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BURNING IN THE SHADE (2004年)
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BURNING IN THE SHADE
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解説 - BURNING IN THE SHADE
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. MACHINE HEART ★★ (2012-08-24 23:22:13)

1987年発表の通算6作目。
ジョン・サイクス脱退後の「THE CAGE」で既に兆候はありましたが、前作「THE WRECK-AGE」にて、キーボードやコーラスを全面に取り入れた大胆なサウンドの変貌を遂げた彼等。
しかしながら更なる「ポップ化」のイメージは拭えず、初期からのファンにそっぽを向かれ、タイトル通り日陰で消えていった感のある悲しい1枚ですが、今聴くとこれはこれでなかなか面白い作品だと思うのです。
前作では元々あったハードな部分とポップな部分の間でサウンドの迷いが感じられましたが、開き直りとも取れる本作ではハードさが更に抑え目に、キーボードに彩られる歌メロが全面に出されています(VANDENBERGの「ALIBI」みたいなジャケットは酷いですが)。
特に”MARIA”や”THE MEMORY FADES”等の哀メロメインのナンバーあたりは、ジョナサン・デヴァリルの本領発揮とも言える熱唱が聴けます。
80年代中盤のブリティッシュバンドだとLIONHEARTやSTRATUSあたりがこの手のハードポップをやっていましたが、
カラッとしてるけどどこかしんみりとした"THE FIRST(THE ONLY ONE)"、切なげなツインリードが彩る"DREAM TICKET"、キャッチーさの中に切なさを留めた”THE MEMORY FADES”など、
「問題作」ではないですが、TYGERS OF PAN TANGという名の別バンドとして聴けばそれなりに聴きどころがあったりします。
むしろ前述のバンドみたいに「アルバム1枚だけ出して解散」とかの方が、後々何年か経って再発を機に再評価されたのかな?・・・と思うと、やはりバンドって難しい・・・。




2. 失恋船長 ★★ (2021-01-25 13:46:41)

オリジナルは1987年にリリース。メタルバブル弾けまくる時代に出しているとなれば察しもつくでしょう。キーボード前目に出した唄モノサウンドで勝負。ジョン・デヴァリルの煮え切らなさが独特のカラーを与えているのが面白い。
歌も上手くエモーションを込めれる逸材、彼が今作を最後にシーンから遠ざかってしまったのを惜しむ声が出るのが当然とも言える、彼の唄を楽しめる仕様。その為に、ハードテイストは薄め。時折ギターも派手目に絡んでくるが、バンドとして、どこまで実態があったのかは分からない。
ベースとキーボードは前作同様ヘルプ対応。ギターはスティーヴ・ラム一人。NWOBHM戦士の面影はありませんが、歌モノロックが好きな人なら是非とも聴いて欲しいですね。
どこか軽薄に感じる面もありますが、ジョンの唄がイイ。その上手さをタップリ味わえる好盤ですよ。ある意味、別のバンドとして捉えるのが一番でしょう。個人的に秀でた部分を愛でて楽しむタイプなのでね。



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