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TARCZA SWAROGA (2005年)
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TARCZA SWAROGA
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解説 - TARCZA SWAROGA
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-10-04 22:29:11)

2006年発表の5th。

これは素晴らしいペイガンブラック!
民族メロディや戦争のSEを用いたオープニングからして、NOKTURNAL MORTUMを連想させますね。RAWなブラックメタルサウンドの上に笛や民族楽器による、余りにもクサすぎるお祭りメロが乗る音は、NMの「NeChrist」アルバムに近い世界観があると思う。パーカッションの導入も本格的。

バンド部分がアングラなスラッシュ要素の強かった「NeChrist」に比べると、こっちはプリミティブブラックの要素が強い感じですね。親しみやすいペイガン色全開のパートも非常に魅力的ですが、民族色の入ったトレモロリフが更に暗黒性に深みを増すようなパートも、それに負けないくらい素晴らしい。ヴォーカルの絶叫の必死な感じ、朴訥としたノーマルボイスにも惹き付けられます。

ただ、NMの「NeChirst」がある程度メロディ感を犠牲にしたプロダクションで、独特のアナログ感やテンションの高さを出していたのに比べると、こっちは「メロディを殺さないRAWさ」な音質なんですよね。「みょい~ん」みたいなエフェクトを持続音的に使ってみせたり、ドローンで呪術っぽさを醸しだしたり、前衛的な部分も多少ありますが、総じてメロディが前に出された、聴きやすいペイガンだと思う。

ある意味でエポックメイキングであり、それが熱狂的な支持を生んだNMの「NeChrist」と比較すると、こちらは犠牲にしているものが少ない分、ペイガンブラックの歴史を語るには外せないアルバム、とまでは言えないと思う。と言っても、メロディのセンス自体はNOKTURNAL MOTRUMに比肩すると思うし、NMよりもメロディックなので、クサメタラーはこっちの方が好みかもしれません。



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