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BELLUM OMIUM CONTRA OMNES (2010年)
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BELLUM OMIUM CONTRA OMNES
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解説 - BELLUM OMIUM CONTRA OMNES
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-07-31 19:38:42)

2010年発表の1st。1000枚限定らしいです。
タイトルの意味はラテン語で「万人の万人に対する闘争」。
ホッブズの唱えた、自然状態での人間の有り方についての言葉ですね。

そんな物騒なタイトルを冠した作品ですが、出音の方は「万人の万人に対する闘争」どころじゃないですね…むしろマサカリを持ったブラックメタラーによる一方的な虐殺であり狩りです(笑)。ノイジー極まりないプロダクションやリフ押しの作風はプリミティブの系統に属するものですが、曲のテンションの高さや音圧はファスト/ブルータルブラックのそれで、相乗効果でおっっ…そろしく野蛮な音になってしまってます。

スイスのバンドなのにメロディの方向性がフレンチブラック的な、メロウで、耽美さと毒々しさ、邪悪さを併せ持つもので、しかもそれを轟音で掻き鳴らしてくれるものだから、更に音は派手になる一方なんですよね…。最近のゲリラ雷雨で豪雨が屋根を叩く音を、数百倍激しくしたような凄まじくヤケクソなテンションを誇る音。ヴォーカルのキレキレ振りにも目を見張るものがあります。

そういう訳で、プリミティブ系とファスト系の、過激なところばかりを合わせて、フレンチブラックのメロディセンスを取り入れたような、いわば良いとこ取りの作品だと思う。ハードコア影響下にあった時代のDODFERDや、MOURNING FOREST、QUINTESSENCE辺りが好きな方にお勧め。



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