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IN THE PRESENCE OF A DREAD MAGICIAN
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解説 - IN THE PRESENCE OF A DREAD MAGICIAN
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2012-04-02 23:39:23)

2005年発表の1st。

アンビエント風のイントロ/アウトロを除けば、16分・16分・15分・14分というかなりの大作主義の作風が、RAW音質のブラックメタルで展開される…もうそれだけでかなり聴き手を選びそうな感じなんですが、一歩踏み込んでしまえば非常に味わい深いブラックメタル。本編ではアンビエントやプログレ要素を入れて曲を膨らますようなことはせず、リフやリズムにドゥーミーだったりスラッシーだったりする部分はありつつも、基本RAWブラックなのも何だか潔いです。

最初は曲の凝り方の割に音がしょぼいことで「うーん…」となりがちなんですが、聴いているうちに、リフとリズムの絡みが段々心地良くなってくるんですよね。聴いていて体が動いてしまいそうな、忙しない印象のアンサンブルも何気にかっこいいし、篭もったリフやバスドラが妙に響くドラムなど、音もアナログ感があって妙に気持ちよく感じる。多分整った音質で同じ事をやってもこうはかっこよく聴こえないのでは。ヴォーカルも決して上手さや狂気の部分で頭抜けてるとはとても言えないものの、3曲目の「うえっ!うえうえうえっ!」とか味があって好きです(笑)。

正直広くお勧めはしませんが、ハマる人はとことんハマってしまいそうな、異質な世界観を持ったブラックメタル。あからさまにジャンルをクロスオーバーする系の変態音楽より、一つのジャンルに没頭してるはずなのに何かがはみ出る系の変態が好きな方にお勧めです。



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