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TENEBRIS OBORTIS
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解説 - TENEBRIS OBORTIS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-11-20 23:23:54)

2009年発表の4th。

ファストパートを中心に展開するジャーマンブラックですが…NEGATORやGRAUPEL、INFAUSTなどがそうですが、ファストなリズムと寒々しいトレモロで攻めるタイプのジャーマンブラックって、北欧(特にスウェーデン)の同タイプのバンドの音が「吹雪」だとすると、「氷の礫」が吹き付けて来るようなイメージがあるんですよね。このバンドも、そんな感触のメロディのトレモロを含蓄したタイプですね。

ただ、上記バンドと比べると、このバンドは音の太さといい、メロディの毒々しさといい、もっと悪意的なものが強く感じられるのが特徴。メロディに関しては、一部のパートではフランス産地下ブラックに通じる、病んだ耽美なカルト性も感じられたり。ヴォーカルが鬱ブラック寸前の絶叫なのも、曲の狂気的なムードを更に高めていますね。

また、前述の氷の礫のようなリフが堪能できる2曲目、メロウな中に突き放したような冷厳さが垣間見える5曲目、同郷のKATHARSISに通じる、狂気をぶちまけて暴走するような6曲目、イントロから病んだメロで掴み、メロウな展開を見せる7曲目など、何気に曲ごとの方向性がしっかりしていて、ダレない構成になっているのも良い感じ。ラストはアンビエント風のパートを含む大作曲で締め。

ドイツ産のバンドでもかなりお勧め。
カルトな雰囲気が漂っていながら、しっかりした曲展開で聴かせる良質の作品です。



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