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TRAGIC IDOL (2012年)
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TRAGIC IDOL
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解説 - TRAGIC IDOL
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 極太うどん野郎 ★★ (2012-06-30 00:44:37)

2012年発表の13作目。

ベテランとは思えないほど気合いの入った作品。
一曲目からすこぶるいい感じであります。
90年代前半を思い出させるドゥーミィ・ゴシックで、ノーマルボイスも多用し過ぎず良い塩梅です。
前作が気に入った方は問題なく聴けると思います。
ギターが特に頑張っている印象。素敵。




2. ハルディン ★★★ (2015-10-17 23:49:39)

多くのファンを唸らせたセルフタイトル作以降徐々に原点回帰の色を明確に示してきた彼らの12thで、何とも象徴的なデザインのジャケが目を惹く。引く手数多の名手エイドリアン・アーランドソン(AT THE GATES, CRADLE OF FILTH等)が新たなドラマーとして加入している。

ひたすら陰々滅々たるムードで深淵に誘い込むスローな曲調のドゥーミィーな音像は初期の名作「Icon」を思わせる作風だが、メランコリックなメロディを軸に捉えた4や8のように時折「Draconian Times」を彷彿させるところも。基本はスロー~ミドル中心ではあるが中盤ではいくぶんテンポアップして攻めの姿勢に転じ、流れにしっかりとメリハリを持たせているのもいい。ニックのヴォーカルは中期の頃の力強い濁声がメインで、儚げでメロウなクリーンVoも頻度こそは少ないものの効果的に配されている。重厚でオーガニックな質感が特徴的なイェンス・ボグレンによるサウンドもお墨付きの好クオリティ。

壮麗なストリングス類は殆ど使用せず女性Voのコーラスもない、シンプルに分厚く引きずるような重量感のあるGリフとグレッグが紡ぎだす扇情的なフレージングのGメロディで構築される、シンフォ/ヘヴィ系のフィメールVoフロントが主流になった今となっては珍しい原初的なスタイルだが派手なギミックに逃げない真っ向勝負の姿勢から滲む円熟味と説得力のあるアレンジセンスはすばらしく、ゴシック・メタルのパイオニアたる貫禄がある。初~中期のファンならば必聴の傑作。




3. kamiko! ★★ (2020-05-05 21:48:45)

UK産ゴシック2012年作
初期作品で衝撃を受けたボクとしては、初期2作品が神盤、3作目は佳作、それ以降は全く受け付けないサウンドで
長年コレジャナイ感を胸に秘めつつも、一応はチェックし続けている。
デスメタル黎明期に多くのバンドがスピードや音数によるアグレッシブ志向になる一方で、ドゥーミーな重さで登場した処女作は異端だった。
まだゴシックメタルというジャンルが確立されておらず、デスメタルの枠組で登場した2作目Gothicは、当時はこれほど頭痛を引き起こす程のデスヴォイスは希少で
かつ、女声を取り入れたサウンドというのも珍しく、ローファイ志向ながら神々しい耽美さが宿る世界観に圧倒され、これ以降、ゴシックメタル作品を漁るきっかけになった。
少なくとも初期作品のショックをタイムリーに体験していると、それ以降の、ヴォーカルがクリーンに歌うような作品はコレジャナイ感が満載で、ほぼ受け付けない。
長らく受け付けない作品が続いたが、この作品でやっと、初期・特に2ndで感じられた濃さが少し蘇った感じがする。ただ、やはり歌っちゃうと濃さは半減してしまう。
Gothicで感じられた、粘り気のあるギターの質感が再び戻ってきた。中期以降のファンは戸惑うかも知れないが、この感じこそがParadise Lostの魅力なのだ。



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