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AWAY FROM THE HAUNTS OF MEN (2010年)
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AWAY FROM THE HAUNTS OF MEN
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解説 - AWAY FROM THE HAUNTS OF MEN
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-04-22 17:45:57)

2010年発表の1st。

このバンドはよくブラック/ドゥームとして紹介されていますが、確かに7曲目のようなスラッジに両足突っ込んだ音を出している曲やパートもありますが、基本的にはがっつりブラックメタルを演ってますね。しかも、他に似たバンドがパッと思い浮かばないような、かなり個性的な音を出していると思う。

まずメロブラの代表としてDISSECTIONやWATAINがいるとして、それらのバンドがメタルとしての整合性よりブラックの血腥い陰湿さを優先するとSJODOGGになり、その傾向を更に推し進めていくとこのバンドの音楽性になりそうな感じ。安易にメロい刻みを使わず、どす黒く塗り潰すようなリフで荘厳さ、病的さを演出する、ブラックとしての異形性が遺憾なく発揮された作風。

部分的には、病気じみたメロディを奏でるリフや、気が触れた様な絶叫はフレンチブラックに、8曲目などのメロウなパートはTAAKE辺りのノルウェー産メロブラに似ているところがあるし、時折BURZUMやDARKTHRONEが頭をよぎったりもするんですが、どのバンドの真似にもならない、個性のある音といえると思う。

メタリックなメロブラでもミニマルなプリブラでもなく、アヴァンギャルド過ぎる事もなく、しっかりブラックの世界を描ききっている良作といえると思います。



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