモダンさもないが、ANTHEMが築き上げた叙情性と攻撃性が驚異的なパワーを伴い同居する形で再演されているのが凄い。この威風堂々とした佇まいに快進撃の予感がただようぞ!!


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